[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPS62182724A - リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法 - Google Patents

リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法

Info

Publication number
JPS62182724A
JPS62182724A JP2506286A JP2506286A JPS62182724A JP S62182724 A JPS62182724 A JP S62182724A JP 2506286 A JP2506286 A JP 2506286A JP 2506286 A JP2506286 A JP 2506286A JP S62182724 A JPS62182724 A JP S62182724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display element
lead terminal
electrochromic
display
display electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2506286A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yokoyama
賢一 横山
Kimitaka Koseki
小関 公崇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2506286A priority Critical patent/JPS62182724A/ja
Publication of JPS62182724A publication Critical patent/JPS62182724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリード端子イ1きエレクトロクロミック表示素
子の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
エレクトロクロミック表示素子の表示極のエレクトロク
ロミック物質に発色反応を起こさせるには、外部の駆動
用電源からエレクトロクロミック表示素子に電気を供給
する必要がある。
この駆動用電源とエレクトロクロミック表示素子との接
続は、一般にリード端子をエレクトロクロミック表示素
子の表示極基板に取り付けることによって行われている
そして、表示極基板への表示極側のリード端子の取り付
けは、第9図に示すように、リード端子4の挟持部4a
の上片4a1と下片4a2との間に表示極基1反lの端
部を入れ、該挾持部4aの上片4a1と下片4a2の復
元力によって表示極基板1の端部を挟み込むことにより
行い、さらに導電ペースト(図示せず)を塗布してリー
ド端子4と表示極基板1との隙間を埋め、その上から硬
化型の液状樹脂(図示せず)を塗布し、該樹脂の硬化に
よりリード端子4を表示極基板1に固定するようにして
いた(例えば実願昭60−124090号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようにリード端子4の挟持部4a
で直接表示極基板1の端部を決み込む場合、リード端子
4とエレクトロクロミック表示素子との電気的1t−、
Nは、リード端子4の挟持部4aと表示極基板1の透明
導電膜1b、つまりITO(インジウム錫酸化物)膜、
錫酸化物膜などの金属酸化物膜との接触によって行われ
るため、接触抵抗が大きく、そのためエレクI・ロクロ
ミノク物質への注入電気量が少なくなり、エレクトロク
ロミック物質の発色が少なくなって、鮮明な表示が得ら
れないという問題があった。
そこで、表示鴇基板のリード端子取付部の透明導電膜上
に金属メッキ屓を設け、該金属メッキHとリード端子と
を接触させることにより、リード端子4と表示極基板1
との接触抵抗を低減することが考えられる。
ところで、上記のように表示極基板のリード端子取付部
の透明4電膜上に金属メッキ層を設けるにあたっては、
種々の方法が考え得るが、このエレクトロクロミック表
示素子という特定の構造を有するものに対して、他の分
野で従来から採用されているメッキ方法をそのまま通用
しただけでは、品質面での問題発生や、能率面での問題
発生があり、必ずしも良好な結果が得られない。
例えば、化学メッキによりメッキ層を形成しようとする
と、透明導?!!膜が金属体でないことから、活性化処
理がa・要になるが、透明導電膜だけの選択的活性化が
むつかしく、その結果、リード端子取付部の透明導電膜
とそれに隣り合うリード端子取付部の透明導電膜との間
に設けられている絶縁部にもメッキが行われ、隣り合う
透明導電膜間がメッキで結合してしまって、それらを導
電経路とするそれぞれのセグメントを独立して駆動する
ことができないという問題があり、また、従来から他の
分野で採用されているメッキ手段を適用しただけでは、
多数個のリード端子取付部のそれぞれにメッキ電源の陰
極を−々取り付けることとなって非常に手間がかかると
いう問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、エレクトロクロミック表示素子
の持つ特性を生かし、簡単でかつ能率よくメンキしうる
方法を見出すべく種々研究を重ねた結果、エレクトロク
ロミック表示素子に電気を注入し、該エレクトロクロミ
ック表示素子に在入した電気をメッキ電源として、表示
極基板のリード端子取付部の透明導電膜上に電気メッキ
するときは、外部からのメッキ電源が不要であり、した
かって多数個あるリード端子取付部に−々メッキ電源の
陰極を接続しなくても、メッキが行え、しかもリード端
子取付部の透明4電膜上に選択的にメッキができ、簡単
な操作でかつ能率よく所望部分にメッキ層を形成するこ
とができることを見出し、特許請求の範囲第1項に記載
の発明を完成した。
透明導電膜上に形成するメッキ厚みとしては、0.1μ
m以上、好ましくは0.5μm以上あればよく、上記の
ようにエレクトロクロミック表示素子に注入した電気を
メッキ電源として電気メッキする場合も厚さが1μm程
度のメッキをすることができ、それによって一応の目的
が達成できるが、リード端子と表示極基板との接触抵抗
をより確実に低くするには、メッキ層をよりj7<形成
することが望ましい。
ところが、前記方法により表示極基板のリード端子取付
部の透明導電膜上に形成しうるメッキ量は、エレクトロ
クロミック表示素子に注入した電気量によって制限を受
け、またエレクトロクロミツク表示素子に注入できる電
気量は表示極のエレクトロクロミック物質の量によって
制限を受けるので、メッキ層を厚くするにはエレクトロ
クロミック物質層を厚く形成することが必要になるが、
エレクトロクロミック物質層は主として蒸着によって形
成されており、エレクトロクロミック物質を厚く形成す
るには蒸着に長時間をかけなければならず、エレクトロ
クロミック表示素子の生産性において問題が発生する。
そこで、本発明者らはさらに研究を重ねた結果、前記の
ようにエレクトロクロミック表示素子に注入した電気を
メッキ電源として、電気メッキにより表示極基板の表示
極側のリード端子取付部の透明導電膜上に第1のメッキ
層を形成したのち、上記メッキ層上に化学メッキにより
第2のメッキ層を形成するときは、被メツキ部分が金属
体であることから、活性化が不要であり、したがって、
化学メッキが所望の部分のみに選択的に行うことができ
、かつ厚み形成が容易であるという化学メッキの特徴を
生かして、所望厚みのメッキ層を容易にかつ効率よく形
成しうろことを見出し、特許請求の範囲第2項に記載の
発明を完成した。
メッキ金属としては、例えばニッケル、錫、金、半田(
鉛−錫系合金など)などが採用される。
そして、形成されるメッキ層を利用して、リード端子の
挟持部の下片を上記メッキ層に/′g接またはロウ付け
して、リード端子を表示極基板に固定したり、あるいは
樹脂によりリード☆H31子を表示極基板に固定すれば
、リード端子の取付安定性が向上する。
また、リード端子の構成金属との適合性などの関係から
、形成されたメッキ層上にさらに異種金属のメッキをし
てもよい。
なお、本発明においては表示極側のリード端子取付部の
透明1電膜上に金属メッキ層を形成することを要件とし
ているが、対向極側のリード端子取付部にも他の手段に
よりメッキ層を形成してもよいことはもちろんであり、
対向極側のリード端子取付部にもメ・7キ層を形成する
ことを排除するものではない。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を必要に応じ図面を参照にして説
明する。
実施例1 表示部が2つのパターン(2D、D=Digit (数
字) )を持つエレクトロクロミック表示素子にあらか
じめ試験用端子を用いて、30mC/cdの電気を注入
した。
上記のように電気を注入したエレクトロクロミック表示
素子を第1図に示すようにメッキ浴21中に浸漬し、上
記エレクトロクロミック表示素子20に注入された電気
量を利用して、ニッケルメッキを行った。上記エレクト
ロクロミック表示素子は注入電気量により約0.4v程
度の電圧を持っており、メッキ浴21へのエレクトロク
ロミック表示素子20の浸漬直後からメッキ浴中のニッ
ケルイオンが表示極基板1の表示極側のリード端子取付
部の透明導電膜上に金属ニッケルとして析出し、メッキ
時間50分で厚さ0.5μmのニッケルメッキ層が形成
された。なお、エレクトロクロミック表示素子の詳細は
第6図に、また表示極基板のリード端子取付部の詳細は
第8図に示すとおりであり、それらについては後で詳細
に説明する。
メッキ浴は硫酸ニッケル300g/l、塩化ニッケ/L
z45g / 1 、硼酸45g/L’を含んでなり、
pH5に調整されている。
上記のようにして、表示極基板の表示極側のリード端子
取付部に二、ケルメッキを施した後、リード端子の挟持
部の下片が上記ニッケルメッキ層に接触するようにして
、リード端子を表示極基板に取り付け、さらにその取付
安定性を高めるために、リード端子を取り付けた部分に
導電ペーストを塗布し、さらにその上からエポキシ樹脂
を塗布してリード端子を表示極基板に固定した。
このようにして製造されたリード端子付きエレクトロク
ロミック表示素子では、リード端子4と表示極基板lと
の接触抵抗は0.3Ωであり、従来品に比べて接触抵抗
が低かった。なお、第9図に示すように表示極側のリー
ド端子・1の挟持部4aの下片4a2を表示極基板1の
透明導電1f!t! 1 bに直接接触させた従来のリ
ード端子付きエレクトロクロミ7り表示素子(つまり、
表示極基板1のリード端子取付部の透明溝T1膜上に本
発明のような金属メッキ層5を設けていないリード端子
付きエレクトロクロミック表示素子)では、リード端子
4と表示極基板1との接触抵抗は2Ωであった。そして
、これら2種類のリード端子付きエレクトロクロ< ’
7り表示素子にそれぞれ1.OV、0.5秒間電圧印加
をしたところ、本発明のエレクトロクロミック表示素子
は従来品に比べてエレクトロクロミ。
り物質層の発色濃度が高(、より鮮明な表示をすること
ができた。
なお、前記のようにして製造されたリード端子付きエレ
クトロクロミック表示素子の表示極側のリード端子取付
状態を第2〜3図に、全体の概略斜視図と概略平面図を
第4図と第5図に、エレクトロクロミック表示素子部分
の断面図を第6図に、表示部分の拡大平面図を第7図に
、また表示極基板のリード端子取付部を第8図にそれぞ
れ模式これらについて、まず、第2〜3図に基づいて説
明すると、図中、■は表示極基板であり、透明ガラス1
及1a上にITO(インジウム!易酸化1勿)の6明導
電膜1bを形成してなり、この第2〜3図では図示して
いないが、エレクトロクロミック物質層は上記表示極基
板lの透明導電膜1b上に複数のセグメントの集合体で
表示パターンを形成するように設けられ、それによって
表示極が形成されている。
2はり1向極基板で、この対向極基板2も上記表示極基
板1と同様にガラス扱2a上にITOの透明4電膜2b
を形成してなり、この第2〜3図には図示していないが
、上記透明導電膜2b上に対向極物質層が設けられ、そ
れによって対向極が形成される。そして、3はポリエス
テル製のスペーサである。
4は表示極側のリード端子であり、5は前記のように電
気メッキにより表示極基板のリード端子取付部の透明導
電膜Ib上に設けられたニッケルのメッキ層である。そ
して、上記リード端子4は、その挟持部4aの下片4a
2が上記ニッケルのメッキ層5に当接するようにして、
挾持部4aを表示極基板1の端部に嵌め込んで表示極基
板1に取り付け、該リード端子4を取り付けた部分に導
電ペーストを塗布し、さらにその上からエポキシ樹脂を
塗布して、リード端子4を表示極基板lに固定している
上記のような表示極側のリード端子4は、第4〜5図に
示すように、表示極基板1の両(j、l+端にそって複
数取り付けられる。具体的には、1つの表示パターンを
構成するセグメントの数および表示パターンの数に応じ
て好要な個数のリード端子4が表示極基板lに取り付け
られる。つまり、エレクトロクロミック物質層7は、第
7図に詳示するようにセグメント化され、セグメント7
8〜7gの集合体で表示パターンを構成しており、それ
らのセグメント78〜7gをそれぞれ独立して駆動する
ために透明導電膜1bはエツチングにより適宜切断され
、それぞれ独立した導電経路15a〜15gを形成して
いる。そして、上記リード端子4はそれぞれ独立した導
電経路を構成する各透明導電膜1bに電気を供給できる
ような態様で表示極基板1に取り付けられ、それによっ
て、エレクトロクコミック物質の各セグメント7a〜7
gはそれぞれ独立して発色、l白色できるようになって
いる。なお、′154〜5図中の6は対向極側のリード
端子であり、この対向極側のリード端子6も前記表示極
側のリード端子4と同様に、その挾持部6aを表示極基
Fj、1の端部に嵌め込むことによって表示極基板lに
取り付けられている。ただし、この対向極のリード品1
子6とそれに隣接する表示極側のリード端子6とは透明
導電膜1bにエツチングにより絶縁部分1c (第5図
参照)を設け、対向極側のリード端子6と表示極側のリ
ード端子4とは、電気的に絶縁されるようになっている
第6図は本発明のリード端子付きエレクトロクロミック
表示素子のエレクトロクロミック表示素子部分を模式的
に示す断面図で、前記のように、表示極基板lは透明ガ
ラス坂1aにITOの透明導電膜1bを形成してなり、
この表示極基板1の透明導電膜lb上にエレクトロクロ
ミック物質rf51を形成することによって表示極9が
形成されている。
なお、図示していないが、上記透明ガラス板1a上には
透明導電膜1bの形成前に二酸化ケイ素(Si02)の
アンダーコートをしておいてもよい。そして、上記透明
導電膜1bのエレクトロクロミック物質M7が形成され
ていない部分には二酸化ケイ素の保護膜8が形成されて
いる。なお、エレクトロクロミック物質I′57は第4
図、第5図および第7図に示すように、セグメント状に
形成され、透明導電膜tbはエツチングにより適宜切断
されて、エレクトロクロミック物質の各セグメント78
〜7g(第7図参照)が独立して駆動できるように、そ
れぞれ独立した導電経路15a〜15gを形成している
。エレクトロクロミック物質としては、通常、酸化タン
グステン(WO3)、酸化イリジウム(lr02)、酸
化モリブデン(MoC2)などの遷移金属酸化物、プル
シアンブルー、テトラチアフルバレン誘導体、ビオロゲ
ン誘導体などが用いられ、本実施例では酸化タングステ
ンが用いられている。
χ1同極基扱2は透明ガラス1反2aにITOの透明導
電膜2bを形成してなり、咳透明導電股2b上にタング
ステン酸鉄(F 02  (WO4) 3 )を対向極
材料とし、これに導電助剤と結着剤とを配合してなる対
向極物質層10を形成することによって対向Jffil
lが形成されている。この対向極基板2は表示極基板1
のような透明性を必要としないので、金属坂でもよいし
、また透明導電膜2bに相当するような導電部分さえ設
けてあればセラミック坂やプラスチック板で基板を構成
してもよい。
なお、本発明においては、エレクトロクロミック物質、
対向極材料とも上記例示のもの以外でもよいが、表示極
側が負極側になるようにエレクトロクロミック物質と対
向極材料との組合せを選定する必要がある。
12は上記表示極9のエレクトロクロミック物質層7と
対向極1)の対向極物質層10との間に間近された背景
材で、この背景材12は二酸化チタンを分散含有させた
イオン透過性の多孔性ポリテトラフルオロエチレンシー
トからなるものであり、13はプロピレンカーボネート
に過塩素酸リチウムを1.0mol/j!溶解した液状
電解質である。
スペーサ3は、リング状をしており、その上面および下
面はそれぞれ表示極基板1および対向極基板2にエポキ
シ樹脂などの接着剤で固定され、表示極基板1と対向極
基板2とを絶縁すると共に、このスペーサ3と表示極基
板1と対向極基板2とで前記の電解質13、エレクトロ
クロミック物質層7、対向極物質層10、背景材12な
どの素子内容物を収容するためのセルを形成している。
第7図は、表示部分を模式的に示すもので、表示極をエ
レクトロクロミック物質層7を設けた側から見た拡大平
面図であり、エレクトロクロミ。
り物′R屓は7つのセグメン1〜7a〜7gで8の字か
らなる表示パターンを形成するように設けられている。
15a〜15gは上記エレクトロクロミック物質のセグ
メント7a〜7gが発色反応を起こすのに必要な電気を
流す導電部分で、この導電部分15a〜15gはガラス
仮la上に形成された透明導電膜1bを適宜切断するこ
とによって形成されたもので、この導電部分15a〜1
5gの抵抗はエレクトロクロミック物質の各セグメント
7a〜7gの面積に反比例するように調整されている。
16a〜16hは導電部分158〜15gが短絡しない
ように設けである絶縁部で、上記透明導電膜1bをエツ
チングにより部分的に除去することによって設けられた
ものである。なお、16i と163 はセグメント7
a、7dに電流が早く流れて他のセグメントとの間に応
答速度の相違が生じるのを防止するために設けられた絶
縁バリヤーである。そして、前述したように表示極基板
1の表示極側のリード端子取付部は、表示パターンを構
成するエレクトロクコミックのセグメントの数、つまり
透明導電膜1bよりなる導電部分の数に応し、さらには
表示パターン数に応じて多数偏設けられ、該部分にリー
ド端子4が取り付けられる。
第8図はエレクトロクロミック表示素子の表示極基板の
リード端子取付部を概略的に示すもので、エレクトロク
ロミック表示素子を対向極側から見た平面図であり、図
中、14は表示極側のリード端子取付部で、この段階で
はその表面層は透明導電膜1bで構成されており、ちょ
うど、前記第7図における導電部分の端部に該当する。
なお、この第8図からも明らかなように、表示極側のリ
ード端子取付部14は、表示パターンを構成するセグメ
ントの数、さらには表示パターンの数に応じて、多数段
けられ、このリード端子取付部14の透明導電膜lb上
に前記のような電気メッキにより金属メッキ層5が形成
される。そして、17は上記リード端子取付部14の間
の絶縁部であり、透明導電膜1bをエツチングにより部
分的に除去することによって形成されたものであって、
前記第8図における絶縁部の端部に該当する。なお、1
8は対向極側のリード端子取付部である。
実施例2 実施例1と同様にエレクトロクロミック表示素子に注入
した電気量をメッキ電源として、表示極基板の表示極側
のリード端子取付部に厚さ0.1μmのニッケルメッキ
を施したのち、化学ニッケルメッキを行った。
化学ニッケルメッキ浴は、硫酸ニッケル20g/l、次
亜りん酸ナトリウムlOg/12、乳酸3g/β、クエ
ン酸すトリウム5 g/(!、酢酸すI・リウム5g/
lを含有したもので、p I−1は5に調整されている
メッキ温度は50゛Cで、メッキ時間は50分間であり
、前記電気メッキにより形成したニッケルメッキ層上に
厚さ3μmの化学ニッケルメッキ層が形成された。
上記のようにして、表示極基板の表示極側のリード端子
取付部の透明導電膜上にニッケルのメッキ眉を形成した
のち、リード端子を実施例1と同様に表示極基板に取り
付け、固定した。
上記のようにして装造されたリード端子付きエレクトロ
クロミック表示素子は、リード端子4と表示極基板1と
の接触抵抗が0.2Ωであって、従来のリード端子付き
エレクトロクロミック表示素子に比べて接触抵抗が低く
、また、同条件下での電圧印加で、従来品に比べて発色
濃度の高い鮮明な表示をすることができた。
なお、上記実施例ではニッケルメッキの場合を示したが
、ニッケル以外の金属メッキによる場合でも実施例と同
様の効果が奏されるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では表示極基板のリード端
子取付部の透明導電膜上に、独立した導電経路を確保し
つつ、またエレクトロクロミック物質などの素子内容物
を汚損することもなく、簡単な操作で能率よく金属メッ
キ層を形成し、それによってリード端子と表示極基板と
の接触抵抗を低減して、発色濃度の高い鮮明な表示を実
現することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明においてエレクトロクロミ、り表示素子
の表示極基板の表示極側のリード端子取付部の透明導電
膜上に金属メッキする状態を模式的に示す図である。第
2〜7図は本発明に係るリード端子付きエレクトロクロ
ミック表示素子の一例を示すものであり、第2図は表示
極側のリード端子の取付状態を示す部分拡大断面図、第
3図は表示極側のリード端子の取付状態を部分的に拡大
して示す概略I1)面図、第4図は概略斜視図、第5図
は概略平面図、第6図はエレクトロクロミック表示素子
の断面図、第7図は表示部分を模式的に示す拡大平面図
で、表示極をエレクトロクロミック物質層を設けた側か
ら見た図である。第8図はエレクトロクロミック表示素
子の表示極基板のリード端子取付部を概略的に示す平面
図で、エレクトロクロミック表示素子を対向極側から見
た図である。第9図は従来のリード端子付きエレクトロ
クロミック表示素子の表示極側のリード端子の取付状態
を示す部分拡大断面図である。 ■・・・表示極基板、 1b・・・透明導電膜、4・・
・表示極側のリード端子、 5・・・金属メッキ層、  9・・・表示極、1)・・
・対向極、 13・・・TL解質、14・・・表示極側
のリート端子取(1部、20・・・エレクトロクロミッ
ク表示素子、21・・・メッキ浴 第 1 閃 第2区 第4図 第6 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表示極、対向極および電解質を備えたエレクトロ
    クロミック表示素子にリード端子を取り付けてなるリー
    ド端子付きエレクトロクロミック表示素子の製造にあた
    り、エレクトロクロミック表示素子に電気を注入し、上
    記エレクトロクロミック表示素子に注入した電気をメッ
    キ電源として、表示極基板の表示極側のリード端子取付
    部の透明導電膜上に電気メッキにより金属メッキ層を形
    成することを特徴とするリード端子付きエレクトロクロ
    ミック表示素子の製造方法。
  2. (2)表示極、対向極および電解質を備えたエレクトロ
    クロミック表示素子にリード端子を取り付けてなるリー
    ド端子付きエレクトロクロミック表示素子の製造にあた
    り、エレクトロクロミック表示素子に電気を注入し、上
    記エレクトロクロミック表示素子に注入した電気をメッ
    キ電源として、表示極基板の表示極側のリード端子取付
    部の透明導電膜上に電気メッキしたのち、上記電気メッ
    キによる金属メッキ層上に化学メッキにより金属メッキ
    層を形成することを特徴とするリード端子付きエレクト
    ロクロミック表示素子の製造方法。
JP2506286A 1986-02-06 1986-02-06 リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法 Pending JPS62182724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2506286A JPS62182724A (ja) 1986-02-06 1986-02-06 リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2506286A JPS62182724A (ja) 1986-02-06 1986-02-06 リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62182724A true JPS62182724A (ja) 1987-08-11

Family

ID=12155430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2506286A Pending JPS62182724A (ja) 1986-02-06 1986-02-06 リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62182724A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4874229A (en) Planar dimmer
JPS61279695A (ja) 電解合成法による薄膜の形成方法
US3995943A (en) All solid electrochromic display
US4331385A (en) Electrochromic display device
JPS62182724A (ja) リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法
JPS61129626A (ja) エレクトロクロミツク装置
JPS56143416A (en) Electrochromic display element
JPS62182723A (ja) リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法
JPS62182725A (ja) リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子の製造方法
JPS6244719A (ja) エレクトロクロミツク表示素子
CN108983526B (zh) 一种电流驱动的变色器件及其制备方法
EP0830636A1 (en) Device and method for light modulation
JPS62182722A (ja) リ−ド端子付きエレクトロクロミツク表示素子
JPH0452732Y2 (ja)
JPS58123516A (ja) 液晶パネルの製造方法
JPH01232330A (ja) エレクトロクロミック表示素子
JPH10130881A (ja) 気密端子および部分めっき治具および部分めっき方法
JPH02239231A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPH0551793A (ja) 導電性高分子などの電着方法
JPS638890Y2 (ja)
JP2935918B2 (ja) 導電性高分子などの電着方法
JPH0740977Y2 (ja) 導電性クリップ端子を有するエレクトロクロミック素子
JPH04173995A (ja) 電解装置
JPS63249133A (ja) ポリアニリン電子素子の駆動方法
JPH04182602A (ja) カラーフィルターの製造装置及びそれを用いたカラーフィルターの製造方法