JPS6346197B2 - - Google Patents
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- JPS6346197B2 JPS6346197B2 JP56050199A JP5019981A JPS6346197B2 JP S6346197 B2 JPS6346197 B2 JP S6346197B2 JP 56050199 A JP56050199 A JP 56050199A JP 5019981 A JP5019981 A JP 5019981A JP S6346197 B2 JPS6346197 B2 JP S6346197B2
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Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は高炭素鋼線とくにPC用鋼線などの
高強度の鋼線を撚線する方法およびそのための撚
線機、特に曲り癖のない直線性の良い撚線を製造
する方法および装置に関するものである。
高強度の鋼線を撚線する方法およびそのための撚
線機、特に曲り癖のない直線性の良い撚線を製造
する方法および装置に関するものである。
鋼撚線、特にPC(プレストレストコンクリー
ト)用鋼撚線において配筋時の作業性、応力導入
時の摩擦力の軽減、応力の均一化などのため直線
性が必要とされる。最近のPCCV、大型タンク、
あるいは大型橋梁などに用いるPC鋼材の大型化
は著るしく、多数のPC鋼撚線を束ねたテンドン、
たとえば7本撚の外径1/2吋の鋼撚線を54本束ね
た1000屯テンドンなどが使用される。その場合テ
ンドンをシースにプツシングマシーンを用いて装
入するがテンドン、すなわち各素撚線の直線性が
悪いと装入作業が困難となる。またテンドンに応
力導入をする際素撚線の直線性が悪いと応力に不
均一が生じ、またシースの直線部、曲線部でのテ
ンドンとの摩擦係数もその直線性によつて大きく
左右される。撚線は一般に中心の素線の周囲に多
数の他の素線を撚つた構造であり各素線の直線性
や外側の素線に与えるプレフオームの均一性など
が撚線としての直線性に影響を与えるが、とくに
中心の素線の直線性が最も大きな寄与度を持つて
いる。
ト)用鋼撚線において配筋時の作業性、応力導入
時の摩擦力の軽減、応力の均一化などのため直線
性が必要とされる。最近のPCCV、大型タンク、
あるいは大型橋梁などに用いるPC鋼材の大型化
は著るしく、多数のPC鋼撚線を束ねたテンドン、
たとえば7本撚の外径1/2吋の鋼撚線を54本束ね
た1000屯テンドンなどが使用される。その場合テ
ンドンをシースにプツシングマシーンを用いて装
入するがテンドン、すなわち各素撚線の直線性が
悪いと装入作業が困難となる。またテンドンに応
力導入をする際素撚線の直線性が悪いと応力に不
均一が生じ、またシースの直線部、曲線部でのテ
ンドンとの摩擦係数もその直線性によつて大きく
左右される。撚線は一般に中心の素線の周囲に多
数の他の素線を撚つた構造であり各素線の直線性
や外側の素線に与えるプレフオームの均一性など
が撚線としての直線性に影響を与えるが、とくに
中心の素線の直線性が最も大きな寄与度を持つて
いる。
従来からPC鋼撚線を製造するにはチユーブラ
ー型の撚線機が使用される。たとえば7本撚の撚
線の場合の撚線機を第1図に示す。すなわちガイ
ドローラーの上に回転するチユーブ1を乗せ、チ
ユーブ内には空間に静止するクレードル2を引出
側からNo.1〜No.6の6個をもうけクレードル2内
に素線を巻いたボビン3を取りつける。回転チユ
ーブの最後尾より後方に固定サプライボビン4を
置きそれにも素線が巻かれている。各ボビンに巻
かれた素線は回転チユーブ1のクレードルを支持
する軸の孔7を通つて内壁に沿てチユーブの先端
に引き出され目板8を通つて撚られて撚線とな
る。サプライボビンに素線を巻くとそれだけ素線
の直線性が害せられるのでボビンの直径は大きい
方が望ましい。ところがチユーブ内のボビンの直
径を大にするとチユーブ自体の直径を大きくしな
ければならず、そうするとチユーブの回転数、す
なわち撚線速度が低下する。したがつてチユーブ
内のボビンの直径を大きくすることは不利であ
る。一方チユーブ最後尾の外のボビンは直径を大
きくすることができる。一般に撚線の外側の素線
は目板8を通つて撚られる直前にプレフオームロ
ーラーを通してプレフオームを行うことによつて
線癖を減少させることができ、また撚線の直線性
に対する影響が少い。したがつてチユーブ内に取
りつけられた6箇の小径のボビンに巻いた素線1
1は撚線の外側の素線に用い、チユーブの最後尾
の後方にもうけた直径の大きな固定サプライボビ
ンに巻いた素線12を撚線の中心線に用いるのが
普通である。この場合固定サプライボビン4に巻
かれた中心素線12は矯正用の伸直ロール13を
通して直線性を良くし、チユーブの後端の軸の中
心孔5からチユーブに入りチユーブの内壁に沿つ
て移動して目板8の中心孔6を通つて引き出され
撚線の中心素線となる。この中心素線12は大き
な直径のボビンを用いてはいるがやはり線癖があ
るので直角方向に多数のロールを並べて素線を通
して伸直する伸直ロール13を通す必要があり伸
直効果を充分にするため伸直ロール内での素線の
曲げを強くすると引き出し抵抗が大となり、また
線はチユーブ内で図示のように曲げられるので新
たな線癖が発生し、この方法では直線性の良い鋼
撚線をつくることができない。
ー型の撚線機が使用される。たとえば7本撚の撚
線の場合の撚線機を第1図に示す。すなわちガイ
ドローラーの上に回転するチユーブ1を乗せ、チ
ユーブ内には空間に静止するクレードル2を引出
側からNo.1〜No.6の6個をもうけクレードル2内
に素線を巻いたボビン3を取りつける。回転チユ
ーブの最後尾より後方に固定サプライボビン4を
置きそれにも素線が巻かれている。各ボビンに巻
かれた素線は回転チユーブ1のクレードルを支持
する軸の孔7を通つて内壁に沿てチユーブの先端
に引き出され目板8を通つて撚られて撚線とな
る。サプライボビンに素線を巻くとそれだけ素線
の直線性が害せられるのでボビンの直径は大きい
方が望ましい。ところがチユーブ内のボビンの直
径を大にするとチユーブ自体の直径を大きくしな
ければならず、そうするとチユーブの回転数、す
なわち撚線速度が低下する。したがつてチユーブ
内のボビンの直径を大きくすることは不利であ
る。一方チユーブ最後尾の外のボビンは直径を大
きくすることができる。一般に撚線の外側の素線
は目板8を通つて撚られる直前にプレフオームロ
ーラーを通してプレフオームを行うことによつて
線癖を減少させることができ、また撚線の直線性
に対する影響が少い。したがつてチユーブ内に取
りつけられた6箇の小径のボビンに巻いた素線1
1は撚線の外側の素線に用い、チユーブの最後尾
の後方にもうけた直径の大きな固定サプライボビ
ンに巻いた素線12を撚線の中心線に用いるのが
普通である。この場合固定サプライボビン4に巻
かれた中心素線12は矯正用の伸直ロール13を
通して直線性を良くし、チユーブの後端の軸の中
心孔5からチユーブに入りチユーブの内壁に沿つ
て移動して目板8の中心孔6を通つて引き出され
撚線の中心素線となる。この中心素線12は大き
な直径のボビンを用いてはいるがやはり線癖があ
るので直角方向に多数のロールを並べて素線を通
して伸直する伸直ロール13を通す必要があり伸
直効果を充分にするため伸直ロール内での素線の
曲げを強くすると引き出し抵抗が大となり、また
線はチユーブ内で図示のように曲げられるので新
たな線癖が発生し、この方法では直線性の良い鋼
撚線をつくることができない。
上記チユーブラー型撚線機と異り第2図に示す
ようなスキツプ型撚線機も用いられる。この撚線
機はチユーブラー型撚線機のチユーブの代りに各
クレードルの両端の軸受部の間にクレードルの外
側を回転する円弧状のスキツプ9を対称の位置に
もうけ、その内部を鋼線を通過させながらスキツ
プを回転することによつて撚線を製造するもので
ある。スキツプ型の撚線機は銅、アルミなどの電
線用撚線、あるいはワイヤロープのクロツシング
用など素線が柔軟な材質用が中心でPC鋼撚線の
ように高強度の太線用には余り用いられていな
い。これはスキツプには通常鋼管が用いられてい
るがチユーブより強度が低く太い素線による大き
な張力に耐える強さがないことが一因であるがさ
らに各スキツプを順次に通過する素線は波状のパ
スラインを通過するので素線の引き出し抵抗が大
きく、さらに波の山数によつて引き出し口に近い
クレードルと遠いクレードルの素線の間に通過抵
抗の差がでることにより各素線間の撚り張力がバ
ラツクことが原因である。またチユーブラー型と
同じ理由により最後尾の後側に置いた固定サプラ
イボビンの素線を撚線の中心線に使用するのが普
通であるが伸直ロールの抵抗がスキツプ内での繰
り返し波状のパスラインの抵抗で倍加され充分な
伸直矯正が行えない欠点がある。
ようなスキツプ型撚線機も用いられる。この撚線
機はチユーブラー型撚線機のチユーブの代りに各
クレードルの両端の軸受部の間にクレードルの外
側を回転する円弧状のスキツプ9を対称の位置に
もうけ、その内部を鋼線を通過させながらスキツ
プを回転することによつて撚線を製造するもので
ある。スキツプ型の撚線機は銅、アルミなどの電
線用撚線、あるいはワイヤロープのクロツシング
用など素線が柔軟な材質用が中心でPC鋼撚線の
ように高強度の太線用には余り用いられていな
い。これはスキツプには通常鋼管が用いられてい
るがチユーブより強度が低く太い素線による大き
な張力に耐える強さがないことが一因であるがさ
らに各スキツプを順次に通過する素線は波状のパ
スラインを通過するので素線の引き出し抵抗が大
きく、さらに波の山数によつて引き出し口に近い
クレードルと遠いクレードルの素線の間に通過抵
抗の差がでることにより各素線間の撚り張力がバ
ラツクことが原因である。またチユーブラー型と
同じ理由により最後尾の後側に置いた固定サプラ
イボビンの素線を撚線の中心線に使用するのが普
通であるが伸直ロールの抵抗がスキツプ内での繰
り返し波状のパスラインの抵抗で倍加され充分な
伸直矯正が行えない欠点がある。
スキツプ型の撚線機においてスキツプが高速回
転するとその内部を通る鋼線は遠心力を受けて外
側に張り出そうとし、線の両端での張力とこの遠
心力による張力が平衡すると素線はスキツプ内の
ガイドロールあるいはガイドパイプと接触せず空
間に浮いたようになりスキツプとの摩擦が極小と
なる。第3図に示すようにスキツプが円弧型であ
る場合この張力は次式で表わされる。
転するとその内部を通る鋼線は遠心力を受けて外
側に張り出そうとし、線の両端での張力とこの遠
心力による張力が平衡すると素線はスキツプ内の
ガイドロールあるいはガイドパイプと接触せず空
間に浮いたようになりスキツプとの摩擦が極小と
なる。第3図に示すようにスキツプが円弧型であ
る場合この張力は次式で表わされる。
T=m(WL/2)2−mw2Lα/2(R−r)
但しT:張力 Kg
m:線の単位長さ当り質量 Kgsu2/m2
w:回転速度 Rad/su
L:スキツプ軸間距離
α:スキツプ端の軸に対する角度 Rad.
R:スキツプ円弧半径 m
r:スキツプ頂点の回転半径 m
たとえば外径1/2吋の7本撚撚線の場合は素線
径4.22mmであり、L=230cm、R=146cm、r=56
cmのスキツプを使用して600回転/分の速度で撚
線を行うとT=17Kgとなる。また外径0.6吋の7
本撚撚線では素線の直径は5.05mmで上記と同型の
スキツプ型撚線機を用いて450回転/分の速度で
撚線を行うとT≒14Kgとなる。この事実はボビン
の張力をTより小さく調整した場合には線の遠心
力によりスキツプの外側に素線が張りつき、その
摩擦によつて張力が逐次増加しスキツプを多数通
過してTに達するとスキツプ内のガイドの中間を
走るようになつて抵抗が減少し結局張力がTに収
斂する結果になる。この平衡した張力Tになると
素線が対称関係にある各スキツプを波状に通過す
るので各スキツプ間相互で釣合い変化しないよう
になり、No.1、No.2ボビンからの素線を除きすべ
てのボビンからの素線張力が一定となりこの事実
がスキツプ型撚線機の特長をなしている。しかし
ながらスキツプ型撚線機においてNo.1クレードル
の素線はスキツプ内を通過せず、No.2クレードル
の素線も1箇のスキツプを通過するのみでありNo.
1、No.2クレードルの素線についてはこの特長は
発揮されない。
径4.22mmであり、L=230cm、R=146cm、r=56
cmのスキツプを使用して600回転/分の速度で撚
線を行うとT=17Kgとなる。また外径0.6吋の7
本撚撚線では素線の直径は5.05mmで上記と同型の
スキツプ型撚線機を用いて450回転/分の速度で
撚線を行うとT≒14Kgとなる。この事実はボビン
の張力をTより小さく調整した場合には線の遠心
力によりスキツプの外側に素線が張りつき、その
摩擦によつて張力が逐次増加しスキツプを多数通
過してTに達するとスキツプ内のガイドの中間を
走るようになつて抵抗が減少し結局張力がTに収
斂する結果になる。この平衡した張力Tになると
素線が対称関係にある各スキツプを波状に通過す
るので各スキツプ間相互で釣合い変化しないよう
になり、No.1、No.2ボビンからの素線を除きすべ
てのボビンからの素線張力が一定となりこの事実
がスキツプ型撚線機の特長をなしている。しかし
ながらスキツプ型撚線機においてNo.1クレードル
の素線はスキツプ内を通過せず、No.2クレードル
の素線も1箇のスキツプを通過するのみでありNo.
1、No.2クレードルの素線についてはこの特長は
発揮されない。
この発明は従来の撚線方法の欠点を解消するた
め上記事実を研究の結果なされたものでありたと
えば7本撚撚線を製造する場合に7箇、もしくは
8箇のクレードルを有するチユーブラー型あるい
はスキツプ型撚線機を構成し、該鋼線機のNo.2ク
レードルに中心素線のボビンを装着しNo.1クレー
ドル内にもうけた伸直装置を通して中心素線を引
き出すことにより直線性の良好な鋼撚線を製造す
る方法およびその装置である。
め上記事実を研究の結果なされたものでありたと
えば7本撚撚線を製造する場合に7箇、もしくは
8箇のクレードルを有するチユーブラー型あるい
はスキツプ型撚線機を構成し、該鋼線機のNo.2ク
レードルに中心素線のボビンを装着しNo.1クレー
ドル内にもうけた伸直装置を通して中心素線を引
き出すことにより直線性の良好な鋼撚線を製造す
る方法およびその装置である。
以下図面を参照して本発明をさらに詳しく説明
する。第4図は本発明による7本撚線を製造する
ためのチユーブラー型撚線機の実施例を示すもの
である。すなわち回転するチユーブ1の中に7箇
のクレードル2をもうけ引き出し側に最も近いNo.
1クレードル2―1中に素線の直線矯正装置13
をもうけてある。この撚線機を使用するにはチユ
ーブ1の後端の外側にもうけた固定ボビン4およ
びNo.3〜No.7クレードル2―3〜2―7の中に取
りつけたボビン3に巻きつけた素線11を図示の
ようにチユーブ1の内壁に沿つて引き出し、No.2
クレードル2―2の中のボビンに巻きつけた素線
12はNo.1クレードル2―1の直線矯正装置を通
して引き出し、この素線を撚線の中心線として他
の6本の素線を目板8、撚り合わせダイス15を
通して外周に撚り合わせ、ダブルキヤプスタン1
0によつて引き出し撚線14とする。この方法お
よび撚線機によれば中心素線はボビンからのパス
ラインが直線であり直線矯正装置以外の抵抗がな
いので直線性を良くするように充分に矯正装置を
働かすことができ、また矯正装置を出てから素線
に曲げ加工が与えられない。また中心素線を撚り
口の横を通して引き出すことによつて素線の直線
性を容易に調整、確認して作業することができ
る。したがつて中心素線の直線性が非常に良く直
線性の良好な撚線を製造することができる。第5
図はチユーブラー型撚線機の他の実施例を示すも
のでチユーブ1の内部にクレードルを8箇もう
け、引き出し側のNo.2クレードルを中心素線用と
しNo.1クレードルに直線矯正装置を取りつけて中
心素線が直線のパスラインを通るようにし残りの
No.3〜No.8のクレードルのボビンに巻いた素線を
撚線の外周用に用いるようにしたものである。こ
の撚線機によつても上記実施例の場合と同様直線
性の良好な撚線を得ることができる。
する。第4図は本発明による7本撚線を製造する
ためのチユーブラー型撚線機の実施例を示すもの
である。すなわち回転するチユーブ1の中に7箇
のクレードル2をもうけ引き出し側に最も近いNo.
1クレードル2―1中に素線の直線矯正装置13
をもうけてある。この撚線機を使用するにはチユ
ーブ1の後端の外側にもうけた固定ボビン4およ
びNo.3〜No.7クレードル2―3〜2―7の中に取
りつけたボビン3に巻きつけた素線11を図示の
ようにチユーブ1の内壁に沿つて引き出し、No.2
クレードル2―2の中のボビンに巻きつけた素線
12はNo.1クレードル2―1の直線矯正装置を通
して引き出し、この素線を撚線の中心線として他
の6本の素線を目板8、撚り合わせダイス15を
通して外周に撚り合わせ、ダブルキヤプスタン1
0によつて引き出し撚線14とする。この方法お
よび撚線機によれば中心素線はボビンからのパス
ラインが直線であり直線矯正装置以外の抵抗がな
いので直線性を良くするように充分に矯正装置を
働かすことができ、また矯正装置を出てから素線
に曲げ加工が与えられない。また中心素線を撚り
口の横を通して引き出すことによつて素線の直線
性を容易に調整、確認して作業することができ
る。したがつて中心素線の直線性が非常に良く直
線性の良好な撚線を製造することができる。第5
図はチユーブラー型撚線機の他の実施例を示すも
のでチユーブ1の内部にクレードルを8箇もう
け、引き出し側のNo.2クレードルを中心素線用と
しNo.1クレードルに直線矯正装置を取りつけて中
心素線が直線のパスラインを通るようにし残りの
No.3〜No.8のクレードルのボビンに巻いた素線を
撚線の外周用に用いるようにしたものである。こ
の撚線機によつても上記実施例の場合と同様直線
性の良好な撚線を得ることができる。
第6図は本発明によるスキツプ型の撚線機を示
すものである。すなわち7箇のクレードル2の両
端の軸受部の間にクレードルの外側を回転する円
弧状のスキツプ9を対称の位置にもうけ、スキツ
プ内部に素線を通過させ、スキツプを回転するこ
とによつて撚線を製造する。チユープラー型の場
合と同様に引き出し側のNo.2クレードル2―2の
ボビンに中心素線12を巻き、No.1クレードル2
―1にもうけた直線矯正装置13を通して直線の
パスラインで撚りダイス15まで引き出すように
なつている。撚線機の後端の外側の固定ボビン
4、およびNo.3〜No.7クレードル中のボビン3の
素線はスキツプ9の内部を波状に通過させ上記中
心線の外側に撚り合わせる。第7図はスキツプ型
撚線機の他の実施例を示すもので8箇のクレード
ルをもうけて前記実施例の固定式ボビン4の代り
にNo.8クレードル2―8のボビンを使用したもの
である。この方法によればチユーブラー型撚線機
の場合と同様に中心素線は直線のパスラインを通
つて引き出され途中に直線矯正装置がもうけられ
ているので矯正装置の抵抗が大となつても差し支
えなく充分に直線矯正をすることができ直線性の
良好な撚線を得ることができる。さらにNo.3のク
レードルより後部の撚線外周の素線はNo.3クレー
ドルの場合でもNo.1、No.2クレードルの外側の2
つのスキツプ内を波状に通過し、他の3〜7箇の
スキツプ内を波状に通過した素線と略々同じ張力
条件となり前述のスキツプタイプ撚線機の波状の
回転する素線の遠心力による同じ張力が生じ、す
べての外側素線の張力が均一化する効果をも有す
るのである。
すものである。すなわち7箇のクレードル2の両
端の軸受部の間にクレードルの外側を回転する円
弧状のスキツプ9を対称の位置にもうけ、スキツ
プ内部に素線を通過させ、スキツプを回転するこ
とによつて撚線を製造する。チユープラー型の場
合と同様に引き出し側のNo.2クレードル2―2の
ボビンに中心素線12を巻き、No.1クレードル2
―1にもうけた直線矯正装置13を通して直線の
パスラインで撚りダイス15まで引き出すように
なつている。撚線機の後端の外側の固定ボビン
4、およびNo.3〜No.7クレードル中のボビン3の
素線はスキツプ9の内部を波状に通過させ上記中
心線の外側に撚り合わせる。第7図はスキツプ型
撚線機の他の実施例を示すもので8箇のクレード
ルをもうけて前記実施例の固定式ボビン4の代り
にNo.8クレードル2―8のボビンを使用したもの
である。この方法によればチユーブラー型撚線機
の場合と同様に中心素線は直線のパスラインを通
つて引き出され途中に直線矯正装置がもうけられ
ているので矯正装置の抵抗が大となつても差し支
えなく充分に直線矯正をすることができ直線性の
良好な撚線を得ることができる。さらにNo.3のク
レードルより後部の撚線外周の素線はNo.3クレー
ドルの場合でもNo.1、No.2クレードルの外側の2
つのスキツプ内を波状に通過し、他の3〜7箇の
スキツプ内を波状に通過した素線と略々同じ張力
条件となり前述のスキツプタイプ撚線機の波状の
回転する素線の遠心力による同じ張力が生じ、す
べての外側素線の張力が均一化する効果をも有す
るのである。
以上詳しく説明したように本発明によれば撚線
の中心素線を引き出し側のNo.2クレードル内に置
き、No.1クレードル内にもうけた直線矯正装置を
通して直線パスラインで撚り口に引き出すように
なつているのでPC鋼撚線、ステンレス鋼撚線、
亜鉛鍍鋼撚線などの高強度の鋼撚線に使用すれば
従来の方法、装置に比しより直線性の高い撚線を
製造することができる。
の中心素線を引き出し側のNo.2クレードル内に置
き、No.1クレードル内にもうけた直線矯正装置を
通して直線パスラインで撚り口に引き出すように
なつているのでPC鋼撚線、ステンレス鋼撚線、
亜鉛鍍鋼撚線などの高強度の鋼撚線に使用すれば
従来の方法、装置に比しより直線性の高い撚線を
製造することができる。
第1図、第2図は従来のチユーブラー型、およ
びスキツプ型の撚線機の原理を示す平面図、第3
図はスキツプ型撚線機における素線に対する遠心
力の影響を示す説明図、第4図〜第7図は本発明
の撚線機の実施例を示す平面図である。 1:チユーブ、2―1〜2―8:No.1〜No.8ク
レードル、3:ボビン、4:固定ボビン、5:チ
ユーブ後端軸孔、6:先端軸孔、7:クレードル
軸孔、8:目板、9:スキツプ、10:キヤプス
タン、11:外周用素線、12:中心素線、1
3:直線矯正機、14:撚線、15:撚りダイ
ス。
びスキツプ型の撚線機の原理を示す平面図、第3
図はスキツプ型撚線機における素線に対する遠心
力の影響を示す説明図、第4図〜第7図は本発明
の撚線機の実施例を示す平面図である。 1:チユーブ、2―1〜2―8:No.1〜No.8ク
レードル、3:ボビン、4:固定ボビン、5:チ
ユーブ後端軸孔、6:先端軸孔、7:クレードル
軸孔、8:目板、9:スキツプ、10:キヤプス
タン、11:外周用素線、12:中心素線、1
3:直線矯正機、14:撚線、15:撚りダイ
ス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 静止したクレードルを直列に配置し、該クレ
ードル内に取り付けたボビンに巻いた素線をそれ
より口出し側のクレードルの外周を回転させつつ
引き出して撚り合わせて撚線を製造する方法にお
いて、引き出し側より2番目のクレードルに取り
付けたボビンに巻いた素線を1番目のクレードル
内にもうけた直線矯正機を通して直線パスライン
に引き出して撚線の中心素線とし、他の素線をそ
の中心素線の外周に撚り合わせることを特徴とす
る高強度鋼線の撚線方法。 2 チユーブラー型撚線機において、引き出し側
より1番目のクレードル内に直線矯正機をもう
け、2番目のクレードル内に取りつけたボビンに
巻かれた素線を上記直線矯正機を通して直線パス
ラインに引き出して撚線の中心素線とするように
したことを特徴とする高強度鋼線の撚線機。 3 スキツプ型撚線機において、引き出し側より
1番目のクレードル内に直線矯正機をもうけ、2
番目のクレードル内に取りつけたボビンに巻かれ
た素線を上記直線矯正機を通して直線パスライン
に引き出して撚線の中心素線とするようにしたこ
とを特徴とする高強度鋼線の撚線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019981A JPS57167473A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Method and machine for twisting high strength steel wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019981A JPS57167473A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Method and machine for twisting high strength steel wire |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57167473A JPS57167473A (en) | 1982-10-15 |
JPS6346197B2 true JPS6346197B2 (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=12852457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5019981A Granted JPS57167473A (en) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | Method and machine for twisting high strength steel wire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57167473A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059188A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-04-05 | ブリヂストン・ベカルト・スチ−ル・コ−ド株式会社 | ゴム物品補強用スチ−ルコ−ド |
JP2007046202A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Bridgestone Corp | スチールコードの製造方法および製造装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496233A (ja) * | 1971-12-13 | 1974-01-19 |
-
1981
- 1981-04-02 JP JP5019981A patent/JPS57167473A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496233A (ja) * | 1971-12-13 | 1974-01-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57167473A (en) | 1982-10-15 |
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