JPS61173155A - 工具折損検出装置 - Google Patents
工具折損検出装置Info
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- JPS61173155A JPS61173155A JP60016122A JP1612285A JPS61173155A JP S61173155 A JPS61173155 A JP S61173155A JP 60016122 A JP60016122 A JP 60016122A JP 1612285 A JP1612285 A JP 1612285A JP S61173155 A JPS61173155 A JP S61173155A
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- signal
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/14—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object using acoustic emission techniques
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- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕
本発明は工作機械における工具の折損や異常を切削加工
及び折損時に発生するアコースティックエミフション(
以下AEという)を利用して監視。
及び折損時に発生するアコースティックエミフション(
以下AEという)を利用して監視。
自動検出する工具折損検出装置に関し、特にAEセン号
の取付構造に特徴を有する工具折損検出装置に関するも
のである。
の取付構造に特徴を有する工具折損検出装置に関するも
のである。
本発明による工具折損検出装置は、AEセンサに得られ
るAE信号レベルがAEセンサの取付位置によって飽和
する可能性があることに鑑み、AEセンサと工具近傍間
にAE倍信号減衰させる減衰板を挿入するようにしたも
のである。こうすれば必要に応じて減衰板を取付けるこ
とによってAEセンサから飽和のないAE倍信号得られ
るので、AEセンサの感度を調整し所望のレベルとする
ことによって確実な信号処理を行うことが可能となる。
るAE信号レベルがAEセンサの取付位置によって飽和
する可能性があることに鑑み、AEセンサと工具近傍間
にAE倍信号減衰させる減衰板を挿入するようにしたも
のである。こうすれば必要に応じて減衰板を取付けるこ
とによってAEセンサから飽和のないAE倍信号得られ
るので、AEセンサの感度を調整し所望のレベルとする
ことによって確実な信号処理を行うことが可能となる。
工作機械において工具を用いて加工対象(以下ワークと
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
しかしながら工作機械の種類によっては、AEセンサを
工作機械の工具位置のすぐ近くにしか取付けることがで
きない場合がある。このときには工作時には大きなレベ
ルのAE倍信号AEセンサに伝わるため、AEセンサで
その大振幅の信号を電気信号に変換することができず飽
和してしまう可能性がある。又大きい径のドリル等を取
付けた場合にも同様にAEセンサが飽和し易い。工具折
損の検出は通常折損信号レベルの判定により行っている
ためAEセンサが飽和する場合には正確な信号処理を行
うことができず、工具の折損を確実に検知することがで
きなくなるという問題点があった。
工作機械の工具位置のすぐ近くにしか取付けることがで
きない場合がある。このときには工作時には大きなレベ
ルのAE倍信号AEセンサに伝わるため、AEセンサで
その大振幅の信号を電気信号に変換することができず飽
和してしまう可能性がある。又大きい径のドリル等を取
付けた場合にも同様にAEセンサが飽和し易い。工具折
損の検出は通常折損信号レベルの判定により行っている
ためAEセンサが飽和する場合には正確な信号処理を行
うことができず、工具の折損を確実に検知することがで
きなくなるという問題点があった。
本発明はこのような従来の工具折損検出装置の問題点に
鑑みてなされたものであって、AEセンサから得られる
AE倍信号適宜減衰させることができ、AE信号レベル
が高くてもAEセンサから飽和のないAE倍信号得られ
るようにする工具折損検出装置を提供することを目的と
する。
鑑みてなされたものであって、AEセンサから得られる
AE倍信号適宜減衰させることができ、AE信号レベル
が高くてもAEセンサから飽和のないAE倍信号得られ
るようにする工具折損検出装置を提供することを目的と
する。
本発明は工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを
有し、工具の折損時に得られるAE倍信号基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、AEセンサと工
作機械のAEセンサ設置面との間に挿入され、工作機械
を伝播するAE倍信号減衰させてAEセンサに伝える減
衰板と、AEセンサから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を識別する信号処理部と、を具備することを特
徴とするものである。
有し、工具の折損時に得られるAE倍信号基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、AEセンサと工
作機械のAEセンサ設置面との間に挿入され、工作機械
を伝播するAE倍信号減衰させてAEセンサに伝える減
衰板と、AEセンサから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を識別する信号処理部と、を具備することを特
徴とするものである。
このような特徴を有する本発明によれば、工作機械の種
類により工具位置とAEセンサとを近接して取付ける必
要がある場合にも、AEセンサと工作機械間に接触させ
て減衰板を取付けることによってAE倍信号減衰させて
電気信号に変換することができる。従ってAEセンサ内
では飽和が起こることはなく、その出力を適宜増幅する
ことによって適切なAEセンサ感度を設定し信号処理を
行うことができる。このためAEセンサの取付位置によ
って工具の折損が検出できなくなるという恐れがなくな
り、工具折損の信頼性を向上させることが可能となる。
類により工具位置とAEセンサとを近接して取付ける必
要がある場合にも、AEセンサと工作機械間に接触させ
て減衰板を取付けることによってAE倍信号減衰させて
電気信号に変換することができる。従ってAEセンサ内
では飽和が起こることはなく、その出力を適宜増幅する
ことによって適切なAEセンサ感度を設定し信号処理を
行うことができる。このためAEセンサの取付位置によ
って工具の折損が検出できなくなるという恐れがなくな
り、工具折損の信頼性を向上させることが可能となる。
又本発明による工具折損検出装置はAE信号レベルにか
かわらず工具の折損が検出できるため、種々の工作機械
に適用することが可能である。
かわらず工具の折損が検出できるため、種々の工作機械
に適用することが可能である。
(実施例の全体構成)
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例の全
体構成を示すブロック図である。本実施例はボール盤に
取付けられた状態を示すものであって、ワーク1はボー
ル盤のベース2上に固定されており、ワーク1の上部よ
りドリル3を回転させて所定速度で押下しワーク1に開
口が設けられる。ここでワーク1の上部のドリルの刃が
接触する位置にワークに切削を行う前にあらかじめAE
センサと同じ<PZT等からなる擬似折損信号発生器4
が取付けられる。レベル設定器5はこの擬似折損信号発
生器4の駆動レベルを設定するものであって、使用工具
の大きさ1種類に応じて所定の駆動レベルを設定し駆動
回路6に伝える。駆動回路6は工具の折損時のAE出力
波形と相似で且つ同一のパワースペクトル分布を持つ擬
似折損信号を発生して擬似折損信号発生器4を駆動する
ものである。さてワークlが配置される工具の近傍、例
えば第1図に示すようにベース2上にAE倍信号検出す
るAEセンサ7を設ける。AEセンサ7は後述するよう
にAEセンサ本体とベース2間に減衰板が挿入されてお
り、ドリル3等の工具のAE倍信号擬似折損信号発生器
4からのAE倍信号減衰させて電気信号に変換する広帯
域のAEセンサであって、その出力はアナログスイッチ
8に与えられる。アナログスイッチ8は外部の出力によ
ってアナログ信号を断続するもので、その出力は増幅器
9に与えられる。増幅器9は可変抵抗器lOの調整によ
り増幅率を任急に設定することができる増幅器であって
、その出力を二つのバンドパスフィルタIf、12及び
切削レベル表示器13に与えるものである。バンドパス
フィルタ11は中心周波数300KHz、バンドパスフ
ィルタ12は中心周波数50Kllzのフィルタであっ
て、夫々の中心周波数付近の信号のみを次段の検波器1
4,15に伝える。検波器14..15は夫々その入力
信号を検波し振幅に応じた出力を得るものであって、検
波器14の出力は微分回路16、検波器14゜15の出
力は夫々比較器17に与えられる。これらのバンドパス
フィルタ11.12、検波器14゜15及び比較器17
により折損時のAE倍信号識別する周波数識別手段を形
成している。微分回路16は入力信号の急峻な変化分の
みを次段のレベル判定器1日及び折損・異常レベル表示
器19に伝える。レベル判定器18は所定の基準レベル
と入力信号とを比較するものであり、入力信号が大きけ
れば出力を折損検出回路20と異常切削検出回路21に
伝える。又比較器17は検波器14゜15の出力を比較
し、検波器14の出力が大きい場合にのみ出力を折損検
出回路20に伝える。折損検出回路20はこれらの入力
の論理積をとって工具の折損を検出する論理回路であっ
て、検出信号によってアナログスイッチ8を閉成すると
共に出力回路22を介して外部に出力する。又異常切削
検出回路21はレベル判定器1日の出力に基づいて異常
切削を検出するものであって、その出力を出力回路23
を介して外部に伝えるものである。
体構成を示すブロック図である。本実施例はボール盤に
取付けられた状態を示すものであって、ワーク1はボー
ル盤のベース2上に固定されており、ワーク1の上部よ
りドリル3を回転させて所定速度で押下しワーク1に開
口が設けられる。ここでワーク1の上部のドリルの刃が
接触する位置にワークに切削を行う前にあらかじめAE
センサと同じ<PZT等からなる擬似折損信号発生器4
が取付けられる。レベル設定器5はこの擬似折損信号発
生器4の駆動レベルを設定するものであって、使用工具
の大きさ1種類に応じて所定の駆動レベルを設定し駆動
回路6に伝える。駆動回路6は工具の折損時のAE出力
波形と相似で且つ同一のパワースペクトル分布を持つ擬
似折損信号を発生して擬似折損信号発生器4を駆動する
ものである。さてワークlが配置される工具の近傍、例
えば第1図に示すようにベース2上にAE倍信号検出す
るAEセンサ7を設ける。AEセンサ7は後述するよう
にAEセンサ本体とベース2間に減衰板が挿入されてお
り、ドリル3等の工具のAE倍信号擬似折損信号発生器
4からのAE倍信号減衰させて電気信号に変換する広帯
域のAEセンサであって、その出力はアナログスイッチ
8に与えられる。アナログスイッチ8は外部の出力によ
ってアナログ信号を断続するもので、その出力は増幅器
9に与えられる。増幅器9は可変抵抗器lOの調整によ
り増幅率を任急に設定することができる増幅器であって
、その出力を二つのバンドパスフィルタIf、12及び
切削レベル表示器13に与えるものである。バンドパス
フィルタ11は中心周波数300KHz、バンドパスフ
ィルタ12は中心周波数50Kllzのフィルタであっ
て、夫々の中心周波数付近の信号のみを次段の検波器1
4,15に伝える。検波器14..15は夫々その入力
信号を検波し振幅に応じた出力を得るものであって、検
波器14の出力は微分回路16、検波器14゜15の出
力は夫々比較器17に与えられる。これらのバンドパス
フィルタ11.12、検波器14゜15及び比較器17
により折損時のAE倍信号識別する周波数識別手段を形
成している。微分回路16は入力信号の急峻な変化分の
みを次段のレベル判定器1日及び折損・異常レベル表示
器19に伝える。レベル判定器18は所定の基準レベル
と入力信号とを比較するものであり、入力信号が大きけ
れば出力を折損検出回路20と異常切削検出回路21に
伝える。又比較器17は検波器14゜15の出力を比較
し、検波器14の出力が大きい場合にのみ出力を折損検
出回路20に伝える。折損検出回路20はこれらの入力
の論理積をとって工具の折損を検出する論理回路であっ
て、検出信号によってアナログスイッチ8を閉成すると
共に出力回路22を介して外部に出力する。又異常切削
検出回路21はレベル判定器1日の出力に基づいて異常
切削を検出するものであって、その出力を出力回路23
を介して外部に伝えるものである。
(AEセンサと減衰板の構成)
第2図は本実施例によるAEセンサ7の構成を示す断面
図である。本図においてAEセンサ7はセンサ本体30
がケース31内に挿入されている。
図である。本図においてAEセンサ7はセンサ本体30
がケース31内に挿入されている。
ケース31はAEセンサを収納しベース2上に固定する
ものであって、その下方に永久磁石が取付けられて内部
のAEセンサ本体30をベース2上に保持している。ケ
ース31の上部開口には図示のようにネジ溝が繰けられ
蓋32によってケース31を閉成している。そして蓋3
2とAEセンサ本体30との間にはバネ33が挿入され
、蓋32の閉成時にバネ33が収縮してAEセンサ本体
30をベース2上に固定している。さて本発明では図示
のようにAEセンサ本体30とベース2間に減衰板34
を挿入する。減衰板34は耐油性と耐振動性に優れた例
えば鉄や銅等の合金、又は合成樹脂、セラミック樹脂等
の種々の材料から成り、AEセンサ本体30と同一の直
径を有する円板とする。減衰板34によるAE倍信号減
衰率は複数の減衰板毎にあらかじめ定められており、例
えば減衰率5dB、10dB、20dBというように設
定されているものとする。AEセンサ7の取付時にはそ
の位置によって所定の減衰率を有する減衰板を選択する
。即ちAEセンサ7をドリル3のすぐ近くに取付ける場
合には減衰率が大きい減衰板を使用し、ドリル3から所
定距離層れている場合には減衰率の小さい減衰板を使用
するものとする。こうしてベース2上に減衰板34を介
してAEセンサ本体30をケース31内に収納し、上部
より蓋32を用いてケース31を閉成することによって
AEセンサ7をベース2上に固定する。
ものであって、その下方に永久磁石が取付けられて内部
のAEセンサ本体30をベース2上に保持している。ケ
ース31の上部開口には図示のようにネジ溝が繰けられ
蓋32によってケース31を閉成している。そして蓋3
2とAEセンサ本体30との間にはバネ33が挿入され
、蓋32の閉成時にバネ33が収縮してAEセンサ本体
30をベース2上に固定している。さて本発明では図示
のようにAEセンサ本体30とベース2間に減衰板34
を挿入する。減衰板34は耐油性と耐振動性に優れた例
えば鉄や銅等の合金、又は合成樹脂、セラミック樹脂等
の種々の材料から成り、AEセンサ本体30と同一の直
径を有する円板とする。減衰板34によるAE倍信号減
衰率は複数の減衰板毎にあらかじめ定められており、例
えば減衰率5dB、10dB、20dBというように設
定されているものとする。AEセンサ7の取付時にはそ
の位置によって所定の減衰率を有する減衰板を選択する
。即ちAEセンサ7をドリル3のすぐ近くに取付ける場
合には減衰率が大きい減衰板を使用し、ドリル3から所
定距離層れている場合には減衰率の小さい減衰板を使用
するものとする。こうしてベース2上に減衰板34を介
してAEセンサ本体30をケース31内に収納し、上部
より蓋32を用いてケース31を閉成することによって
AEセンサ7をベース2上に固定する。
(AEセンサ感度設定動作)
次に本実施例による工具折損検出装置を工作機械、この
場合はボール盤に設置する際の操作について説明する。
場合はボール盤に設置する際の操作について説明する。
まずAEセンサ7を所定位置に取付けた後、工具の種類
即ちドリル径に応じてレベル設定器5を所定のレベルに
設定し駆動回路6を介して擬似折損信号発生器4を駆動
する。そして折損・異常レベル表示器19の表示を監視
しつつレベル設定器5の設定に応じて定められたレベル
となるように可変抵抗器10を調整し、増幅器9の増幅
率を変えて切削加工時に信号処理部に適切なレベルのA
E倍信号与えられるようにする。ここでAEセンサ7が
工具3のすぐ近傍に取付けられる場合には大きなレベル
のAE倍信号伝わり信号が飽和することがあるので、第
2図に示すように所定の減衰率を有する減衰板34を挿
入しAEセンサ7の出力が飽和しないようにすると共に
、増幅器9の増幅率を変えて適切なレベルのAE倍信号
信号処理部に伝えるようにする。こうすれば工具とAE
センサ7間の取付状態によりAE倍信号減衰率が不明で
あっても折損時と同一レベルの信号を信号処理部に与え
ることが可能となる。
即ちドリル径に応じてレベル設定器5を所定のレベルに
設定し駆動回路6を介して擬似折損信号発生器4を駆動
する。そして折損・異常レベル表示器19の表示を監視
しつつレベル設定器5の設定に応じて定められたレベル
となるように可変抵抗器10を調整し、増幅器9の増幅
率を変えて切削加工時に信号処理部に適切なレベルのA
E倍信号与えられるようにする。ここでAEセンサ7が
工具3のすぐ近傍に取付けられる場合には大きなレベル
のAE倍信号伝わり信号が飽和することがあるので、第
2図に示すように所定の減衰率を有する減衰板34を挿
入しAEセンサ7の出力が飽和しないようにすると共に
、増幅器9の増幅率を変えて適切なレベルのAE倍信号
信号処理部に伝えるようにする。こうすれば工具とAE
センサ7間の取付状態によりAE倍信号減衰率が不明で
あっても折損時と同一レベルの信号を信号処理部に与え
ることが可能となる。
(信号処理部の動作)
AEセンサの感度を設定した後ドリル3をワーク上に押
下げて切削加工を行う。通常の切削加工時にAEセンサ
7より与えられるAE倍信号パワースペクトルの分布は
第3図の曲線すに示すように周波数50KIIz付近に
集中しており、それより高い周波数領域では単調に減衰
する分布となっている。又多くの実験より知られるよう
に工具の折損時のパワースペクトルの分布は第3図の曲
線aにより表され、周波数300KHz付近にピークを
持つことが明らかとなっている。これは信号源が機械的
振動を原因とするものでなく、工具の非可塑性破壊時に
生じる超音波特有の現象が起こるためと考えられる。従
って二つのバンドパスフィルタ11.12により夫々の
周波数成分付近のAE倍信号みを取出して検波器14.
15により検波し、その出力レベルを比較すれば通常時
と工具折損時とを明確に識別することが可能である。比
較器17はこれらの出力を比較して工具の折損時にのみ
信号を折損検出回路20に与えている。
下げて切削加工を行う。通常の切削加工時にAEセンサ
7より与えられるAE倍信号パワースペクトルの分布は
第3図の曲線すに示すように周波数50KIIz付近に
集中しており、それより高い周波数領域では単調に減衰
する分布となっている。又多くの実験より知られるよう
に工具の折損時のパワースペクトルの分布は第3図の曲
線aにより表され、周波数300KHz付近にピークを
持つことが明らかとなっている。これは信号源が機械的
振動を原因とするものでなく、工具の非可塑性破壊時に
生じる超音波特有の現象が起こるためと考えられる。従
って二つのバンドパスフィルタ11.12により夫々の
周波数成分付近のAE倍信号みを取出して検波器14.
15により検波し、その出力レベルを比較すれば通常時
と工具折損時とを明確に識別することが可能である。比
較器17はこれらの出力を比較して工具の折損時にのみ
信号を折損検出回路20に与えている。
一方切削加工時に生じる切屑と工具やワークとの接触、
摩擦によって第3図の曲線aで示されるパワースペクト
ル分布と似た信号が発生する場合がある。そこで本実施
例では工具の折損時に見られるAE倍信号時間領域の波
形にも着目し、これらの信号を分離している。即ち工具
の折損時に得られるAE信号波形は第4図(a)に示す
ように折損時に鋭い立上りを有する信号となっており、
一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によって発生する
AE倍信号第4図(blに示すように鋭い立上りを示さ
ず所定期間信号が継続する波形となっている。
摩擦によって第3図の曲線aで示されるパワースペクト
ル分布と似た信号が発生する場合がある。そこで本実施
例では工具の折損時に見られるAE倍信号時間領域の波
形にも着目し、これらの信号を分離している。即ち工具
の折損時に得られるAE信号波形は第4図(a)に示す
ように折損時に鋭い立上りを有する信号となっており、
一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によって発生する
AE倍信号第4図(blに示すように鋭い立上りを示さ
ず所定期間信号が継続する波形となっている。
従って第1図に示すように検波器14の出力を微分回路
16に与え、折損時等の急峻な信号のみを分離してレベ
ル判定器18に与える。そしてその入力レベルを所定の
基準値と比較し、急峻な立上りのAE倍信号得られたと
きにレベル判定器18より折損検出回路20に信号を与
える。折損検出回路20はこれらの論理積信号によって
工具の折損を検出する。このように周波数領域の折損検
出と時間領域の折損検出の両者を組み合わせることによ
って確実に工具の折損のみを検出することが可能となる
。
16に与え、折損時等の急峻な信号のみを分離してレベ
ル判定器18に与える。そしてその入力レベルを所定の
基準値と比較し、急峻な立上りのAE倍信号得られたと
きにレベル判定器18より折損検出回路20に信号を与
える。折損検出回路20はこれらの論理積信号によって
工具の折損を検出する。このように周波数領域の折損検
出と時間領域の折損検出の両者を組み合わせることによ
って確実に工具の折損のみを検出することが可能となる
。
このようにして工具の折損のみを検出すれば出力回路2
2より折損出力を与えると共に、アナログスイッチ8を
オフとして以後AE倍信号増幅器9に伝えないようにし
ている。これは工具の折損後に発生する折損した工具と
ワークとの異常接触や摩擦により発生する大きなAE倍
信号表示器13.19によって表示させないようにして
折損時の信号レベルが確認できるようにするためである
。
2より折損出力を与えると共に、アナログスイッチ8を
オフとして以後AE倍信号増幅器9に伝えないようにし
ている。これは工具の折損後に発生する折損した工具と
ワークとの異常接触や摩擦により発生する大きなAE倍
信号表示器13.19によって表示させないようにして
折損時の信号レベルが確認できるようにするためである
。
尚本実施例は信号処理部として周波数領域の折損検出と
時間領域の折損検出との論理積により折損を検出するよ
うにしているが、これらのいずれか一方によって折損を
検出するようにしてもよく、又他の折損検出方式を用い
たり組み合わせることも可能である。
時間領域の折損検出との論理積により折損を検出するよ
うにしているが、これらのいずれか一方によって折損を
検出するようにしてもよく、又他の折損検出方式を用い
たり組み合わせることも可能である。
又本実施例はボール盤のドリル折損検出装置について説
明しているが、本発明は他の工作機械、例えば旋盤やフ
ライス盤等の種々の工作機械を対象とした工具折損検出
装置に適用することができることはいうまでもない。
明しているが、本発明は他の工作機械、例えば旋盤やフ
ライス盤等の種々の工作機械を対象とした工具折損検出
装置に適用することができることはいうまでもない。
第1図は本発明による工具折損検出装置の全体構成を示
すブロック図、第2図は本発明によるAEセンサの構造
を示す断面図、第3図はAEセンサ7より得られるAE
倍信号パワースペクトルを示す図、第4図(alは工具
折損時に得られるAE信号波形、第4回出)は切屑が生
じる場合に得られるAE信号波形を示す図である。 1−・−・−ワーク 2−・−・−ベース 3−・
−一一−−−ドリル4−−−−−−〜擬似折損信号発生
器 5−〜−−−−−レベル設定器 6−・−・−
駆動回路 7・−−−−−A Eセンサ8−−−−−
−−アナログスイッチ 9−・−増幅器 11.1
2−−・−バンドパスフィルタ 14.15−−−−
−−一検波器 16−・−−一−−微分回路 17
−−−−−−・比較器 18・・〜・・レベル判定器
20−−−−−−一折損検出回路 22 、 2
3−−−−−−一出力回路 30−・−A Eセンサ
本体 31・−・・−・−ケース 32−3−−・
−蓋 33−・−一−−−バネ 34・−・−減衰
板特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(化1名) 第2図 第3図
すブロック図、第2図は本発明によるAEセンサの構造
を示す断面図、第3図はAEセンサ7より得られるAE
倍信号パワースペクトルを示す図、第4図(alは工具
折損時に得られるAE信号波形、第4回出)は切屑が生
じる場合に得られるAE信号波形を示す図である。 1−・−・−ワーク 2−・−・−ベース 3−・
−一一−−−ドリル4−−−−−−〜擬似折損信号発生
器 5−〜−−−−−レベル設定器 6−・−・−
駆動回路 7・−−−−−A Eセンサ8−−−−−
−−アナログスイッチ 9−・−増幅器 11.1
2−−・−バンドパスフィルタ 14.15−−−−
−−一検波器 16−・−−一−−微分回路 17
−−−−−−・比較器 18・・〜・・レベル判定器
20−−−−−−一折損検出回路 22 、 2
3−−−−−−一出力回路 30−・−A Eセンサ
本体 31・−・・−・−ケース 32−3−−・
−蓋 33−・−一−−−バネ 34・−・−減衰
板特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(化1名) 第2図 第3図
Claims (2)
- (1)工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを有
し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて折損を
検出する工具折損検出装置において、 前記AEセンサと工作機械のAEセンサ設置面との間に
挿入され、工作機械を伝播するAE信号を減衰させてA
Eセンサに伝える減衰板と、前記AEセンサから得られ
るAE信号に基づいて工具の折損を識別する信号処理部
と、を具備することを特徴とする工具折損検出装置。 - (2)前記信号処理部は、工具の折損時に得られるAE
信号の周波数成分に強い相関を持つ周波数成分のAE信
号が与えられたときに出力を出す周波数識別手段と、前
記AEセンサより急激に立上る信号が与えられたときに
出力を出す立上り信号検出手段と、該周波数識別手段及
び立上り信号検出手段の論理積出力に基づいて工具の折
損を識別する論理出力手段と、を有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の工具折損検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016122A JPS61173155A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 工具折損検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016122A JPS61173155A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 工具折損検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61173155A true JPS61173155A (ja) | 1986-08-04 |
Family
ID=11907705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60016122A Pending JPS61173155A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 工具折損検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61173155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63232920A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-28 | Okuma Mach Works Ltd | 工作機械の監視装置 |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP60016122A patent/JPS61173155A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63232920A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-28 | Okuma Mach Works Ltd | 工作機械の監視装置 |
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