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JPS63126884A - オキサゾロチエノピリミジン誘導体 - Google Patents

オキサゾロチエノピリミジン誘導体

Info

Publication number
JPS63126884A
JPS63126884A JP27355086A JP27355086A JPS63126884A JP S63126884 A JPS63126884 A JP S63126884A JP 27355086 A JP27355086 A JP 27355086A JP 27355086 A JP27355086 A JP 27355086A JP S63126884 A JPS63126884 A JP S63126884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
reaction
formula
reference example
ethyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27355086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukumi
宏 福見
Toshiaki Sakamoto
俊明 坂本
Mitsuo Sugiyama
杉山 充男
Keiichi Tabata
田端 敬一
Kazuo Endo
遠藤 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP27355086A priority Critical patent/JPS63126884A/ja
Publication of JPS63126884A publication Critical patent/JPS63126884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (目的) 本発明は、優れた胃液分泌抑制作用及び抗潰瘍作用を有
する新規なオキサゾロチェノピリミジン誘導体に関する
本発明者等は、胃液分泌抑制作用及び抗潰瘍作用を有す
る誘導体の合成について、長年に亘り、鋭意研究を行な
った結果、新規な化合物であるオキサゾロチェノピリミ
ジン誘導体が、優れた胃液分泌抑制作用及び抗潰瘍作用
を示し、且つ、毒性が無いこと、更に、容易に合成出来
ることを見出し、本発明を完成した。
(構成) 本発明の新規なオキサゾロチェノピリミジン誘導体は、 [式中、X、Y及びZのうちいずれかは、硫黄原子を示
し、他は、炭素原子を示す。R1、R2R3及びR4は
同−又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す
。R5及びR6はX、Y又は2が炭素原子を示す場合の
該原子上の置換基であり、同−又は異なって、水素原子
又は低級アルキル基を示す。]を有する。
上記一般式(I)において、R’、R’、R3゜R4、
R5又はR6が示す低級アルキル基とは、例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル
、イソブチル、S−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イ
ソペンチル、S−ペンチル、t−ペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシル、イソヘキシルのような炭素数1乃至6個
のアルキル基を示し、好適には、炭素数1乃至4個のア
ルキル基であり、更に、好適には、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピルである。
化合物(I)において、特に好適には、(1)R’、R
’、R3及びR4が水素原子、メチル基又はエチル基で
ある化合物 (2)R5及びR6が水素原子又はメチル基である化合
物 (3)R”、R’、R3及びR4が水素原子、メチル基
又はエチル基であり、R5及びR6が水素原子又はメチ
ル基である化合物 をあげることができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物の具体例としては
、例えば、次の第1表に記載する化合物を挙げることが
出来るが、本発明はこれ等の化合物に限定されるもので
はない。
尚、表中、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Pr
はプロピル基を、iPrはイソプロピル基を示す。
第1表 上記例示化合物のうち好適なものとしては、1.2.3
.6.7.10.11.14.18.22.34.54
.74.102.128.198.325.327.3
29.330.332.333.334.337.34
1.342.365.366.367.405.406
.414.422.438.454の化合物を挙げるこ
とができる。
さらに、好適なものとしては、 2.10.22.332.333.341、の化合物を
挙げることができる。
本発明の新規なオキサゾロチェノピリミジン誘導体(I
)は、以下に記載する方法によって製造することができ
る。
[製法1] 上記式中、X、Y、Z、R”、R”、R3、R4、R5
及びR6は前記と同意義を示す。R7及びR8は、前記
定義した低級アルキル基と同様の基を示す。Wは、クロ
ル、ブロム、ヨードのようなハロゲン原子を示す。
第1工程は、一般式(II)を有する化合物を、一般式
(■v)を有するアミノエタノール誘導体と反応させる
ことにより、一般式(III)を有する化合物を製造す
る工程である。化合物(II)は、ビンダー等の方法(
D、B、1nder、Arch、 Pharm、、 3
14、557 (1981))に従って、製造すること
ができる。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のよ
うなエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類;メタノール、エタノール、
n−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール
、イソブタノール、イソアミルアルコールのようなアル
コール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類
;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類又は過
剰のアミノエタノール誘導体(■v)を挙げることかで
きる。反応温度は一10℃乃至170℃で行なわれるが
、好適には、90℃乃至150℃である。反応時間は、
主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類に
よって異なるが、通常1時間乃至5日間である。反応終
了後、本反応の目的化合物(III)は常法に従って、
反応混合物から採取される。例えば、反応混合物に水と
混和しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去するこ
とによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば
、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー
等によって更に精製できる。
第2工程は、一般式(III)を有する化合物を、例え
ば、チオニルクロリド、チオニルプロミド、オキシ塩化
リン、オキシ臭化リンのようなハロゲン化剤と反応させ
ることにより、一般式(V)を有する化合物を製造する
工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲ
ン化炭化水素類が用いられる。反応温度は0℃乃至10
0℃で行なわれるが、好適には、50℃乃至80℃であ
る。反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用さ
れる溶媒の種類及び量によって異なるが、通常10分乃
至10時間である。反応終了後、本反応の目的化合物(
V)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目
的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又
はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
第3工程は、一般式(V)を有する化合物のW基を、塩
基存在下に除去し、エーテル結合を形成させ、環化し、
一般式(I)を有する本願発明化合物を製造する工程で
ある。
使用される塩基としては、通常、塩基として作用するも
のであれば特に限定はないが、好適には、トリエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4− (N、
N−ジメチルアミノ)ピリジン、N、N−ジメチルアニ
リン、1.8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセ
ン−7(DBU)のような有機塩基又は炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ′ウム、炭酸水素カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリ
ウムのような無機塩基を挙げることができる。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のよ
うなエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類;メタノール、エタノール、
n−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール
、イソブタノール、イソアミルアルコールのようなアル
コール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンのようなケトン類又は水を含む上記溶剤混
合物を挙げることができる。反応温度は0℃乃至100
℃で行なわれるが、好適には、30℃乃至90℃である
。反応時間は、主に反応温度、原料化合物、使用される
塩基又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常
10分乃至5日間である。反応終了後、本反応の目的化
合物(I)は常法に従って、反応混合物から採取される
。例えば、反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加え
、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる
[製法2] 上記式中、X、Y、Z、R’、R2,R3、R4、R5
及びR6は前記と同意義を示す。
第4工程は、一般式(III)を有する化合物を、常法
により、脱水剤と反応させることにより環化させ、一般
式(I)を有する本願発明化合物を製造する工程である
使用される脱水剤としては、通常、脱水剤として作用す
るものであれば特に限定はないが、好適には、ジシクロ
へキシルカルボジイミド(DCC)、シアノリン酸ジエ
チル(DEPC,)カルボニルジイミダゾール、ジフェ
ニルホスホリルアジド(DPPA)又は、ジエチルアゾ
ジカルボキシレート−トリフェニルホスフィンのような
有機脱水剤又はポリリン酸、硫酸のような無機脱水剤が
挙げられる。
有機脱水剤の場合に、使用される溶媒としては、反応を
阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特
に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ク
ロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル
、酢酸プロピル、のようなエステル類;エーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンの
ようなケトン類又はジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのような
アミド類を挙げることができる。反応温度は0℃乃至1
00℃で行なわれるが、好適には、20℃乃至40℃で
ある。反応時間は、主に反応温度、原料化合物、使用さ
れる塩基又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常10分乃至5日間である。
無機脱水剤を用いる場合には、好適には溶媒を使用せず
、反応温度は40℃乃至150℃である。
反応終了後、本反応の目的化合物(I)は常法に従って
、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物に水
と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去する
ことによって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶
、再沈殿又はクロマトグラフィー等によって更に精製で
きる。
[製法3] 上記式中、X、Y、Z、W、R1,R2,R3゜R4,
R5,R6,R7及びR8は前記と同意義を示す。
第5工程は、一般式(VI)を有する化合物を、一般式
(IV)を有するアミノエタノール誘導体と反応させる
ことにより、一般式(VII)を有する化合物を製造す
る工程である。原料化合物(VI)は常法により、化合
物(II)の加水分解で得られる。
使用される縮合剤としては、通常、縮合剤として作用す
るものであれば特に限定はないが、好適には、ジシクロ
へキシルカルボジイミド(DCC)、シアノリン酸ジエ
チル(DEPC)カルボニルジイミダゾール、ジフェニ
ルホスホリルアジド(DPPA)又は、ジエチルアゾジ
力ルポキシレートートリフェニルホスフ、fンのような
有機脱水剤が挙げられる。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のよ
うなエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド
のようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類又は一般式(IV)を有するアミノエタノー
ル誘導体を挙げることができる。反応温度は一10℃乃
至100℃で行なわれるが、好適には、0℃乃至40℃
である。反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使
用される溶媒の種類によって異なるが、通常1時間乃至
5日間である。反応終了後、本反応の目的化合物(VI
I)は常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、°反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加え、水
洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた
目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿
又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
第6エ程は、一般式(VII)を有する化合物を、直接
加熱するか、溶媒中で加熱することによって、一般式(
III)を有する化合物を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類が用
いられる。
反応温度は0℃乃至100℃で行なわれるが、好適には
、70℃乃至180℃である。反応時間は、主に反応温
度、原料化合物又は使用される溶媒の種類及び量によっ
て異なるが、通常30分乃至5時間である。反応終了後
、本反応の目的化合物(III)は常法に従って、反応
混合物から採取される。例えば、反応混合物に水と混和
しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することに
よって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトゲラフイー等に
よって更に精製できる。
第7エ程は、第2工程と同様の工程を行なうことにより
、化合物(III)から、化合物(V)を製造する工程
である。
第8工程は、第3工程と同様の工程を行なうことにより
、化合物(V)から1本願発明化合物(I)を製造する
工程である。
第9工程は、第5工程と同様の工程を化合物(F)を用
いるかわりに、化合物(VIII)を用いて行なうこと
により、化合物(VI)から、化合物(■X)を製造す
る工程である。
第10工程は、第6エ程と同様の工程を行なうことによ
り、化合物(rx)から、化合物(V)を製造する工程
である。
第11工程は、第8工程と全く同様の工程であり、化合
物(V)から、本願発明化合物(I)を製造する工程で
ある。
(り 上記式中、X、Y、Z、R”、R”、R3、R4、R5
,R6,R8及びWは、前記と同意義を示す。
第12工程は、一般式(X)を有する化合物を、一般式
(XI)を有するイソシアネート誘導体と反応させるこ
とにより、一般式(XII)を有する化合物を製造する
工程である。イソシアネート誘導体(XI)はカンペ等
[K、D、Kampe、 Liebigs、 Ann、
 Cherp、、 752.142 (1971)]の
方法に従って、製造することが出来る。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のよ
うなエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン。
ジオキサンのようなエーテル類又は過剰のアミノエタノ
ール誘導体(mを挙げることができる。
反応温度は50℃乃至120℃で行なわれるが、好適に
は、70℃乃至100℃である。反応時間は、主に反応
温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によって異
なるが、通常1時間乃至5日間である。反応終了後、本
反応の目的化合物(XII)は常法に従って、反応混合
物から採取される。
例えば、反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加え、
水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られ
た目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈
殿又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
第13工程は、塩基の存在下に、化合物(XII)から
、本願発明化合物(I)を製造する工程である。
使用される塩基としては、通常、塩基として作用するも
のであれば特に限定はないが、好適には、トリエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N、N
−ジメチルアミノ)ピリジン、N、N−ジメチルアニリ
ン、1.8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン
−7(DBU)のような有機塩基又は炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム
、アンモニア水のような無機塩基を挙げることができる
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類;メタノール。
エタノール、n−プロパツール、イソプロパツール、n
−ブタノール、イソブタノール、イソアミルアルコール
のようなアルコール類又は水を含む上記溶剤混合物を挙
げることができる。反応温度は0℃乃至170℃で行な
われるが、好適には、60℃乃至160℃である。反応
時間は、主に反応温度、原料化合物、使用される塩基又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1分乃
至5時間である。反応終了後、本反応の目的化合物(I
)は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば
、反応混合物に水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後
、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的
化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又は
クロマトグラフィー等によって更に精製できる。
(効果) 本発明の新規なオキサゾロチェノピリミジン誘導体は、
優れた胃液分泌抑制作用及び抗潰瘍作用を有し、且つ、
毒性もないので、潰瘍の治療剤として有用である。
本発明の化合物(I)の投与形態としては、例えば、錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等に
よる経口投与又は注射剤若しくは坐剤等による非経口投
与を挙げることができる。これらの製剤は、賦形剤、結
合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味矯臭剤等の添加剤
を用いて周知の方法で製造される。その使用量は症状、
年齢等により異なるが、1日10−2000mg/kg
体重を通常成人に対して、1日1回又は数回に分けて投
与することができる。
以下に、実施例、試験例及び参考例を挙げて実施例1 チェノ 3.2−d  ピ「ミジン−5−オンa)3−
[2−クロロエチル] LH,3H−チェノ[3,2−
dコピリミジン−2,4−ジオン3、Ogをエタノール
10m1とトリエチルアミン6ml中に加え1.5時間
加熱環流した。
濃縮し残留物にクロロホルムを加え水洗し、乾燥後減圧
濃縮した。結晶をクロロホルム−酢酸エチルから再結晶
し、無色プリズム品1.81g(72%)を得た。
mp  185−187℃(分解) I R(KB r)  c m−1: 1690.16
05b)エタノールの代わりにアセトンを用いて、反応
し目的物を収率68%で得た。
実施例2−7 実施例1と同様にして表2の化合物を得た。
表2 *:クロロホルム **:臭化カリウム 再結晶溶媒 2:酢酸エチル 3:クロロホルムーエタノール 4.5:酢酸エチル−n−ヘキサン 6.7:エタノール 実施例8−9 実施例1と同様にして表3の化合物を得た。
表3 *:臭化カリウム 再結晶溶媒 8,9:酢酸エチル 実施例1G−11 実施例1と同様にして表4の化合物を得た。
表4 *:臭化カリウム 再結晶溶媒 10,11 :エタノール実施例12 ミー 3−[2−クロロエチルカルバモイルコアミノ−4,5
−ジメチルチオフェン−2−カルボン酸メチル 1gを
ジオキサン15m1に加え、加熱環流した。水酸化ナト
リウム0.14gを水4mlに溶かし反応液中に滴下し
、10分間環流した。減圧濃縮し残留物を酢酸エチルで
抽出しシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
付しベンゼン−酢酸エチル(1: 1)で溶出する部分
より目的物を得た。酢酸エチル−n−ヘキサンから再結
晶して、無色針状晶0.55g (72%)を得た。
mp  182−184℃ IRCクロロホルム) cm−1: 16aO,16i
2実施例13−16 実施例12と同様にして表5の化合物を得た。
表5 *本:クロロホルム 木:臭化カリウム 再結晶溶媒 工3:クロロホルムー酢酸エチル14:酢
酸エテル−n−へ千サン 15:酢酸エチル 16:酢酸エチル−〇−ヘキサン 実施例17−23 実施例12と同様にして表6の化合物を得た。
表6 *:クロロホルム *本:臭化カリウム 再結晶溶媒 17.18.20.21.22.23:酢
酸エアル−〇−/\千サン 19:酢酸エチル−エタノール 実施例24−25 実施例12と同様にして表7の化合物を得た。
表7 *:臭化カリウム 木*:クロロホルム 再結晶溶媒 24:酢酸エチル 25:酢酸エチル−n−ヘキサン 実施例26 2−[2−クロロエチルカルバモイルコアミノ−4−メ
チルチオフェン−3−カルボン酸メチル2.77gをジ
メチルホルムアミド7mlに溶かし、トリエチルアミン
1.1gを追加して2時間加熱環流した。氷水中にあけ
析出する結晶を濾取し、エタノールから再結晶して無色
針状晶1.60g (77%)を得た。
mp  260℃(分解) I R(KB r)  c m−1: 1695.16
90(sh)。
6GO 実施例27 実施例26と同様に反応して目的化合物をエタノールか
ら再結晶して得た(83%)。
mp  187 189℃ I R(KB r)  c m−1: 1690.16
80゜実施例28 23−ジヒ′ロー2 −ジ  シー511−1口 3 
−a  エノ 32−d ど刀j」乙2 ポリリン酸Logを90℃に加温し、3−(2−ヒドロ
キシプロピル)−6−メチル−IH。
3H−チェノ[3,2−dコピリミジン−2,4−ジオ
ン 0.5gを加えた。1時間攪拌し、反応溶液を氷水
中にあけ酢酸エチルで抽出し目的化合物0.20g (
43%)を得た。
mp  115−117℃ IR(クロロホルム)   cm−1: 1680.1
605試験例1 ■液分込捗組作且 5hay法[H,5hay : Gastroente
rology、 5巻、43頁(1945年)]に基づ
き、以下のように行なった。
体重約180gのSD系雌雄ラット一群5匹用いた。
実験前24時間絶食させ、水は自由に摂取させた。エー
テル麻酔下に開腹し、幽門部を結紮し、0.5%カルボ
キシメチルセルロース液で懸濁した被検化合物を十二指
腸内に投与した。4時間後にラットをエーテル深麻酔に
て殺し、胃を摘出し胃液量を測定した。対照群に対する
抑制率(R)を次式で算出した。
R= (1−B/A)X100 A: 対照群の胃液量(a+1/100g体重)B: 
検体投与群の胃液量(ml/100g体重)表8 胃液
分泌抑制作用 被検化合物 (a)2.3−ジヒドロ−7−メチル−5H−オキサゾ
ロ−[3,2−a]−チェノ−[3,2−d]−ピリミ
ジン−5−オン (b)2.3−ジヒドロ−2−メチル−5H−オキサゾ
ロ−[3,2−a]−チェノ−[3,2−d]−ピリミ
ジン−5−オン (c)2.3−ジヒドロ−2−エチル−5H−オキサゾ
ロ−[3,2−a]−チェノ−[3,2−d]−ピリミ
ジン−5−オ〉゛ (d)2.3−ジヒドロ−5H−オキサゾロ−[3,2
−a]−チェノ−[3,4−d]−ピリミジン−5−オ
ン (e)2.3−ジヒドロ−6,8−ジメチル−5H−オ
キサゾロ−[3,2−a]−チェノ−[3,4−d]−
ピリミジン−5−オン(f)2.3−ジヒドロ−5H−
オキサゾロ−[3,2−a]−チェノ−[2,3−d]
−ピリミジン−5−オン 試験例2 捉潰瘍作且 文献[A、Robert : Gastroenter
ology、 77巻、433頁(1979年)]に基
づき、以下のように行なった。
体重約180gのSD系雌雄ラット一群5匹用いた。
実験前42時間絶食させ、水は自由に摂取させた。0.
5石刀ルボ千ジメチルセルロース液で懸濁した被検薬物
を経口投与し30分後に99.5%エタノールを1ml
経口投与し胃粘膜損傷を誘起させた。エタノール投与1
時間後にラットをエーテル深麻酔にて殺し、胃を摘出し
た。胃はホルマリンで固定後、胃粘膜上に形成された損
傷面積(mm2)を多目的カラービデオ画像解析処理装
置[VIP−21C型、地上通信工業(株)]にて測定
した。対照群に対する抑制率CR)を次式で算出した。
R= (1−B/A)X100 A: 対照群の損傷面積(mm2/胃)B: 検体投与
群の損傷面積(mm2/胃)表9 抗潰瘍作用 参考例1 メチル 3−アミノ−2−チオフェンカルボン酸エステ
ル40gとクロル蟻酸エチル25m1とをトルエン20
0 m l中で2時間加熱環流した。溶媒を留去し析出
する結晶を、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から
再結晶して53゜7g(92%)の無色針状晶を得た。
参考例2−5 参考例1と同様にして表10の化合物を得た。
表10 参考例6−9 参考例1と同様にして表11の化合物を得た。
表11 18開口R63−126884(1B)参考例10−1
3 参考例1と同様にして表12の化合物を得た。
表12 参考例14 ジオソ 参考例18−19 参考例14と同様にして表14の化合物を得た。
表14 参考例20−21 参考例14と同様にして表15の化合物を得た。
表15 参考例22 3.2−d  −ピリミジン−2,4−ジオン3−(2
−ヒドロキシエチル)−LH,3H−チェノ[3,2−
d]−ピリミジン−2,4−ジオン0.485gをクロ
ロホルム5ml中に加え、塩化チオニル0.5mlを追
加し4.5時間加熱環流した。冷却して析出する結晶を
濾取し、乾燥して目的化合物を0.462g (88%
)得た。mp  215−219℃ (分解)参考例2
3−26 参考例22と同様にして表16の化合物を得た。
表16 参考例27−28 参考例22と同様にして表17の化合物を得た。
表17 参考例29−30 参考例22と同様にして表18の化合物を得た。
表18 参考例31 メチル 3−エトキシカルボニルアミノチオフェン−2
−カルボン酸エステル2.0gをジメチルホルムアミド
15m1に溶解し、10%水酸化ナトリウム5mlを加
えて、20−25℃で15時間攪拌した。氷水中にあけ
析出結晶を濾過、水洗、乾燥し酢酸エチル−〇−ヘキサ
ン混合液から再結晶して無色針状晶の目的化合物1゜4
4g (77%)を得た。
mp  154−156℃(分解) 参考例32 2−チオフェンカルボン 参考例31と同様に反応し目的化合物を収率69%で得
た。
mp  173−175℃(分解) 参考例33 一工  ぐ  レバニレ スノー3−  フンW浚 メチル 2−エトキシカルボニルアミノ−3−チオフェ
ンカルボン酸エステル5.0gをエタノール45m1に
加熱溶解し、50%水酸化カリウム3.35gと水15
m1とを追加し、2時間60℃に加温攪拌した。濾過し
、母液を濃縮後水を加え酢酸エチルで洗浄し、水層を中
和して目的化合物2.7g (58%)を得た。
mp  192−193℃(分解) 参考例34 2左火ボン酸 で得た。
mp  148−149℃(分解) 参考例35 3−エ キシカルボニルアミノ−2−2−ヒ゛ロキシプ
ロピル アミノ力ルポニルチオフェシー 3−エトキシカルボニルアミノ−2−チオフェンカルボ
ン酸1.5gと1−アミノ−2−プロパツール0.57
6gをジメチルホルムアミド3.5mlに溶解し、シア
ノリン酸ジエチル1゜39gとトリエチルアミン0.7
7gとを追加し20−25℃で1時間攪拌した。氷水中
にあけ酢酸エチルで抽出して得られた油状物をシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルム−酢酸エチル(3: 1)で溶出して目的化合物を
得た。酢酸エチルから再結晶して無色針状晶1.34g
 (71%)を得た。
mp  108−110℃ 参考例36−37 参考例35と同様にして表19の化合物を得た。
表19 参考例38 ドロキシプロピル アミノカルボニルチオフェン で得た。
bp  150℃/lmmHg 参考例39 4−ジオン 3−エトキシカルボニルアミノ−2−(2−ヒドロキシ
プロピル)アミノカルボニルチオフェン1.77gをジ
メチルホルムアミド6ml中で4時間加熱環流した。減
圧濃縮し残留物にクロロホルムを加え濾過して無色プリ
ズム晶1゜22g (83%)を得た。
mp  204−206℃ 参考例40−41 参考例39と同様にして表520の化合物を得た。
表20 参考例42 一チェノ 3.2−d  ピリミジン 参考例39と同様に反応し目的化合物を収率16%で得
た。
mp  184 186℃ 参考例43 3−エトキシカルボニルアミノ−5−メチル−2−2−
クロロエチル アミノカルボニルチオフェン 3−エトキシカルボニルアミノ−5−メチルチオフェン
カルボン酸1.7gと2−クロロエチルアミン塩酸塩0
.9gをジメチルボルムアミド25m1に加え、シアノ
リン酸ジエチル1゜4gとトリエチルアミン1.6gと
を追加し20−25℃で7時間攪拌した。減圧濃縮し残
留物に氷水を加え酢酸エチルで抽出して、目的化合物1
.59g (74%)を得た。
mp87−90℃ 参考例44 4−ジオン H 3−エトキシカルボニルアミノ−5−メチル−2−(2
−クロロエチル)アミノカルボニルチオフェン1.55
gをジメチルホルムアミド7ml中で5時間加熱環流し
た。濃縮して得られた残留物をエタノールから再結晶し
て無色針状晶1.1g (85%)を得た。
mp  乙UI−乙りdし 参考例45 メチル 3−アミノ−2−チオフェンカルボン酸エステ
ル10gと2−クロロエチルイソシアネート6.55m
1とを酢酸エチル70 m lに加え、7時間加熱環流
した。冷却し析出する結晶を濾過し酢酸エチルより再結
晶して無色針状晶14.57g (87%)を得た。
mp  147−150℃ 参考例46−50 参考例45と同様にして表21の化合物を得た。
表21 参考例51−59 参考例45と同様にして表22の化合物を得た。
表22 参考例60−64 参考例45と同様にして表23の化合物を得た。
表23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、X、Y及びZのうちいずれかは、硫黄原子を示し
    、他は、炭素原子を示す。R^1、R^2R^3及びR
    ^4は同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基
    を示す。R^5及びR^6はX、Y又はZが炭素原子を
    示す場合の該原子上の置換基であり、同一又は異なって
    、水素原子又は低級アルキル基を示す。]を有するオキ
    サゾロチエノピリミジン誘導体。
JP27355086A 1986-11-17 1986-11-17 オキサゾロチエノピリミジン誘導体 Pending JPS63126884A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7985769B2 (en) 2001-06-11 2011-07-26 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Compounds and methods for the treatment or prevention of Flavivirus infections
US8329924B2 (en) 2001-06-11 2012-12-11 Vertex Pharmaceuticals (Canada) Incorporated Compounds and methods for the treatment or prevention of Flavivirus infections

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