JPS633086Y2 - - Google Patents
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- JPS633086Y2 JPS633086Y2 JP18635281U JP18635281U JPS633086Y2 JP S633086 Y2 JPS633086 Y2 JP S633086Y2 JP 18635281 U JP18635281 U JP 18635281U JP 18635281 U JP18635281 U JP 18635281U JP S633086 Y2 JPS633086 Y2 JP S633086Y2
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- Japan
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- arc tube
- metal halide
- glow starter
- voltage
- halide lamp
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Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、石英ガラス製の発光管に少なくとも
金属のハロゲン化物を封入したメタルハライドラ
ンプの改良に係り、特に、この種のランプにおけ
る始動特性の改善に関するものである。
金属のハロゲン化物を封入したメタルハライドラ
ンプの改良に係り、特に、この種のランプにおけ
る始動特性の改善に関するものである。
メタルハライドランプは、高効率，高演色性で
あるという特長を有しているが、始動電圧が高い
という欠点があつた。そこで、従来、(1)発光管内
の封入希ガスとしてネオンガスを主体としたNe
−ArあるいはNe−Krなどのペニングガスを使用
する、(2)熱応動スイツチあるいはグロースタータ
ーを利用した高電圧パルス発生素子を外管球内に
組み込むことなどが行なわれていた。しかし、(1)
の方法では、ネオンガスを使用するために電極の
スパツターリングが大きくなつて光束維持率が低
下する。ネオンガスが発光管を透過するために外
管球内にもネオンガスが封入しなければならず、
高価になるなどの欠点があつた。また、(2)の方法
では、2000V以上の高電圧パルスを発生するた
め、安全性に問題があつた。
あるという特長を有しているが、始動電圧が高い
という欠点があつた。そこで、従来、(1)発光管内
の封入希ガスとしてネオンガスを主体としたNe
−ArあるいはNe−Krなどのペニングガスを使用
する、(2)熱応動スイツチあるいはグロースタータ
ーを利用した高電圧パルス発生素子を外管球内に
組み込むことなどが行なわれていた。しかし、(1)
の方法では、ネオンガスを使用するために電極の
スパツターリングが大きくなつて光束維持率が低
下する。ネオンガスが発光管を透過するために外
管球内にもネオンガスが封入しなければならず、
高価になるなどの欠点があつた。また、(2)の方法
では、2000V以上の高電圧パルスを発生するた
め、安全性に問題があつた。
したがつて、本考案の目的は、ネオンガスや高
電圧パルス発生素子を使用することなく、通常の
商用電源電圧で始動し得るメタルハライドランプ
を提供することにある。
電圧パルス発生素子を使用することなく、通常の
商用電源電圧で始動し得るメタルハライドランプ
を提供することにある。
以下、本考案を図面を用いて詳細に述べる。
はじめに、本考案の原理について述べる。
本考案者等は、メタルハライドランプの発光管
に光を照射しながら始動特性を調べた。その結
果、紫外線を照射すると、始動電圧が著しく低下
することを発見した。紫外線の照射による始動電
圧の低下の機構は必ずしも明確ではないが、以下
のようであると考えられる。すなわち、メタルハ
ライドランプの始動電圧が高いのは、ハロゲン化
物が発光管内に持ち込んだ水分などが原因となつ
た不純ガス（たとえば沃化水素HI）が自由電子
を捕獲することが主因になつていると考えられ
る。紫外線が照射されると、電極から電子が放出
されるし、また、水銀の電離も起り、自由電子の
発生個数が多くなる。さらに、紫外線は、沃化水
素HIなどの不純ガス分子を解離、または、励起
するものと考えられる。解離、または、励起され
た不純ガスは管壁に付着しやすくなり、したがつ
て、放電空間中の不純ガスの量が少なくなる。以
上の二つの効果によつて、始動電圧が低下するも
のと考えられる。
に光を照射しながら始動特性を調べた。その結
果、紫外線を照射すると、始動電圧が著しく低下
することを発見した。紫外線の照射による始動電
圧の低下の機構は必ずしも明確ではないが、以下
のようであると考えられる。すなわち、メタルハ
ライドランプの始動電圧が高いのは、ハロゲン化
物が発光管内に持ち込んだ水分などが原因となつ
た不純ガス（たとえば沃化水素HI）が自由電子
を捕獲することが主因になつていると考えられ
る。紫外線が照射されると、電極から電子が放出
されるし、また、水銀の電離も起り、自由電子の
発生個数が多くなる。さらに、紫外線は、沃化水
素HIなどの不純ガス分子を解離、または、励起
するものと考えられる。解離、または、励起され
た不純ガスは管壁に付着しやすくなり、したがつ
て、放電空間中の不純ガスの量が少なくなる。以
上の二つの効果によつて、始動電圧が低下するも
のと考えられる。
始動電圧の低下は微弱な紫外線の照射で起り、
紫外線の照射量が0.01μWをこえると顕著な効果
があつた。
紫外線の照射量が0.01μWをこえると顕著な効果
があつた。
本考案は、水銀を封入してなるグロースタータ
ーを使用することを特徴とする。すなわち、グロ
ースターターにおける水銀グロー放電からの紫外
線を発光管に照射して始動電圧を低下させ、か
つ、グロースターターによつて1000V以下の低い
パルス電圧を発生させてメタルハライドランプの
始動を行なうものである。なお、希ガス封入のグ
ロースターターを使用して高圧放電灯を起動させ
る従来技術としては特開昭51−6378号，特開昭52
−101876号，特開昭55−130064号等が挙げられ
る。
ーを使用することを特徴とする。すなわち、グロ
ースターターにおける水銀グロー放電からの紫外
線を発光管に照射して始動電圧を低下させ、か
つ、グロースターターによつて1000V以下の低い
パルス電圧を発生させてメタルハライドランプの
始動を行なうものである。なお、希ガス封入のグ
ロースターターを使用して高圧放電灯を起動させ
る従来技術としては特開昭51−6378号，特開昭52
−101876号，特開昭55−130064号等が挙げられ
る。
次に、本考案による具体的な実施例を第１図に
よつて説明する。
よつて説明する。
第１図において、１は石英ガラス製のメタルハ
ライドランプ用発光管、２，４はその両端に設け
られた主電極、３は主電極２の近傍に設けられた
補助電極である。外管球８の内側に、希ガスと水
銀とを封入してなるグロースターター５が抵抗６
と直列に接続され、発光管１と並列に接続されて
いる。９は通常の始動補助抵抗、７は常閉型バイ
メタルスイツチである。
ライドランプ用発光管、２，４はその両端に設け
られた主電極、３は主電極２の近傍に設けられた
補助電極である。外管球８の内側に、希ガスと水
銀とを封入してなるグロースターター５が抵抗６
と直列に接続され、発光管１と並列に接続されて
いる。９は通常の始動補助抵抗、７は常閉型バイ
メタルスイツチである。
電源（図示せず）電圧が印加されると、まず、
グロースターター５においてグロー放電が生じ、
水銀原子が発光する。この時、グロースターター
５が石英ガラス製であれば、水銀の最も強いスペ
クトルである254nmを利用できるが、通常の軟質
ガラス製であれば、254nmはガラスに吸収されて
しまい、グロースターター５から出てくる紫外線
は、水銀のスペクトル線297，302，313nmが主で
ある。これらの紫外線が発光管１を照射し、始動
電圧を低下させる。したがつて、バイメタルスタ
ーターによつて発生するパルス電圧は、かなり低
くてよい。なお、グロースターター５の設置位置
は発生した紫外線が直接あるいは間接（反射によ
つて）に発光管１に到達し得る位置であれば外管
球８内のどこに設けても良いが、発光管１の放射
光をなるべく遮蔽しない位置に設けるのが最も好
ましい。また、発光管１が始動した後は発光管１
の放射熱を受けて常閉型バイメタルスイツチ７が
開となるためその放射熱によるグロースターター
５の誤動作が万一生じても発光管１の点灯に何ら
の影響も与えない。
グロースターター５においてグロー放電が生じ、
水銀原子が発光する。この時、グロースターター
５が石英ガラス製であれば、水銀の最も強いスペ
クトルである254nmを利用できるが、通常の軟質
ガラス製であれば、254nmはガラスに吸収されて
しまい、グロースターター５から出てくる紫外線
は、水銀のスペクトル線297，302，313nmが主で
ある。これらの紫外線が発光管１を照射し、始動
電圧を低下させる。したがつて、バイメタルスタ
ーターによつて発生するパルス電圧は、かなり低
くてよい。なお、グロースターター５の設置位置
は発生した紫外線が直接あるいは間接（反射によ
つて）に発光管１に到達し得る位置であれば外管
球８内のどこに設けても良いが、発光管１の放射
光をなるべく遮蔽しない位置に設けるのが最も好
ましい。また、発光管１が始動した後は発光管１
の放射熱を受けて常閉型バイメタルスイツチ７が
開となるためその放射熱によるグロースターター
５の誤動作が万一生じても発光管１の点灯に何ら
の影響も与えない。
内径11mm、電極間距離27mmの発光管１にDyI3
−TlI−NaI−CsI−Hgとアルゴンガス25Torrと
を封入した100ワツトメタルハライドランプを使
用して、始動特性を調べた。軟質ガラス製のグロ
ースターター５にアルゴンガスを10Torrと水銀
とを封入したスターターを使用した時には、パル
ス電圧1000V以下ですべてのランプが始動した。
石英ガラス製の場合には、600V以下で十分であ
つた。一方、通常の場合のように希ガスだけを封
入したグロースターターを使用した場合には、
2000V以上のパルス電圧が必要であつた。なお、
パルス電圧の高さは、抵抗６の抵抗値を変えて調
整した。
−TlI−NaI−CsI−Hgとアルゴンガス25Torrと
を封入した100ワツトメタルハライドランプを使
用して、始動特性を調べた。軟質ガラス製のグロ
ースターター５にアルゴンガスを10Torrと水銀
とを封入したスターターを使用した時には、パル
ス電圧1000V以下ですべてのランプが始動した。
石英ガラス製の場合には、600V以下で十分であ
つた。一方、通常の場合のように希ガスだけを封
入したグロースターターを使用した場合には、
2000V以上のパルス電圧が必要であつた。なお、
パルス電圧の高さは、抵抗６の抵抗値を変えて調
整した。
以上述べた如く本考案によれば、ペニングガス
を使用することなく、比較的低電圧で始動できる
ので、光束維持率が良く、安全性の高いメタルハ
ライドランプを得ることができる。
を使用することなく、比較的低電圧で始動できる
ので、光束維持率が良く、安全性の高いメタルハ
ライドランプを得ることができる。
第１図は、本考案によるメタルハライドランプ
の基本構成を示す回路図である。 １……発光管、２，４……主電極、３……補助
電極、５……グロースターター、６……調整抵
抗、７……バイメタルスイツチ、８……外管球、
９……始動補助抵抗。
の基本構成を示す回路図である。 １……発光管、２，４……主電極、３……補助
電極、５……グロースターター、６……調整抵
抗、７……バイメタルスイツチ、８……外管球、
９……始動補助抵抗。
Claims (1)
- 水銀を封入してなり、かつ発生した紫外線が発
光管に到達し得るように位置してなるグロースタ
ーターと電気抵抗とを直列に接続した始動回路
を、上記発光管と電気的に並列に接続して外管内
に配置してなることを特徴とするメタルハライド
ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18635281U JPS5891854U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18635281U JPS5891854U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | メタルハライドランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5891854U JPS5891854U (ja) | 1983-06-21 |
| JPS633086Y2 true JPS633086Y2 (ja) | 1988-01-26 |
Family
ID=29988222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18635281U Granted JPS5891854U (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5891854U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002083573A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-03-22 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 高圧放電ランプ始動用グロースタータ、高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ点灯装置 |
| JP2002245967A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-30 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP18635281U patent/JPS5891854U/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002083573A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-03-22 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 高圧放電ランプ始動用グロースタータ、高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ点灯装置 |
| JP4517261B2 (ja) * | 2000-06-30 | 2010-08-04 | 東芝ライテック株式会社 | 高圧放電ランプ始動用グロースタータ、高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ点灯装置 |
| JP2002245967A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-30 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 |
| JP4525886B2 (ja) * | 2001-02-19 | 2010-08-18 | 東芝ライテック株式会社 | 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5891854U (ja) | 1983-06-21 |
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