JPS6128432B2 - - Google Patents
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- JPS6128432B2 JPS6128432B2 JP11296675A JP11296675A JPS6128432B2 JP S6128432 B2 JPS6128432 B2 JP S6128432B2 JP 11296675 A JP11296675 A JP 11296675A JP 11296675 A JP11296675 A JP 11296675A JP S6128432 B2 JPS6128432 B2 JP S6128432B2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
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- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- Arc Welding Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は小電流域においても安定にアークを発
生させることができるアーク溶接機に関するもの
である。
生させることができるアーク溶接機に関するもの
である。
従来技術
通常、交流アーク溶接機の出力電流によつてア
ークを発生させると、交流電流が零点を通過する
ことにアークが消滅し無負荷電圧の回復にともな
つて再点弧する。しかし、たとえばアルミニウム
材を非消耗電極を用いて交流アーク溶接する場合
には、アルミニウム材がマイナスになる半波にお
いて電子放出が良好でなく、アークの再点弧が容
易でない。特に小電流においては、アークの再点
弧に失敗してアーク切れを起こすことが多い。従
来より、これらを解決する手段として、溶接電源
と負荷との間にブリツジ形整流回路を介してイン
ダクタンスを接続して溶接電流波形を矩形波に近
づけることにより、アークの安定性を改善するこ
とが行なわれている。しかし、この種の装置にお
いては、交流出力時においてもブリツジ形整流回
路を利用するため、溶接電流は必ず直列接続とな
る2個の整流器を通して負荷に供給されることに
なるから、整流器として半導体整流器を使用して
も、1ボルト前後の順方向電圧降下があり、溶接
電流が通過する整流器が多くなるとその分だけ出
力電圧が低下し、また電力損失も大きくなるのを
避けられなかつた。一方、直流出力を用いる場合
には、その出力波形中に含まれるリツプル分を極
力少なくすることがアークの安定性や溶接品質の
面から重要であり、通常は多相交流を整流して直
流出力を得る方式がほとんどであり、単相電源を
入力とする場合には極めて大容量のコンデンサを
出力回路に接続してリツプルの除去を計ることが
必要であり大形で高価なものとなつていた。
ークを発生させると、交流電流が零点を通過する
ことにアークが消滅し無負荷電圧の回復にともな
つて再点弧する。しかし、たとえばアルミニウム
材を非消耗電極を用いて交流アーク溶接する場合
には、アルミニウム材がマイナスになる半波にお
いて電子放出が良好でなく、アークの再点弧が容
易でない。特に小電流においては、アークの再点
弧に失敗してアーク切れを起こすことが多い。従
来より、これらを解決する手段として、溶接電源
と負荷との間にブリツジ形整流回路を介してイン
ダクタンスを接続して溶接電流波形を矩形波に近
づけることにより、アークの安定性を改善するこ
とが行なわれている。しかし、この種の装置にお
いては、交流出力時においてもブリツジ形整流回
路を利用するため、溶接電流は必ず直列接続とな
る2個の整流器を通して負荷に供給されることに
なるから、整流器として半導体整流器を使用して
も、1ボルト前後の順方向電圧降下があり、溶接
電流が通過する整流器が多くなるとその分だけ出
力電圧が低下し、また電力損失も大きくなるのを
避けられなかつた。一方、直流出力を用いる場合
には、その出力波形中に含まれるリツプル分を極
力少なくすることがアークの安定性や溶接品質の
面から重要であり、通常は多相交流を整流して直
流出力を得る方式がほとんどであり、単相電源を
入力とする場合には極めて大容量のコンデンサを
出力回路に接続してリツプルの除去を計ることが
必要であり大形で高価なものとなつていた。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、交流出力時には少ない整流器
によつて矩形波状の溶接電流を得て安定にアーク
を再点弧でき、かつ直流出力時には単相電源から
入力を得る方式であるにもかかわらず、ほとんど
リツプルの含まれない平坦な出力を得ることので
きる交直両用のアーク溶接機を提供することにあ
る。
によつて矩形波状の溶接電流を得て安定にアーク
を再点弧でき、かつ直流出力時には単相電源から
入力を得る方式であるにもかかわらず、ほとんど
リツプルの含まれない平坦な出力を得ることので
きる交直両用のアーク溶接機を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段
本発明は、上記の目的を達成するため溶接負荷
に異なつた方向の電流を通電する極性に接続され
た第1および第2の整流素子に、同一のリアクト
ル鉄心に巻回されてインダクタンスが等価で大な
る値の2個のリアクトル巻線をそれぞれ直列に接
続し、上記2個のリアクトル巻線の極性を各リア
クトル巻線に流れる電流によつて上記リアクトル
鉄心に生じる磁束の方向が同一になるように定め
てある。さらに上記第1および第2の整流素子と
は別個に設けた第3および第4の整流素子とを結
合して両波整流回路を構成するか、または第1お
よび第2の整流素子のみを有効として逆並列接続
による交流出力回路を構成するかに切替えるため
の切替スイツチを設けたアーク溶接機である。
に異なつた方向の電流を通電する極性に接続され
た第1および第2の整流素子に、同一のリアクト
ル鉄心に巻回されてインダクタンスが等価で大な
る値の2個のリアクトル巻線をそれぞれ直列に接
続し、上記2個のリアクトル巻線の極性を各リア
クトル巻線に流れる電流によつて上記リアクトル
鉄心に生じる磁束の方向が同一になるように定め
てある。さらに上記第1および第2の整流素子と
は別個に設けた第3および第4の整流素子とを結
合して両波整流回路を構成するか、または第1お
よび第2の整流素子のみを有効として逆並列接続
による交流出力回路を構成するかに切替えるため
の切替スイツチを設けたアーク溶接機である。
実施例
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は本発明のアーク溶接機の交流出力時
における動作を説明するための基本的な構成を示
す接続図であり、同図においては、本発明の動作
原理を明確にするために切替スイツチは省略して
ある。同図において、1,1は溶接機の入力端
子、2は入力端子1,1に接続された1次巻線2
pと2次巻線2sとを有する溶接変圧器、4aお
よび4bは共通の鉄心に巻回されたインダクタン
スが等価で十分大なるインダクタンスを有し同方
向に巻回されて直列接続された第1および第2の
リアクトル巻線であつて、これらの2個のリアク
トル巻線4a,4bの中間接続点に2次巻線2s
の一端2aが接続されている。3aおよび3b
は、直列接続された第1および第2のリアクトル
巻線4a,4bの両端に、アノードおよびカソー
ドがそれぞれ接続された互いに逆方向の第1およ
び第2の整流素子である。5は消耗または非消耗
電極、6はアーク、7は被溶接材で、これらの電
極5乃至被溶接材7は溶接負荷Rを構成し、第5
図のとおり、第1の出力端子11aおよび第2の
出力端子11bに接続される。整流端子3a及び
3bは、互いに逆方向に接続されているために、
電源の各半サイクルの周期ごとに交互に導通して
溶接負荷Rへの通電電流の向きが変化するが、本
発明においては、整流端子3a及び3bのそれぞ
れの導通時にリアクトル巻線4a及び4bに流れ
る各電流によつてリアクトル鉄心に生じる磁束の
方向が同一になるように各リアクトル巻線4a及
び4bの極性が定められている。
る。第1図は本発明のアーク溶接機の交流出力時
における動作を説明するための基本的な構成を示
す接続図であり、同図においては、本発明の動作
原理を明確にするために切替スイツチは省略して
ある。同図において、1,1は溶接機の入力端
子、2は入力端子1,1に接続された1次巻線2
pと2次巻線2sとを有する溶接変圧器、4aお
よび4bは共通の鉄心に巻回されたインダクタン
スが等価で十分大なるインダクタンスを有し同方
向に巻回されて直列接続された第1および第2の
リアクトル巻線であつて、これらの2個のリアク
トル巻線4a,4bの中間接続点に2次巻線2s
の一端2aが接続されている。3aおよび3b
は、直列接続された第1および第2のリアクトル
巻線4a,4bの両端に、アノードおよびカソー
ドがそれぞれ接続された互いに逆方向の第1およ
び第2の整流素子である。5は消耗または非消耗
電極、6はアーク、7は被溶接材で、これらの電
極5乃至被溶接材7は溶接負荷Rを構成し、第5
図のとおり、第1の出力端子11aおよび第2の
出力端子11bに接続される。整流端子3a及び
3bは、互いに逆方向に接続されているために、
電源の各半サイクルの周期ごとに交互に導通して
溶接負荷Rへの通電電流の向きが変化するが、本
発明においては、整流端子3a及び3bのそれぞ
れの導通時にリアクトル巻線4a及び4bに流れ
る各電流によつてリアクトル鉄心に生じる磁束の
方向が同一になるように各リアクトル巻線4a及
び4bの極性が定められている。
以下第2図乃至第5図を参照して上記溶接機の
動作を説明する。
動作を説明する。
第2図において正弦波状のEoは2次巻線2s
の無負荷電圧を示し、破線で示したIoは溶接負荷
Rを流れる電流を示し、実線は溶接負荷Rの端子
電圧IoRを示している。なお、同図の横軸には時
間tをとつてある。
の無負荷電圧を示し、破線で示したIoは溶接負荷
Rを流れる電流を示し、実線は溶接負荷Rの端子
電圧IoRを示している。なお、同図の横軸には時
間tをとつてある。
(a) T1<t<T2
第2図において時刻T1とT2との間の期間に
おいてはEo>IoRであり、第1の整流素子3a
が導通しており、溶接電流Ioは第3図aに示す
ように、端子2a、整流素子3a、リアクトル
巻線4a、溶接負荷Rおよび端子2bの経路を
流れ、このとき2次巻線2s、リアクトル巻線
4aおよび溶接負荷Rの端子電圧の極性はそれ
ぞれ図示のとおりとなつている。ここでリアク
トル巻線4aおよび4bのインダクタンスLは
使用する出力電流に応じて十分に大きな値に選
定しておく。この結果、電流Ioは殆んど変化し
ないが厳密には僅かずつ増加を続け、この電流
Ioの増加と大きなインダクタンスLによつてリ
アクトル巻線4aおよび4bにはEo−IoR=E
=L(di/dt)なる起電力が第3図a及びその
等価回路第5図aに示す極性に発生して第2図
の斜線で示された部分に相当するエネルギーが
蓄積される。
おいてはEo>IoRであり、第1の整流素子3a
が導通しており、溶接電流Ioは第3図aに示す
ように、端子2a、整流素子3a、リアクトル
巻線4a、溶接負荷Rおよび端子2bの経路を
流れ、このとき2次巻線2s、リアクトル巻線
4aおよび溶接負荷Rの端子電圧の極性はそれ
ぞれ図示のとおりとなつている。ここでリアク
トル巻線4aおよび4bのインダクタンスLは
使用する出力電流に応じて十分に大きな値に選
定しておく。この結果、電流Ioは殆んど変化し
ないが厳密には僅かずつ増加を続け、この電流
Ioの増加と大きなインダクタンスLによつてリ
アクトル巻線4aおよび4bにはEo−IoR=E
=L(di/dt)なる起電力が第3図a及びその
等価回路第5図aに示す極性に発生して第2図
の斜線で示された部分に相当するエネルギーが
蓄積される。
(b) T2<t<T3
次に、時刻T2とT3との間の期間では、第2
図に示すように、Eo<IoRになるためにアーク
は消滅し、溶接電流Ioがしや断され、リアクト
ル巻線4aおよび4bには時刻T1とT2との間
の期間のときとは逆方向の−L(di/dt)なる
起電力が発生する。
図に示すように、Eo<IoRになるためにアーク
は消滅し、溶接電流Ioがしや断され、リアクト
ル巻線4aおよび4bには時刻T1とT2との間
の期間のときとは逆方向の−L(di/dt)なる
起電力が発生する。
したがつて、この状態のときは、T1<t<
T2の期間に蓄積されたエネルギーによつて、
第3図bおよびその等価回路第5図bの実線に
示す循環電流Iooが流れる。
T2の期間に蓄積されたエネルギーによつて、
第3図bおよびその等価回路第5図bの実線に
示す循環電流Iooが流れる。
(c) T3<t<T4およびt=T4+α
時刻T3をこえると電源電圧Eoの極性が反転
し、時刻T3とT4との間の期間では、第2図に
示すように、Eo<IoRなのでアークを発生させ
ることができないで、第5図c1の点線に示す溶
接負荷Rは開放状態を続ける。したがつて、こ
の状態のときは、第5図c1の実線に示す循環電
流が流れる。
し、時刻T3とT4との間の期間では、第2図に
示すように、Eo<IoRなのでアークを発生させ
ることができないで、第5図c1の点線に示す溶
接負荷Rは開放状態を続ける。したがつて、こ
の状態のときは、第5図c1の実線に示す循環電
流が流れる。
次に時刻tがT4をわずかにこえた時点でEo
>IoRとなるので、アークが発生し、第5図c2
に示すように、2次巻線2sの等価電源Eoか
ら第1の整流端子3aを通る第1の回路に点線
で示した電流I1が流れようとする。この電流
I1は循環電流Iooと逆方向であり、かつ整流
端子3aの非導通方向であるので、循環電流
Iooは整流端子3aによつてしや断される。他
方、2次巻線2sの等価電源Eoから第2の整
流素子3bを通る第2の回路に点線で示した電
流I2が流れ始める。この時、上述したように、
T1<t<T2の間に蓄積されたエネルギーによ
る循環電流Iooが整流素子3aによつてしや断
されるので、リアクトルの残留エネルギーによ
つて、第5図c3に示すように、上記の第2の回
路に流れる電流I2と同方向に、放電電流Io2が重
畳され、溶接負荷RにはIo=I2+Io2の電流が流
れる。上記の残留エネルギーは、T1<t<T2
の間にリアクトルに蓄積されたエネルギーが
T2<t<T4の間に循環電流Iooとして流れてい
る期間中に、循環回路中で消費した抵抗損失を
除いたエネルギーであつて、tがわずかにT4
をこえた時点で溶接負荷Rに流れて消費され
る。すなわち、前の半サイクルに蓄積されたエ
ネルギーの放出によつて、アーク発生時に流れ
る電流の立上りは急峻なものとなり、再点弧が
確実となり、再点弧時期の遅れがなくなる。
>IoRとなるので、アークが発生し、第5図c2
に示すように、2次巻線2sの等価電源Eoか
ら第1の整流端子3aを通る第1の回路に点線
で示した電流I1が流れようとする。この電流
I1は循環電流Iooと逆方向であり、かつ整流
端子3aの非導通方向であるので、循環電流
Iooは整流端子3aによつてしや断される。他
方、2次巻線2sの等価電源Eoから第2の整
流素子3bを通る第2の回路に点線で示した電
流I2が流れ始める。この時、上述したように、
T1<t<T2の間に蓄積されたエネルギーによ
る循環電流Iooが整流素子3aによつてしや断
されるので、リアクトルの残留エネルギーによ
つて、第5図c3に示すように、上記の第2の回
路に流れる電流I2と同方向に、放電電流Io2が重
畳され、溶接負荷RにはIo=I2+Io2の電流が流
れる。上記の残留エネルギーは、T1<t<T2
の間にリアクトルに蓄積されたエネルギーが
T2<t<T4の間に循環電流Iooとして流れてい
る期間中に、循環回路中で消費した抵抗損失を
除いたエネルギーであつて、tがわずかにT4
をこえた時点で溶接負荷Rに流れて消費され
る。すなわち、前の半サイクルに蓄積されたエ
ネルギーの放出によつて、アーク発生時に流れ
る電流の立上りは急峻なものとなり、再点弧が
確実となり、再点弧時期の遅れがなくなる。
(d) t>T4
時刻T4以後は、第3図d及びその等価回路
第5図dに示すとおり、時刻T1以後と同様の
動作がくり返される。以上のようにして、溶接
負荷Rには、第2図に示すように電源の半サイ
クルの周期で急峻に極性が変わる略矩形波形の
交流電流が供給される。
第5図dに示すとおり、時刻T1以後と同様の
動作がくり返される。以上のようにして、溶接
負荷Rには、第2図に示すように電源の半サイ
クルの周期で急峻に極性が変わる略矩形波形の
交流電流が供給される。
第4図は、互に連動する切換スイツチ8aお
よび8bよりなる切替スイツチ8と直流出力時
に第1および第2の整流端子3a,3bと組合
わされて両波整流回路を構成する整流素子9
a,9bとを設けて第1の出力端子11aおよ
び第2の出力端子11bに接続された溶接負荷
Rに供給される電流を交流および直流に切りか
えられるようにした本発明の総合的な実施例を
示す接続図である。同図において切替スイツチ
8をAC側(交流出力側)に設定したときは第
3および第4の整流素子が回路から切離されて
第1および第2の整流素子のみがリアクトル巻
線4aおよび4bを介して逆並列に接続されて
交流電流出力が得られる。その動作は第1図と
全く同様であるので説明は省略する。切替スイ
ツチ8をDC側(直流出力側)にしたときに
は、リアクトル巻線4aおよび4bの作用によ
り第2図にて説明したように整流素子3aおよ
び3bには略矩形波状の電流が流れ、溶接負荷
Rにはこの電流が第1ないし第4の整流素子に
よつて両波整流された直流出力が得られる。こ
の結果、溶接電流は単相交流を電源にするにも
かかわらずほとんどリツプル分を含まない直流
電流となる。
よび8bよりなる切替スイツチ8と直流出力時
に第1および第2の整流端子3a,3bと組合
わされて両波整流回路を構成する整流素子9
a,9bとを設けて第1の出力端子11aおよ
び第2の出力端子11bに接続された溶接負荷
Rに供給される電流を交流および直流に切りか
えられるようにした本発明の総合的な実施例を
示す接続図である。同図において切替スイツチ
8をAC側(交流出力側)に設定したときは第
3および第4の整流素子が回路から切離されて
第1および第2の整流素子のみがリアクトル巻
線4aおよび4bを介して逆並列に接続されて
交流電流出力が得られる。その動作は第1図と
全く同様であるので説明は省略する。切替スイ
ツチ8をDC側(直流出力側)にしたときに
は、リアクトル巻線4aおよび4bの作用によ
り第2図にて説明したように整流素子3aおよ
び3bには略矩形波状の電流が流れ、溶接負荷
Rにはこの電流が第1ないし第4の整流素子に
よつて両波整流された直流出力が得られる。こ
の結果、溶接電流は単相交流を電源にするにも
かかわらずほとんどリツプル分を含まない直流
電流となる。
発明の効果
以上のように、本発明によれば交流出力時には
少ない整流素子で電源の各半サイクルの周期で急
峻に極性が変化する略矩形波状の交流出力電流が
得られ、直流出力時にはこの略矩形波状の交流出
力を両波整流した形の直流出力電流が得られるの
で、出力電圧降下および電力損失が少なく、しか
も交流アーク溶接時においては電流の極性反転時
においてアークを確実に再点弧することができ、
また直流出力時には単相交流を電力源とするにも
かかわらず大きな平滑回路を設けることなくリツ
プル含有率の極めて少ない直流出力が得られるの
で安定したアーク溶接が実現できるものである。
少ない整流素子で電源の各半サイクルの周期で急
峻に極性が変化する略矩形波状の交流出力電流が
得られ、直流出力時にはこの略矩形波状の交流出
力を両波整流した形の直流出力電流が得られるの
で、出力電圧降下および電力損失が少なく、しか
も交流アーク溶接時においては電流の極性反転時
においてアークを確実に再点弧することができ、
また直流出力時には単相交流を電力源とするにも
かかわらず大きな平滑回路を設けることなくリツ
プル含有率の極めて少ない直流出力が得られるの
で安定したアーク溶接が実現できるものである。
第1図は本発明の交流出力時の動作を説明する
ために切替スイツチを省略して示した接続図、第
2図は第1図の各部の波形図、第3図a乃至dは
それぞれ第1図の動作の異なる過程における各部
の電圧および電流経路を示す説明図、第4図は本
発明の総合的な実施例を示す接続図、第5図a乃
至dはそれぞれ第3図a乃至dの等価回路であ
る。 2……溶接変圧器、2p……1次巻線、2s,
2t……2次巻線、3a,3b……整流素子、4
a,4b……リアクトル巻線、8……互に連動す
る切換スイツチ8aおよび8bよりなる切替スイ
ツチ、9a,9b……整流素子、11a,11b
……出力端子。
ために切替スイツチを省略して示した接続図、第
2図は第1図の各部の波形図、第3図a乃至dは
それぞれ第1図の動作の異なる過程における各部
の電圧および電流経路を示す説明図、第4図は本
発明の総合的な実施例を示す接続図、第5図a乃
至dはそれぞれ第3図a乃至dの等価回路であ
る。 2……溶接変圧器、2p……1次巻線、2s,
2t……2次巻線、3a,3b……整流素子、4
a,4b……リアクトル巻線、8……互に連動す
る切換スイツチ8aおよび8bよりなる切替スイ
ツチ、9a,9b……整流素子、11a,11b
……出力端子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 共通の鉄心に巻回されたインダクタンスが等
価でかつ十分大なるインダクタンスを有し同方向
に巻回されて直列接続された2個のリアクトル4
a,4bと、 前記2個のリアクトル巻線4a,4bの中間接
続点に2次巻線2sの一端2aが接続された溶接
変圧器2と、 前記直列接続された第1のリアクトル巻線4a
の他端に一端が接続された第1の整流素子3a
と、 前記第1の整流素子3aの他端に接続された第
1の出力端子11aと、 前記第1の整流素子3aと逆並列方向であつて
前記第2リアクトル巻線4bの他端に一端が接続
された第2の整流素子3bと、 前記第2の整流素子3bの他端を前記第1の出
力端子11aまたは第2の出力端子11bに切換
接続する第1の切換スイツチ8aと、 一端が前記第1の出力端子11aに接続されか
つ第1の整流素子3aと同方向に接続された第3
の整流素子9aと、 前記2次巻線2sの他端2bと前記第2の出力
端子11bとの間に接続されかつ前記第3の整流
素子9aと逆並列方向に接続された第4の整流素
子9bと、 前記2次巻線2sの他端2bを前記第2の出力
端子11b又は前記第3の整流素子9aの他端に
切換接続しかつ前記第1の切換スイツチ8aに連
動する第2の切換スイツチ8b とを具備したアーク溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11296675A JPS5236538A (en) | 1975-09-18 | 1975-09-18 | Arc welding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11296675A JPS5236538A (en) | 1975-09-18 | 1975-09-18 | Arc welding machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5236538A JPS5236538A (en) | 1977-03-19 |
JPS6128432B2 true JPS6128432B2 (ja) | 1986-06-30 |
Family
ID=14599988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11296675A Granted JPS5236538A (en) | 1975-09-18 | 1975-09-18 | Arc welding machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5236538A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555183A (en) * | 1978-06-29 | 1980-01-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Arc welder |
JPS55154354A (en) * | 1979-05-16 | 1980-12-01 | Toray Silicone Co Ltd | Silicone composition for treating glass fiber |
JPS5619979A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-25 | Daihen Corp | Phase control type alternating current welding machine |
-
1975
- 1975-09-18 JP JP11296675A patent/JPS5236538A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5236538A (en) | 1977-03-19 |
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