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JPS6214575B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6214575B2
JPS6214575B2 JP8961679A JP8961679A JPS6214575B2 JP S6214575 B2 JPS6214575 B2 JP S6214575B2 JP 8961679 A JP8961679 A JP 8961679A JP 8961679 A JP8961679 A JP 8961679A JP S6214575 B2 JPS6214575 B2 JP S6214575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
polyvinyl alcohol
film
modified polyvinyl
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8961679A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS5614544A (en
Inventor
Hiroshi Kato
Atsuo Sawada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP8961679A priority Critical patent/JPS5614544A/en
Publication of JPS5614544A publication Critical patent/JPS5614544A/en
Publication of JPS6214575B2 publication Critical patent/JPS6214575B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は生デンプンと長鎖アルキル基変性ポリ
ビニルアルコールよりなりかつ特異な相溶性挙動
を示す高分子組成物に関するものである。 デンプンは、その水溶性と安価な点を生かし
て、ポリビニルアルコールと併用して経糸糊剤、
紙加工剤、フイルム形成用等の用途に用いること
が期待できる。しかしながら小麦、コーン、米、
馬れいしよ、甘しよ、タピオカ、サゴ椰子などよ
り採つた「生デンプン」はポリビニルアルコール
との相溶性が劣るので、生デンプンとポリビニル
アルコールとの混合水溶液より得られたフイルム
は海−島状の透明性の低いものとなる上、該水溶
液について加熱−冷却をくり返すとそのたびごと
に粘度が高くなり安定性が劣るという欠点があ
る。そこでこれを改善するため各種の化工デンプ
ン、たとえばデキストリン、酸化デンプン、酸処
理デンプンなどのデンプン分解産物やエーテル化
デンプン、エステル化デンプン、架橋デンプンな
どのデンプン誘導体を用いることが広く行われて
いるが、デンプン分解産物はデンプン分子の解重
合生成物であるためデンプン本来の性質が損われ
ており、そのポリビニルアルコールとの混合水溶
液から形成したフイルムや皮膜は物性上必ずしも
満足しうるものとは言いがたく、又デンプン誘導
体はコストの割には性質が特にすぐれているわけ
ではなく、これとポリビニルアルコールとの併用
は工業上不利である。 しかるに本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、
生デンプン(A)及び炭素数4〜20の長鎖アルキル基
をもつ不飽和単量体とビニルエステルとの共重合
体をケン化して製造され、長鎖アルキル基含量が
0.05〜10モル%で水溶性を有する長鎖アルキル変
性ポリビニルアルコール(B)よりなる組成物であつ
て、該組成物から製膜したフイルムのヘイズが(A)
と(B)との等重量の割合のフイルムにあつても(A)単
独のヘイズより小さいような特性を示す高分子組
成物は、次に列挙する如きすぐれた効果を奏する
ことを見出し、本発明を完成するに至つた。 (1) 本発明の高分子組成物は、生デンプンとポリ
ビニルアルコールとの混合物に比し、水溶液状
態での放置安定性が良い。本発明の系において
は低温、低濃度においてもデンプン部分の分離
が妨げられ、両者の均一、安定な水溶液状態を
保持する。 (2) 本発明の高分子組成物の水溶液から製膜した
フイルムは極めて均質であり、透明性も高い。
このありさまを第1図で説明する。横軸はコー
ンスターチとポリビニルアルコール又は長鎖ア
ルキル基変性ポリビニルアルコールとの配合比
率を示し、縦軸はフイルムのヘイズ即ち曇り価
を示す。使用した高分子の種類やフイルム作成
条件については後に例及び対照例として詳述す
る。第1図中曲線2と曲線3はコーンスターチ
とポリビニルアルコールとの種々の割合の混合
物の水溶液より製膜して得られたフイルムのヘ
イズを表わした2つの例であり、コーンスター
チ単独フイルム又はポリビニルアルコール単独
フイルムに比し両者の混合フイルムのヘイズは
著しく高くなること、そして両者の混合量がほ
ぼ等重量のところでフイルムのヘイズは最も高
くなつていることがわかる。両者の任意の割合
の混合フイルムは、拡大鏡又は顕微鏡で見れば
両者の相溶性が著しく劣つていることが一目で
わかる。これに対し、第1図中曲線1はコーン
スターチとα−ドデセン変性ポリビニルアルコ
ールとの種々の割合の混合物の水溶液より製膜
して得られたフイルムのヘイズを表わしたもの
であり、両者の混合フイルムはコーンスターチ
単独フイルムよりもヘイズが小さくなつている
ことがわかる。そして両者の任意の割合の混合
フイルムは、拡大鏡又は顕微鏡で見れば両者が
極めて均一に相溶していることが確かめられ
る。 (3) 本発明の高分子組成物は、その水溶液の加熱
−冷却をくり返してもほぼ同じ粘度曲線を描き
可逆性がある。このありさまを第2〜4図で説
明する。 第3図はコーンスターチ単独の5%水溶液の
加熱−冷却反覆粘度曲線である。曲線#1はコ
ーンスターチを加熱により糊化した後放冷した
ときの粘度曲線、曲線#2はこれを再加熱後放
冷したときの粘度曲線、曲線#3はこれを再々
加熱後放冷したときの粘度曲線である。この第
3図からコーンスターチにおいては冷却を行う
ことにより老化が進行し、このものは再加熱し
てももはや元の姿にもどらないことがわかる。
この老化現象は主としてデンプン中のアミロー
ズ部分の結晶化に基くものと言われている。 第4図はコーンスターチの5%水溶液とポリ
ビニルアルコール10%水溶液を用いて、コーン
スターチ:ポリビニルアルコールの比が重量で
2:1(実線)又は1:2(点線)となるよう
に混合したときの混合水溶液の加熱−冷却反覆
粘度曲線である。曲線#1が最初の加熱−冷
却、曲線#2が2回目の加熱−冷却時の粘度曲
線であり、この系においてもデンプンの老化現
象が観察され、粘度は非可逆性を示す。 第2図の実線は、コーンスターチの5%水溶
液とα−ドデセン変性ポリビニルアルコールの
10%水溶液を用いて、コーンスターチ:変性ポ
リビニルアルコールの比が重量で2:1となる
ように混合したときの混合水溶液の加熱−冷却
反覆粘度曲線である。曲線#1が最初の加熱−
冷却、曲線#2がその2回目の加熱−冷却時の
粘度曲線であり、この2つの曲線がほぼ一致し
可逆性を示すことから、この系においてはデン
プンの老化現象がその粘度的性質からは全く観
察されないことがわかる。α−オレフイン変性
ポリビニルアルコールの比率を減らしたデンプ
ン:α−オレフイン変性ポリビニルアルコール
の比が9:1、1:2の場合も第2図にそれぞ
れ一点鎖線、点線で示したように粘度曲線はほ
ぼ可逆性を示す。図示はしていないが、加熱−
冷却を3回、4回とくり返しても、粘度曲線は
ほとんど変わらない。 (4) さらに本発明の高分子組成物のフイルム又は
皮膜は、機械的強度が大で、又該高分子組成物
の水溶液を用いて紙や合板を接着したときの接
着強度が大きいという効果を奏する。 本発明における生デンプン(A)としては、小麦デ
ンプン、コーンスターチ、米デンプン、馬れいし
よデンプン、甘しよデンプン、タピオカデンプ
ン、サゴ椰子デンプンなどがあげられる。デンプ
ンの老化現象はデンプン中のアミローズにより起
されるものと言われており、このためアミローズ
分の多いコーンスターチや小麦デンプンなどに対
して本発明は効果が特に顕著であり、アミローズ
分の少いデンプン、たとえば馬れいしよデンプン
などでは、コーンスターチを使用した場合に比す
れば効果が劣る。いわゆる化工デンプンは本発明
に言う生デンプン(A)には含まれない。 長鎖アルキル基変性ポリビニルアルコール(B)と
は、炭素数4〜20の長鎖アルキル基をもつ不飽和
単量体とビニルエステルとの共重合体をケン化し
て製造され、長鎖アルキル基の含量が0.05〜10モ
ル%の長鎖アルキル基変性ポリビニルアルコール
で水溶性を有するものを言う。かかる変性ポリビ
ニルアルコールは次のような方法で作ることがで
きる。 (イ) ビニルエステル(特に酢酸ビニル)と炭素数
4〜20のα−オレフインとを共重合し、ついで
ケン化する方法 (ロ) ビニルエステル(特に酢酸ビニル)とアルキ
ル基の炭素数4〜20のアルキルビニルエーテル
とを共重合し、ついでケン化する方法 (ハ) ビニルエステル(特にギ酸ビニルや酢酸ビニ
ル)とアルキル基の炭素数4〜20のアルキルビ
ニルエステルとを共重合し、ついでケン化する
方法 これらの変性ポリビニルアルコール取得法のう
ちでは(イ)及び(ロ)が特に実用性が大きい。 長鎖アルキル基の炭素数は前記の如く4〜20の
ものが用いられ、炭素数4未満では生デンプンと
の相溶性が劣り、一方炭素数が20を越えるときは
長鎖アルキル基の含量を減じないと水溶性を得る
ことができないが、水溶性を得るほどにその含量
を減ずると生デンプンとの相溶性が不足するよう
になつてしまう。特に好ましい範囲は炭素数8〜
20のときである。 かかる長鎖アルキル基のポリマー中に占める割
合は0.05〜10モル%の範囲から選ばれ、その割合
が0.05モル%未満では生デンプンとの相溶性が不
足し、一方10モル%を越えるときは炭素数が少な
いものを選んでも水に不溶性となる。特に好まし
い範囲は0.05〜2モル%である。 変性ポリビニルアルコールのケン化度は50〜
100モル%、なかんずく80〜100モル%が適当であ
り、ケン化度が余りに低いと水溶性が損われる
上、生デンプンとの相溶性が劣るようになる。 上記組成を有する変性ポリビニルアルコールも
その組成によつては水溶性を示さないことがあ
る。たとえばアルキル基の炭素数が大きくかつ変
性量が多い場合やケン化度が低い場合は水に溶け
がたい。そこで水不溶性の場合は本発明の範囲か
ら除くことにする。しかしたとえば長鎖アルキル
基を有するモノマーとビニルエステルとの共重合
に際しコモノマーとして不飽和カルボン酸化合物
(アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレ
イン酸、フマール酸、イタコン酸など、或いはこ
れらの塩、無水物、モノアルキルエステル、アミ
ド等)や不飽和スルホン酸化合物(エチレンスル
ホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン
酸など、或いはこれらの塩)を少量存在させる
と、得られた共重合体をケン化した変性ポリビニ
ルアルコールは水溶性を示すようになる。又純水
には不溶の長鎖アルキル基変性ポリビニルアルコ
ールでもアニオン界面活性剤が共存すると水溶性
になることがある。そこで何らかの手段で水溶性
とした場合には本発明の範囲に含まれることにな
る。 生デンプン(A)と変性ポリビニルアルコール(B)と
の配合割合(重量基準)は、第1図にも見られる
如く(A)に(B)を少量配合したときから(B)に(A)を少量
配合したときまで任意の比率において歴然とした
効果が奏されるので、たとえば(A):(B)=1:99〜
99:1、なかんずく(A):(B)=10:90〜90:10とい
うように広い範囲から選びうる。さらに用途の上
から場合わけをして述べれば次のようになる。 生デンプン(A)の老化を防止するだけの目的な
ら、生デンプン(A)に対し変性ポリビニルアルコー
ル(B)を1重量%以上配合するだけでよい。好まし
い範囲は重量で(A):(B)=95:5〜70:30、なかん
ずく95:5〜80:20である。(B)の割合が余りに少
ないと効果が乏しく、一方(B)の割合が余りに多い
と生デンプン(A)の性質がそれだけ変りかつコスト
も高くなるからである。かかる配合処方はたとえ
ば合板用、段ボール用、一般用等の接着用途をは
じめとするデンプン糊の用途、即ち炊糊の用途に
有用である。 生デンプン(A)とポリビニルアルコールとの併用
処方の用途において、従来のポリビニルアルコー
ルに代えて変性ポリビニルアルコール(B)を用いる
ときは、重量で(A):(B)=95:5〜5:95なかんず
く(A):(B)〜90:10〜10:90の範囲を採用すること
が多い。かかる配合処方は、たとえば繊維用糊剤
特に経糸糊剤、紙加工剤、接着剤、フイルム形成
用などの目的に有用である。特に経糸糊剤の用途
はこの配合処方が最も適した例である。 変性ポリビニルアルコール(B)の改質に生デンプ
ン(A)を用いるケースにおいては、両者の割合を重
量で(A):(B)=1:99〜40:60、なかんずく(A):(B)
=5:95〜30:70とすることが多い。かかる配合
処方は紙おしめや吸経綿の防漏フイルム、転写印
刷用フイルム、水溶性包装用フイルム、農業用水
溶性フイルムなどの用途に有用である。生デンプ
ン(A)の配合はフイルム伸度を抑え、腰を強くし、
製膜を容易にするなどの利点がある。 生デンプン(A)と変性デンプン(B)との混合は、両
者を粉体混合してから水を加え又は水中に投入し
て糊化する方法、(A)と(B)をそれぞれ別個に糊化し
てから混合する方法など任意の方法が採用され
る。両者の混合物には可塑剤、着色剤、フイラ
ー、塩類、ホウ酸又はホウ砂、界面活性剤など
種々の添加剤を加えてもよく、他の水溶性高分子
を加えてもよい。 さて上記生デンプン(A)及び長鎖アルキル基変性
ポリビニルアルコール(B)を併用しても、(A)の種
類、(B)の長鎖アルキル基の種類、変性量、その共
重合体中の分布、(B)のケン化度、重合度、(A)と(B)
の配合割合などの条件の組合せによつては所期の
効果を奏しないことがある。二、三の傾向を述べ
ると、生デンプン(A)はその種類上前記の如くアミ
ローズ分の多いほど所期の効果が明確に奏され
る。(B)の長鎖アルキル基の炭素数は大きいほど所
期の効果を奏しやすく、比較的小さいときはやや
効果が劣るといつた具合である。よつてこれらの
条件のうち比較的好ましくない条件を採用したと
き、たとえば(A)としてアミローズ分の比較的少な
い馬れいしよデンプンを用いたときは、他の条件
との組合せによつては所期の効果が奏されないこ
とがある。 そこで本発明においては、単に(A)及び(B)よりな
る組成物という構成要件のみならず、該組成物の
水溶液から製膜したフイルムのヘイズが(A)と(B)と
の等重量の割合のフイルムにあつても(A)単独のヘ
イズより小さいような特性を示すものであること
という要件が付加される。ヘイズの具体的測定条
件は例1に示した方法によるものとする。従つて
この要件に反するもの、即ち(A)と(B)との重量で
1:1の混合物の水溶液から製膜されたフイルム
のヘイズが(A)単独のフイルムのヘイズより高いも
のは本発明の範囲から除かれる。このようなもの
は本質的に(A)と(B)とが非相溶であり、フイルム化
又は皮膜化は可能であつても海−島の構造をとつ
てしまうからである。 次に例をあげて本発明の高分子組成物をさらに
説明する。以下「部」、「%」とあるのは特にこと
わりのない限り及びヘイズの%を除き、重量基準
で表わしたものである。 例 1 コーンスターチを50℃の温水に投入後昇温して
95〜100℃で4時間加熱撹拌して糊化し、7%水
溶液を調製した。 又α−ドデセン含量0.2モル%のα−ドデセン
−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル成分の99モル
%をケン化して得られたα−ドデセン変性ポリビ
ニルアルコールを水に投入して加熱溶解すること
により7%水溶液を調製した。 上記2種の水溶液及びこれらを熱時9:1、
7:3、5:5、3:7、1:9の割合で混合し
た5種の水溶液を用いて製膜を行つた。製膜は、
ホツトプレート上にガラス板を敷き、この上にポ
リエチレンテレフタレートシートを貼つたものの
上に上記水溶液を流し、温度を70〜80℃に保つて
水分を蒸発させることによつて行つた。フイルム
厚は45±5μとなるようにした。 かくして得られたフイルムのヘイズを(株)村上色
彩技術研究所製反射透過率計を用いて標準C光で
測定した。 結果を第1図の曲線1に示すが、コーンスター
チ単独フイルムのヘイズ20.9%よりも、コーンス
ターチとα−ドデセン変性ポリビニルアルコール
との1:1の混合物フイルムのヘイズは10.1%と
小さいので本発明の要件を満し、かつ曲線1には
極大値が見られず、ヘイズの絶対値も低いことが
わかる。 又このフイルムを拡大鏡及び偏光顕微鏡で観察
したが、フイルムは極めて均質で、相溶性がすぐ
れていることがわかつた。 対照例 1〜2 α−ドデセン変性ポリビニルアルコールに代え
て重合度1800、ケン化度99モル%のポリビニルア
ルコール(対照例1)、重合度1700、ケン化度89
モル%のポリビニルアルコール(対照例2)を用
いたほかは例1と同様にしてコーンスターチとの
混合物フイルムのヘイズを測定した。 結果を第1図の曲線2(対照例1)、曲線3
(対照例2)に示すが、共にコーンスターチとポ
リビニルアルコールとの1:1の混合割合のとこ
ろに極大値を有し、その絶対値もコーンスターチ
単独フイルムのヘイズ20.9%に比し50.3(対照例
1)、58.6%(対照例2)と著しく高かつた。 又対照例1及び対照例2のフイルムは拡大鏡に
よる観察で相溶性が悪いことがわかり、又偏光顕
微鏡による観察でも相溶性が悪いことが確認され
た。 例 2〜5 コーンスターチを95℃×2hrの条件で完全糊化
して5%水溶液を調製した。 又例1のα−ドデセン変性ポリビニルアルコー
ルの10%水溶液を調製した。 上記2種の水溶液をコーンスターチとα−ドデ
セン変性ポリビニルアルコールの配合比が2:1
(例2)、9:1(例3)、1:2(例4)となる
ように温度85〜90℃で混合し、放冷しながら粘度
をB型粘度計を用いて測定した。 この放冷した糊液を85〜90℃、20分の条件で再
加熱し、再び放冷しながら粘度を測定した。 結果を第2図に示す。第2図中実線#1は例2
の1回目の加熱−冷却粘度曲線、実線#2はその
2回目の加熱−冷却粘度曲線、一点鎖線#1は例
3の1回目の加熱−冷却粘度曲線、一点鎖線#2
はその2回目の加熱−冷却粘度曲線、点線#1は
例4の1回目の加熱−冷却粘度曲線、点線#2は
その2回目の加熱−冷却粘度曲線である。 なおコーンスターチとα−ドデセン変性ポリビ
ニルアルコールの配合比19:1(例5)の場合に
ついても上記と同様の実験を行つたが、その粘度
曲線は例3の一点鎖線#1と#2にほとんど一致
するので図示は省略した。 第2図からも本発明の高分子組成物において
は、コーンスターチは反覆加熱−冷却によつても
その粘度曲線は変化せず、生デンプン一般に見ら
れる老化による粘度変化をしないことがわかる。 対照例 3 例2で用いたコーンスターチ5%水溶液の加熱
−冷却反覆粘度曲線を第3図に示す。第3図中
#1は95℃、2時間の条件で完全糊化後放冷した
ときの粘度曲線、#2はこれを85〜90℃、20分の
条件で再加熱後放冷したときの粘度曲線、#3は
これを再々加熱後放冷したときの粘度曲線であ
る。 第3図からコーンスターチは冷却により老化が
進行することがわかる。 対照例 4〜5 α−ドデセン変性ポリビニルアルコールに代え
て重合度1700、ケン化度89モル%のポリビニルア
ルコールを用いたほかは例2、例4と同様にして
実験を行つた。コーンスターチとポリビニルアル
コールの配合比は対照例4が2:1、対照例5が
1:2である。 結果を第4図に示す。第4図中実線は対照例
4、点線は対照例5である。#1とあるのは1回
目の加熱−冷却粘度曲線、#2とあるのは2回目
の加熱−冷却粘度曲線である。 第4図からもコーンスターチ/ポリビニルアル
コール併用系においてはコーンスターチの老化現
象がその量に見合つたかたちでこの併用系の粘度
曲線に現われていることがわかる。 例 6 コーンスターチを50℃の温水に投入後95〜100
℃に加熱して4時間撹拌し、5%水溶液を調製し
た。この水溶液を熱水で稀釈して温度80℃の3%
水溶液を作つた。 又例1のα−ドデセン変性ポリビニルアルコー
ルを水に投入して加熱し、温度80℃の3%水溶液
を調製した。 コーンスターチ水溶液とα−ドデセン変性ポリ
ビニルアルコール水溶液とを次表の比率になるよ
うに温度80℃で混合して内径15mmの試験管に130
mmの高さまで注入し、25℃に放置して安定性を経
時的に観察した。 条件及び結果を第1表に示す。第1表から本発
明の高分子組成物においては水溶液の安定性が極
めて良好であり、コーンスターチとα−ドデセン
変性ポリビニルアルコールの相溶性が良いことを
うかがうことができる。 対照例 6〜7 α−ドデセン変性ポリビニルアルコールに代え
て、重合度1700、ケン化度89モル%のポリビニル
アルコール(対照例6)、重合度2600、ケン化度
99モル%のポリビニルアルコール(対照例7)を
用いたほかは例6と同様にして実験を行つた。 条件及び結果を第1表に示す。コーンスター
チ/ポリビニルアルコール混合系においては安定
性が著しく悪く、両者の相溶性が劣ることがわか
る。 対照例 8 例6で調製したコーンスターチ3%水溶液につ
いても例6と同様にして実験を行つた。結果を第
1表に合せて示す。
The present invention relates to a polymer composition comprising raw starch and long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol and exhibiting unique compatibility behavior. Taking advantage of its water solubility and low cost, starch can be used in conjunction with polyvinyl alcohol to create warp sizing agents,
It can be expected to be used for applications such as paper processing agents and film formation. However, wheat, corn, rice,
"Raw starch" obtained from Umareishiyo, Amashiyo, tapioca, sago palm, etc. has poor compatibility with polyvinyl alcohol, so the film obtained from a mixed aqueous solution of raw starch and polyvinyl alcohol has a sea-island shape. In addition to being low in transparency, repeated heating and cooling of the aqueous solution increases the viscosity each time, resulting in poor stability. Therefore, in order to improve this, it is widely practiced to use various modified starches, such as starch decomposition products such as dextrin, oxidized starch, and acid-treated starch, and starch derivatives such as etherified starch, esterified starch, and crosslinked starch. Since starch decomposition products are depolymerization products of starch molecules, the original properties of starch are impaired, and films and coatings formed from mixed aqueous solutions with polyvinyl alcohol cannot necessarily be said to have satisfactory physical properties. Moreover, starch derivatives do not have particularly good properties considering their cost, and the combination of starch derivatives and polyvinyl alcohol is industrially disadvantageous. However, as a result of intensive research by the present inventors,
It is produced by saponifying raw starch (A) and a copolymer of vinyl ester and an unsaturated monomer having a long chain alkyl group of 4 to 20 carbon atoms, and the long chain alkyl group content is
A composition comprising long-chain alkyl-modified polyvinyl alcohol (B) having water solubility at 0.05 to 10 mol%, wherein the haze of a film formed from the composition is (A)
We have discovered that a polymer composition that exhibits a property of having a haze smaller than that of (A) alone, even when the film has the same weight ratio of (A) and (B), exhibits the excellent effects listed below. The invention was completed. (1) The polymer composition of the present invention has better storage stability in an aqueous solution state than a mixture of raw starch and polyvinyl alcohol. In the system of the present invention, separation of the starch portion is prevented even at low temperatures and low concentrations, and a homogeneous and stable aqueous solution state of both is maintained. (2) The film formed from the aqueous solution of the polymer composition of the present invention is extremely homogeneous and has high transparency.
This situation will be explained in Figure 1. The horizontal axis shows the blending ratio of cornstarch and polyvinyl alcohol or long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol, and the vertical axis shows the haze of the film, that is, the haze value. The types of polymers used and film production conditions will be detailed later as examples and comparative examples. Curves 2 and 3 in Figure 1 are two examples showing the haze of films obtained by forming films from aqueous solutions of mixtures of corn starch and polyvinyl alcohol in various proportions; It can be seen that the haze of the mixed film is significantly higher than that of the film, and that the haze of the film is highest when the mixed amounts of both are approximately equal in weight. When a mixed film of any ratio of the two is viewed with a magnifying glass or a microscope, it can be seen at a glance that the compatibility of the two is extremely poor. On the other hand, curve 1 in Fig. 1 represents the haze of films obtained by forming films from aqueous solutions of mixtures of corn starch and α-dodecene-modified polyvinyl alcohol in various proportions; It can be seen that the haze is smaller than that of the cornstarch film alone. When a mixed film of the two in any ratio is viewed with a magnifying glass or a microscope, it can be confirmed that the two are extremely uniformly dissolved. (3) The polymer composition of the present invention exhibits almost the same viscosity curve even when its aqueous solution is repeatedly heated and cooled, and is reversible. This situation will be explained using Figures 2 to 4. FIG. 3 is a heating-cooling cyclic viscosity curve of a 5% aqueous solution of corn starch alone. Curve #1 is the viscosity curve when corn starch is gelatinized by heating and then left to cool. Curve #2 is the viscosity curve when it is reheated and then left to cool. Curve #3 is the viscosity curve when it is left to cool after being reheated. This is the viscosity curve of From FIG. 3, it can be seen that corn starch ages as it cools, and that it no longer returns to its original shape even if it is reheated.
This aging phenomenon is said to be mainly due to crystallization of amylose moieties in starch. Figure 4 shows the mixture of a 5% aqueous solution of cornstarch and a 10% aqueous solution of polyvinyl alcohol so that the ratio of cornstarch to polyvinyl alcohol is 2:1 (solid line) or 1:2 (dotted line) by weight. It is a heating-cooling cyclic viscosity curve of an aqueous solution. Curve #1 is the viscosity curve during the first heating-cooling, and curve #2 is the viscosity curve during the second heating-cooling. In this system as well, starch aging phenomenon is observed and the viscosity shows irreversibility. The solid line in Figure 2 indicates the concentration of 5% aqueous solution of corn starch and α-dodecene modified polyvinyl alcohol.
This is a heating-cooling cyclic viscosity curve of a mixed aqueous solution when a 10% aqueous solution is mixed so that the ratio of corn starch to modified polyvinyl alcohol is 2:1 by weight. Curve #1 is the first heating
Cooling curve #2 is the viscosity curve during the second heating-cooling period, and since these two curves almost match and show reversibility, in this system starch aging phenomenon is not caused by its viscosity properties. It can be seen that this is not observed at all. Starch with a reduced ratio of α-olefin modified polyvinyl alcohol: Even when the ratio of α-olefin modified polyvinyl alcohol is 9:1 and 1:2, the viscosity curves are approximately the same as shown by the dashed line and dotted line in Figure 2, respectively. Shows reversibility. Although not shown, heating
Even if the cooling is repeated three or four times, the viscosity curve remains almost unchanged. (4) Furthermore, the film or coating of the polymer composition of the present invention has high mechanical strength, and has the effect of high adhesive strength when bonding paper or plywood using an aqueous solution of the polymer composition. play. Examples of the raw starch (A) in the present invention include wheat starch, corn starch, rice starch, horse starch, amashiyo starch, tapioca starch, sago palm starch, and the like. The aging phenomenon of starch is said to be caused by amylose in starch. Therefore, the present invention is particularly effective for corn starch and wheat starch with a high amylose content, and for starches with a low amylose content. For example, cornstarch starch is less effective than cornstarch. So-called modified starch is not included in the raw starch (A) referred to in the present invention. Long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol (B) is produced by saponifying a copolymer of vinyl ester and an unsaturated monomer having a long-chain alkyl group with 4 to 20 carbon atoms. A long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol having a content of 0.05 to 10 mol% and having water solubility. Such modified polyvinyl alcohol can be produced by the following method. (a) A method of copolymerizing a vinyl ester (especially vinyl acetate) and an α-olefin having 4 to 20 carbon atoms, followed by saponification. (b) A method of copolymerizing a vinyl ester (especially vinyl acetate) and an alkyl group having 4 to 20 carbon atoms. A method of copolymerizing a vinyl ester (especially vinyl formate or vinyl acetate) with an alkyl vinyl ether having an alkyl group of 4 to 20 carbon atoms, followed by saponification. Methods Among these methods for obtaining modified polyvinyl alcohol, (a) and (b) are particularly practical. The number of carbon atoms in the long chain alkyl group used is 4 to 20 as described above. If the number of carbon atoms is less than 4, the compatibility with raw starch is poor, while if the number of carbon atoms exceeds 20, the content of the long chain alkyl group is If the content is not reduced, water solubility cannot be obtained, but if the content is reduced enough to obtain water solubility, compatibility with raw starch becomes insufficient. A particularly preferable range is 8 to 8 carbon atoms.
It was when I was 20. The proportion of such long-chain alkyl groups in the polymer is selected from the range of 0.05 to 10 mol%; if the proportion is less than 0.05 mol%, the compatibility with raw starch is insufficient, while if it exceeds 10 mol%, carbon Even if you choose a small number, it will be insoluble in water. A particularly preferred range is 0.05 to 2 mol%. The saponification degree of modified polyvinyl alcohol is 50~
100 mol%, especially 80 to 100 mol%, is suitable; if the degree of saponification is too low, water solubility will be impaired and compatibility with raw starch will be poor. Depending on the composition, the modified polyvinyl alcohol having the above composition may not exhibit water solubility. For example, if the alkyl group has a large number of carbon atoms and is highly modified, or if the degree of saponification is low, it will be difficult to dissolve in water. Therefore, cases where it is water-insoluble are excluded from the scope of the present invention. However, for example, when copolymerizing a monomer with a long-chain alkyl group with a vinyl ester, unsaturated carboxylic acid compounds (acrylic acid, methacrylic acid, crotonic acid, maleic acid, fumaric acid, itaconic acid, etc., or salts thereof, anhydrous When a small amount of an unsaturated sulfonic acid compound (ethylene sulfonic acid, allyl sulfonic acid, meta-allylsulfonic acid, etc., or a salt thereof) is present, the resulting copolymer is saponified. The modified polyvinyl alcohol becomes water-soluble. Further, long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol that is insoluble in pure water may become water-soluble if an anionic surfactant coexists with it. Therefore, if it is made water-soluble by some means, it falls within the scope of the present invention. As shown in Figure 1, the blending ratio (by weight) of raw starch (A) and modified polyvinyl alcohol (B) changes from when a small amount of (B) is blended to (A) to (B) to (A). A clear effect can be achieved at any ratio even when a small amount of (A):(B)=1:99~
You can choose from a wide range such as 99:1, especially (A):(B) = 10:90 to 90:10. Further, if we break down the cases from the standpoint of usage, we will get the following. If the purpose is simply to prevent the aging of raw starch (A), it is sufficient to blend 1% by weight or more of modified polyvinyl alcohol (B) with respect to raw starch (A). A preferred range is (A):(B)=95:5 to 70:30, especially 95:5 to 80:20 by weight. If the proportion of (B) is too low, the effect will be poor, while if the proportion of (B) is too high, the properties of raw starch (A) will change accordingly and the cost will increase. Such a formulation is useful, for example, for starch paste applications, including adhesive applications for plywood, cardboard, general use, etc., ie, for cooking starch applications. When using modified polyvinyl alcohol (B) in place of conventional polyvinyl alcohol in the application of a combination formulation of raw starch (A) and polyvinyl alcohol, by weight (A): (B) = 95: 5 to 5: 95 especially (A):(B)~90:10~10:90 is often adopted. Such a formulation is useful, for example, as a fiber sizing agent, especially a warp sizing agent, a paper processing agent, an adhesive, a film forming agent, and the like. In particular, this formulation is most suitable for use as a warp sizing agent. In cases where raw starch (A) is used to modify modified polyvinyl alcohol (B), the ratio of both by weight is (A):(B)=1:99 to 40:60, especially (A):(B). )
= 5:95 to 30:70 in many cases. Such formulations are useful for applications such as paper diapers, leak-proof films for absorbent cotton, transfer printing films, water-soluble packaging films, and agricultural water-soluble films. The combination of raw starch (A) suppresses film elongation and strengthens the waist.
There are advantages such as ease of film formation. Raw starch (A) and modified starch (B) can be mixed by mixing them in powder form and then adding water or pouring them into water to gelatinize them, or by gelatinizing (A) and (B) separately. Any method can be used, such as a method in which the mixture is mixed after oxidation. Various additives such as plasticizers, colorants, fillers, salts, boric acid or borax, and surfactants may be added to the mixture, and other water-soluble polymers may also be added. Now, even if the above-mentioned raw starch (A) and long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol (B) are used together, the type of (A), the type of long-chain alkyl group of (B), the amount of modification, and the amount of modification in the copolymer. Distribution, degree of saponification of (B), degree of polymerization, (A) and (B)
The desired effect may not be achieved depending on the combination of conditions such as the blending ratio. To describe two or three trends, raw starch (A) exhibits the desired effect more clearly as it has a higher amylose content, as mentioned above, due to its type. The larger the number of carbon atoms in the long-chain alkyl group (B), the more likely it is to exhibit the desired effect, while the relatively smaller number of carbon atoms will result in a slightly poorer effect. Therefore, when relatively unfavorable conditions are adopted among these conditions, for example, when using horsereishiyo starch with relatively low amylose content as (A), depending on the combination with other conditions, the desired result may not be achieved. It may not be effective. Therefore, in the present invention, the haze of the film formed from the aqueous solution of the composition is not limited to the composition simply consisting of (A) and (B). Even if the film has a certain ratio, there is an additional requirement that it exhibits a characteristic that is smaller than the haze of (A) alone. The specific conditions for measuring haze are as shown in Example 1. Therefore, a film that violates this requirement, that is, a film formed from an aqueous solution of a 1:1 mixture of (A) and (B) by weight, whose haze is higher than that of the film of (A) alone, is not covered by the present invention. excluded from the scope of This is because (A) and (B) are essentially incompatible with such a material, and even if it is possible to form it into a film or film, it will have a sea-island structure. Next, the polymer composition of the present invention will be further explained by giving examples. In the following, "parts" and "%" are expressed on a weight basis, unless otherwise specified and excluding percentages of haze. Example 1 Add cornstarch to 50℃ hot water and raise the temperature.
The mixture was heated and stirred at 95 to 100°C for 4 hours to gelatinize and prepare a 7% aqueous solution. Alternatively, α-dodecene-modified polyvinyl alcohol obtained by saponifying 99 mol% of the vinyl acetate component of an α-dodecene-vinyl acetate copolymer with an α-dodecene content of 0.2 mol% is poured into water and dissolved by heating. A 7% aqueous solution was prepared. The above two types of aqueous solutions and these when heated 9:1,
Film formation was performed using five types of aqueous solutions mixed at ratios of 7:3, 5:5, 3:7, and 1:9. Film production is
The above aqueous solution was poured onto a glass plate placed on a hot plate and a polyethylene terephthalate sheet was pasted thereon, and the water was evaporated while maintaining the temperature at 70 to 80°C. The film thickness was set to 45±5μ. The haze of the film thus obtained was measured with standard C light using a reflection transmittance meter manufactured by Murakami Color Research Institute. The results are shown in curve 1 in Figure 1, and the haze of the 1:1 mixture film of corn starch and α-dodecene-modified polyvinyl alcohol is smaller than the haze of 20.9% for the corn starch-only film, which is a requirement of the present invention. It can be seen that the curve 1 satisfies the following, and no local maximum value is observed in curve 1, and the absolute value of haze is also low. When this film was observed using a magnifying glass and a polarizing microscope, it was found that the film was extremely homogeneous and had excellent compatibility. Control Examples 1 to 2 Polyvinyl alcohol with a degree of polymerization of 1800 and a degree of saponification of 99 mol% (control example 1), a degree of polymerization of 1700 and a degree of saponification of 89 in place of α-dodecene-modified polyvinyl alcohol
The haze of the film of the mixture with corn starch was measured in the same manner as in Example 1 except that mol % of polyvinyl alcohol (Control Example 2) was used. The results are shown in curve 2 (control example 1) and curve 3 in Figure 1.
(Comparative Example 2), both have maximum values at a 1:1 mixing ratio of cornstarch and polyvinyl alcohol, and the absolute value is 50.3% (Comparative Example 1), compared to the haze of 20.9% for the cornstarch-only film. ), which was significantly high at 58.6% (Control Example 2). Furthermore, it was confirmed that the films of Control Example 1 and Control Example 2 had poor compatibility when observed using a magnifying glass, and when observed using a polarizing microscope. Examples 2 to 5 Cornstarch was completely gelatinized at 95°C for 2 hours to prepare a 5% aqueous solution. A 10% aqueous solution of the α-dodecene modified polyvinyl alcohol of Example 1 was also prepared. The above two types of aqueous solutions are mixed with corn starch and α-dodecene modified polyvinyl alcohol at a blending ratio of 2:1.
(Example 2), 9:1 (Example 3), and 1:2 (Example 4) at a temperature of 85 to 90°C, and the viscosity was measured using a B-type viscometer while cooling. This paste solution that had been allowed to cool was reheated at 85 to 90° C. for 20 minutes, and its viscosity was measured while allowing it to cool again. The results are shown in Figure 2. Solid line #1 in Figure 2 is example 2
The solid line #2 is the first heating-cooling viscosity curve of Example 3, the solid line #2 is the second heating-cooling viscosity curve, the dashed-dotted line #1 is the first heating-cooling viscosity curve of Example 3, and the dashed-dotted line #2
is the second heating-cooling viscosity curve, dotted line #1 is the first heating-cooling viscosity curve of Example 4, and dotted line #2 is the second heating-cooling viscosity curve. The same experiment as above was conducted for the case where the blending ratio of corn starch and α-dodecene-modified polyvinyl alcohol was 19:1 (Example 5), but the viscosity curve almost matched the dashed-dotted lines #1 and #2 of Example 3. Therefore, illustration is omitted. It can also be seen from FIG. 2 that in the polymer composition of the present invention, the viscosity curve of cornstarch does not change even when repeatedly heated and cooled, and the viscosity does not change due to aging, which is generally seen in raw starch. Control Example 3 The heating-cooling cyclic viscosity curve of the 5% cornstarch aqueous solution used in Example 2 is shown in FIG. In Figure 3, #1 shows the viscosity curve when completely gelatinized at 95℃ for 2 hours and left to cool, and #2 shows the viscosity curve when this was reheated at 85-90℃ for 20 minutes and then left to cool. Viscosity curve #3 is the viscosity curve when this was heated again and then allowed to cool. From FIG. 3, it can be seen that corn starch ages as it cools. Control Examples 4 to 5 Experiments were conducted in the same manner as in Examples 2 and 4, except that polyvinyl alcohol having a degree of polymerization of 1700 and a degree of saponification of 89 mol % was used in place of α-dodecene-modified polyvinyl alcohol. The blending ratio of corn starch and polyvinyl alcohol was 2:1 in Control Example 4 and 1:2 in Control Example 5. The results are shown in Figure 4. The solid line in FIG. 4 is Control Example 4, and the dotted line is Control Example 5. #1 is the first heating-cooling viscosity curve, and #2 is the second heating-cooling viscosity curve. It can also be seen from FIG. 4 that in the cornstarch/polyvinyl alcohol combination system, the aging phenomenon of cornstarch appears in the viscosity curve of this combination system in a manner commensurate with the amount of cornstarch. Example 6 95-100 after adding cornstarch to 50℃ hot water
The mixture was heated to ℃ and stirred for 4 hours to prepare a 5% aqueous solution. Dilute this aqueous solution with hot water to 3% at a temperature of 80℃.
I made an aqueous solution. Further, the α-dodecene-modified polyvinyl alcohol of Example 1 was added to water and heated to prepare a 3% aqueous solution at a temperature of 80°C. Mix a cornstarch aqueous solution and an α-dodecene modified polyvinyl alcohol aqueous solution at a temperature of 80°C in the ratio shown in the table below, and place the mixture in a test tube with an inner diameter of 15 mm.
The solution was injected to a height of 1.0 mm, left at 25°C, and its stability was observed over time. The conditions and results are shown in Table 1. From Table 1, it can be seen that the stability of the aqueous solution of the polymer composition of the present invention is extremely good, and the compatibility between corn starch and α-dodecene-modified polyvinyl alcohol is good. Control Examples 6 to 7 Instead of α-dodecene-modified polyvinyl alcohol, polyvinyl alcohol with a degree of polymerization of 1700 and a degree of saponification of 89 mol% (Control Example 6), a degree of polymerization of 2600 and a degree of saponification
The experiment was conducted in the same manner as in Example 6, except that 99 mol% polyvinyl alcohol (Control Example 7) was used. The conditions and results are shown in Table 1. It can be seen that the stability of the corn starch/polyvinyl alcohol mixed system is extremely poor, and the compatibility between the two is poor. Control Example 8 An experiment was conducted in the same manner as in Example 6 using the 3% aqueous cornstarch solution prepared in Example 6. The results are also shown in Table 1.

【表】【table】

【表】 例7〜15、対照例9〜10 生デンプン(A) A−1 コーンスターチ A−2 小麦デンプン A−3 馬れいしよデンプン A−4 タピオカデンプン 長鎖アルキル基変性ポリビニルアルコール(B) B−1 α−オクタデセン含量0.14モル%のα−
オクタデセン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニ
ル成分の98モル%をケン化して得られたα−オ
クタデセン変性ポリビニルアルコール B−2 α−デセン含量0.4モル%のα−デセン
−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル成分の90モ
ル%をケン化して得られたα−デセン変性ポリ
ビニルアルコール B−3 α−ヘキサデセン含量0.4モル%のα−
ヘキサデセン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニ
ル成分の99モル%をケン化して得られたα−ヘ
キサデセン変性ポリビニルアルコールとB−2
のα−デセン変性ポリビニルアルコールとの重
量で1:1の混合物 B−4 ドデシルビニルエーテル含量0.3モル%
のドデシルビニルエーテル−酢酸ビニル共重合
体の酢酸ビニル成分の99モル%をケン化して得
られたドデシルビニルエーテル変性ポリビニル
アルコール B−5 オクチルビニルエーテル含量0.6モル%
のオクチルビニルエーテル−酢酸ビニル共重合
体の酢酸ビニル成分の98モル%をケン化して得
られたオクチルビニルエーテル変性ポリビニル
アルコール B−6 バーサチツク酸(炭素数5〜11の飽和分
岐脂肪酸)ビニル含量0.9モル%のバーサチツ
ク酸ビニル−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル
成分の98モル%をケン化して得られたバーサチ
ツク酸ビニル変性ポリビニルアルコール 上記(A)及び(B)を用いて次表の条件でフイルムの
ヘイズ測定、偏光顕微鏡による観察、水溶液の粘
度の測定、水溶液の放置安定性の観察を行つた。 結果を第2表に示す。
[Table] Examples 7 to 15, Control Examples 9 to 10 Raw starch (A) A-1 Corn starch A-2 Wheat starch A-3 Umareishiyo starch A-4 Tapioca starch Long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol (B) B- 1 α- with α-octadecene content of 0.14 mol%
α-octadecene modified polyvinyl alcohol B-2 obtained by saponifying 98 mol% of the vinyl acetate component of an octadecene-vinyl acetate copolymer Acetic acid of an α-decene-vinyl acetate copolymer with an α-decene content of 0.4 mol% α-decene modified polyvinyl alcohol B-3 obtained by saponifying 90 mol% of the vinyl component α-hexadecene content of 0.4 mol%
α-hexadecene-modified polyvinyl alcohol obtained by saponifying 99 mol% of the vinyl acetate component of hexadecene-vinyl acetate copolymer and B-2
1:1 mixture by weight of α-decene modified polyvinyl alcohol B-4 Dodecyl vinyl ether content 0.3 mol%
Dodecyl vinyl ether-modified polyvinyl alcohol B-5 obtained by saponifying 99 mol% of the vinyl acetate component of the dodecyl vinyl ether-vinyl acetate copolymer Octyl vinyl ether content 0.6 mol%
Octyl vinyl ether-modified polyvinyl alcohol B-6 obtained by saponifying 98 mol% of the vinyl acetate component of the octyl vinyl ether-vinyl acetate copolymer Versatric acid (saturated branched fatty acid with 5 to 11 carbon atoms) Vinyl content 0.9 mol% Vinyl versatility modified polyvinyl alcohol obtained by saponifying 98 mol% of the vinyl acetate component of the vinyl versatility-vinyl acetate copolymer of Measurement, observation using a polarizing microscope, measurement of the viscosity of the aqueous solution, and observation of the storage stability of the aqueous solution were performed. The results are shown in Table 2.

【表】【table】

【表】【table】 【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図は例1で作成したフイルムのヘイズを表
わした関係図、第2図は例2〜4で作成した水溶
液の粘度を表わした関係図、第3図は対照例3で
作成した水溶液の粘度を表わした関係図、第4図
は対照例4〜5で作成した水溶液の粘度を表わし
た関係図である。
Figure 1 is a relationship diagram showing the haze of the film created in Example 1, Figure 2 is a relationship diagram showing the viscosity of the aqueous solutions created in Examples 2 to 4, and Figure 3 is a relationship diagram showing the viscosity of the aqueous solutions created in Control Example 3. FIG. 4 is a relational diagram showing the viscosity of the aqueous solutions prepared in Comparative Examples 4 and 5.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 生デンプン(A)及び炭素数4〜20の長鎖アルキ
ル基をもつ不飽和単量体とビニルエステルとの共
重合体をケン化して製造され、長鎖アルキル基の
含量が0.05〜10モル%で水溶性を有する長鎖アル
キル基変性ポリビニルアルコール(B)よりなる組成
物であつて、該組成物の水溶液から製膜したフイ
ルムのヘイズが(A)と(B)との等重量の割合のフイル
ムにあつても(A)単独のヘイズより小さいような特
性を示す相溶性のすぐれた高分子組成物。 2 (A)と(B)との混合比が重量で99:1〜1:99で
ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 (A)がコーンスターチ又は小麦デンプンである
特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 長鎖アルキル基をもつ不飽和単量体がα−オ
レフインである特許請求の範囲第1項記載の組成
物。 5 長鎖アルキル基をもつ不飽和単量体がアルキ
ルビニルエーテルである特許請求の範囲第1項記
載の組成物。
[Scope of Claims] 1 Produced by saponifying a copolymer of raw starch (A) and an unsaturated monomer having a long-chain alkyl group with 4 to 20 carbon atoms and a vinyl ester; A composition comprising water-soluble, long-chain alkyl group-modified polyvinyl alcohol (B) with a content of 0.05 to 10 mol%, wherein the haze of a film formed from an aqueous solution of the composition is the same as that of (A) and (B). (A) A polymer composition with excellent compatibility that exhibits a property that the haze is smaller than that of (A) alone even when the film is in an equal weight ratio with (A). 2. The composition according to claim 1, wherein the mixing ratio of (A) and (B) is 99:1 to 1:99 by weight. 3. The composition according to claim 1, wherein (A) is corn starch or wheat starch. 4. The composition according to claim 1, wherein the unsaturated monomer having a long-chain alkyl group is an α-olefin. 5. The composition according to claim 1, wherein the unsaturated monomer having a long-chain alkyl group is an alkyl vinyl ether.
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