JPWO2006077686A1 - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
多様なユーザインタフェースと機能をユーザに提供することができ、かつ、操作子に表示される文字やマークの変更を低コストに実現することが可能な携帯型電子機器を提供する。 ユーザインタフェースユニットは、情報処理ユニットに装着される筐体と、筐体に取り付けられた押しボタンとを有し、押しボタンは、画像提示領域を有する。情報処理ユニットは、押しボタンの操作を検出するタッチパネルと、表示部と、情報処理部とを有する。情報処理部は、押しボタンの画像提示領域と対向した表示部の表示領域にマークなどの画像を表示させる。
Description
この発明は、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯型オーディオ再生装置などの携帯型電子機器に関する。
PDAなどの携帯型電子機器の構成部品は、操作子、表示部、タッチパネルなどのユーザインタフェースが設けられた筐体と、この筐体の内部に設けられた回路基板とに大別することができる。ここで、回路基板に搭載される部品は、例えばPDAの場合、プロセッサ、RAM、ファームウェア、表示部やタッチパネルの制御用ICなどであり、どのPDAであってもその種類に大差はない。従って、共通化された回路基板に搭載するファームウェアのみを変えることにより、例えばA仕様のPDA用の回路基板、B仕様のPDA用の回路基板、といった具合に、複数仕様の回路基板を製造し、全体としての製造コストを下げることが可能である。しかし、ユーザインタフェースの設けられた筐体は、このような共通化の難しい部分である。例えばPDAに限定して考えても、ユーザの多様な嗜好に合わせるべく、押しボタンなどの操作子や表示部の配置の異なった様々な製品が提供されている。このようにユーザインタフェースの構成が製品間で異なる場合、少なくとも筐体にユーザインタフェースを搭載する製造工程は製品間で別々のものとならざるを得ない。また、回路基板についても、ユーザインタフェースとの接続を行うための配線を製品間で変える必要があるため、製品間で製造工程を共通化することが困難である。このような問題を解決する技術に関する文献として、特許文献1がある。この特許文献1は、操作パネルにおける操作子の操作を、画像表示パネル上に配置されたタッチパネルにより検出し、操作子の操作に応じた処理を行う情報処理装置を開示している。特許文献1に開示された情報処理装置によれば、操作パネルが各種取り替えられる場合においても、その操作パネルの操作をタッチパネルにより検出し、操作に応じた処理を行うことができる。
特開2001−273080号公報
ところで、多くの携帯型電子機器のユーザは、所望の操作子がどこにあるかを見つけ、これに反射的に反応し、操作したいと望んでいる。このため、多くの携帯型電子機器の押しボタンなどの操作子には、その操作子を特定する文字やマークが印刷されている。従って、特許文献1の技術を実施する場合にも、操作パネルの操作子にその操作子を特定する文字やマークを印刷しておくことが望ましい。ここで、パネル面に各種の操作子を装備した後、各操作子に文字やマークを印刷するのは困難なため、通常は、様々な文字やマークの印刷された操作子を予め製造し、これらの操作子をパネル面上における各々が配置されるべき位置に取り付けて操作パネルを構成することとなる。しかし、そのような操作パネルの製造工程は複雑であり、製造コストが嵩むという問題がある。また、ユーザの多様な嗜好性を考慮して、同一構造でありながら、操作子に表示する文字やマークの形状や色の異なった複数種類の操作パネルを提供する場合がある。このような場合、それらの操作パネルの全てを個別に製造するのは不経済である。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、多様なユーザインタフェースと機能をユーザに提供することができ、かつ、操作子に表示される文字やマークの変更を低コストに実現することが可能な携帯型電子機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本願は以下の構成を有することを特徴とする。
(1)携帯型電子機器は、
ユーザインタフェースと、
情報処理ユニットとを有し、
前記ユーザインタフェースユニットは、
筐体と、
前記筐体の一面に配置され、画像提示領域を有する操作子とを有し、
前記情報処理ユニットは、
前記操作子の操作を検出するセンサと、
前記ユーザインタフェースユニットが装着された状態において、前記筐体の該一面の裏側に設けられた表示部と、
前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じた処理と、前記画像提示領域を介して前記筐体の外部から視認できるように前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に画像を表示させる処理とを行う情報処理部、
とを有する。
(2)前記画像提示領域は、前記操作子に設けられた透明領域、半透明領域または穴あき領域により実現されることを特徴とする(1)の携帯型電子機器。
(3)前記筐体には複数の前記操作子が設けられていることを特徴とする(1)の携帯型電子機器。
(4)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき、実行する情報処理を切り換えることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(5)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットに固有の制御プログラムを記憶した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された制御プログラムを読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(6)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、通信手段を有し、前記通信手段により、前記読取手段により読み取られた識別情報に対応付けられた制御プログラムを取得し、該制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(7)前記情報処理部により実行される情報処理は、前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じて、前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に該画像の表示態様を変化させる処理を含むことを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(8)前記センサは、前記操作子が接触可能な透明なタッチパネルであり、前記筐体の一面と該表示部との間に配置されることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(9)前記操作子は、押しボタン、スライダ、回転式摘みの何れかであることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(1)携帯型電子機器は、
ユーザインタフェースと、
情報処理ユニットとを有し、
前記ユーザインタフェースユニットは、
筐体と、
前記筐体の一面に配置され、画像提示領域を有する操作子とを有し、
前記情報処理ユニットは、
前記操作子の操作を検出するセンサと、
前記ユーザインタフェースユニットが装着された状態において、前記筐体の該一面の裏側に設けられた表示部と、
前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じた処理と、前記画像提示領域を介して前記筐体の外部から視認できるように前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に画像を表示させる処理とを行う情報処理部、
とを有する。
(2)前記画像提示領域は、前記操作子に設けられた透明領域、半透明領域または穴あき領域により実現されることを特徴とする(1)の携帯型電子機器。
(3)前記筐体には複数の前記操作子が設けられていることを特徴とする(1)の携帯型電子機器。
(4)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき、実行する情報処理を切り換えることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(5)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットに固有の制御プログラムを記憶した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された制御プログラムを読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(6)前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、通信手段を有し、前記通信手段により、前記読取手段により読み取られた識別情報に対応付けられた制御プログラムを取得し、該制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(7)前記情報処理部により実行される情報処理は、前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じて、前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に該画像の表示態様を変化させる処理を含むことを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(8)前記センサは、前記操作子が接触可能な透明なタッチパネルであり、前記筐体の一面と該表示部との間に配置されることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
(9)前記操作子は、押しボタン、スライダ、回転式摘みの何れかであることを特徴とする(1)に記載の携帯型電子機器。
かかる発明によれば、情報処理ユニットに装着するユーザインタフェースユニットを取り替えることにより、多様なユーザインタフェースと機能を持った携帯型電子機器が実現される。その際、操作子の透明領域などに画像が表示されるので、ユーザは、この画像から個々の操作子の役割などを迅速に判断し、操作すべき操作子を選択することができる。しかも、この画像は、表示部により表示されるので、ユーザインタフェースユニットの製造時に、操作子にマークなどを印刷して筐体に取り付けるという複雑な工程は不要であり、ユーザインタフェースユニットを安価に製造することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、この発明の一実施形態である携帯型電子機器の構成を示す図である。この携帯型電子機器は、平坦な直方体形状の情報処理ユニット10と、ユーザインタフェースユニット20とにより構成されている。ユーザインタフェースユニット20は、筐体21と、この筐体21に取り付けられた各種の操作子とを有している。ここで、筐体21は、長方形状の天井とその周囲の4側壁からなる蓋のような構成の筐体である。そして、筐体21は、蓋を被せるような態様で情報処理ユニット10に装着される。筐体21の4側壁内側における天井近傍の位置には、ストッパ21aが隆起している。筐体21の装着時、このストッパ21aは情報処理ユニット10の上面周縁部に載る。このため、筐体21の天井は、情報処理ユニット10の上面と所定距離だけ離間した状態を保つ。操作子は、この筐体21の天井に配備されている。図1に示す例では、この操作子として複数の押しボタン22aが筐体21に配備されている。これらの押しボタン22aは、ユーザの指が触れる押圧部に画像提示領域があり、ユーザは、この画像提示領域を介して情報処理ユニット10の上面を見ることができる。画像提示領域は透明領域、半透明領域または穴あき領域とすることで実現される。
図1に示すように、情報処理ユニット10は、その上面全面を覆うように形成された透明なタッチパネル11と、このタッチパネル11の裏側に表示面を対向させた表示部12と、情報処理部13とを有している。タッチパネル11は、ユーザインタフェースユニット20の筐体21に配備された操作子の操作を検出するためのセンサとして機能する。図1に示す例において、いずれかの押しボタン22aが押下されると、筐体21の裏面側に突き出た押しボタン22aの下部がタッチパネル11に接触し、タッチパネル11から接触位置を示す信号が出力される。情報処理部13は、このタッチパネル11の出力信号に基づき、押しボタンの押下がなされたことを検知するとともに押下された押しボタンを判断する。
情報処理部13は、このようにタッチパネル11の出力信号に基づき、ユーザインタフェースユニット20に設けられた操作子の操作を検知し、それに応じて各種の情報処理を行う装置である。この情報処理部13は、プロセッサと、不揮発性メモリなどを有している。本実施形態では、様々な機能の複数種類の携帯型電子機器を構成するための複数種類のユーザインタフェースユニット20が用意されており、これらはいずれも、情報処理ユニット10に装着して使用することができる。情報処理部13は、ある携帯型電子機器に対応したユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着された場合に、ユーザインタフェースユニット20および情報処理ユニット10からなる装置全体をその携帯型電子機器として機能させるための情報処理を行う。
本実施形態では、押しボタン以外にスライダ、回転式摘みといった各種の操作子を持ったユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着され得る。本実施形態では、これらの各種の操作子の操作をタッチパネル11により検知する。このことを可能にするため、本実施形態では、ユーザインタフェースユニット20に配備するスライダおよび回転式摘みの構成に改良を施している。
図2は、本実施形態におけるスライダ22bの構成例を示す断面図である。この例では、スライダ22bは、筐体21の天井面に空けられたスライド溝に取り付けられており、紙面に対して垂直な方向にスライド操作される。スライダ22bにおいて筐体21の内側に突き出た部分は軸受け22b−1となっており、これによりローラ22b−2がタッチパネル11の表面に当接した状態で回転自在に支持されている。このような構成において、スライダ22bが紙面垂直方向にスライド操作されると、これに合わせてローラ22b−2は、回転しながら移動する。このようにスライダ22bのスライド操作に連動して可動部たるローラ22b−2のタッチパネル11における接触位置が変化するため、情報処理部13は、タッチパネル11の出力信号に基づき、スライダ22bの現在位置を検知することができる。
図3は、本実施形態における回転式摘み22cの構成例を示す断面図である。この回転式摘み22cの回転軸22c−1の回転運動は、ギア22c−2および平歯車22c−3を組み合わせたラック&ピニオン機構により並進運動に変換される。平歯車22c−3の下部には、ローラ22c−4がタッチパネル11に当接した状態で回転自在に支持されている。このような構成において、回転式摘み22cの回転操作に連動して、可動部たるローラ22c−4のタッチパネル11における接触位置が変化するため、情報処理部13は、タッチパネル11の出力信号に基づき、回転式摘み22cの回転角度を検知することができる。
通常の圧力センサを用いたタッチパネルは、同時に検知することができる接触位置は1箇所である。そして、押しボタンは、一般的に1個ずつ押圧操作される操作子である。また、本実施形態において、押しボタン22aの下部は、押しボタン22aが押圧操作されたときのみタッチパネル11と接触する。従って、情報処理部13は、押しボタン22aがユーザインタフェースユニット20に複数設けられている場合においても、各押しボタン22aの位置が分かっていれば、タッチパネル11からの出力信号に基づき、押圧操作された押しボタン22aを適切に検知することができる。一方、本実施形態においてスライダや回転式摘みは、各々可動部をタッチパネルに常時接触させた状態で操作される。従って、情報処理部13は、ユーザインタフェースユニット20に1個のスライダまたは回転式摘みのみが設けられている場合にはタッチパネル11からの出力信号に基づいてスライダまたは回転式摘みの操作状態を検知することができるが、スライダまたは回転式摘みに加えて、さらに他の操作子がユーザインタフェースユニット20に設けられていると、もはや各操作子の操作状態を検知することはできない。
この問題に対処するため、好ましい態様では、情報処理ユニット10におけるタッチパネル11は、各々独立して接触位置の検出が可能な複数のタッチパネルにより構成される。この態様によれば、複数のタッチパネルのうちの必要な個数のタッチパネルを、スライダや回転式摘みなどの操作状態を検出するためのセンサとして用いることが可能となる。ここで、ユーザインタフェースユニット20は、操作子の種類、個数、レイアウトの異なった様々な構成のものが提供され得るが、それらの多くの種類のユーザインタフェースユニットも、スライダや回転式摘みがどの辺りに何個あるかにより、何種類かに類型化することが可能である。そこで、好ましい態様では、このような何種類かのユーザインタフェースユニット20の類型に合わせて、各々構成の異なるタッチパネル11を有する複数種類の情報処理ユニット10が提供される。ユーザは、ある情報処理ユニット10を入手した場合、これと適合する類型の複数種類のユーザインタフェースユニット20の中から所望の機能に対応したものを選択して入手し、使用することが可能である。
図4Aは、ある類型のユーザインタフェースユニット20に対応した情報処理ユニット10のタッチパネル11の構成を示しており、図4Bはこれとは別の類型のユーザインタフェースユニット20に対応した情報処理ユニット10のタッチパネル11の構成を示している。図4Aに示すタッチパネル11は、横方向に並べられた3枚のタッチパネル11a、11bおよび11cにより構成されている。図4Bに示す例では、タッチパネル11が、略正方形のタッチパネル11dとその下側において横方向に並んだ4本の細長いタッチパネル11e、11f、11gおよび11hとにより構成されている。これらの例において、各タッチパネル11a〜11hは、各々独立して接触位置の検出が可能である。図4Aに示す例では、タッチパネル11aの面積が最も広く、図4Bに示す例では、タッチパネル11dの面積が最も広い。これらのタッチパネルは、複数の押しボタンの操作を検知するために用いられることが想定されている。本実施形態において、スライダや回転式摘みの可動部は、直線軌道上を移動する。従って、スライダや回転式摘みの可動部の操作を検知するためのタッチパネルは、可動部の直線軌道を包含し得るストライプ形状であることが望ましい。図4Aにおけるタッチパネル11bおよび11c、図4Bにおけるタッチパネル11e〜11hは、各々ストライプ形状をなしており、スライダや回転式摘みの操作を検知するために使用されることが想定されている。
図1において、表示部12は、液晶表示パネルにより構成されている。この表示部12および上述したタッチパネル11は、筐体21の上面裏側のほぼ全域と対向する広さを持っている。従って、この表示部12は、筐体21の上面の如何なる箇所に表示窓が設けられていても、その表示窓を介して画像を表示することができる。
既に述べたように本実施形態では、情報処理部13は、ある携帯型電子機器に対応したユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着された場合に、ユーザインタフェースユニット20および情報処理ユニット10からなる装置全体をその携帯型電子機器として機能させるための情報処理を行う。このように装着されるユーザインタフェースユニット20に合わせて携帯型電子機器としての機能を切り換えるために、本実施形態では、ユーザインタフェースユニット20の装着を契機として、情報処理部13の実行対象である制御プログラムを確定させる初期化処理が実行されるようにしている。
図5〜図7は、このような初期化処理の実行を可能にするための本実施形態の構成例を各々示している。図5に示す構成例では、ユーザインタフェースユニット20における筐体21の天井面に情報記録部26が設けられており、この情報記録部26には、ユーザインタフェースユニット20を特定するIDが記録されている。情報記録部26は、例えばIDを示すバーコードや着磁パターンを筐体21の天井面に形成したものであってもよいし、IDを記憶した非接触ICタグのような記録媒体であってもよい。情報処理ユニット10は、ユーザインタフェースユニット20が装着された状態において情報記録部26からIDを読み取る読取部14を有している。また、情報処理ユニット10における情報処理部13は、不揮発性メモリ131と、プロセッサなどにより構成された実行制御部132とを有している。ここで、不揮発性メモリ131は、各種のユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラム(すなわち、各種の携帯型電子機器に対応した制御プログラム)を記憶している。実行制御部132は、初期化のための条件が満たされたとき、初期化処理を実行する。好ましい態様では、ユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着され、かつ、情報処理ユニット10の電源がオン状態であることが初期化のための条件となる。この態様において、ユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着されたことを検出するために、例えば情報処理ユニット10の上面の周縁部に、ストッパ21aとの接触を検知するセンサを設けてもよい。初期化処理において、実行制御部132は、読取部14によって情報記録部26からIDを読み取り、不揮発性メモリ131に記憶された各制御プログラムのうちこのIDにより特定されたユーザインタフェースユニットに対応したものを以後の実行対象として選択する。
図6に示す構成例において、ユーザインタフェースユニット20における情報記録部26は、ROMなど、比較的大きな容量を有する不揮発性メモリにより構成されており、そのユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムを記憶している。情報処理ユニット10における実行制御部132は、図5に示す構成例と同様、初期化のための条件が満たされたとき、読取部14によって情報記録部26から制御プログラムを読み取り、以後の実行対象として不揮発性メモリ131に格納する。
図7に示す構成例では、ユーザインタフェースユニット20における情報記録部26には、ユーザインタフェースユニット20を特定するIDが記録されている。一方、情報処理ユニット10における情報処理部13には、無線通信機能を有し、インターネットなどのネットワーク内のサーバとの間で通信を行う通信部が設けられている。情報処理ユニット10における実行制御部132は、図5に示す構成例と同様、初期化のための条件が満たされたとき、読取部14によって情報記録部26からIDを読み取る。そして、実行制御部132は、通信部133によりネットワーク内の所定のサーバにアクセスし、同サーバが記憶している各種の制御プログラムの中から、読み取ったIDにより特定されるユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムを検索し、この検索により得られた制御プログラムをダウンロードし、以後の実行対象として不揮発性メモリ131に格納する。
ところで、図5〜図7に示す構成例において、ユーザインタフェースユニット20が他のものに交換されたときには初期化処理の実行が必要であるが、同じユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10から取り外され、その後、再び情報処理ユニット10に装着されたような場合には初期化処理の実行は不要である。そこで、無駄な初期化処理の実行を回避するために、次のようにしてもよい。例えば図5または図7に示す構成例では、現在実行対象となっている制御プログラムが対応しているユーザインタフェースユニット20のIDを不揮発性メモリ131に記憶しておく。そして、実行制御部132は、ユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着され、その情報記録部26に記録されたIDが読取部14により読み取られたとき、このIDと不揮発性メモリ131に記憶されたIDとを比較し、両者が不一致である場合に限り、初期化処理を実行するのである。また、図6に示す構成例では、ユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着されたとき、実行制御部132は、情報記録部26に記録された制御プログラムと不揮発性メモリ131に記憶されている制御プログラムとを比較し、両者が不一致である場合に限り、情報記録部26に記録された制御プログラムを不揮発性メモリ131に格納するように構成してもよい。以上のように構成することにより、無駄な初期化処理の実行が回避される。
本実施形態において、筐体21に設けられている表示窓の占有位置、操作子の数、個々の操作子の種類、配置、役割はユーザインタフェースユニット毎に異なる。そこで、本実施形態では、各ユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムを次のように構成している。
<a.操作子の操作に応じた処理を行うための構成>
1つのユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムは、ユーザインタフェースユニットに設けられた各操作子について、押しボタン/スライダ/回転式摘み等のその操作子の種別、タッチパネル11における操作子の接触位置に関する情報(押しボタンの場合はタッチパネル11における押しボタンの裏側部分の接触位置、スライダの場合は可動部たるローラ22b−2の接触位置の軌道、回転式摘みの場合は可動部たるローラ22c−4の接触位置の軌道)、操作子の状態の検出結果の用途(例えば検出結果を引き渡すべきルーチン)を定義したテーブルを含む。この制御プログラムでは、このテーブルを参照することにより、タッチパネルの出力信号を特定の操作子の操作状態を示す信号に変換し、その変換結果に応じた処理を行う。
<b.表示制御のための構成>
まず、1つのユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムは、そのユーザインタフェースユニット20における表示窓24の占有位置に関する定義情報を含んでおり、この定義情報により定まる表示部12の表示領域に各種の案内情報などユーザが必要とする情報を表示する。また、1つのユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムは、押しボタンなどのように、ユーザインタフェースユニット20における位置が固定されており、かつ、操作される部分に画像提示領域を有する操作子について、表示部12における画像提示領域に対向している表示領域に、その操作子のために予め用意された画像を表示するためのルーチンを含む。好ましい態様において、この画像は、例えばその操作子の役割などを直観的に示すものである。
<a.操作子の操作に応じた処理を行うための構成>
1つのユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムは、ユーザインタフェースユニットに設けられた各操作子について、押しボタン/スライダ/回転式摘み等のその操作子の種別、タッチパネル11における操作子の接触位置に関する情報(押しボタンの場合はタッチパネル11における押しボタンの裏側部分の接触位置、スライダの場合は可動部たるローラ22b−2の接触位置の軌道、回転式摘みの場合は可動部たるローラ22c−4の接触位置の軌道)、操作子の状態の検出結果の用途(例えば検出結果を引き渡すべきルーチン)を定義したテーブルを含む。この制御プログラムでは、このテーブルを参照することにより、タッチパネルの出力信号を特定の操作子の操作状態を示す信号に変換し、その変換結果に応じた処理を行う。
<b.表示制御のための構成>
まず、1つのユーザインタフェースユニットに対応した制御プログラムは、そのユーザインタフェースユニット20における表示窓24の占有位置に関する定義情報を含んでおり、この定義情報により定まる表示部12の表示領域に各種の案内情報などユーザが必要とする情報を表示する。また、1つのユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムは、押しボタンなどのように、ユーザインタフェースユニット20における位置が固定されており、かつ、操作される部分に画像提示領域を有する操作子について、表示部12における画像提示領域に対向している表示領域に、その操作子のために予め用意された画像を表示するためのルーチンを含む。好ましい態様において、この画像は、例えばその操作子の役割などを直観的に示すものである。
以下、具体例を挙げて、本実施形態の動作を説明する。なお、この動作例では、図4Bに示す構成のタッチパネル11を有する情報処理ユニット10が用いられる。まず、本実施形態に係る携帯型電子機器を構成して使用することを望むユーザは、図8Aに示す情報処理ユニット10を入手するとともに、所望の携帯型電子機器に対応したユーザインタフェースユニット20を入手する。図8Bに示すユーザインタフェースユニット20は、携帯型電子機器を携帯音楽プレーヤとして働かせるユーザインタフェースユニットであり、筐体21には表示窓24が空けられており、操作子として、4個の押しボタン22aと、2個のスライダ22bと、回転式摘み22cが設けられている。本実施形態において、表示窓24は画像提示領域の穴あき領域を構成し、押しボタン22aは半透明部材で形成されることで画像提示領域の半透明領域を構成し、スライダ22bと回転式摘み22cは透明部材で形成されることで画像提示領域の透明領域を構成する。本実施形態においてユーザに提供される全ての種類のユーザインタフェースユニット20は、一切の能動素子を含んでおらず、電源の供給は不要である。また、筐体と操作子とを組み合わせたものであるため、安価である。従って、操作子が摩耗してユーザインタフェースユニットの取り替えが必要になった場合においても、ユーザの経済的負担は僅かである。そして、ユーザは、この入手したユーザインタフェースユニット20を情報処理ユニット10に装着する。このようにして本実施形態に係る携帯型電子機器が完成する。
図8Cは、この段階における携帯型電子機器の外観を例示している。この例では、4個の押しボタン22aの下部は、図4Bにおけるタッチパネル11dと対向している。また、2個のスライダ22bの各々の可動部は、図4Bにおけるタッチパネル11eおよび11hに、回転式摘み22cの可動部は、図4Bにおけるタッチパネル11fと接触しており、各々の接触位置は、スライダまたは回転式摘みの操作に連動して上下方向に移動する。図8Cに示す段階では、情報処理ユニット10の電源がオフであるため、表示窓24から露出した表示部12には何も表示されていない。また、4個の押しボタン22aの押圧部には何も表示されていない。
ユーザが情報処理ユニット10の電源をオンにすると、情報処理ユニット10における情報処理部13は、上述した初期化処理を実行し、情報処理ユニット10に装着されているユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムを実行対象とし、その実行を開始する。この結果、ユーザインタフェースユニット20および情報処理ユニット10からなる携帯型電子機器の外観は図8Dに示す状態となる。この例では、情報処理部13によって実行される制御プログラムは、表示窓24越しにユーザに対する案内画面を表示するルーチンを含んでいるため、そのルーチンに従って案内画面の表示が行われている。また、この例において、同制御プログラムは、4個の押しボタン22aの押圧部越しに各押しボタンの役割を示す画像を表示するルーチンを含んでいる。このルーチンが実行される結果、図8Dに示すように、最も左側の押しボタン22aの押圧部には早戻しを示すマークが、左から2番目の押しボタン22aの押圧部には再生を示すマークが、左から3番目の押しボタン22aの押圧部には一時停止を示すマークが、最も右側の押しボタン22aの押圧部には早送りを示すマークが表示される。
その後、情報処理部13は、制御プログラムに従い、次のような処理を実行する。
<<押しボタンの操作に対応した処理>>
この処理は、タッチパネル11dに対するタッチ操作が検出されたときに実行される。この処理では、接触位置を示す信号がタッチパネル11aから得られると、テーブルに定義された4個の押しボタン22aのレイアウトに関する情報を参照し、接触位置に配置されている押しボタンを特定する。そして、この押しボタンの押圧操作に対応したルーチンを起動する。例えば、タッチパネル11aの出力信号に基づいて特定される押しボタンが図8Dにおける最も左側の押しボタン22aであった場合、情報処理部13は、早戻しの処理を行うルーチンを起動するのである。
<<スライダおよび回転式摘みの操作に対応した処理>>
図8Dに示す例の場合、情報処理部13は、左側のスライダ22bの操作に対応した処理、右側のスライダ22bの操作に対応した処理、回転式摘み22cの操作に対応した処理を、各々一定の時間間隔で繰り返し実行する。例えば左側のスライダ22bの操作に対応した処理では、スライダ22bの可動部たるローラ22b−2の軌道に関する情報と、タッチパネル11eから得られるローラ22b−2の接触位置を示す信号とに基づき、スライダ22bの軌道上における相対位置を示す情報を生成し、この情報を利用するルーチンに引き渡す。もう1つのスライダ22bおよび回転式摘み22cの操作に対応した各処理も同様である。この例においては、情報処理ユニットにおいてスライダの軌道上における相対位置を示す情報を所得し、スライダの画像提示領域の制御を行う。具体的にはスライダ位置の上下で異なる表示態様にする(図9参照)。例えば、異なるハッチングを用いたり、色彩を変化させたり、明暗を変えたりすることで異なる表示様態を実現できる。これにより、スライダがどこに位置しているかを容易に確認することができる。尚、回転式摘みにおいても同様の表示制御を行うことができる。
<<押しボタンの操作に対応した処理>>
この処理は、タッチパネル11dに対するタッチ操作が検出されたときに実行される。この処理では、接触位置を示す信号がタッチパネル11aから得られると、テーブルに定義された4個の押しボタン22aのレイアウトに関する情報を参照し、接触位置に配置されている押しボタンを特定する。そして、この押しボタンの押圧操作に対応したルーチンを起動する。例えば、タッチパネル11aの出力信号に基づいて特定される押しボタンが図8Dにおける最も左側の押しボタン22aであった場合、情報処理部13は、早戻しの処理を行うルーチンを起動するのである。
<<スライダおよび回転式摘みの操作に対応した処理>>
図8Dに示す例の場合、情報処理部13は、左側のスライダ22bの操作に対応した処理、右側のスライダ22bの操作に対応した処理、回転式摘み22cの操作に対応した処理を、各々一定の時間間隔で繰り返し実行する。例えば左側のスライダ22bの操作に対応した処理では、スライダ22bの可動部たるローラ22b−2の軌道に関する情報と、タッチパネル11eから得られるローラ22b−2の接触位置を示す信号とに基づき、スライダ22bの軌道上における相対位置を示す情報を生成し、この情報を利用するルーチンに引き渡す。もう1つのスライダ22bおよび回転式摘み22cの操作に対応した各処理も同様である。この例においては、情報処理ユニットにおいてスライダの軌道上における相対位置を示す情報を所得し、スライダの画像提示領域の制御を行う。具体的にはスライダ位置の上下で異なる表示態様にする(図9参照)。例えば、異なるハッチングを用いたり、色彩を変化させたり、明暗を変えたりすることで異なる表示様態を実現できる。これにより、スライダがどこに位置しているかを容易に確認することができる。尚、回転式摘みにおいても同様の表示制御を行うことができる。
尚、表示窓24は穴あき領域であり、この領域に対応するタッチパネルの領域は露出しているので、ユーザは直接タッチパネルを操作することができる。
以上説明した実施形態によれば、情報処理ユニット10における情報処理部13は、タッチパネル11により検出されたユーザインタフェースユニット20の操作子の状態に応じた情報処理を行うので、情報処理ユニット10に装着するユーザインタフェースユニット20を取り替えることにより、各種の情報処理を情報処理ユニット10に行わせることができる。その際、操作子の少なくとも一部は、操作される部分に画像提示領域があり、そこには各操作子の役割などを示すマークなどが表示されるため、ユーザは、その表示に反応して、操作すべき操作子を迅速に判断することができる。しかも、この各操作子の役割などを示すマークは、ユーザインタフェースユニット20が情報処理ユニット10に装着されて使用される際に、情報処理ユニット10の表示部12により表示されるものである。従って、ユーザインタフェースユニット20の製造の際、各操作子にマークなどを印刷して筐体に取り付けるという複雑な工程は不要であり、ユーザインタフェースユニット20を安価に製造することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明には他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)ユーザの多様な嗜好性を考慮して、同一構造でありながら、操作子に表示するマークなどの形状や色のみが異なった複数種類のユーザインタフェースユニット20を提供してもよい。例えば、図5に示す構成により、ユーザインタフェースユニット20に合わせて携帯型電子機器としての機能を切り換える場合には、次のような態様が考えられる。まず、個々のユーザインタフェースユニット20は、同一構造であり、かつ、同一機能を携帯型電子機器を構成するものであっても、各々の情報記録部26には異なるIDを記録しておく。また、各ユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムとして、マークの表示態様の異なった複数種類のものを情報処理部13の不揮発性メモリ131に格納しておく。この態様によれば、ユーザは、同一機能の携帯型電子機器を構成可能な複数種類のユーザインタフェースユニット20の中からマークなどの表示態様が自分の好みに合っているものを選択して情報処理ユニット10に装着すればよい。これにより、そのユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムが実行対象とされ、ユーザの好みに合った態様でマークなどが表示される。
(2)ユーザインタフェースユニット20に設けられた各押しボタン22aの押圧部に表示されるマークを、ユーザが自分の好みに合わせて設定することができるように構成してもよい。例えば、情報処理部13に与える制御プログラムにおいて、押しボタン22aに割り当て可能なマークの画像データを押しボタン毎に複数種類ずつ定義しておく。また、制御プログラムは、ある押しボタン22aが押圧されていない状態から押圧されている状態となり、この押圧されている状態が一定時間を越えた場合に、その押しボタン22aの押圧部にマークを表示するために使用する画像データを現在のものから他の画像データに切り換える処理を情報処理部13に実行させる。この態様において、ユーザは、ある押しボタン22aに表示されるマークが気に入らない場合、その押しボタン22aを一定時間以上を押圧した後、指を離して、新たに表示されているマークを確認し、そのマークも気に入らない場合には再度その押しボタン22aを一定時間以上を押圧した後、指を離して、新たに表示されているマークを確認し、という具合に、自分の気に入ったマークが表示されるまで押しボタン22aの押圧操作を繰り返せばよい。
(3)ユーザインタフェースユニット20に設けられた各押しボタン22aの押圧部に表示されるマークを、ユーザの操作に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、ユーザが何も操作していないときは、青色のマークが各押しボタン22aに表示されているが、ユーザがある押しボタン22a(例えば早送りボタン)を押し、その押しボタン操作に応じた処理(例えば早送り処理)が行われている間は、その押しボタン22aに表示されているマークの色を赤色にする、といった態様が考えられる。
(4)上記実施形態では、ユーザインタフェースユニット20における各操作子の操作をタッチパネル11により検出した。しかし、このような接触式のセンサではなく、非接触式のセンサにより各操作子の操作を検出する構成としてもよい。例えば、図1において、タッチパネルの代わりに、イメージセンサを情報処理ユニット10の上面の四隅のいずれかに複数個配置し、これらのイメージセンサにより筐体21の裏面を斜め下方から撮影し、各イメージセンサにより撮影された画像からユーザインタフェースユニット20に設けられた各操作子の操作状態を検知するようにしてもよい。また、ユーザインタフェースユニット20に設ける操作子の可動部に永久磁石を取り付けるとともに、情報処理ユニット10には複数の磁気センサを設けて、各磁気センサによって検出される磁界強度に基づき、各操作子の可動部の位置を求め、各操作子の操作状態を検知するようにしてもよい。
(1)ユーザの多様な嗜好性を考慮して、同一構造でありながら、操作子に表示するマークなどの形状や色のみが異なった複数種類のユーザインタフェースユニット20を提供してもよい。例えば、図5に示す構成により、ユーザインタフェースユニット20に合わせて携帯型電子機器としての機能を切り換える場合には、次のような態様が考えられる。まず、個々のユーザインタフェースユニット20は、同一構造であり、かつ、同一機能を携帯型電子機器を構成するものであっても、各々の情報記録部26には異なるIDを記録しておく。また、各ユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムとして、マークの表示態様の異なった複数種類のものを情報処理部13の不揮発性メモリ131に格納しておく。この態様によれば、ユーザは、同一機能の携帯型電子機器を構成可能な複数種類のユーザインタフェースユニット20の中からマークなどの表示態様が自分の好みに合っているものを選択して情報処理ユニット10に装着すればよい。これにより、そのユーザインタフェースユニット20に対応した制御プログラムが実行対象とされ、ユーザの好みに合った態様でマークなどが表示される。
(2)ユーザインタフェースユニット20に設けられた各押しボタン22aの押圧部に表示されるマークを、ユーザが自分の好みに合わせて設定することができるように構成してもよい。例えば、情報処理部13に与える制御プログラムにおいて、押しボタン22aに割り当て可能なマークの画像データを押しボタン毎に複数種類ずつ定義しておく。また、制御プログラムは、ある押しボタン22aが押圧されていない状態から押圧されている状態となり、この押圧されている状態が一定時間を越えた場合に、その押しボタン22aの押圧部にマークを表示するために使用する画像データを現在のものから他の画像データに切り換える処理を情報処理部13に実行させる。この態様において、ユーザは、ある押しボタン22aに表示されるマークが気に入らない場合、その押しボタン22aを一定時間以上を押圧した後、指を離して、新たに表示されているマークを確認し、そのマークも気に入らない場合には再度その押しボタン22aを一定時間以上を押圧した後、指を離して、新たに表示されているマークを確認し、という具合に、自分の気に入ったマークが表示されるまで押しボタン22aの押圧操作を繰り返せばよい。
(3)ユーザインタフェースユニット20に設けられた各押しボタン22aの押圧部に表示されるマークを、ユーザの操作に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、ユーザが何も操作していないときは、青色のマークが各押しボタン22aに表示されているが、ユーザがある押しボタン22a(例えば早送りボタン)を押し、その押しボタン操作に応じた処理(例えば早送り処理)が行われている間は、その押しボタン22aに表示されているマークの色を赤色にする、といった態様が考えられる。
(4)上記実施形態では、ユーザインタフェースユニット20における各操作子の操作をタッチパネル11により検出した。しかし、このような接触式のセンサではなく、非接触式のセンサにより各操作子の操作を検出する構成としてもよい。例えば、図1において、タッチパネルの代わりに、イメージセンサを情報処理ユニット10の上面の四隅のいずれかに複数個配置し、これらのイメージセンサにより筐体21の裏面を斜め下方から撮影し、各イメージセンサにより撮影された画像からユーザインタフェースユニット20に設けられた各操作子の操作状態を検知するようにしてもよい。また、ユーザインタフェースユニット20に設ける操作子の可動部に永久磁石を取り付けるとともに、情報処理ユニット10には複数の磁気センサを設けて、各磁気センサによって検出される磁界強度に基づき、各操作子の可動部の位置を求め、各操作子の操作状態を検知するようにしてもよい。
Claims (9)
- 携帯型電子機器は、
ユーザインタフェースと、
情報処理ユニットとを有し、
前記ユーザインタフェースユニットは、
筐体と、
前記筐体の一面に配置され、画像提示領域を有する操作子とを有し、
前記情報処理ユニットは、
前記操作子の操作を検出するセンサと、
前記ユーザインタフェースユニットが装着された状態において、前記筐体の該一面の裏側に設けられた表示部と、
前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じた処理と、前記画像提示領域を介して前記筐体の外部から視認できるように前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に画像を表示させる処理とを行う情報処理部、
とを有する。 - 前記画像提示領域は、前記操作子に設けられた透明領域、半透明領域または穴あき領域により実現されることを特徴とする請求項1の携帯型電子機器。
- 前記筐体には複数の前記操作子が設けられていることを特徴とする請求項1の携帯型電子機器。
- 前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき、実行する情報処理を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットに固有の制御プログラムを記憶した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された制御プログラムを読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、前記読取手段により読み取られた制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 前記ユーザインタフェースユニットは、当該ユーザインタフェースユニットの識別情報を記録した情報記録部を有し、
前記情報処理ユニットは、前記情報記録部に記録された識別情報を読み取る読取手段を有し、
前記情報処理部は、通信手段を有し、前記通信手段により、前記読取手段により読み取られた識別情報に対応付けられた制御プログラムを取得し、該制御プログラムに従い、前記情報処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 前記情報処理部により実行される情報処理は、前記センサにより検出された前記操作子の操作に応じて、前記画像提示領域に対応する前記表示部の領域に該画像の表示態様を変化させる処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
- 前記センサは、前記操作子が接触可能な透明なタッチパネルであり、前記筐体の一面と該表示部との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
- 前記操作子は、押しボタン、スライダ、回転式摘みの何れかであることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
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