JPS63501812A - 自動車用スポットタイプデイスクブレ−キ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用スポットタイプディスクブレーキ［産業上の利用分野コ この発明は、自動車用スポットタイプディスクブレーキに関し、特に、ブレーキ ディスクの側部に取付けられるブレーキキャリアが備えられており、このブレー キキャリアにはブレーキディスクの縁を包囲する２つのアームが備えられており 、このブレーキキャリアには支持面が形成されており、このブレーキキャリアに よって、ブレーキディスクの両側に配置されたブレーキシュが案内されており、 このブレーキシュはブレーキディスクの回転軸に平行に摺動可能に支持されてお り、ブレーキディスクとブレーキシュとを包囲し、且つブレーキシュの一方にブ レーキ作動装置の作動力を伝えるブレーキフレームが備えられ、ブレーキキャリ アに又はブレーキフレームに固定され、且つブレーキディスクの回転軸の軸方向 に平行なガイドボルトに沿って、ブレーキキャリアはブレーキディスクの回転軸 の方向に摺動可能に案内され、ブレーキキャリアはブレーキフレームの又はブレ ーキキャリアのリムに設けられたガイド孔に係合され、このリムがブレーキディ スクの側部に延出している、自動車用スポットタイプディスクブレーキに関する 。

［従来技術及びその問題点］ 上述した公知のスポットタイプのディスクブレーキでは（英国特許公報ＧＢ−Ｐ Ｓ　Ｎｏ　１，５４５，８２５）、ガイドボルトは、剛性のあるガイド孔の周壁 に摺動可能に配置されて、ブレーキフレームのための剛性のある柱状タイプのガ イドシステムが形成されている。ブレーキフレームは、ガイドボルトによりブレ ーキキャリアに連結されている。このスポットタイプのディスクブレーキの公知 例には、以下の欠点がある。即ち、製造時に、ガイドボルトとガイド孔との間の 隙間は、摺動可能なように、非常に正確に近接される必要がある。さらに、公知 のスポットタイプのディスクブレーキでは、不均一な摩耗の発生、制動解除の後 における残留している高いブレーキ圧力、及びブレーキの摩擦の発生が欠点とし て記載されている。

さらに公知のスポットタイプディスクブレーキ（西独特許公報ＤＥ−ＡＳ　Ｎｏ 、２８　０４　８０８）には、ブレーキキャリパを案内するために、ブレーキキ ャリパのガイド孔に弾性的なガイドスリーブが設けられている。ブレーキキャリ パは、外側からブレーキディスクとブレーキシューとを半径方向に包囲している 。ブレーキキャリアに固定され、且つ軸方向に平行な２つのガイドボルトは、ガ イドボルトから離間されたブレーキディスクの側部におけるブレーキシューのキ ャリパプレート外縁でブレーキキャリパを支持している。ブレーキキャリパとブ レーキシュとは、互いに押圧され、キャリパはスプリングクリップによりブレー キキャリアに対して押圧されている。この公知のスポットタイプのディスクブレ ーキでは、ブレーキシュは、ブレーキディスクの円周方向に比較的長く形成され ている。これにより、摩耗が不均一になっている。さらに、欠点として、ブレー キシュを交換するとき、ブレーキキャリパをブレーキキャリアから外す必要があ る。

［発明の目的］ この発明の目的は、簡単な構造であって、ガイド構造に精密な製造公差が必要と されない、上述したスポットタイプディスクブレーキを提供することにある。

［発明の構成、効果］ 上述した目的を達成するため、この発明では、弾性的なガイドスリーブがガイド 孔に設けられており、このガイドスリーブを介してブレーキフレームが弾性的に ガイドボルトに支持されており、ガイドボルトから離間されたブレーキディスク の側で、ブレーキフレームがブレーキキャリアの連結部に支持され、この連結部 は、２つのブレーキキャリアのアームに連結されており、ブレーキキャリアに対 してブレーキフレームを付勢するスプリング部材が設けられている。

この発明により、複雑な固定支持ガイドシステムを必要としないスポットタイプ ディスクブレーキが提供されている。

さらに、金属で覆われ、腐蝕がなく、ゴム弾性を有する対称構造であるガイドシ ステムが用いられている。平滑な円柱状の鋼がガイドボルトに用いられている。

従来技術の欠点、例えば、不均一な摩耗、ブレーキの解除の後高いブレーキ力が 残留していること、及びブレーキの摩擦とがこの発明により取除かれる。簡単な 構造であり、弾性的にボルトを案内することにより、半径及び接線方向にブレー キフレームを弾性的に揺動しうる。特に、腐蝕が発生する場合、ブレーキフレー ムが動かされて腐蝕がなくされる。製造に関しては、簡単な標準部品を使うこと ができる。ブレーキシュを単に半径方向外すことにより、ブレーキシュの交換が 容易になる。

さらに、この発明の実施態様によれば、ガイドボルトから離間したブレーキディ スクの側でブレーキフレームを支持するために、ブレーキキャリアに一体に形成 された連結部に単一の支持点即ち支持面が設けられ、ブレーキディスクの回転軸 及びブレーキキャリアの対称軸ををする平面の領域に、前記支持点が配置されて いる。この点、ブレーキキャリアの半径方向内側に、ブレーキフレームの半径方 向外面が支持されていることが明らかである。即ち、スプリング装置は、ブレー キフレームを半径方向内側に付勢する必要がある。この構造は、結果的に単純で あり、非常に小さい公差が必要とされている。２つのガイドボルトの側で、開口 の止めがブレーキフレームとブレーキキャリアとの間に形成されている。開口の 止めがサポートの第３の点として形成されている。ブレーキフレームとの接触点 は、公差を必要としない。公差の補正のために、ブレーキキャリアとの接触点は 、ブレーキキャリアのアームに設けられたパッド支持面に沿って作用する。

さらに、この発明の実施態様では、スプリング装置がブレーキキャリアの取付は 側に配置されている。さらに、スプリング装置は、単一のワイヤスプリングから 形成されている。

ワイヤスプリングには、ブレーキフレームを支持するためのＵ字状の中心部と、 この中心部から延出する２つのアームとが備えられ、このアームは、この基端で ブレーキディスクに平行に延出され、中間部でブレーキディスクの回転軸に平行 に延出され、先端部でブレーキキャリアに取付けられている。

単一のワイヤスプリングによって、簡単に、コスト安く、２つの部品を互いに付 勢することが可能である。

さらに、この発明の実施態様では、半径方向延出するリムを互いに連結し、開口 を規定する連結部がブレーキキャリアの取付は側に備えられ、作動装置を有する ブレーキフレームのリムが前記開口内に部分的に延入している。スプリング装置 は、効果的にこの取付は部に取付けられている。

この発明の別の実施例では、溶接され、螺合され、又は水密された、作動装置の 孔をロックするためのカバーは、ブレーキフレームの２つの構造によって、不要 となり、コストのかかる作業が不要となる。

［図面の簡単な説明］ 第１図は、スポットタイプディスクブレーキの平面図、第２図は、第１図のスポ ットタイプディスクブレーキを内側から視た側面図、第３図は、第１図のスポッ トタイプディスクブレーキを外側から視た側面図、第４図は、第１図乃至第３図 に示されたスポットタイプディスクブレーキの第１図のＡ−Ａ線に沿う断面図で ある。

［実施例の説明］ 図面に示されたスポットタイプのディスクブレーキ２は、自動車の固定部、例え ばステアリングナックルに取付けるためのブレーキキャリア４を備えている。ブ レーキキャリア４には、半径方向延出したリム８，１０を有し、かつブレーキデ ィスク（図示略）に必ず平行に延出した取付は部６が備えられている。半径方向 延出したリム８，１０は、半径方向内側の低部の連結部１２と半径方向外側の上 部の連結部１４とを介して、互いに連結されている。リム８，１０及び連結部１ ２．１４は開口１６を形成している。この間口１６に、ブレーキフレーム２０の リム１８の一部が延入している。ブレーキフレーム２０のリム１８は、作動装置 ２２を収納している。作動装置２２のブレーキピストン２４が図示されている。

このブレーキピストン２４の端部は、ブレーキシリンダ孔２６から突出している 。ブレーキピストン２４は、リム１８の一部に作動装置２２が形成されているた め、開口１６を通して延出している。ブレーキディスクの軸に平行に延出してい るブレーキキャリアアーム２８，３０は、ブレーキキャリア４の上部の連結部１ ４の半径方向外方部から延出している。

ブレーキキャリアアーム２８，３０の外端部は、連結部３２により互いに連結さ れている。第４図に示されるように、上部の連結部１４は、取付は部において、 低部の連結部１２に対して軸方向内側に若干オフセットされている。これにより 形成される自由空間には、内部支持面３４．３６が内ブレーキバッド３８のため に形成されている。支持面４０．４２は、外ブレーキパッド４４のために、ブレ ーキキャリアアーム２８．３０の外方部に設けられている。

第４図に示されるように、ブレーキキャリアに一体に形成された外方の連結部３ ２は、上部の連結部１４に対して半径方向内方に若干オフセットされている。連 結部３２は、ブレーキピストンの上端に略位置している。連結部３２の半径方向 内側には、第１図に示されるＡ−Ａ断面に一致するブレーキキャリア４の対称軸 の部分に位置する支持点（よりむしろ支持面４９）が備えられている。ブレーキ フレーム２０には、リム１８が備えられているだけでなく、ブレーキディスクの 軸即ちブレーキキャリアアーム２８，３０に平行に延出する２つのアーム４８． ５０が備えられている。このアーム４８゜５０は、連結部５２により軸方向外方 で連結されている。連結部５２には、ブレーキシリンダ孔２６のために窪みが設 けられる必要がないため、ブレーキフレーム２０は剛性がある。

これにより、陥没空間が結果的に小さくなっている。

ブレーキフレーム２０には、ボルト５４．５５により螺合された２つの部分が備 えられている。これらの接合面は、リム１８からアーム４８．５０への変化部に 設けられている。

リム１８には、軸線Ａ−Ａに対称に配置された２つの孔５８が備えられている（ 図面には、１つの孔のみ示されている）。

この孔５８には、鋼鉄製のガイドボルト６０が挿入されている。ガイドボルト６ ０は、ブレーキディスクの軸に平行に延出しており、ブレーキキャリア４のリム ８．１０（即ちブレーキキャリアアイ７２）に設けられた孔６２に係合されてい る。この構造でのブレーキキャリアアイ７２は、内ブレーキパッドの部分で軸方 向にのみ通出している。ガイドボルト６０と孔６２との間には、充分な遊びが設 けられている。孔６２に挿入された弾性スリーブ６４は、ガイドボルト６０のた めの可撓性のガイドを形成している。ガイドボルト６０の取付は部において、ブ レーキフレーム２０には、鋳造により窪み６６が形成されている。この窪み６６ においては、弾性的な保護キャップ６９の一端が突起状の座面に取付けられてい る。保護キャップ６９の他端は、ブレーキキャリアアイ７２の軸方向の突起７０ に固定されている。これにより、保護キャップは、はこり及び損傷からガイド構 造を保護する。図面に示されるように、保護キャップだめの座面を有し、且つプ レス成型されたスリーブにより、軸方向の突起７０が形成されている。これによ り、弾性スリーブ６４のための段部が形成されている（ｍｅｔａｌ　１ｏｐｌａ ｓｔ）。

第３図及び第４図から明らかなように、ブレーキフレーム２０の連結部５２には 、支持点（支持面４６）と協働する支持面７４が備えられており、支持面７４は 、Ａ−Ａ線の領域に配置され、曲線状に形成された連結部５２の上部に位置して いる。ブレーキキャリア４に対してブレーキフレーム２０されたスプリング装置 ７６が設けられている。ワイヤスプリングには、ブレーキフレーム２０の連結部 １８の半径方向外方上部側に位置し、支持面に僅かの角度をなして延出している Ｕ字状部７８が備えられている。アーム８０．８２は、当初中央部７８からブレ ーキディスクに平行に延出し、半径方向内側に小さい角度をなして延出している 。アーム８０゜８２の端部は、ブレーキディスクの軸と平行に折曲され、連結部 １４に設けられた孔に係合している。スプリング装置７６により付勢されて、ブ レーキフレーム２０は、弾性スリーブ６４の関連線により形成された軸線の内側 で下方に押圧されている。この軸線の外側でブレーキフレーム２０は、上方に即 ち半径方向外方に夫々押圧されている。連結部５２の支持面７４は、ブレーキキ ャリア４の支持面４６に対して押圧されている。

ブレーキパッド３８．４４は、パッド位置決めピン８３゜８５によりブレーキキ ャリア４内に保持されている。パッド位置決めピン８３．８５は、ブレーキディ スクの軸に平行に延出し、ブレーキパッド３８．４４のバックプレートに長方形 の開口を介して押圧されている。ブレーキキャリア４の連結部１４．３２の孔８ ６は、パッド位置決めピン８３．　８５を締め付けるように働く。このような孔 ８６が第１図に示されている。交差スプリング８８がパッド位置決めピン８３゜ ８５に対してブレーキパッド３８．４４を付勢するように設けられている。交差 スプリング８８は、その両アームでブレーキパッドのバックプレートに位置され ている一方、このアームは交差して延出し、パッド位置決めピン８３．８５の下 方に到達している。

国際調査報告 １１ｍ１ｍ１＾−’−”−”ＰＣＴ／ＥＰ　８６１００５２８ＡＮＮＥＸＴｏ’ ｘ！’、ＥＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬＳＥＡＲＣＨＲＥ？ＯＲτＯＮ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ブレーキディスクの側部に取付けられるブレーキキャリアが備えられており 、このブレーキキャリアにはブレーキディスクの縁を包囲する２つのアームが備 えられており、このブレーキキャリアには支持面が形成されており、このブレー キキャリアによって、ブレーキディスクの両側に配置されたブレーキシュが案内 されており、 このブレーキシュはブレーキディスクの回転軸に平行に摺動可能に支持されてお り、 ブレーキディスクとブレーキシュとを包囲し、且つブレーキシュの一方にブレー キ作動装置の作動力を伝えるブレーキフレームが備えられ、 ブレーキキャリアに又はブレーキフレームに固定され、且つブレーキディスクの 回転軸の軸方向に平行なガイドボルトに沿って、ブレーキキャリアはブレーキデ ィスクの回転軸の方向に摺動可能に案内され、 ブレーキキャリアはブレーキフレームの又はブレーキキャリアのリムに設けられ たガイド孔に係合され、このリムがブレーキディスクの側部に延出している、自 動車用スポットタイプディスクブレーキにおいて、 弾性的なガイドスリーブがガイド孔に設けられており、このガイドスリーブを介 してブレーキフレームが弾性的にガイドボルトに支持されており、 ガイドボルトから離間されたブレーキディスクの側で、ブレーキフレームがブレ ーキキャリアの連結部に支持されており、この連結部は、２つのブレーキキャリ アのアームに連結されており、 ブレーキキャリアに対してブレーキフレームを付勢するスプリング部材が設けら れていることを特徴とする、自動車用スポットタイプディスクブレーキ。
2. ２．ガイドボルトから離間したブレーキディスクの側でブレーキフレームを支持 するために、単一の支持点即ち支持面がブレーキキャリアの連結部に設けられ、 ブレーキディスクの回転軸及びブレーキキャリアの対称軸を有する平面の領域に 、前記支持点が配置されている、請求の範囲第１項に記載の自動車用スポットタ イプディスクブレーキ。
3. ３．ブレーキキャリアの半径方向内側に、ブレーキフレームの半径方向外面が支 持されている、請求の範囲第１項又は第２項に記載の自動車用スポットタイプデ ィスクブレーキ。
4. ４．半径方向延出するリムを互いに連結し、開口を規定する連結部がブレーキキ ャリアの取付け側に備えられ、作動装置を有するブレーキフレームのリムが前記 開口内に部分的に延入している、請求の範囲第１項乃至第３項のいづれか１つの 項に記載の自動車用スポットタイプディスクブレーキ。
5. ５．スプリング装置がブレーキキャリアの取付け側に配置されている、請求の範 囲第１項乃至第４項のいづれか１つの項に記載の自動車用スポットタイプディス クブレーキ。
6. ６．スプリング装置は単一のワイヤスプリングである、請求の範囲第５項に記載 の自動車用スポットタイプディスクブレーキ。
7. ７．ワイヤスプリングには、ブレーキフレームを支持するためのＵ字状の中心部 と、この中心部から延出する２つのアームとが備えられ、 このアームは、この基端でブレーキディスクに平行に延出され、中間部でブレー キディスクの回転軸に平行に延出され、先端部でブレーキキャリアに取付けられ る、請求の範囲第６項に記載の自動車用スポットタイプディスクブレーキ。
8. ８．スプリング装置は、ブレーキキャリアの連結部に取付けられている、請求の 範囲第４項乃至第７項のいづれか１つの項に記載の自動車用スポットタイプディ スクブレーキ。
9. ９．ブレーキフレームは２つの螺合部を備えている、請求の範囲第１項乃至第８ 項のいづれか１つの項に記載の自動車用スポットタイプディスクブレーキ。