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JPWO2007141847A1 - 表示装置 - Google Patents

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JPWO2007141847A1
JPWO2007141847A1 JP2008520084A JP2008520084A JPWO2007141847A1 JP WO2007141847 A1 JPWO2007141847 A1 JP WO2007141847A1 JP 2008520084 A JP2008520084 A JP 2008520084A JP 2008520084 A JP2008520084 A JP 2008520084A JP WO2007141847 A1 JPWO2007141847 A1 JP WO2007141847A1
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仁 平川
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学 石本
粟本 健司
健司 粟本
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篠田プラズマ株式会社
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Abstract

表示装置(10)において、複数のユニットの複数対の表示電極(2;(X1,Y1)〜(Xj,Xn))は、その複数のユニット分の長さを有するように電気的に接続されている。1つの走査駆動回路(700)は、複数のユニットの中の隣接する2つのユニット(321,322)の間の境界において、その複数対の表示電極の各表示電極対のうちのその一方の表示電極(Y1〜Yn)に走査電圧を印加し、その一方の表示電極に維持電圧パルスを印加する。【選択図】図9

Description

本発明は、大型の表示装置に関し、特に、内部に蛍光体層を有する複数のプラズマ・チューブ・アレイからなる大型の表示装置の走査パルス回路の電気的接続に関する。
プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)は、縦横の多数の小セルの閉じた放電空間内でプラズマ放電を生じさせ、放電プラズマから放出される147nmの紫外光で蛍光体を励起して発光させる。そのセル空間は、重ね合わせた2枚の平板のガラスの間に形成される。一方、プラズマ・チューブ・アレイ(PTA)では、細長いガラス・チューブ内に蛍光体層を形成しまたは蛍光体層を形成した支持部材を挿入して、そのチューブ内に多数のセル空間を形成する。そのようなプラズマ・チューブを多数並置することによって、例えば6m×3mの大型の表示画面を形成することができる。通常のプラズマ・チューブ・アレイでは、X電極ドライバ装置からX電極用の維持電圧パルスが印加され、Y電極ドライバ装置のY電極用の維持電圧パルス回路からY電極ドライバ装置の走査ドライバ回路を介してY電極用の維持電圧パルスが印加される。
特開2004−178854号公報(特許文献1)には、発光管アレイ型表示装置が記載されている。その発光管アレイ型表示装置は、表示画面を構成する発光管アレイと、発光管アレイを表示面側と背面側から支持するとともに、発光管に電圧を印加するための多数の電極が発光管アレイ対向面にストライプ状に形成された支持体と、表示画面の表示領域外で支持体に設けられた端子電極引き出し部と、表示画面の表示領域内で支持体に設けられた中継電極引き出し部と、端子電極引き出し部に電圧を印加する第1ドライバと、中継電極引き出し部に電圧を印加する第2ドライバとを備えている。それによって、大きな画面サイズの表示装置でも、電圧降下が生じない電極構造を有し、それによって表示装置の輝度ムラを防止する。
特開2004−178854号公報
それぞれのX電極およびY電極用の駆動回路を具えた並置された複数ユニットのプラズマ・チューブ・アレイからなる大型の表示装置では、サイズが大きくなるほど表示電極の長さが増大し、表示電極の抵抗、インダクタンスおよび/または容量成分が増大する。パルス電圧の印加位置から離れたセルの位置までの表示電極のインダクタンスが増大すると、アドレス放電およびサステイン放電用の印加電圧パルスの波形および実効電圧値に影響を与えることがある。パルス波形の歪みによってアドレス電圧パルスの立ち上がり遅延時間が長くなると、発光セルに印加される有効印加電圧パルスの持続時間が短くなり、従ってセルはサステイン放電を失敗しやすくなる。また、パルス電圧の印加位置から離れたセルの位置までの表示電極の抵抗が増大すると電圧降下が増大し、セル間の実効電圧の差が増大するので、セル間に輝度のばらつきが生じやすくなる。
そのような表示電極のインダクタンスおよび抵抗の増大を防止するために、通常、表示電極の幅または厚さを増大させるが、表示電極の遮光率が高くなり、従って表示装置の発光効率が低くなり、それによって表示画質が低下することがあった。
発明者たちは、駆動回路を具えた並置された複数ユニットのプラズマ・チューブ・アレイからなる大型の表示装置において、複数ユニットのプラズマ・チューブ・アレイに対する走査回路の配置および接続を有利な形態で設計することによって各ユニットにおけるアドレス放電の失敗およびそれに伴うサステイン放電の失敗を大幅に減少させることができ、それによって表示の輝度ムラが減少する、と認識した。
本発明の目的は、複数ユニットからなる大型の表示装置において輝度ムラを減少させることである。
本発明の別の目的は、複数ユニットからなる大型の表示装置においてアドレス放電の失敗を減少させることである。
本発明のさらに別の目的は、複数ユニットからなる大型の表示装置の複数の走査駆動回路の走査パルスの同期ずれを防止することである。
本発明の特徴によれば、表示装置は、内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、その複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、その複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなる。その複数のユニットのその複数対の表示電極は、その複数のユニット分の長さを有するように電気的に接続されている。その表示装置は、第1の期間においてその複数のユニットのその複数対の表示電極の各表示電極対のうちの一方の表示電極に走査電圧を印加し、第2の期間においてその一方の表示電極に維持電圧パルスを印加する少なくとも1つの走査駆動回路と、その第2の期間においてその複数のユニットのその複数対の表示電極の各表示電極対のうちの他方の表示電極に維持電圧パルス用の電位を印加する少なくとも1つの維持電圧回路と、を具えている。その1つの走査駆動回路は、その複数のユニットの中の隣接する2つのユニットの間の境界において、その複数対の表示電極の各表示電極対のうちのその一方の表示電極に走査電圧を印加し、その一方の表示電極に維持電圧パルスを印加する。
本発明の別の特徴によれば、その複数の走査駆動回路の中の別の1つの走査駆動回路は、その複数のユニットの中の隣接する他の2つのユニットの間の境界において、その複数対の表示電極の各表示電極対のうちのその一方の表示電極に走査電圧を印加し、その一方の表示電極に維持電圧パルスを印加する。その1つの走査駆動回路およびその別の1つの走査駆動回路の各々の走査電圧パルスは、他方の走査電圧パルスとの間の同期ずれを防止するための期間を、隣接走査電圧パルス間に有する。
本発明によれば、複数ユニットからなる大型の表示装置において輝度ムラを減少させることができ、アドレス放電の失敗を減少させることができ、複数ユニットからなる大型の表示装置の複数の走査駆動回路の走査パルスの同期ずれを防止することができる。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、通常カラー表示装置用のプラズマ・チューブまたはガス放電管11R、11Gおよび11Bのアレイのユニット300の概略的な部分的構造を例示している。図1において、プラズマ・チューブ・アレイ(PTA)のユニット300は、互いに平行に配置された透明な細長いカラー・プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bのアレイ、透明な前面側の支持シートまたは薄い基板からなる前面側支持基板31、透明なまたは不透明な背面側の支持シートまたは薄い基板からなる背面側支持基板32、複数の表示電極対または主電極対2、および複数の信号電極またはアドレス電極3を含んでいる。図1において、Xは表示電極2のうちの維持電極またはX電極を示し、Yは表示電極2のうちの走査電極またはY電極を示している。R、GおよびBは蛍光体の発光色である赤、緑および青を示している。支持基板31および32は、例えば可撓性のPETフィルム、ガラス等で作られている。
細長いプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの細管20は、例えばホウケイ酸ガラス、パイレックス(登録商標)、ソーダガラス、石英ガラスまたはゼロデュアのような透明な絶縁体で作製され、典型的には、管径が2mm以下であり、例えば、管の断面の幅約1mmおよび高さ約0.55mmであり、長さが300mm以上であり、管壁の厚さ約0.1mmの寸法を有する。
プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの内部の背面側には、赤、緑、青(R、G、B)の蛍光体層4をそれぞれ形成した支持部材がそれぞれ挿入されて配置され、放電ガスが導入されて、両端が封止されている。プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの内面にはMgOからなる電子放出膜5が形成されている。蛍光体層R、G、Bは、典型的には、約10μm〜約50μmの範囲の厚さを有する。
支持部材は、プラズマ・チューブ11R、11G、11Bと同様に、例えばホウケイ酸ガラス、パイレックス(登録商標)、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラスのような絶縁体で作製され、この支持部材上に蛍光体層4が形成されている。支持部材は、ガラス管の外部で、支持部材上に蛍光体ペーストを塗布し、それを焼成して支持部材上に蛍光体層4を形成した後、その支持部材をガラス管内に挿入して配置することができる。そのような蛍光体ペーストとして、当該分野で公知の各種の蛍光体ペーストを利用することができる。
電子放出膜5は、放電ガスの荷電粒子との衝突により電子を発生する。蛍光体層4は、表示電極対2に電圧を印加することにより励起された管内に封入された放電ガスが脱励起することによって発生する真空紫外光によって励起され、可視光を発生する。
図2Aは、透明な複数の表示電極対2が形成された前面側支持基板31を示している。図2Bは、複数の信号電極3が形成された背面側支持基板32を示している。
信号電極3は、背面側支持基板32の前面すなわち内面上に形成され、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの長手方向に沿って設けられている。隣接する信号電極3間のピッチは、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの各々の幅とほぼ同じであり、例えば1mmである。複数の表示電極対2は、周知の形態で前面側支持基板31の背面すなわち内面上に形成され、信号電極3と直角に交差する方向に配置されている。表示電極2の幅は例えば0.75mmであり、各1対の表示電極2の端縁間の距離は例えば0.4mmである。表示電極対2と隣の表示電極対2の間には、非放電領域となる距離または非放電ギャップが確保され、その距離は例えば1.1mmである。
信号電極3と表示電極対2は、PTAユニット300の組み立て時にプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの下側の外周面部分と上側の外周面部分にそれぞれ密着するように接触させる。その密着性を良くするために、それぞれの電極とプラズマ・チューブ面との間に接着剤を介在させて接着してもよい。
このPTAユニット300を正面から平面的にみた場合、信号電極3と表示電極対2との交差部が単位発光領域となる。表示は、表示電極対2のいずれか1本を走査電極Yとして用い、その走査電極Yと信号電極3との交差部で選択放電を発生させて発光領域を選択し、その放電により当該領域の管内面に形成された壁電荷を利用して、表示電極対2で表示放電を発生させ、蛍光体層を発光させることによって行う。選択放電は、垂直方向に対向する走査Y電極と信号電極3との間のプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11B内で発生される対向放電である。表示放電は、平面上に平行に配置された1対の表示電極間のプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11B内で発生される面放電である。
表示電極対2と信号電極3は、電圧を印加することによって管内部の放電ガスに放電を発生させることが可能である。図1では、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの電極構造は、1つの発光部位に3つの電極が配置された構成であり、表示電極対2によって表示放電が発生される構造であるが、これに限定されるものではなく、表示電極2と信号電極3の間で表示放電が発生される構造であってもよい。即ち、表示電極対2を1本とし、この表示電極2を走査電極として用いて信号電極3との間に選択放電と表示放電(対向放電)を発生させる形式の電極構造であってもよい。
図3は、PTAユニット300のプラズマ・チューブ・アレイ11の管の長手方向に垂直な断面の構造を示している。PTAユニット300において、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bは、その中の背面側の支持部材6R、6Gおよび6Bの内面に蛍光体層4R、4Gおよび4Bが形成されており、断面幅1.0mm、断面高さ0.55mm、管壁の厚さ0.1mm、および長さ1m〜3mの細管からなる。一実施例として、赤の蛍光体4Rはイットリア系((Y.Ga)BO3:Eu)の材料を含み、緑の蛍光体4Gはジンクシリケート系(Zn2SiO4:Mn)の材料を含み、青の蛍光体4BはBAM系(BaMgAl1017:Eu)の材料を含む。
図3において、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの底面には、粘着剤層34を介して背面側支持基板32が接着されている。プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの底面に、および背面側支持基板32の上面に信号電極3R、3Gおよび3Bが配置されている。
図4は、通常の表示装置10のPTAユニット300の背面におけるX電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700、アドレス電極ドライバ回路(AD)46、およびドライバ制御回路42の電気的接続を示している。
図5は、PTAユニット300に接続された、通常のY電極ドライバ回路700におけるY電極用の維持電圧パルス回路(SST)60および走査パルス回路(SCN)70と、X電極ドライバ回路基板500上のX電極用の維持電圧パルス回路50の概略的構成を示している。
維持電圧パルス回路(SST)50は、スイッチを介してX電極X1〜Xnに接続されるバイアス電圧源Vs、およびスイッチを介してX電極X1〜Xnに接続される接地電位GNDを含んでいる。
維持電圧パルス回路(SST)60は、スイッチを介して走査パルス回路(SCN)70に接続された高いパルス電圧源Vs、およびスイッチを介して走査パルス回路70に接続された接地電位GNDを含んでいる。走査パルス回路(SCN)70は、パルス電圧源Vsおよび接地電位GNDをY電極Y1〜Ynに結合する。走査パルス回路70は、さらに、スイッチを介してY電極Y1〜Ynに接続されるバイアス電圧源Vsc、およびスイッチを介してY電極Y1〜Ynに接続される走査パルス電源−Vyを含んでいる。
図4を参照すると、表示装置10において、PTAユニット300のn対の表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のX電極は、前面支持基板31の右辺からフレキシブル・ケーブル500FCを介してX電極ドライバ回路基板500上のX電極用の維持電圧パルス回路50に接続され、そのY電極は、前面支持基板31の左辺からフレキシブル・ケーブル70FCを介してY電極ドライバ回路700のY電極高電圧回路基板600上の走査パルス回路70に接続される。Y電極ドライバ回路700上のY電極用の維持電圧パルス回路60は、フレキシブル・ケーブルを介して走査パルス回路70に接続される。PTAユニット300のm本の信号電極3 A1〜Amは、背面支持基板32の底辺からフレキシブル・ケーブル46FCを介してアドレス・ドライバ回路46に接続される。X電極ドライバ回路基板500はさらにリセット回路(RST)51を含んでいる。Y高電圧回路基板600はさらにリセット回路(RST)61を含んでいる。ドライバ制御回路42が、X電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700のY電極高電圧回路基板600およびアドレス・ドライバ回路46に接続される。PTAユニット300の背面には、さらに、各回路42、46、500および700に電力を供給する電源(PS)40が設けられている。
次に、一般的なプラズマ・チューブ・アレイ型のAC型ガス放電表示装置の駆動法の一例について説明する。1つのピクチャ(映像)は典型的には1フレーム期間で構成されており、インターレース型走査では1フレームが2つのフィールドで構成され、プログレッシブ型走査では1フレームが1つのフィールドで構成されている。また、通常のテレビジョン方式による動画表示のためには1秒間に30フレームの表示が必要である。そこでこの種ガス放電表示装置10による表示では、2値の発光制御によって階調を持ったカラー再現を行うために、典型的にはそのような1フィールドFをq個のサブフィールドSFの集合に置き換える。しばしば、これらサブフィールドSFに順に20,21,22,...2q-1等の異なる重みを付けて各サブフィールドSFの表示放電の回数を設定する。サブフィールド単位の発光/非発光の組合せでR,GおよびBの各色毎にN(=1+21+22+...+2q-1 )段階の輝度設定を行うことができる。このようなフィールド構成に合わせてフィールド転送周期であるフィールド期間Tfをq個のサブフィールド期間Tsfに分割し、各サブフィールドSFに1つのサブフィールド期間Tsfを割り当てる。さらに、サブフィールド期間Tsfを、初期化のためのリセット期間TR、アドレッシングのためのアドレス期間TA、および維持放電による発光のための表示期間TSに分ける。典型的には、リセット期間TRおよびアドレス期間TAの長さが重みに係わらず一定であるのに対し、表示期間TSにおけるパルス数は重みが大きいほど多く、表示期間TSの長さは重みが大きいほど長い。この場合、サブフィールド期間Tsfの長さも、該当するサブフィールドSFの重みが大きいほど長い。
図6は、通常の表示装置10における、X電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700およびアドレス・ドライバ回路42の出力駆動電圧波形の概略的な駆動シーケンスを例示している。なお、図示の波形は一例であり、振幅、極性およびタイミングを様々に変更することができる。
リセット期間TR、アドレス期間TAおよびサステイン期間TSの順序は、q個のサブフィールドSFにおいて同じであり、駆動シーケンスはサブフィールドSF毎に繰り返される。各サブフィールドSFのリセット期間TRにおいては、全ての表示電極Xに対して負極性のパルスPrx1と正極性のパルスPrx2とを順に印加し、全ての表示電極Yに対して正極性のパルスPry1と負極性のパルスPry2とを順に印加する。パルスPrx1,Pry1およびPry2は微小放電が生じる変化率で振幅が漸増するランプ波形または鈍波パルスである。最初に印加されるパルスPrx1およびPry1は、前サブフィールドSFにおける発光/非発光に係わらず全ての放電セルにいったん同一極性の適度の壁電荷を生じさせるために印加される。引き続き適度の壁電荷が存在する放電セルにパルスPrx2およびPry2を印加することにより、この壁電荷を維持パルスでは再放電しないレベル(消去状態)まで減少させるように調整する。セルに加わる駆動電圧は、表示電極XおよびYに印加されるパルスの振幅の差を表す合成電圧である。
アドレス期間TAにおいては、発光させる放電セルのみに放電維持に必要な壁電荷を形成する。全ての表示電極Xおよび全ての表示電極Yを所定電位にバイアスした状態で、行選択期間(1行分のスキャン時間)毎に選択行に対応した表示電極Yに負極性のスキャン・パルス−Vyを印加する。この行選択と同時にアドレス放電を生じさせるべき選択セルに対応したアドレス電極Aのみにアドレス・パルスVaを印加する。つまり、選択行jのm列分のサブフィールドデータDsfに基づいてアドレス電極A1〜Amの電位を走査ライン毎に2値制御する。これによって、選択セルでは表示電極Yとアドレス電極Aとの間で放電管内にアドレス放電が生じる。そのアドレス放電によって書き込まれた表示データが放電管のセル内壁に壁電荷の形で記憶され、その後のサステイン・パルスの印加により表示電極X−Y間の面放電が生じる。
サステステイン期間TSにおいては、最初に先のアドレス放電で生じた壁電荷と加算されて維持放電を発生する極性(図の例では正極性)のサステイン・パルスPsを印加する。その後、表示電極Xと表示電極Yとに対して交互にサステイン・パルスPsを印加する。サステイン・パルスPsの振幅は維持電圧Vsである。サステイン・パルスPsの印加によって、所定の壁電荷が残存する放電セルにおいて面放電が生じる。サステイン・パルスPsの印加回数は、上述したようにサブフィールドSFの重みに対応する。なお、サステイン期間TS全体にわたって不要な対向放電を防止するために、アドレス電極Aをサステイン・パルスPsと同極性の電圧Vasにバイアスしてもよい。
図7は、通常の表示装置12の隣接配置された2つのPTAユニット301および302の背面におけるX電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700および2つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続を示している。
PTAユニット301は、その背面に、電源40、ドライバ制御回路42、PTAユニット301用のアドレス・ドライバ回路46、およびX電極ドライバ回路基板500を有する。PTAユニット302は、その背面に、PTAユニット302用のアドレス・ドライバ回路46、およびY電極ドライバ回路700を有する。PTAユニット301のn対の表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のX電極は、前面支持基板31の右辺からフレキシブル・ケーブルを介してX電極ドライバ回路基板500に接続される。PTAユニット302のn対の表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のY電極は、前面支持基板31の左辺からフレキシブル・ケーブルを介してY電極ドライバ回路700の走査パルス回路70に接続される。PTAユニット301および302の各々はLyの横幅を有し、従って各PTAユニットの表示電極対2の長さはLyを有する。Lyの長さは、例えば0.5〜2.0mの範囲の値である。
図8は、表示装置12の隣接する2つのPTAユニット301および302にわたって延びる表示電極対2のうちの走査電極Yjの長手方向に沿った走査電圧パルス−Vyの波形を示している。
走査期間TSにおいて走査パルス回路70から走査電極Yjに印加された走査電圧パルス−Vyは、矩形に近い台形の波形を有するが、走査電極Yjの長手方向の距離(D=0〜D=2Ly)が長くなるに従って、そのインダクタンス成分によってより大きいリンギングを生じ、その電気抵抗によって高さがより小さくなるように、より歪んだ波形を有する。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置(D=2Ly)にあるPTAユニット301における走査電極Yjの部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが不充分なので、アドレス放電に失敗することがある。それによって、そのようなセルは、その後のサステイン期間TSにおけるサステイン放電に失敗することがある。
図9は、本発明の実施形態による、表示装置102における、PTAユニット321の背面右側のX電極ドライバ回路基板500、PTAユニット321の背面左側のY電極ドライバ回路700、およびPTAユニット321および322の背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置102において、PTAユニット321および322は両者の間の境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット321のn対の表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のX電極は、PTAユニット321の右辺における前面支持基板31の端部からフレキシブル・ケーブル500FCを介してX電極ドライバ回路基板500上のX電極用の維持電圧パルス回路50(図4)に接続される。そのY電極は、PTAユニット321の左辺とPTAユニット322の右辺の間の境界上の前面支持基板31の部分からフレキシブル・ケーブル700FCを介してY電極ドライバ回路700の走査パルス回路70に接続される。Y電極ドライバ回路700のY電極高電圧回路基板600は、フレキシブル・ケーブルを介して走査パルス回路70に接続される。PTAユニット321のm本の信号電極3 A1〜Amは、PTAユニット321の底辺における背面支持基板32の端部からフレキシブル・ケーブル46FCを介してPTAユニット321のアドレス・ドライバ回路46に接続される。
ドライバ制御回路42が、X電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700のY電極高電圧回路基板600、およびPTAユニット321のアドレス・ドライバ回路46にそれぞれのケーブルを介して接続される。PTAユニット321の背面には、さらに、各回路42、46、500および700に電力を供給する電源(PS)40が設けられている。PTAユニット322のm本の信号電極3 A1〜Amは、PTAユニット322の底辺における背面支持基板32の端部からフレキシブル・ケーブル46FCを介してPTAユニット322のアドレス・ドライバ回路46に接続される。ドライバ制御回路42は、さらに、一点鎖線で示されたケーブルを介してPTAユニット322のアドレス・ドライバ回路46に接続される。
走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット321と322の間の境界において長さ2LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分に並列にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット321と322の各々の横幅Lyに等しく、図9の場合(2Ly)の2分の1である。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット321および322の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図10は、本発明の別の実施形態による、表示装置104における、PTAユニット321の背面右側およびPTAユニット327の背面左側の2つのX電極ドライバ回路基板500、PTAユニット321の背面左側のY電極ドライバ回路700、およびPTAユニット321および322の背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置104において、PTAユニット321および327は両者の間の境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット321に関するX電極ドライバ回路基板500、Y電極ドライバ回路700およびアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続は、図9の場合と同様である。PTAユニット327のn対の表示電極2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のX電極は、PTAユニット327の左辺における前面支持基板31の端部からフレキシブル・ケーブル500FCを介してPTAユニット327の背面のX電極ドライバ回路基板500に接続される。PTAユニット327のm本の信号電極3 A1〜Amは、PTAユニット327の底辺における背面支持基板32の端部からフレキシブル・ケーブル46FCを介してPTAユニット327のアドレス・ドライバ回路46に接続される。ドライバ制御回路42は、さらに、一点鎖線で示されたケーブルを介してPTAユニット322のX電極ドライバ回路基板500およびアドレス・ドライバ回路46に接続される。
走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット321と327の間の境界において長さ2LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット321と327の各々の横幅Lyに等しい。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット321および327の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図11は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置106における、PTAユニット33の背面右側のX電極ドライバ回路基板500、PTAユニット331の背面左側のY電極ドライバ回路700、およびPTAユニット331および332の背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置106において、PTAユニット331および332は両者の間の境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット331に関するY電極ドライバ回路700およびアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続は、図9のPTAユニット321と同様である。この場合、PTAユニット331の背面にはX電極ドライバ回路基板500が配置されていない。PTAユニット332のn対の表示電極2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)のX電極は、PTAユニット331の左辺とPTAユニット332の右辺の間の境界上の前面支持基板31の部分からフレキシブル・ケーブル500FCを介してPTAユニット332の背面のX電極ドライバ回路基板500に接続される。PTAユニット332のm本の信号電極3 A1〜Amは、PTAユニット332の底辺における背面支持基板32の端部からPTAユニット321のアドレス・ドライバ回路46に接続される。ドライバ制御回路42は、さらに、一点鎖線で示されたケーブルを介してPTAユニット322のX電極ドライバ回路基板500およびアドレス・ドライバ回路46に接続される。
走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット331と332の間の境界において長さ2LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット331と332の各々の横幅Lyに等しい。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット331および332の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図12Aおよび12Bは、図11の隣接する2つのPTAユニット331と332の境界において前面支持基板31の内面上の表示電極対2から、走査パルス回路70および/またはX電極ドライバ回路基板500への接続線22を引き出す方法を示している。Y電極の接続線22はフレキシブル・ケーブル70FC上に形成される。X電極の接続線22はフレキシブル・ケーブル500FC上に形成される。
図12Aにおいて、別個のPTAユニット332の前面支持基板31の右辺からプラズマ・チューブ11Bの外面に沿って背面支持基板32の下側へ延びるように、前面支持基板31上のそれぞれの表示電極対2に接続する接続線22を形成する。次いで、図12Bに示すように、PTAユニット321とPTAユニット332の対応する表示電極対22を互いに接触するように、PTAユニット331の左辺をPTAユニット332の右辺に接続して、継ぎ目が目立たないようにする。表示電極2の中のY電極から引き出された接続線22は、フレキシブル・ケーブル70FC(図11)を介してPTAユニット331の背面左側に配置された走査パルス回路70に接続される。表示電極対2の中のX電極から引き出された接続線22は、フレキシブル・ケーブル500FC(図11)を介してPTAユニット332の背面右側に配置されたX電極ドライバ回路基板500に接続される。代替構成として、表示電極対2の中のX電極2は、図9および10に示されているように、PTAユニット331の右辺および/またはPTAユニット332の左辺においてフレキシブル・ケーブル500FCを介して、対応するX電極ドライバ回路基板500に接続してもよい。
図13は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置108の隣接する4つのPTAユニット331、332、326および327の背面における2つのX電極ドライバ回路基板500、2つのY電極ドライバ回路700、および4つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置108において、PTAユニット331、332、326および327はそれぞれの境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット331および332における接続は図9の場合と同様である。PTAユニット327における接続は図10の場合と同様である。PTAユニット326に関するY電極ドライバ回路700の電気的接続は、図11のPTAユニット331の場合と同様である。この場合、PTAユニット326の背面には、電源40およびドライバ制御回路42が配置されていない。
PTAユニット331の走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット331と332の間の境界において長さ4LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット331と332の各々の横幅Lyに等しい。PTAユニット326の走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット326と327の間の境界において長さ4LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット326と327の各々の横幅Lyに等しい。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット331、332、326および327の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図14は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置110の隣接する5つのPTAユニット321、322、325、326および327の背面における2つのX電極ドライバ回路基板500、2つのY電極ドライバ回路700、および5つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置110において、PTAユニット321、322、325、326および327はそれぞれの境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット311および312における接続は図9の場合と同様である。PTAユニット326および327における接続は図13の場合と同様である。PTAユニット325における接続は図9のPTAユニット322の場合と同様である。
PTAユニット321の走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット321と322の間の境界において長さ4LyのY電極のうちの長さLyおよび1.5Lyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極のそれぞれの部分の長さはPTAユニット331の横幅Lyと1.5Lyに等しい。PTAユニット326の走査パルス回路70はその走査電圧パルス−VyをPTAユニット326と327の間の境界において長さ4LyのY電極のうちの長さLyおよび1.5Lyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極のそれぞれの部分の長さはPTAユニット327の横幅Lyと1.5Lyに等しい。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット321、322、325、326および327の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図15は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置112の隣接する6つのPTAユニット321、322、324、325、326および327の背面における2つのX電極ドライバ回路基板500、3つのY電極ドライバ回路700、および6つのアドレス電極ドライバ回路(AD)46の電気的接続の例を示している。
表示装置112において、PTAユニット321、322、324、325、326および327はそれぞれの境界において互いに接続された表示電極対2 (X1,Y1)〜(Xn,Yn)を有する。PTAユニット321および322は図13の場合と同様である。PTAユニット325、326および327における接続は図13の場合と同様である。PTAユニット324における接続はPTAユニット326と同様である。
PTAユニット331、324および326の走査パルス回路70は、その走査電圧パルス−Vyを隣接する2つのPTAユニット331と332、324と325、および326と327の間の境界において、長さ4LyのY電極のうちの長さLyの2つの部分にそれぞれ印加するので、その境界からのY電極の長さはPTAユニット321、322、324、325、326および327の各々の横幅Lyに等しい。従って、走査パルス回路70の走査電圧パルスが印加される境界上のY電極の部分から最も遠い位置にあるPTAユニット321、322、324、325、326および327の各々におけるY電極の部分の放電セルでは、走査電圧パルス−Vyの実効的な幅および高さが充分なので、アドレス放電に成功する可能性が高くなる。
図16は、図13、14および15の2組以上の走査パルス回路70の走査パルスの同期をとるための走査パルス波形を説明するのに役立つ。
アドレス放電の誤りを防止するためには、ドライバ制御回路42によって制御される図13のPTAユニット331および326の2組の走査パルス回路70の走査パルス間の同期、ドライバ制御回路42によって制御される図14のPTAユニット321および326の2組の走査パルス回路70の走査パルス間の同期、またはドライバ制御回路42によって制御される図15のPTAユニット321、324および326の3組の走査パルス回路70の走査パルス間の同期のずれを防止する必要がある。
図13〜15の各々における任意の2組の走査パルス回路70の一方を走査パルス回路Aとし、その他方を走査パルス回路Bとする。走査パルス回路AおよびBの走査パルスは、Y電極Yjの走査パルス期間において走査パルス・オン期間Taを有し、アドレスのための走査電圧パルスの最小値−Vyの期間TbおよびTb’(Tb=Tb’)をそれぞれ有する。Y電極Yjの走査パルス期間Taにおいて、Y電極Yj以外のY電極について走査パルス回路Aの走査パルスは図16Eのように走査パルス・オフ状態を有する。
走査パルス回路Bの図16Bの走査パルスは、走査パルス回路Aの図16Aの走査パルスより最大で遅延時間D=Ttだけ遅延するものとする。1組の走査パルス回路Aによって選択されたY電極Yjが実効的にオン状態になるべき図16Cの期間Tbと、別の1組の走査パルス回路Bによって選択されたその前後のY電極Yj−1またはYj+1が実効的にオン状態になるべき図16Dの期間Tb’とが、一方の走査パルスの遅延によって重ならないように、オン状態とオフ状態の間の遷移に、パルス遅延時間Dを考慮した余裕期間Ttを設ける必要がある。従って、走査パルスは、最初の余裕期間Ttにおいて接地電位GNDから電位−Vyに立ち下がる傾斜(ランプ)を有し、2番目の余裕期間Ttにおいて電位−Vyから接地電位GNDに立ち上がる傾斜を有する。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく、実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
図1は、通常のカラー表示装置のプラズマ・チューブまたはガス放電管のアレイの概略的な部分的構造を例示している。 図2Aは、透明な複数の表示電極対が形成された前面側支持基板を示している。図2Bは、複数の信号電極または信号電極が形成された背面側支持基板を示している。 図3は、表示装置のプラズマ・チューブ・アレイの管の長手方向に垂直な断面の構造を示している。 図4は、通常の表示装置のPTAユニットの背面におけるX電極ドライバ回路基板、Y電極ドライバ回路、アドレス電極ドライバ回路、およびドライバ制御回路の電気的接続を示している。 図5は、PTAユニットに接続された、通常のY電極ドライバ回路におけるY電極用の維持電圧パルス回路および走査パルス回路と、X電極ドライバ回路基板上のX電極用の維持電圧パルス回路の概略的構成を示している。 図6は、通常の表示装置における、X電極ドライバ回路基板、Y電極ドライバ回路およびアドレス・ドライバ回路の出力駆動電圧波形の概略的な駆動シーケンスを例示している。 図7は、通常の表示装置の隣接配置された2つのPTAユニットの背面におけるX電極ドライバ回路基板、Y電極ドライバ回路および2つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続を示している。 図8は、表示装置の隣接する2つのPTAユニットにわたって延びる表示電極対のうちの走査電極Yjの長手方向に沿った走査電圧パルス−Vyの波形を示している。 図9は、本発明の実施形態による、表示装置における、PTAユニットの背面右側のX電極ドライバ回路基板、PTAユニットの背面左側のY電極ドライバ回路、およびPTAユニットの背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図10は、本発明の別の実施形態による、表示装置における、PTAユニットの背面右側およびPTAユニットの背面左側の2つのX電極ドライバ回路基板、PTAユニットの背面左側のY電極ドライバ回路、およびPTAユニットの背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図11は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置における、PTAユニットの背面右側のX電極ドライバ回路基板、PTAユニットの背面左側のY電極ドライバ回路、およびPTAユニットの背面下側の2つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図12Aおよび12Bは、図11の隣接する2つのPTAユニットの境界において前面支持基板の内面上の表示電極対から走査パルス回路および/またはX電極ドライバ回路基板への接続線を引き出す方法を示している。 図13は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置の隣接する4つのPTAユニットの背面における2つのX電極ドライバ回路基板、2つのY電極ドライバ回路、および4つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図14は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置の隣接する5つのPTAユニットの背面における2つのX電極ドライバ回路基板、2つのY電極ドライバ回路、および5つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図15は、本発明のさらに別の実施形態による、表示装置の隣接する6つのPTAユニットの背面における2つのX電極ドライバ回路基板、3つのY電極ドライバ回路、および6つのアドレス電極ドライバ回路の電気的接続の例を示している。 図16は、図13、14および15の2組以上の走査パルス回路の走査パルスの同期をとるための走査パルス波形を説明するのに役立つ。

Claims (5)

  1. 内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、前記複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、前記複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなる表示装置であって、
    前記複数のユニットの前記複数対の表示電極は、前記複数のユニット分の長さを有するように電気的に接続されており、
    第1の期間において前記複数のユニットの前記複数対の表示電極の各表示電極対のうちの一方の表示電極に走査電圧パルスを印加し、第2の期間において前記一方の表示電極に維持電圧パルスを印加する少なくとも1つの走査駆動回路と、
    前記第2の期間において前記複数のユニットの前記複数対の表示電極の各表示電極対のうちの他方の表示電極に維持電圧パルス用の電位を印加する少なくとも1つの維持電圧回路と、
    を具え、
    前記1つの走査駆動回路は、前記複数のユニットの中の隣接する2つのユニットの間の境界において、前記複数対の表示電極の各表示電極対のうちの前記一方の表示電極に走査電圧パルスを印加し、前記一方の表示電極に維持電圧パルスを印加するものであることを特徴とする、表示装置。
  2. 前記1つの維持電圧回路は、前記複数のユニットの1つの外側辺において前記他方の表示電極に維持電圧パルスを印加することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記1つの維持電圧回路は、前記2つのユニットの間の境界において前記他方の表示電極に維持電圧パルスを印加することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記複数のユニットの中の1つの外側のユニットは、その背面に、前記1つの走査駆動回路と前記1つの維持電圧回路と、前記1つの走査駆動回路と前記1つの維持電圧回路を制御する制御回路と、を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記複数の走査駆動回路の中の別の1つの走査駆動回路は、前記複数のユニットの中の隣接する他の2つのユニットの間の境界において、前記複数対の表示電極の各表示電極対のうちの前記一方の表示電極に走査電圧パルスを印加し、前記一方の表示電極に維持電圧パルスを印加し、
    前記1つの走査駆動回路および前記別の1つの走査駆動回路の各々の走査電圧パルスは、他方の走査電圧パルスとの間の同期ずれを防止するための期間を、隣接走査電圧パルス間に有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

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