JPS6350536A - 自動ワインダへの管糸供給搬送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は絹紡機揚り管糸を自動ワインタへ供給するに当
たフて、自動ワインダにおいて管糸の口糸を取り出し易
くするため、予め管糸の口糸を引き出してこれを管糸ボ
ビンの大穴に挿通保持させた日系処理管糸を搬送用トレ
イを利用して複数台の自動ワインダへ自動的に供給する
ための搬送システムに関し、特に自動ワインダに接続さ
れた複数管糸供給ラインの間に、互いに実トレイ及び空
トレイ搬送レールで構成した分岐搬送ラインを設けると
共に実トレイ受け渡し部に切換装置を設けて一方の管糸
供給ラインから他方の管糸供給ラインへ管系を送り込む
ように構成したものである。

〔従来の技術］ 精紡機で巻き揚げられた管糸を自動ワインダへ供給する
に当たっては、自動ワインダにおいて管糸の口糸な容易
に引き出し得るために予め管糸の糸端（口糸）を引き出
してこれを管糸ボビンの大穴に導入保持しておくことが
行なわれる。またこのような管糸を自動ワインダへ供給
するに当たってはその搬送手段として、管糸の外径より
も大径の基盤を形成しその中央部に管糸挿設用ビンを突
設したトレイを利用することもよく知られている。更に
ほこのトレイの搬送手段としてトレイ案内レールの内側
に丸形断面の駆動ベルトを走行させてトレイをこの駆動
ベルトに載せながら搬送することも既に提案している。

本出願人は先にこのような搬送手段を利用して、精肋機
揚り管糸の口糸を管糸ボビンの大穴へ導入保持させる管
糸ＩＡ理装置と、ロータリマガジンを具えた自動ワイン
ダとを連結して自動釣に管糸を搬送供給する手段を開発
して提案している。しかしながらこれらの手段は１台の
管糸処理装置と１台の自動ワインダを連結するだけのも
のであった。ところがこの管糸処理装置はその後の改良
に伴なって処理能力が増大し、複数台の自動ワインダへ
も処理した管糸を供給できることが分かった。

［発明が解決しようとする問題点］ ところがこのような管糸搬送供給手段では、管糸を抜き
取った空トレイもこの搬送ラインを利用して再び管糸処
理装置へ返還供給させる必要があり、管糸処理装置から
取り出した管糸塔載トレイ（実トレイ）を単に分岐させ
た案内レールを設けて分配するだけでは空トレイの返還
が困難である。更には、これらの搬送、分岐レールは設
置床面積を最小限にすると共に自動ワインダの操作を阻
害させないものであること並びに運転効率を挙げるため
に供給準備管糸を貯留しておくことが必要である。

［問題点を解決するための手段］ そこで本発明は、トレイの搬送ラインを管糸口糸処理装
置に連設した管糸取り出し搬送ラインと、−台のワイン
ダに設けた管糸供給ラインに接続させた一次貯留搬送ラ
インと、該接続部において他の自動ワインダの管糸供給
ラインに連設する分岐搬送ラインとで構成し、これらの
搬送ラインはそれぞれ実トレイ搬送レールと空トレイ搬
送レールで構成すると共にそれぞれを互いに接続し、管
糸供給ラインにはそれぞれ管糸の二次貯留部を形成する
と共は管糸供給ラインから分岐搬送ラインの実トレイ受
け渡し部には切換装置を設けて構成したものである。

［作用及び実施例］ 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明するが図は本発
明の具体的な実施の一例を示すもので、本発明はこれら
の図示例に限定されず前・後記の趣旨に沿って一部の構
成を変更したり或は一部の設計を変更しても同様に実施
することができる。

第１図（平面図）は本発明の全体を示し、第２図及び第
３図（いずれも断面図）は第１図の切断線ＩＩ　−１１
及びｌｌｌ−ｌ１１の矢印方向拡大断面図、第４図（略
示図）は第１図における搬送ラインの構成を示したもの
である。これらの図において、本発明は管糸口糸ＩＡ埋
装置１とロータリマガジンｌｌａ及び１２ａをそれぞれ
具えた自動ワインダ１１゜１２とを連結するものであり
、管糸口糸処理装置１としてはその頂部に絹紡管糸受け
入れ部（図示せず）を設けて管糸を導入し、その内側に
は管糸を回転させながら口糸を引き出すと共にこれを切
断して管糸ボビンの大穴に導入する装置を設けており、
処理された管糸はこの処理製蓋１へ返還導入された空ト
レイに挿設されて取り出される。即ち搬送ライン２はこ
の処理管糸を取り出すと共に他方では空トレイを送り込
むものであり、搬送ライン２はプーリ２ａと処理装置１
内に設けられた駆動プーリ（図示せず）との間に懸は渡
された丸形断面ベルト２ｂで構成され、該ベルト２ｂは
トレイ５を遊装するコ字形枠を互いに形成した案内レー
ル３．４の底面より僅かに高く位置してトレイ５を搭載
しており、ベルト２ｂの移動に伴なってトレイ５が６送
される。６は案内レールに設けたベルト支え滑車である
。この様な搬送レールではトレイ５が何らかの停止装置
によって６送を係留されてもベルトのみはトレイと滑っ
て移動し、トレイのみが停止され後続のトレイもこの停
止トレイに当たって停止される。そしてこの搬送ライン
２は第２図で示すように案内レール３が処理管糸を搭載
したトレイ５（以下実トレイ５と言う）の取り出し側と
なり、案内レール４側が空トレイ５ａの返還導入側とな
って互いに平行に配設される。本発明の管糸供給完遂シ
ステムは前記した処理管糸取り出し搬送ライン２に続い
て一次貯留ライン７が設けられ、この−次貯留ライン７
は第１図に示すように自動ワインダ１１のコツプマガジ
ン装置１１ａの直前に並設した管糸供給ライン８と一体
化した搬送ラインで構成し、この搬送ラインはプーリ７
ａと駆動プーリ７ｃ（第４図参照）、ガイドプーリ７ｄ
、及び７ｅに掛は渡された丸形断面駆動ベルト７ｂで構
成され、プーリ７ｃは垂直に設けた供給ライン８は第３
図で示すように形成される。即ち上部側レール８ａは実
トレイ５の搬送レールとなり下部側レール８ｂは空トレ
イ５ａの返還レールとなる。そしてこの供給ライン８の
マガジン並設部には、一方の自動ワインダニ２側に示し
たような管糸抜き取り供給装置１３が往復走行しており
、管糸供給を必要とするマガジン装置を探索して一時停
止し、供給ライン８の管糸をマガジンｌｌａへ供給する
ようになっている。従って供給ライン８の端末プーリ７
Ｃ側ではトレイ５はすべて空トレイ５ａとなり、この空
トレイ５ａは第４図に略示したシュート８ｃを介して下
部側レール８ｂに導かれて返還される。

そしてこの返還空トレイ５ａは前記管糸取り出し搬送ラ
イン２の返還側へ導くため、該−次貯留ライン７の空ト
レイ返還レール４ａは傾斜形で構成し、駆動ベルト７ｂ
はガイドプーリ７ｅとプーリ７ａとの間で傾斜ベルト７
ｂｂとなる。尚空トレイ５ａを確実に上昇方向へ導くた
めに、この傾斜返還レールのみはトレイ基盤部の両側だ
けを案内するガイドレールとなし、第５図（平面図）及
び第６図（第５図の下側側面図）に示すようにガイドプ
ーリ７ｆ、及びガイドプーリ７ｇを遊支して駆動ベルト
７ｂｂを添わせると共にこれらのガイドプーリに補助丸
形断面ベルト７ｈを掛は渡して共に駆動させて空トレイ
５ａの底面を２条の駆動ベルト７ｂｂ、７ｈで支えなが
ら上昇させることが推奨されるが、傾斜が緩いときは他
の案内レールと同様にしてもよい。

一方他側の自動ワインダ１２にもロータリマガジン装置
１２ａに並列して供給ライン１４が設けられており、該
供給ライン１４も前記供給ライン８と同じように形成さ
れ、駆動プーリ１４ａとプーリ１４ｃ（第４図）に掛は
渡された丸形断面駆動ベルト１４ｂで構成され、その上
部側レール１４ｄが実トレイ５の搬送レールとなり下部
側レールが空トレイ５ａの返還レールとなる。尚プーリ
１４ｃ側に設ける空トレイシュートは図示しなかったが
第４図の他側に設けたシュート８ｃと同様なシュートが
設けられる。本発明の要部はこのように構成する管糸供
給ライン８と１４との間に分岐ライン９を形成すると共
にこれらの供給ラインに実トレイの貯留部を形成して円
滑に管糸を自動ワインダへ供給するものである。即ち分
岐ライン９は単独の駆動ベルトで構成すると共に前記−
時貯留ライン７から実トレイを受け取って他側の供給ラ
イン１４の実トレイレール１４ｄへ渡し且つ供給ライン
１４側の返遠空トレイを受け取って供給ライン８側の空
トレイ返還レールへ渡す必要がある。よって分岐ライン
９は双方の供給ラインの実トレイ搬送レール及び空トレ
イ搬送レールの高さ位置にわたってプーリ９ａ。

９ａａ、及び９ｃ、９ｃｃを設けると共にこれらのプー
リと直交させてガイドプーリ９ｅ、及び９ｄを設け、ガ
イドプーリのいずれかを積極駆動とし、これらのプーリ
に丸形断面駆動ベルト９ｂを掛は渡す。そして上部側レ
ール９ｆを実トレイ搬送レールとし下部レール９ｇを空
トレイ返還レールとする。またこれらのレール９ｆ、９
ｇは供給ライン８，１４のレールと同様に形成すると共
にその接続部においては前記プーリ９ａ、９ｃの一部面
が実トレイ５を支えて送る移送面となり、９ａａ、９ｃ
ｃが空トレイ５ａの支持面となってトレイを移送する。

そしてこれらのレールは第１図に示したように互いにト
レイを円滑に移送するように連設する。第７図（平面図
）及び第８図（第７図の下側側面図）は供給ライン８と
分岐ライン９との接続部を示したもので、この接続部は
供給ライン８の前記−次貯留ライン７に近接して構成さ
れ、空トレイ返還レール９ｇが傾斜形返還レール４ａの
手前側で接続するように構成される。面図は分岐ライン
９が供給ライン８，１４に対して直交するものを示した
が、床面や機台配設によって斜交させてもよい。そして
供給ライン８と分岐ライン９との上部側レール実トレイ
受け渡し部には切替装置１５を設け、該切替装置１５は
一次貯留ライン７から送られてくる実トレイ５を供給ラ
イン８と分岐ライン９とへ分配するものであり、供給ラ
イン１４の二次貯留管糸が特定数に到達するまで供給ラ
イン８の実トレイ５を分岐ラインに導き入れて供給ライ
ン１４へ供給する。

そして切替装置１５の構成は、供給ライン８の実トレイ
案内レール３ａに支軸１５ｃを固設したブラケット板を
取り付け、この支軸１５ｃに翼片１５ｂ設けた筒軸を遊
支する。そして該筒軸の根本側にはレバー１５ｄを固設
すると共に該レバー１５ｄに作動シリンダ１５ａのピス
トンを連結する。作動シリンダ１５ａは後述する供給ラ
イン８に形成する二次貯留部の実トレイ５が特定数に至
ったとき、若しくは供給ライン１４側に形成する二次貯
留部の実トレイ５が特定数に到達しない間は第７図の実
線位置を保持して一次貯留ライン７の実トレイ５を分岐
ライン９側へ移送する。

一方このように構成する実トレイ搬送ライン及び空トレ
イ返還ラインには第１図に略示するようなトレイ係留装
置ＩＱａ、１０ｂ、１０ｃ。

１０ｄ、１０ｅが設けられ、これらの係留装置１０は第
９図（平面図）及び第１０図（第９図の右側面図）のよ
うに構成される。即ち実トレイ案内レール及び空トレイ
案内レールの下側にトレイ移動方向へ傾斜させた折り曲
げブラケット１０ｆを取り付け、この折り曲げ片側に作
動シリンダ１０ｇを取り付けてその作動ピストン１０ｉ
を案内レール内に突出させる。そして作動ピストン１０
ｉを突出作動させたときトレイの基盤部を係留させる。

尚１０ｊはトレイを確実に係留させるための案内板で、
係留装置１０を設ける案内レールのトレイ移動進入方向
側にそれぞれ設けられる。ｔｏｈは制御装置（図示せず
）から延びる連結バイブである。そして係留装置の１０
ａは一次貯留ライン７の実トレイ案内レール３ａに設け
られて管糸糸端処理装置１から取り出される実トレイを
一次貯留し、この貯留は自動ワインダ１１及び１２の必
要とする管糸を貯留すると共に特定数量の実トレイを貯
留するとその端末側に設けたトレイ検出装置（図示せず
）が満量を検知して糸端処理装置１の作動を停止させる
。尚取り出し搬送ライン２と一次貯留ライン７の実トレ
イ受け渡し部には１６で示すような案内板を設けており
、この案内板は実トレイ５のみを一次貯留ライン７へ案
内し、糸端処理装置１において管糸が挿設されなかった
ミス空トレイはこの案内板の下側をくぐって直接取り出
し搬送ライン２の空トレイ送り込みレール４へ導くよう
に構成している。他方係留装置ｉｏｂ、及び１０ｃはそ
れぞれ管糸供給ライン８及び１４に取り付けてそれぞれ
に二次貯留部を形成し、これらの係留装置１０ｂ、１０
ｃはそれぞれの供給ラインに設けた前記管糸法き取り供
給装置１３の直前に保留する管糸の不足を検知して貯留
実トレイ５を供給ライン側へ開放するものである。他方
係留装置１０ｄ及び１０ｅは空トレイ用のものであり、
１０ｄは供給ライン８の空トレイ返還レール８ｂ側に設
けて分岐ライン９の空トレイ返還レール９ｇから供給ラ
イン８の空トレイ返遠側レール８ｂへ合流する空トレイ
５ａの交通を規制するものであり、係留装置１０ｅは搬
送ライン２の空トレイ送り込みレール４へ送り込まれる
空トレイの交通を規制する。そしてこれらの係留装置１
０ｄ１及び１０ｅは、分岐ライン９の空トレイ返還レー
ルの端末部及び搬送レール２の空トレイ案内レールに設
けるトレイ検知装置（図示せず）によって返還空トレイ
５ａを一時的に係留するものである。尚−次貯留ライン
の実トレイ貯留数量並びに各供給ラインに形成する二次
貯留部の実トレイ貯留数量は、仕掛かり糸種や作業効率
によって保留装置１０の取り付は位置及び実トレイ検知
装置の取り付は位置を変更すればよい。またこれらは実
トレイ検知装置の検出数量によって数量規制としてもよ
いし、必要によっては他の部分にも、これらの保留装置
を設けてもよい。

［発明の効果］ 本発明ワインダへの管糸供給搬送システムはこのように
構成したから、−台の管糸糸端処理装置から複数台の自
動ワインダヘ管糸を円滑に送給することができる。また
この搬送システムは一台の自動ワインダの管糸供給ライ
ンに単独で構成した分岐ラインを他側に連設すると共に
該分岐ラインは実トレイ及び空トレイ案内レールを形成
して互いに接続して構成したからトレイの運搬を円滑に
する。また−次貯留ライン並びに二次貯留部を構成した
から運転操業を円滑に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体を示す平面略図、第２図及び第３
図は第１図の切断線ＴＩ　−１１及びＩＩＩ−ＩＩＩの
矢印方向拡大断面図、第４図は搬送ラインの構成を示す
略示図、第５図は第１図の一部を拡大した他の実施例を
示す平面図、第６図は第５図の下側側面図、第７図は第
１図の要部拡大平面図、第８図は第７図の下側側面図、
第９図は係留装置の平面図、第１０図は第９図の右側面
図である。 １：管糸糸端処理装置 ２：取り出し搬送ライン ３：管糸取り出しレール ４：空トレイ送り込みレール ５；実トレイ　　　　　　６：支え滑車７：−次貯留ラ
イン　　８：供給ライン９：分岐ライン　　　　１０：
係留装置１１．１２：自動ワインダ １３：管糸抜き取り供給装置 １４：供給ライン　　　１５：切替え装置１６：案内板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）管糸口糸処理装置から取り出した管糸を複数台の
   自動ワインダへ供給する搬送システムであって、口糸処
   理管糸を挿設する搬送用トレイを利用すると共に該トレ
   イの搬送ラインを管糸口糸処理装置に連設した管糸取り
   出し搬送ラインと、１台のワインダに設けた管糸供給ラ
   インに接続した一時貯留搬送ラインと、該接続部におい
   て他の自動ワインダの管糸供給ラインに連設する分岐搬
   送ラインとで構成し、これらの搬送ラインはそれぞれ実
   トレイ搬送レールと空トレイ搬送レールで構成すると共
   にそれぞれを互いに接続し、管糸供給ラインにはそれぞ
   れ管糸の二次貯留部を形成すると共に管糸供給ラインか
   ら分岐搬送ラインの実トレイ受け渡し接続部には切換装
   置を設けて構成したことを特徴とする自動ワインダへの
   管糸供給搬送システム。