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JPS63230394A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

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Publication number
JPS63230394A
JPS63230394A JP6360687A JP6360687A JPS63230394A JP S63230394 A JPS63230394 A JP S63230394A JP 6360687 A JP6360687 A JP 6360687A JP 6360687 A JP6360687 A JP 6360687A JP S63230394 A JPS63230394 A JP S63230394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
plate
acidic functional
alkaline aqueous
functional group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6360687A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kimura
木村 岳司
Hirokazu Sakaki
榊 博和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP6360687A priority Critical patent/JPS63230394A/ja
Publication of JPS63230394A publication Critical patent/JPS63230394A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は平版印刷版用支持体の製造方法に関するもので
あり特に陽極酸化皮膜を改質し、非画像部の汚染が改良
されたアルミニウム板よりなる平版印刷版用支持体の製
造方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、平版印刷版には、アルミニウム板上に感光性組成
物を薄層状に塗設した所謂PS版があるが、上記のアル
ミニウム板は通常ブラシグレイン法やポールグレイン法
のごとき機械的な方法や電解グレイン法のごとき電気化
学的方法あるいは両者を組合せた方法などの粗面化処理
に付され、その表面が梨地状にされたのち、酸またはア
ルカリ等の水溶液によりエツチングされ、さらに陽極酸
化処理を経たのち所望により親水化処理が施されて平版
印刷版用支持体とされ、この支持体上に感光層が設けら
れてPS版(感光性平版印刷版)とされる。このPS版
は、通常、像露光、現像、修正、ガム引き工程を施して
平版印刷版とされ、これを印刷機に取り付けて印刷する
しかしながら上記のPS版を、像露光、現像して得られ
た平版印刷版の非画像部には感光層中に含まれる物質が
不可逆的に吸着し、非画像部を汚染するため、修正工程
で画像部と非画像部の識別が困難であったり、修正跡が
明瞭に残り不均一な版面となり、その程度がひどくなる
と汚れとなるため印刷版として使用できなくなるという
問題があった。
これを改善するため、従来は、陽極酸化処理したアルミ
ニウム支持体表面を、米国特許第3、1814.61 
号明細書に記載されているようなアルカリ金属珪酸塩中
に浸漬する方法、米国特許第3、860.4.26 号
明細書に記載されているような、水溶性金属塩を含む親
水性セルロースを下塗りする方法、又は英国特許第2.
098.627号に記載されているようなアリールスル
ホン酸ナトリウムを下塗りする方法等が提案されている
。このような処理を施すことによって、上述した非画像
部の汚染を防止して印刷物に゛汚れ″が生巳ないように
することができるが、その反面耐刷性が、上記処理を施
さない場合の50〜80%に減少するという新たな問題
を伴なう欠点があった。
また従来の平版印刷版では、非画像部に付着したインキ
が迅速に除去されないために汚れを生じるという問題も
あった。
このように非画像部の汚染が生じない平版印刷版は耐刷
力が低く、耐刷力の低下が生じない平版印刷版は非画像
部の汚染が著しくなるという傾向があり、これら両者の
性能を同時に満足させることは非常に困難であった。
〔発明の目的〕
したがって本発明の目的は、非画像部に汚染を生じに<
<、印刷物の非画像部の汚れが発生せず、しかも耐刷力
の低下のない平版印刷版を得ることができるような平版
印刷版用支持体を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ね
た結果、本発明をなすに至った。本発明は、アルミニウ
ム板の片面を粗面化処理し、次いで陽極酸化処理したの
ち、アミノ基と酸性官能基を含む化合物を含むpH8以
上のアルカリ性水溶液又は、アミノ基を含む化合物と酸
性官能基を含む化合物とを含むpH3以上のアルカリ性
水溶液で、陽極酸化皮膜をその全皮膜量の1〜30重量
%溶解することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造
方法である。
本発明で用いられる酸性官能基とは、例えばカルボキシ
ル基、スルホン基、スルフィン基、ニトロ基、ホスホン
基等であり、塩素等のハロゲン原子は含まない。
本発明で用いられるアミン基と酸性官能基を含む化合物
を含むpH8以上のアルカリ性水溶液としては、上記の
条件を満たせばいかなるものでも良い。たとえばグリシ
ン、リジン、アスパラギン酸等の各種アミノ酸、アミド
スルホン酸、アミドリン酸、およびエチルニトロアミン
又はそれらの塩を含むアルカリ性水溶液があげられる。
本発明で用いられるアミノ基を含む化合物及び酸性官能
基を含む化合物を含むpl(8以上のアルカリ性水溶液
としては、上記の条件を満たせばいかなるものでも良い
。たとえば、アミノ基を含む化合物としてメチルアミン
、エチルアミン、アニリンおよびアリルアミン又はそれ
らの塩を、また酸性官能基を含む化合物として酢酸、硫
酸、リン酸、硝酸およびベンゼンスルフィン酸又はそれ
らの塩を含むアルカリ性水溶液をあげることができる。
このように本発明で用いられるpH8以上のアルカリ性
水溶液に含まれる化合物としては、アミノ基と酸性官能
基の両者を含む化合物でも、又、アミン基を含む化合物
と酸性官能基を含む化合物とを混合しても良いが、好ま
しくは、アミノ基と酸性官能基の両者を含む化合物が用
いられ、特に好ましくはグリシン、リジン、アミドスル
ホン酸が用いられる。
更に、本発明で用いられるアルカリ性水溶液に含まれる
アルカリ性物質としては、陽極酸化皮膜を溶解するもの
であればいかなるものでも良く、たとえば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリ
ウム、ケイ酸ナトリウムなどである。
また上記のアミノ基と酸性官能基を含む化合物、又はア
ミノ基を含む化合物と酸性官能基を含む化合物、あるい
はアルカリ性物質は、各々2種以上を同時に含んでも良
い。
上記のアミノ基と酸性官能基を含む化合物及びアミノ基
を含む化合物と酸性官能基を含む化合物を含まないアル
カリ性物質のみの水溶液、たとえば水酸化ナトリウムの
みを含むpH8以上の水溶液で、陽極酸化皮膜の全皮膜
量の1〜30重量%溶解した場合には、本発明による支
持体に比べ感光層成分による非画像部の汚染が逆に悪化
する支持体しか得られない。
またアルカリ性物質を含まないアミノ基と酸性官能基を
含む化合物のみを含む水溶液、たとえばリジンやグリシ
ンのみの水溶液では陽極酸化皮膜の溶解が起こらないか
、溶解が起こる場合には印刷時に非画像部に付着したイ
ンキが湿し水と置換されに<<、本発明による支持体に
比べて非画像部が汚染されやすいものしか得られない。
酸化皮膜の溶解量は酸化皮膜全量の1〜30重量%溶解
するのが良く、好ましくは5〜20重量%である。
陽極酸化皮膜の溶解量は、次式に示すように、重量法に
より測定する。
WA:全陽極酸化皮膜量(g / m’ )、S :サ
ンプル面積(mo)、 mI :処理する前のサンプル重量(g)、m2:処理
後のサンプル重量(g)、 以下、本発明について順を追って詳しく説明する。
本発明において用いられるアルミニウム板はアルミニウ
ムを主成分とする純アルミニウムや微量の異原子を含む
アルミニウム合金等の板状体である。このような異原子
には、珪素、鉄、マンガン、銅、マグネシウム、クロム
、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタンなどがある。これ
らの異原子の含有率は一般に10重量%以下である。本
発明の支持体に好適なアルミニウムは純アルミニウムで
あるが、完全に純粋なアルミニウムは、製錬技術上製造
が困難であるので、できるだけ異原子を含まないものが
よい。このように本発明に適用されるアルミニウム板は
、その組成が特定されるものではな〈従来公知、公用の
素材のものを適宜利用することができる。本発明に用い
られるアルミニウム板の厚さは、およそ0. L mm
〜0.5 mm程度が適当である。
アルミニウム板を陽極酸化するに先立ち、表面の圧延油
を除去するための、例えば界面活性剤又はアルカリ性水
溶液により脱脂処理、および砂目立処理が所望により行
なわれる。
砂目立て処理方法には、機械的に表面を粗面化する方法
、電気化学的に表面を溶解する方法及び化学的に表面を
選択溶解させる方法がある。機械的に表面を粗面化する
方法としては、ボール研摩法、ブラシ研摩法、ブラスト
研摩法、パフ研摩法等と称せられる公知の方法を用いる
ことができる。
また電気化学的な粗面化法としては塩酸又は硝酸電解液
中で交流又は直流により、行なう方法がある。また、特
開昭54−63902号公報に開示されているように両
者を組合せた方法も利用することができる。
このように粗面化されたアルミニウム板は、必要に応じ
てアルカリエツチング処理及び中和処理される。
アルミニウム板の陽極酸化処理に用いられる電解質とし
ては多孔性酸化皮膜を形成するものならばいかなるもの
でも使用することができ、一般的には硫酸、燐酸、蓚酸
、クロム酸あるいはそれらの混酸が用いられ、その濃度
は電解質の種類によって適宜法められる。陽極酸化の処
理条件は用いる電解質により種々変わるので一概に特定
し得ないが、一般的には電解質の濃度が1〜80重量%
溶液、液温は5〜70℃、電流密度5〜60Δ/dm2
、電圧1〜100■、電解時間10秒〜50分の範囲が
適当である。
陽極酸化皮膜の量はO11〜10g/m’が好適である
が、より好ましくは1〜6 g / m’の範囲である
上記の如く、陽極酸化処理されたアルミニウム板は、つ
づいて、アミノ基と酸性官能基を含む化合物を含む91
18以上のアルカリ性水溶液、又はアミノ基を含む化合
物と酸性官能基を含む化合物とを含む9148以上のア
ルカリ性水溶液で酸化皮膜をその全皮膜量の1〜30重
量%溶解するが、好ましくは3〜20重量%である。
皮膜溶解量が1重量%より少ない場合、感光層成分によ
る非画像部の汚染防止効果が殆んど得られなくなり、3
0重量%より多い場合、非画像部の耐摩耗性が著しく低
下してしまう。
処理温度は常温から沸点まで任意に選べるが、短時間で
所望の酸化皮膜溶解量を得るた必には、より高い温度で
行なう方が良い。
アルカリ性物質の濃度は、アルカリ性水溶液のpHが8
以上となるように含まれることが適当であり、好ましく
はpH9以上である。ここでpHが8より低くたとえば
pH3〜8の範囲では、陽極酸化皮膜の溶解が著しく減
少し、本発明の効果は得られなくなる。
処理液の温度、処理時間については、処理液の種類、処
理設備からの制約などにより、一義的には、決定され得
ないが、一般的には、温度30〜+−00℃、処理時間
は2秒間〜5分間の範囲である。また必要に応じてサポ
ニン、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、シリコ
ン系界面活性剤等の、表面ぬれ性を改善して、均一溶解
させる活性剤を添加しても良い。
処理方法は上記アルカリ性水溶液を酸化皮膜に接触させ
る方法ならばいかなる方法でもよく、たとえばスプレ一
方式によるものでも浸漬方式によるものでもよい。
このようなアルカリ性水溶液による処理の後に、特開昭
60−149491号公報、特開昭60−232998
号公報、特開昭62−19494号明細書に記載されて
いるような親水層を本発明による支持体」二に設けるこ
とがモきる。
また、この親水性層を本発明による支持体上に設ける前
又は後に米国特許第3.181.461号に記載されて
いるように、アルカリ金属シリケート(例えば珪酸ソー
ダ)の水溶液で処理することもできる。
このようにして得られた平版印刷版用支持体の上に、従
来より知られている感光層を設けて、感光1虫平版印刷
版を得ることができ、これを製版処理して得た平版印刷
版は、優れた性能を有している。
上記の感光層の組成物としては、露光の前後で現像液に
対する溶解性又は膨潤性が変化するものであれば、いず
れも使用できる。以下、その代表的なものについて説明
する。
■ ポジ作用型感光性ジアゾ化合物としては、特公昭4
3−28403号公報に記載されているベンゾキノン−
1,2−ジアジドスルホン酸クロリドとポリヒドロキシ
フェニルとのエステル又はナフトキノン−1,2−ジア
ジドスルホン酸クロリドとピロガロール−アセトン樹脂
とのエステルが最も好ましいものである。その他の比較
的好適な0−キノンジアジド化合物としては、米国特許
第3.046.120号及び同第3.188.210号
の各明細書中に記載されているベンゾキノン−1,2−
ジアジドスルホン酸クロリド又はナフトキノン−1,2
−ジアジドスルホン酸クロリドとフェノールホルムアル
デヒド樹脂トのエステルがある。
0−キノンジアジド化合物は単独で感光層を構成するが
、アルカリ水に可溶な樹脂を結合剤(バンイダー)とし
て併用してもよい。このアルカリ水に可溶性の樹脂とし
ては、ノボラック樹脂があり、たとえばフェノールホル
ムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、
p−t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、フェ
ノール変性キシレン樹脂、フェノール変性キシレン・メ
シチレン樹脂などがある。その他の有用なアルカリ水可
溶性樹脂としてポリヒドロキシスチレン、ポリハロゲン
化ヒドロキシスチレン化(メク)アクリル酸と他のビニ
ル化合物とのコポリマーを挙げることができる。
0−キノンジアジド化合物からなる感光層およびその現
像液の更なる詳細は米国特許第4、259.434号に
記載されている。
■ ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光性組成物。
ネガ作用型感光性ジアゾ化合物としては米国特許第2.
063.631号及び同第2.667、415号の各明
細書に開示されているジアゾニウム塩とアルドールやア
セクールのような反応性カルボニル基を含有する有機縮
合剤との反応生成物、代表的にはジフェニルアミン−p
−ジアゾニウム塩とホルムアルデヒドとの縮合生成物(
所謂感光性ジアゾ樹脂)が好適に用いられる。その他の
有用な縮合ジアゾ化合物は米国特許第3.679.41
9号、英国特許第L 312.925号、同1.312
.926号の各明細書等に開示されている。これらの型
の感光性ジアゾ化合物は、通常水溶性無機塩の型で得ら
れ、従って水溶液から塗布することができる。又、これ
らの水溶性ジアゾ化合物を英国特許第1.280.88
5号明細書に開示された方法により1個又はそれ以上の
フェノール性水酸基、スルホン酸基又はその両者を有す
る芳香族又は脂肪族化合物と反応させ、その反応生成物
である実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂を使用する
こともできる。
また、特開昭56−121031号公報に記載されてい
るようにヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ
硼酸塩との反応生成物として使用することもできる。
そのほか、英国特許第1.312.925号明細書に記
載されているジアゾ樹脂も好ましい。
このようなジアゾ樹脂は、バインダーと共に用いられる
。好ましいバインダーは酸価10〜200を有する有機
高分子重合体であり、具体例としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸またはマレイン酸を必須の重合
成分とじ一〇含む共重合体、例えば米国特許第4.12
3.276号明細書に記載されている様な2−ヒドロキ
ンエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシ基チルメク
クリレート、アクリロニトリルまたはメククリロニトリ
ル、アクリル酸またはメタクリル酸および必要に応じて
更に他の共重合しろるモノマーとの3元または4元共重
合体、特開昭53−120903号公報に記載されてい
る様な末端がヒドロキシ基であり、かつジカルボン酸エ
ステル残基を含む基でエステル化されたアクリル酸また
はメタクリル酸、アクリル酸またはメタクリル酸、およ
び必要に応じて更に他の共重合しろるモノマーとの共重
合体、特開昭54−98614号公報に記載されている
様な芳香族性水酸基を末端に有する単量体(例えばN−
(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドなど)、
アクリル酸またはメタクリル酸、及び更に必要に応じて
他の共重合可能なモノマーの少なくとも1つとの共重合
体、特開昭56−4144号公報に記載されている様な
アルキルアクリI/−トまたはメタクリレート、アクリ
ロニトリルまたはメククリロニトリル、および不飽和カ
ルボン酸よりなる共重合体が含まれる。
また酸性ポリビニルアルコール誘導体、酸性セルロース
誘導体も有用である。
■ 活性光線の照射により三量化を起す化合物を含む組
成物。例えばポリ桂皮酸ビニル、ポリビニルシンナモイ
ルエチルエーテル、ポリシンナモイルオキシエチルアク
リレート及びその共重合体、ポリシンナモイルオキシエ
チルメタクリレート及びその共重合体、ポリパラビニル
フェニルシンナメート及びその共重合体、ポリビニルベ
ンザールアセトフェノン及びその誘導体、ポリビニルシ
ンナミリデンアセテート及びその誘導体、アクリル酸ア
リルプレポリマー及びその誘導体、パラフェニレンジア
クリル酸とポリハイドリックアルコールから成るポリエ
ステル樹脂の誘導体で、例えば米国特許第3.030.
208号明細書に記載されているような化合物などがあ
る。
■ 活性光線の照射により重合反応を起す、いわゆる共
重合性組成物。例えば米国特許第2、760.863号
および同第3.060.023号明細書に記載の2個又
はそれ以上の末端エチレン基を有する付加重合性不飽和
化合物と光重合開始剤よりなる組成物がある。
上記活性光線の照射により三量化する化合物および重合
反応する化合物には、更にバインダーとして樹脂、増感
剤、熱重合防止剤、色素、可塑剤などを含有させること
ができる。
上記の如き感光性組成物は、通常、水、有機溶剤、又は
これらの混合物の溶液として、本発明による支持体上に
塗布し、乾燥されて感光性平版印刷版が作成される。
感光性組成物の塗布量は、一般的に約0.1〜約5、0
 g / m’が適当であり、約0.5〜約3.0 g
 / m’がより好ましい。
かくして得られる感光性平版印刷版はカーボンアーク灯
、キセノン灯、水銀灯、タングステン灯、メタルハライ
ドランプなどの如き活性光線を含む光源により画像露光
し、現像して平版印刷版が得られる。
〔発明の効果〕
本発明の実施により得られる支持体を使用した感光性平
版印刷版を露光、現像して得られる平版印刷版は、非画
像部の汚染がなく、修正工程で画像部と非画像部の識別
が容易であり、また修正跡が生じることなく、したがっ
て修正跡による印刷物の汚れが発生しない。しかも耐刷
力は高い。
さらに本発明の実施により得られるアルミニウム支持体
は、従来のものに比べて白い表面となり、検版性に優れ
ており、しかもインキ汚れ回復力においても優れている
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、具体的に説明する。なお
実施例中の「%」は、特に指定のない限り「重量%」を
示すものとする。
実施例I JIS1050アルミニウムシートをパミスー水懸濁液
を研摩剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目立て
した。このときの表面粗さく中心線平均粗さ)は0.5
μであった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液を70℃
に温めた溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶解量が6
 g / m’になるようにエッチラグした。水洗後、
30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十分水洗し
た。その後に、0.7%硝酸水溶液中で、陽極特電圧1
3ボルト、陰極特電圧6ボルトの矩形波交番波形を用い
て(特開昭52−77702号公報実施例に記載されて
いる電源波形)20秒間電電解面化を行ない、20%硫
酸の50℃溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗し
た。
さらに20%硫酸水溶液中で陽極酸化皮膜重量が3.0
 g / m’となるように直流を用いて陽極酸化処理
を施して水洗、乾燥し、基板CI)を作成した。
この基板(I)をグリシンを2%含み、水酸化ナトリウ
ムにより溶液のpHを11とした処理液に65℃で10
秒間浸漬処理し、水洗および乾燥して支持体〔ハ〕を作
成した。このときの陽極酸化皮膜の溶解量は、その全皮
膜重量の約10%(約0.3g/m’)であった。
このようにして作成した支持体〔Δ〕に下記組成の溶液
(I)を塗布し、80℃30秒間乾燥した。
乾燥後の被覆量は10mg/m’であった。
次に下記組成の感光液を乾燥後の塗布重量が2、5 g
 / m’となるように塗布して感光層を設けた。
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ポジティブフィルムを通して1mの距離から
3 K Wのメタルハライドランプにより、50秒間露
光を行なったのぢ、SiO2/Na2Oのモル比が1.
74の珪酸ナトリウムの5.26%水溶液(pH= 1
2.7 )で現像した。
次いで十分水洗し、非画像部の汚染を調べたのち、市販
の消去液で画像部の一部を消去し、十分水洗してからガ
ム引きして、常法の手順で印刷した。このときの消去部
の汚れの発生と耐刷力を調べた。更に、平版印刷版の全
面にインキを付着させたのち、常法の手順で印刷を開始
したときの非画像部に汚れのない奇麗な印刷物が得られ
るまでの印刷枚数(以下、インキ汚れ回復力と称す)を
調べた。
以上の結果を第1表に示した。
〔実施例2〕 実施例1の支持体〔Δ〕に親木層を設けずに実施例1と
同様に感光層を設け、印刷までも実施例1と同様に行っ
た。
その結果を第1表に示した。
〔比較例1〕 実施例1の基板〔■〕にアルカリ性水溶液処理を行なわ
ないで支持体〔B〕を作成し親木層と感光層を実施例1
と同様に設け、印刷までも実施例1と同様に行なった。
その結果を第1表に示した。
〔実施例3〕 実施例1の基板〔■〕をアミドスルホン酸を3%含み水
酸化ナトリウムでpflllとした水溶液65℃で、陽
極酸化皮膜を全皮膜量の10%が溶解するように浸漬処
理して水洗、乾燥し、支持体〔C〕を作成した。
親水層と感光層を実施例1と同様に設け、印刷までも実
施例1と同様に行なった。
その結果を第1表に示した。
〔比較例2〕 実施例1の基板CI)をアミドスルホン酸約1%のみを
含む水溶液(pH1以下)で65℃で陽極酸化皮膜が全
皮膜量の10%溶解するように処理して、水洗、乾燥し
支持体〔D〕を作成した。
親木層と感光層を実施例1と同様に設け、印刷までも実
施例1と同様に行なった。
その結果を第1表に示した。
〔比較例3〕 実施例1の基板〔■〕を水酸化ナトリウムのみを含む水
溶液で111111とした液(水酸化ナトリウム約0.
01%)で65℃で陽極酸化皮膜が全皮膜量の10%溶
解するように浸漬処理して水洗、乾燥、支持体〔E〕を
作成した。
親木層と感光層を実施例1と同様に設け、印刷までも実
施例1と同様に行なった。
その結果を第1表に示した。
〔比較例4〕 実施例1の基板〔I〕をアミドスルホン酸2%を含み、
水酸化ナトリウムにより溶液のpHを7とした溶液で6
5℃で浸漬処理したが陽極酸化皮膜の溶解は起こらなか
った。
第1表の結果より、本発明法による支持体は比較例のも
のに比べて非画像部の汚染、修正跡の汚れが改良されて
いることがわかる。またインキ汚れ回復力においてもす
ぐれていることがわかる。
更に耐刷力の低下もない。
昭和  年  月  日 3、補正をする者 事件との関係   出願人 名 称  (520)富士写真フィルム株式会社4、代
理人 5、補正′命令の日付  自  発 と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム板の少なくとも片面を粗面化処理し、次い
    で陽極酸化処理したのち、アミノ基と酸性官能基を含む
    化合物を含むpH8以上のアルカリ性水溶液又は、アミ
    ノ基を含む化合物と酸性官能基を含む化合物とを含むp
    H8以上のアルカリ性水溶液で、陽極酸化皮膜をその全
    皮膜量の1〜30重量%溶解することを特徴とする平版
    印刷版用支持体の製造方法。
JP6360687A 1987-03-18 1987-03-18 平版印刷版用支持体の製造方法 Pending JPS63230394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6360687A JPS63230394A (ja) 1987-03-18 1987-03-18 平版印刷版用支持体の製造方法

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JP6360687A JPS63230394A (ja) 1987-03-18 1987-03-18 平版印刷版用支持体の製造方法

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