JPS6136956B2

JPS6136956B2 -

Info

Publication number: JPS6136956B2
Application number: JP57094664A
Authority: JP
Inventors: De Paruma Jobanni; Motsuta Buruuno
Original assignee: Rockwell-Rimoldi SpA
Current assignee: Rockwell-Rimoldi SpA
Priority date: 1981-06-02
Filing date: 1982-06-02
Publication date: 1986-08-21
Also published as: FR2506799B1; US4452158A; IT8122097A0; JPS57209080A; IT1136789B; GB2099467B; GB2099467A; FR2506799A1; DE3219842A1

Description

【発明の詳細な説明】この発明はミシン用低慣性加圧装置であつて、
ミシンの加圧脚と送り歯（ドグ）により前進され
る被縫製片を、確実に制御維持する加圧装置に関
する。前記制御により、加圧脚の基部はニードル
板上方の送り歯の移動時、被縫製片に確実に接触
された状態が維持されると共に、被縫製片が縫製
軸心に沿う直線以外に移動する可能性が除去され
る。

ミシンの加圧要素用制御装置は知られており、
たとえば英国特許第161487号明細書、および米国
特許第2712803号明細書に開示されている。これ
ら特許明細書に開示されている装置は、その所期
の機能は満足できる状態で果たすが、ミシンの加
圧脚を制御する低慣性装置と考えられるものは提
供されていない。一つの通常の型式の加圧制御装
置は、リーフスプリングにより作動されると共
に、ミシンの加圧脚に作動的に連結された長部材
を利用しているが、前記スプリングの慣性が、そ
の寸法のために、実質的な慣性モーメントを付加
させる、という欠点を有している。

別の通常の型式の加圧制御装置は、ミシンの加
圧脚を支持するアームを利用すると共に、前記ア
ームの加圧媒体位置に、かなりの重量が適用され
ており、そのガイドは十分な精度を有していない
ので、前記加圧脚の移動は確実に、かつ正確な繰
返しが行なわれない。

この発明の加圧脚制御装置は従来の加圧装置に
関連する欠点を除去するもので、可動部片たとえ
ば加圧脚の慣性を最小にする装置、前記加圧脚を
支持するバー、および前記バーに作動的に関連を
有する支持スリーブを備えている。さらに、この
発明の装置は、被縫製片をその送り方向に確実に
整合させると共に、加圧アームを所望通りに解放
し、かつ垂直軸心の回りに回転させるようになつ
ている。

この発明の目的および利点は、送り歯がニード
ル板上方で移動中、加圧脚の下面を送り歯の移動
に正確に、かつ一貫して追動させて、被縫製片を
縫製軸心に沿つて直線状に制御移動させることで
ある。

この発明の目的および利点は、ミシン用低慣性
加圧脚により得られ、このミシンはコイルスプリ
ングを含み、このスプリングはミシンの加圧脚を
支持するアームに作動的に連結されると共に、ガ
イドスリーブ内に収容されている。このスリーブ
の一端は二又は分かれて、前記アームにまたがつ
ており、スラストロツドがスプリングとアームと
の間に挿入されている。このスラストロツドの一
端はコイルスプリングに接触し、かつガイドスリ
ーブの底部の開口を通して延びており、また他端
は前記スリーブの二又の端部の間に延びるアーム
部分の上面に係合すると共に、コイルスプリング
の偏倚力をミシンの加圧脚へ伝達するようになつ
ている。

この発明の前記ならびの他の目的および利点
は、特許請求の範囲および図面を参照した以下の
詳細な説明から明らかになるであろう。

この発明の理解に必要と考えられるミシン構造
のみを図示する第１図において、通常のミシン頭
部が１により示されている。ミシン頭部１は通常
の形状のニードル２を支持しており、ニードル２
は通常の駆動装置（図示しない）により往復駆動
される。水平に配置されたピン３が長アーム４の
一端をピボツト自在に支持しており、その自由端
は５で示されるミシンの加圧脚を支持している。
通常の形態により、加圧脚は送り歯６の直上方に
配置され、送り歯６は良く知られた形態の駆動装
置（図示しない）により、通常の直線状径路を駆
動されるようになつている。この直線状経路は、
ミシンの作業面７の上方へ部分的に突出する上昇
移動、水平送り移動、前記作業面下方の下降移
動、そしてその送り移動と反対方向の水平移動、
を包含している。長アーム４の上方には円筒ガイ
ドスリーブ８が組立てられ、９に示されるように
二又下端部が設けられ、これは第１，３図に示さ
れるようにアーム４にまたがつている。

コイルスプリング１０はガイドスリーブ７内に
収容されると共に、その上端はこぶ付きノブ１１
に係合するように配置されている。前記ノブ１１
は一方向または他方向に手で回転して、コイルス
プリング１０の下端が１３で示されるスラストロ
ツドの頭部１２に係合される偏倚力を、選択的に
制御するようになつている。このスラストロツド
１３はシヤンク部１４を備え、シヤンク部１４は
頭部１２から、円筒ガイドスリーブ８の下端の開
口を通り、かつそこを越えて延びている。

シヤンク部１４の下端はガイドスリーブ８の二
又端部内に配置され、そこでアーム４の、前記二
又端部を通して延びる上面部分に作動係合するよ
うになつている。

スラストロツド１３の頭部１２およびシヤンク
１４は、ガイドスリーブ８の内下壁に沿つて摺動
し、アーム４は、加圧脚５に作用する送り歯６
の、直線状経路内の走行中に同様移動を受ける。

好ましい実施例において、スラスト要素は、ア
ーム４に作動係合するシヤンク部１４と頭部１２
を含む、ロツド１３の形状を有するように記載さ
れている。しかし、このスラスト要素は修正する
ことができ、その場合同一機能を有する別の要素
を利用することができ、たとえば球状部材がスプ
リング１０の作用を受け、あるいは前記スプリン
グ１０により、アーム４に直接接触される。

任意の修正例のロツド１３には、スリーブ８が
アーム４と作動的に関連を有する位置から選択的
に上昇される時、スプリング１０をスリーブ８内
に保持する適当な装置が設けられている。

スプリング１０は加圧脚５と送り歯６の間に、
被縫製片を十分に送るために必要な対向力を付与
するように設定されている。好ましい実施例にお
いて、スプリング１０は、従来のバー装置に比較
して、小さい重量および質量でスラストロツド１
３に作用するように、実質的に小さい強度にする
ことができる。このスプリング装置は加圧脚と被
縫製片の移動に容易に従動するようになつてお
り、実質的な往復質力を省略することにより、か
なり剛性の小さいスプリングを良好状態で利用で
きる。

このスラストおよびスプリング装置により、送
り歯が作業面の下方へ下降する時、そして特に高
速の時に加圧脚の加速によりもたらされる脈動力
が、実質的に減少される。高速の場合は、それぞ
れ往復質量の加速および減速の慣性により、スプ
リングの静圧と、補助および減少力との間の差が
減少する。

スリーブ８を上昇させるために、アーム１５が
設けられ、その一端はハンドル１６を備えると共
に、その中間部分１７においてピボツト自在に取
付けられる。アーム１５のハンドル１６と反対側
の端部は１８で示されると共に、頭部１に摺動自
在に取付けられたロツド２０の上端で隣接して設
けられた溝１９に、作動的に係合するように配置
されている。

ロツド２０の下端は横へ延びるフオーク要素２
１を備え、そのフオーク部はスリーブ８の下端に
隣接して形成された一体フランジ２２に、作動的
に係合する。

コイルスプリング２３がフオーク要素２１と、
頭部１に形成されたスプリング用座２４との間
で、ロツド２０に装着されている。ハンドル１６
によりアーム１５を下降することにより、ロツド
２０が上方に移動され、スリーブ８が同様に移動
され、したがつて二又端部９がアーム４の上方へ
上昇されて、アーム４は水平ピン３に直交する垂
直軸心の回りに回転できる。

アーム１５が解放されると、コイルスプリング
２３が自由長になろうとして、ガイドスリーブ８
をその作動位置へ下降させる。スプリング２３は
スプリング１０より弱く、したがつてスリーブ
を、二又端部９がアーム４にまたがり、アーム４
が被縫製片の送り方向に整合維持される位置へ、
下降する作用を有するだけである。

この発明を好ましい実施例に関連して説明して
きたが、この発明の範囲内で種々の修正および変
更が可能であることは明らかであろう。そのよう
な修正および変更は、この発明および特許請求の
範囲の記載内容に含まれるものと考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の装置を示す、ミシンの一部
の一部断面側立面図、第２図は第１図に示される
この発明の装置の拡大図、第３図は第１図の−
線方向に見た断面図である。１……頭部、４……アーム、５……加圧脚、６
……送り歯、７……作業面、８……ガイドスリー
ブ、９……二又端部、１０……コイルスプリン
グ、１３……スラストロツド。

Claims

【特許請求の範囲】

１加圧脚と、送り歯と、ミシン頭部と、該ミシ
ン頭部に関し上下に揺動可能に軸支されている長
アームとを備えたタイプのミシンにおいて、送り
歯の動作時、被縫製片が縫製軸をはずれて移動す
ることがないよう長アームを介して適切に制御さ
れたレベルのスラストを加圧脚に作用させるよう
に構成された加圧脚制御装置であつて、該装置が
ミシン頭部１内に配置されていて、長アーム４の
上面の一部分にまたがるようにされた二又下端部
９を有するガイド・スリーブ８と、該ガイド・ス
リーブ８内に配置されたコイル・スプリング１０
と、前記長アーム４を介してコイル・スプリング
１０の押圧力を加圧脚５に伝達する働らきをする
コイル・スプリング１０の底部に配置されたスラ
スト・ロツド１３とより成ることと、コイル・ス
プリング１０の押圧力を適正なレベルに調節する
ため、ノブ１１がコイル・スプリング１０の上で
ミシン頭部１内に螺着されていることと、スラス
ト・ロツド１３が長アーム４と係合した状態を解
除するため、ハンドル操作機構がガイド・スリー
ブ８の近傍でミシン頭部１内に配置されていて、
前記操作機構が、ガイド・スリーブ８の下部に突
設されたフランジ２２と、該フランジ２２に作動
的に係着されたフオーク要素２１を下端部に有
し、ガイド・スリーブ８とほぼ平行に延設された
ロツド２０と、コイル・スプリング２３の弾発力
に抗して前記ロツド２０を持ち上げるため、ロツ
ド２０の上部に凹設された溝１９に係合される端
部１８を備えているとともに、中間軸支部１７の
まわりで回動するようにされたハンドル１６を備
えているアーム１５とより成ることを特徴とする
加圧脚制御装置。