JPS63267604A

JPS63267604A - ピツキング装置

Info

Publication number: JPS63267604A
Application number: JP62101791A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Namiki; 並木　達雄; Hiroshi Aoki; 寛青木
Original assignee: Nippon Filing Co Ltd
Current assignee: Nippon Filing Co Ltd
Priority date: 1987-04-27
Filing date: 1987-04-27
Publication date: 1988-11-04
Also published as: JPH0453763B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、外部からの物品取り出し要求を受けて取り
出すべき物品の位置及び故山等を表示するピッキング装
置に係り、特にその取り出し要求された物品の収容され
ている位置までピッキング作業員を導き、効率のよいピ
ッキング作業を行なわせるようにしたものに関する。

（従来の技術）周知のように、傾斜した棚板を有し、その前面に面した
棚位置をそれぞれ別個の物品の収納位置とし、棚の傾斜
を利用して、前方の物品ケースを取り除くと後方の新し
いケースが前に出て来るような構造の流動棚システムが
普及している。このような流動棚システムは、例えば自
席等の物品保管場所に多数配置され、オーダーリストに
よって所定の種類の物品を所定の数だけ作業員が次々に
取り出していく、いわゆるオーダーピッキングシステム
に広く利用されている。

ところで、従来のピッキング作業は、作業員がピッキン
グすべきリスト（伝票）を持ち、それに基づいて所定の
物品を所定数取り出すようにしているため、作業時間が
長くかかり、作業能率の低下を招く等の問題を有してい
る。

そこで、近時では、各流動棚の各物品収容位置に数量表
示器をそれぞれ設置し、コンピュータによる集中管理シ
ステムを用いて、取り出すべき物品のｒ＆量を自動的に
表示させるとともに、取り出し終了後は、上記数１表示
器に並設されているリセットスイッチを操作することに
より、コンピュータに作業終了を知らせて、次の取り出
し数量の表示を行なうようにする流動棚システムの開発
が盛んに行なわれている。

しかしながら、５１ｅａシステムにコンピュータによる
集中管理を施して、ピッキング作業の能率を向上させよ
うとする技術は、まだまだ開発途上にある段階であり、
種々の点で改良の余地が残されている。例えば、流動棚
が非常に多く配置されている場合には、取り出すべき物
品の収納位置つまり表示動作を行なっている数ｍ表示器
を作業員が捜すことが困難になるとともに、作業員が取
り出すべき物品の収納位置まで行くのにも時間がかかり
、ピッキング作業の能率の劣化が生じるものである。

また、複数の物品取り出し要求があった場合、従来では
、１つ１つの物品取り出し要求を直列的に順次処理して
いるため、このような点でもピッキング作業の効率低下
を招いているものである。

（発明が解決しようとする問題点）以上のように、従来の集中管理によるピッキングシステ
ムは、コンピュータを用いることによる利点を十男に発
揮しているとは言えない状態であり、より実用的となる
ように改良することが強く望まれている。

そこで、この発明は上記事情に基づいてなされたもので
、取り出すべき物品の収納されている棚までピッキング
作業員をすみやかに導いて効率のよいピッキング作業を
行なわせることができるとともに、複数の物品取り出し
要求を並列的に処理してピッキング作業の能率向上を図
り得る極めて良好なピッキング装置を提供することを目
的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）すなわち、この発明に係るピッキング装置は、複数の棚
と、この複数の棚の配列に沿って設定された軌道と、ピ
ッキング作業員が乗り軌道に沿って移動可能なピッキン
グ台車と、このピッキング台車を物品取り出し要求に基
づいて取り出すべき物品の収納された棚に対応する位置
まで軌道に沿って移動させる駆動手段とを備え、この駆
動手段によってピッキング台車が取り出すべき物品の収
納された棚に対応する位置に移動された状態で、ピッキ
ング作業員により物品のピッキング作業を行なわせるよ
うに構成したものである。

また、ピッキング台車は、複数の物品取り出し要求に基
づいて各物品取り出し要求に共通する同一種類の物品に
対して棚から取り出すべき総数を表示する第１の表示手
段と、この第１の表示手段に基づいて取り出された物品
に対し複数の物品取り出し要求毎に必要とされる数１を
仕分は表示する第２の表示手段とを備えるようにしたも
のである。

（作用）そして、上記のような構成によれば、駆動手段によって
、ピッキング作業員の乗ったピッキング台車を取り出す
べき物品の収納された棚に対応する位置まで軌道に沿っ
て移動させるようにしたので、取り出すべき物品の収納
されている棚までピッキング作業員をすみやかに導くこ
とができ、効率のよいピッキング作業を行なわせること
ができる。

また、第１の表示手段に基づいて、複数の物品取り出し
要求に共通する同一種類の物品をその総数だけ取り出し
、第２の表示手段に基づいて、取り出された物品に対し
複数の物品取り出し要求毎に必要とされる数量を仕分け
するようにしたので、複数の物品取り出し要求を並列的
に処理することができ、ピッキング作業の能率向上を図
ることができるものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第１図及び第２図において、１１１　、１
１２　、１１３　、・・・、１１ｎはそれぞれ流動式の
棚で、共に同一方向を向いて直線的に配列されている。

また、これら棚１１１　、１１２　、１１３　、・・・
。

１１ｎに所定間隔離間して対向するように、共に同一方
向を向いた複数の流動式の棚１２１　、１２２　。

１２３、・・・、１２ｎが直線的に配列されている。

一方、図中１３１　、１３２　、１３３　、・・・、１
３ｎもそれぞれ流動式の棚で、共に同一方向を向いて直
線的に配列されている。そして、これら棚１３１　、１
３２　。

１３３、・・・、１３ｎに所定間隔離間して対向するよ
うに、共に同一方向を向いた複数の流動式の棚１４１゜
１４２　、１４３　、・・・、１４ｎが直線的に配列さ
れている。

ここで、上記棚１１１　、１１２　、１１３　、・・・
、１１ｎと棚１２１　、１２２　、１２３　、・・・、
１２ｎとの間、及び棚１３１　、１３２　、１３３、−
、１３ｎと６１１４１　、１４２　。

１４３、・・・、１４ｎとの間には、ピッキング台車１
５゜１６がそれぞれ設けられている。このピッキング台
車１５．１６は、棚１１１　、１１２　、１１３　、・
・・、１１ｎと棚１２１　、１２２　、１２３　、・・
・、１２ｎとの間でかつ棚１１１゜１１２　、１１３　
、・・・、１１ｎ及び棚１２１　、１２２　、１２３　
。

・・・、１２ｎの配列方向に沿う部分と、棚１３１　、
１３２　。

１３３、・・・、１３ｎと棚１４１　、１４２　、１４
３　、・・・、１４ｎとの間でかつ棚１３１　、１３２
　、１３３　、・・・、１３ｎ及び棚１４１　、１４２
　、１４３　、・・・、１４ｎの配列方向に沿う部分と
を有し、例えば天井等にループ状に架設された一対のレ
ール１７．１７に沿って、それぞれ棚１１１　、１１２
　、１１３、−、１１ｎと９１２１　、１２２　。

１２３、・・・、１２ｎとの間、及び棚１３１　、１３
２　、１３３　。

・・・、１３ｎと棚１４１　、１４２　、１４３　、・
・・、１４ｎとの間を移動されるようになされている。

また、上記一対のレール１７．１７のうち、ｌ］１１１
゜１１２　、１１３、−、１１ｎとｔ’ｆｌ１３１　、
１３２　、１３３、−。

１３ｎとの間の部分には、方向切換部１８．１９が設け
られている。そして、各ピッキンク台車１５．１６は、
方向切換部１８．１９により、レール１７．１７から外
れて引き込みレール２０．２１に案内されるようになさ
れている。

ここで、第３図は、上記ピッキング台車１５の構成を示
すものである。なお、ピッキング台車１６は、ピンキン
グ台車１５と同様なＩＭ造であるため、その説明は省略
する。すなわち、このピッキンク台車１５は、略箱状に
形成されており、内部にピッキング作業員が乗ることが
できる。そして、上記ピッキング台車１５は、その底板
１５ａに設けられたキャスター１５ｂを介して床面２２
に戟ｉされており、天板１５０に設けられた連結駆動部
１５ｄがレール１７゜１７に連結されることによって、
レール１７．１７に沿って移動されるものである。

また、上記ピッキング台車１５には、その移動方向に直
交する一方の側板１５ｅ側に棚部２３が形成され、他方
の側板１５ｒ側にピッキンク台車１５の動きを側聞する
ための台車コントローラ２４と、取り出した物品を一時
置くための受台１５Ｇとが設置されている。そして、上
記ピッキング台車１５の移動方向に平行する両側面は開
口されており、ピッキング作業員が棚１１１　、１１２
　、１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２１　、１２２
　、１２３　、・・・、１２ｎから物品を取り出せるよ
うになされている。

ここで、上記ピッキング台車１５に設置された棚部２３
は、第４図に示すように、５段の棚２３ａ。

２３ａ・・・を有するとともに、図中上部にピッキング
表示器２５を有している。そして、８棚２３ａ　、　２
３ａ・・・には、それぞれ３つのコンテナ２６．２６・
・・が載ｎ可能となされており、ｍ部２３全体で１５個
のコンテナ２６．２６・・・が載置可能となされている
。

ここで、上記ピッキング表示器２５には、第５図に示す
ように、取り出すべき物品の収納されている棚１１１　
、１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２１゜
１２２　、１２３　、・・・、１２ｎの位置（ロケーシ
ョン）を４桁の数字で示すロケーション表示部２５ａと
、このロケーション表示部２５ａで示された棚１１１゜
１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２１　、
１２２　、１２３　。

・・・、１２ｎから取り出す物品の総数を４桁の数字で
示す数量表示部２５ｃと、上記ロケーション表示部２５
ａ及び数量表示部２５ｃの表示内容をリセットするため
の押釦式のリセットスイッチ２５ｂと、棚卸指示用の押
釦式のスイッチ２５ｄとが設けられている。

また、上記棚部２３の各欄２３ａ　、　２３ａ・・・に
は、該棚２３ａ　、　２３ａ・・・に載置されたコンテ
ナ２６．２６・・・にそれぞれ対応する位置に、仕分光
表示器２７．２７・・・が設置されている。この仕分光
表示器２７．２７・・・には、第６図に示すように、コ
ンテナ２６が満杯になったときに操作する押釦式の満杯
スイッチ２７ａと、棚１１１　、１１２　、１１３　、
・・・、１１ｎ及び棚１２１　、１２２　。

１２３、・・・、１２ｎから取り出す物品が足りなくな
ったときに操作する押釦式の欠品スイッチ２７ｂと、コ
ンテナ２６に入れる物品の数量を２桁の数字で示す数量
表示部２７ｃと、コンテナ２６への物品の取り出し作業
が終了した状態で操作する押釦式の完了スイッチ２７ｄ
とが設けられている。この場合、上記完了スイッチ２７
ｄは、その押圧部分が点灯する表示機能も有しているも
のである。

ここで、再び第４図に示すように、棚部２３には、押釦
式でその押圧部分が点灯する表示機能を有する、ピッキ
ング開始スイッチ２３ｂ、ピッキング完了スイッチ２３
Ｃ，スタートスイッチ２３ｄ及びホームポジション復帰
スイッチ２３ｅが設けられている。

一方、上記棚１１１　、１１２　、１１３　、・・・、
１１ｎの下部を通って、第７図に示すように、払い出し
コンベア２８が設置されるとともに、棚１２１　、１２
２　。

１２３、・・・、１２ｎの下部を通って、供給コンベア
２９が設置されている。このうち、払い出しコンベア２
８は、第７図中矢印へ方向に移動し、供給コンベア２９
は同図中矢印Ｂ方向に移動される。そして、ピッキング
台車１５に乗ったピッキング作業員は、これら払い出し
コンベア２８及び供給コンベア２９を利用して、不要な
コンテナ２６を外部に導出したり、新たなコンテナ２６
を外部から供給するようにしている。

次に、第８図は、上記ピッキング台車１５．払い出しコ
ンベア２８及び供給コンベア２９等の動作を制御するた
めのシステム構成を示すものである。まず、ピッキング
データ等が入力される管理用コンピュータ３０からのＩ
ｌｌ　ＩＩＩデータは、送受信機３１を介して無線でピ
ッキング台車１５の送受信１１３２に受信される。する
と、送受信機３２で受信された制御データに基づいて、
台車コントローラ２４により、ピッキング表示器２５及
び各仕分光表示器２７．２７・・・や、スイッチ２３ｂ
〜２３８等の各柵スイッチ類３３の表示動作がｔＩＩＩ
ｔｌされる。

また、台車コントローラ２４は、モータ駆動装置３４を
介して前記連結駆動部１５ｄに内蔵されたモータ３５の
回転制御を行ない、ピッキング台車１５の移動制部を行
なうものである。さらに、ピッキング表示器２５．各仕
分光表示器２７．２７・・・及び各種スイッチ類３３か
らの操作データは、台車コントローラ２４、送受信４１
３２．３１を介して管理用コンピュータ３０に伝達され
る。

一方、上記払い出しコンベア２８及び供給コンベア２９
は、コンベア制顛盤３６によってピッキング台車１５と
は別個に制御される。

上記のような構成において、以下、第９図乃至第１１図
に示すフローチャートを参照して、その動作を説明する
。まず、ピッキング作業の開始（ステップ８１）に先立
って、各部のＴＬｌスイッチを投入するとともに、コン
ベア制御盤３６の操作盤面に設けられた押釦スイッチを
操作して、払い出しコンベア２８及び供給コンベア２９
を駆動させる。この場合、供給コンベア２９によって空
のコンテナ２６を送り込むようにする。

一方、ピッキング作業の開始前では、ピッキング台車１
５は、引き込みレール２０に案内された位置（以下ホー
ムポジションという）にある。そして、このホームポジ
ションでピッキング作業員は、供給コンベア２９を介し
て送られる空のコンテナ２６を、ピッキング台車１５の
棚部２３に載置する。その後、ピッキング作業員は、ピ
ッキング台車１５に乗り込み、自分のキーを台車コント
ローラ２４に差し込んで、台車コントローラ２４を動作
状態とする。

そして、ピッキング作業員は、ピッキング開始スイッチ
２３ｂを押圧操作する。すると、ピッキング開始スイッ
チ２３ｂの押圧部分が点灯されるとともに、ピッキング
台車１５がピッキング動作モードになったことを知らせ
る信号が、管理用コンピュータ３０に伝送される。

このような状態で、管理用コンピュータ３０は、予め入
力されていた複数のピッキングデータをピッキング台車
１５に出力し、ステップ＄２に示すように、ピッキング
データが台車コントローラ２４に受信される。この場合
、１つのピッキングデータとは、１１１類の物品に対す
る位置（ロケーション）、その物品の取り出し総数や棚
部２３に載置された各コンテナ２６．２６・・・に仕分
けする物品の数量及びコンテナ２６．２６・・・の位置
等の情報を含むものとする。このため、各コンテナ２６
．２６・・・に仕分けする物品の数量の合計は、物品の
取り出し総数に一致することになる。

すると、台車コントローラ２４は、ステップＳ３で、受
信された複数のピッキングデータのうちの最初のピッキ
ングデータを読み出し解読する。そして、台車コントロ
ーラ２４は、ステップＳ４で、最初のピッキングデータ
に示される物品の位置情報に基づいて、ピッキング台車
１５を移動させる必要があるか否かを判別する。この場
合、ピッキング台車１５は、ホームポジションにあるた
め、当然移動させる必要がある（ＹＥＳ）ことになる。

このように、ピッキング台車１５を移動させる必要があ
ると判別された場合、台車コントローラ２４は、ステッ
プＳ５で、ピッキング完了スイッチ２３０の押圧部分を
点滅させる。そして、このピッキング完了スイッチ２３
０の点滅状態で、ピッキング作業員は、ステップＳ６に
示すように、スタートスイッチ２３ｄを押圧操作する。

すると、台車コントローラ２４は、ステップＳ７で、ス
タートスイッチ２３ｄの押圧部分を点灯させた後、ステ
ップＳ８で、ピッキング台車１５を取り出すべき物品の
収納された１１１１１１　、１１２　、１１３　、　・
、　１１ｎ及び棚１２１　、１２２　、１２３　、・・
・、１２ｎに向かって移動させる。

そして、台車コントローラ２４は、ステップＳ９で、ピ
ッキング台車１５の移動が終了したか否かを判別し、移
動が完了していれば（ＹＥＳ）、ステップＳ１０で、ス
タートスイッチ２３ｄを消灯させるとともに、ステップ
３１１で、ピッキング完了スイッチ２３ｃを点灯状態と
する。

その後、台車コントローラ２４は、ステップ８１２で、
現在解読しているピッキングデータが最初のピッキング
データであるか否かを判別する。この場合、最初のピッ
キングデータであるので（ＹＥＳ）　、ステップ８１３
で、台車コントローラ２４はピッキング表示器２５及び
各仕分光表示器２７゜２７・・・に対してピッキングデ
ータに基づいて生成される表示用データを出力して所定
の表示を行なわせる。

すなわち、ピッキング表示器２５のロケーション表示部
２５ａには、取り出すべき物品の収納された棚１１１　
、１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２１　
、１２２　。

１２３、・・・、１２ｎの位置を示すロケーション番号
が表示され、数ｍ表示部２５ｃには、取り出すべき物品
の総数量が表示される。また、各仕分光表示器２７、２
７・・・の数ｍ表示部２７０には、対応するコンテナ２
６．２６・・・に仕分けして入れる物品の数ｍが表示さ
れ、数量表示の行なわれている仕分光表示器２１゜２７
・・・の完了スイッチ２７ｄの押圧部分が点滅される。

なお、物品を入れないコンテナ２６に対応する仕分光表
示器２７の数ｍ表示部２７ｃには、ｖ１聞表示が行なわ
れないようになされている。

すると、ピッキング作業員は、ステップ３１４で、ピッ
キング表示器２５のロケーション表示部２５ａに表示さ
れているロケーション番号と、棚１１１゜１１２　、１
１３　、　・、　１１ｎ及び１１１２１　、１２２　、
１２３　。

・・・、１２ｎにラベル表示されたロケーション番号と
が一致していることを確認し、ピッキング表示器２５の
数ｍ表示部２５ｃに表示されている数ｍだけ物品を取り
出した後、取り出した物品を各仕分光表示器２７．２７
・・・の数ｍ表示部２７ｃに表示された１ｆｆｉづつ各
コンテナ２６．２６・・・に仕分けする。

この場合、ピッキング作業員は、仕分光表示器２７に表
示された数量だけ物品をコンテナ２６に入れると、その
コンテナ２６に対応する仕分先表示器２７の完了スイッ
チ２７ｄを操作する。すると、完了スイッチ２７ｄが消
灯され、物品の収納が終了したコンテナ２６．２６・・
・を判別できるようになる。

そして、台車コントローラ２４は、ステップ５１５で、
棚１１１　、１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及び
棚１２１゜１２２　、１２３　、・・・、１２ｎからの
物品の取り出し作業、つまりピッキング作業が完了した
か否かを判別し、完了すると（ＹＥＳ）　、ステップ３
１６で、ピッキング完了スイッチ２３０がピッキング作
業員によって操作されたか否かを判別する。この場合、
ピッキング作業の完了は、例えばピッキング作業員がピ
ッキング表示器２５のリセットスイッチ２５ｂを操作す
ることにより、判別することができる。

ここで、ピッキング完了スイッチ２３Ｃが操作されてい
なければ（Ｎｏ）、台車コントローラ２４は、ステップ
８１７で、仕分は作業が完了したか否かを判別する。こ
の仕分は作業の完了の判別は、例えば仕分光表示器２７
．２７・・・の点滅している完了スイッチ２７ｄが、全
て操作され消灯されたことにより判別することができる
；そして、仕分は作業が完了していなければ（Ｎｏ）　
、ステップ８１８で仕分は作業が実行されて、再びステ
ップ８１６に戻される。

また、ステップ８１７で仕分は作業が完了したと判別さ
れた場合（ＹＥＳ）、またはステップ８１６でピッキン
グ完了スイッチ２３０が操作された場合（ＹＥＳ）　、
台車コントローラ２４は、ステップ８１９で、残りのと
ツキングデータがあるか否かを判別する。すなわち、ス
テップ８１５で、ピッキング作業が完了したと判別され
た場合には、ピッキング作業員がピッキング完了スイッ
チ２３ｃを操作しても、また仕分は作業が完了したこと
が自動的に判別されても、ステップ８１９に進むことが
できる。

そして、ステップＳ１９で残りのピッキングデータがあ
ると判別された場合（ＹＥＳ）、台車コントローラ２４
は、ステップ８２０で、次のピッキングデータを読み出
し解読し、ステップＳ４からの上述した処理が繰り返し
行なわれるようになる。また、残りのピッキングデータ
がない場合（Ｎｏ）、台車コントローラ２４は、ステッ
プ８２１で、仕分は作業が完了したか否かを判別し、完
了していなければ（Ｎｏ）　、ステップ８２２で仕分は
作業が実行されて、再びステップ８２１に戻される。

一方、ステップ８２１で仕分は作業が完了していると判
別された場合（ＹＥＳ）、台車コントローラ２４は、ス
テップＳ２３で、ピッキング完了スイッチ２３（ｉ及び
ピッキング開始スイッチ２３ｂを消灯させるとともに、
ステップ８２４で、ホームポジション復帰スイッチ２３
ｅの押圧部分を点滅させる。′その後、台車コントロー
ラ２４は、ステップ３２５で、ホームポジション復帰ス
イッチ２３ｅが操作されたか否かを判別し、操作される
と（ＹＥＳ）、ステップ８２Ｂで、ピッキング台車１５
をホームポジションに移動させる。そして、台車コント
ローラ２４は、ステップ８２７で、ピッキング台車１５
がホームポジションに到着したか否かを判別し、到着す
れば（ＹＥＳ）、ステップ８２８で、ホームポジション
復帰スイッチ２３ｅを消灯させ、ここに全ての動作が終
了（ステップ５２９）されるものである。

また、前記ステップＳ４で、ピッキング台車１５の移動
の必要がないと判別された場合（Ｎｏ）には、ステップ
Ｓ１１から動作が行なわれる。さらに、前記ステップＳ
１２で、最初のピッキングデータでないと判別された場
合（Ｎｏ）には、台車コントローラ２４は、ステップ３
３０で、仕分は作業が完了したか否かを判別する。そし
て、仕分は作業が完了していなければ（Ｎｏ）、ステッ
プ３３１で仕分は作業が実行されて、再びステップ８３
０に戻される。

一方、ステップ３３０で仕分は作業が完了したと判別さ
れた場合（ＹＥＳ）には、ステップＳ＋３の処理が行な
われる。

ここで、上記管理用コンピュータ３０に大量のピッキン
グデータが入力されている場合、台車コントローラ２４
に記憶されたピッキングデータ数が、台車コントローラ
２４で記憶できる最大のピッキングデータ数よりも１０
個少々くなった時点で、管理用コンピュータ３０から自
動的に追加のピッキングデータが台車コントローラ２４
に送出されるようになされている。また、管理用コンピ
ュータ３０は、ピッキングデータがなくなると、ピッキ
ング作業終了信号を台車コントローラ２４に出力する。

さらに、連続したピッキング作業中に、ピッキング台車
１５の棚部２３に載置されたコンテナ２６が満杯になっ
た場合には、ピッキング作業員は、そのコンテナ２６に
対応する仕分光表示器２７の満杯スイッチ２７ａを操作
する。すると、管理用コンピュータ３０は、ピッキング
台車１５上に設けられる図示しないプリンターを制御し
て、そのコンテナ２６の内容物のリストをプリントさせ
る。そして、ピッキング作業員は、このリストをコンテ
ナ２６に付けて、払い出しコンベア２８上に送り出し、
新たなコンテナ２６を供給コンベア２９より得るように
する。

また、ピッキング作業中に棚１１１　、１１２　、１１
３　。

・・・、１１ｎ及び棚１２１　、１２２　、１２３　、
・・・、１２ｎに収納されている物品が不足した場合に
は、ピッキング作業員は、その不足した物品を入れるべ
きコンテナ２６に対応する仕分光表示器２７の欠品スイ
ッチ２７ｂを操作する。すると、管理用フンピユータ３
０は、管理用コンピュータ３０に接続された図示しない
プリンターを１１　ｍ　Ｌで、そのコンテナ２６に収納
すべき不足物品のリストをプリントさせる。そして、ピ
ッキング作業員は、あとからそのリストに基づいて、不
足した物品をコンテナ２６に補給するとともに、棚１１
１　、１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２
１　、１２２　、１２３　、・・・、１２ｎに補給する
。

したがって、上記実施例のような構成によれば、棚１１
１　、１１２　、１１３　、　・、　Ｉｌｎと５１２１
　、１２２　。

１２３、・・・、１２ｎとの間に設けられたレール１７
．１７に沿って、ピッキング作業員が搭乗されるピッキ
ング台ｍｉｓを移動可能に設置し、外部から与えられる
ピッキングデータに基づいて、ピッキング台車１５を取
り出すべき物品の収納されている棚１１１゜１１２　、
１１３　、・・・、１１ｎ及び棚１２１　、１２２　、
１２３　。

・・・、１２ｎまで自動的に移動させるようにしたので
、ピッキング作業員を取り出すべき物品の収納されてい
る棚１１１　、１１２　、１１３　、・・・、１１ｎ及
び棚１２１゜１２２　、１２３　、・・・、１２ｎまで
すみやかに導くことができ、効率のよいピッキング作業
を行なうことができるものである。

特に、ピッキング作業員は、次に取り出すべき物品の収
納位置までピッキング台車１５を移動させている間に、
すでに取り出した物品を各コンテナ２６、２６・・・に
仕分けする作業を行なうことが可能となり、このような
点でもすみやかで効率のよいピッキング作業を行なうこ
とができるものである。

また、ピッキング表示器２５の数示表示部２５ｃの表示
によって、複数の物品取り出し要求に共通する同一種類
の物品をその総数だけ取り出し、その後、各仕分光表示
器２７．２７・・・の数量表示部２７ｃの表示に基づい
て、物品を複数の物品取り出し要求毎に必要とされる数
量に仕分けするようにしているので、複数の物品取り出
し要求を並列的に処理することができ、ピッキング作業
の能率向上を図ることができるものである。

ここで、上記実施例では、ピッキング台車１５を案内す
るために、中空に架設されたレール１７．１７を用いる
ようにしたが、このピッキング台車１５の案内は、例え
ば床面２２に磁気的な軌道を形成しピッキング台車１５
がその磁気軌道に沿って移動されるようにしてもよく、
種々の対応が可能である。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではく、
この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。

［発明の効果］したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、取
り出すべき物品の収納されている棚までピッキング作業
員をすみやかに導いて効率のよいピッキング作業を行な
わせることができるとともに、複数の物品取り出し要求
を並列的に処理してピッキング作業の能率向上を図り得
る極めて良好なピッキング装置を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれこの発明に係るピッキング
装置の一実施例を示す斜視図及び平面図、第３図及び第
４図はそれぞれ同実施例のピッキング台車の詳細を示す
側面図及び正面図、第５図及び第６図はそれぞれ同ピッ
キング台車に設けられたピッキング表示器及び仕分光表
示器を具体的に示す図、第７図は同実施例の払い出しコ
ンベア及び供給コンベアを示す平面図、第８図は同実施
例のピッキング台車、払い出しコンベア及び供給コンベ
アの制御手段を示すブロック構成図、第９図乃至第１１
図はそれぞれ同実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。１１１〜１１ｎ・・・棚、１２１〜１２ｎ・・・棚、１
３１〜１３ｎ・・・棚、１４１〜１４０・・・棚、１５
．１６・・・ピッキング台車、１７・・・レール、１８
．１９・・・方向切換部、２０．２１・・・引き込みレ
ール、２２・・・床面、２３・・・棚部、２４・・・台
車コントローラ、２５・・・ピッキング表示器、２６・
・・コンテナ、２７・・・仕分先表示器、２８・・・払
い出しコンベア、２９・・・供給コンベア、３０・・・
管理用コンピュータ、３１．３２・・・送受信機、３３
・・・各種スイッチ類、３４・・・モータ駆動装置、３
５・・・モータ、３６・・・コンベア制御盤。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第５図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の棚と、この複数の棚の配列に沿って設定さ
れた軌道と、ピッキング作業員が乗り前記軌道に沿って
移動可能なピッキング台車と、このピッキング台車を物
品取り出し要求に基づいて取り出すべき物品の収納され
た前記棚に対応する位置まで前記軌道に沿って移動させ
る駆動手段とを具備し、前記駆動手段によって前記ピッ
キング台車が取り出すべき物品の収納された前記棚に対
応する位置に移動された状態で、前記ピッキング作業員
により前記物品のピッキング作業を行なわせるように構
成してなることを特徴とするピッキング装置。
（２）前記ピッキング台車は、複数の前記物品取り出し
要求に基づいて各物品取り出し要求に共通する同一種類
の物品に対して前記棚から取り出すべき総数を表示する
第１の表示手段と、この第１の表示手段に基づいて取り
出された前記物品に対し前記複数の物品取り出し要求毎
に必要とされる数量を仕分け表示する第２の表示手段と
を具備してなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のピッキング装置。