JPS61160251A - 着脱自在のスリ−ブを有する印刷ロ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は着脱自在のスリーブを有する印刷ロールに関し
、さらに詳細には、英国特許第１，５８１，２３２号に
記載されるようなロール及びスリーブに関する。

〔従来技術〕

英国特許第１，５８１，２３２号に記載される印刷ｒ、
１−ルはテーバ形芯と、応力を加えられたときに、芯の
外面（テーパ面）と締まりばめを形成するスリーブとを
有する。芯はその外面の両端から離れた場所に圧縮空気
の出口を有する。スリーブの一端は、応力を受けない状
態で、芯の最大外径と、外面のガス出口を含む芯の部分
の外径との間の大きさの内径を有する。スリーブはわず
かに拡張することができ、たとえば、繊維強化プラスチ
ック月料から成るシェルに未硬化エラストマーを塗布し
、所定の場所でエラストマーを硬化させることにより形
成される。すなわち、まずスリーブを径大端部の方から
芯の径小端部にかぶせて行き、スリーブと芯とがスリー
ブの内周面の周囲で接触し、スリーブがガス出口を全て
被覆するまでスリーブを芯に嵌合すれば良い。次に、出
口を介してスリーブの内部に加圧ガスを加えると、スリ
ーブは完全に芯にかぶせられるように十分に半径方向に
拡張する。ガスの供給を停止すると、スリーブは締まり
ばめを形成する。これによりスリーブは所定の場所に非
常に堅固に固定されるが、ガスを再び供給すれば容易に
取外すことができる。

原則として、スリーブの芯へのはめ合いは非常に堅いの
で、使用中に相対運動の問題は生じない。

しかしながら、たとえば、非常に強い力で印刷を行なう
とき又はスリーブの老化などによってはめ合いが不完全
であるときには、スリーブが芯に関してわずかに変位し
てしまう場合も考えられる。

特に、印刷圧力が強く且つ非常に正確な見当合せが要求
されるグラビア印刷スリーブにおいては、この問題は重
大である。グラビア印刷ロールは、通常、画像を形成す
るためにエツチングされた金属の外面を有することを特
徴とする。

日本特許公開公報第５４−４６０１号はこの問題に取組
んでいる。スリーブと芯との相対運動を阻止するために
、セメント、鉛合金などを溶融状態でスリーブと芯との
間の空間に注入する方法が示唆される。この方法は重大
な欠点を有している。第１に、充填材の凝固のために時
間を長くとらなければならない。第２の、さらに重大な
欠点は、充填材が芯とスリーブを永久的に接合してしま
うため、それを解体するにはスリーブ又はさらに悪いこ
とには印刷ロール芯自体を破壊するしかないということ
である。

欧州特許第Ｂ−５３７９１号には、スリーブとロール芯
を接合するために熱溶融型接着剤を使用する方法が記載
されている。熱熔融液は、加熱すると溶融し、冷却する
と硬化して堅固な接合を形成する熱可塑性接着剤である
。この場合、熱可塑性接着剤が再び溶融するように熱を
加えることにより、スリーブを再使用可能な形で取外す
ことができる。

しかし、この方法は、スリーブの着脱に熱が必要である
という欠点を有する。また、接着剤があるためにスリー
ブの表面はひずみやすい。

以下余白 〔発明の概要〕 本発明によれば、芯及びスリーブを具備し、スリーブを
芯にはめ合わせるときに係合し、スリーブと芯との相対
的回転を阻１にするように作用する相和ｌ形構造が設け
られている着脱自在のスリーブを有するロール、たとえ
ば印刷ロール又はノ＼、７クアツプロールが提供される
。この構造はキーと、キー溝から構成されるのが好まし
い。キーはスリーブ゛により設けられ、キーン拵はロー
Ｊし芯により設けられると好都合である。キー溝は表面
の軸方向全長に沿って延在する溝穴又は溝であるのが好
ましい。また、湾曲の横断面を有するのが好ましい。

キーは溝の中に正しく嵌合する横断面を有する相補形リ
ブであっても良い。あるいは、キーとキー溝はそれぞれ
平行な側面を有し、キー溝はキーの深さよりわずかに深
い溝穴であっても良い。

〔実施例〕

以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する１
゜ 第１図及び第２図は多（の点で英国特許第１．５８１，
２３２号の第１図及び第２図と同じである。

すなわち、第１図及び第２図は、ゴム層３が巻付けられ
た半径方向内側のシェル２から構成される印刷スリーブ
１を示す。ゴム層３の外面４は印刷面に適応する形状の
凹凸を有する。シェルの半径方向内側の面の直径はその
両端の間で徐々に変化しており、図示される実施例にお
いては円錐台形テーバを形成する。当然のことながら、
図面ではスリーブの厚さとテーバの角度をはるかに誇張
しである。テーバは、軸方向長さの１単位に対して０．
０００２５単位程度の直径変化であるのが好ましい。

シェル２の半径方向厚さは一定であるので、その外面１
６は内面５と同じテーパを有する。しかしながら、印刷
面であるゴム層３の外面４は正確な円筒形である。

第１図は、印刷ロール芯６の動作長さに沿って動作位置
（すなわち、その軸方向中心にある）にある印刷スリー
ブ１を示す。印刷ロール芯６ば中空であり、両端で軸付
きロール端部８，９により支持される非圧縮性中空金属
管７を存する。一方のロール端部９は、中空金属管７及
びロール端部８．９により包囲される空間の内部の導管
１３に加圧ガスを導入するだめのガスラインコネクタ１
０を有する。ガスはブロック１７に設けられる半径方向
ポート１８を介してのみこの導管から流出することがで
きる。半径方向ボート１８は印刷ロール芯の周囲の、そ
の動作長さの軸方向両端から離れた平面内、好ましくは
印刷ロール芯６の軸方向長さの中央の領域に円周方向に
互いに離間して配置される出口１２と連通ずる。中空金
属管７の半径方向外側の面１１はその両端の間で、シェ
ル２の内面５のテーパと相補形となるように徐々に変化
する直径を有する。

上述の印刷スリーブ１の特徴は英国特許第１．５８１，
２３２号に記載される第１の実施例の特徴と同じである
。しかしながら、印刷ロール芯６の顕著な特徴はキー溝
１００である。これは中空金属管７の外面１１に設げら
れる溝穴又は溝である。この溝は中空金属管７の全長に
わたり軸と平行に延在し、隣接する一対の出口の真中を
通過する。印刷スリーブ１はその全長にわたりこれに対
応するキー１０１を有する。

第３図に示される実施例においてはキー溝１００は湾曲
の横断面形状を有する溝であり、キー溝１０１はスリー
ブ１の内面の全長にわたって延在するその溝と全く隙間
なくはまり合う相補形リプである。

第４図に示される別の実施例においては、キー溝１０４
は平行な側面１０４を有する。同様にキー１０６も平行
な側面１０６を有する。キー溝１０２はキー０半径方向
深さよりわずかにまさるので、キー溝の底面とキーとの
間にわずかな間隙が形成される。

この間隙は平行な側面と共に、キーの挿入が不完全なと
きに印刷スリーブ１の外面４の円形の対称性を損なう危
険を実質的に全く生じさせずにキー１０５を完全にキー
溝１０２の内部に受入れることができる構成を提供する
。

印刷スリーブ１を印刷ロール芯６にはめるために、半径
の大きい側の内面５を含むスリーブの端部は印刷ロール
芯６の半径の小さい側の端部とアラインメントされ、キ
ー１０１又は１０５　もキー溝１００又は１０２とアラ
インメントされる。次に、英国特許第Ｌ５８Ｌ２３２号
に概して記載されているように、スリーブはガスの出口
１２及び枠部分を芯に対して全て被覆するまで芯にかふ
せられる。次に、スリーブは出口１２にガスを流通させ
ることにより拡張され、第１図に示されるような動作位
置に達するまでさらに芯に圧接される。ガス圧力を抜く
と、スリーブは芯上の動作位置で応力を受けた状態をし
っかりと保持するので、いつでも使用することができる
。スリーブの芯に対する回転運動は、たとえわずかなも
のであっても、キーとキー溝との保合により全く抑止さ
れる。

多くの点において、印刷ロールの構成及び材料が英国特
許第１，５８１，２３２号の記載と同じであることは了
解されるであろう。本発明がここに概して図示される構
成に限定されないことは自明である。

たとえば、欧州特許第９３６０号及び英国特許第２．０
５１，６８１号などにも本発明の概念を適用することが
できるであろう。当然のことながら、本発明は、さらに
広い用途に適用され、長さに沿って直径が変化するロー
ル芯又はスリーブや、圧縮ガスによってはめ合わされる
ような構成のスリーブを有する印刷ロールに限定される
ものではない。

印刷スリーブ１はガラス繊維強化樹脂から製造されるの
が好ましく、グラビア印刷面を形成するために従来の方
法によりエツチングされたか又はエツチング可能である
金属の外面を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スリーブ及び芯の一実施例の第２図の線１−
Ｉに沿った概略的な直径方向断面図、第２図は、第１図
の線■−■に沿った断面図、第３図は、第１の実施例に
よるスリーブ及び芯の拡大詳細図、及び 第４図は、第２の実施例を示す第３図と同様の図である
。 ■・・・印刷スリーブ、　　　　２・・・シェル、６・
・・印刷ロール芯、　　　　７・・・中空金属管、１０
・・・ガスラインコネクタ、 １２出口、　　　　　　　　１３・・・導管、１８・・
・半径方向ボート、　１００．１０４・・・キー溝、１
０１．１０６・・・キー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コア及びスリーブを具備し、スリーブが着脱自在で
   ある印刷ロールにおいて、スリーブと、芯とにそれぞれ
   相補形構造が設けられ、相補形構造はスリーブを芯には
   め合わせたときに係合し、スリーブと芯の相対的回転を
   阻止するように作用することを特徴とする印刷ロール。 ２、スリーブはエッチングされたか又はエッチング可能
   な金属の外面を有するグラビア印刷スリーブである特許
   請求の範囲第１項記載の印刷ロール。 ３、スリーブの内面はわずかにテーパし、コアはスリー
   ブをコアの長手方向に嵌合、除去するときにスリーブを
   拡張するように加圧流体を加えるためにコアの両端の間
   に複数個の開口を含む相補形のテーパを有する特許請求
   の範囲第１項又は第２項記載の印刷ロール。 ４、構造はキー及びキー溝から構成されることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項から第３項のいずれか１項に
   記載の印刷ロール。 ５、キーはスリーブにより設けられ、キー溝はロール芯
   により設けられることを特徴とする特許請求の範囲第４
   項記載の印刷ロール。 ６、キー溝はロールの軸方向全長に沿って延在する溝穴
   又は溝であることを特徴とする特許請求の範囲第４項又
   は第５項記載の印刷ロール。 ７、キー溝は湾曲の横断面を有することを特徴とする特
   許請求の範囲第４項から第６項のいずれか１項に記載の
   印刷ロール。 ８、キーはキー溝に正しく嵌合する横断面を有するキー
   溝に対する相補形リブであることを特徴とする特許請求
   の範囲第４項から第７項のいずれか１項に記載の印刷ロ
   ール。 ９、キー及びキー溝は平行な側面を有し、キー溝はキー
   の深さよりわずかに深い溝穴であることを特徴とする特
   許請求の範囲第４項から第６項のいずれか１項に記載の
   印刷ロール。 １０、芯に嵌合するように構成される印刷スリーブにお
   いて、スリーブは、スリーブを芯にかぶせたときに芯の
   相補形構造と係合するような構造を内面に有し、２つの
   構造はスリーブと芯の相対的回転を阻止するように作用
   することを特徴とする印刷スリーブ。 １１、グラビア印刷のためにエッチングされたか又はエ
   ッチング可能な金属の外面を有する特許請求の範囲第１
   ０項に記載の印刷スリーブ。 １２、スリーブ内にある構造は内側へ突出するキーであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１０項又は第１１
   項に記載の印刷スリーブ。 １３、キーは湾曲の横断面を有することを特徴とする特
   許請求の範囲第１２項記載の印刷スリーブ。 １４、キーは平行な側面を有することを特徴とする特許
   請求の範囲第１２項記載の印刷スリーブ。