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JPS6377853A - イソカルバサイクリン類およびその製造法 - Google Patents

イソカルバサイクリン類およびその製造法

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Publication number
JPS6377853A
JPS6377853A JP61219118A JP21911886A JPS6377853A JP S6377853 A JPS6377853 A JP S6377853A JP 61219118 A JP61219118 A JP 61219118A JP 21911886 A JP21911886 A JP 21911886A JP S6377853 A JPS6377853 A JP S6377853A
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JP
Japan
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group
novel
formula
isocarbacyclines
substituted
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Application number
JP61219118A
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English (en)
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JPH0455422B2 (ja
Inventor
Atsuo Hasato
篤夫 羽里
Seiji Kurozumi
精二 黒住
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP61219118A priority Critical patent/JPS6377853A/ja
Priority to DE8787303883T priority patent/DE3765181D1/de
Priority to EP87303883A priority patent/EP0247740B1/en
Priority to KR1019870004298A priority patent/KR940003361B1/ko
Priority to US07/044,957 priority patent/US4788319A/en
Publication of JPS6377853A publication Critical patent/JPS6377853A/ja
Priority to US07/584,493 priority patent/US5175338A/en
Publication of JPH0455422B2 publication Critical patent/JPH0455422B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なイソカルバサイクリン類およびその製造
法に関する。
更に詳細にはプロスタグランジン■1の6.9位の酸素
原子がメチレン基(−HC−)で置換された9(O)−
メタノ−ΔGC5d)−プロスタグランジン11  (
イソカルバサイクリン)の合成中間体であり、それ自体
も新規なイソカルバサイクリン誘導体およびその製造法
に関する。
〈従来技術〉 プロスタグランジンは生体において主として動脈の血管
内壁で産生される局所ホルモンであり、その強力な生理
活性例えば血小板凝集抑制活性。
血管拡張活性等により生体の細胞機能を調節する重要な
因子であり、このものを直接医薬品とじて供する試みが
行なわれている[クリニカル・ファーマコロジイー・オ
ブ・プロスタサイクリン(Cl 1nical  P 
harmacology  ofProstacycl
in ) 、 Raven  Press、 N、 Y
、。
1981]。
しかし天然プロスタサイクリンは分子内に非常に加水分
解されやすいエノールエーテル結合を有するため、中性
又は酸性条件では容易に失活し、医薬品としてはその化
学的不安定性のため好ましい化合物とはいえない。この
ため天然プロスタサイクリンと同様の生理活性を有する
化学的に安定な合成プロスタサイクリン誘導体が内外で
鋭意検討されている。
中でもプロスタサイクリンの6.9位の酸素原子をメチ
レン基で置換した誘導体、すなわち・9(O)−メタノ
プロスタサイクリン(カルバサイクリン)は化学的安定
性を十分に満足するプロスタサイクリン類として知られ
ており[プロスタサイクリン(Prostacycli
n)、J、R,Vane  and  S。
BeraStrom、 Eds、 Raven  Pr
ess、 N、 Y。
pp31−41参照コ医薬品として期待されている。し
かしこの6.9 (O)−メタノプロスタサイクリンは
その生物活性が天然のプロスタサイクリンよりも弱く、
しかもその作用選択性は特異的とは言えず、必ずしも好
ましい化合物とは言えない。
近年、カルバサイクリンの二重結合異性体の一種である
イソカルバサイクリン、すなわち、9(O)−メタノ−
ΔG(9cA)  −プロスタグランジン■1類がこの
同族体の中でも最も強い血小板凝集抑制゛作用を示すこ
とが発見され、医薬品としての応用が期待されるように
なった[池上らテトラヘドロン・レターズ(Tetra
hedron  L ett 、 ) 。
24、3493(1983) 、特開昭59−1374
45号公報]。
従来かかる9(O)−メタノ−ΔG(9oO−プロスタ
グランジン11  (イソカルバサイクリン)の製造に
関しては以下のものが知られている。
(1)  池上ら、テトラヘドロン・レターズ(Tet
rahedron  LetterS) 、 24.3
493(1983)およびケミストリー・レターズ< 
c hemistryLetters) 、 1984
.1069:(2)池上ら、テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron  L etters) 、
 24.3497 (1983) :(3)池上ら、ジ
ャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソリイエティー。ケミ
カル・コミュニケーション(J、 Chem 、 So
c、、Chemical Communication
s ) 、 1984.1602 :(4)紫崎ら、テ
トラヘドロン・レターズ(Tetrahedron  
Letters) 、25゜5087 (1984) 
: 鍵中間体 (5)柴崎ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetra
hedron hetters) 。
25、1067 (1984) : 鍵中間体      イソ力ルバサイクリン(6)小島
ら、ケミカル・アンド・ファーマシューテイカル・ブレ
ティン(Chem、Pharm、 Bull ) 、 
32.2866 (1984) :(7)小島ら特開昭
60−28943号公報:(Ul)−イソカルバサイク
リン これら7種類の方法のうち、方法(1)と方法(5)は
PGE2を出発原料とし、数工程を経て鍵中間体に導き
、さらに数工程を経て目的物のイソカルバサイクリンを
得るもので工業的な製法とはいいがたい。
また、方法(aと方法(3)は、いずれも、対応する出
発原料および鍵中間体を得るために高価なコーリーラク
トンから多段階の工程を要し、通算収率も高くなく、必
ずしも工業的に有利な方法とはいえないという難点があ
る。なお方法(6)および方法(力は最終生成物が61
体でし゛か得られず医薬品化を意図する製法としては好
ましくない方法である。
最後に、方法(4)はその出発原料が本発明者らの方法
により光学活性な(R)−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ベンテノンから容易に得られるばかりでなく(特開昭5
7−155116号公報)、その出発原料から鍵中間体
への誘導も工業的に何ら問題もなく製造できる方法であ
る。しかし、鍵中間体から最終のイソカルバサイクリン
類へ到る工程において、有機水銀化合物の使用や、位置
特異性の喪失、さらには分離不可能の副生成物の混入等
の数々の難点のために全収率が低くなり実用的、工業的
製造法とはなりえないという大きな難点がある。
〈発明の目的〉 本発明者らは上述した諸点に着目し、9(O)−メタノ
ーΔG(900−プロスタグランジン11類(イソカル
バサイクリン類)およびその製造法を見出すべく鋭意研
究した結果、本発明に到達したものである。
〈発明の構成及び効果〉 すなわち本発明では下記式[I] で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
意の割合の混合物である新規なイソカルバサイクリン類
及びその製造法である。
上記式[I]においてR1は水素原子又はC1〜C4の
アルキル基もしくはアルケニル基を表わす。R1のCl
−04のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などが挙げられ、アルケニル基として
は2−プロペン基。
3−ブテン基などが挙げられるが、これらの中ではメチ
ル基、2−プロペン基が好ましい。
上記式[I]においてR2およびR3は同一もしくは異
なり、水素原子、トリ(C+〜Cy )炭化水素シリル
基または水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形
成する基を表わす。
トリ(C+〜C7)炭化水素シリル基としては、例えば
、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソ
プロピルシリル基1℃−ブチルジメチルシリル基のよう
なトリ(CI−04)アルキルシリル基:【−ブチルジ
フェニルシリル基のようなジフェニル(CI”C4)ア
ルキルシリル基ニジメチルフェニル基にょうなジ<Cl
−04)アルキルフェニル基;またはトリベンジルシリ
ル基などを好ましいものとして挙げることができる。
これらの中でもトリ(C+〜C4)アルキルシリル基、
ジフェニル(C+〜C4)アルキルシリル基、フェニル
ジ(C+〜C,s )アルキルシリル基が好ましく、な
かでもt−ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル
基が特に好ましい。
また水Mlの酸素原子と共にアセタール結合を形成する
基としては、例えば、メトキシメチル基。
1−エトキシエチル基、2−メトキシ−2−プロピル基
、2−エトキシ−2−プロピル基、(2−メトキシエト
キシ)メチル基、ベンジルオキシメチル基、2−テトラ
ヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基、また
は6.6−シメチルー 3−オキサ−2−オキソビシク
ロ[3,1,0]へキス−4−イル基を挙げることがで
きる。2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロ
フラニル基。
1−エトキシエチル基、2−エトキシ−2−プロピル基
、(2−メトキシエトキシ)メチル基。
6.6−シメチルー3−オキサ−2−オキソビシクo 
[3,1,0]へキス−4−イル基が特に好ましい。
なかでも2−テトラヒドロピラニル基が特に好ましい。
これらのシリル基およびアセタール結合を形成する基は
水酸基の保護基であると理解されるべきである。これら
の保護基は最終生成物の段階で弱酸性から中性の条件で
容易に除去されて薬剤として有用な遊離の水酸基とする
ことができる。
上記式[I]においてR4は水素原子、メチル基、また
はビニルUを表わす。
上記式[I]においてR5は酸素原子を含んでいてもよ
い直鎖もしくは分枝鎖の03〜C9のアルキル基、アル
ケニル基もしくはアルキニル基;置換もしくは非置換の
フェニル基;置換もしくは非置換のフェノキシ基;置換
もしくは非置換のC3〜CIOシクロアルキル基;また
はC1〜C6アルコキシ基、置換されていてもよいフェ
ニル基。
置換されいてもよいフェノキシ基もしくは置換されてい
てもよいC3〜CIGシクロアルキル基で置換されてい
る直鎮もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基を表わす。
M素原子を含んでいてもよい直鎖もしくは分枝鎖03〜
C9アルキル基、アルケニル基もしくはアルキニル基と
しては、2−メトキシエチル基。
2−エトキシエチル基、プロピル基、ブチル基。
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、2−ヘキシル基
、2−メチル−2−ヘキシル基、2−メチルブチル基、
2−メチルペンチル基、2−メチルヘキシルu、  2
.2−ジメチルヘキシル基、4−ヘキシン−1−イル基
、4−ヘキシン−2−イル基。
3−ペンチン−1−イル基、4−ヘプチン−2−イル基
、5−へブテン−2,6−ジメチルー 1−イル基など
を挙げることができる。ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、2−へキシル基、2−メチル−2−
ヘキシル基、2−メチルブチル基、2−メチルペンチル
基、4−ヘキシン−1−イル基、4−ヘキシン−2−イ
ル基、3−ペンチン−1−イル基、4−ヘプチン−2−
イル基。
5−へブテン−2,6−シメチルー 1−イル基が好ま
しい。
置換フェニル基、置換フェノキシ基、及びC3〜CIG
の置換シクロアルキル基の置換基としては、例えばハロ
ゲン原子、保護された水l!1基(例えばシリルオキシ
基、C+〜C6アルコキシ基など〉。
01〜C4アルキル基などが挙げられる。03〜C10
のシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへキ
セニル基、シクロへブチル基。
シクロオクチル基、シクロデシル基などを挙げることが
できる。これらの中でもシクロペンチル基。
シクロヘキシル基が好ましい。
C1〜C6アルコキシ基、置換されていてもよいフェニ
ル基、置換されていてもよいフェノキシ基、もしくは置
換されていてもよい03〜CIoシクロアルキル基で置
換されている直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基
において、01〜C6アルコキシ基としては、例えばメ
トキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピ
ルオキシ基、ブトキシ基、t−ブトキシ基、ヘキシルオ
キシ基などが挙げられる。置換されていてもよい)工二
ル基、置換されていてもよいフェノキシ基、もしくは置
換されていてもよいC3〜C+oシクロアルキル基の置
換基およびC3〜C+aシクロアルキル基としては前述
の例示と同じものを挙げることができる。直鎖もしくは
分枝鎖C1〜C5アルキル基としては、例えば、メチル
ペンチル基。
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチルi
、5ec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基などを
挙げることができる。かかるR5としてはブチル基、ペ
ンデル基、ヘキシル基、ヘプチル基、2−ヘキシル基、
2−メチル−2−ヘキシル基、2−メチルブチル基、2
−メチルペンチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、フェニル基、フェノキシ基、シクロオクチルメチ
ル基。
シクロヘキシルメチル基などを好ましいものとして挙げ
ることができる。なお、置換基はその任意の位置に結合
していてもよい。
上記式[I]においてnは0または1を表わす。
Arは置換もしくは非置換のフェニル基を表わし、その
置換基の例としては前述したものが挙げられるが、好ま
しくはフェニル基、p−トリル基などを挙げることがで
きる。
また上記式[I]で表わされる化合物においてビシクロ
[3,3,0]オクタン環自身およびそのごシクロ[3
,3,0]オクタン環上に結合している置換基の結合し
ている炭素;ω鏡上の水酸基が置換した炭素が不斉な環
境のために立体異性体が存在するが、本発明ではいずれ
の立体異性体をも含むものであり、またこれらの任意の
割合の立体異性体混合物でもさしつかえない。これらの
中でも式であられされた立体構造を有する化合物が最も
好ましいものとしてあげられる。
本発明において提供される上記式[I]で表わされる3
、6.7−三置換ビシクロ[3,3,0] −2−オク
テン類の好ましい具体例としては下記に示した化合物を
挙げることができる。
(11(1工、5影、6S、7R)−3−(4−カルボ
メトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブチル)−
6−[(旦−13影)−3−ヒドロキシ−1−オクテニ
ル]−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,OF −2−
オクテン (2)(1影、5影、6影、7R)−3−(4−カルボ
メトキシ−2,2−ヒスフェニルスルホニルブチル)−
6−[(E、33)−3−ヒドロキシ−1−ノネニル1
−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,0] −2−オク
テン (3)(1影、5影、6影、7R)−3−(4−カルボ
メトキシ−2,2−ヒスフェニルスルホニルブチル)−
6−[(旦、3多−〉−3−ヒドロキシ−4−メチル−
1=オクテニル]−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,
0] −2−オクテン(4)  (1S、58.68,
7R)−3−(4−13ルポメトキシ−2,2−ビスフ
ェニルスルホニルブチル)−6−[(E、3影)−3−
ヒドロキシ−4,4−ジメチル−1−オクテニル]−7
−ヒドロキシビシクロ[3,3,0] −2−オクテン
(51(13,58,6S、7R)−3−(4−カルボ
メトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブチル)−
6−[(旦、3S)−3−ヒドロキシー5−メチル−1
−オクテニルコ−7−ヒド口キシビシク口[3,3,0
] −2−オクテン(6)  (Is、53.6S、7
R)−3−(4−1)ルポメトキシー2,2−ビスフェ
ニルスルホニルブチル)−6−[(旦−13影)−3−
ヒドロキシ−5−メチル−1−ノネニル]−7−ヒドロ
キシビシクロ[3,3,0] −2−オクテンシボメト
キシ−2,2−ビスフエニルスルホニルブチル)−6−
[(E、3S) −3−ヒドロキシ−3−シクロベンチ
ルー1−プロペニル]−7−ヒドロキシビシクロ[3,
3,0] −2−オクテン (lO)  (IS、5S、6S、7R)−3−(4−
カルボメトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブチ
ル)−6−[(旦、3影)−3−ヒドロキシ−3−シク
ロへキシル−1−プロペニル]−7−ヒドロキシビシク
ロ[3,3,0] −2−オクテン (Ill  (18,5S、6S、7R)−3−(4−
カルボメトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブチ
ル)−6−[(E、3S)−3−ヒドロキシ−3−シク
ロへキシル−1−ブテニル]−7−ヒドロキシビシクロ
[3,3,0] −2−オクテン (121<IS、5S、6S、7R)−3−(4−IJ
ルボメトキシ−2,2−ビスフェニルスルボニルブチル
’)−6−[(旦、3影)−3−ヒドロキシ−5−フェ
ノキシ−1−ペンテニル]−7−ヒドロキシビシクロ[
3,3,01−2−オクテン(131(18,5S、6
S、7R)−3−(4−カルボメトキシ−2,2−ビス
フェニルスルホニルブチル)−6−[(旦、3S)−3
−ヒトOキシー5−エトキシー1−ペンテニル]−7−
ヒドロキシビシクロ[3,3,0] −2−オクテン(
141(1影、5影、6影、7エ)−3−(4−カルボ
メトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブチル’)
−6−[(旦、4工)−4−ヒドロキシ−4−メチル−
1−オクテニル]−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,
0] −2−オクテン固 (1影、5影、6影、7R)
 −3−<4−カルボメトキシ−2,2−ビスフェニル
スルボニルブチル)−6−[(E、4R)−4−ヒドロ
キシ−4−メチル−1−オクテニル]−7−ヒドロキシ
ビシクロ[3,3,OF −2−オクテン(16)(1
影、5影、68.7丈)−3−(4−カルボメトキシ−
2,2−ビスフェニルスルホニルブチル)−6−[(旦
−)−4−ヒドロキシ−4−ビニル−1−オクテニル]
−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,OF −2−オク
テンU’r  (1S、58.6S、7R)−3−(4
−カルボメトキシ−2,2−ビスフェニルスルホニルブ
チル)−6−[(旦−〉−3−ヒドロキシ−1=ヘプテ
ン−7−イン−1−イルコー7−ヒドロキシビシク口[
3,3,0] −2−オクテンf181  (1S、5
S、6S、7R)−3−(4−力ルボメトキシ−2,2
−ビスフェニルスルホニルブチル)−6−[(E)−3
−ヒドロキシ−1−オクテン−6−イン−1−イル]−
7−ヒドロキシビシクロ[3,3,0] −2−オクテ
ン09)  (1)〜(財)の3−(4−カルボメトキ
シ−1−p−トリスルホニルブチル)体 ノ(1)〜皓のメチルエステル 化合物 G!り  (11〜09)のメチルエステルがアリルエ
ステルである化合物 n(1)〜(21)の7位の水vi基および6位の置換
基上の水酸基が【−ブチルジメチルシリル基で保護され
た化合物。
の (1)〜(21)の7位及び6位の置換基上の水酸
基が2−テトラヒドロピラニル基で保護された化合物。
(!41  (11〜のの化合物の鏡像体。
(2a  (1)〜のの化合物の1位,5位,6位,7
位及び6位の置換基上の水酸基が置換した不斉炭素の立
体異性体 などを挙げることができるが、これに限定されろもので
はない。
上記式[IIで表わされる新規なイソカルバサイクリン
類は下記式[II] で表わされる化合物を塩基で処理し、次いで下記式[I
I[] で表わされる化合物、その鏡像体9、あるいはそれらの
任意の割合の混合物である3、6.7−三置換ビシクロ
[3,3,0] −2−オクテン類を、パラジウム化合
物の存在下、位置特異的に反応せしめ、必要に応じて脱
保護反応、加水分解反応を行うことにより得られる。
同様に、上記式[IIで表わされる新規なイソカルバサ
イクリンは、下記式[II] [式中、R11,Arは前記定義に同じである。]で表
わされる化合物を塩基で処理し、次いで下記式[rV] で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
意の割合の混合物である3−メチレン−2,6,7−三
置換ビシクロ[3,3,0コーオクタン類をパラジウム
化合物存在下位置特異的に反応せしめ、さらに必要に応
じて脱保護反応、加水分解反応を行うことにより得られ
る。
本反応の原料である上記式[II]で表わされるごスア
リールスルホニル化合物においてRIIはC+ ”−C
aのアルキル基もしくはアルケニル基を表わす。かかる
基としては前記式[IIのR1として例示したアルキル
基もしくはアルケニル基と同じ基が好ましいものとして
あげることができるが、特にメチル基が好ましい。
上記式[II]においてArは置換もしくは非置換のフ
ェニル基を表わす。かかる基としては前記式[IIのA
rとして例示したものと同じ基を挙げることができるが
、特にフェニル基、p−トリル基が好ましい。
本反応のもう一方の原料である上記式[1[[]または
[IV]で表わされるアリルアセテート類において、R
ゝ1およびR31は同一もしくは異なり、トリ(C+〜
C7)炭化水素シリル基または水14の酸素原子ととも
にアセタール結合を形成する基を表わす。かかるトリ(
C+〜Cy)炭化水素シリル基または水R基の酸素原子
とともにアセタール結合を形成する基としては、前記式
[IIのR2あるいはR3で例示したものと同じ基が好
ましいものとしてあげることができる。
上記式[■]または[IV]においてR4は水素原子、
メチル基、またはビニル基を表わし、R5は酸素原子を
含んでいてもよい直鎖もしくは分枝鎖のC3〜C9アル
キル基;置換もしくは非置換のフェニル基;置換もしく
は非置換のフェニル基;置換もしくは非置換のフェノキ
シ基:置換もしくは非置換の03〜Cooシクロアルキ
ル基;またはC1へC8アルコキシ基、置換されていて
もよいフェニル基、置換されていてもよい03〜C+a
シクロアルキル基で置換されている直鎖もしくは分枝1
1C+〜C5アルキル基を表わし、いずれも前述の式[
I]のR5で例示したものと同様のものが好ましくあげ
られる。
W[II[]または[rV]においてれは0または1を
表わす。
かかる式[nl]で代表される3、6.7−三置換−ビ
シクロ[3,3,0] −2−オクテン類は、例えば柴
崎ら;テトラヘドロン・レターズ (TetrahedrOn  1−t3tters) 
、 25.5087(1984)記載の方法と同様にし
て製造されるがその製造工程を簡単に紹介すると次の工
程図のようになる。
すなわち、 の製造工程である。
一方式[IV]で代表される3−メチレン−2,6,7
−三置換ヒシクO[3,3,0]−オクタン類は、本発
明者らが別途提案した2種類の方法により製造される。
すなわち上述の引用文献〈テトラヘドロン・レターズ、
肱、 5087 (1984) )の方法およびそれに
準じた方法により製造される6、7−二置換−3−ヒド
ロキシメチルビシクロ[3,3,0]−2−オクテン類
を出発物質とする合成経路(ルートA)、または光学活
性な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノンを出発物と
して得られるアセチレン誘導体の環化反応(ルートB)
によって得られる。下記にその反応経路を簡単に示す。
〈ルートA〉 [TV] くルートB〉 1)メチレン化 アリカリ 上記式[111]または[TV]で表わされるアセテー
トを前記式[IIで表わされる4、4−ビスアリールス
ルホニルイソカルバサイクリン類に導(反応は、前記式
[II]で表わされるビスアリールスルホニル化合物を
塩基で処理したものを、パラジウム存在下上記式[II
]または[rV]で表わされるアセテートと反応せしめ
ることにより行なわれる。
かかる前記式[II]で表わされるビスアリールスルホ
ニル化合物は、上記式[111]または[lV]で表わ
されるアセテート類に対し、0.5〜30当1、好まし
くは1〜5当m用いられる。ビスアリールスルホニル化
合物に対する反応が用いられる塩基は有機アルカリ金属
か又は水素化アルカリ金属が用いられ、例えばローブチ
ルリチウム、 5ec−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウム、フェニルリチウム、メチルリチウム、ナフチル
リチウム、トリチルリチウム、水素化リチウム。水素化
ナトリウム、水素化カリウム、ソジウムメトキシド、ソ
ジウムエトキシドなどが用いられるが、好ましくは水素
化ナトリウムが用いられる。塩基の使用量は上記式[I
I]で表わされるビスアリールスルボニル化合物に対し
て0.5〜30当M1好ましくは1〜10当m用いられ
るが、原則的には1当ω用いる。
かかる塩形成反応の反応温度は−100℃〜100℃、
好ましくは一78℃〜2℃であり、反応時間は5分から
50時間であり、好ましくは10分〜2時間である。反
応は有機溶媒中で行なわれ、用いられる溶媒はエーテル
、テトラヒドロ7ラン9ジオキサン等のエーテル系溶媒
、n−ヘキサン、ベンゼンなどの炭化水素系溶媒、その
他DMF、DMSOなどが用いられるが、好ましくはエ
ーテル、テトラヒドロフランを用いる。
かくして得られたごスアリールスルホニル化合物のアル
カリ金属塩をパラジウム存在下上記式[II[]または
[IV ]で表わされるフリルアセテートと反応せしめ
る。
反応はビスアリールスルホニル化合物のアルカリ金属塩
を単離することなくそのまま上記式[IIII又は[■
]の化合物を添加して進行させることができる。この反
応はパラジウム存在下に行なうが、用いるパラジウム化
合物は例えば新実験化学講座(12,230〜243)
記載の種々のパラジウム錯体を用いることが可能であり
、好ましくはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム(O)。
ビス[ビス(1,2−ジフェニルホスフィノ)−エタン
]パラジウムく0)、ビス[ビス(1,3−ジフェニル
ホスフィン)−プロパン]パラジウム(O)を用いるが
これに限定されるものではない。
使用量は上記式[II1]又は[IV]で表わされるア
セテート化合物に対してo、ooi〜1当良、好ましく
は0.01〜0.2当Mである。この時の反応温度は一
30℃から200℃、好ましくはO℃〜100℃であり
、反応時間は10分から100時間であり、好ましくは
1時間から24時間である。反応は有償溶媒中で行なわ
れるが、先の塩形成反応時と同一溶媒で差しつかえ無い
かくして1ワられた反応液の処理は、通常行なわれる方
法に準じて後処理すればよい。例えばヘキサン、ペンタ
ン、エチルエーテル、酢酸エチルなどの水に難溶の有償
溶媒を加えて得た有機混合物を必要に応じて食塩水など
で洗浄し、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム
などの乾燥剤にて乾燥後、有i溶媒が減圧下除去して粗
生成物が得られる。粗生成物は、所望によりカラムクロ
マトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、液体クロマ
トグラフィーなどの精製手段により、精装覆−ることが
できる。
次いで、得られた生成物を必要に応じて脱保護反応、加
水分解に付すと、位置特異的に反応は進行し最終的に前
記式[IIで表わされる新規なイソカルバサイクリン類
が得られる。
水酸基の保護基の除去は、保護基が水酸基の酸素原子と
共にアセタール結合を形成する基の場合には、例えば酢
a、p−トルエンスルホン酸のピリジニウム塩または陽
イオン交換樹脂等を触媒どし、例えば水、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテル、ジオキサン、アセトン、アセ
トニトリル等を反応溶媒とすることにより好適に実施さ
れる。
反応は通常−78℃〜+30℃の温度範囲で10分〜3
日間程度行われる。また、保Bqがトリ(C+〜C7)
炭化水素シリル基の場合には、例えば酢酸。
ブトラブチルアンモニウムフルオライド、セシウムフル
オライド、フッ化水素水、ピリジン−フッ化水素の存在
下に、上記したような反応溶媒中で同様の温度で同様の
時間実施される。
エステル類の加水分解は通常の方法、すなわち水または
水を含む溶媒中で水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムと一40℃〜100℃、好ましくはO℃
〜50℃の温度範囲で10分〜24時間反応せしめるこ
とにより行なわれる。
かくしてイソカルバサイクリン骨格を有する上記式[I
Iで表わされる化合物が製造される。本発明の製造法は
、 (1)  工業的に入手容易な出発原料が用いられる。
(2)本発明方法の骨格合成が位置特異的に進行し、高
収率である。
などの利点を有している。さらに本発明で得られる新規
なイソカルバサイクリン類はそれ自体イルカルバサイク
リン様活性例えば血小板凝集抑制作用、血管拡張作用、
降圧作用、細胞保護作用等を有することが期待される。
また医薬品として有望視されているイソカルバサイクリ
ンを合成する中間体として有用な化合物である。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例中−OZは一08i ” BIJ −Me 
2(t−ブチルジメチルシリルオキシ基)を表わす。
〈実施例〉 実施例1 メチル−4,4−ビス(フェニルスルホニル)ブタ/ニ
ー t−400av (1,05mmol>の2IdT
HF溶液に窒素気流下NaH(60%in  oil 
)441IIg(1,1mmol)を0℃にて加え1時
間撹拌した。ここに上記式(1)で表わされるアセテー
ト体450 mg(O,82mmol)の2dTl−I
F溶液を加え、次いでビス[ビス(1,2−ジフェニル
フォスフイノ)−エタン]パラジウム(O) 80tr
pi (O,09mmol)を加え、60℃に加熱して
5時間撹拌した。反発後飽和塩化アンモン水溶液で反応
を終結させ、酢酸エチルにて抽出した。有m層を水、飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減
圧下濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサ−ン:酢酸エチル−20:1→10:
1)に供し、4.4−ビス(フェニルスルホニル)イソ
カルバサイクリン−11,15−ビス(t−ブチルジメ
チルシリル)エーテルメチルエステル(2)を493I
ng(70%)得た。
I R(c!M−’ 、 neat) : 2950.
2860.1740.1580゜1460、1440.
1330.1310.1255.114ONMR(δp
DIII 、 CDCf3) :0.9 (s +m 
、 21H) 。
1.2〜 2.4  (II   、   14H) 
  。
2.6〜3.1(1,7H)。
3.7(s 、 3H) 、  3.75  (n+ 
、 11−1) 。
4.05  (m 、 I H) 、  5.4(m 
、 2H) 。
5.55  (m 、 1 H) 、、 7.1〜8.
0<m 、 10)−1)実施例2 +31            (2)メチル−4,4
−ビス(フェニルスルホニル)ブタノエート59q (
1,05mmol)の0.8dTHF溶液に窒素気流下
NaHiO%in  oil )  6.2rItg(
O,15mmol)を0℃にて加え1時間撹拌した。
ここに上記式(3)で表わされるアセテート体68■(
O,12mmol)の0.8d T HF溶液を加え、
次いでビス[ビス(1,2−ジフェニルフォスフイノ)
エタン〕パラジウム(O)  6,3tn9 (O,0
07mmol)を加え、空温で3時間、 60℃で4時
間撹拌した。
反応後飽和塩化アンモン水溶液で反応をn結させ、酢酸
エチルにて抽出した。有は層を水、飽和食塩水で洗浄後
、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧上濃縮した。
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=20:1→10:1)に供し、4,
4−ビス(フェニルスルホニル)イソカルバサイクリン
−11,15−ビス(【−ブチルジメチルシリル)エー
テルメチルエステル(2を641ftg(59%)1回
収アセテート23m3(34%)を得た。スペクトルは
実施例1のものに完全に一致した。
実施例3 すl  Ul (a ジシリル体(z87η(O,10mmol)を2−の乾
燥テトラヒドロフラン(2−)溶液にし、テ1〜ラブチ
ルアンモニウムフルオライド(1,0Mテトラヒドロフ
ラン溶液)を470u !l (O,47mmol)を
加え、室温で10時間撹拌した。水を加えて酢酸エチル
で抽出し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥したのち溶媒
を減圧上留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル、2%メタノール)に供し脱シリル体(
4) 51my (79%)を得た。
NMR(δ I)I)m   、   CD(J  3
  )   :    0.9(m   、   3 
 ト1 )  。
1.2〜 2.4  (m  、  14 ト()。
2.6〜3.1 (m 、 7H) 。
3.65  (s 、 3l−1) 。
3.65〜4.05  (m 、 21−り 。
5.4(m  、  2H)  、  5.55  (
l、  1 t−1)  。
7.1〜8.0 (10、IOH) 実施例4 窒素気流下Na H8,8mW (60% in  o
il 。
0.22 mn+ol)で処理したメチル−4,4−ビ
ス(フェニルスルホニル)ブタノエート84Irtg(
O,22mmol)の1dTHF溶液に上記式(5)で
表わされるアセテート 116q (O,2mmol)
の1dTHF溶液を加え、次いでテトラキストリフェニ
ルホスフィンパラジウム(O) 13/ng(O,01
1mmol)を加え、60℃で7時間撹拌した。反応後
飽和塩化アンモン水溶液で反応を終結させ、酢酸エチル
にて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗Yp復、無
水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下母縮した。粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
:酢酸エチル−20:1→10:1)に供し、17(S
)、20−ジメチル−4,4−ビス(フェニルスルホニ
ル ーテル,メチルエステル体(6)を128frtg(7
1%)得た。
NMR (δDI)m 、 CDCf3) :0、9 
(s +m 、 21H ) 。
1、0〜2.4 (m 、 181−1 ) 。
2、6 〜3.1<m 、 7H) 。
3、65  (S 、 3H) 。
3、7 〜4.1 (m 、 2H) 。
5、3 〜5.6(+n 、 3H) 。
7、1〜8.0 <m 、 10H )実施例5 (7)            f8)窒素気流TNa
 H 6.8mg(60% in  oil 。
0、17 nuaol)で処理したメチル−4.4−ビ
ス(フェニルスルホニル)ブタノエート65mg ( 
0.17mmol)の1teTHF溶液に対し、上記式
(7)で表わされるアセテート78# ( 0.15 
mmol)の1dTHE溶液、次いでビス[ビス(1,
2−ジフェニルフォスフイノ)エタン]パラジウム(O
)  7.2rrpy( 0.008111101>を
加えて80℃で10時間撹拌した。
途中、5時間口にさらに上記パラジウム(O)7、2t
rry < 0.008mIllol)を加えた。反応
後飽和患1ヒアンモン水溶液で反応を終結させ、酢酸エ
チルにて抽出した。有口層を水,飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下淵縮した。粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:酢酸エチル=20:1→10:1)に供し、成
績体+8)92■(13%)を得た。
NMR (δl)pill CDCf3) :0、9 
(s +m 、 12H ) 。
1、1〜2.4 (m 、 14t−1 ) 。
1、1<3 、 3H) 、  2.6〜3.1(Il
l 、 7H) 。
3、65  (s 、 3)1) 、  3.8(m 
、 1 H) 。
5、3 〜5.6 (m 、 3 H ) 。
7、1〜8.0 (m 、 101−1 )実施例6 (9)            の) 窒素気中、Na H 9rrtg( 0.23 mmo
l, 60% 1nOi1)で処理したメチル−4.4
−ビス(フェニルスルホニル)ブタノエート84my 
(  0.22 mmol)の1dTHF溶液に対し、
上記式(9)で表わされるアセテート体110rrtg
( 0.2mmol>の1mIDMF溶液を加え、次い
でビス[ビス(1,2−ジフェニルフォスフイノ)エタ
ン]パラジウム(O)9■( 0.01 mmol)を
加え、60℃で5時間撹拌した。
反発後飽和塩化アンモン水溶液で反応を終結させ、酢酸
エチルにて抽出した。有R層を水,飽和食塩水で洗浄後
、無水lii!l酸マグネシウム上で乾燥し、減圧上濃
縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−へキサン:酢酸エチル=20: 1 −+10
: 1 )に供し、成績体(10) 1 13mg (
 65%)を得た。
NMR (δI)l)m CDCf3) :0、9<s
 、 18H) 、  1.0 〜2.4(m 、 1
5H) 。
2 、6 〜  3.0(m  、   7H)  。
3、70  (S 、 3H) 。
3、6 〜4.1 (III 、 2)−1> 。
5、3 〜5.6 (m 、 3 1−1 > 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] 〔式中、 R^1は水素原子又はC_1〜C_4のアルキル基もし
    くはアルケニル基を表わし: R^2、R^3は同一もしくは異なり、水素原子、トリ
    (C_1〜C_7)炭化水素シリル基、または水酸基の
    酸素原子とともにアセタール結合を形成する基を表わし
    : R^4は水素原子、メチル基、またはビニル基を表わし
    : R^5は酸素原子を含んでいてもよい直鎖もしくは分枝
    鎖C_3〜C_9アルキル基、アルケニル基もしくはア
    ルキニル基;置換もしくは非置換のフェニル基;置換も
    しくは非置換のフェノキシ基;置換もしくは非置換のC
    _3〜C_1_0シクロアルキル基;またはC_1〜C
    _6アルコキシ基、置換されていてもよいフェニル基、
    置換されていてもよいフェノキシ基もしくは置換されて
    いてもよいC_3〜C_1_0シクロアルキル基で置換
    されている直鎖もしくは分枝鎖C_1〜C_5アルキル
    基を表わし: nは0または1を表わし: Arは置換もしくは非置換のフェニル基を表わす。〕 で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
    意の割合の混合物である新規なイソカルバサイクリン類
    。 2、R^1がメチル基である特許請求の範囲第1項記載
    の新規なイソカルバサイクリン類。 3、R^1が水素原子である特許請求の範囲第1項記載
    の新規なイソカルバサイクリン類。 4、R^1がビニル基である特許請求の範囲第1項記載
    の新規なイソカルバサイクリン類。 5、R^2とR^3が同一もしくは異なり、水素原子、
    トリメチルシリル基、ジメチル−t−ブチルシリル基、
    テトラヒドロピラニル基またはメトキシメチル基である
    特許請求の範囲第1項〜第4項記載のいずれかの新規な
    イソカルバサイクリン類。 6、R^4が水素原子である特許請求の範囲第1項〜第
    5項記載のいずれかの新規なイソカルバサイクリン類。 7、R^5がブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプ
    チル基、2−ヘキシル基、2−メチル−2−ヘキシル基
    、2−メチルブチル基、2−メチルペンチル基、シクロ
    ペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、フェノキ
    シ基、シクロペンチルメチル基、またはシクロヘキシル
    メチル基である特許請求の範囲第1項〜第6項記載のい
    ずれかの新規なイソカルバサイクリン類。 8、n=0である特許請求の範囲第1項〜第7項記載の
    いずれかの新規なイソカルバサイクリン類。 9、Arがフェニル基またはp−トリル基である特許請
    求の範囲第1項〜第8項記載のいずれかの新規なイソカ
    ルバサイクリン類。 10、下記式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼…[II] 〔式中、R^1^1はC_1〜C_4のアルキル基もし
    くはアルケニル基を表わし、Arは前記定義に同じであ
    る。〕 で表わされる化合物を塩基で処理し、次いで下記式[I
    II] ▲数式、化学式、表等があります▼…[III] 〔式中、R^2^1およびR^3^1は同一もしくは異
    なり、トリ(C_1〜C_7)炭化水素シリル基、また
    は水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形成する
    基を表わし、R^4、R^5およびnは前記定義に同じ
    である。〕 で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
    意の割合の混合物である3,6,7−三置換ビシクロ[
    3.3.0]−2−オクテン類をパラジウム化合物存在
    下、位置特異的に反応せしめ、必要に応じて脱保護反応
    、加水分解反応を行うことを特徴とする下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] 〔式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、A
    r、nは前記定義に同じである。〕 で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
    意の割合の混合物である新規なイソカルバサイクリン類
    の製造方法。 11、上記式[II]においてR^1^1がメチル基であ
    る特許請求の範囲第10頁記載の新規なイソカルバサイ
    クリン類の製造法。 12、塩基が有機アルカリ金属であるか水素化アルカリ
    金属である特許請求の範囲第10頁または第11頁記載
    の新規なイソカルバサイクリン類の製造法。 13、パラジウム化合物が有機パラジウム(O)である
    特許請求の範囲第10頁〜第12頁記載のいずれかのイ
    ソカルバサイクリンの製造法。 14、下記式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼…[II] [式中、R^1^1、Arは前記定義に同じである。] で表わされる化合物を塩基で処理し、次いで下記式[I
    V] ▲数式、化学式、表等があります▼…[IV] 〔式中、R^2^1、R^3^1、R^4、R^5およ
    びnは前記定義に同じある〕 で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
    意の割合の混合物である3−メチレン−2,6,7−三
    置換ビシクロ[3.3.0]−オクタン類をパラジウム
    化合物存在下位置特異的に反応せしめ、さらに必要に応
    じて脱保護反応、加水分解反応を行うことを特徴とする
    下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] 〔式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、A
    r、nは前記定義に同じである。〕 で表わされる化合物、その鏡像体、あるいはそれらの任
    意の割合の混合物である新規なイソカルバサイクリン類
    の製造法。 15、上記式[II]においてR^1^1がメチル基であ
    る特許請求の範囲第14頁記載の新規なイソカルバサイ
    クリン類の製造法。 16、塩基が有機アルカリ金属であるか水素化アルカリ
    金属である特許請求の範囲第14頁または第15頁記載
    の新規なイソカルバサイクリン類の製造法。 17、パラジウム化合物が有機パラジウム(O)である
    特許請求の範囲第14頁〜第16頁記載のいずれかのイ
    ソカルバサイクリンの製造法。
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