JPS63195381A - エンジン用スタ−タ - Google Patents
エンジン用スタ−タInfo
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- JPS63195381A JPS63195381A JP62028625A JP2862587A JPS63195381A JP S63195381 A JPS63195381 A JP S63195381A JP 62028625 A JP62028625 A JP 62028625A JP 2862587 A JP2862587 A JP 2862587A JP S63195381 A JPS63195381 A JP S63195381A
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- JP
- Japan
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- rotating shaft
- armature
- armature rotating
- starter
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- Pending
Links
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Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用公費)
本発明はエンジン用スタータに関し、更に詳細には車輌
の微開始動用として用いられる同軸形のエンジン用スタ
ータに関する。
の微開始動用として用いられる同軸形のエンジン用スタ
ータに関する。
(従来の技術)
従来、車輌の微開始動用として用いられるスタータは第
4図に示されるように構成されていた。
4図に示されるように構成されていた。
第4図に示される従来のスタータ1は、直流電動機2と
、電機子回転軸3の延長軸部上を摺動可能に嵌装された
オーバランニングクラッチ装置4と、とのオーバランニ
ングクラッチ装置4を電機子回転軸3の延長軸部上で摺
動させるため直流電動機2の側部に配置された電磁石ス
イッチ装置5のプランジャロッドに一端が係合され他端
がオーバランニングクラッチ装置4に取付けられた環状
部材6に係合したシフトレバ−7とによって構成されて
いた。
、電機子回転軸3の延長軸部上を摺動可能に嵌装された
オーバランニングクラッチ装置4と、とのオーバランニ
ングクラッチ装置4を電機子回転軸3の延長軸部上で摺
動させるため直流電動機2の側部に配置された電磁石ス
イッチ装置5のプランジャロッドに一端が係合され他端
がオーバランニングクラッチ装置4に取付けられた環状
部材6に係合したシフトレバ−7とによって構成されて
いた。
(発明が解決しようとする問題点)
このように、従来のスタータ1は、オーバランニングク
ラッチ装置4を電機子回転軸3の延長軸部上で摺動させ
るためのシフトレバ−7を必要とし、更にこのシフトレ
バ−7を作動させ且つ直流電動機2への電源投入を行な
う電磁石スイッチ装置5が直流電動機2の側部に配置さ
れた所謂2軸構成とされていたため車輌設計時のエンジ
ンレイアウトに大きな制約を与冬ていた。
ラッチ装置4を電機子回転軸3の延長軸部上で摺動させ
るためのシフトレバ−7を必要とし、更にこのシフトレ
バ−7を作動させ且つ直流電動機2への電源投入を行な
う電磁石スイッチ装置5が直流電動機2の側部に配置さ
れた所謂2軸構成とされていたため車輌設計時のエンジ
ンレイアウトに大きな制約を与冬ていた。
このような問題を回避するため電磁石スイッチ装置を直
流電動機の軸方向一端側に配置してスタータを単なる細
長筒状体の如きシンプルな形状にすることが提案された
。この提案によると、直流電動機の電機子回転軸を中空
にし、従来シフトレバ−を作動させていた電磁石スイッ
チ装置のプランジャロッドをこの電機子回転軸の内部通
路を通して出力回転軸まで伸長させることが基本的な構
成とされ、直流電動機の電機子回転軸と電磁石スイッチ
装置のロッドが同一軸線上に配置されていることからこ
のようなスタータを同軸形スタータと称している。そし
て、この基本的構成の同軸形スタータにおいて、更にそ
の軸方向長さを短かくして小型にするため、直流電動機
の電機子を構成する電機子回転軸の内部にオーバランニ
ングクラッチ機構を内蔵したエンジン用スタータが提案
された。
流電動機の軸方向一端側に配置してスタータを単なる細
長筒状体の如きシンプルな形状にすることが提案された
。この提案によると、直流電動機の電機子回転軸を中空
にし、従来シフトレバ−を作動させていた電磁石スイッ
チ装置のプランジャロッドをこの電機子回転軸の内部通
路を通して出力回転軸まで伸長させることが基本的な構
成とされ、直流電動機の電機子回転軸と電磁石スイッチ
装置のロッドが同一軸線上に配置されていることからこ
のようなスタータを同軸形スタータと称している。そし
て、この基本的構成の同軸形スタータにおいて、更にそ
の軸方向長さを短かくして小型にするため、直流電動機
の電機子を構成する電機子回転軸の内部にオーバランニ
ングクラッチ機構を内蔵したエンジン用スタータが提案
された。
オーバランニングクラッチ機構を内蔵したエンジン用ス
タータは、電機子回転軸の内周部に拡径凹部を形成し該
凹部の内周面に複数のカム面を形成して該電機子回転軸
内部に挿入されたクラッチインナーとの間に模形空間部
を形成し、この空間部にそれぞれローラおよび押圧スプ
リングを配置しようとするものである。すなわち、当該
スタータは電機子回転軸がオーバランニングクラッチ装
置のクラッチアウターを兼用するように構成されたもの
である。
タータは、電機子回転軸の内周部に拡径凹部を形成し該
凹部の内周面に複数のカム面を形成して該電機子回転軸
内部に挿入されたクラッチインナーとの間に模形空間部
を形成し、この空間部にそれぞれローラおよび押圧スプ
リングを配置しようとするものである。すなわち、当該
スタータは電機子回転軸がオーバランニングクラッチ装
置のクラッチアウターを兼用するように構成されたもの
である。
しかしながら、このようなエンジン用スタータにおいて
、電機子回転軸の外周面には電機子コア取付けのために
スレーシνンのような細い溝が周方向に多数形成される
が、このような溝は一般に転造加工によって形成される
。しかし、転造加工では転造工具に電機子回転軸を強く
押し付けなければならず、そのため電機子回転軸の内周
面に創設したオーバランニングクラッチ機構のためのカ
ム面が変形するという問題があった。
、電機子回転軸の外周面には電機子コア取付けのために
スレーシνンのような細い溝が周方向に多数形成される
が、このような溝は一般に転造加工によって形成される
。しかし、転造加工では転造工具に電機子回転軸を強く
押し付けなければならず、そのため電機子回転軸の内周
面に創設したオーバランニングクラッチ機構のためのカ
ム面が変形するという問題があった。
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、直流電動機における電機子回転軸の内
周部にオーバランニングクラッチ機構を内蔵するスター
タについて、電機子回転軸の内周面を変形させることな
くその外周に電機子コアを取付けられるようにしたエン
ジン用スタータを提供することにある。
なされたもので、直流電動機における電機子回転軸の内
周部にオーバランニングクラッチ機構を内蔵するスター
タについて、電機子回転軸の内周面を変形させることな
くその外周に電機子コアを取付けられるようにしたエン
ジン用スタータを提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明のエンジン用スタータは、その直流電動機の電機
子が内周面にオーバランニングクラッチ機構を構成する
複数のカム面を創設し且つ該カム面の形成されていない
軸方向長さ範囲における外周面に小径段部を一端に形成
すると共に他端外周縁に径方向外方へ突出するフランジ
状ストッパ部を有する電機子回転軸を備え、この電機子
回転軸の小径段部に廻り止め転造部を外周面に形成した
筒体を圧入し、電機子回転軸に装着される電機子コアを
前記筒体の外周面に形成された廻り止め転造部によって
固着したことを特徴とする。
子が内周面にオーバランニングクラッチ機構を構成する
複数のカム面を創設し且つ該カム面の形成されていない
軸方向長さ範囲における外周面に小径段部を一端に形成
すると共に他端外周縁に径方向外方へ突出するフランジ
状ストッパ部を有する電機子回転軸を備え、この電機子
回転軸の小径段部に廻り止め転造部を外周面に形成した
筒体を圧入し、電機子回転軸に装着される電機子コアを
前記筒体の外周面に形成された廻り止め転造部によって
固着したことを特徴とする。
(作 用)
本発明のエンジン用スタータによると、直流電動機の電
機子における電機子回転軸は鍛造などによって内周部の
カム面と共に形成され、この電機子回転軸の小径段部に
電機子コア固着用の筒体が圧入される。そのため、電機
子回転軸は内周面に形成されたカム面を変形させること
なく形成され、しかも該回転軸に電機子コアが堅固に固
着される。
機子における電機子回転軸は鍛造などによって内周部の
カム面と共に形成され、この電機子回転軸の小径段部に
電機子コア固着用の筒体が圧入される。そのため、電機
子回転軸は内周面に形成されたカム面を変形させること
なく形成され、しかも該回転軸に電機子コアが堅固に固
着される。
(実施例)
以下、本発明のエンジン用スタータを添付図面に示され
た好適な実施例について更に詳細に説明する。
た好適な実施例について更に詳細に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係るエンジン用スタータ
10が示されている。
10が示されている。
本実施例のエンジン用スタータ10は、磁気回路を構成
し且つ外壁をなすヨーク11の内周面に局方向に間隔を
あけて固設された永久磁石12と、ヨーク11の中心部
に回転可能に配置された電機子13と、該電機子13の
一端側に設けられたフェイス形のコンミテータ14とか
ら主に構成される直流電動機15を含む。
し且つ外壁をなすヨーク11の内周面に局方向に間隔を
あけて固設された永久磁石12と、ヨーク11の中心部
に回転可能に配置された電機子13と、該電機子13の
一端側に設けられたフェイス形のコンミテータ14とか
ら主に構成される直流電動機15を含む。
この直流電動機15における電機′子13は、中空の電
機子回転軸16と該回転軸の外周に取付けられた電機子
コア17とから構成されている。この電機子回転軸16
の中空部内周面には拡径凹部が形成され、この凹部局面
には周方向に複数のカム面16aが形成されている。電
機子回転軸16の一端側即ち第1図でみて左方側の外周
に嵌着されたフェイス形のコンミテータ14は、複数の
ブラシ18と摺接して整流を行なうべく多数のセグメン
トを電機子回転軸16に対して直角な面に配置したもの
で、各セグメントには電機子コア17に巻かれている電
機子コイル19の端部が接続されている。
機子回転軸16と該回転軸の外周に取付けられた電機子
コア17とから構成されている。この電機子回転軸16
の中空部内周面には拡径凹部が形成され、この凹部局面
には周方向に複数のカム面16aが形成されている。電
機子回転軸16の一端側即ち第1図でみて左方側の外周
に嵌着されたフェイス形のコンミテータ14は、複数の
ブラシ18と摺接して整流を行なうべく多数のセグメン
トを電機子回転軸16に対して直角な面に配置したもの
で、各セグメントには電機子コア17に巻かれている電
機子コイル19の端部が接続されている。
複数のブラシ18は、ヨーク11と一体に形成され且つ
アース回路を構成するリヤブラケット部11aの外側に
配置されたプラスチック製のブラシホルダ20によって
支持され、リヤブラケット部11aに形成された各開口
部からコンミテータ14の摺動面に対してスプリング2
1によって圧接されている。とのりャブラケット部11
aの中央開口部内周面には軸受22が嵌合され、該軸受
22は電機子回転軸16の後端即ちコンミテータ側の端
部を支持している。前述したブラシホルダ20は、後方
部に図示しない端子と接続する固定接点23をインサー
ト成型し、その固定接点にブラシ18のプラス側のリー
ドワイヤ(図示せず)を溶接したターミナル24をねじ
25で固着して構成されている。
アース回路を構成するリヤブラケット部11aの外側に
配置されたプラスチック製のブラシホルダ20によって
支持され、リヤブラケット部11aに形成された各開口
部からコンミテータ14の摺動面に対してスプリング2
1によって圧接されている。とのりャブラケット部11
aの中央開口部内周面には軸受22が嵌合され、該軸受
22は電機子回転軸16の後端即ちコンミテータ側の端
部を支持している。前述したブラシホルダ20は、後方
部に図示しない端子と接続する固定接点23をインサー
ト成型し、その固定接点にブラシ18のプラス側のリー
ドワイヤ(図示せず)を溶接したターミナル24をねじ
25で固着して構成されている。
ところで、電機子回転軸16の拡径凹部局面に形成され
たカム面16aはオーバランニングクラッチ機構を構成
する。すなわち、電機子回転軸16の中空部内にはカム
面16aの形成された軸方向長さの範囲に亘って管状の
インナー26が挿入され、電機子回転軸16とヨーク1
1の前gs(第1図でみて右方)に取付けられジャブラ
ケット部11aに通しボルトで固定されたフロントブラ
ケット27とに対してそれぞれ軸受28.29で回転可
能に支持されている。乙のインナー26の外周面と電機
子回転軸16の拡径凹部局面に形成された各カム面16
aとによって複数の楔状空間部が区画形成され、各楔状
空間部にはカム面16aとインナー26の外周面とを係
合連結するためのローラ30および該ローラ30を係合
方向へ押圧するスプリング(図示せず)が配置されてい
る。
たカム面16aはオーバランニングクラッチ機構を構成
する。すなわち、電機子回転軸16の中空部内にはカム
面16aの形成された軸方向長さの範囲に亘って管状の
インナー26が挿入され、電機子回転軸16とヨーク1
1の前gs(第1図でみて右方)に取付けられジャブラ
ケット部11aに通しボルトで固定されたフロントブラ
ケット27とに対してそれぞれ軸受28.29で回転可
能に支持されている。乙のインナー26の外周面と電機
子回転軸16の拡径凹部局面に形成された各カム面16
aとによって複数の楔状空間部が区画形成され、各楔状
空間部にはカム面16aとインナー26の外周面とを係
合連結するためのローラ30および該ローラ30を係合
方向へ押圧するスプリング(図示せず)が配置されてい
る。
このように、オーバランニングクラッチ機構は、カム面
16aと共に、インナー26、ローラ30および押圧ス
プリング等によって構成され、且つ電機子回転軸自体も
クラッチアウタを兼用してその機構の一作用を担持して
いる。
16aと共に、インナー26、ローラ30および押圧ス
プリング等によって構成され、且つ電機子回転軸自体も
クラッチアウタを兼用してその機構の一作用を担持して
いる。
管状のインナー26の内部通路には出力回転軸であるピ
ニオン軸31が配置され、インナー26とピニオン軸3
1とはそ、の内外周に形成されたベリカルスプラインに
よって回転伝達可能且つ軸方向移動可能に噛み合わされ
ている。ピニオン軸31の前端には機関のリングギヤ(
図示せず)に係合するピニオン31mが一体的に形成さ
れている。
ニオン軸31が配置され、インナー26とピニオン軸3
1とはそ、の内外周に形成されたベリカルスプラインに
よって回転伝達可能且つ軸方向移動可能に噛み合わされ
ている。ピニオン軸31の前端には機関のリングギヤ(
図示せず)に係合するピニオン31mが一体的に形成さ
れている。
このピニオン軸31は、インナー26の後部近傍内面に
嵌合固定された軸受32によって支持され、ピニオン軸
31の後端外周に取付けられた止め輪33と前述の軸受
32との間にはピニオン軸31を復帰させるスプリング
34が配置されている。
嵌合固定された軸受32によって支持され、ピニオン軸
31の後端外周に取付けられた止め輪33と前述の軸受
32との間にはピニオン軸31を復帰させるスプリング
34が配置されている。
ピニオン軸31の後端における端面には凹部35が形成
され、該凹部35には一端開放の筒状の第1のホルダ3
6が遊嵌され、該第1のホルダ36の他端閉塞部と凹部
35の真壁との間にはスラストカを受ける鋼球37が配
置されている。
され、該凹部35には一端開放の筒状の第1のホルダ3
6が遊嵌され、該第1のホルダ36の他端閉塞部と凹部
35の真壁との間にはスラストカを受ける鋼球37が配
置されている。
更に、本実施例のエンジン用スタータ10は、出力回転
軸31を摺動させ且つ車輌のキースイッチ(図示せず)
閉成によりバッテリからの直流電動機15への給電を可
能とするように接点をオンするスイッチング機能を有す
る電、磁石スイッチ装置40 (以下単にスイッチ装置
と称す)を含む。
軸31を摺動させ且つ車輌のキースイッチ(図示せず)
閉成によりバッテリからの直流電動機15への給電を可
能とするように接点をオンするスイッチング機能を有す
る電、磁石スイッチ装置40 (以下単にスイッチ装置
と称す)を含む。
このスイッチ装置40はボルト41によってリヤブラケ
ット部11aの外側部に結合されており、該スイッチ族
[40はケース42と共に磁路を構成する前方および後
方のコア43m、43bに支持されたプラスチック製の
ボビンに巻装された励磁コイル44と、ボビンの中央開
口部に摺動可能に配置されたプランジャ45と、該プラ
ンジャ45に取付けられた移動集合体46とから構成さ
れている。プランジャ45は、キースイッチがオフの時
に第1図で示された元の位置に復帰するように前方コア
43aとの間に配置されたコイルスプリング47によっ
て作用力を受けている。
ット部11aの外側部に結合されており、該スイッチ族
[40はケース42と共に磁路を構成する前方および後
方のコア43m、43bに支持されたプラスチック製の
ボビンに巻装された励磁コイル44と、ボビンの中央開
口部に摺動可能に配置されたプランジャ45と、該プラ
ンジャ45に取付けられた移動集合体46とから構成さ
れている。プランジャ45は、キースイッチがオフの時
に第1図で示された元の位置に復帰するように前方コア
43aとの間に配置されたコイルスプリング47によっ
て作用力を受けている。
移動果合体46は、プランジャ45に一端が固定され且
っ他端が前述したピニオン軸31後端の第1のホルダ3
6に対向して配置されたロッド48を有し、該ロッド4
8のプランジャ側外周部にはピニオン軸側に向って開放
する開口部49aを備えた第3のホルダ49が固着され
ている。この第3のホルダ49には2つの絶縁体50a
、50bに挾まれた可動接点50cを有する可動接点体
50が摺動可能にその外周部に装着されている。ロッド
48の他端には該ロッド外局面を軸方向に摺動可能に第
2のホルダ51が嵌合装着されており、該第2のホルダ
51と第3のホルダ49の開口部内端面との間にはピニ
オン軸31を第1図でみて右方即ち前方へ押圧するスプ
リング52が配置されている。また、ロッド48の他端
端面と第1のホルダ3Gの内部端面との間にもぎニオン
軸33を前方へ押圧するためのスプリング53が配置さ
れている。なお、符号54はケース42の後端を塞ぐ非
磁性体のプレートで、プランジャ45の後方への復′帰
の際のストッパの役目をすると共に電磁石スイッチ装置
40の後方壁をなしている。
っ他端が前述したピニオン軸31後端の第1のホルダ3
6に対向して配置されたロッド48を有し、該ロッド4
8のプランジャ側外周部にはピニオン軸側に向って開放
する開口部49aを備えた第3のホルダ49が固着され
ている。この第3のホルダ49には2つの絶縁体50a
、50bに挾まれた可動接点50cを有する可動接点体
50が摺動可能にその外周部に装着されている。ロッド
48の他端には該ロッド外局面を軸方向に摺動可能に第
2のホルダ51が嵌合装着されており、該第2のホルダ
51と第3のホルダ49の開口部内端面との間にはピニ
オン軸31を第1図でみて右方即ち前方へ押圧するスプ
リング52が配置されている。また、ロッド48の他端
端面と第1のホルダ3Gの内部端面との間にもぎニオン
軸33を前方へ押圧するためのスプリング53が配置さ
れている。なお、符号54はケース42の後端を塞ぐ非
磁性体のプレートで、プランジャ45の後方への復′帰
の際のストッパの役目をすると共に電磁石スイッチ装置
40の後方壁をなしている。
上述の如きエンジン用スタータ10において、直流電動
機15の電機子13を構成する電機子回転軸16は、カ
ム面16aの形成されていない軸方向長さ範囲における
外周面に小径段部16bを一端に形成している。また、
電機子回転軸16の他端外周縁には径方向外方へ突出す
るフランジ状のストッパ部16cが一体的に形成されて
いる。
機15の電機子13を構成する電機子回転軸16は、カ
ム面16aの形成されていない軸方向長さ範囲における
外周面に小径段部16bを一端に形成している。また、
電機子回転軸16の他端外周縁には径方向外方へ突出す
るフランジ状のストッパ部16cが一体的に形成されて
いる。
この電機子回転軸16の小径段部16bには第2図に示
されるように外周面に廻り止め転造部55aを形成した
筒体55が圧入されて固定されている。
されるように外周面に廻り止め転造部55aを形成した
筒体55が圧入されて固定されている。
この廻り止め転造部55aは例えば所謂ナール転造等の
ように転造工具を外周面に強く押し付けてスレーシアン
のような細い溝やローレット目を局方向に多数形成した
ものである。この筒体55の外径は電機子回転軸16の
カム面形成部における外径と同じであり、従って電機子
回転軸16の小径段部16bに筒体55を圧入した時、
その組立軸の外周径は他端のストッパ部16cを除き、
その全長に亘って等しくなる。
ように転造工具を外周面に強く押し付けてスレーシアン
のような細い溝やローレット目を局方向に多数形成した
ものである。この筒体55の外径は電機子回転軸16の
カム面形成部における外径と同じであり、従って電機子
回転軸16の小径段部16bに筒体55を圧入した時、
その組立軸の外周径は他端のストッパ部16cを除き、
その全長に亘って等しくなる。
このように、筒体55が圧入されてなる電機子回転軸1
6には、多数の円板17aを軸方向に重ねて集合した電
機子コ117が装着される。この電機子コア17の各円
板17aは、第3図(alおよび第3図(blに示され
るように外周部に電機子コイル19が通される多数の切
欠き部17bと、中心に形成された電機子回転軸16を
嵌入する開口部17cとを形成している。更に、これら
各円板17aにはそれぞれ同一位置であって一表面に凹
部会且つ該凹部に対応する他表面に凸部を形成してなる
半打ち抜き係止部17dが設けられている。
6には、多数の円板17aを軸方向に重ねて集合した電
機子コ117が装着される。この電機子コア17の各円
板17aは、第3図(alおよび第3図(blに示され
るように外周部に電機子コイル19が通される多数の切
欠き部17bと、中心に形成された電機子回転軸16を
嵌入する開口部17cとを形成している。更に、これら
各円板17aにはそれぞれ同一位置であって一表面に凹
部会且つ該凹部に対応する他表面に凸部を形成してなる
半打ち抜き係止部17dが設けられている。
この円板17&は、これらを軸方向に重ね合わせて集合
させた時、各係止部17dの凸部が隣接する円板の凹部
に嵌合してその全てが相互に周方向に対して係止される
。そして、この集合体たる電機子コア17は電機子回転
軸16に装着された時、他端のストッパ部16cでその
抜は落ちが防止されると共に一端側の筒体外周面におけ
ろ廻り止め転造部55aでの圧入嵌合によってコア17
の全体が電機子回転軸に対して周方向に相対的な移動を
生ずることな(固定される。
させた時、各係止部17dの凸部が隣接する円板の凹部
に嵌合してその全てが相互に周方向に対して係止される
。そして、この集合体たる電機子コア17は電機子回転
軸16に装着された時、他端のストッパ部16cでその
抜は落ちが防止されると共に一端側の筒体外周面におけ
ろ廻り止め転造部55aでの圧入嵌合によってコア17
の全体が電機子回転軸に対して周方向に相対的な移動を
生ずることな(固定される。
なお、電機子回転軸16は浸炭焼入などの表面処理を行
なって形成されており、その使用目的に合わせた強度を
与えている。
なって形成されており、その使用目的に合わせた強度を
与えている。
次に、前述の実施例のエンジン用スタータ10の動作に
ついて説明する。まず、図示しないキースイッチをオフ
にした状態では、励磁コイル44は非通電状態であるか
ら励磁せず、プランジャ45にはスプリング47の力の
み作用しているので移動集合体46は後方に位置し、プ
ランジャ45はプレート54に当接している。この状態
で固定接点23と可動接点50aは開離状態であるから
直流電動機15は停止しており、またピニオン軸31も
スプリング34によって後方に位置付けられている。
ついて説明する。まず、図示しないキースイッチをオフ
にした状態では、励磁コイル44は非通電状態であるか
ら励磁せず、プランジャ45にはスプリング47の力の
み作用しているので移動集合体46は後方に位置し、プ
ランジャ45はプレート54に当接している。この状態
で固定接点23と可動接点50aは開離状態であるから
直流電動機15は停止しており、またピニオン軸31も
スプリング34によって後方に位置付けられている。
キースイッチをオンにすると、励磁コイル44が通電さ
れてプランジャ45が付勢され、移動集合体46は前方
に移動し、可動液fi 50 cは固定接点23に当接
する。従って、ブラシ18、コンミテータ14を介して
電機子コイル19に通電され、直流電動機15は起動す
る。他方、ピニオン軸31は移動集合体46のスプリン
グ52.53によって前方に押圧され、直流電動機の起
動と同時にエンジンのフライホイールの外周にi!設さ
れたリングギヤとビニオン31aとが噛合する。エンジ
ンの始動後、リングギヤによってピニオン軸31および
インナー26が逆付勢されて電機子回転軸16より高速
回転すると、一方向オーバランニングクラッチ作用によ
ってインナー26と電機子回転軸16との噛合が解除さ
れ、電機子回転軸16は空転する。始動完了によってキ
ースイッチがオフされると通電は切られ、電磁石スイッ
チ装置40内のスプリング47の作用によりプランジャ
45と共に移動集合体46は後方に復帰し、ピニオン軸
31はスプリング34の作用により後方へ復帰する。
れてプランジャ45が付勢され、移動集合体46は前方
に移動し、可動液fi 50 cは固定接点23に当接
する。従って、ブラシ18、コンミテータ14を介して
電機子コイル19に通電され、直流電動機15は起動す
る。他方、ピニオン軸31は移動集合体46のスプリン
グ52.53によって前方に押圧され、直流電動機の起
動と同時にエンジンのフライホイールの外周にi!設さ
れたリングギヤとビニオン31aとが噛合する。エンジ
ンの始動後、リングギヤによってピニオン軸31および
インナー26が逆付勢されて電機子回転軸16より高速
回転すると、一方向オーバランニングクラッチ作用によ
ってインナー26と電機子回転軸16との噛合が解除さ
れ、電機子回転軸16は空転する。始動完了によってキ
ースイッチがオフされると通電は切られ、電磁石スイッ
チ装置40内のスプリング47の作用によりプランジャ
45と共に移動集合体46は後方に復帰し、ピニオン軸
31はスプリング34の作用により後方へ復帰する。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明のエンジン用スタータによ
れば、オーバランニングクラッチ機構のための力湊面を
内周面に形成した電機子回転軸に電機子コアを取付ける
ための手段を、カム面に変形を生ずることなく形成でき
ることから、同軸形のスタータにおいてより一層その全
長を短かくして軽量化且つ小型化を図ることができる。
れば、オーバランニングクラッチ機構のための力湊面を
内周面に形成した電機子回転軸に電機子コアを取付ける
ための手段を、カム面に変形を生ずることなく形成でき
ることから、同軸形のスタータにおいてより一層その全
長を短かくして軽量化且つ小型化を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係るエンジン用スタータを
示す断面図、第2図は第1図のエンジン用スタータにお
ける電機子回転軸に圧入される筒体を示す斜視図、第3
図(、)は電機子コアを構成する円板の斜視図、第3図
(blは第3図(1k)のI(b)−1(b)線に沿っ
て得た前記円板の断面図、第4図は従来のエンジン用ス
タータの断面図である。 10・・・エンジン用スタータ、13・・・1161子
、15・・・直流電動機、16・・・電機子回転軸、1
6&・・・カム面、16b・・・小径段部、16C・・
・ストッパ部、17・・・電機子コア、26・・・イン
ナー、3G・・・ローラ、31・・・ピニオン軸(出力
回転軸)、40・・・電磁石スイッチ装置、55・・・
筒体、55a・・・廻り止め転造部。 なお、図中同一符号は同一部分又は相当部分を示す。 17a 手続補正書(自発l
示す断面図、第2図は第1図のエンジン用スタータにお
ける電機子回転軸に圧入される筒体を示す斜視図、第3
図(、)は電機子コアを構成する円板の斜視図、第3図
(blは第3図(1k)のI(b)−1(b)線に沿っ
て得た前記円板の断面図、第4図は従来のエンジン用ス
タータの断面図である。 10・・・エンジン用スタータ、13・・・1161子
、15・・・直流電動機、16・・・電機子回転軸、1
6&・・・カム面、16b・・・小径段部、16C・・
・ストッパ部、17・・・電機子コア、26・・・イン
ナー、3G・・・ローラ、31・・・ピニオン軸(出力
回転軸)、40・・・電磁石スイッチ装置、55・・・
筒体、55a・・・廻り止め転造部。 なお、図中同一符号は同一部分又は相当部分を示す。 17a 手続補正書(自発l
Claims (3)
- (1)内周面にオーバランニングクラッチ機構を構成す
る複数のカム面を創設し且つ該カム面の形成されていな
い軸方向長さ範囲における外周面に小径段部を一端に形
成すると共に他端外周縁に径方向外方へ突出するフラン
ジ状ストッパ部を有する中空の電機子回転軸、該電機子
回転軸の前記小径段部に圧入され外周面に廻り止め転造
部を形成した筒体、および前記電機子回転軸の外周面に
嵌合され且つ該電機子回転軸外周面に連続する前記筒体
の外周面に圧入装着された電機子コアを備える直流電動
機と、前記カム面が形成された軸方向長さにおける前記
電機子回転軸内部に挿入支持された管状のインナーと、
該インナーの外周面と前記カム面とによって区画形成さ
れた楔状空間部にそれぞれ配置されたローラおよび押圧
スプリングと、前記インナーの内部で摺動可能にスプラ
イン嵌合された出力回転軸と、前記直流電動機へ通電す
ると同時に前記出力回転軸を摺動させる電磁石スイッチ
装置とを含んでなるエンジン用スタータ。 - (2)前記電機子回転軸が浸炭焼入などの表面処理を行
なって形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のエンジン用スタータ。 - (3)前記電機子コアが多数の円板を軸方向に集合させ
てなり、該円板の各々がその一表面に凹部を且つ該凹部
に対応する他表面に凸部を形成すべく半打抜き係止部を
有し、該係止部を相互に嵌合させて集合させられてなる
特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のエンジン用ス
タータ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62028625A JPS63195381A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | エンジン用スタ−タ |
PCT/JP1988/000097 WO1988005864A1 (en) | 1987-02-05 | 1988-02-03 | Engine starter |
KR1019880701233A KR930000477B1 (ko) | 1987-02-05 | 1988-02-03 | 엔진용 시동기 및 그 제조방법 |
US07/254,937 US4900945A (en) | 1987-02-05 | 1988-02-03 | Engine starter |
DE8888901449T DE3866178D1 (de) | 1987-02-05 | 1988-02-03 | Anlasser fuer verbennungsmotor. |
EP88901449A EP0300057B1 (en) | 1987-02-05 | 1988-02-03 | Engine starter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62028625A JPS63195381A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | エンジン用スタ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195381A true JPS63195381A (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=12253737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62028625A Pending JPS63195381A (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-10 | エンジン用スタ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63195381A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100421095B1 (ko) * | 2002-03-28 | 2004-03-04 | 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 | 자동차용 스타트모터 |
KR100454551B1 (ko) * | 2002-03-28 | 2004-11-05 | 발레오전장시스템스코리아 주식회사 | 자동차용 스타트모터 |
JP2018002149A (ja) * | 2017-09-22 | 2018-01-11 | Ntn株式会社 | インホイールモータ駆動装置 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP62028625A patent/JPS63195381A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100421095B1 (ko) * | 2002-03-28 | 2004-03-04 | 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 | 자동차용 스타트모터 |
KR100454551B1 (ko) * | 2002-03-28 | 2004-11-05 | 발레오전장시스템스코리아 주식회사 | 자동차용 스타트모터 |
JP2018002149A (ja) * | 2017-09-22 | 2018-01-11 | Ntn株式会社 | インホイールモータ駆動装置 |
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