JPS63201682A - 圧力定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、電子複写機、印字装置、ファクシミリ等に
おいて記録用紙に現像されたトナーを圧力定着させたり
、所要の色のインキが封入された未硬化のマイクロカプ
セルを圧力にて破壊することによりインキを記録用紙に
定着させる圧力定着装置に関する。

［従来技術］ 例えば特開昭５７−１８５０６７号公報に示す圧力定着
装置にあっては、フレームに回転可能に支持された支持
ロールの外周面に対し所要の圧力にて加圧された定着ロ
ールを軸線方向のほぼ全体にわたって圧接させ、静電潜
像或いは磁気潜像に応じてトナーが付着された記録用紙
を前記支持ロール及び定着ロールの問を通過させること
により圧力によりトナーが前記記録用紙に定着されてい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し乍、上記した従来の圧力定着装置にあっては、記録
用紙を支持する支持［１−ルの外周面に対する定着ロー
ルの圧接面積が大きくなるため、軸線方向のほぼ全体に
わたって均一な圧力を得るには、前記支持ロールに対し
て定着ロールを極めて大きな圧力にて加圧しなければな
らなかった。このため、上記圧力に充分耐え（ｑるよう
に支持ロール及び定着ロールの軸径を大きくしたり、フ
レームを強固に形成しなければならず、部品点数が多く
なって装置が大型化及び高コスト化する問題を有してい
る。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、記録用紙
に対して低い圧力にて加圧された定着用押圧部材を記録
用紙の給送方向と交差する方向へ往復移動することによ
り被定着剤を確実に定着させることが出来、装置を小型
化及び低コスト化し得る圧力定着装置を提供することに
ある。

［問題点を解決するための手段］ このため本発明は、支持部材上を給送される記録用紙上
に移動可能に支持された定着用押圧部材と、前記記録用
紙に対して前記定着用押圧部材を付勢する弾性部材と、
前記定着用押圧部材を前記記録用紙の給送方向と交差す
る方向へ円弧状に往復移動するための駆動部材とから圧
力定着装置を構成している。

［発明の作用１ 本発明は上記のように構成されるため、駆動部材により
円弧状に往復移動する定着用押圧部材を弾性部材の弾性
力に応じた圧力にて記録用紙に圧接さＵて被定着剤が定
着される。

［実施例］ 以下、本発明を被定着剤どしてイエロー、マゼンタ、シ
アンの各インキが人々１１人されたマイク［１カプセル
がほぼ均一に塗付されたカプセルシートて破壊して封入
されたインキを記録用紙に混成定容させることにより多
色記録する圧力定着装置に実施した一実施例を図面に従
って説明する。

第１図は本発明に係るカプセルシートを使用した圧力定
着装置の概略を示す斜視図、第２図は第１図の中央縦断
面図であり、圧力定着装置１のフレーム３は給送される
記録用紙５を支持する支持部材としての支持面７を構成
し、該フレーム３の送入側には前記記録用紙５の給送方
向と直交する方向に軸線を有し、かつ記録用紙５の幅以
上の軸線良さからなる上下一対の送入用ロール９が、ま
た送出側には前記送入用ロール９と平行な軸線を有し、
同様に記録用紙５の幅以１の軸線長さを有する上下一対
の送出用ロール１１が夫々回転可能に支持されている。

前記フレーム３の送入側上方には前記記録用紙５の幅と
ほぼ一致するカプセルシート１３が巻回されたシートロ
ール１５が、また送出側上方には巻取ロール１７が夫々
回転可能に支持され、前記シートロール１５に巻回され
たカプセルシート１３は前記送入用ロール９及び送出用
ロール１１を経て前記巻取ロール１７に巻取られている
。これによりカプセルシート１３は支持板７上に供給さ
れた記録用紙５の上面に車ね合わされる。前記カプセル
シート１３はり紙（図示せず）上に被定着剤としてのイ
エロー、マゼンタ、シアンの各インキが夫々１４人され
たマイクロカプセル（図示せず）がほぼ均一な状態にて
塗付されている。そして各色のインキが夫々封入された
マイクロカプセルは前記送入用ロール９とシートロール
１５との間に配置された露光装置（図示せず）にから対
応づる波長の紫外線或いは可視光線が照射されると、硬
化して後述する圧力による破壊が防止される。前記送入
用ロール９、送出用ロール１１及び巻取ロール１７には
電動モータ（図示せず）が連結され、該電動モータの駆
動により前記送入用ロール９、送出用ロール１１及び巻
取ロール１７がｆｉＩＩｆｆ回転される。これにより重
ね合わされた記録用紙５とカプセルシート１３とがカプ
セルシート１３に対する定着ロール２９の圧接幅に応じ
た送り分で第１図に示す実線矢印方向へ給送される。

前記フレーム３の両側中間部には円形の支持フレーム１
８が一体形成され、該支持フレーム１８の中央部には前
記支持面７に向かう方向に軸線を有した支持軸１９が軸
線方向へ摺動可能でかつ回転可能に支持されている。そ
して前記支持軸１９の軸下端には駆動部材の一部を構成
する揺動レバー２１が固着されている。この揺動レバー
２１の一方には基端が大径状で先端が小径状からなる截
頭円錐形の軸状の支持アーム２３が形成されている。ま
た、前記揺動レバー２１の他方には軸線方向に延びる溝
部２５が形成されている。そして前記支持軸１９の下端
には支持リング２０がボール軸受２４を介して回転可能
に支持され、前記支持フレーム１８下面と前記支持リン
グ２０との間には弾性部材としての圧縮ばね２７が装着
され、該圧縮ばね２７の弾性力により軸線下方へ付勢さ
れる。

前記支持アーム２３の先端には定着用押圧部材としての
定着ロール２９が、ボール軸受３１を介して軸線回りに
向って回転可能に支持されている。

この定着ロール２９は耐摩耗性及び硬度を有した金属Ｈ
料或いはセラミックス等からなり、カプセルシート１３
に対する圧接面積が微小となるようにその外周面が両側
から放射方向に向って膨出する断面が太鼓形に形成され
ている。そして前記定％ｉ［］−ル２９は前記カプセル
シート１３に対し、前記圧縮ばね２７の弾性力に応じた
所要の荷重（約２０〜４０ｋａ）にて圧接される。

前記支持フレーム１８の送出側には送出方向に向う長孔
３３が形成されている。そして前記支持フレーム１８上
には回転軸３５ａが前記長孔３３を挿通する駆動部材の
一部を構成する電８′ｆ：−タ３５が、送出側に対する
長孔３３の幅に応じて移動可能に取付けられている。前
記回転軸３５ａには円盤３７が取付けられ、該円盤３７
の外周側には駆動部材の一部を構成する偏心＠３９が前
記溝部２５に係合するＪ：うに堰付けられている。これ
により前記電動モータ３５の駆動により前記円盤３７が
所要の方向へ回転されると、溝部２５に対する偏心軸３
９の溜接に伴って前記揺動レバー２１の支持アーム２３
が支持軸１９を中心に前記支持軸１９と回転軸３５ａ及
び回転軸３５ａと偏心軸３９との距離に対応して記録用
紙５の幅方向のほぼ全体にわたる給送方向と交差する方
向へ揺動される。

次に、上記のように構成された圧力室ｎｖｔｉａ　１の
作用を、揺動レバー２１の揺動状態を示す第３図及びカ
プセルシート１３に対するＢ−接状態を示す第４図に従
って説明する。

記録用紙５が送入用ロール９の給送方向上手側に配置さ
れた検出器（図示せず）を通過すると、該検出器からの
検出信号に基づいて駆動される電動モータ３５により所
要の方向へ回動する偏心軸３９が溝部２５に摺接され、
揺動レバー２１を支持＋１１１９を中心に往復揺動ざゼ
る。これにより第３図に斜線で示すように定着ロール２
９はカプセルシート１３に対し、その給送方向と交差す
る揺動軌跡に従って揺動しながら転動される。このとき
、前記定着ロール２９はカプセルシート１３に対し、圧
縮ばね２７の弾性力に応じた所要の圧力にて圧接される
。尚、記録用紙５が重ね合わされていない状態において
は、前記カプセルシート１３に塗付された全てのマイク
ロカプセルは露光装置による紫外線或いは可視光線の照
射により硬化されているため、揺動に伴って圧接しなが
ら転勤する定着ロール２９によるマイクロカプセルの破
壊が規制される。

上記状態にて記録用Ｍ５の先端と露光装置により記録用
紙５一枚分の図形、文字及び色彩に応じた潜像が形成さ
れたカブヒルシート１３の先端とがほぼ一致した状態で
重ね合わされた記録用紙５及びカプセルシート１３が送
入用ロール９及び巻取ロール１７の回転により支持板７
上に支持されながら第３図に実線矢印で示す方向へ給送
されると、定４０−ル２９は支持軸１９を中心に揺動し
ながら記録用紙５が重ね合わされたカプセルシート１３
上に対し、圧縮ばね２７の弾性力に応じた圧力にて圧接
しながら記録用紙５の給送方向と交差する方向にわたっ
て転勤される。」−記定石ロール２９の転勤により未硬
化のマイクロカプセルが破壊され、封入された各色のイ
ンキを記録用紙５上に混成定着させることにより記録用
紙５に所要の色彩からなる図形、文字が記録される。こ
のとき、定着ロール２９の縦断面形状が太鼓形に形成さ
れてカプセルシート１３に対する圧接面積が微小となる
ため、圧縮ばね２７の弾性力に応じた圧力をカプセルシ
ート１３との圧接面に集中作用させて未硬化のマイク０
カプセルを確実に破壊することが出来る。尚、重ね合わ
された記録用紙５及びカプセルシート１３に対する定着
ロール２９の圧接時においても、送入用ロール９及び巻
取ロール１７の回転が維持されているが、前記記録用紙
５及びカプセルシート１３に対する定着ロール２９のＬ
［接待にその給送が一時的に停辻され、前記定着ロール
２９の圧接が解除されると、送入用ロール９及び巻取ロ
ール１７の回転により記録用紙５及びカプセルシート１
３が再び定着ロール２９の圧接幅に応じた送りｍにて給
送される。

そして上記動作によりカプセルシート１３上を記録用紙
５の給送方向と直交する方向にわたってＪＺ　ｆｊｊ　
Ｌ／ながら転８する定着ロール２９により未硬化のマイ
クロカプセルが破壊されてインキが混成定着された記録
用紙５が送出用ロール１１まで給送されると、該記録用
紙５は送出用ロール１１の回転に伴って挟持されながら
圧力室＠装置１外へ送出される。また、未硬化のマイク
ロカプセルが破壊されたカプセルシート１３は巻取ロー
ル１７の回転に伴って巻取られる。

尚、記録用１５０幅が変更されたときには、該記録用紙
５の幅に応じて支持フレーム１８に対する電動モータ３
５の取付位置を変更することにより、定′ｎロール２９
を配録用紙の幅全体にわたって揺動さ「ることが出来る
。

このように本実施例は、記録用紙５に市ね合わされたカ
プセルシート１３に対し、給送方向と交差する方向へ１
ｍ　＋Ｊ］する定着ロール２９を圧縮ばね２７の弾性力
に応じた圧力にて圧接させながら転動させることにより
、前記カプセルシート１３に塗付された未硬化のマイク
ロカブビルを破壊して封入されたインキを記録用紙に定
着させることが出来る。

上記説明は、記録される所要の色彩からなる図形、文字
に応じてイ１０−、マぜンタ、シアンの各インキが封入
されたマイクロカプセルが塗付され、露光装置により記
録される所要の色彩からなる図形、文字に応じてマイク
ロカブビルが硬化されたカプセルシート１３に対し、未
硬化のマイクロカプセルを定着ロール２９の圧接により
破壊して封入されたインキを記録用紙５に混成定着させ
て多色記録するように構成したが、静電或いは磁気潜像
に応じて現像されたトナーが付着された記録用紙に対し
て回動する定着ロールを加圧しながら転勤させることに
より上記トナーを記録用紙に定着させる圧力室１１装置
であってもよい。

また、上記説明は、圧縮ばね２７の弾性力により支持＃
Ａ１つを軸線下方に付勢して定着ロール２９を該弾性力
に応じた圧力にて記録用紙５が重ね合されたカプセルシ
ート１３に圧接させる構成としたが、本実施例の支持ア
ーム２３をばね部材にて形成し、支持軸１９に対する揺
動レバー２１の取付位置との関係から前記支持アーム２
３を予め弾性変形させて前記定着ロール２９をカプセル
シート１３に圧接させる構成であってもよい。

［発明の効果１ このため本発明は、記録用紙に対して低い圧力にて加圧
された定着用押圧部材を記録用紙の給送方向と交差する
方向へ往復移動することにより被定着剤を確実に定着さ
せることが出来、装置をホヤ化及び低コスト化し得る圧
力定着装置を提供することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカプセルシートを使用した圧力定
着装置の概略を示す斜視図、第２図は第１図の中央縦断
面図、第３図及び第４図は釣用を示す説明図である。 図中１は圧力定着装置、５は記録用紙、１３は被定着剤
が設けられたカプセルシート、２１は駆動部材の一部を
構成ザる１工動レバー、２７は弾性部材としての圧縮ば
ね、２つは定着用押圧部材としての定着ロール、３５は
駆動部材の一部を構成する電！ｅモータ、３９は駆動部
材の一部を構成する偏心軸である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、支持部材に支持された記録用紙に対して被定着
   剤を圧力により定着させて記録する圧力定着装置におい
   て、 前記支持部材上を移送される前記記録用紙上に移動可能
   に支持された定着用押圧部材と、 前記記録用紙に対して前記定着用押圧部材を付勢する弾
   性部材と、 前記定着用押圧部材を前記記録用紙の給送方向と交差す
   る方向へ円弧状に往復移動するための駆動部材と、 を備えたことを特徴とする圧力定着装置。