JPS62144590A - 無整流子電動機 - Google Patents
無整流子電動機Info
- Publication number
- JPS62144590A JPS62144590A JP60286123A JP28612385A JPS62144590A JP S62144590 A JPS62144590 A JP S62144590A JP 60286123 A JP60286123 A JP 60286123A JP 28612385 A JP28612385 A JP 28612385A JP S62144590 A JPS62144590 A JP S62144590A
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- Japan
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- output
- rotor
- phase
- position detection
- energization
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ファン等の駆動用に使用される無整流子電動
機に関するものである。
機に関するものである。
従来の技術
従来この種の無整流子電動機は第8図〜第11図に示す
ような構成であった。図において、1〜6はスイッチン
グ素子であり、それらの出力端が3相ブリツジ接続され
、中性点非接地スター結線された固定子巻線7〜12に
接続されている。回転子13は4極に着磁された磁極片
をもち固定子巻線7〜12に対する相対的な位置を3個
の磁電変換素子3o〜32で検出している。第9図は回
転子13の回転角とスイッチング素子1〜6の導通パタ
ーンを示した図であるが、制御回路33は磁電変換素子
30〜32の出力を処理して、スイッチング素子1〜6
が図におけるON″″C導通するようゲート信号を出力
し、固定子巻線7〜12に対する通電を制胆している。
ような構成であった。図において、1〜6はスイッチン
グ素子であり、それらの出力端が3相ブリツジ接続され
、中性点非接地スター結線された固定子巻線7〜12に
接続されている。回転子13は4極に着磁された磁極片
をもち固定子巻線7〜12に対する相対的な位置を3個
の磁電変換素子3o〜32で検出している。第9図は回
転子13の回転角とスイッチング素子1〜6の導通パタ
ーンを示した図であるが、制御回路33は磁電変換素子
30〜32の出力を処理して、スイッチング素子1〜6
が図におけるON″″C導通するようゲート信号を出力
し、固定子巻線7〜12に対する通電を制胆している。
その結果中じる固定子の磁界を示したのが第10図、電
動機の回転トルクを示したのが第11図である。第10
図において、60纏隔で配置された固定子巻線7〜12
に第9図に示す順序で通電していくと、(2)における
矢印のベクトルで示す磁界が発生し、回転子13の回転
角%πごとに同じ角度だけ右回転し、固定子回転磁界と
回転子13の磁極によって電動機の回転トルクが得られ
ていた。また第9図かられかるように、3相の固定子巻
線のうち常に2相だけが通電されており、残りの1相は
通電されていないものであった。
動機の回転トルクを示したのが第11図である。第10
図において、60纏隔で配置された固定子巻線7〜12
に第9図に示す順序で通電していくと、(2)における
矢印のベクトルで示す磁界が発生し、回転子13の回転
角%πごとに同じ角度だけ右回転し、固定子回転磁界と
回転子13の磁極によって電動機の回転トルクが得られ
ていた。また第9図かられかるように、3相の固定子巻
線のうち常に2相だけが通電されており、残りの1相は
通電されていないものであった。
発明が解決しようとする問題点
このような従来の構成では、電動機の電源電圧。
回転子磁極の強さ等を含む回転子の構造、固定子巻線の
巻数等を含む固定子の構造が決められた場合、電動機の
最大出力はそれにしたがって決定されてしまい、もし何
らかの要請によって出力を増大させたい場合、電源電圧
を高くしたり、固定子巻線の線径を増大させたり、回転
子磁極を強くしたりする必要があった。しかしながら電
源電圧の変更を除いて、いずれの場合も電動機自身の構
造を変更する必要があるため、簡単に出力増大をするこ
とが困難であるという問題があった。
巻数等を含む固定子の構造が決められた場合、電動機の
最大出力はそれにしたがって決定されてしまい、もし何
らかの要請によって出力を増大させたい場合、電源電圧
を高くしたり、固定子巻線の線径を増大させたり、回転
子磁極を強くしたりする必要があった。しかしながら電
源電圧の変更を除いて、いずれの場合も電動機自身の構
造を変更する必要があるため、簡単に出力増大をするこ
とが困難であるという問題があった。
また電源電圧を変更するには可変電源等を用意する必要
があるという問題もあった。
があるという問題もあった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、電動機の
構造を変更しなくても、また電源電圧を高くしなくても
出力を増犬烙せることが可能な無整流子電動機を提供す
ることを目的とするものである。
構造を変更しなくても、また電源電圧を高くしなくても
出力を増犬烙せることが可能な無整流子電動機を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
この問題点を解決するために本発明は、中性点を非接地
とした3相スター結線の固定子巻線と、磁極を有する回
転子と、前記回転子の位置を検出する位置検出手段を有
し、前記位置検出手段の出力に応じて、すべての前記固
定予巻“線に対する通電と、3相のうちの2相だけに対
する通電を交互に繰り返す制御手段とをもうけたもので
ある。
とした3相スター結線の固定子巻線と、磁極を有する回
転子と、前記回転子の位置を検出する位置検出手段を有
し、前記位置検出手段の出力に応じて、すべての前記固
定予巻“線に対する通電と、3相のうちの2相だけに対
する通電を交互に繰り返す制御手段とをもうけたもので
ある。
作 用
この構成により、位置検出手段によって回転子の位置を
検出しながら、制御手段によって3相の固定子巻線の所
定の2相だけでなく、3相すべでの巻線に所定の方向に
通電する時間をもうけているため、電源電圧を変更しな
くても固定子巻線に流入する総電流が増加することとな
り、電動機のトルクおよび回転数が上昇し、出力が増大
する。
検出しながら、制御手段によって3相の固定子巻線の所
定の2相だけでなく、3相すべでの巻線に所定の方向に
通電する時間をもうけているため、電源電圧を変更しな
くても固定子巻線に流入する総電流が増加することとな
り、電動機のトルクおよび回転数が上昇し、出力が増大
する。
実施例
以下本発明の一実施例について第1図〜第7図にもとづ
き説明する。図において14は回転子13と同期して回
転するように回転子13に取り付けられた位置検出板で
、その片面にN極とS極が均等な幅で全周で24極に着
磁されている。15は磁電変換素子で、位置検出板14
の磁束を検出できる位置に取り付けられ、位置検出板1
4とで回転子13の固定子巻線7〜12に対する相対的
な位置を検出する検出手段16を構成している。18は
通常の出力状態で運転させるか、出力を増大させた状態
で運転させるかの指示をする出力決定手段である。17
は出力決定手段18の出力と、位置検出手段16の出力
変化に応じてスイッチング素子1〜6の導通状態を変化
させる制御手段である。第2図は3相通電と2相通電を
交互に行ない出力を増大させた運転状態での位置検出手
段16の出力と回転子13の回転角とスイッチング素子
1〜6の導通状態の関係を示した図である。常に2相通
電を行う通常の出力状態では、回転子130回転角とス
イッチング素子1〜6の導通状態との関係は第9図に示
す従来例と全く同様である。
き説明する。図において14は回転子13と同期して回
転するように回転子13に取り付けられた位置検出板で
、その片面にN極とS極が均等な幅で全周で24極に着
磁されている。15は磁電変換素子で、位置検出板14
の磁束を検出できる位置に取り付けられ、位置検出板1
4とで回転子13の固定子巻線7〜12に対する相対的
な位置を検出する検出手段16を構成している。18は
通常の出力状態で運転させるか、出力を増大させた状態
で運転させるかの指示をする出力決定手段である。17
は出力決定手段18の出力と、位置検出手段16の出力
変化に応じてスイッチング素子1〜6の導通状態を変化
させる制御手段である。第2図は3相通電と2相通電を
交互に行ない出力を増大させた運転状態での位置検出手
段16の出力と回転子13の回転角とスイッチング素子
1〜6の導通状態の関係を示した図である。常に2相通
電を行う通常の出力状態では、回転子130回転角とス
イッチング素子1〜6の導通状態との関係は第9図に示
す従来例と全く同様である。
上記構成において、時刻t。に磁電変換素子15に対向
する位置検出板14の磁極がN極からS極。
する位置検出板14の磁極がN極からS極。
もしぐはS極からN&に変化する位置に位置検出板14
と磁電変換素子16を設定しておけば、時刻t。に磁電
変換素子15の出力が図における1から0、もしくは0
から1に変化する。本実施例では0から1に変化してい
るが、どちらでもよく、要は時刻t0に磁電変換素子1
6の出力が変化すればよい。磁電変換素子15の出力、
つまり位置検出手段16の出力が変化すると、制御手段
17はスイッチング素子1と6を導通させるゲート信号
を出力し、固定子巻線7,8,11.12に通電を行い
、それによって生じた磁界によって回転子13を回転さ
せる。その磁界を第3図においては、時刻t0における
矢印のベクトルで示しており、通電した2相の巻線の中
間位置に発生している。回転子13の回転とともに位置
検出板14も回転し1回転角芭π回転した時刻t1には
、磁電変換素子15に対向する磁極が変化することにな
り、位置検出手段16の出力も変化する。toからtl
までは、出力決定手段18の出力にかかわらず、同じ2
相の固定子巻線に対して通電しておリ、第3図に示す磁
界も第4図に示す回転トルクも従来例と同様である。t
l 時に、出力決定手段18から通常出力状態での運
転命令が指示されていた場合、制御手段17はスイッチ
ング素子の導通状態を変更させないが、出力増大状態で
の運転命令が指示されていた場合、導通状態を変化させ
、スイッチング素子1と5と6を導通させ、3相の固定
子巻線すべてを通電させる。このとき2相通電の場合の
1相の固定子巻線のインピーダンスを(R+iωL)と
すると、2相通電の場合の固定子巻線のインピーダンス
Zは、 Z=2(R−1−jωL) となるが、3相のうちの1相の巻線から電流が流入し残
りの2相の巻線から電流が流出していくこの場合の3相
通電の固定子巻線のインピーダンスをZ′とすると となり、2相通電の場合より低くなる。そのため固定子
巻線に流入する電流が2相通電の場合より増加し、それ
による磁界も強くなる。そのときの磁界を第3図の時刻
t1における矢印のベクトルで示している。磁界が強く
なった結果、第4図の回転子径πから%π区間の実線で
示された電動機回転トルクが、破線で示された導通状態
を変化させないで2相通電を続行した場合のトルクより
増大し、出力が増大した状態で回転子回転角%π。
と磁電変換素子16を設定しておけば、時刻t。に磁電
変換素子15の出力が図における1から0、もしくは0
から1に変化する。本実施例では0から1に変化してい
るが、どちらでもよく、要は時刻t0に磁電変換素子1
6の出力が変化すればよい。磁電変換素子15の出力、
つまり位置検出手段16の出力が変化すると、制御手段
17はスイッチング素子1と6を導通させるゲート信号
を出力し、固定子巻線7,8,11.12に通電を行い
、それによって生じた磁界によって回転子13を回転さ
せる。その磁界を第3図においては、時刻t0における
矢印のベクトルで示しており、通電した2相の巻線の中
間位置に発生している。回転子13の回転とともに位置
検出板14も回転し1回転角芭π回転した時刻t1には
、磁電変換素子15に対向する磁極が変化することにな
り、位置検出手段16の出力も変化する。toからtl
までは、出力決定手段18の出力にかかわらず、同じ2
相の固定子巻線に対して通電しておリ、第3図に示す磁
界も第4図に示す回転トルクも従来例と同様である。t
l 時に、出力決定手段18から通常出力状態での運
転命令が指示されていた場合、制御手段17はスイッチ
ング素子の導通状態を変更させないが、出力増大状態で
の運転命令が指示されていた場合、導通状態を変化させ
、スイッチング素子1と5と6を導通させ、3相の固定
子巻線すべてを通電させる。このとき2相通電の場合の
1相の固定子巻線のインピーダンスを(R+iωL)と
すると、2相通電の場合の固定子巻線のインピーダンス
Zは、 Z=2(R−1−jωL) となるが、3相のうちの1相の巻線から電流が流入し残
りの2相の巻線から電流が流出していくこの場合の3相
通電の固定子巻線のインピーダンスをZ′とすると となり、2相通電の場合より低くなる。そのため固定子
巻線に流入する電流が2相通電の場合より増加し、それ
による磁界も強くなる。そのときの磁界を第3図の時刻
t1における矢印のベクトルで示している。磁界が強く
なった結果、第4図の回転子径πから%π区間の実線で
示された電動機回転トルクが、破線で示された導通状態
を変化させないで2相通電を続行した場合のトルクより
増大し、出力が増大した状態で回転子回転角%π。
時刻t2まで回転する。時刻t2には位置検出手段1e
の出力が2度目の変化をし、制御手段17はスイッチン
グ素子1と6を導通させるゲート信号を出力し、再び2
相通電状態に変化し、出力は回転子回転角0から仔πま
での通常出力状態と同じ大きさで、回転子回転角−πま
で回転する。この間つまり時刻t2からt3までは、出
力決定手段18の出力にかかわらず、同じ2相の固定子
巻線−に対して通電しており、第3図に示す磁界も第4
図に示す回転トルクも従来例と同様である。次に時刻t
3には位置検出手段16の出力が3度目の変化をし、制
御手段17ば、出力決定手段18から通常出力運転状態
が指示されていた場合は導通状態を変化させず、出力増
大状態での運転が指示されていた場合は、スイッチング
素子1と2と6を導通させ、3相通電をする。このとき
の3相のうちの2相の巻線から電流が流入し、残りの1
相から電流が流出していく場合の3相通電の固定子巻線
のインピーダンスをZ“とすると。
の出力が2度目の変化をし、制御手段17はスイッチン
グ素子1と6を導通させるゲート信号を出力し、再び2
相通電状態に変化し、出力は回転子回転角0から仔πま
での通常出力状態と同じ大きさで、回転子回転角−πま
で回転する。この間つまり時刻t2からt3までは、出
力決定手段18の出力にかかわらず、同じ2相の固定子
巻線−に対して通電しており、第3図に示す磁界も第4
図に示す回転トルクも従来例と同様である。次に時刻t
3には位置検出手段16の出力が3度目の変化をし、制
御手段17ば、出力決定手段18から通常出力運転状態
が指示されていた場合は導通状態を変化させず、出力増
大状態での運転が指示されていた場合は、スイッチング
素子1と2と6を導通させ、3相通電をする。このとき
の3相のうちの2相の巻線から電流が流入し、残りの1
相から電流が流出していく場合の3相通電の固定子巻線
のインピーダンスをZ“とすると。
−Z (Z”(Z 、τz’<z”<ztとなり、2
相通電の場合および時刻tからt2までの3相通電の場
合より低くなる。そのため固定子巻線に流入する電流が
増加し、磁界が強くなり回転トルクも増大する。そのと
きの磁界は第3図のt3時における矢印のベクトル、ト
ルクは回転子回転角−πからτπ区間の実線で示されて
いる。
相通電の場合および時刻tからt2までの3相通電の場
合より低くなる。そのため固定子巻線に流入する電流が
増加し、磁界が強くなり回転トルクも増大する。そのと
きの磁界は第3図のt3時における矢印のベクトル、ト
ルクは回転子回転角−πからτπ区間の実線で示されて
いる。
壕だその間の破線で示したトルクは2相通電を続行した
場合のものである。次に出力増大状態で回転子回転角τ
π2時刻t41で回転すると、位置検出手段16の出力
が4度目の変化をし、制御手段17はスイッチング素子
2と6を導通させるゲート信号を出力し、再び2相通電
の状態となる。
場合のものである。次に出力増大状態で回転子回転角τ
π2時刻t41で回転すると、位置検出手段16の出力
が4度目の変化をし、制御手段17はスイッチング素子
2と6を導通させるゲート信号を出力し、再び2相通電
の状態となる。
このように(2相通電)=(3相通電)’−(2相通電
)=(3相通電)“を繰り返すことにより、2相通電の
みを行う場合よりも、巻線に流入する電流が多くなり、
結果的に電動機の出力が増大する。
)=(3相通電)“を繰り返すことにより、2相通電の
みを行う場合よりも、巻線に流入する電流が多くなり、
結果的に電動機の出力が増大する。
なおスイッチング素子1〜6の導通パターンは、回転子
回転角0からπまでのパターンを基本として、π以降は
その繰り返しで回転子130回転が継続する。
回転角0からπまでのパターンを基本として、π以降は
その繰り返しで回転子130回転が継続する。
実際に同じ試作機で、2相通電の場合と2相と3相を交
互に通電させて運転した場合の出力を比較した図が第5
図で、横軸がトルク、縦軸が回転数を示している。実線
は2相と3相の交互通電。
互に通電させて運転した場合の出力を比較した図が第5
図で、横軸がトルク、縦軸が回転数を示している。実線
は2相と3相の交互通電。
破線は2相通電のみの場合で、トルク1.0 (Kp−
cm )での出力を比較すると、2相と3相の交互通電
の場合が出力約17.5W、2相通電の場合が約15.
4Wであり、約136%出力が増大しており効果が確認
された。
cm )での出力を比較すると、2相と3相の交互通電
の場合が出力約17.5W、2相通電の場合が約15.
4Wであり、約136%出力が増大しており効果が確認
された。
第6図は要部の具体的な回路の一例を示す。制N手段1
7はマイクロコンピュータ19および周辺回路から構成
されている。磁電変換素子15はディジタルホールIC
であり、回転子位置を示すディジタル信号を出力し、そ
の出力が直接マイクロコンピュータ19に入力されてい
る。出力決定手段18は切換スイッチ2oから構成され
ており、その出力と磁電変換素子16からの出力信号に
応じて、マイクロコンピュータ19は導通させるスイッ
チング素子を決定し、そのゲート信号を出力している。
7はマイクロコンピュータ19および周辺回路から構成
されている。磁電変換素子15はディジタルホールIC
であり、回転子位置を示すディジタル信号を出力し、そ
の出力が直接マイクロコンピュータ19に入力されてい
る。出力決定手段18は切換スイッチ2oから構成され
ており、その出力と磁電変換素子16からの出力信号に
応じて、マイクロコンピュータ19は導通させるスイッ
チング素子を決定し、そのゲート信号を出力している。
次に上記のように構成した無整流子電動機の動作を第7
図のフローチャートを用いて説明する。
図のフローチャートを用いて説明する。
電動機の電源を投入すると同時に、マイクロコンピュー
タ19はステップ21で磁電変換素子15と切換スイッ
チ2oの出力信号の取り込みを開始し、それと同時に、
ROMに記憶された第7図のフローチャートに示すプロ
グラムの手順にしたがって、電動機の回転が始する。ま
ずステップ22で、最初の2相通電のゲート(時刻10
−11におけるパターンのゲート信号)を出力し、回転
子13を回転させる。その後ただちにステップ23で磁
電変換素子15の出力を観察しつづけ、変化すればステ
ップ24で通電パターンを3相通電(時刻t1−12に
おけるパターン)に変更したのち、ステップ26で通常
出力が要請されているかどうか判断し、もし出力増大運
転が要請されていればステップ26で、ステップ24で
決定したパターンどうりのゲート信号を出力し3相通電
を行ない、ステップ27へうつる。通常出力が要請され
ていればゲート信号は出力しないでそのま1の状態で同
様にステップ27にうつる。ステップ27で再度磁電変
換素子15の出力が変化したかどうか観察しつづけ、変
化すればステップ28で通電パターンを次の2相通電(
時刻t2−13)に変更し、ステップ29でそのゲート
信号を出力する。以後はこの繰り返しで運転が継続され
る。なお各通電パターンはあらかじめマイクロコンピュ
ータ19中のROMに順番にデータとして記憶されてお
り、本例では12種類のデータである。
タ19はステップ21で磁電変換素子15と切換スイッ
チ2oの出力信号の取り込みを開始し、それと同時に、
ROMに記憶された第7図のフローチャートに示すプロ
グラムの手順にしたがって、電動機の回転が始する。ま
ずステップ22で、最初の2相通電のゲート(時刻10
−11におけるパターンのゲート信号)を出力し、回転
子13を回転させる。その後ただちにステップ23で磁
電変換素子15の出力を観察しつづけ、変化すればステ
ップ24で通電パターンを3相通電(時刻t1−12に
おけるパターン)に変更したのち、ステップ26で通常
出力が要請されているかどうか判断し、もし出力増大運
転が要請されていればステップ26で、ステップ24で
決定したパターンどうりのゲート信号を出力し3相通電
を行ない、ステップ27へうつる。通常出力が要請され
ていればゲート信号は出力しないでそのま1の状態で同
様にステップ27にうつる。ステップ27で再度磁電変
換素子15の出力が変化したかどうか観察しつづけ、変
化すればステップ28で通電パターンを次の2相通電(
時刻t2−13)に変更し、ステップ29でそのゲート
信号を出力する。以後はこの繰り返しで運転が継続され
る。なお各通電パターンはあらかじめマイクロコンピュ
ータ19中のROMに順番にデータとして記憶されてお
り、本例では12種類のデータである。
なお本例では位置検出手段に磁電変換素子を用いたが、
フォトインタラプタ等の光学的素子を用いてもよく、そ
のときには回転子位置検出板もそれにあわせて変更すれ
ばよい。
フォトインタラプタ等の光学的素子を用いてもよく、そ
のときには回転子位置検出板もそれにあわせて変更すれ
ばよい。
以上のように本実施例によれば、1個の磁電変換素子と
位置検出板によって回転子の位置を検出しながら、固定
子巻線に対する通電を2相と3相交互に行うことによっ
て、巻線に流入する電流が増加し、簡単な構造で、出力
を増大させた運転が可能になる。
位置検出板によって回転子の位置を検出しながら、固定
子巻線に対する通電を2相と3相交互に行うことによっ
て、巻線に流入する電流が増加し、簡単な構造で、出力
を増大させた運転が可能になる。
発明の効果
以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれば
、位置検出手段によって回転子の位置を検出しながら、
制御手段によって2相通電と3相通電を交互に行ってい
るので、電源電圧を変更しなくても、固定子巻線に流入
する電流が増加し出力が増大する。そのため、固定子巻
線の線径や回転子磁極の強さ等の電動機構造を変更しな
くても。
、位置検出手段によって回転子の位置を検出しながら、
制御手段によって2相通電と3相通電を交互に行ってい
るので、電源電圧を変更しなくても、固定子巻線に流入
する電流が増加し出力が増大する。そのため、固定子巻
線の線径や回転子磁極の強さ等の電動機構造を変更しな
くても。
出力の増大が可能という効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例における無整流子電動機の概
略構成図、第2図は同スイッチング素子の導通状態等を
示す説明図、第3図は同固定子巻線の磁界を示した説明
図、第4図は同回転トルク説明図、第6図は同トルクカ
ーブ、第6図は同要部回路図、第7図は同運転のための
プログラムの一例を示すフローチャートである。第8図
は従来の無整流子電動機の概略構成図、第9図は同スイ
ッチング素子の導通状態等を示す説明図、第10図は同
固定子巻線の磁界を示した説明図、第11図は同回転ト
ルク説明図である。 7.8,9,10,11.12・・・・・・固定子巻線
、13・・・・・・回転子、16・・・・・・位置検出
手段、17・・・・制御手段。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名r−
’1 第2図 、6間 t+a@+t、バj $4 tf !< t
′弓@ 64 too t+・tuシ″8“む゛第3図 →回転j回転角 第5図 一一一一→−トルク 0勺(ffi) 第6図 +V 第 7 図 第8図 第9図 第1つ 図 −一◆回転李回転^
略構成図、第2図は同スイッチング素子の導通状態等を
示す説明図、第3図は同固定子巻線の磁界を示した説明
図、第4図は同回転トルク説明図、第6図は同トルクカ
ーブ、第6図は同要部回路図、第7図は同運転のための
プログラムの一例を示すフローチャートである。第8図
は従来の無整流子電動機の概略構成図、第9図は同スイ
ッチング素子の導通状態等を示す説明図、第10図は同
固定子巻線の磁界を示した説明図、第11図は同回転ト
ルク説明図である。 7.8,9,10,11.12・・・・・・固定子巻線
、13・・・・・・回転子、16・・・・・・位置検出
手段、17・・・・制御手段。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名r−
’1 第2図 、6間 t+a@+t、バj $4 tf !< t
′弓@ 64 too t+・tuシ″8“む゛第3図 →回転j回転角 第5図 一一一一→−トルク 0勺(ffi) 第6図 +V 第 7 図 第8図 第9図 第1つ 図 −一◆回転李回転^
Claims (1)
- 中性点を非接地とした3相スター結線の固定子巻線と、
磁極を有する回転子と、前記回転子の位置を検出する位
置検出手段を有し、前記位置検出手段の出力に応じて、
すべての前記固定子巻線に対する通電と、3相のうちの
2相だけに対する通電を交互に繰り返す制御手段とを備
えた無整流子電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60286123A JPS62144590A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 無整流子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60286123A JPS62144590A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 無整流子電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144590A true JPS62144590A (ja) | 1987-06-27 |
Family
ID=17700226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60286123A Pending JPS62144590A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 無整流子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62144590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015019786A1 (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-12 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動モータの制御装置及び制御方法 |
US20220088618A1 (en) * | 2020-09-24 | 2022-03-24 | Ian R. Vinci | Vented nozzle for air blow gun |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP60286123A patent/JPS62144590A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015019786A1 (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-12 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動モータの制御装置及び制御方法 |
JP2015033268A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動モータの制御装置 |
US20220088618A1 (en) * | 2020-09-24 | 2022-03-24 | Ian R. Vinci | Vented nozzle for air blow gun |
US11772106B2 (en) * | 2020-09-24 | 2023-10-03 | Ian R. Vinci | Vented nozzle for air blow gun |
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