JPS62184042A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂組成物に関し、更に詳しくはエチレン−酢
酸ビニル共重合体（以下ＥＶＡという）並びにエチレン
−エチルアクリレート共重合体（以下ＥＥＡという）の
少なくとも１種を含むＴＬ線被被覆用組成物して極めて
好適な樹脂組成物に関する。

〔従来の技術〕

エチレン系重合体たとえばＥＶＡやＥＥＡは優れた電気
絶縁性を有し、また放射線架橋、有機過酸化物架橋、シ
ラン化合物を用いるシラン架橋等各種辺架橋手段を適宜
に採用して架橋出来、惹いては各種物性を改善できる利
点があるため、従来から電気絶縁材料を始め、各種の分
野に幅広く使用されて来た。しかしながら最近各種分野
の技術レベルが向上し、電気機器、車両、自動車の各分
野に於いて絶縁電線、就中、電子ワイヤーといわれる絶
縁ＴＬ線のより高度の特性が要求されるようになり、耐
油性、可撓性、絶縁電線製造時の加工性、離燃性、高温
絶縁強度性（カットスルー特性）等がより高度に要求さ
れるようになって来た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明が解決しようとする問題点は、ＥＶＡ叉は（及び
）ＥＥＡを含有するこの種樹脂組成物についての最近の
技術レベルの向上に対応する各種物性の更に一段の向上
を図らんとすることである。

更に詳しくは、このｍｕ成物の可撓性、耐熱老化性、加
工性の優れ難燃性組成物を開発することである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は、 （イ）エチレン−酢酸ビニル共重合体及び（叉は）エチ
レン−エチルアクリレート共重合体４０〜８０重量部、 （ロ）エチレンを全体の５０モル％以上含むエチレン−
プロピレン−ジェン系共重合体２０〜６０重量部、 （ハ）　１．３．５−　）リス（３”、５゛　−ジ−ｔ
−ブチル−４−ヒドロキシベンゾイル）−イソシアヌレ
ート、及びベンズイミダゾール系化合物の少な（とも１
ｍから成る老化防止剤２〜３０重量部、及び（ニ）難燃
剤１０〜２００重量部という特定の成分を特定量配合す
ることによって達成される。

〔発明の構成並びに作用〕

本発明に於いて使用されるＥＶＡとしては、その酢酸ビ
ニル含量が２０重量％以下、好ましくは１５重景気以下
のものであり、そのメルトインデックスとしても０．２
〜５程度のものが好ましい。

ＥＥＡもエチルアクリレート含量が２０重量％以下、Ｍ
、１．は０．２〜１．Ｏが好ましい、これ等ＥＶＡ及び
ＥＥＡはそれぞれ単独で使用されても、また併用されて
も良く、この併用の際の割合もＥＶＡＯ〜１００重量％
並びにＥＥＡ１００〜０重量％の広い範囲から適宜に選
択されればよい。

本発明に於いて使用されるエチレン−プロピレン−ジェ
ン系共重合体としては、そのエチレン含量が少なくとも
５０モル％以上のものが使用される。この際エチレンが
５０モル％に達しないものではブロック状でハンドリン
グが悪＜ＥＶＡ及びＥＥＡとの相溶性も劣り好ましくな
い０通常エチレン成分の割合は７０〜５０モル％程度の
ものが好ましい、またジエン成分として好ましいのはジ
シクロペンタジェンであって、沃素価がｌＯ以下のもの
である。この際ジエン成分として上記ジシクロペンタジ
ェンを使用することにより特に目的物組成物の加工が優
れ、たとえばこの組成物を用いて電線を製造すると加工
性がとくに優れているので外観が特に優れた電線が得ら
れる。また沃素価を１０以下とすることにより一段と優
れた耐熱性を賦与できる。

本発明に於いて使用される老化防止剤は、１，３゜５−
トリス（３°、５゛　−ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキ
シベンゾイル）−イソシアヌレート及びベンズイミダゾ
ール系化合物の少なくとも１種であり、その使用量は２
〜３０重量部好ましくは５〜２０重量部、とくに好まし
くは６〜１０重量部である。

この際のベンズイミダゾール系化合物としては、従来か
らこの種組成物に使用されて来たものがいずれも使用出
来、たとえばツクランクＭＢ、ツクランクＭＢＺ、ツク
ランクＭＭＢ、ツクランクＢ２、＠、が例示出来る。

本発明に於いて使用される難燃剤としては、広（無機質
または有機質の難燃剤が使用出来、これ等難燃剤は１０
〜２００重量部好ましくは３０〜１００重景部使用景気
る。無機質難燃剤としては、たとえば水酸化アルミニウ
ム、赤リン、水酸化マグネシウム、二酸化アンチモン、
タルク、ホウ酸亜鉛等が具体例として例示出来、また有
機質難燃剤としては塩素系または臭素系のものをはじめ
、その他リン酸エステル、メラミン等の燐系、窒素系化
合物等が使用できる。臭素系難燃剤としては従来嘉ら用
いられているものがいずれも有効に使用出来、具体例と
してはたとえばデカブロモジフェニルオキサイド（例え
ば三井東圧ファインー〇ブラネロンＤＢ−１００）、ポ
リ　（トリブロモ）スチレン（日産フェロ有機化学−の
パイロチェック６８ＰＢ）、エチレングリコールビス（
ペンタブロモフェニル）エーテル（日産フェロ有機化学
−のパイロチェック７７Ｂ）、塩素系難燃剤としてはビ
ス（１，２，５，６−へキサクロロジシクロペンテノ）
シクロオクタン（Ｈｏｏｋｅｒ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　
ａｎｄＰｌａｓｔｉｃ　Ｃｏ、のデクロランプラス２５
）を例示することが出来る。

本発明組成物には、その他従来から使用されて来た各種
の添加剤を添加することが出来る。

〔実施例〕

以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明する。

但し下記例において部とあるは重量部を意味するものと
する。

実施例１〜７並びに比較例１〜２ 第１表に示す配合割合で各成分を所定量配合充分混練し
て組成物となした。この組成物について常法に基づいて
Ｔｉ、線（導体は０．８１３ｍφの軟銅単線で、絶縁は
０．３８■厚）を製造し、２０Ｍｒａｄの電子線量で照
射架橋した。各種物性を測定した。この結果を第２表に
示す、但し物性はそれぞれ次の方法により測定した。

＜Ｗｉ燃性〉 ＵＬ１５８１に準じ、水平にした電線に対し、一定傾斜
のバーナーから一定量の炎を１５秒間あてた後１５秒間
炎を取り除き、これを５回繰り返す、電線が一定量以上
燃え移らないか、もしくは灰が滴下して下に敷いた綿に
燃え移らなければ合格とする。

〈加工性〉 押出した表面外観が滑らかであれば合格とする。

く可撓性〉 ＪＩＳ　　Ｃ３００５に準じ引っ張り試験を行った時の
１００％モジュラスが０．　５ｋｇ／ｍｍ”以下を合格
とする。

く耐熱老化性〉 ２００℃で４日間、老化し、自己１１巻付けでクランク
が発生しなければ合格とする。

但し第１表中で使用した各種成分はそれぞれ次のものを
示す。

ＥＶＡ−１：ｍ￥酸ビニル（以下ＶＡという）含量１０
重量％ Ｍ、１．０．５ ＥＶＡ−２：　ＶＡ含量　１０重量％ Ｍ、１．１．０ ＥＥＡ−１：エチルアクリレート（ＥＡという）含量　
１０重量％ Ｍ、ｉｌ、５ ＥＰ−１：エチレン、プロピレン、ジエン（エチレン　
６５モル％）の共重合体 沃素価：　８ ジエン成分はジシクロペンタジェン ＥＰ−２：エチレン、プロピレン（エチレン３０モル％
）の共重合体 ＥＰ−３：エチレン、プロピレンジエン（エチレン　４
０モル％）の共重合体 沃素価＝３０ ジエン成分はエチリデンノルボルネ ン ＡＯ−２０：　１，３．５−　）リス（３′，５′　　
−ジーを一ブチルー４−ヒドロキシベンゾイル） −イソシアヌレート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（イ）エチレン−酢酸ビニル共重合体及び（叉は
   ）エチレン−エチルアクリレート 共重合体４０〜８０重量部、 （ロ）エチレンを全体の５０モル％以上含むエチレン−
   プロピレン−ジェン系共重 合体２０〜６０重量部、 （ハ）１，３，５−トリス（３′，５′−ジ−ｔ−ブチ
   ル−４−ヒドロキシベンゾイル）− イソシアヌレート、及びベンズイミダ ゾール系化合物の少なくとも１種から 成る老化防止剤２〜３０重量部、及び （ニ）難燃剤１０〜２００重量部を含有して成る難燃性
   樹脂組成物。