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JPS6211092A - 新規アミノペプチダ−ゼ及びその製造方法 - Google Patents

新規アミノペプチダ−ゼ及びその製造方法

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Publication number
JPS6211092A
JPS6211092A JP14766685A JP14766685A JPS6211092A JP S6211092 A JPS6211092 A JP S6211092A JP 14766685 A JP14766685 A JP 14766685A JP 14766685 A JP14766685 A JP 14766685A JP S6211092 A JPS6211092 A JP S6211092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
activity
hours
gel filtration
molecular weight
Prior art date
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Granted
Application number
JP14766685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0262237B2 (ja
Inventor
Etsuo Minagawa
皆川 悦雄
Shiyuuichi Uenokawa
修一 上野川
Kunio Yamauchi
山内 邦男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKAIDO NOUKIYOU NYUGYO KK
Original Assignee
HOKKAIDO NOUKIYOU NYUGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKKAIDO NOUKIYOU NYUGYO KK filed Critical HOKKAIDO NOUKIYOU NYUGYO KK
Priority to JP14766685A priority Critical patent/JPS6211092A/ja
Publication of JPS6211092A publication Critical patent/JPS6211092A/ja
Publication of JPH0262237B2 publication Critical patent/JPH0262237B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は耐熱性の新規アミノペプチダーゼ及びその精
製方法に関するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アミノペプチダーゼはチーズをはじめとした食品の製造
において、呈味アミノ酸の生成。
苦味ペプチドの分解などのプロセスにおいて重要な役割
を果している。このようなプロセスにおいてバイオリア
クターとしてアミノペプチダーゼを利用するには、熱な
どの環境要因に対して安定であることが必要であるが、
公知のアミノペプチダーゼは熱的安定性が不十分である
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの出願の発明者は熱的安定性が優れ1食品の製
造プロセスに有利に用いることができる新規アミノペプ
チダーゼを検索すべく研究を重ねた結果、高度好熱性細
菌、サーマス・アクアテイカス(Thero+us a
quat、1cus)YT−1の菌体から耐熱性に優れ
るアミノペプチダーゼを精製することを見い出し、この
知見に基づいてこの発明を完成した。
この発明は、第1に、サーマス・アクアテイカス(丁h
ermus aquaticus) Y T −1の菌
体から取り出され、下記の性質を有する新規アミノペプ
チダーゼに関する。
(a)この酵素の活性の至適p)lは8.5〜9.0で
ある。
(b)この酵素の活性の至適温度は75℃〜80℃であ
る。
(c)この酵素の熱安定性は、Alg−2−NAを基質
として、80℃で酵素濃度20 tt g/m1. p
H7,2では、5時間後で約90%、20時間後で約6
0%の残存活性を示す。
(d)この酵素は、精製工程中の粗酵素では更に高い熱
安定性を有する。
(e)この酵素は、金属キレート剤によって完全に失活
し、SR阻害剤によってかなり阻害される。
(f)この酵素は、 EDTAで処理した後、C02+
により賦活する。
(g)この酵素の分子量はゲル濾過法で約10万8千で
あり、SDS電気泳動法で約4万8千のサブユニットか
らなる二量体酵素である。
(h)この酵素は広い基質特異性を示す。
この発明は、第2に、サーマス・アクアテイカス(Th
ermus aquaticus) Y T −1を超
音波処理で粉砕抽出し、その後、80%飽和硫安による
塩析、DEAEセファセル及びハイドロキシアパタイト
クロマトグラフィ、ゲルシ濾過。
ディスク電気泳動により上述の(a)〜(h)の性質を
有する新規アミノペプチダーゼを精製する方法に関する
〔実施例〕
次にこの発明を実施例により詳しく説明する。
A、最初に高度好熱性細菌、サーマス・アクアテイカス
(丁hermus aquat、1cus) Y T 
−1の菌体より新規アミノペプチダーゼをm’sする過
程について説明する。
(1)菌の培養及び保存:サーマス・アクアテイカスY
T−1の培養は、グルコース、ポリペプトン、イースト
エキストラクトの混合培地PH7,6を用いて70〜8
0°Cで行い、定常期の菌体を凍結保存した。
(2)菌体抽出粗酵素の調製;培養後、凍結保存しであ
る菌体を0.05Mリン酸緩衝液pH7,0に懸濁(1
0%W/V) した後、超音波処理を行った。その後、
遠心分前(35,0OOXg、20分)で得られた上清
液を、同上#1!衝液で透析し、粗酵素液とした。
(3)硫安塩析:上記粗酵素液に硫安を80%飽和とな
るように加え、30分放置後、遠心分離(10,0OO
X g、30分)を行い、沈澱を0.01Mリン酸緩衝
液pH7,0に懸濁し、同緩衝液で透析を行った。
(4)DEAEセファセルクロマトグラフィによる分画
:硫安沈澱画分を、0.01Mリン酸緩衝液pH7,0
で平衡化したDEAEセファセルカラム(20X500
mn)に吸着させた。0.1〜0.6MのNaCQ濃度
勾配でIQの同緩衝液で溶出した。その結果を第1図に
示す。
なお第1図において、溶出速度50m Q /H110
!IIQ1画分、反応条件は0.05Mトリス塩酸緩衝
液pH9,0を使用し、80℃、30分である。第1図
より、AQa−2−NAとVan−G Q y−c Q
 Vと°の活性画分は一致していることが分かる。No
、33〜46を活性画分とした。
(5)ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィによる
分画:(4)の画分の172を同上緩衝液で透析した後
に、カラム(15X 150m)に吸着させ、0.01
〜0.4Mのリン酸緩衝液pH7,0,400+o 1
2で溶出した結果を第2図に示す。なお第2図において
、溶出速度10+n Q /H15mQ/画分、反応条
件は第1図と同一、No、 28〜39を活性画分とし
た。
(6)セファデックス、G150ゲルシ濾過による分画
:(5)の活性画分を濃縮後、0.05Mリン酸緩衝液
pH7,0で平衡化を行った。試料をカラム(ψ20 
X 550 un )に載せ、先の緩衝液で溶出した。
その結果を第3図に示す。なお第3図において、溶出速
度10m Q /H15IIQ画分1反応条画分1エ応
と同一であり、No、19〜25を活性画分とした。
(7)DEAEセファセルによる再クロマトグラフィー
:セファデックス、G150における活性画分を0.0
1Mリン酸緩衝液pH7,0で透析後、カラム(15X
 120!110)に吸着させ、同上緩衝液で0.1M
 〜0.4MのNaCQ 400m Qで溶出させた。
その結果を第4図に示す。
な・お第4図において、溶出速度20n+ Q /H1
5+aQ/画分、反応条件は第1図と同一であり1画分
No 、 36〜39を集め、活性画分とした。
(8)ディスク電気泳動による分画及び精製の確認:(
7)の活性画分を濃縮した。7.5%ポリアクリルアミ
ドゲル(pH8,0)を用い、1本のゲル当り、たん白
質200μgを載せ、2 n+A/ 1本で約2時間、
泳動を行い、1本は染色し、他は21mごとにスライス
し、0.05Mリン酸緩衝液pH7,0で抽出を行った
染色したゲルは第5図のバンドを示し、第5図の↓の部
分と酵素活性が一致した。この活性画分を集め、さらに
泳動を行い、酵素の精製を確認した。第6図は精製した
酵素の活性を示すにの画分を酵素標品とした。酵素の精
製過程を第7図の図表に示す。
新規アミノペプチダーゼは粗酵素液と比較して比活性に
おいてAQa−2−NAでは約600倍、VaQ −G
Qy−GElyでは約150倍に精製され、収率は各々
、 34.5%、7.9%であった。
B、こうして精製された新規アミノペプチダーゼの性質
を調べた実験結果について次に説明する。
(1)第8図は酵素活性と温度との関係について示して
いる。この酵素は高い温度で活性があり、至適活性温度
は75℃〜80℃である。反応条件は、Ala −2−
NA及びVal −Gly −Glyを基質としてpH
9,0で30分行なった。
(2)第9図は、酵素標品及び粗酵素または精製酵素に
対する温度の影響結果を示している。酵素標品を80℃
の温度で保持した場合、酵素濃度20μg/ml pH
7,2では、20時間で約60%、40時間でも約20
%の残存活性を有する。また粗酵素では、先と同一の条
件で20時間約70%、40時間でも約50%の残存活
性を示す。非常に熱に安定である。反応条件は、Leu
 −4−NAを基質として70℃で30分行った。
(3)第10図は酵素活性とpHとの関係について示し
ている。酵素の至適活性とpHは8.5〜9.0である
。反応条件はAla−2−NA及びVal −Gly 
−Glyを基質として70℃で30分行った。
(4)第11図、第12図及び第13図は酵素活性に対
する金属イオン及び試薬の影響結果を示す図表である。
この酵素は、EDTAで処理した後に透析で除去した場
合、CO2+によって賦活化する。金属キレート剤によ
って完全に失活し、SH阻害剤によってかなり阻害され
る。また有機溶媒、各種変性剤によっても阻害される1
反応条件は、Ala−2−NA及びVal−GlyGl
yを基質としてpH8,5,70℃で30分行った。
(5)第14図及び第15図は酵素の分子量を示す図表
で、ある。この酵素はゲル口過法では、分子量は約10
万8千である。SDS電気泳動法では1分子量は約4万
8千である。この事より、約4万8千のサブユニットか
らなる二量体酵素である。
(6)第16図は、酵素の基質特異性を調べた実験の結
果を示す図表である。非常に広い基質特異性を持つ酵素
である6反応条件は、 pH8,5で70℃30分であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はDEAEセファセルクロマトグラフィによる硫
安塩析沈澱フラクションのクロマトグラフィの結果を示
す図、第2図はDEAEセファセルクロマトグラフィに
よって得られた酵素フラクションのハイドロキシアパタ
イトクロマトグラフィの結果を示す図、第3図はセファ
デックス、G−150ゲルシ濾過の結果を示す図、第4
図はDEAEセファセルによる再クロマトグラフィの結
果を示す図、第5図はディスク電気泳動後染色したゲル
のバンドを示す図、第6図はゲルスライスの加水分解活
性画分とディスク電気泳動パターンが一致する事を示す
図、第7図は新規アミノ−ペプチダーゼの精製過程を表
わす図表、第8図はこの酵素の活性と温度の関係を示す
図、第9図は酵素活性への加熱の影響を示す図、第10
図は酵素活性とpHの関係を示す図、第11図は酵素活
性への金属イオンの影響を示す図表、第12図及び第1
3図は酵素活性への種々の試薬の影響を示す図表、第1
4図は、酵素の分子量を示す図、第15図は、酵素のサ
ブユニットの分子量を示す図、第16図は種々の合成ペ
プチドに対するこの酵素の相対活性を示す図表である。 特許出願人 北海道農協乳業株式会社 第2図 第3図 to     20    30    40  F、
No。 第4図 第5図 ↓ 第6図 ■        Q 1度 (’C) 暗闇 (hr)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サーマス・アクアテイカス(Thermus a
    quaticus)YT−1の菌体から取り出され、下
    記の性質を有する新規アミノペプチダーゼ。 (a)この酵素の活性の至適pHは8.5〜9.0であ
    る。 (b)この酵素の活性の至適温度は75℃〜80℃であ
    る。 (c)この酵素の熱安定性は、Ala−2−NAを基質
    として、80℃で酵素濃度20μg/ml、pH7.2
    では、5時間後で約90%、20時間後で約60%の残
    存活性を示す。 (d)この酵素は、精製工程中の粗酵素では更に高い熱
    安定性を有する。 (e)この酵素は、金属キレート剤によつて完全に失活
    し、SH阻害剤によつてかなり阻害される。 (f)この酵素は、EDTAで処理した後、Co^2に
    より賦活する。 (g)この酵素の分子量はゲル濾過法で約10万8千で
    あり、SDS電気泳動法で約4万8千のサブユニットか
    らなる二量体酵素である。 (h)この酵素は広い基質特異性を示す。
  2. (2)サーマス・アクアテイカス(Thermus a
    quaticus)YT−1を超音波処理で破砕抽出し
    、その後、80%飽和硫安による塩析、DEAEセフア
    セル及びハイドロキシアパタイトクロマトグラフィ、ゲ
    ル濾過、ディスク電気泳動により下記の性質を有する新
    規アミノペプチダーゼを精製する方法。 (a)この酵素の活性の至適pHは8.5〜9.0であ
    る。 (b)この酵素の活性の至適温度は75℃〜80℃であ
    る。 (c)この酵素の熱安定性は、Ala−2−NAを基質
    として、80℃で酵素濃度20μg/ml、pH7.2
    では、5時間後で約90%、20時間後で約60%の残
    存活性を示す。 (d)この酵素は、精製工程中の粗酵素では更に高い熱
    安定性を有する。 (e)この酵素は、金属キレート剤によつて完全に失活
    し、SH阻害剤によつてかなり阻害される。 (f)この酵素は、EDTAで処理した後、Co^2^
    +により賦活する。 (g)この酵素の分子量はゲル濾過法で約10万8千で
    あり、SDS電気泳動法で約4万8千のサブユニットか
    らなる二量体酵素である (h)この酵素は広い基質特異性を示す。
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