JPS6261617A - 排ガス洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気液接触塔と、該気液接触塔内に配設されて
洗浄液を供給する供給配管と、該供給配管に設けられた
スプレーノズルと、供給配管を支持する配管サポートと
からなる排ガス洗浄装置に関する。

〔従来技術〕

例えば湿式脱硫装置の気液接触塔内には、流入する排ガ
ス中のＳＯ，分を吸収除去する為に、洗浄液を供給する
供給配管が通常複数段設置されている。この配管及び支
持構造の従来技術を第６図乃至第８図により説明する。

洗浄液の供給配管１１は同図に示す如く、主配管１、枝
管２及びスプレーノズル９より構成されている。各配管
１．２は内部流体ρｒスラリー液である為、固形分の沈
積防止や高流速時の管材料の摩耗を考慮して、管内の流
速がどの位置ｖｃおいでも適切な流速値となる様に管径
を順次変化させて形成されて−る。

一方、供給配管１１の支持構造として製鋼等の配管サポ
ー）８ｔ−設置し、これに枝管２を固定するのが一般的
で６る◎５は気液接触塔を示す。動作を説明すれは、供
給配管ｌｔ内を流れて色た洗浄液は、スプレーノズル９
から噴霧され、気液接触塔５内におりて、８０．ガス金
吸収する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記従来の構造では枝管２は単なる液流路で
あり、配管サポー）８によって支持される為に、次の欠
点を有する。

（１）気液接触塔５内の全面に配管サポート８が縦、横
に必要であり（第８図）、気液接触塔５の断面の開口面
積がこの配管サポート８によって減少する。

（２＋　　大容量化によって気液接触塔５の径が大きく
なった場合、供給液量が増えることから枝管２の口径が
大きくなり、これに伴い配管サポート８への荷重も増加
する。又、配管サポート８の支持スパンも長くなり配管
サポート８自体も大型化する。この為、各段の構成高さ
、すなわち（配管口径）＋（梁せい）が増大し、スプレ
ー特性より決定される適正な段間隔が守れなくなる。

（３）梁せいの増大は第７図に示す如く、スプレーノズ
ル９より噴霧された洗浄液の分散を阻止する為、気液接
触塔５の有効断面を減少させると共に：咳塔５の性能を
低下させる原因となり好ましくない。

他の従来例として各配管をウェブ材にて接続して、トラ
ス構造にて支持する構造龜提案されている（実開昭５８
−１１６０２５号公報）が、この構造でも、各段を接続
する部材は必要であり、スプレー限外を皆ｓには出来な
い。又、このトラス構成とする為には、上下間を接続す
る配管が同一縦断面上に配置されなければならず、各段
毎の主配管ｌの挿入角度を９０’　　変化させてスプレ
ーノズル９の配置を完全千鳥型とする事が困難である。

本発明の目的は、配管サボー）８による気液接触塔５の
開口面積の減少やＳＯ，吸収性能の低下を防止すると共
に、上下の配管の配置を任意に設定することがで勃る排
ガス洗浄装置を提供するニする。

〔問題点を解決するため０手段及び作用〕本発明は、洗
浄液の供給配管と配管サポートのいずれか一方の本体に
他方の本体を一体１こ併設することにより、供給配管自
体に配管サポートの機能を兼備させ、おるいは配管サポ
ート自体に供給配管の機能を兼備させたもっである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を、脱硫装置に使用される吸収
塔内のスプレー配管を例に説明する。第５図に示す様に
、脱硫装置では、ＳＯ３を含む排ガスが冷却塔６にて冷
却された後、気液接触塔５内で循環配管７を経て供給さ
れる洗浄液と気液接触して、排ガス中の８０３分が吸収
除去される。この気液接触塔５内にはＳＯ，吸収に必要
な段数の供給配管１１が複数段設置されるのが通常であ
り、均一な液膜を形成する様、第３図に示す如くスプレ
ーノズル９が気液接触塔５内の全面に配置されている。

紙種５内の主配管１、枝管２は前述の理由により、管内
流速を適正値に保つべく、流量に合せ管径１ブ先端に向
って順次小さくなっている。この構造から、従来の配管
は、単独では応力的にも、又たわみの面からも強度的に
弱く、供給配管１１をサポートする為の構造物が必要で
あった。

本発明では、第１図及び第２図に示すように配管サポー
ト８自体に主配管１の液流路４としての機能を兼備させ
ることにより、第３図に示す様に、供給配管１１と配管
サポートとを別個に設けることを不要としている。この
構造によりまた従来の配管サポート８（図７）Ｋよるス
ラリの噴霧できないところがなくなる。第１図の主配管
１は、その形状は２枚のウェブ材を持つＨ形鋼でちゃ、
その強度は気液接触塔５内で変化することなく十分なも
のとなっている。又、洗浄液は２枚りクエプ材の間を流
れるが、極度な長方形断面となってスラリーによる閉塞
が起らない様、適宜仕切り板１０が設けられている。枝
管２は主配管１より左右に胤出形成され、この光層にス
プレーノズル９が取り付けられている。

次に、上記実施例の作用を説明する４、主配管１の液流
路４内を流れてきた洗浄液が枝管２を通りスプレーノズ
ル９より噴霧される。ζ、のとき、主配管１は配管サポ
ート８０本体により形成されているため、それだけで充
分な強度があり、たわむこともない。また、クエプ材間
の間隔調整及び仕切り板１０の使用により適切な液流速
も得ることが可能である。尚、本実施例では、枝管２の
延出部の取り付は構造も、主配管１側が平板である為に
、穴明は作業や枝管２の接続溶接作業も円管同志の場合
に比べて平面作業となって容易となる０更に、この構造
とした場合の、構造上の信頼性に関しても、液圧により
各フランジ材及びウェブ材に発生する応力と、１１量支
持の為に長手方向に働く応力が、方向的に直交して重な
らないことから、余分な応力が働かず問題とはならない
。

第４図は本発明の他実施例を示す要部斜視図でおる。こ
の構造は、従来の主配管ｌに、強度不足分を補償する為
の補強材すなわち、配管サポート８を取り付けたもり〕
で、主配管ｌと配管サポート８の合成断面性能により、
荷重を支持するものである。この実施例によれば、従来
の配管構造をほとんど変更することなく、支持能力のみ
を向上させることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれは、別個の配管サポートが無い為、気液接
触塔の開口面積の減少が防げると共に、第２図と第７図
の比較から明らかな様に、噴霧液の噴射方向が限外され
ることがなく気液接触塔内の全域に均一な液膜が形成で
きる。この事は気液接触塔の有効断面の増加、吸収効率
の向上を４たらす。

又、６只の高さが主配管のみの高さとなったことで、大
型塔においても、枝管間の段間隔が短かくなり、気液接
触塔の大型化に伴う高さもそれだけ低くすることができ
る。

一方、従来の配管サポートの削除は塔内構造を簡素化さ
せ、非常に経済的な塔を提供できる。

前述のトラス構造の場合に問題となった主配管の方向性
の問題も、本発明では各配管が単独に成立することから
任意に配置でき、最適なスプレー配置が可能となってい
る。

又、本発明では、主配管及び配管サポート８の上面を平
担とした為、メンテナンス時の作業足場としても利用で
き、足場の設置が不要となる。又その足場の一部として
利用することも可能であり、メンテナンス作業に好都合
な構造と言える。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すＶＩｓ斜視図であり
、気液接触塔内の主配管の構造を示し、第２図は第１図
の主配管の断面図を示し、第３図は第１図の配管を使用
する場合の気液接触塔の要部平面図を示し、第４図は、
本発明の他の実施例を示す要部斜視図で、第５図は、湿
式脱硫装置の気液接触塔廻すの概略フロー図を示し、第
６図は、気液接触塔内の洗浄液供給配管の従来構造を示
し、第７図は、第６図のうちスプレーノズル付近の様子
を示す構成図でおり、第８図は、第６図の配管の平面図
を示す。 ５・・・気液接触塔、　　　８・・・配管サポート、９
・・・スプレーノズル、１１・・・供給配管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 気液接触塔と、該気液接触塔内に配設されて洗浄液を供
   給する供給配管と、該供給配管に設けられたスプレーノ
   ズルと、供給配管を支持する配管サポートからなる排ガ
   ス洗浄装置において、前記供給配管と配管サポートのい
   ずれか一方の本体に他方の本体を一体に併設したことを
   特徴とする排ガス洗浄装置。