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JPS63253048A - 9,10−エンドエタノー9,10−ジヒドロアントラセン−11,11−ジカルボン酸のモノエステルまたはジエステルの合成方法 - Google Patents

9,10−エンドエタノー9,10−ジヒドロアントラセン−11,11−ジカルボン酸のモノエステルまたはジエステルの合成方法

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Publication number
JPS63253048A
JPS63253048A JP63051451A JP5145188A JPS63253048A JP S63253048 A JPS63253048 A JP S63253048A JP 63051451 A JP63051451 A JP 63051451A JP 5145188 A JP5145188 A JP 5145188A JP S63253048 A JPS63253048 A JP S63253048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoethano
dihydroanthracene
carbon atoms
monoester
diester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63051451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2981747B2 (ja
Inventor
ニコル・ブリュ−マグニ
クリスチャン・ド・コック
ジャック・プパエル
ジャン−リュク・ド・ケイサー
ピエール・デュモン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RABO U P SA
Original Assignee
RABO U P SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RABO U P SA filed Critical RABO U P SA
Publication of JPS63253048A publication Critical patent/JPS63253048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2981747B2 publication Critical patent/JP2981747B2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/34Esters of acyclic saturated polycarboxylic acids having an esterified carboxyl group bound to an acyclic carbon atom
    • C07C69/38Malonic acid esters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、9.10−エンドエタノ−9,10−ジヒド
ロアントラセンー11.11−ジカルボン酸の作成法、
および該法により作成された新規なモノエステル、また
はジエステルおよび均整又は不整のマロン酸メチリデン
(メチリデンマロネート)の作成における該エステルの
利用に関する。
更に、本発明のモノエステルまたはジエステル誘導体は
、下記の式(1)のマロン酸メチリデンの作成を可能と
するや CHアーC(COOR’)(GOOR”)      
(T )式中R1およびHlは、直鎖または分岐の炭素
数1から6のアルキル基、炭素数3から6の脂環式化合
物、シスまたはトランス型の、炭素数2から6のアルケ
ニル基、炭素数2から6のアルキニル基を表わし、上記
の基は、エーテル、エポキシド、ハロゲノ、シアノ、エ
ステル、アルデヒドまたはケトン、了り−ル等の官能基
で適宜置換されていてもよい。
〔従来の技術2及び発明が解決しようとする課題〕上記
の式(1)の化合物の価値は、有機合成およびポリマー
化学では公知である。
上記式(I)と類似の式で表わされるマロン酸メチリデ
ンの作成を可能とする多くの方法の記載が、既になされ
ている。
例えば塩基性作製法では、マロン酸エチリデンとホルム
アルデヒドを氷酢酸中で、金属酢酸系の触媒存在下で反
応させ、触媒をろ別し、溶媒を分離した後、ジエチルマ
ロン酸エチリデンを蒸留により生成する。
該マロン酸エチリデンはこの後、重合に使用することが
可能である(ケミカル アブストラクト1953、 v
ol、 49 、アブストラクト6836d )。
同様の塩基性反応が、ケミカル アブストラクトvo1
.76 1976 、 アブストラクト139905 
mに記載されている0重合に関しては“DieMakr
omolekulare Cheeis ’″107 
(1967) p 、  4−5が参照できる。
しかし、R1とR8がt−ブチル基である場合を除いて
、マロン酸とホルムアルデヒドの反応の第一生成物であ
るヒドロキシル化合物の熱分解の通常の条件下では、生
成した上記マロン酸メチリデン(N は重合する(P、
BAl、LESTERO3,B、WJOB[!RTSa
nd J、l4ANG、 J、Org、Chem、  
48.3603−3605(1983)参照)。
更に、ジエンの存在下でマロン酸ジエステルとホルムア
ルデヒドを反応させ、Diels−Alder付加反応
物を生成し、さらに、この反応生成物を熱分解して、マ
ロン酸メチリデンを得ることにより、均整(対称)また
は不整(非対称)マロン酸メチリデンを作成する方法が
、既に提案されている。
11:ASTMAN KODAにの英国特許第A−1,
560,326号では、用いられるジエンは、置換ペン
タジェン、ヘキサジエン、イソプレン、または、未置換
または置換のbuta−L3−ジエン等の直鎖ジエンで
あり、中間付加反応生成物は600℃で熱分解され、マ
ロン酸メチリデンが生成する。
更に、FONTICE’LLOのドイツ特許第C−27
,34,082号には、アクリル酸メチルとシクロペン
タジェン間のDiets−Alder型反応を行い、中
間反応物を得、つづいて種々の化学反応を行い、この中
間反応物からジエステルを生成した後に熱分解を行い、
非対称マロン酸メチリデンを得る方法が記載されている
また、シアノアクリル酸エステルと、アントラセンに代
表される共役ジエンとの反応によるα−シアノアクリル
酸アルキルの合成も公知である。
この反応により、Diets−Alder付加反応生成
物が生成し、この生成物は加水分解される(FONTC
ELLOの米国特許第4−3.975.422号または
GIRAL、 Annal。
Phanwaceotiques Francaise
s  1985+ 43.  no、 5page 4
39−449.または米国特許第4,056,543号
参照)。
この反応では、シアノ−アクリル酸エステルは、最初か
ら不飽和結合を有しており、これがアントラセンとの付
加反応で利用される。このタイプの付加反応は、非常に
古くから知られており、BACHMAN and TA
NNERによりJ、 Org、 Chew 4(193
9)、 p、500に記載されている。この付加反応は
、シクロペンタジェンまたはノルボルネンとの付加反応
により既に生成しているマロン酸メチリデンを精製する
ために用いられてきた(C,A、。
vol 95.198L 7ジストラクト1685フo
w)。
このように、当該の分野において技量を有する者に関す
る限り、アントラセンの使用は、不飽和化合物即ち、先
に生成しているジエチルマロン酸メチリデンまたはシア
ノアクリル酸エステル、との付加反応生成物の生成を目
的としたもののみが記載されている。
更に、従来技術の現状は、上記の英国特許第A−156
0,323号明細書中で、当該分野において技量を有す
る者に、マロン酸塩とホルムアルデヒド間の反応中、i
n souでマロン酸メチリデンをトラップすることを
目的とした直鎖ジエンの用い方を教授するものである。
このように、当該分野において技量を有する者の見地か
らいえば、環式ジエンを用いたこの種のin 5itu
でのトラフピング工程は、好ましくない反応条件のため
に可能であるとはされていなかった。
しかし、全うたく予想しがたいことであり、がつ従来技
術の現状が教授するところと矛盾して、アントラセンは
共役ジエンであり、マロン酸エステルとホルムアルデヒ
ド間の反応により in 5ituで生成したマロン酸
メチリデンを高効率でトラップしく即ち高収率である)
 in 5ituで非常に簡易に、生成した付加反応生
成物を迅速に結晶化可能な状態にせしめることが発見さ
れた。
要約すると、現時点でのあらゆる合成法が、重大な問題
を有し、そのため、不可能ではないとしても、工業規模
でのこれら合成法の実用は困難で1゜ あった。
このように、マロン酸メチリデンの直接生成法では、生
成したマロン酸メチリデンの重合が不可避であるため、
同法の使用は不可能である。
中間付加反応生成物を作製する場合、中間生成物を日別
し、再結晶法で精製することがしばしば困難であり、D
iets−Alder反応に用いた共役ジエンによる汚
染が常に相当量ありこの汚染が引きつづく熱分解または
加水分解段階に影響をおよぼす。
従って、先行技術における作製法では、この場合、高真
空下での蒸留による精製が不可欠であった。
更に、一般に収率は比較的低く、特に非対称エステルを
精製する場合は、マロン酸メチリデンの生成に要する段
階が比較的多数におよぶ。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、工業規模で使用され、極めて簡
易かつ信頼性が高(、廉価な反応物を用い、最少数の段
階、好ましくは二つの主段階のみ、より成り、高純度の
生成物を高収率で与え、上記のエステル置換基R1とR
t上に反応基をもつものを含む、高範囲の生成物の作成
を可能ならしめる、新しいマロン酸メチリデン合成法に
おける新しい技術的問題を解決することにある。
本発明のもう一つの主な目的は、非対称マロン酸メチリ
デン、特にエステルの一つが、エーテル、エポキシド、
ハロゲン、シアノ、エステル、アルデヒド、ケトン、ア
リール等の官能基で置換された同マロン酸メチリデン生
成上の技術的問題を解決することにある。
本発明のもう一つの目的は、Diets−Alder型
の付加反応生成物または付加物の極めて簡易かつ迅速、
高収率の生成による新規なマロン酸メチリデンの合成法
における技術上の問題を解決することにある。ここにお
ける付加化合物は、従来不可能であった半加水分解を受
けることができ、適当なハロゲン化物でアルキル化する
ことにより、適宜非対称付加生成物の生成を可能ならし
めるものである。
本発明のもう一つの目的は、マロン酸メチリデンの合成
に使用可能で、結晶化により簡単に高純度で分離できる
新規な中間付加反応生成物の生成上の技術的問題を解決
することにある。中間付加生成物合成における少量の汚
染物は、これにつづく段階における同中間生成物のマロ
ン酸メチリデン生成能に全つく影響せず、これらの中間
付加生成物は対称また、好ましくは、非対称エステルま
たはモノエステルである。
好ましくは、これらの付加反応生成物は、既知の他の付
加反応生成物の場合よりもかなり低い温度での熱分解に
よってマロン酸メチリデンを与えるものである。
更に、本発明は、また付加反応生成物の抽出、単離を容
易にする低毒性の溶媒を用いる溶液を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
これらの新しい技術上の全問題は、本発明により、極め
て簡易かつ迅速に付加反応生成物および高純度かつ高収
率のマロン酸メチリデンの形成をもって、初めて解決さ
れるものである。
すなわち、第一の態様に関して、本発明は、下記式(■
)で表わされる9、10−エンドエタノ−9゜10−ジ
ヒドロアントラセン−11,li −ジカルボン酸のモ
ノエステルまたは、ジエステルの作製法を提供するもの
である; 上記式において、R1とHlは、同種でも異種でもよく
、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ土類金属原
子、特にナトリウムまたはカリウム、炭素数1から6の
直鎖または分岐のアルキル基、炭素数3から6の脂環基
、シスまたはトランス型の炭素数2から6のアルケニル
基、炭素数2から6のアルキニル基を表わし、上記の基
は、一つ以上の、エーテル、エポキシ、ハロゲノ、シア
ノ、エステル、アルデヒド、ケトン、アリール等の官能
基で適宜置換されていてもよいが、VとR1が同時に水
素原子であることはできない、該作製法は、付加反応生
成物の形で上記モノエステルまたはジエステルをあたえ
るアントラセン存在下での各マロン酸エステルとホルム
アルデヒド間の反応、および好ましくは、できれば結晶
生成物の形で得られるようなこのモノエステル、または
ジエステルの反応媒よりの分離、より構成される。
本作製法の好ましい実施at!Iとしては、好ましくは
、酢酸* (II) 、酢酸カリウム、およびこれらの
混合物より選択される触媒の存在下、非水系溶媒中で反
応を行なうものである。
好ましくは、該非水系溶媒は、水と相溶性のない溶媒か
ら選択され、さらに好ましくは水と相溶性のある溶媒か
ら選択される。このような溶媒として、次のような溶媒
をあげることができる:酢酸、無水酢酸、ベンゼン、臭
化ベンゼン、キシレン、トルエン、ジメチルホルムアミ
ド(DMF) 、ジメチルスルホキサイド(DMSO)
、ジメチルケトンまたは、エチルメチルケトン等のケト
ン、アセトニトリル、ジオキサン、N−メチル−ピロリ
ドン(NMP) 、またはこれらの溶媒の少なくとも2
から3種の混合物。
好ましい実施B様としては、モノエステル付加反応生成
物は、好ましくは、アルコール溶媒中でのジエステル誘
導体とアルカリ金属またはプルカリ土類金属塩、特にナ
トリウムまたはカリウムの水酸化物、との反応により合
成される。
同程度に好ましい実施態様において、反対称ジエステル
付加反応生成物は、モノエステル付加反応生成物が、第
一のエステルラジカルとは異なる第二のエステルラジカ
ルを形成するラジカルを有するハロゲン含有物と反応す
ることにより作製されるものである。
本作製法の好ましい一部変更された実施態様では、反応
は閉鎖系、好ましくは、オートクレーブまたは(:ar
fus封管中で行なわれる。
第二の態様に関して、本発明は、好ましくは下記の化学
構造式(II)に相当する9、10−エンドエタノ−9
,10−ジヒドロアントラセン−11,11−ジカルボ
ン酸の新規なモノエステルおよびジエステルを提供する
: 上記の式においてR1およびHzは、同種または異種で
あり、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ土類金
属原子、特にナトリウムまたはカリウム、炭素数1から
6の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数3から6の脂
環基、シスまたはトランス型の炭素数2から6のアルケ
ニル基、炭素数2から6のアルキニル基を表わし、上記
の基は、一つ以上のエーテル、エポキシ、ハロゲノ、シ
アノ、エステル、アルデヒド、ケトン、アリール等の官
能基で適宜置換されていてもよいが、R1とeが、同時
に水素原子であることはできない。
特に、本発明は、マロン酸メチリデン作製に用いる中間
付加反応生成物を形成する、下記のモノエステルおよび
ジエステルを包含する。
−11,11−ジ−n−プロポキシカルボニル−9,1
0−エンドエタン−9,10−ジヒドロアントラセン、
−11,11−ジ−n−ブトキシカルボニル−9,10
−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−
11−n−ブトキシカルボニル−11−n−ペントキシ
カルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
ドロアントラセン、 =11−エトキシカルボニル−11−エトキシカルボニ
ルメトキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,
10−ジヒドロアントラセン、 −11,11−ジメトキシカルボニル−9,10−エン
ドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11−
メトキシカルボニル−11−n−ブトキシカルボニル−
9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラ
セン、 −11−メトキシカルボニル−11−n−ヘキシルオキ
シカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジ
ヒドロアントラセン、 −11−メトキシカルボニル−11−ベンジルオキシカ
ルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒド
ロアントラセン、 −11.11−ジエトキシカルボニル−9,10−エン
ドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11−
エトキシカルボニル−11−n−プロポキシカルボニル
−9,10−エンドエタノ−9,10−’)ヒドロアン
トラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−n−ブトキシカル
ボニル−9,lO−エンドエタノ−9,10−ジヒドロ
アントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−アリルオキシカル
ボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロ
アントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−プロブ−3−イニ
ルオキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,1
0−ジヒドロキシアントラセン、−11−エトキシカル
ボニル−11−メトキシメトキシカルボニル−9,10
−エンドエタ、ノー9,10−ジヒドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−エトキシエトキシ
カルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
ドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−エトキシカルボニ
ルブロボキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9
,10−ジヒドロアントラセン、−11−エトキシカル
ボニル−11−(2’、3′−エポキシプロポキシカル
ボニル) −9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
ドロアントラセン、−11−エトキシカルボニル−11
−プロパー3−オリルオキシカルボニル−9,10−エ
ンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、 −11−n−プロポキシカルボニル−11−n−ブトキ
シカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジ
ヒドロアントラセン、 −11,11−ジイソプロポキシカルボニル−9,10
−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアント・ラセン、
−11,11−ジイソブトキシカルボニル−9,10−
エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−1
1,11−ジ−n−ペントキシカルボニル−9,10−
エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−1
1,11−ジアリルオキシカルボニル−9,10−エン
ドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、および −ti、ti −)ジメチレン−1′、3′−ジオキシ
カルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
ドロアントラセン。
最後に第三の態様において、本発明は、熱処理、熱分解
または加水分解等のそれ自体は公知の処理法のいづれか
によるマロン酸メチリデンの作製を目的とする該モノエ
ステルまたはジエステルの使用を包含する。
本発明の他の目的、特徴、長所は、以下の説明により明
白になろう、ただし以下の説明は、数例の合成例を実例
としてあたえることが目的であり、本発明の範囲をいか
なる意味においても限定するものではない。
〔実施例〕
(実施例−1) 11.11−ジイソプロポキシカルボニル−9,10−
エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン(II
R1,R1丑1so−CsHt)の作製マロン酸ジイソ
プロピル(188g、  1 モ/L/)を、バラホル
ムアルデヒド(60g、2モル)、アントラセン(17
8g、1モル)、酢酸w4(11)10g、酢酸カリウ
ム10gの存在下、酢酸(500)およびブロモベンゼ
ン(500)中で油浴にて加熱、撹拌する。2時間、9
0−100℃の温度を保つ、初めに水、ブロモベンゼン
、・酢酸の共沸混合物を、次に残った酢酸を留去する為
、油浴の温度を徐々に上昇させる。酢酸銅(11)およ
び酢酸カリウムが析出し始めた時点で蒸留を中止する0
反応混合物を60℃に冷却し、トルエン(If)中に注
ぐ、このトルエン混合物を10℃に冷却し、ブフナーロ
ートを用いて不溶物を吸引ろ過で除去し、ろ液を留去し
乾燥させる。
固型の残渣をエタノールにて再結晶し、得られた化合物
の純度は94%で、不純物としてアントラセン(6%)
を含んでいる。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(
ヘキサン/イソプロパツール:95:5溶積比)で精製
した化合物の融点は136−7℃である。収率ニア2%
(278,16g)この化合物は分析により組成式C!
、HzaO4のものであると確認される。
(実施例−2) 11.11−ジアリルオキシカルボニル−9,10−エ
ンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン(If。
R’−RナーCH□−CH= CHハの作製実施方法は
実施例−1と同様に行うが1反応物の使用量を、以下に
示すように変更するブロモベンゼン120 および酢酸
120 中、マロン酸ジアリル(46g、0.25モル
)バラホルムアルデヒド(15g、0.5モル)アント
ラセン(44,5g、0.25モル)、酢酸w4(15
gおよび酢酸カリウム5g。
再結晶後の生成物の融点は85−86℃、収率は45%
(41,35g)である、この化合物は分析により組成
式CzaNztO<のものであるとi1!認される。
次に示す誘導体もこの方法で製遺された。
(実施例−3) 11−エトキシ−カルボニル−9,10−エンドエタノ
−9,10−ジヒドロアントラセン−11−カルボン酸
(m 、 R’=Czlls、 R”=K )のカリウ
ム塩の合成水酸化カリウム(18,6g、 0.324
モル)の無水エタノール(400)溶液を11.11−
ジエトキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,
10−ジヒドロアントラセン(100g、 0.286
モル)の無水エタノール(400)溶液に撹拌下、滴下
し65℃に加熱する。4時間後、反応混合物を常温に冷
却し、析出したカリウム塩をろ別し、ジエチルエーテル
で洗浄する。常温にて減圧乾燥後、白色の粉末92g(
収率90%)が得られる。
(実施例−4) 11−アリルオキシカルボニル−11−エトキシ−カル
ボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロ
アントラセン(II、 R’−CHt−CH−CHz+
 R”=C!H5)の合成 化合物(II[)  (20g 、 0.0555モル
)と臭化アリル(8,4g 、 0.0555モル)を
無水ジメチルホルムアミド250 中で反応させる。該
反応媒を80℃まで加熱し、2時間撹拌し、21の水で
希釈し、不溶物をろ取する。析出物を水洗後エタノール
にて再結晶し融点88−89℃の生成物(85%)17
gを得る。この化合物は分析により組成式C13hア0
4のものであると確認される。
(実施例−5) 11− (2’、3′−エポキシプロポキシカルボニル
)−11−エトキシカルボニル−9,10−エンドエタ
ノ−9,10−ジヒドロアントラセン(II。
R’=CHx−CI−C!h−0,R”=CJs)の合
成実施方法は実施例−4と同様に行うが反応物の使用量
を以下に示すように変更する: 化合物(III)  (20g、 0.0555モル)
およびエビブロモヒドリン(8,9g 、 0.065
モル)。
エタノールにて再結晶後の生成物の収率は70%(融点
114−IX5℃)。
この化合物は分析により組成式〇。Hoo、のものであ
ると確認される。
(実施例−6) 11.11− トリメチレン−1’ 、3 ’,3′−
ジオキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,1
0−ジヒドロアントラセン(II、 R’R”・−C1
1m−CHt−Cut−)の合成化合物(III)、(
71+カリウム塩(m 、 R’−CtHs、R’−X
)ヲ3−ブロモプロパンー1−オルの存在下、DMF中
でアルキル化して得られる11−エトキシカルボニル−
〇−プロパンー3−オリルオキシカルボニル−9,10
−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン(I
I、R’、CオHs、 R”−CtHs−CHxOH)
 5g (0,013モル)を無水キシレン50 中で
触媒量の水素化ナトリウム(60%:鉱油中に分散した
もの)存在下反応させる。丸底フラスコの上部にヴイグ
ロウーカラムを取り付けた蒸留装置で、キシレンエタノ
ール共沸混合物を蒸留するために、反応混合物を加熱す
る。溶媒を蒸留分離後、固型残渣をエタノールにて再結
晶する。
収率53%(2,52g)  融点115−118℃次
に示す実施例7−10は、付加生成物(II)の合成の
塩基法の有用な変更例である。
(実施例−7) ブロモベンゼンの代わりにキシレンを用いて、費用と毒
性を減少させることができる。
溶媒:酢酸1に対しキシレン1.5(体積比)の混合物 他の条件は、実施例−1のブロモベンゼンを用いた場合
と同様であるが、マロン酸ジイソプロピルの代わりに出
発?I質としてマロン酸ジ−n−ブチルを用いる。
11、11−ジ−n−ブトキシカルボニル−9,10−
エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン(II
R’−R”==n−CJe)が得られる。収率:55%
融点 91−92℃ (実施例−8) 水と相溶性のある溶媒を用いることにより、分離が簡便
になる。キシレン(あるいはブロモベンゼン)の場合と
類似した加熱条件が適用可能でありながらなおかつ水と
の相溶性を有する一連の溶媒を検討した。その結果、高
沸点溶媒の蒸留を避け、加水後、ろ過により反応生成物
の分離を行う。
反応混合物を3時間140℃で加熱後冷却し、水に注ぎ
、固体をろ別する。それ以降の手+1[は実施例−1の
場合と同様である。
マロン酸ジエチルを用いて11.11−ジエトキシカル
ボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジしトロ
アントラセン(■、 R’=R”−CJs)を合成する
場合の収率を下記の表に示す。
(実施例−9) オートクレーブあるいはCa1ius封管を用いて閉鎖
系で行う。
例: 11,11−ジエトキシカルボニル−9110−
エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセンの合成
オートクレーブ(容量100 )にアントラセン17g
パラホルムアルデヒド6gおよびマロン酸ジエチル16
gを仕込む。
触媒は、酢酸銅0.5gと酢酸カリウム0.5gの混合
物。
溶媒(50ml)は、酢酸とベンゼン(体積比2、5 
/ 7.5 )の混合物を用いる。
オートクレーブを閉鎖し、90−100℃に加熱した油
浴に2時間浸せきする。その後、3時間にわたり、油浴
の温度を徐々に上げ140 =150℃にする9次にオ
ートクレーブを、室温まで冷却し、閉管する0反応混合
物をベンゼン100mIlに注ぎ、無水塩化カルシウム
を加える。ろ過後、溶媒を蒸発し、固型残渣をエタノー
ルにて再結晶する。
収率67% 融点127−129℃。
下記の表は、検討された、さまざまな条件を示している
0反応物の量は上記の例で示した場合と(特に指定のな
い限り)同様である。
以下余白 (実施例−10) 1.1−ジイソブロボキシ力ルポニルエテン(I。
R’*R’1ljso−CJ7)の合成実施例−1で示
されている付加体50 g (0,132モル)と、無
水マレイン酸10.37 g (0,105モル)を十
分に攪拌しながら乾燥チッ素気流下25 (1m!の鉱
物油に分散させる。この懸濁液を200−220℃まで
徐々に加熱し、45分間その温度を保つ0次に常温まで
冷却し、減圧速留(0,1Torr)を行う、40℃に
おける留分を収集する。収率:64%(16,89g)
 、ノー=99%(不純物として、無水マレイン酸を1
%含む)、質量スペクトル(70eν)、化学イオン化
(イソブタン):201  (M+1)、159,11
7(実施例−11) 1−アリルオキシカルボニル−1−エトキシーカルボニ
ルエテン(I 、R’−CJs、 R”=(:Hz−C
)I=CHi)、実施方法は、実施例−10と同様であ
るが、用いる反応物は10m1の鉱物油中に、実施例−
4の付加体10 g (0,0276モル)と無水マレ
イン酸2、16 g  (0,022モル)を加える*
 0.25Torr蒸留で得られた生成物の沸点は53
℃であり、収率は48%(2,4g)、純度は99%(
不純物として無水マレイン酸1%を含む)である。
実施例−10,11は無水マレイン酸存在下、(1加体
(II)の熱分解の一般的な方法である。
この方法εより得られる化合物の例を次に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 このように本発明によればアントラセンの付加体を簡単
、迅速に高純度、高収率で得ることができることがわか
る。さらに、塩基性付加反応生成物は半加水分解をうけ
、図2の示すごとく、ジメチルホルムアミド中で適当な
ハロゲン化物R3−Xによるアルキル化反応により非対
称付加体をあたえる11−アルコキシカルボニル−9,
10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン
−11−カルボン酸のアルカリ金属または、アルカリ土
類金属のモノ塩をあたえるため、非対称付加体を作製す
ることが、可能である。
このように、約220℃の鉱物油中で、無水マレイン酸
の存在下で処理されることによりあるいは、その他の熱
分解方法によって、非対称付加体は、対応するオレフィ
ンすなわち対応するメチリデンマロン酸エステルを生じ
る。
本発明の方法によると、マロン酸エステルからメチリデ
ンマロン酸エステルを二つの主ステツプにより合成する
ことが可能である。すなわち第一ステップは、図1で示
すように、アントラセン、マロン酸エステル、ホルムア
ルデヒドを反応させ得られた付加体を第ニステップで、
熱処理して、相当するメチリデンマロン酸エステルを得
る。このステップは無水マレイン酸存在下で行われるの
で、アントラセンを他の子鹿生成物の形で分離すること
が可能であり有利である(図1)。
それゆえ、本発明は特許請求の範囲において記載されて
いる手段に技術的に等価であるあらゆる手段を包含する
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るエステルの合成方法、及びこのエ
ステルからのメチリデンマロネートの合成方法を示す化
学反応式であり、第2図は本発明に係る均整エステルを
不整エステルに変換する方法を示す化学反応式である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式(II)で表わされる9,10−エンドエタ
    ノ−9,10−ジヒドロアントラセン−11,11−ジ
    カルボン酸のモノエステル、またはジエステルの作製法
    : ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 上記式において、R^1とR^2は、同種でも異種でも
    よく、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ土類金
    属原子、特にナトリウムまたはカリウム、炭素数1から
    6の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数3から6の脂
    環基、シスまたはトランス型の炭素数2から6のアルケ
    ニル基、炭素数2から6のアルキニル基、を表わし、上
    記の基は一つ以上のエーテル、エポキシ、ハロゲノ、シ
    アノ、エステル、アルデヒト、ケトン、アリール等の官
    能基で適宜置換されていてもよいが、R^1とR^2が
    同時に水素原子であることはできず、また該作製法は、
    付加反応生成物の形で、上記モノエステルまたはジエス
    テルをあたえるアントラセン存在下での各マロン酸エス
    テルとホルムアルデヒド間の反応、および好ましくは、
    できれば結晶生成物の形で得られるような、このモノエ
    ステル、またはジエステルの反応媒よりの分離、より構
    成される。
  2. (2)請求項1に記載されるような、好ましくは酢酸銅
    (II)または酢酸カリウム、より好ましくはこれらの混
    合物より選択される触媒の存在下で、非水系溶媒中で反
    応が行なわれる作製法。
  3. (3)請求項2に記載されるような、非水系溶媒が、水
    と相溶性のない溶媒および水と相溶性のある溶媒、特に
    酢酸、無水酢酸、ベンゼン、臭化ベンゼン、キシレン、
    トルエン、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
    スルホキシド(DMSO)、ジメチンケトンまたはエチ
    ルメチルケトン等のケトン、アセトニトリル、ジオキサ
    ン、N−メチル−ピロリドン(NMP)、またはこれら
    の溶媒の少なくとも2から3種の混合物である作製法。
  4. (4)請求項1から3のいずれか一つの項に記載される
    ような、該モノエステルが、該ジエステルから11−ア
    ルコキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,1
    0−ジヒドロアントラセン−11−カルボン酸のアルカ
    リ金属またはアルカリ土類金属のモノ塩をあたえるよう
    な塩基性媒質中の半加水分解によって作製される作製法
  5. (5)請求項1または4に記載されるような、アルキル
    化反応において、上記モノエステルが適当なハロゲン誘
    導体と反応することにより反対称ジエステルが作製され
    る作製法。
  6. (6)下記の化学構造式(II)に相当する9,10−エ
    ンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン−11,
    11−ジカルボン酸の新規なモノエステルまたはジエス
    テル: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 上記の式において、R^1およびR^2は、同種または
    異種であり、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ
    土類金属原子、特にナトリウムまたはカリウム、炭素数
    1から6の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数3から
    6の脂環基、シスまたはトランス型の炭素数2から6の
    アルケニル基、炭素数2から6のアルキニル基を表わし
    、上記の基は、一つ以上のエーテル、エポキシ、ハロゲ
    ノ、シアノ、エステル、アルデヒド、ケトン、アリール
    等の官能基で置換されていてもよいが、R^1とR^2
    が、同時に水素原子またはエチル基であることはできな
    い。
  7. (7)下記に記載される、請求項6に記載されるような
    新規なモノエステルまたはジエステル:−11,11−
    ジ−n−プロポキシカルボニル−9,10−エンドエタ
    ノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11,11−
    ジ−n−ブトキシカルボニル−9,10−エンドエタノ
    −9,10−ジヒドロアントラセン、−11−n−ブト
    キシカルボニル−11−n−ペントキシカルボニル−9
    ,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセ
    ン、 −11−エトキシカルボニル−11−エトキシカルボニ
    ルメトキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,
    10−ジヒドロアントラセン、 −11,11−ジメトキシカルボニル−9,10−エン
    ドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11−
    メトキシカルボニル−11−n−ブトキシカルボニル−
    9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラ
    セン、 −11−メトキシカルボニル−11−n−ヘキシルオキ
    シカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジ
    ヒドロアントラセン、 −11−メトキシカルボニル−11−ベンジルオキシカ
    ルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒド
    ロアントラセン、 −11,11−ジエトキシカルボニル−9,10−エン
    ドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11−
    エトキシカルボニル−11−n−プロポキシカルボニル
    −9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロアント
    ラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−n−ブトキシカル
    ボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロ
    アントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−アリルオキシカル
    ボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒドロ
    アントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−プロプ−3−イル
    オキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10
    −ジヒドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−メトキシメトキシ
    カルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
    ドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−エトキシエトキシ
    カルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
    ドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−エトキシカルボニ
    ルプロポキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9
    ,10−ジヒドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−(2′,3′−エ
    ポキシプロポキシカルボニル)−9,10−エンドエタ
    ノ−9,10−ジヒドロアントラセン、 −11−エトキシカルボニル−11−プロパン−3−オ
    リルオキシカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,
    10−ジヒドロアントラセン、 −11−n−プロポキシカルボニル−11−n−ブトキ
    シカルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジ
    ヒドロアントラセン、 −11,11−ジイソプロポキシカルボニル−9,10
    −エンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−
    11,11−ジイソブトキシカルボニル−9,10−エ
    ンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11
    ,11−ジ−n−ペントキシカルボニル−9,10−エ
    ンドエタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、−11
    ,11−ジアリルオキシカルボニル−9,10−エンド
    エタノ−9,10−ジヒドロアントラセン、および −11,11−トリメチレン−1′,3′−ジオキシカ
    ルボニル−9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒド
    ロアントラセン。
  8. (8)R^1およびR^2が同種であり、メチル、n−
    プロピル、n−ブチル、またはイソブチルを表わす、ま
    たは、異種であり、エチルおよびメチレンオキシメチル
    またはプロピルを表わす、請求項6に記載されるような
    新規なモノエステルまたはジエステル。
  9. (9)請求項6から8に記載されるような、または請求
    項3から8のいづれか一つの項に記載される、R^1お
    よびR^2は上記に定義され、水素原子、アルカリ金属
    またはアルカリ土類金属原子ではない下記の化学構造式
    ( I )で表わされるマロン酸メチリデンの作製法によ
    り作成される9,10−エンドエタノ−9,10−ジヒ
    ドロアントラセン−11,11−ジカルボン酸のモノエ
    ステルまたはジエステルの、それ自体は公知のいづれか
    の処理法、特に、できれば無水マレイン酸存在下、鉱物
    油中での熱分解等の熱処理による利用。 CH_2=C(COOR^1)(COOR^2)( I
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