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JPS62230714A - 腸溶性カプセル - Google Patents

腸溶性カプセル

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Publication number
JPS62230714A
JPS62230714A JP61073678A JP7367886A JPS62230714A JP S62230714 A JPS62230714 A JP S62230714A JP 61073678 A JP61073678 A JP 61073678A JP 7367886 A JP7367886 A JP 7367886A JP S62230714 A JPS62230714 A JP S62230714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enteric
substance
wall
intestine
active component
Prior art date
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Granted
Application number
JP61073678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0475888B2 (ja
Inventor
Toshimitsu Yoshioka
吉岡 俊満
Hiroshi Inoue
浩 井上
Mieko Amaya
天谷 三枝子
Tsuneo Kato
恒夫 加藤
Tetsuo Nakamura
哲郎 中村
Seiichiro Igarashi
五十嵐 清一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP61073678A priority Critical patent/JPS62230714A/ja
Publication of JPS62230714A publication Critical patent/JPS62230714A/ja
Publication of JPH0475888B2 publication Critical patent/JPH0475888B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 意来上皇肌朋光! 本発明は、腸溶性カプセル、更に詳しくは、経口摂取し
た際、腸内有効物から成る内臓物(芯部)を保護被覆し
ている、カプセルの壁膜が腸内に達して始めて崩壊する
ことにより、腸内有効物が胃液や胃液中酵素等の作用を
受けてその活性が損なわれることなく、腸内で有効に利
用され得るようにしたカプセルに関する。
従来の技術 従来、ビフィズス菌のような腸内有効物を体温で溶融す
る油脂でコーティングすることによりビフィズス菌を酸
素等の外囲条件から保護すること(特開昭57−335
43号)、ビフィズス菌の生菌体とその保護膜形成溶液
の混合液を、凝固用塩類溶液に注入して凝固させ、該凝
固物を乾燥し、必要に応じて体温以上の融点を有する油
脂でコーティングすることにより、長期保存に通した菌
体顆粒を得る方法(特開昭60−141281号)等が
提案されている。
しかし、特開昭57−33543号が開示のものでは、
35℃以上で流動性を示す油脂を用いるので、このよう
な油脂でコーティングされたビフィズス菌は、経口摂取
した際、口内や胃内で油脂の被膜が崩壊し、そのために
ビフィズス菌は腸内に達する前に胃液でほとんど死滅す
るという問題があり、加うるに、ビフィズス菌を溶融し
た油脂で直接コーティングするため熱による菌への悪影
響もみられる。
また、特開昭60−141281号が開示の方法は、菌
体液を凝固させ、更にそれを乾燥するという煩雑な工程
が必要であるうえ、凍結乾燥の際凍結障害により菌が死
滅することがあり、さらに、菌体は保護膜の上に硬化油
のような体温以上の融点を有する油脂でコーティングさ
れるが、その際、上記凝固、乾燥して得られる菌体顆粒
の保護膜が薄いため、菌体がコーティングの際融解した
高温の硬化油に接触して死滅する可能性がある。
まf、−1上記方法で得られる菌体顆粒は、上述のよう
に、保護膜の上に更に硬化油の被膜が施されているため
、腸内では硬化油の被膜の崩壊後、更に保護膜も崩壊し
ないと腸内で有効に利用されないという問題点もみられ
る。
一方、腸溶性マイクロカプセルとしては、エチルセルロ
ースから成る壁膜中に腸溶性物質を芯物質として含有さ
せたもの(特開昭58−67616号)、さらには壁膜
物質にポリスチレン、ポリブタジェン、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体のような高分子物質の膜とその
上にゼラチンと腸溶性高分子電解質(例えばアクリル酸
メチル−メタクリル酸共重合体)とよりなるコンプレッ
クスコアセルベート膜との二重に構成されたものを用い
たもの(特開昭55−105615号)等が提案されて
いる。
しかし、体温以上の融点を有する硬化油を壁膜として用
いた腸溶性カプセルについては未だ報告はみられない。
6明が解決しようとする課題 本発明は、腸内有用微生物(例えばビフィズス菌)や腸
内で吸収される医薬物質、及び腸内で吸収されずに活性
を示す医薬物質のような腸内有効物をカプセル化して経
口摂取する際、口内や胃内でカプセルの壁膜が崩壊せず
に、腸内に達して始めて容易に崩壊し、かつ従来公知の
方法で筒易にカプセル化し得る腸溶性カプセルを提供す
ることを課題とする。
本発明者は、腸内有効物を液状物質に溶解もしくは分散
させたものを芯部形成物質とし、体温以上の融点を存す
る硬化油を壁膜形成物質として用いてカプセル化する場
合、上述した課題を達成し得る腸溶性カプセルを提供で
きることの知見を得て本発明を成すに至った。
以下本発明の詳細な説明する。
衾肌旦撓底 本発明に係るI!a溶性カプセルの特徴は、腸内有効物
を液状物質に溶解もしくは分散して成る芯部と、体温以
上の融点を有する硬化油から成る壁膜から構成されてい
ることにある。
ここでいう“腸内有効物”とは、腸壁から吸収されて活
性を示す各種の医薬物質及び腸壁から吸収されずに活性
を示す各種医薬物質並びにビフィズス菌のような腸内で
活性を示す腸内有効微生物などを意味する。
課 を解lするための手 本発明は、腸内有効物質を液状物質に溶解もしくは分散
させたものを芯部とするものであって、ここで用いる液
状物質は常温で液状を呈する物質であれば何ら制限がな
く、例えば水、液状油脂類、アルコール及びそれらのエ
マルジョン等であって、実際にはこれらに溶解または分
散させる腸内有効物の種類に応じて選択するとよい。例
えば、ビフィズス菌の場合にはグリセリン、中鎖トリグ
リセ′ライド(MCT)並びにコーン油等の該閑に対し
て不活性な物質を選択して使用する。
また、液状物質に溶解もしくは分散させてカプセルの芯
物質として用いる腸内有効物としては、■胃液や胃液中
の酵素によりその生理活性a能が低下するおそれのある
医薬物質、例えばバンクレアチン等の酵素、エリスロマ
イシン等の抗生物質、ホルモン剤、■胃に対して刺激作
用を与えたり、その消化機能を阻害する作用をする物質
、例えばエチオナミド、アテプリン、サリチル酸、タン
ニン酸、■腸内において濃厚に作用させるための医薬物
質、例えば駆虫剤、腸内防腐剤等、及び■胃酸等により
死滅し易い腸内有効微生物、例えば、ビフィズス菌等を
挙げられる。
これらの腸内有効物を上記液状物質に溶解もしくは分散
させる割合(濃度)は特に制限的でなく、液状形態を保
持できればよい。
本発明は、腸内有効物を液状形態に保持したものを芯部
物質とし、一方体温以上の融点を有する硬化油を壁膜物
質として用いてカプセル化を行うことにより、目的とす
る腸溶性カプセルを得る。
ここで壁膜物質としての硬化油は、体温以上の融点を有
するものであれば何ら制限がなく用いることができ、ま
た必要に応じて乳化剤を加えることによりカプセルの表
面に親水性を付与することもできる。
次に、本発明に係る腸溶性カプセルの調製法としては、
液中乾燥法、噴霧乾燥法、噴霧冷却法等によるカプセル
化を例示し得るが、三原体ノズル方式を用いた噴霧冷却
法によるカプセル化によって調製するのが好ましい。こ
の三浦体ノズル方式を用いたカプセル化法は新しく開発
された方法(特願昭61−42276号)であって、そ
の概要は、3重同心円筒部を有するノズルの内円筒管か
ら芯部物質としての液状物質を、中肉円筒管から壁膜物
質としての硬化油の溶融物質を及び外円筒管から加圧空
気を、それぞれジェット流として、冷却気体中に噴霧し
てカプセル化を行うことから成る方法であって、カプセ
ルの粒径を容易にコントロールし得ること及びカプセル
の乾燥工程を必要としない等の利点を有する。
本発明に係るカプセルは、粒径が10〜2000μm、
好ましくは100〜1000μmの範囲であり、また、
壁膜の厚さは、経口摂取した場合前の伸縮によるカプセ
ルの破壊を防止する目的から粒径に対して合計で20〜
80%、好ましくは50〜70%の範囲である。
以上述べたとおり、本発明に係る腸溶性カプセルは、液
状物質中に溶解もしくは分散した腸内有効物を芯部物質
として、体温以上の融点を有する硬化油を壁膜物質とし
て用いてカプセル化して得られるものであるから、それ
を経口摂取した場合、カプセルの芯部を形成している有
効物質は、固化した状態の硬化油からなる壁膜によって
保護されていて胃液や胃液中の酵素の作用を受けること
なく、腸内に達して始めて腸液中の主として膵リパーゼ
の作用による上記壁膜の崩壊により露出して腸内で有効
に利用されるようになる。
また、本発明の腸溶性カプセルは、その調製に際して芯
部物質としての腸内有効物は液状物質中に溶解もしくは
分散させるだけであって、その間に加熱や酵素あるいは
水分等の影響をほとんど受けることがないので、上記硬
化油を壁膜物質として用いてのカプセル化を例えば上述
したような三浦体ノズル方式を用いた噴霧冷却法で行う
と、芯部物質である腸内有効物に悪影響を与えることな
くカプセル化することが可能となる。
以下に実施例を示して本発明及びその効果を具体的に説
明する。
1崖±及lぷ是 実施例 l ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bif idbac
terium longum )ATCC−15707
の生菌体をコーンサラダ油にその1)当り約100gの
割合で分散した上記菌のlO%コーンサラダ油分散液を
芯部物質として用い、一方縁点58℃を有する硬化パー
ム油を壁膜物質として用い、前述した三浦体ノズルによ
る噴霧冷却法に従って、カプセル化を行った。得られた
カプセルの粒径は平均で150μmであり、膜厚は40
μmであった。
上記カプセルを、人工的に調製した胃液(ペプシン0.
32%を含むBr1gg5 Liver Brothを
塩酸でal13.0にしたもの)に加え、37℃の恒温
槽中で3時間撹拌しながら、上記胃液と反応させた。反
応後、濾別したカプセルを水で充分に洗浄し、常法によ
りビフィズス生菌数を測定した。
その結果、上記反応開始時にカプセル1g中の生菌数が
4X10@であったものが反応後生菌数は3X10’ 
となり、胃液による影響が実質上みられなかった。これ
に対して、対照として上記ビフィズス菌粉末をペプトン
水に分散したものを同じく上記胃液に加えて同様に反応
を行ったものでは反応開始時に菌体粉末1g中の生菌数
lXl0”であったものが反応後にはlO以下になりほ
とんど死滅に至った。
実施例 2 アスピリン15gを中鎖トリグリセライド(MCT) 
100gに分散したものを、実施例1と同様にしてカプ
セル化を行った。得られたカプセルの粒径は平均500
μmであり、膜厚は150Ij1)であった。
上記カプセルを、実施例1で用いたと同様の人工胃液に
加え、37℃で3時間反応させた後カプセルを濾別した
。得られた濾液中のアスピリン量を測定したが検出され
なかった。
次に、濾別したカプセルにリパーゼを作用させたところ
、15分以内に全てのカプセルが崩壊し、アスピリンも
ほぼ100%回収された。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)腸内有効物を液状物質に溶解もしくは分散して成
    る芯部と、体温以上の融点を有する硬化油から成る壁膜
    から構成されていることを特徴とする腸溶性カプセル。
  2. (2)腸内有効物がビフイズス菌である特許請求の範囲
    第(1)項記載の腸溶性カプセル。
  3. (3)腸内有効物が腸壁より吸収される医薬物質である
    特許請求の範囲第(1)項記載の腸溶性カプセル。
JP61073678A 1986-03-31 1986-03-31 腸溶性カプセル Granted JPS62230714A (ja)

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