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JPS625804A - 杢目出し表面強化化粧材の製造方法 - Google Patents

杢目出し表面強化化粧材の製造方法

Info

Publication number
JPS625804A
JPS625804A JP14618285A JP14618285A JPS625804A JP S625804 A JPS625804 A JP S625804A JP 14618285 A JP14618285 A JP 14618285A JP 14618285 A JP14618285 A JP 14618285A JP S625804 A JPS625804 A JP S625804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft tissue
synthetic resin
wood
impregnated
heathered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14618285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0441881B2 (ja
Inventor
隆 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juken Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Juken Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juken Sangyo Co Ltd filed Critical Juken Sangyo Co Ltd
Priority to JP14618285A priority Critical patent/JPS625804A/ja
Publication of JPS625804A publication Critical patent/JPS625804A/ja
Publication of JPH0441881B2 publication Critical patent/JPH0441881B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finished Plywoods (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は、住宅の内外装等に用いられる木質化粧材の製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、熱帯産広葉樹材として呼ばれる南米産広葉樹材
、南米産広葉樹材、アフリカ産広葉樹材のうちのごく限
られた樹種において、木材組織である柔組織と木繊維と
の色調差や濃淡が顕著な場合や、柔細胞が帯状や連合翼
状等に発達し濃淡を有するものは、慨して年輪様の縞模
様を呈しておリ、代表的なものとしては、チーク、ロー
ズウッド、ブビンガ等で見受けられ、高級化粧材として
珍重されている。
これに対し、カポ、−ル、アビトン、ラワン材等の熱帯
産材は、柔組織が発達しているにもかかわらず、柔組織
と木繊維との色調差や濃淡が不鮮明であるため杢が無く
、高級表面化粧材としての用途はほとんど無く、建築部
材の軽重構造材として用いられることが多い。また、こ
れらの熱帯産材を、床材、壁材、天井材、建具等の内装
材、家具、キャビネットの化粧材として用いる場合でも
、生地を全く出さないエナメル塗装や、素地に着色、染
色を施す方法等が採られているが、いずれにせよ、これ
らの樹種を塗装により杢目を強調し、美麗な外観を得る
方法は今だ見出されていない。
この原因は、熱帯産材を産する地域においては、四季が
なく、春材部、夏材部の形成がみられず、年輪あるいは
成長輪が存在しないためである。このため、内地材、床
材、北洋材と比較して、美観、色調、ち密さにおレ−て
はるかに及ばず、化粧材としての価値は非常に低いもの
である。
一方、これら、カポール、アビトン、ラワン等の熱帯産
材に、チーク等の仕上げに用いられるオイルフィニツシ
ユを行った場合には、オイルの木材組織による浸透性の
差により杢目出し効果は得られるものの、オイルの主成
分であるアマニ油、綿実油、桐油、大豆油等の乾性油は
、乾燥が遅い、研摩性が悪い、耐薬品性が劣る、変退色
しやすい等の理由により、作業性、実用性の面で難点が
有る。さらに、乾燥硬化後、ホコリ、汚れを吸着しやす
く、維持管理も容易ではないという欠点を有している。
(発明が解決しようとす−る問題点) そこで本発明は、杢目が不鮮明な熱帯産材の内、軸方向
柔組織が特定の配列様式を有する樹種を用いることによ
り、合成樹脂液を含浸処理した際の、軸方向柔組織と木
繊維との浸透性の差を利用し杢目出し効果を得ると共に
、あわせて寸法安定性、耐吸湿・吸水性、表面硬度、耐
久・耐候性等の諸物性を向上させた表面強化化粧材の製
造方法を得ようとするものである。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明における製造方法を以下に説明する。
まず、杢目が不鮮明であっても、軸方向柔組織が網状柔
組織、階段状柔組織、帯状柔組織、イニシアル柔組織、
ターミナル柔組織、連合翼状柔組織である熱帯産広葉樹
材の無垢材、またはその単板を繊維方向を直交にして積
層接着させた合板や、繊維方向を平行にして積層接着し
たLVLに、減圧法、減圧加圧法、その他通常用いられ
る含浸方法により合成樹脂液を含浸させる。
次に、この合成樹脂液の含浸された熱帯産広葉樹材を硬
化させる。硬化させる方法は特に限定するものではない
が、作業性、コストの面から考えてドライヤー、ホット
プレス等による加熱硬化が望ましい。
また、この熱帯産広葉樹材を化粧単板として用いる場合
には、該化粧単板を、合板、LVL、パーティクルボー
ド等の適宜の基材に接着した後、含浸・硬化させてもよ
いし、予め、化粧単板のみに合成樹脂液を含浸させた後
、基材と熱圧接着させると同時に硬化させてもよい。
ここで用いられる合成樹脂液としては、スチレン、メチ
ルメタクリレート、ジアリルフタレート、ポリエステル
、メラミン、フェノール等の、含浸水材用として通常使
用される各樹脂の単体またはそれらの複合体であって、
さらに浸透助剤、可塑剤その他の添加剤を加えてもなん
ら差し支えない。
こうして得られた合成樹脂含浸硬化処理熱帯産広葉樹材
においては、処理前の杢目は不鮮明であっても、木材構
成組織である軸方向柔組織は木繊維より合成樹脂液の浸
透性、拡散性が良いため、軸方向柔組織への注入量が多
くなり、いわゆる−濡れ色”が現れ、軸方向柔組織は濃
色に、木繊維は淡色になり色調差を生じる。このため、
柔組織は、温帯産広葉樹材の夏材部と同様に年輪模様を
呈し、柾目面では縞模様、板目面では杢目模様として現
れる。ここで、軸方向柔組織の配列形態を特に限定する
のは、たとえ軸方向柔組織が存在しており、合成樹脂液
により濃色化されても、点状に散在していたのでは肉眼
的に杢目として強調されず、一定の配列形態を必要とす
るためである。
さらに、この合成樹脂含浸硬化処理熱帯産広葉樹材は、
合成樹脂液を含浸・硬化させているため、木材素材とし
ての欠点を改善し、寸法安定性、耐吸湿・吸水性、表面
硬度、耐久・耐候性等の諸物性を向上させるという効果
も有する。特に、無垢材あるいは単板を繊維方向を平行
にして積層接着したLVLを、未−処理のまま用いる場
合に、使用状況によっては材表面含水率と裏面含水率が
異なるため、片面のみが膨張収縮することによる幅反り
が生じ易いが、これら無垢材やLVLを、一体重に含浸
硬化させた場合には、含水率のむらを生じることが無い
ため、反りの心配は全く無い。
また、この合成樹脂含浸硬化処理熱帯産広葉樹材は、そ
のまま使用しても良いが、表面の保護、美観の向上の意
味からも、表面を研削した後、適宜の塗装を行うことが
望ましい。特に、使用する合成樹脂液が無色透明あるい
はごく淡色の場合には、硬化後の色調が明度の高い色相
になるため、クリヤー塗装あるいはカラークリヤー塗装
を施すことにより、使用する熱帯産広葉樹材の色によっ
ては、チーク、ローズウッド等の銘木調に仕上げること
が可能である。あるいは、使用する合成樹脂液に着色剤
を添加すれば、任意の色相を持つ調色も可能である。
このように本発明で得られる杢目出し表面強化化粧材は
、床材、壁材、天井材、建具等の内装材、家具、キャビ
ネットの化粧材として用いても高い意匠性を持つばかり
でなく、輸送用コンテナの内ぼり、外装材、土足用床材
等への応用が可能となる。
(実施例) ラワンロータリーレース単板の5プライLVL材(厚さ
12−5fflfX@150jffX長す200011
1B)に、不飽和ポリエステル樹脂(100部)にスチ
レン(10部)、ベンゾイルパーオキサイド(2部)を
配合した合成樹脂液を10[Hgの減圧下で3時間含浸
させた。こうして得られた樹脂含浸処理LVL材を、十
分液切りした後、100°C×1時間加熱し、樹脂を完
全に硬化させた。この時の樹脂含浸量は25〜30%で
あった。
さらに、表面研摩、下塗、中間研摩を行った後、チーク
色の上塗を施した。これにより、チーク色の銘木調杢目
出し表面強化LVL材が得られた。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したように、本来杢目が不鮮明で化
粧価値が低く、利用分野の限られていた熱帯産広葉樹材
に対し、合成樹脂液を含浸させた際の、木材組織による
浸透性の差を利用することによって、銘木調の杢目出し
効果を得られ、これによって高い意匠性を付与すると共
に、合成樹脂液が含浸硬化されることによる諸物性の向
上が計られるという効果を有するものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂液を含浸、硬化させることによつて得ら
    れる合成樹脂含浸木材において、軸方向柔組織を有する
    熱帯産広葉樹材の内、該軸方向柔組織が網状柔組織、階
    段状柔組織、帯状柔組織、イニシアル柔組織、ターミナ
    ル柔組織、連合翼状柔組織である樹種を素材として用い
    ることにより、杢目の強調された合成樹脂含浸木材を得
    ることを特徴とする杢目出し表面強化化粧材の製造方法
  2. (2)合成樹脂液を含浸させた熱帯産広葉樹材を硬化さ
    せた後、木質基材に接着することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の杢目出し表面強化化粧材の製造方法
  3. (3)未硬化の、合成樹脂液を含浸させた熱帯産広葉樹
    材を、木質基材に接着すると同時に硬化させることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の杢目出し表面強化
    化粧材の製造方法。
  4. (4)熱帯産広葉樹材を木質基材に接着した後、合成樹
    脂液を含浸、硬化させることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の杢目出し表面強化化粧材の製造方法。
  5. (5)熱帯産広葉樹材の単板を、合板またはLVLとし
    て積層接着した後、合成樹脂液を含浸、硬化させること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の杢目出し表面
    強化化粧材の製造方法。
JP14618285A 1985-07-02 1985-07-02 杢目出し表面強化化粧材の製造方法 Granted JPS625804A (ja)

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Publications (2)

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JPS625804A true JPS625804A (ja) 1987-01-12
JPH0441881B2 JPH0441881B2 (ja) 1992-07-09

Family

ID=15401989

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JP14618285A Granted JPS625804A (ja) 1985-07-02 1985-07-02 杢目出し表面強化化粧材の製造方法

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JP (1) JPS625804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5205390A (en) * 1988-09-20 1993-04-27 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Stock separating apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932924A (ja) * 1972-07-26 1974-03-26
JPS52114008A (en) * 1976-03-16 1977-09-24 Daiken Trade & Industry Method of producing decorated body using thin wood board
JPS606762A (ja) * 1983-06-25 1985-01-14 Seitetsu Kagaku Co Ltd ポリエチレンコ−テイング組成物

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JPH0441881B2 (ja) 1992-07-09

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