JPS6248374A - 臨床検査用器具 - Google Patents
臨床検査用器具Info
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- JPS6248374A JPS6248374A JP18664485A JP18664485A JPS6248374A JP S6248374 A JPS6248374 A JP S6248374A JP 18664485 A JP18664485 A JP 18664485A JP 18664485 A JP18664485 A JP 18664485A JP S6248374 A JPS6248374 A JP S6248374A
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- JP
- Japan
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- blood
- tool
- hydrophilic material
- transparent part
- lid
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、血中細菌分離培養器、シャーレ−1多穴容器
等の臨床検査用器具に関する。
等の臨床検査用器具に関する。
[従来の技術]
従来、例えば特開昭59−1!18085号に記載され
る血中細菌分離培養器、実開昭80−67100号に記
載される多穴容器、さらに細菌の検査、培養等に用いら
れるシャーレ−等は、容器本体のうちの少なくとも盃の
部分を透明部としてなり、それぞれの内部を観察n1能
としている。この結果、例えば血中細菌分離培養器にお
いては血中細菌の培養状態が、多穴容器においては各小
室内に充填された培養液の培養状態あるいは呈色反応状
態が、さらにシャーレ−においては内部に充填された寒
天培地上の細菌の培養状態等が各透明部を介して容易に
観察することが可能となる。
る血中細菌分離培養器、実開昭80−67100号に記
載される多穴容器、さらに細菌の検査、培養等に用いら
れるシャーレ−等は、容器本体のうちの少なくとも盃の
部分を透明部としてなり、それぞれの内部を観察n1能
としている。この結果、例えば血中細菌分離培養器にお
いては血中細菌の培養状態が、多穴容器においては各小
室内に充填された培養液の培養状態あるいは呈色反応状
態が、さらにシャーレ−においては内部に充填された寒
天培地上の細菌の培養状態等が各透明部を介して容易に
観察することが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記従来の各臨床検査用器具にあっては
、透明部を介して内部が観察可能とされるものの1例え
ば培養液や試薬等から発生される水蒸気により透明部内
面に曇りが発生し易いものとされる。特に上記各臨床検
査用器具をインキュベーターに入れて加温した際等にお
いては、透明部内面に多量の曇りが発生し、内部を観察
しにくいものとされた。さらに、よく観察するため、蓋
を開けて観察することがあった。結果、空気中の雑菌が
混入し、翌日の観察でこの雑菌の形成するコロニーと、
目的とするコロニーが混在し、判定を誤まることがあっ
た。
、透明部を介して内部が観察可能とされるものの1例え
ば培養液や試薬等から発生される水蒸気により透明部内
面に曇りが発生し易いものとされる。特に上記各臨床検
査用器具をインキュベーターに入れて加温した際等にお
いては、透明部内面に多量の曇りが発生し、内部を観察
しにくいものとされた。さらに、よく観察するため、蓋
を開けて観察することがあった。結果、空気中の雑菌が
混入し、翌日の観察でこの雑菌の形成するコロニーと、
目的とするコロニーが混在し、判定を誤まることがあっ
た。
[発明の目的]
本発明は、透明部の曇りを防止し、臨床検査用器具の内
部を確実に観察でき、かつ正しい判定をすることができ
る臨床検査用器具を提供すること目的としている。
部を確実に観察でき、かつ正しい判定をすることができ
る臨床検査用器具を提供すること目的としている。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明は、内部を観察可能
とする透明部を有する上面を備える臨床検査用器具にお
いて、透明部の内面領域に親水性材料を被覆することと
している。
とする透明部を有する上面を備える臨床検査用器具にお
いて、透明部の内面領域に親水性材料を被覆することと
している。
また、本発明は検査用器具を血中細菌分離培養器として
いる。
いる。
また、本発明は検査用器具をシャーレ−としている。
また、本発明は検査用器具を多穴容器としている。
また、本発明に係る臨床検査用器具は、親水性材料を水
溶性高分子物質としている。
溶性高分子物質としている。
また、本発明に係る臨床検査用器具は、親水性材料を界
面活性剤としている。
面活性剤としている。
[実施例]
以下1本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る血中細菌分離培養器
を示す斜視図、第2図は第1図のII −II線に沿う
断面図、第3図は第2図の■部を示す拡大図である。
を示す斜視図、第2図は第1図のII −II線に沿う
断面図、第3図は第2図の■部を示す拡大図である。
血中細菌分離培養器10は、略円筒形状の容器本体11
と容器本体11の上面開口を開閉自在に被う蓋体12と
を備えてなる。容器本体11および蓋体°12のそれぞ
れは、内部が観察可能とされるよう透明樹脂材で形成さ
れる。容器本体11の内底部には、同心円状の凸条13
が形成され、さらに容器本体11の内底部中心位置には
、通気孔14が穿設されてなる。容器本体11の内底部
で、凸条13の上部には吸水体15とフィルタ16が配
設されてなる。吸水体15とフィルタ16のそれぞれは
、フィルタ16を上方にする状態で接着一体化され、吸
水体15およびフィルタ16の周部は、容器本体11の
側壁に隙間なく接合される。吸水体15とフィルタ16
の接着にはフィルタ16のろ過性能を阻害しないよう低
融点重合繊維による熱シールが用いられる。また、吸水
体15およびフィルタ16の接着体はリング体により容
器本体llの底部に押え込まれている。
と容器本体11の上面開口を開閉自在に被う蓋体12と
を備えてなる。容器本体11および蓋体°12のそれぞ
れは、内部が観察可能とされるよう透明樹脂材で形成さ
れる。容器本体11の内底部には、同心円状の凸条13
が形成され、さらに容器本体11の内底部中心位置には
、通気孔14が穿設されてなる。容器本体11の内底部
で、凸条13の上部には吸水体15とフィルタ16が配
設されてなる。吸水体15とフィルタ16のそれぞれは
、フィルタ16を上方にする状態で接着一体化され、吸
水体15およびフィルタ16の周部は、容器本体11の
側壁に隙間なく接合される。吸水体15とフィルタ16
の接着にはフィルタ16のろ過性能を阻害しないよう低
融点重合繊維による熱シールが用いられる。また、吸水
体15およびフィルタ16の接着体はリング体により容
器本体llの底部に押え込まれている。
フィルタ16は血中細菌をろ過するためのものであって
細菌を通さない大きさの無数の孔を有する。フィルタ1
6の孔の大きさは0.75ミクロン以下、好ましくは0
.45ミクロン程度である。フィルタ16の材質は血液
に対して不活性であれば特に制限はないが、代表例とし
てニトロセルロース、ポリカーボネート、ポリアミド、
セルロースエステルなどをあげることができ、市販のも
のとしてはミリボア(ミリボアコーポレーション製品)
、メトリセル(ゲルマンインストルメントカンパニー製
品)などがあげられる、フィルタ16は、血液がなじみ
やすいようにそれ自体公知の方法によって親木処理され
ているのが望ましい。
細菌を通さない大きさの無数の孔を有する。フィルタ1
6の孔の大きさは0.75ミクロン以下、好ましくは0
.45ミクロン程度である。フィルタ16の材質は血液
に対して不活性であれば特に制限はないが、代表例とし
てニトロセルロース、ポリカーボネート、ポリアミド、
セルロースエステルなどをあげることができ、市販のも
のとしてはミリボア(ミリボアコーポレーション製品)
、メトリセル(ゲルマンインストルメントカンパニー製
品)などがあげられる、フィルタ16は、血液がなじみ
やすいようにそれ自体公知の方法によって親木処理され
ているのが望ましい。
吸水体15は、フィルタ16でろ過されたろ過血液およ
び培地を吸収保持し、フィルタ16上に捕捉された細菌
に栄養を提供するためのものである。吸水体15はろ液
をほぼ全發吸収する能力をもつことが望ましい、その材
質としてはセルロース系のろ紙、不織布等が適当である
。
び培地を吸収保持し、フィルタ16上に捕捉された細菌
に栄養を提供するためのものである。吸水体15はろ液
をほぼ全發吸収する能力をもつことが望ましい、その材
質としてはセルロース系のろ紙、不織布等が適当である
。
さらに、吸水体15の下方で各凸条13間が形成する空
間17は、吸水体15により吸収しきれない血液を貯溜
可能としている。
間17は、吸水体15により吸収しきれない血液を貯溜
可能としている。
一方、蓋体12には、ゴム製の血液分注部18が備えら
れる。血液分注部18は、蓋体12に穿設された孔部に
重合され、該分注部18を介しての血液の分注は、注射
器19の注射針20を分注部18に穿通させる状態で行
なわれる。この結果、注射器19により採取された血液
を蓋体12により密閉された容器本体11の内部に注入
することが可能となり、さらに注入される血液をフィル
タ16でろ過することが可能となる。
れる。血液分注部18は、蓋体12に穿設された孔部に
重合され、該分注部18を介しての血液の分注は、注射
器19の注射針20を分注部18に穿通させる状態で行
なわれる。この結果、注射器19により採取された血液
を蓋体12により密閉された容器本体11の内部に注入
することが可能となり、さらに注入される血液をフィル
タ16でろ過することが可能となる。
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明
樹脂材からなる蓋体12の内面全領域には、第3図に示
すように親水性材料21が被覆される。親水性材料21
には、例えば水溶性高分子物質や界面活性剤等がある。
樹脂材からなる蓋体12の内面全領域には、第3図に示
すように親水性材料21が被覆される。親水性材料21
には、例えば水溶性高分子物質や界面活性剤等がある。
水溶性高分子物質には、水溶性シリコーン、ポリエレン
チングリコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、でんぷ
ん、ゼラチン等がある。また界面活性剤には、石けん等
がある。
チングリコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、でんぷ
ん、ゼラチン等がある。また界面活性剤には、石けん等
がある。
蓋体12の内面領域に対する親水性材料21の被覆方法
には、種々のものがあり、例えば、親水性材料21の塗
布、吹付は等さまざまな方法が考えられる。実施例にお
いては、親水性材料21として水溶性シリコーン(SH
3771、東しシリコーン社製)が用いられ、該水溶性
シリコーン0.1%を含むメタノール溶液を蓋体12の
内面領域に塗布して被覆を行なった。メタノール溶液の
塗布はスポイトにより行なわれ、蓋体12を回転させな
がら該溶液を内面領域の全体に付着させるようにした。
には、種々のものがあり、例えば、親水性材料21の塗
布、吹付は等さまざまな方法が考えられる。実施例にお
いては、親水性材料21として水溶性シリコーン(SH
3771、東しシリコーン社製)が用いられ、該水溶性
シリコーン0.1%を含むメタノール溶液を蓋体12の
内面領域に塗布して被覆を行なった。メタノール溶液の
塗布はスポイトにより行なわれ、蓋体12を回転させな
がら該溶液を内面領域の全体に付着させるようにした。
内面領域にメタノール溶液が充分付着されたら、余分な
溶液を蓋体12から除去し、次いで該蓋体12を乾燥す
るようにする。蓋体12の乾燥は、先ず室温で10分程
度で行ない1次いで乾燥機により40℃でlO分程度行
なうようにしている。この結果、該溶液中のメタノール
成分が黒発され、水溶性シリコーンが蓋体12の内面領
域の全体に被覆されることとなる。
溶液を蓋体12から除去し、次いで該蓋体12を乾燥す
るようにする。蓋体12の乾燥は、先ず室温で10分程
度で行ない1次いで乾燥機により40℃でlO分程度行
なうようにしている。この結果、該溶液中のメタノール
成分が黒発され、水溶性シリコーンが蓋体12の内面領
域の全体に被覆されることとなる。
次に、上記実施例に係る血中細菌培養器10の具体的作
用を説明する。
用を説明する。
先ず、人体から所定量の血液を採取し、これを溶血剤、
抗血液凝固剤および液体培地からなる溶液とよく混合す
る。溶血剤としてはサポニンが好適に使用され、抗凝固
剤としてはアミロ硫酸ナトリウム、ポリアネトール硫酸
ナトリウム等が使用される。液体培地は通常菌の増菌培
養に使用されるものが特に限定なく使用される。この操
作は次のろ過操作のための前処理であり、赤血球の破壊
と凝血の防止を目的として行なわれる。かくして前処理
された血液検体を注射器19で所定量採取し、該血液を
分注部18を介して容器本体11の内部に注入する。注
入された血液は、フィルタ16上に注がれ、該血液は自
重によりフィルタ16でろ過されることとなる。この際
、血中細菌はフィルタ16上に残り、フィルタ16を透
過した血液は吸水体15に吸水されることとなる。吸水
体15の吸水量を上回る血液は、空間17に滴下され、
滞溜されることとなる。また、注入される血液により圧
迫される空気は通気孔14を介して排出され、血液は自
重によりスムーズにろ過されることとなる。
抗血液凝固剤および液体培地からなる溶液とよく混合す
る。溶血剤としてはサポニンが好適に使用され、抗凝固
剤としてはアミロ硫酸ナトリウム、ポリアネトール硫酸
ナトリウム等が使用される。液体培地は通常菌の増菌培
養に使用されるものが特に限定なく使用される。この操
作は次のろ過操作のための前処理であり、赤血球の破壊
と凝血の防止を目的として行なわれる。かくして前処理
された血液検体を注射器19で所定量採取し、該血液を
分注部18を介して容器本体11の内部に注入する。注
入された血液は、フィルタ16上に注がれ、該血液は自
重によりフィルタ16でろ過されることとなる。この際
、血中細菌はフィルタ16上に残り、フィルタ16を透
過した血液は吸水体15に吸水されることとなる。吸水
体15の吸水量を上回る血液は、空間17に滴下され、
滞溜されることとなる。また、注入される血液により圧
迫される空気は通気孔14を介して排出され、血液は自
重によりスムーズにろ過されることとなる。
このようにして、ろ過が終了すると培養器10は、イン
キュベーターに入れられ、加温される。
キュベーターに入れられ、加温される。
この際、血中細菌は吸水体15およびフィルタ16の水
分等を栄養分として培養され、フィルタ16上に血中細
菌によるコロニーが発生されることとなる。コロニーの
発生状態の観察は、透明樹脂材からなる蓋体12を透視
して行なわれる。この際5M体12の内面領域には水溶
性シリコーンからなる親水性材料21が被覆されるため
、加温により容器本体llの内部に水蒸気が発生する場
合でも該水蒸気は内面領域に接触して表面活性されるこ
ととなる。このため、従来のように内面領域への水蒸気
による極小の水滴の付着により、曇りが発生するという
不具合が解消され、コロニーの発生状態が外部より確実
に観察されることとなる。さらに、蓋体12を開けずに
コロニーが観察できるので容器本体11内部に空気中の
雑菌が混入することが予防され、コンタミによる次回以
降の観察の阻害および判定の誤りを全面的に解消するこ
とが可能どなる。
分等を栄養分として培養され、フィルタ16上に血中細
菌によるコロニーが発生されることとなる。コロニーの
発生状態の観察は、透明樹脂材からなる蓋体12を透視
して行なわれる。この際5M体12の内面領域には水溶
性シリコーンからなる親水性材料21が被覆されるため
、加温により容器本体llの内部に水蒸気が発生する場
合でも該水蒸気は内面領域に接触して表面活性されるこ
ととなる。このため、従来のように内面領域への水蒸気
による極小の水滴の付着により、曇りが発生するという
不具合が解消され、コロニーの発生状態が外部より確実
に観察されることとなる。さらに、蓋体12を開けずに
コロニーが観察できるので容器本体11内部に空気中の
雑菌が混入することが予防され、コンタミによる次回以
降の観察の阻害および判定の誤りを全面的に解消するこ
とが可能どなる。
このように1本実施例に係る血中細菌分離培養器lOに
よれば1M体12の内面領域に親水性材料21が被覆さ
れるため、該内面領域に対する水蒸気の余分な付着が解
消され、蓋体12の内面の曇りが確実に防止されること
となる。これにより、容器本体11の内部を確実に観察
することが可能となり、例えば培養状態の観察を確実に
行なうことが可能となる。
よれば1M体12の内面領域に親水性材料21が被覆さ
れるため、該内面領域に対する水蒸気の余分な付着が解
消され、蓋体12の内面の曇りが確実に防止されること
となる。これにより、容器本体11の内部を確実に観察
することが可能となり、例えば培養状態の観察を確実に
行なうことが可能となる。
第4図は本発明の第2実施例に係るシャーレ−を示す斜
視図、第5図は第4図のv−V線に沿う断面図である。
視図、第5図は第4図のv−V線に沿う断面図である。
シャーレ−30は、容器本体31と該容器本体31の上
方開口部を被う蓋体32から構成される。容器本体31
と蓋体32のそれぞれはポリスチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の透明樹脂材により形成され、容器本
体31の内部空間33を外部より観察できるようにして
いる。蓋体32の内面領域34には親水性材料が被覆さ
れてなる。この結果、例えば第5図に示すように容器本
体31の内部に培地35を形成し、該培地35により細
菌培養を行なうに際しても、蓋体32を被う状態で確実
かつ容易に培養状態を観察することが可能となる。すな
わち、培養に際して蓋体32により密閉された容器内に
水蒸気が発生する場合においても、被覆される親水性材
料により内面領域での曇りの発生が防止されることとな
る。
方開口部を被う蓋体32から構成される。容器本体31
と蓋体32のそれぞれはポリスチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の透明樹脂材により形成され、容器本
体31の内部空間33を外部より観察できるようにして
いる。蓋体32の内面領域34には親水性材料が被覆さ
れてなる。この結果、例えば第5図に示すように容器本
体31の内部に培地35を形成し、該培地35により細
菌培養を行なうに際しても、蓋体32を被う状態で確実
かつ容易に培養状態を観察することが可能となる。すな
わち、培養に際して蓋体32により密閉された容器内に
水蒸気が発生する場合においても、被覆される親水性材
料により内面領域での曇りの発生が防止されることとな
る。
その他の構成および作用は前記実施例と同様である。
第6図は本発明の第3実施例に係る多穴容器を示す斜視
図、第7図は第6図の■−■線に沿う断面図である。
図、第7図は第6図の■−■線に沿う断面図である。
この多穴容器40は、全体略立方体形状の容器本体41
と該容器本体41の上部を被覆する蓋体42により構成
される。容器本体41には、縦4列、横4列で配置され
る16個の小室43が形成され、各小室43は上方を開
口部としてなる。容器本体41に被覆される蓋体42は
、該被覆状態で全ての小室43の上方開口部を密閉状態
で被うようにしている。容器本体41および蓋体42の
それぞれはポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の透明樹脂材により形成され、この結果、蓋体42
を介して各小室43の内部を容易に観察することが可能
となる。さらに蓋体42の内面領域44には、親水性材
料が被覆されてなる。
と該容器本体41の上部を被覆する蓋体42により構成
される。容器本体41には、縦4列、横4列で配置され
る16個の小室43が形成され、各小室43は上方を開
口部としてなる。容器本体41に被覆される蓋体42は
、該被覆状態で全ての小室43の上方開口部を密閉状態
で被うようにしている。容器本体41および蓋体42の
それぞれはポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の透明樹脂材により形成され、この結果、蓋体42
を介して各小室43の内部を容易に観察することが可能
となる。さらに蓋体42の内面領域44には、親水性材
料が被覆されてなる。
この結果、例えば各小室43にそれぞれ所定量の検体を
充填し、各小室43における検体に対してそれぞれ試液
を充填してその呈色反応を観察する場合においても、蓋
体42を開けることが解消される。さらに蓋体42の内
面領域43に曇りを発生することなしに確実に該検体の
呈色反応を観察することが可能となる。その他の構成お
よび作用は前記実施例と同様である。
充填し、各小室43における検体に対してそれぞれ試液
を充填してその呈色反応を観察する場合においても、蓋
体42を開けることが解消される。さらに蓋体42の内
面領域43に曇りを発生することなしに確実に該検体の
呈色反応を観察することが可能となる。その他の構成お
よび作用は前記実施例と同様である。
[発明の効果]
以上のように、本発明は、内部を観察可能とする透明部
を有するL面を備える臨床検査用器具において、透明部
の内面領域に親水性材料を被覆することとしたため、透
明部の曇りを防止し、臨床検査用器具の内部を確実にか
つ、空気中の雑菌を混入なく観察することができるとい
う効果がある。
を有するL面を備える臨床検査用器具において、透明部
の内面領域に親水性材料を被覆することとしたため、透
明部の曇りを防止し、臨床検査用器具の内部を確実にか
つ、空気中の雑菌を混入なく観察することができるとい
う効果がある。
また、本発明は臨床検査用器具を血中細菌分離培養器と
したため、透明部を介して血中細菌の培養状態を確実に
観察できるという効果がある。
したため、透明部を介して血中細菌の培養状態を確実に
観察できるという効果がある。
また1本発明は臨床検査用器具をシャーレ−としたため
、透明部を介して内部を確実に観察できるという効果が
ある。
、透明部を介して内部を確実に観察できるという効果が
ある。
また、本発明は臨床検査用器具を多穴容器とし透明部を
介して容器内部を確実に観察できるという効果がある。
介して容器内部を確実に観察できるという効果がある。
また、本発明に係る臨床検査用器具は、親水性材料を水
溶性高分子物質としたため、透明部の曇りを確実に防止
できるという効果がある。
溶性高分子物質としたため、透明部の曇りを確実に防止
できるという効果がある。
また、本発明に係る臨床検査用器具は、親水性材料を界
面活性剤としたため、透明部の・)りを確実に防Il二
できるという効果がある。
面活性剤としたため、透明部の・)りを確実に防Il二
できるという効果がある。
第1図は本発明の第1実施例に係る血中細菌分離培養器
を示す斜視図、第2図は第1図のII −11線に沿う
断面図、第3図は第2図のm部を示す拡大図、第4図は
本発明の第2実施例に係るシャーレ−を示す斜視図、第
5図は第4図のv−V線に沿う断面図、第6図は本発明
の第3実施例に係る多穴容器を示す斜視図、第7図は第
6図の■−■線に沿う断面図である。
を示す斜視図、第2図は第1図のII −11線に沿う
断面図、第3図は第2図のm部を示す拡大図、第4図は
本発明の第2実施例に係るシャーレ−を示す斜視図、第
5図は第4図のv−V線に沿う断面図、第6図は本発明
の第3実施例に係る多穴容器を示す斜視図、第7図は第
6図の■−■線に沿う断面図である。
Claims (6)
- (1)内部を観察可能とする透明部を有する上面を備え
る臨床検査用器具において、透明部の内面領域に親木性
材料を被覆したことを特徴とする臨床検査用器具。 - (2)上記検査用器具が血中細菌分離培養器である特許
請求の範囲の第1項に記載の臨床検査用器具。 - (3)上記検査用器具がシャーレーである特許請求の範
囲の第1項に記載の臨床検査用器具。 - (4)上記検査用器具が多穴容器である特許請求の範囲
の第1項に記載の臨床検査用器具。 - (5)上記親水性材料が水溶性高分子物質である特許請
求の範囲の第1項に記載の臨床検査用器具。 - (6)上記親木性材料が界面活性剤である特許請求の範
囲の第1項に記載の臨床検査用器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18664485A JPS6248374A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 臨床検査用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18664485A JPS6248374A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 臨床検査用器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6248374A true JPS6248374A (ja) | 1987-03-03 |
Family
ID=16192194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18664485A Pending JPS6248374A (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | 臨床検査用器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6248374A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007212394A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Eisai R & D Management Co Ltd | 液体の反応方法、反応容器及び反応容器の蓋体 |
JP2008529545A (ja) * | 2005-02-16 | 2008-08-07 | シリアン アクチェンゲゼルシャフト | 微生物のプロテアーゼ分泌欠損突然変異体を特定するスクリーニング方法 |
JP2010051200A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Asahi Glass Co Ltd | 培養容器 |
JP2010161978A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Kimigafuchigakuen Sojo Univ | 温度勾配培養器 |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP18664485A patent/JPS6248374A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529545A (ja) * | 2005-02-16 | 2008-08-07 | シリアン アクチェンゲゼルシャフト | 微生物のプロテアーゼ分泌欠損突然変異体を特定するスクリーニング方法 |
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JP4701099B2 (ja) * | 2006-02-13 | 2011-06-15 | エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 | 液体の反応方法 |
JP2010051200A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Asahi Glass Co Ltd | 培養容器 |
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