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JPH0225399A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

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Publication number
JPH0225399A
JPH0225399A JP17595188A JP17595188A JPH0225399A JP H0225399 A JPH0225399 A JP H0225399A JP 17595188 A JP17595188 A JP 17595188A JP 17595188 A JP17595188 A JP 17595188A JP H0225399 A JPH0225399 A JP H0225399A
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JP
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aluminum
plate
acid
pores
oxide film
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Application number
JP17595188A
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Inventor
Makoto Takeuchi
誠 竹内
▲榊▼ 博和
Hirokazu Sakaki
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0798433B2 publication Critical patent/JPH0798433B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版用支持体の製造方法に関する
ものであり、特に陽極酸化皮膜を改質し支持体非画像部
のキズつき難くさ、耐摩耗性を向上しようとするもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、平版印刷版には、アルミニウム板上に感光性組成
物を薄層状に塗設した所謂PS版があるが、上記のアル
ミニウム板は通常ブラシグレイン法やボールグレイン法
のごとき機械的な方法や電解グレイン法のごとき電気化
学的方法あるいは両者を組合せた方法などの粗面化処理
に付され、その表面が梨地状にされたのち、酸またはア
ルカリ等の水溶液によりエツチングされ、さらに陽極酸
化処理を経たのち所望により親水化処理が施されて平版
印刷版用支持体とされ、この支持体上に感光層が設けら
れてP、S版(感光性平版印刷版)とされる。このPS
版は、通常、像露光、現像、修正、ガム引き工程を施し
て平版印刷版とされ、これを印刷機に取り付けて印刷す
る。
しかし、これら製版、印刷工程の段階で非画像部にキズ
が発生し、そのキズ部にインクが付着して印刷汚れが発
生しやすいという問題があった。
このため、支持体表面の耐スクラッチ性、耐摩耗性を改
善する方法として、陽極酸化皮膜量を増大する事が考え
られて来た。しかし、この方法では非画像部の印刷汚れ
、陽極酸化皮膜ポアー内への染料、感光物の沈積による
染色、支持体表面の黒色化による検版性悪化等の欠点が
あった。
これらの欠点を改善すべく、特開昭58153698号
公報、特開昭59−193298号公報、特開昭60−
56093号公報では、ポロシティ−の異なる■2S0
4、H3P0.浴の組合わせによる二段電解を開示して
いる。しかし、これらの処理は、リン酸を用いる為、廃
液処理の公害性の問題があり、実用的でない。
陽極酸化皮膜重量を増大する事は、上述した品質上の劣
化に加えて、電解に要する電気代からのコスト増にもつ
ながる為、陽極酸化皮膜重量を増大させずに、耐スクラ
ッチ性を向上させる方法が望まれていた。
多孔質酸化皮膜は、その表面に多くの空隙がある為、表
面硬度が低下しているが、該ポアー空隙を塞ぐ方法とし
て、水、若しくはこれにアンモニア、トリエタノールア
ミン等を加えた蒸気又は加熱浴でのシーリング、又は特
開昭62−216796で見られる様な金属塩を含む加
熱浴での陽極酸化皮膜の後処理等があるが、本発明の目
的である耐摩耗性には殆んど効果が見られながった。
電気化学的にポアー空隙のない陽極酸化皮膜を得る方法
としては、特開昭53−2103号公報には、アルミニ
ウム支持体表面にバリアー型陽極酸化処理を施す方法が
、また、特開昭58−153699号公報には、多孔性
陽極酸化処理後、ホウ酸等のオキソ陰イオン含有電解液
で再陽極酸化処理をする方法が、それぞれ記載されてい
る。
これらの方法でポアーを完全に充填すると、耐スクラッ
チ性は向上し、例えば陽極酸化皮膜量1.4g/m’を
封孔した場合、AD量2.8 g / m’の耐キズ性
に相当するレベルになる。しかし、この様な方法は、数
百Vの高電圧が必要であり、実用性、経済性の点から不
利な方法である。又、品質面から考えると、未だ耐キズ
性の達成レベルは不充分であり、更に向上する事が望ま
れる。
耐キズ、耐摩耗性を向上させる他の方法として、表面の
硬度を上げる為に、ポアー内に傷つき難くい硬い物質を
充填する事が考えられる。例えば、特開昭62−260
096号公報には、ポアー内にガラス組成物微粒子を電
気泳動法により充填し、加熱融解する方法が記載されて
いるが、この方法では加熱溶解温度(350〜450℃
)で、一般に印刷版として用いられている純アルミニウ
ムが軟化してしまい、印刷版としての強度が極度に劣化
する問題がある。また、アルミナ、シリカゾル等の電気
泳動法によるポアー充填では何れも耐スクラッチ性の大
巾な向上は見られなかった。
次に、耐スクラッチ性、耐摩耗性の向上する他の方法と
して、ポアー内に潤滑性の物質を充填し、陽極酸化皮膜
表面を潤滑性表面にする事が考えられる。例えば、特開
昭53−134744号公報には、陽極酸化皮膜ポアー
内にMoS2を析出し、これによって動摩擦係数を下げ
る方法が記載されているが、MoS2の析出は複雑な化
学反応の結果生成するもので、安定した一定条件での析
出が難しく、又、高電圧処理であるという問題がある。
又、これ以外の方法として、例えばテフロン樹脂をポア
ー中に含浸させる方法(タフラム加工)、ポアー内に金
属石けんを生成する方法(特開昭60112894号公
報)等の表面潤滑化方法があるが、何れも、表面が撥水
性に変性してしまい、非画像部が印刷汚れの原因となり
印刷版支持体表面よしては適さなくなるという問題があ
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、非画像部に汚染を生じに<<
、非画像部が耐スクラッチ性、耐摩耗性に優れた平版印
刷版支持体を提供することであり、また安価に行なえる
処理方法を提供する事にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、ア
ルミニウム板、又はアルミニウム合金板の多孔性陽極酸
化皮膜のポアーを、2価以上の金属の酸化物及び/又は
水酸化物で、交流又は交直重畳電流を用いて電気化学的
に充填することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造
方法である。
以下、本発明について順を追って詳しく説明する。
(アルミニウム板) 本発明において用いられるアルミニウム板はアルミニウ
ムを主成分とする純アルミニウムや微量の異原子を含む
アルミニウム合金等の板状体である。このような異原子
には、硅素、鉄、マンガン、銅、マグネシウム、クロム
、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタンなどがある。これ
らの異原子の含有率は一般に10重量%以下である。本
発明の支持体に好適なアルミニウムは純アルミニウムで
あるが、完全に純粋なアルミニウムは、製錬技術上製造
が困難であるので、できるだけ異原子を含まないものが
よい。このように本発明に適用されるアルミニウム板は
、その組成が特定されるものではな〈従来公知、公用の
素材のものを適宜利用することができる。本発明に用い
られるアルミニウム板の厚さは、およそ0.1 mm〜
0.5 mm程度が適当である。
(粗面化処理) アルミニウム板を陽極酸化するに先立ち、表面の圧延油
を除去するための、例えば界面活性剤又はアルカリ性水
溶液により脱脂処理、および砂目立処理が所望により行
なわれる。
砂目立て処理方法には、機械的に表面を粗面化する方法
、電気化学的に表面を溶解する方法及び化学的に表面を
選択溶解させる方法がある。機械的に表面を粗面化する
方法としては、ボール研摩法、ブラシ研摩法、ブラスト
研摩法、パフ研摩法等と称せられる公知の方法を用いる
ことができる。
また電気化学的な粗面化法としては、塩酸又は硝酸等の
電解液中で、交流又は直流により行なう方法がある。ま
た、特開昭54−63902号公報に開示されているよ
うに両者を組合せた方法も利用することができる。さら
に、特開昭5277702号公報に記載された矩形波交
番波形を用いる方法を挙げることもできる。
このように粗面化されたアルミニウム板は、硫酸等の溶
液中で表面洗浄することができるが、さらには必要に応
じてアルカリエツチング処理及び中和処理される。
(多孔性陽極酸化処理) アルミニウム板の多孔性陽極酸化処理に用いられる電解
質としては多孔性酸化皮膜を形成するものならばいかな
るものでも使用することができ、一般的には硫酸、燐酸
、蓚酸、クロム酸あるいはそれらの混酸又は水酸化す)
 IJウム、水酸化カリウムあるいはそれらの混合液や
フッ化アンモニウム添加浴などが用いられ、それらの電
解質やその濃度は電解質の種類によって適宜法められる
。多孔性陽極酸化の処理条件は用いる電解質により種々
変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解質の
濃度が1〜80重量%溶液、液温は5〜80℃、電流密
度1〜80A/dm2、電圧1〜100V、電解時間5
秒〜10分の範囲が適当である。
多孔性陽極酸化皮膜の量は0.1〜10g/m’が好適
であるが、より好ましくは1〜6 g / m’の範囲
である。酸化皮膜の厚みが大きい方が、本発明の効果を
より発揮できる。
また多孔度、ポアーサイズは用いる電解質、処理条件等
により種々変化するので特定し得ないが、例えば硫酸を
用いて陽極酸化処理した場合には、約109〜1011
個/cdの多孔度であり、直径約100〜200人のポ
アーサイズを有する。
(電解封孔処理) 電解封孔処理とは、金属塩を用いた電解処理、すなわち
ポアー内を金属酸化物及び/又は金属水酸化物で電気化
学的に充填する方法であり、先に述べた様なホウ酸等の
オキソ陰イオンを含有した中性塩電解によりポアー内に
アルミナ生成による充填をする、いわゆるポアーフィリ
ング法とは異なる。
用いる金属塩としては、水溶性の2価以上の金属塩であ
り、2価以上の金属としては、カルシウム、マグネシウ
ム、バリウム、亜鉛、ニッケル、コバルト、鉄、銅等が
挙げられるが、特にマグネシウムが好ましい。また、本
発明を構成する電解質の塩としては、無機酸または有機
カルボン酸の塩が挙げられるが、例えば、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩、塩酸塩、酢酸塩、蓚酸塩等が挙げられる
しかし、Na5K 、 Liの様な1価のいわゆるアル
カリ金属の金属塩を用いた場合には、スガ摩耗試験機の
摩耗テスターを用いて調べた結果、表面の摩耗性向上へ
の効果が見られなかった。
類似した方法としては特公昭54−11248号公報に
、カルシウム又はマグネシウム塩の電解処理により、セ
メント化した表面皮膜を形成する事で耐食性を上げる方
法が記載されている。しかし該方法はCa塩又はMg塩
のセメント被膜層を酸化皮膜上に形成するものであり、
本発明がポアー内を金属酸化物等で充填することと相違
する。
本発明に係る方法の目的は、平版印刷用支持体の耐スク
ラッチ性、耐摩耗性を上げる事にあり、特にその特徴は
、多孔質性の陽極酸化皮膜を用い、このポアー内を2価
以上の金属、好ましくはマグネシウムの酸化物及び/又
は水酸化物で充填する事にある。
この目的の為に、電解質に添加物、好ましくは牛レート
剤のEDTA (エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム
)、クエン酸、又は水酸化アンモニウム等を加える事が
できる。これらの添加物は、電解液中における金属イオ
ンを安定化し、酸化皮膜微細孔内に充填される金属水酸
化物を安定化して該充填の効果を増大させるので添加す
ることが好ましい。
耐摩耗性が向上した理由は未だ明らがでないが、本発明
に係る方法で製造された基板の最表面には、多孔質性酸
化皮膜と、その皮膜の空隙であるポアー内に充填された
マグネシウム酸化物等が共存し、多孔質性皮膜の持つ硬
さ、またマグネシウム水酸化物等の作用による潤滑作用
により耐摩耗性に効果を上げているものと思われる。
本電解封孔処理は、−船釣には、上記金属塩の1〜10
%溶液を用いて、電圧10〜40V、電流0.1〜0.
6 A / d112、温度 20〜35℃で3〜15
分間処理することにより行なわれる。これより苛酷な条
件では支持体表面にも水酸化物等が析出するし、この条
件に満たない場合には充填が不完全となる。
従って、この様な条件を選ぶことにより選択的に該ポア
ー内を金属酸化物又は金属水酸化物で充填することがで
き、耐スクラッチ性、耐摩耗性にすぐれた平版印刷版支
持体が製造できる。
(親木層) 本発明による支持体上には、特開昭60149491号
公報、特開昭6 (1−232998号公報、特開昭6
2−19494号明細書に記載されているような親水層
を設けることができる。
また、この親水性層を本発明による支持体上に設ける前
又は後に、米国特許第3.18L 461号に記載され
ているようにアルカリ金属シリケート(例えば珪酸ソー
ダ)の水溶液で処理することもできる。
(感光層) このようにして得られた平版印刷版用支持体の上に、従
来より知られている感光層を設けて、感光性平版印刷版
を得ることができ、これを製版処理して得た平版印刷版
は、優れた性能を有している。
上記の感光層の組成物としては、露光の前後で現像液に
対する溶解性又は膨潤性が変化するものであれば、いず
れも使用できる。以下、その代表的なものについて説明
する。
(A)ポジ作用型感光性ジアゾ化合物としては、特公昭
43−28403号公報に記載されているベンゾキノン
−1,2−ジアジドスルホン酸クロリドとポリヒドロキ
シフェニルさのエステル又はナフトキノン−1,2−ジ
アジドスルホン酸クロリドとピロガロール−アセトン樹
脂とのエステルが最も好ましいものである。その他の比
較的好適な0−キノンジアジド化合物としては、米国特
許第3.046.120号及び第3.188.210号
の各明細書中に記載されているベンゾキノン12−ジア
ジドスルホン酸クロリド又はナフトキノン−1,2−ジ
アジドスルホン酸クロリドとフェノールホルムアルデヒ
ドN脂とのエステルがある。
0−キノンジアジド化合物は単独で感光層を構成するが
、アルカリ水に可溶な樹脂を結合剤(バインダー)とし
て併用してもよい。このアルカリ水に可溶性の樹脂とし
ては、ノボラック樹脂があり、たとえばフェノールホル
ムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、
p−t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、フェ
ノール変性キシレン樹脂、フェノール変性キシレン・メ
シチレン樹脂などがある。その他の有用なアルカリ水可
溶性樹脂としてポリヒドロキシスチレン、ポリハロゲン
化ヒドロキシスチレン化(メタ)アクリル酸と他のビニ
ル化合物とのコポリマーを挙げることができる。
0−キノンジアジド化合物からなる感光層およびその現
像液の更なる詳細は米国特許第4、259.434号に
記載されている。
(B)ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光性組成物
ネガ作用型感光性ジアゾ化合物としては、米国特許第2
.063.631号及び同第2.667、415号の各
明細書に開示されているジアゾニウム塩とアルドールや
アセクールのような反応性カルボニル基を含有する有機
縮合剤との反応生成物であるジフェニルアミン−p−ジ
アゾニウム塩とホルムアルデヒドとの縮合生成物(所謂
感光性ジアゾ樹脂)が好適に用いられる。その他の有用
な縮合ジアゾ化合物は米国特許第3.679.419号
、英国特許第1.312.925号、同1.312.9
26号の各明細書等に開示されている。これらの型の感
光性ジアゾ化合物は、通常水溶性無機塩の型で得られ、
従って水溶液から塗布することができる。
又、これらの水溶性ジアゾ化合物を英国特許第1、28
0.885号明細書に開示された方法により1個又はそ
れ以上のフェノール性水酸基、スルホン酸基又はその両
者を有する芳香族又は脂肪族化合物と反応させ、その反
応生成物である実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂を
使用することもできる。
また、特開昭56−121031号公報に記載されてい
るようにヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ
硼酸酸との反応生成物として使用することもできる。
そのほか、米国特許第L 312.925号明細書に記
載されているジアゾ樹脂も好ましい。
このようなジアゾ樹脂は、バインダーと共に用いられる
。好ましいバインダーは酸価10〜200を有する有機
高分子重合体であり、具体例としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸またはマレイン酸を必須の重合
成分として含む共重合体、例えば米国特許第4.123
.276号に記載されている様な2−ヒドロキシエチル
アクリレートまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル、アク
リル酸またはメタクリル酸および必要に応じて更に他の
共重合しつる千ツマ−との3元または4元共重合体、特
開昭53120903号公報に記載されている様な末端
がヒドロキシ基であり、かつジカルボン酸エステル残基
を含む基でエステル化されたアクリル酸またはメタクリ
ル酸、アクリル酸またはメタクリル酸、および必要に応
じて更に他の共重合しうるモノマーとの共重合体、特開
昭5498614号公報に記載されている様な芳香族性
水酸基を末端に有する単量体(例えばN(4−ヒドロキ
シフェニル)メタクリルアミドなど)、アクリル酸また
はメタクリル酸、及び更に必要に応じて他の共重合可能
なモノマーの少なくとも1つとの共重合体、特開昭56
4144号公報に記載されている様なアルキルアクリレ
ートまたはメタクリレート、アクリロニトリルまたはメ
タクリロニトリル、および不飽和カルボン酸よりなる共
重合体が含まれる。
また酸性ポリビニルアルコール誘導体、酸性セルロース
誘導体も有用である。
(C)活性光線の照射により三量化を起す化合物を含む
組成物。例えばポリ桂皮酸ビニル、ポリビア ニルシンナモイルエチルエーテル、ポリシンナモイルオ
キシエチルアクリレート、及びその共重合体、ポリシン
ナモイルオキシエチルメタクリレート及びその共重合体
、ポリパラビニルフェニルシンナメート及びその共重合
体、ポリビニルベンザールアセトフェノン及びその誘導
体、ポリビニルシンナミリデンアセテート及ヒその誘導
体、アクリル酸アリルプレポリマー及びその誘導体、パ
ラフェニレンジアクリル酸とポリハイドリックアルコー
ルから成るポリエステル樹脂の誘導体で、例えば米国特
許第3.030.208号明細書に記載されているよう
な化合物などがある。
(D)活性光線の照射により重合反応を起す、いわゆる
共重合体組成物。例えば米国特許第2、760.863
号および同第3.060.023号明細書に記載の2個
またはそれ以上の末端エチレン基を有する付加重合性不
飽和化合物と光重合開始剤よりなる組成物がある。
上記活性光線の照射により三量化する化合物および重合
反応する化合物には、更にバインダとして樹脂、増感剤
、熱重合防止剤、色素、可塑剤などを含有させることが
できる。
(B)電子写真感光層。
電子写真感光層は、主として、光導電性化合物とバイン
ダーからなるが、感度向上、所望の感光波長域を得る等
の目的のために、必要に応じて、公知の顔料、染料、化
学増感剤、その他の添加剤等を使用することが出来る。
感光層は単層あるいは、電荷発生と電荷輸送の機能を分
離した複数の層から構成することが出来る。平版印刷版
は、公知の電子写真プロセスにより、感光層上にトナー
画像を形成し、これをレジスト層として、非画像部をデ
コーディングすることにより得ることが出来る。例えば
、特公昭31−17162号、同38−6961号、特
開昭56−107246号、同60−254142号、
特公昭59−36259号、同59−25217号、特
開昭56−146145号、同62194257号、同
57−147656号、同58−100862号、同5
7−161863号をはじめ多数の刊行物に記載されて
おり、これらはいずれも好適に使用することが出来る。
感光層の膜厚は、0.1−30μm、より好ましくは、
0.5−10μmで使用することが出来る。
上記の如き感光性組成物は、通常、水、有機溶剤、又は
これらの混合物の溶液として、本発明による支持体上に
塗布し、乾燥されて感光性平版印刷版が作成される。
(A)ないしくD)の場合における感光性組成物の塗布
量は、−船釣に約0.1〜約5.0 g / m’が適
当であり、約0.5〜約3.0 g / m’がより好
ましい。
かくして得られる感光性平版印刷版はカーボンアーク灯
、キャノン灯、水銀灯、タングステン灯、メタルハライ
ドランプなどの如き活性光線を含む光源により画像露光
し、現像して平版印刷版が得られる。
(発明の効果) 本発明に係る方法を実施することにより得られる支持体
、すなわちアルミニウムの多孔性陽極酸化皮膜のポアー
内を2価以上の金属塩酸化物等で充填することにより得
られた支持体を使用した感光性平版印刷版を露光、現像
して得られる平版印刷版は、ネガ型、ポジ型のいずれの
場合も非画像部の汚染がなく、修正工程で画像部と非画
像部の識別が容易である。また修正跡が生じることなく
、したがって修正跡による印刷物の汚れが発生せず非画
像部のキズつき難くさ、耐摩耗性に優れており、更に基
板の白色度が向上し、検版性に優れ、また現像時に溶解
した感光性組成物の再付着が起こり難く、染料等による
非画像部への着色も起こり難くい等の特徴を有する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、具体的に説明する。なお
実施例中の「%」は、特に指定のない限り「重量%」を
示す。
〔実施例1〜7〕 JIS  A1050アルミニウムシート材をパミスー
水懸濁液を研摩剤として、回転ナイロンブラシで表面を
砂目立てした。このときの表面粗さ(中心線平均粗さ)
は0.5μであった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液
を70℃に温めた溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶
解量が6 g / m’になるようにエツチングした。
水洗後、30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十
分水洗した。
その後に、0.7%硝酸水溶液中で、陽極特電圧13ボ
ルト、陰極特電圧6ボルトの矩形波交番波形を用いて(
特開昭52−77702号公報実施例に記載されている
電源波形)20秒間電電解面化を行ない、20%硫酸の
50℃溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗した。
次に20%硫酸水溶液を用い、28V、IA/dm2で
常温下80秒間、酸化皮膜重量が1.5 g /m′に
なる様に陽極酸化処理をした。この際に得られたポアー
サイズは100八であり、多孔度は約1010個/ e
nlであった。その後、金属塩水溶液中で電解封孔処理
を行ない支持体を作製した。電源波形は商用交流を用い
、電解電圧は60V以下、好ましくは10〜40Vの範
囲が良好であり、この範囲内より選択した。
この様にして得られた支持体は、その基板の白色濃度を
測定し、耐摩耗性を測定すると共に、下記組成の感光液
を、その塗布重量が2.5 g / m’となる様に塗
布した。
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ポジティブフィルムを通して1mの距離から
3KWのメタルハライドランプにより、50秒間露光を
行なったのち、5102/Na2Oのモル比が1.74
の珪酸す) IJウムの526%水溶液(pH= 12
.7 )で現像した。
次いで十分水洗し、非画像部の汚染を調べた。
以上の結果を表に示した。
次に、上述した方法で陽極酸化処理後、電解封孔処理名
付なった支持体を、3号ケイ酸ソーダ2.5%10℃に
30秒間浸漬して水洗、乾燥した後、下記組成の感光液
を塗布し乾燥して感光層を設けた。感光層の乾燥塗布量
は、2゜Og / m’であった。
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ネガティブフィルムを通して1mの距離から
3KWのメタルハライドランプを用いて50秒間露光を
行なったのち、下記組成の現像液で現像した。
現像液 非画像部の汚染を調べて表に示した。
比較例1 実施例と同様にして陽極酸化処理名を行なった後、後処
理を行なわない基板(比較例1)、金属塩電解封孔処理
の条件において、1価の金属塩を用いた基板(比較例2
.3)、電源波形に直流を用いた基板(比較例4.5)
、高電圧で電解処理した基板(比較例6)、後処理法と
して100℃の純水に2分間浸漬して水和封孔を行なっ
た基板(比較例7)、またホウ酸アンモニウム4%水溶
液を電解液として、400Vで陽極電解を行なった基板
(比較例8)、を比較例として表に示した。
尚、感光液は実施例と同様のものを使用した。
注1・・・・非画像部の反射光学濃度と感光層を塗布す
る直前の支持体表面の反射光学濃 度差(△D)が ○・・・・0.02以下 △・・・・0.02より太きく 0.05以下×・・・
・0.05より大 注2・・・・スガ試験機製磨耗試験機(NUSISO−
1型)を用いて非画像部をア ルミナ研摩紙で350往復した後の非 画像部表面の摩耗程度を官能評価によ り◎、○、○△、△、×の5段階にラ ンク分けをした。
◎ 摩耗していない ○ はとんど摩耗していない ○△わずかに摩耗している △ 少し摩耗している X 摩耗している 表かられかる様に、金属塩電解封孔は、低電圧電解で、
すなわち低コストで製造する事が出来、その得られる品
質は、優れた耐摩耗性と、非画像部の汚染され難くさ等
のすぐれた特徴がある。
耐摩耗性に関しては、特にマグネシウム塩を用いる事に
より、比較例に比して大幅に改善され、また、添加剤と
してキレート剤EDTA、又は、塩化アンモニウム、水
酸化アンモニウム等を加える事により、さらに顕著な効
果を得る事が出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム板、又はアルミニウム合金板の多孔性陽極
    酸化皮膜のポアーを、2価以上の金属の酸化物及び/又
    は水酸化物で、交流又は交直重畳電流を用いて電気化学
    的に充填することを特徴とする、平版印刷版用支持体の
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0550779A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用支持体及びその製造方法
CN105729933A (zh) * 2014-12-09 2016-07-06 富泰华工业(深圳)有限公司 铝或铝合金与塑料的复合体及其制作方法
CN109440162A (zh) * 2018-12-28 2019-03-08 江苏飞拓界面工程科技有限公司 一种铝合金阳极氧化膜无镍封孔剂及制备方法

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