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JPS627073B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS627073B2
JPS627073B2 JP54142775A JP14277579A JPS627073B2 JP S627073 B2 JPS627073 B2 JP S627073B2 JP 54142775 A JP54142775 A JP 54142775A JP 14277579 A JP14277579 A JP 14277579A JP S627073 B2 JPS627073 B2 JP S627073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage
floating roof
shaft
tank body
drainage shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54142775A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5674474A (en
Inventor
Yoshio Maruyama
Fumihiko Nakahara
Akira Fujinami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP14277579A priority Critical patent/JPS5674474A/ja
Publication of JPS5674474A publication Critical patent/JPS5674474A/ja
Publication of JPS627073B2 publication Critical patent/JPS627073B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 開示技術は浮屋根を有する地中式石油類貯蔵タ
ンクの該浮屋根上の降水を浮屋根から延設した排
水管を介して排水シヤフトより系外に排水する際
の排水ポンプの発停計画の自由度を大きくするよ
うにした技術分野に属する。
<要旨の概要> 而して、この発明は石油類を貯蔵した浮屋根式
の地中タンクの浮屋根上の降水を該浮屋根からタ
ンク躯体内に延設する排水管によりタンク躯体に
併設した排水シヤフトに排水し、更に、該排水シ
ヤフト内の底部に設けた排水ポンプにより排水管
を介して系外に排水するようにした地中式石油類
貯蔵タンクの排水装置に関する発明であり、特
に、該排水シヤフトがタンク躯体外の地中に該タ
ンク躯体に対し所定間隔を置いて構築した垂立排
水シヤフトに接続され、而して、該排水シヤフト
中の貯水面が浮屋根の高さより低くあるように、
又、排水シヤフト底部がタンク躯体底板より低位
にあるように形成され、排水シヤフト底部には排
水ポンプに対する水圧圧力検知機構付スイツチ制
御装置が設けられている地中石油類貯蔵タンクの
排水装置に係る発明である。
<従来技術> 周知の如く、石油類の貯蔵タンクには種々のも
のがあるが、公害、環境等の種々の条件から近時
浮屋根式のタンク、それも、地中式タンクが採用
されるようになつてきている。
而して、該種浮屋根式の地中式タンク1の概略
は第1図に示す様に所定地盤2中の難透水層3ま
で連続地中壁4を構築し、該地中壁4内にタンク
躯体5を設け、底板6上に石油類7を貯溜して受
け払い運転されるようにされ、該受け払いに随伴
して昇降する浮屋根8上に対する降水がその側縁
からオーバーフローしないように中央からタンク
躯体5内に雨水桝9を介して延設した排水管10
によりタンク躯体5内の一側寄りにて底板6に固
設植立した回り止め兼用の排水シヤフト11内に
導水し、該排水シヤフト11内の底部に付設した
排水ポンプ12により排水管13を介して系外に
排水するようにしていた。
尚、浮屋根8は適宜摺動シールを介して排水シ
ヤフト11に対して液密裡に昇降可能であるよう
にされている。
<発明が解決しようとする問題点> さりながら、例えば、備蓄タンクの如く、浮屋
根8の昇降回数が少い場合は、該浮屋根8より低
位の排水シヤフト11の容量が比較的大きいため
に、排水ポンプ12の能力が小さくても、その適
宜の発停頻度で排水が可能であるが、5年に1回
程度の定期検査等の場合、石油類7を払い出して
浮屋根8を、例えば、底板6から2m程度の高さ
まで下げた場合、その時期に大量の降水がある
と、浮屋根8から低位の排水シヤフト11の内容
量が小さいために、排水ポンプ12の発停頻度が
高くなつたり、或は、フル運転してゼロ能力に達
したような場合には排水不能となる虞があり、し
たがつて、排水システムを最適設計で計画するこ
とが実際上出来ないという欠点があつた。
又、サービスタンク等に於いては浮屋根8が相
当頻度で受け払いに応じて昇降するため猶のこと
排水ポンプ12の発停頻度が高くなり、排水シス
テムが立て難いという難点があつた。
更に、地震時にはスロツシングが発生し、その
結果、タンク躯体5内に設けられた排水シヤフト
11は揺振動を受けることになり、損傷が起こ
り、送水中にオイルリークが発生しかねない不利
点もあつた。
<発明の目的> この発明の目的は上述従来技術に基づく浮屋根
式の地中石油類貯蔵タンクの排水の問題点を解決
すべき技術的課題とし、排水シヤフトをタンク躯
体外の地盤中に設けることにより、上記欠点を除
去し、難点を解消し、不利点をなくすことが出
来、容易に排水システムの計画が可能であるよう
にしてエネルギー産業におけるタンク技術利用分
野に益する優れた地中式石油類貯蔵タンクの排水
装置を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段・作用> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの発明の構成は前述問題点を解決するため
に、浮屋根式の地中石油類貯蔵タンクの浮屋根上
に溜まる降水はその中央から下延して設けられた
排水管によつてタンク躯体外方に導出され、該タ
ンク躯体外側の地盤中に構築された排水シヤフト
に排水され、該排水シヤフトの底部はタンク躯体
の底板より下位にあり、又、貯溜水面が常に浮屋
根の側縁より下位にあるようにして排水シヤフト
内の調節水量の基に排水シヤフト底部に設けた水
圧圧力検知機構付スイツチ制御装置により調節水
量を検知して自動的に排水ポンプを発停させ、浮
屋根高さの如何にかかわらず、確実に排水ポンプ
の発停が無理なく行われるようにし、又、排水シ
ヤフトがタンク躯体外に設けることにより、スロ
ツシングの影響等で排水シヤフトが損傷したり、
排水中に石油類が漏油する虞がないようした技術
的手段を講じたものである。
<実施例−構成> 次に、この発明の1実施例を第2図に基づいて
説明すれば以下の通りである。尚、第1図と同一
態様部分は同一符号を用いて説明するものとす
る。
1′はこの発明の要旨を成す浮屋根式の地中式
石油類貯蔵タンクであり、前述在来態様と同様に
所定地盤2中の難透水層3に達する連続地中壁4
に強度版式にタンク躯体5が底板6を有して設け
られており、該タンク躯体5には貯蔵石油類7の
上面に浮屋根8が図示しないポンツーン等を介し
て昇降可能に付設されている。
11′は排水シヤフトを成す堅孔であり、連続
地中壁4の外側に於いて、タンク躯体5と所定距
離離隔して垂立状に構築され、その底部は底板6
より設計レベルLだけ低位に設け、調節水量を設
けることが出来るようにし、浮屋根中央から雨水
桝9を介して下延する排水管10をタンク躯体
5、及び、連続地中壁、4を適宜に貫通させて連
通管10′により接続するようにしている。
而して、排水シヤフト11′の底部には適宜の
水圧に対する圧力検知機構付スイツチ制御装置1
4が設けられ、排水ポンプ12と図示しないマイ
クロコンピユータに電気的に接続され、排水シヤ
フト11′内の水の量がその高さに於いて浮屋根
8のレベルlより設定量だけ下位に貯溜された場
合、排水ポンプ12を作動し、ゼロ量近くで停止
するように調整容量Wを有して浮屋根8に設けた
適宜昇降量検知装置14′による浮屋根8の昇降
量に対応し浮屋根8より設定量低い水レベルで排
水ポンプ12の発停をマイクロコンピユータ制御
可能にされている。
そして、排水ポンプ12は排水管13を介して
排水シヤフト11′内の水を系外に排水するよう
にされている。
<実施例−作用> 上述構成において、地中式石油類貯蔵タンク
1′に石油類7を貯溜して運転し、所定に受け払
いを行うと、浮屋根8も随伴して昇降し、その昇
降量は昇降量検知装置14′を介して圧力検知機
構付スイツチ制御装置14の水圧検出量と共にマ
イクロコンピユータに入力される。
その間、降水があり、浮屋根8に該降水が溜ま
るようになると、排水管10、連通管10′を介
して排水シヤフト11′の調整容量Wの部分に流
入し、浮屋根8の昇降量検知装置14による入力
により浮屋根8のレベルlが検知され、又、該レ
ベルlから設定量低い部位まで水量が達するプロ
セスで圧力検知機構付スイツチ制御装置14が当
該水量の圧力を検知し、マイクロコンピユータに
より該設定量低い水量に検出量が達すると、排水
ポンプ12を起動し排水管13を介し系外に排水
し、排水シヤフト11′内の水を減水させ、ゼロ
水量近傍の設定圧が検出されると排水ポンプ12
は停止する。
尚、上述プロセスにおいて、測定、実験、理論
計算等により浮屋根8上に対する降水の最大量よ
りは排水ポンプ12の排水能力が大であるように
設計しておく。
したがつて、一旦、排水ポンプ12が起動する
と、調整容量Wの内部水量を全部吐出するまでは
排水ポンプには停止せず、又、一旦、停止する
と、浮屋根8のレベルlより所定量低位の高さま
での調整容量Wまで降水が貯溜されるまでは排水
ポンプは起動しないようにマイクロコンピユータ
が制御し、そのため、備蓄タンクの場合でも排水
ポンプ12の発停回数は極めて少く、例えば、5
年に1回の割の検査時の浮屋根8の最下降時の降
水時の排水ポンプ発停回数は相対的に多いが、調
整容量Wの設定範囲で発停を自由に設計すること
が出来る。
又、サービスタンクの場合、備蓄タンクに比し
て浮屋根8の昇降頻度は高いが、それに随伴して
変動する調整容量Wは充分に導入される降水を貯
水し、排水ポンプの発停頻度を少くすることが可
能である。
尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、種々の実施例様が可
能であり、又、所定径の排水シヤフトを設けた
り、各排水シヤフト底部に拡大ピツトを設ける等
の設計変更も可能である。
<発明の効果> 以上、この発明によれば、浮屋根を有する地中
式石油類貯蔵タンクに於いて、該浮屋根から下延
して設けた排水管を排水シヤフトに接続し、該排
水シヤフト内の底部に設けた排水ポンプにより系
外に排水するようにしたことにより、浮屋根上に
溜まる降水は排水シヤフトによりタンク外に排水
される効果があり、而して、1本の排水シヤフト
をタンク躯体の外側に設定距離を介して設けたこ
とにより、基本的に構造物としてタンク躯体と排
水シヤフトを別構造に出来、地震発生時等におい
て、排水シヤフトはスロツシング等の影響を受け
ず、損傷したりせず、又、排水中に石油類の油が
侵入することがなく、環境破壊の虞もない効果が
ある。
そして、排水シヤフトがタンク躯体外側部に併
設されたことにより、その底部を設定量だけタン
ク躯体底板より低くすることが出来るため、排水
シヤフト内の貯溜降水の調整容量を有させること
か出来、したがつて、排水シヤフト内に導入され
貯溜する降水量をその水面が浮屋根側縁より設定
量低くあるように排水シヤフト内底部に設けた水
圧圧力検知機構付スイツチ制御装置が排水ポンプ
を発停制御することが出来、備蓄タンク、サービ
スタンクにかかわらず、排水ポンプの発停頻度を
計画通りにすることが出来、そのため、大排水
量、低油面時でも排水が可能であるように排水シ
ステムを作成することが出来るという優れた効果
が奏される。
又、排水シヤフトはタンク躯体内に無いので、
構造が簡単であり、浮屋根との摺動部もなく、し
たがつて、製造も簡単でイニシヤルコストも安
く、メンテナンスも容易であるメリツトもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に基づく排水装置を有する地
中式石油類貯蔵タンクの概略断面図、第2図はこ
の発明の1実施例の概略断面図である。 5……タンク躯体、8……浮屋根、10……排
水管、11′……排水シヤフト、12……排水ポ
ンプ、13……排水管、2……地中、6……底
板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タンク躯体内に浮屋根より延設する排水管が
    該タンク躯体に併設した1本のみの排水シヤフト
    に接続され、而して該排水シヤフト内底部に設け
    た排水ポンプが排水シヤフト外に延設する排水管
    に接続されている排水装置において、上記排水シ
    ヤフトが前記タンク躯体外の地中にその底部が該
    タンク躯体の底板より下位にあるように設けら
    れ、上記浮屋根からの排水シヤフト内への雨水の
    断面レベルが該浮屋根の上面高さより下位にて該
    排水シヤフトに貯水されるように該排水シヤフト
    底部に排水ポンプに対する水圧圧力検知機構付ス
    イツチ制御装置が付設されていることを特徴とす
    る地中式石油類貯蔵タンクの排水装置。
JP14277579A 1979-11-06 1979-11-06 Drainage device for underground petroleum storage tank Granted JPS5674474A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14277579A JPS5674474A (en) 1979-11-06 1979-11-06 Drainage device for underground petroleum storage tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14277579A JPS5674474A (en) 1979-11-06 1979-11-06 Drainage device for underground petroleum storage tank

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5674474A JPS5674474A (en) 1981-06-19
JPS627073B2 true JPS627073B2 (ja) 1987-02-14

Family

ID=15323294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14277579A Granted JPS5674474A (en) 1979-11-06 1979-11-06 Drainage device for underground petroleum storage tank

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JP (1) JPS5674474A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657671A (en) * 1979-10-12 1981-05-20 Shimizu Construction Co Ltd Pumpinggup type underground tank

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657671A (en) * 1979-10-12 1981-05-20 Shimizu Construction Co Ltd Pumpinggup type underground tank

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JPS5674474A (en) 1981-06-19

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