JPS62255738A - 空気調和機の室内ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機の室内ユニットに関するものである
。

従来の技術 近年、空気調和機の室内ユニットは、天井に取付けられ
るものが多くなってきている。その中で天井埋込型の室
内ユニットは第２図のように、キャビネット１の中央部
に送風機２を配置し、この送風機２の下部に吸込口３、
送風機２の周シに熱交換器４を設け、熱交換器４の下部
にはドレンパン５を配置している。また、熱交換器４で
熱交換された空気流を吹出す吹出口６が吸込口３の外周
に設けられている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では暖房運転時、吹出
口ｅからの吹出気流は高温であシ、空気の比重が小さい
ため室内の上部に滞溜し室内の上下の温度差が大きくな
り快適性が悪くなる。従ってできるだけ吹出気流を下方
吹出とするが、この時、吹出気流が吸込口３に吸込まれ
るショートサーキットが生じ、下吹き気流の減少となり
、到達距離の不足による快適性の悪化や、高温である吹
出気流の吸込により高圧圧力が上昇し能力低下や高圧圧
力スイッチの作動によって暖房運転が停止する問題があ
る。

従って、通常、下方吹出の限界を決めて斜め下吹出とす
る必要がある。しかし前記のように、吹出気流は高温で
あるため、室内の上下の温度分布が悪くなり足もとが寒
い問題を有していた。

また一方、冷房運転時、天井内は室内よりも温度及び湿
度が高いため、天井内に埋込まれたキャビネット表面に
は露が付きやすく、この結露水が天井へ落下し、じみを
作ってしまう問題点も有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、暖房運転時斜め下吹出とし
ても吹出気流が室内の上部に滞溜せず室内の温度分布が
均一となり快適性が向上できるとともに、冷房運転時天
井内に埋込まれたキャビネット表面への結露を防止でき
る空気調和機の室内ユニットを提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の空気調和機の室
内ユニットは、内部キャビネットの外側に外部キャビネ
ットを配置し、この内部キャビネットと外部キャビネッ
トの間に補助通風路を形成するとともに、内部キャビネ
ット内の送風機と熱交換器の間の通風路と前記補助通風
路を連通ずる開口部を設けこの補助通風路の室内への開
口として、吹出口に隣接する補助吹出口を備えたもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成によって、暖房運転時吹出口から
の吹出気流を斜め下吹出としても、この高温気流と送風
機から送られ熱交換器で熱交換されない低温気流が補助
通風路を通って補助吹出口から吹出されて混合し中温気
流とすることができるので、混合された吹出気流の比重
を少し大きくして下方への到達距離を確保し、室内の上
下温度差を少なくして快適性を向上するものである。

また、冷房運転時、送風機から送られ熱交換器で熱交換
されない高温気流が開口部から補助通風路を通って補助
吹出口へ吹出されるので、天井内の高温高湿の雰囲気に
接する外部キャビネットへの結露を防止できるものであ
る。

実施例 以下本発明の一実施例の空気調和機の室内ユニットにつ
いて、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の
実施例における天井埋込型室内ユニットの断面図を示す
ものである。１は天井内に取付けられる内部キャビネッ
ト、２は内部キャビネット中央に下向きに配置された送
風機、３は送風機２の下部に設けた吸込口、４は送風機
２の周りに設けだ熱交換器で冷房時蒸発器に暖房時凝縮
器となり、６はこの熱交換器４で発生する除湿水を受け
るドレンパンで熱交換器４の下部に配置されている０６
は熱交換器４で熱交換された空気流を吹出す吹出口で吹
込口３の外周に隣接して設けられている。７は内部キャ
ビネット１の外側に設けられた外部キャビネットで、こ
の内部キャビネット１との間に補助通風路８を形成して
いる。また、送風機２と熱交換器４の間の通風路９と前
記補助通風路８を連通ずる開口部１ｏを内部キャビネッ
ト１に設けるとともに、この補助通風路８の室内への開
口として吹出口ｅに隣接する補助吹出口１１を設けてい
る。

以上のように構成された天井埋込型空気調和機の室内ユ
ニットについてその動作を説明する。

吸込口３から吸込まれた空気流は送風機２により、熱交
換器４に送られ、熱交換器４によって熱交換された空気
流は吹出口６から室内に吹出される。また同時に送風機
２から熱交換器４に送られた空気流の一部は開口部１ｏ
から補助通風路８を通って補助吹出口１１から室内に吹
出されることになる。

暖房運転時吹出口６からの空気流は熱交換器４によって
加熱された高温気流であり、補助吹出口１１からの空気
流は熱交換器４を通過しない低温気流である。また、冷
房運転時、吹出口６からの空気流は熱交換器４によって
冷却された低温気流であシ、補助吹出口１１からの空気
流は熱交換器４を通過しない高温気流である。

以上のように、内部キャビネット１の外側に外部キャビ
ネット７を配置し、この内部キャビネット１と外部キャ
ビネット了の間に補助通風路８を形成するとともに、内
部キャビネット１内の送風機２と熱交換器４の間の通風
路９と前記補助通風路８を連通ずる開口部１０を設け、
この補助通風路８の室内への開口として吹出口６に隣接
した補助吹出口１１を備えることにより、暖房運転時、
吹出口６からの吹出気流を斜め下吹出としても、この高
温気流と送風機２から送られ熱交換器４で熱交換されな
い低温気流が補助通風路８を通って補助吹出口１１から
吹出されて混合し、中温気流とすることができるので、
混合された吹出気流の比重を少し大きくして下方への到
達距離を確保し、室内の上下温度差を少なくして快適性
が向上できるものである。また、冷房運転時、送風機２
から送られ熱交換器４で熱交換されない高温気流が、内
部キャビネット１と外部キャビネット７で形成された補
助通風路８を通って補助吹出口１１へ吹出されるので、
天井内の高温高湿の雰囲気に接する外部キャビネット７
への結露を防止できるものである。

発明の効果 以上のように本発明は、内部キャビネットの外側に外部
キャビネットを配置し、この内部キャビネットと外部キ
ャビネットの間に補助通風路を形成するとともに、内部
キャビネット内の送風機と熱交換器の間の通風路と前記
補助通風路を連通ずる開口部を設け、この補助通風路の
室内への開口として吹出口に隣接した補助吹出口を備え
ることによシ、暖房運転時、吹出口からの吹出気流を斜
め下吹出としても、この高温気流と補助吹出口からの低
温気流が混合され中温吹出気流となって下方への到達距
離を確保し室内の上下温度差を少なくして快適性を向上
させる効果がある。また、冷房運転時送風機から送られ
熱交換器で熱交換されない高温気流が補助通風路を通っ
て補助吹出口へ吹出されるので、天井内の高温高湿の雰
囲気に接する外部キャビネットへの結露をなくし、天井
への結露水の落下を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における空気調和機の室内ユ
ニットの断面図、第２図は従来の空気調和機の室内ユニ
ットの断面図である。 １・・・・・・内部キャビネット、２・・・・・・送風
機、３・・・・・・吸込口、４・・・・・・熱交換器、
６・・・・・・吹出口、７・・・・・・外部キャビネッ
ト、８・・・・・・補助通風路、９・・・・・・通風路
、１０・・・・・・開口部、１１・・・・・・補助吹出
口。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 天井に埋込まれる内部キャビネット内に、吸込口、送風
   機、熱交換器及び吹出口を配置し、この内部キャビネッ
   トの外側に外部キャビネットを配置し、この内部キャビ
   ネットと外部キャビネットの間に補助通風路を形成する
   とともに、内部キャビネット内の送風機と熱交換器の間
   の通風路と前記補助通風路を連通する開口部を設け、こ
   の補助通風路の室内への開口として、前記吹出口に隣接
   する補助吹出口を備えた空気調和機の室内ユニット。