JP2734739B2 - ミシンの上送り装置 - Google Patents
ミシンの上送り装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミシンの上送り装置に関し、とくに上送り
歯の上昇量を調節することが可能なミシンの上送り装置
にかかわる。
歯の上昇量を調節することが可能なミシンの上送り装置
にかかわる。
[従来の技術] 従来より、例えば実公昭60−12521号公報、実公昭60
−12522号公報および実公昭62−31100号公報には、ミシ
ンを停止して加工布の厚さに応じて上送り歯の上下方向
の往復運動量を調節する調節機構を有するミシンの上送
り装置が記載されている。
−12522号公報および実公昭62−31100号公報には、ミシ
ンを停止して加工布の厚さに応じて上送り歯の上下方向
の往復運動量を調節する調節機構を有するミシンの上送
り装置が記載されている。
この調節機構は、ミシンの主軸の回転により揺動運動
される伝達レバーに一端が支軸を介して回動可能に連結
された連結リンク、この連結リンクの他端に先端が回動
可能に位置調節可能に連結され、基端がミシンフレーム
に回動可能に支持され、前記伝達レバーにより揺動され
る設定レバー、および設定レバーの揺動量に応じて上下
方向の往復運動量が変化する上下送り腕などから構成さ
れている。
される伝達レバーに一端が支軸を介して回動可能に連結
された連結リンク、この連結リンクの他端に先端が回動
可能に位置調節可能に連結され、基端がミシンフレーム
に回動可能に支持され、前記伝達レバーにより揺動され
る設定レバー、および設定レバーの揺動量に応じて上下
方向の往復運動量が変化する上下送り腕などから構成さ
れている。
また、設定レバーには、円弧状の設定溝が貫通形成さ
れている。連結リンクの他端には、設定溝内に嵌め合わ
される段付きピンが設定溝に沿って移動可能に配設され
ている。そして、連結リンクの段付きピンと設定レバー
との固定は、設定レバーの設定溝を挿通した段付きピン
の外周にナットを締め付けることによって、設定レバー
の自由端側の端面とナットとの間に設定レバーを挟み込
むことによって行われる。
れている。連結リンクの他端には、設定溝内に嵌め合わ
される段付きピンが設定溝に沿って移動可能に配設され
ている。そして、連結リンクの段付きピンと設定レバー
との固定は、設定レバーの設定溝を挿通した段付きピン
の外周にナットを締め付けることによって、設定レバー
の自由端側の端面とナットとの間に設定レバーを挟み込
むことによって行われる。
そして、上送り歯の上昇量の調節は、ミシンを停止し
た後に、ナットを緩めて設定レバーに対するナットの固
定を解除して連結リンクの段付きピンの位置を設定溝に
沿って加工布の厚さに応じた移動量だけ移動させ、その
位置でナットを再び締め付けて連結レバーを設定レバー
に固定することによって、上下送り腕の揺動量を変化さ
せる。この結果、上送り台の上下方向の往復運動量が変
化することにより、上送り歯の上昇量が調節される。
た後に、ナットを緩めて設定レバーに対するナットの固
定を解除して連結リンクの段付きピンの位置を設定溝に
沿って加工布の厚さに応じた移動量だけ移動させ、その
位置でナットを再び締め付けて連結レバーを設定レバー
に固定することによって、上下送り腕の揺動量を変化さ
せる。この結果、上送り台の上下方向の往復運動量が変
化することにより、上送り歯の上昇量が調節される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のミシンの上送り装置においては、加
工布が非常に薄い厚さのものの場合に、その加工布の厚
さに応じて上送り歯の上昇量を限りなく0に近づけよう
とすると、いわゆる上送り歯を0送り調節しようとする
と、設定レバーの設定溝を現状のものより支軸から遠ざ
かる方向に延長する必要があった。
工布が非常に薄い厚さのものの場合に、その加工布の厚
さに応じて上送り歯の上昇量を限りなく0に近づけよう
とすると、いわゆる上送り歯を0送り調節しようとする
と、設定レバーの設定溝を現状のものより支軸から遠ざ
かる方向に延長する必要があった。
そして、現状のものより支軸から遠ざかる方向に設定
溝を延長しようとすると、設定レバーがミシン内の他の
内部部品と干渉するため、ミシンの外郭形状を大きくし
なければならなかった。
溝を延長しようとすると、設定レバーがミシン内の他の
内部部品と干渉するため、ミシンの外郭形状を大きくし
なければならなかった。
この結果、従来のミシンの上送り装置では、ミシンの
外郭形状を大きくすることなく、加工布の厚みに合わせ
て上送り歯の上下方向の往復運動量を広い範囲で調節す
ることができないという課題があった。
外郭形状を大きくすることなく、加工布の厚みに合わせ
て上送り歯の上下方向の往復運動量を広い範囲で調節す
ることができないという課題があった。
本発明は、外郭形状を大きくすることなく、上送り歯
の上下方向の運動範囲を広範囲に調節することができる
ミシンの上送り装置の提供を目的とする。
の上下方向の運動範囲を広範囲に調節することができる
ミシンの上送り装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のミシンの上送り装置は、4運動送りによって
加工布に送り運動を与える上送り歯と、この上送り歯を
連結して前記上送り歯に上下方向の往復運動を与える上
下駆動手段と、前記上送り歯を連結して前記上送り歯に
水平方向の往復運動を与える水平駆動手段とを備えたミ
シンの上送り装置において、 前記上下駆動手段は、 所定の回転角度の往復運動を行う回動軸と、この回動
軸に設けられ、前記回動軸の回動運動によって端部が揺
動運動するレバーと、一端が前記レバーに連結され、他
端が前記上送り歯に作動的に連結されたリンクとを備
え、 前記レバーは、前記回動軸の軸心上を通り、前記端部
へ向かって設けられた溝、穴または凸部などの第1嵌合
部を有し、前記リンクは、前記第1嵌合部に嵌め合わさ
れて前記第1嵌合部に沿って移動可能に設けられた第2
嵌合部を有する技術手段を採用した。
加工布に送り運動を与える上送り歯と、この上送り歯を
連結して前記上送り歯に上下方向の往復運動を与える上
下駆動手段と、前記上送り歯を連結して前記上送り歯に
水平方向の往復運動を与える水平駆動手段とを備えたミ
シンの上送り装置において、 前記上下駆動手段は、 所定の回転角度の往復運動を行う回動軸と、この回動
軸に設けられ、前記回動軸の回動運動によって端部が揺
動運動するレバーと、一端が前記レバーに連結され、他
端が前記上送り歯に作動的に連結されたリンクとを備
え、 前記レバーは、前記回動軸の軸心上を通り、前記端部
へ向かって設けられた溝、穴または凸部などの第1嵌合
部を有し、前記リンクは、前記第1嵌合部に嵌め合わさ
れて前記第1嵌合部に沿って移動可能に設けられた第2
嵌合部を有する技術手段を採用した。
[作用] 回動軸の所定の回転角度の往復運動によってレバーの
端部が所定の揺動量で揺動運動するが、レバーの端部か
ら回動軸の軸心に近づけば近づくほどその部分の揺動運
動量は当然であるが減少していく。
端部が所定の揺動量で揺動運動するが、レバーの端部か
ら回動軸の軸心に近づけば近づくほどその部分の揺動運
動量は当然であるが減少していく。
したがって、リンクの第2嵌合部をレバーの第1嵌合
部に沿って移動させることによって、回動軸の軸心と第
2嵌合部との距離によりレバーからリンクが与えられる
運動量が変化する。よって、回動軸の軸心と第2嵌合部
との距離に応じて、上送り歯の上下方向の往復運動量も
変化する。
部に沿って移動させることによって、回動軸の軸心と第
2嵌合部との距離によりレバーからリンクが与えられる
運動量が変化する。よって、回動軸の軸心と第2嵌合部
との距離に応じて、上送り歯の上下方向の往復運動量も
変化する。
例えば、レバーの第1嵌合部が回動軸の軸心上を通る
ように設けられているので、リンクの第2嵌合部を回動
軸の軸心上に位置させることもできる。このとき、リン
クの第2嵌合部に嵌め合わされるレバーの第1嵌合部の
揺動運動量は0となる。
ように設けられているので、リンクの第2嵌合部を回動
軸の軸心上に位置させることもできる。このとき、リン
クの第2嵌合部に嵌め合わされるレバーの第1嵌合部の
揺動運動量は0となる。
この結果、リンクの第2嵌合部をレバーの第1嵌合部
に沿って移動させることによって回動軸の軸心上に位置
させることによって、リンクの他端に連結された駆動手
段の運動量も0となるため、上送り歯の上下方向の往復
運動量が0となり、上送り歯が0送り調節される。
に沿って移動させることによって回動軸の軸心上に位置
させることによって、リンクの他端に連結された駆動手
段の運動量も0となるため、上送り歯の上下方向の往復
運動量が0となり、上送り歯が0送り調節される。
[発明の効果] リンクの第2嵌合部を回動軸の軸心上に位置させるこ
とによって、上送り歯の0送り調節を行うことができる
ので、従来のもののようにレバーを延長する必要はな
い。
とによって、上送り歯の0送り調節を行うことができる
ので、従来のもののようにレバーを延長する必要はな
い。
この結果、ミシンの他の内部部品への干渉や、ミシン
の外郭を大きくすることなく、上送り歯の上下方向の運
動範囲を広範囲に調節することができる。
の外郭を大きくすることなく、上送り歯の上下方向の運
動範囲を広範囲に調節することができる。
[実施例] 次に、本発明のミシンの上送り装置を、図に示す実施
例に基づき説明する。
例に基づき説明する。
(実施例の構成) 第1図ないし第5図は、本発明の実施例を示すもの
で、第1図はミシンの上送り装置の要部を示す図、第2
図および第3図はミシンの上送り装置のリンク機構を示
す図、第4図および第5図はミシンの上送り装置の上送
り歯上昇機構を示す図である。
で、第1図はミシンの上送り装置の要部を示す図、第2
図および第3図はミシンの上送り装置のリンク機構を示
す図、第4図および第5図はミシンの上送り装置の上送
り歯上昇機構を示す図である。
イ)ミシンの上送り装置1の概略説明。
ミシンの上送り装置1は、上送り歯2に水平方向の往
復運動を与えるための水平駆動機構3を備える。この水
平駆動機構3は、本発明の水平駆動手段で、上送り歯2
の水平方向の往復運動量を調節する水平送り運動量調節
機構4を有する。また、ミシンの上送り装置1は、上送
り歯2に上下方向の往復運動を与えるための上下駆動機
構5を備える。この上下駆動機構5は、本発明の上下駆
動手段で、上送り歯2の上下方向の往復運動量を調節す
る上下送り運動量調節機構6を有する。さらに、ミシン
の上送り装置1は、布押え7を上昇させる際に、上送り
歯2を上昇させる上送り歯上昇機構8を備える。
復運動を与えるための水平駆動機構3を備える。この水
平駆動機構3は、本発明の水平駆動手段で、上送り歯2
の水平方向の往復運動量を調節する水平送り運動量調節
機構4を有する。また、ミシンの上送り装置1は、上送
り歯2に上下方向の往復運動を与えるための上下駆動機
構5を備える。この上下駆動機構5は、本発明の上下駆
動手段で、上送り歯2の上下方向の往復運動量を調節す
る上下送り運動量調節機構6を有する。さらに、ミシン
の上送り装置1は、布押え7を上昇させる際に、上送り
歯2を上昇させる上送り歯上昇機構8を備える。
ロ)水平駆動機構3の説明。
一方向への回転運動を行う駆動軸9には、偏心輪10が
固定され、送りロッド11、水平送り腕12を介して水平送
り軸13に揺動運動が伝えられる。この水平送り軸13の端
部には、断面コ字形状を呈した溝14に角駒15を嵌め込ん
だ水平送り調節腕16が固定されている。角駒15には、水
平送りリンク17の一端が嵌め込まれている。水平送りリ
ンク17の他端は、水平クランク軸18に固定された水平ク
ランク軸腕19に、ピン20によって繋がれており、水平送
り調節腕16の揺動運動を、水平クランク軸18に伝えてい
る。水平クランク軸18の端部は、下方に延びる水平駆動
体21を備え、その水平駆動体21の先端は、上送り台22の
一端と、回転自在に繋がれている。この結果、上送り台
22には、縫針23の上下方向の往復運動に伴って、水平方
向の往復運動が伝えられる。
固定され、送りロッド11、水平送り腕12を介して水平送
り軸13に揺動運動が伝えられる。この水平送り軸13の端
部には、断面コ字形状を呈した溝14に角駒15を嵌め込ん
だ水平送り調節腕16が固定されている。角駒15には、水
平送りリンク17の一端が嵌め込まれている。水平送りリ
ンク17の他端は、水平クランク軸18に固定された水平ク
ランク軸腕19に、ピン20によって繋がれており、水平送
り調節腕16の揺動運動を、水平クランク軸18に伝えてい
る。水平クランク軸18の端部は、下方に延びる水平駆動
体21を備え、その水平駆動体21の先端は、上送り台22の
一端と、回転自在に繋がれている。この結果、上送り台
22には、縫針23の上下方向の往復運動に伴って、水平方
向の往復運動が伝えられる。
ハ)水平送り運動量調節機構4の説明。
水平駆動機構3の水平送りリンク17の一端(角駒15
側)には、水平送り調節リンク24の一端が嵌め込まれて
いる。この水平送り調節リンク24の他端は、第1水平送
り調節レバー25の一端に繋がれている。この第1水平送
り調節レバー25の他端は、回転自在に支持されたピン26
を介して、第2水平送り調節レバー27の一端に固定され
ている。第2水平送り調節レバー27の他端は、内部の各
機構を収納するフレーム29の外部より突出し、フレーム
29に固定された水平送り目盛板30に、つまみねじ31によ
り固定されている。
側)には、水平送り調節リンク24の一端が嵌め込まれて
いる。この水平送り調節リンク24の他端は、第1水平送
り調節レバー25の一端に繋がれている。この第1水平送
り調節レバー25の他端は、回転自在に支持されたピン26
を介して、第2水平送り調節レバー27の一端に固定され
ている。第2水平送り調節レバー27の他端は、内部の各
機構を収納するフレーム29の外部より突出し、フレーム
29に固定された水平送り目盛板30に、つまみねじ31によ
り固定されている。
この結果、つまみねじ31を緩めて、第2水平送り調節
レバー27の他端を、水平送り目盛板30上を移動させるこ
とにより、角駒15が、溝14に沿って移動し、角駒15と水
平送り軸13の軸心との長さが変化して、上送り台22に伝
達される水平方向の往復運動量が調節される。なお、例
えば、第2水平送り調節レバー27を水平送り目盛板30に
目盛られた0点に位置させると、角駒15が溝14の水平送
り軸13の軸心上に位置することとなる。このため、水平
送り軸13が揺動運動しても水平送り調節腕16から上送り
台22に伝達される運動量は0となるので、上送り歯2の
水平方向の往復運動量は0送りとなる。
レバー27の他端を、水平送り目盛板30上を移動させるこ
とにより、角駒15が、溝14に沿って移動し、角駒15と水
平送り軸13の軸心との長さが変化して、上送り台22に伝
達される水平方向の往復運動量が調節される。なお、例
えば、第2水平送り調節レバー27を水平送り目盛板30に
目盛られた0点に位置させると、角駒15が溝14の水平送
り軸13の軸心上に位置することとなる。このため、水平
送り軸13が揺動運動しても水平送り調節腕16から上送り
台22に伝達される運動量は0となるので、上送り歯2の
水平方向の往復運動量は0送りとなる。
ニ)上下駆動機構5の説明。
駆動軸9と連動して所定の回転角度で揺動運動を行っ
ている回動軸32の端部に、断面コの字状を呈した溝33に
角駒34を嵌め込んだ上下送り調節レバー35を固定する。
なお、溝33は、本発明の第1嵌合部の一例であり、角駒
34は、本発明の第2嵌合部の一例である。この溝33は、
回動軸32の軸心上を通り、上下送り調節レバー35の図示
左側端部へ向かって形成されている。また、溝33は、上
送り歯2が下降位置に位置しているときに39を中心とし
た円弧状に位置するように形成されている。
ている回動軸32の端部に、断面コの字状を呈した溝33に
角駒34を嵌め込んだ上下送り調節レバー35を固定する。
なお、溝33は、本発明の第1嵌合部の一例であり、角駒
34は、本発明の第2嵌合部の一例である。この溝33は、
回動軸32の軸心上を通り、上下送り調節レバー35の図示
左側端部へ向かって形成されている。また、溝33は、上
送り歯2が下降位置に位置しているときに39を中心とし
た円弧状に位置するように形成されている。
角駒34は、溝33に沿って移動可能に設けられている。
また、角駒34には、上下送りリンク36の一端が嵌め込ま
れている。上下送りリンク36の他端は、上下クランク軸
37に固定された上下クランク軸腕38に、ピン39によって
繋がれており、上下送り調節レバー35の回動軸32の軸心
を中心とした揺動運動を、上下クランク軸37に伝えてい
る。上下クランク軸37の端部には、水平方向へ延びる上
下駆動体40を備えている。この上下駆動体40の自由端側
には、伝達レバー41の自由端側の連結部42に、上下方向
の往復運動を伝える角駒43が嵌め込まれている。この結
果、縫針23の上下往復運動に伴って、伝達レバー41の連
結部42が上下方向の往復運動を行う。
また、角駒34には、上下送りリンク36の一端が嵌め込ま
れている。上下送りリンク36の他端は、上下クランク軸
37に固定された上下クランク軸腕38に、ピン39によって
繋がれており、上下送り調節レバー35の回動軸32の軸心
を中心とした揺動運動を、上下クランク軸37に伝えてい
る。上下クランク軸37の端部には、水平方向へ延びる上
下駆動体40を備えている。この上下駆動体40の自由端側
には、伝達レバー41の自由端側の連結部42に、上下方向
の往復運動を伝える角駒43が嵌め込まれている。この結
果、縫針23の上下往復運動に伴って、伝達レバー41の連
結部42が上下方向の往復運動を行う。
伝達レバー41は、後述する上送り支持腕44の自由端側
の支持部45によって、回転自在に支持されている。ま
た、伝達レバー41の自由端側の連結部42は、二股形状に
設けられ、その二股の内部で角駒43と連結されている。
伝達レバー41は、支持部45と連結部42とのほぼ中央部に
穴46を備え、その穴46には、案内47が嵌め込まれてい
る。つまり、伝達レバー41は、支持部45と連結部42との
間に、案内47が設けられている。案内47は、断面コ字形
の溝48を備える。この溝48には、上送り台22の中央部分
が嵌め込まれ、上送り台22を水平方向へ移動自在に支持
している。そしてこの案内47は、上送り台22に、縫針23
の上下方向の往復運動に伴って、上下方向の往復運動を
伝える。
の支持部45によって、回転自在に支持されている。ま
た、伝達レバー41の自由端側の連結部42は、二股形状に
設けられ、その二股の内部で角駒43と連結されている。
伝達レバー41は、支持部45と連結部42とのほぼ中央部に
穴46を備え、その穴46には、案内47が嵌め込まれてい
る。つまり、伝達レバー41は、支持部45と連結部42との
間に、案内47が設けられている。案内47は、断面コ字形
の溝48を備える。この溝48には、上送り台22の中央部分
が嵌め込まれ、上送り台22を水平方向へ移動自在に支持
している。そしてこの案内47は、上送り台22に、縫針23
の上下方向の往復運動に伴って、上下方向の往復運動を
伝える。
上送り台22の先端には、上送り歯2がねじ49で固定さ
れている。上送り歯2は、上述の水平駆動機構3および
上下駆動機構5の伝える水平方向および上下方向の往復
運動が合成されて、正転方向に楕円形状の送り運動(い
わゆる4運動送り)を行い、図示しない下送り歯と共働
して、針板50の加工布載置面に載置された加工布を移送
する。
れている。上送り歯2は、上述の水平駆動機構3および
上下駆動機構5の伝える水平方向および上下方向の往復
運動が合成されて、正転方向に楕円形状の送り運動(い
わゆる4運動送り)を行い、図示しない下送り歯と共働
して、針板50の加工布載置面に載置された加工布を移送
する。
一方、案内47は、直接、付勢手段51によって加工布に
向かって付勢されている。この付勢手段51を具体的に説
明する。付勢手段51は、案内47の上側に乗せられる押え
棒52と、この付勢力を接するための押え調節ねじ53と、
押え棒52と押え調節ねじ53の間に配された圧縮コイルス
プリング54とから構成される。なお、付勢手段51の付勢
力は、上送り歯2を高速で作動させる際に、上送り歯2
が上下駆動機構5の動きに追従するように、大きく設定
されている。
向かって付勢されている。この付勢手段51を具体的に説
明する。付勢手段51は、案内47の上側に乗せられる押え
棒52と、この付勢力を接するための押え調節ねじ53と、
押え棒52と押え調節ねじ53の間に配された圧縮コイルス
プリング54とから構成される。なお、付勢手段51の付勢
力は、上送り歯2を高速で作動させる際に、上送り歯2
が上下駆動機構5の動きに追従するように、大きく設定
されている。
一方、上送り支持腕44は、メタル55を介して上送り支
持軸56の周囲に回転自在に支持されている。この上送り
支持腕44は、上方に延びるストッパ57を備え、このスト
ッパ57がフレーム29に当たることにより、上送り支持腕
44の支持部45の下端の位置が規制される。
持軸56の周囲に回転自在に支持されている。この上送り
支持腕44は、上方に延びるストッパ57を備え、このスト
ッパ57がフレーム29に当たることにより、上送り支持腕
44の支持部45の下端の位置が規制される。
ホ)上下送り運動量調節機構6の説明。
上下駆動機構5の上下送りリンク36の一端(角駒34
側)には、上下送り調節リンク58の一端が嵌め込まれて
いる。この上下送り調節リンク58の他端は、第1上下送
り調節レバー59の一端に繋がれている。この第1上下送
り調節レバー59の他端は、回転自在に支持されたピン60
を介して、第2上下送り調節レバー61の一端に固定され
ている。第2上下送り調節レバー61の他端は、フレーム
29の外部より突出し、フレーム29に固定された上下送り
目盛板(図示しない)に、つまみねじ62により固定され
ている。
側)には、上下送り調節リンク58の一端が嵌め込まれて
いる。この上下送り調節リンク58の他端は、第1上下送
り調節レバー59の一端に繋がれている。この第1上下送
り調節レバー59の他端は、回転自在に支持されたピン60
を介して、第2上下送り調節レバー61の一端に固定され
ている。第2上下送り調節レバー61の他端は、フレーム
29の外部より突出し、フレーム29に固定された上下送り
目盛板(図示しない)に、つまみねじ62により固定され
ている。
この結果、つまみねじ62を緩めて、第2上下送り調節
レバー61の他端を、上下送り目盛板上で移動させること
により、角駒34が、溝33に沿って移動し、角駒34と回動
軸32の軸心との長さが変化して、案内47に伝達される上
下方向の往復運動量が調節される。
レバー61の他端を、上下送り目盛板上で移動させること
により、角駒34が、溝33に沿って移動し、角駒34と回動
軸32の軸心との長さが変化して、案内47に伝達される上
下方向の往復運動量が調節される。
ヘ)上送り歯上昇機構8の説明。
上送り歯上昇機構8は、上送り支持腕44に回転運動を
付与し、支持部45を付勢手段51の付勢力に抗して上方へ
移動させる本発明の回転運動付与手段で、押え上げ中間
レバー63を備える。この押え上げ中間レバー63は、略L
字形を呈し、曲折部分がメタル(図示しない)を介し
て、上送り支持軸56の周囲に回転自在に支持されてい
る。そして、押え上げ中間レバー63の一方の自由端は、
上方に延びており、上送り支持腕44のストッパ57にねじ
込まれた調節ねじ64と、一定の隙間を介して対峙してい
る。また、押え上げ中間レバー63の上方に延びる自由端
側には、上送り支持軸56に固定されたカラー65の突起部
66とも、一定の隙間を介して対峙している。押え上げ中
間レバー63の他方の自由端は、水平方向へ延び、図示し
ない伝達機構を介して足踏みペダル(図示しない)に連
結されている。なお、上記の2つの隙間を調節すること
により、上送り歯2および布押え7の上昇量や上昇タイ
ミングを調節することができる。
付与し、支持部45を付勢手段51の付勢力に抗して上方へ
移動させる本発明の回転運動付与手段で、押え上げ中間
レバー63を備える。この押え上げ中間レバー63は、略L
字形を呈し、曲折部分がメタル(図示しない)を介し
て、上送り支持軸56の周囲に回転自在に支持されてい
る。そして、押え上げ中間レバー63の一方の自由端は、
上方に延びており、上送り支持腕44のストッパ57にねじ
込まれた調節ねじ64と、一定の隙間を介して対峙してい
る。また、押え上げ中間レバー63の上方に延びる自由端
側には、上送り支持軸56に固定されたカラー65の突起部
66とも、一定の隙間を介して対峙している。押え上げ中
間レバー63の他方の自由端は、水平方向へ延び、図示し
ない伝達機構を介して足踏みペダル(図示しない)に連
結されている。なお、上記の2つの隙間を調節すること
により、上送り歯2および布押え7の上昇量や上昇タイ
ミングを調節することができる。
なお、上送り支持軸56の端部には、押え腕67が固定さ
れている。この押え腕67の自由端側には、加工布の上方
より、加工布を針板50に向けて押えつける布押え7がね
じによって固定されている。なお、押え腕67の自由端側
は、付勢手段68によって、下方へ向けて付勢されてい
る。
れている。この押え腕67の自由端側には、加工布の上方
より、加工布を針板50に向けて押えつける布押え7がね
じによって固定されている。なお、押え腕67の自由端側
は、付勢手段68によって、下方へ向けて付勢されてい
る。
この結果、作業者が足踏みペダルを踏むと、伝達機構
を介して押え上げ中間レバー63が回転し、つられて上送
り支持腕44と上送り支持軸56とが回転し、上送り歯2と
布押え7とが、ともに上昇する。
を介して押え上げ中間レバー63が回転し、つられて上送
り支持腕44と上送り支持軸56とが回転し、上送り歯2と
布押え7とが、ともに上昇する。
(実施例の作動) 次に、本発明にかかる部分の実施例の作動を簡単に説
明する。
明する。
ト)加工布が厚いものの上送り歯2の上昇量の調節時の
作動。
作動。
加工布が厚いものの場合には、ミシンを停止して上送
り歯2を下降位置に位置させる。
り歯2を下降位置に位置させる。
なお、上下送り調節レバー35の溝33が、上送り歯2が
下降位置に位置しているときにピン39を中心とした円弧
状に位置するように形成されている。この結果、上下送
りリンク36をピン39を中心に回動させた場合でも上下ク
ランク軸腕38の位置が変化しないので、上送り歯2が下
降位置を保たれることとなる。
下降位置に位置しているときにピン39を中心とした円弧
状に位置するように形成されている。この結果、上下送
りリンク36をピン39を中心に回動させた場合でも上下ク
ランク軸腕38の位置が変化しないので、上送り歯2が下
降位置を保たれることとなる。
そして、第2上下送り調節レバー61の他端に設けられ
ているフレーム29の外部に突出しているつまみねじ62を
緩めることにより、フレーム29に固定された上下送り目
盛板と第2上下送り調節レバー61との固定を解除する。
ているフレーム29の外部に突出しているつまみねじ62を
緩めることにより、フレーム29に固定された上下送り目
盛板と第2上下送り調節レバー61との固定を解除する。
その後に、第2上下送り調節レバー61を上下送り目盛
板に沿って加工布の厚さに応じてピン60を中心として矢
印A方向に移動させる。すると、第1上下送り調節レバ
ー59の一端がピン60を中心として矢印B方向に移動す
る。このため、上下送り調節リンク58が角駒34を伴って
矢印B方向に移動する。
板に沿って加工布の厚さに応じてピン60を中心として矢
印A方向に移動させる。すると、第1上下送り調節レバ
ー59の一端がピン60を中心として矢印B方向に移動す
る。このため、上下送り調節リンク58が角駒34を伴って
矢印B方向に移動する。
すると、角駒34が上下送り調節レバー35の溝33に沿っ
て回動軸32の軸心から遠ざかる方向に移動する。このた
め、この角駒34を嵌め込んだ上下送りリンク36がピン39
を中心として矢印C方向に移動して第2図に示した位置
に設定される。そして、つまみねじ62を再び締め付けて
上下送り目盛板と第2上下送り調節レバー61とを固定し
て角駒34の位置がずれないようにしておく。
て回動軸32の軸心から遠ざかる方向に移動する。このた
め、この角駒34を嵌め込んだ上下送りリンク36がピン39
を中心として矢印C方向に移動して第2図に示した位置
に設定される。そして、つまみねじ62を再び締め付けて
上下送り目盛板と第2上下送り調節レバー61とを固定し
て角駒34の位置がずれないようにしておく。
したがって、上下送り調節レバー35において、揺動運
動量の大きな場所に角駒34が位置することによって、回
動軸32が揺動運動したときに上下送り調節レバー35から
上下送りリンク36、上下クランク軸腕38を介して上下ク
ランク軸37に伝達される揺動量は移動前より大きいもの
となる。
動量の大きな場所に角駒34が位置することによって、回
動軸32が揺動運動したときに上下送り調節レバー35から
上下送りリンク36、上下クランク軸腕38を介して上下ク
ランク軸37に伝達される揺動量は移動前より大きいもの
となる。
このため、この上下クランク軸37から伝達レバー41の
案内47を介して上送り台22に伝達される運動量は移動前
より大きくなる。
案内47を介して上送り台22に伝達される運動量は移動前
より大きくなる。
この結果、上送り歯2の上下方向の往復運動量、すな
わち、上送り歯2の上昇量は移動前より大きくなり、上
送り歯2により加工布を移送するときに、上送り歯2が
上昇した際に加工布より確実に離れるので、加工布を逆
方向に送ったりするなどの加工布の送りに悪影響を与え
ることはない。
わち、上送り歯2の上昇量は移動前より大きくなり、上
送り歯2により加工布を移送するときに、上送り歯2が
上昇した際に加工布より確実に離れるので、加工布を逆
方向に送ったりするなどの加工布の送りに悪影響を与え
ることはない。
チ)加工布が薄いものの上送り歯2の上昇量の調節時の
作動。
作動。
加工布が薄いものの場合には、厚いもののときと同様
にミシンを停止して上送り歯2を下降位置に位置させ
る。
にミシンを停止して上送り歯2を下降位置に位置させ
る。
そして、つまみねじ62を緩めることにより、上下送り
目盛板と第2上下送り調節レバー61との固定を解除し、
第2上下送り調節レバー61を上下送り目盛板に沿って加
工布の厚さに応じてピン60を中心として矢印D方向に移
動させる。すると、第1上下送り調節レバー59の一端が
ピン60を中心として矢印E方向に移動することにより、
上下送り調節リンク58も角駒34を伴って矢印E方向に移
動する。
目盛板と第2上下送り調節レバー61との固定を解除し、
第2上下送り調節レバー61を上下送り目盛板に沿って加
工布の厚さに応じてピン60を中心として矢印D方向に移
動させる。すると、第1上下送り調節レバー59の一端が
ピン60を中心として矢印E方向に移動することにより、
上下送り調節リンク58も角駒34を伴って矢印E方向に移
動する。
すると、角駒34が上下送り調節レバー35の溝33に沿っ
て回動軸32の軸心に近づく方向に移動するので、上下送
りリンク36がピン39を中心として矢印F方向に移動す
る。そして、つまみねじ62を再び締め付ける。
て回動軸32の軸心に近づく方向に移動するので、上下送
りリンク36がピン39を中心として矢印F方向に移動す
る。そして、つまみねじ62を再び締め付ける。
したがって、上下送り調節レバー35において、揺動運
動量の小さい場所に角駒34が位置することによって、回
動軸32が揺動運動したときに上下送り調節レバー35から
上送り台22に伝達される運動量は移動前より小さくな
る。
動量の小さい場所に角駒34が位置することによって、回
動軸32が揺動運動したときに上下送り調節レバー35から
上送り台22に伝達される運動量は移動前より小さくな
る。
この結果、上送り歯2の上下方向の往復運動量、すな
わち、上送り歯2の上昇量は移動前より小さくなる。
わち、上送り歯2の上昇量は移動前より小さくなる。
なお、この実施例では、溝33が回動軸32の軸心上を通
るように形成されているので、加工布の厚さが非常に薄
いものの場合に、角駒34がその回動軸32の軸心に限りな
く近づけることができる。例えば、第2上下送り調節レ
バー61を上下送り目盛板に目盛られた0点に位置させる
と、角駒34が溝33の回動軸32の軸心上に位置することと
なる。
るように形成されているので、加工布の厚さが非常に薄
いものの場合に、角駒34がその回動軸32の軸心に限りな
く近づけることができる。例えば、第2上下送り調節レ
バー61を上下送り目盛板に目盛られた0点に位置させる
と、角駒34が溝33の回動軸32の軸心上に位置することと
なる。
この回動軸32の軸心は上下送り調節レバー35の軸心で
もあるため、この部分の揺動量は回動軸32の揺動量に拘
らず0となる。
もあるため、この部分の揺動量は回動軸32の揺動量に拘
らず0となる。
この結果、回動軸32が揺動運動しても上下送り調節レ
バー35が上送り台22に伝達される運動量は0となるの
で、上送り歯2の上下方向の往復運動量、すなわち、上
送り歯2は0送りとなる。
バー35が上送り台22に伝達される運動量は0となるの
で、上送り歯2の上下方向の往復運動量、すなわち、上
送り歯2は0送りとなる。
(実施例の効果) 上記実施例で示したように、つまみねじ62を緩めて、
第2上下送り調節レバー61の他端を、上下送り目盛板上
で移動させることにより、上下送り調節レバー35の揺動
運動の中心である回動軸32の軸心に角駒34を近づけて、
再度つまみねじ62を締め付けることによって、上送り歯
2の上昇量を限りなく小さくすることができる。すなわ
ち、上送り歯2を0送り調節することもできるので、加
工布が非常に薄いものの場合でも最適な上送り歯2の上
昇量に調節することができる。
第2上下送り調節レバー61の他端を、上下送り目盛板上
で移動させることにより、上下送り調節レバー35の揺動
運動の中心である回動軸32の軸心に角駒34を近づけて、
再度つまみねじ62を締め付けることによって、上送り歯
2の上昇量を限りなく小さくすることができる。すなわ
ち、上送り歯2を0送り調節することもできるので、加
工布が非常に薄いものの場合でも最適な上送り歯2の上
昇量に調節することができる。
加工布が厚いもの場合には、つまみねじ62を緩めて、
第2上下送り調節レバー61の他端を、上下送り目盛板上
で移動させることにより、回動軸32の軸心から角駒34を
遠ざけて、再度つまみねじ62を締め付けることによっ
て、その加工布の厚さに応じて最適な上送り歯2の上昇
量に調節することができる。
第2上下送り調節レバー61の他端を、上下送り目盛板上
で移動させることにより、回動軸32の軸心から角駒34を
遠ざけて、再度つまみねじ62を締め付けることによっ
て、その加工布の厚さに応じて最適な上送り歯2の上昇
量に調節することができる。
この結果、水平送り運動量調節機構4と上下送り運動
量調節機構6とが共働することによって、水平送り調節
腕16および上下送り調節レバー35の軸心上に角駒15、34
を位置させることにより上送り歯2の0送り調節が行え
る。このため、ミシンの他の内部部品への干渉やミシン
の外郭を大きくすることなく広い範囲で上送り歯2の上
昇量を調節することができる。
量調節機構6とが共働することによって、水平送り調節
腕16および上下送り調節レバー35の軸心上に角駒15、34
を位置させることにより上送り歯2の0送り調節が行え
る。このため、ミシンの他の内部部品への干渉やミシン
の外郭を大きくすることなく広い範囲で上送り歯2の上
昇量を調節することができる。
(変形例) 本発明は、要旨を逸脱しないかぎりにおいて、種々の
偏向が可能なもので、その一例を次に列挙する。
偏向が可能なもので、その一例を次に列挙する。
第1嵌合部は溝33の他に穴、突起、凸部またはレール
などの種々のものが考えられ、第2嵌合部は、角駒34の
他に第1嵌合部に嵌合してその第1嵌合部に沿って移動
可能なものならば何でも良い。
などの種々のものが考えられ、第2嵌合部は、角駒34の
他に第1嵌合部に嵌合してその第1嵌合部に沿って移動
可能なものならば何でも良い。
この実施例では、上下駆動手段を上下送り調節レバー
35、上下送りリンク36およびリンク機構により構成した
が、少なくとも上下送り調節レバー35、上下送りリンク
36により上下駆動手段が構成されているものであれば種
々の構造を採用できる。
35、上下送りリンク36およびリンク機構により構成した
が、少なくとも上下送り調節レバー35、上下送りリンク
36により上下駆動手段が構成されているものであれば種
々の構造を採用できる。
レバーやリンクの形状は、この実施例の上下送り調節
レバー35や上下送りリンク36に限らず種々の説明変更を
行うことができる。
レバー35や上下送りリンク36に限らず種々の説明変更を
行うことができる。
第1図ないし第5図は本発明の実施例を示すもので、第
1図はミシンの上送り装置の要部側面図、第2図および
第3図はミシンの上送り装置のリンク機構を示す側面
図、第4図は上送り歯上昇機構の側面図、第5図は上送
り歯上昇機構の後面図である。 図中、1……ミシンの上送り装置 2……上送り歯 3……水平駆動機構(水平駆動手段) 4……水平送り運動量調節機構 5……上下駆動機構(上下駆動手段) 6……上下送り運動量調節機構 33……溝(第1嵌合部) 34……角駒(第2嵌合部) 35……上下送り調節レバー 36……上下送りリンク
1図はミシンの上送り装置の要部側面図、第2図および
第3図はミシンの上送り装置のリンク機構を示す側面
図、第4図は上送り歯上昇機構の側面図、第5図は上送
り歯上昇機構の後面図である。 図中、1……ミシンの上送り装置 2……上送り歯 3……水平駆動機構(水平駆動手段) 4……水平送り運動量調節機構 5……上下駆動機構(上下駆動手段) 6……上下送り運動量調節機構 33……溝(第1嵌合部) 34……角駒(第2嵌合部) 35……上下送り調節レバー 36……上下送りリンク
Claims (1)
- 【請求項1】4運動送りによって加工布に送り運動を与
える上送り歯と、 この上送り歯を連結して前記上送り歯に上下方向の往復
運動を与える上下駆動手段と、 前記上送り歯を連結して前記上送り歯に水平方向の往復
運動を与える水平駆動手段と を備えたミシンの上送り装置において、 前記上下駆動手段は、 所定の回転角度の往復運動を行う回動軸と、 この回動軸に設けられ、前記回動軸の回動運動によって
端部が揺動運動するレバーと、 一端が前記レバーに連結され、他端が前記上送り歯に作
動的に連結されたリンクと を備え、 前記レバーは、前記回動軸の軸心上を通り、前記端部へ
向かって設けられた溝、穴または凸部などの第1嵌合部
を有し、 前記リンクは、前記第1嵌合部に嵌め合わされて前記第
1嵌合部に沿って移動可能に設けられた第2嵌合部を有
する ことを特徴とするミシンの上送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11739490A JP2734739B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ミシンの上送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11739490A JP2734739B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ミシンの上送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0415084A JPH0415084A (ja) | 1992-01-20 |
JP2734739B2 true JP2734739B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=14710566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11739490A Expired - Fee Related JP2734739B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | ミシンの上送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2734739B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103052769A (zh) * | 2010-10-22 | 2013-04-17 | 三菱重工业株式会社 | 推进装置及具备其的船舶 |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP11739490A patent/JP2734739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0415084A (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |