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JPS6036220B2 - ポリマ−組成物 - Google Patents

ポリマ−組成物

Info

Publication number
JPS6036220B2
JPS6036220B2 JP56143739A JP14373981A JPS6036220B2 JP S6036220 B2 JPS6036220 B2 JP S6036220B2 JP 56143739 A JP56143739 A JP 56143739A JP 14373981 A JP14373981 A JP 14373981A JP S6036220 B2 JPS6036220 B2 JP S6036220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
acrylonitrile
polymer composition
copolymer
Prior art date
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Expired
Application number
JP56143739A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5780446A (en
Inventor
ペトラス・ハベルタス・マリア・ヴアン・ボクホヴエン
ヨゼフ・ランベルタス・マリア・ヴアン・デル・ル−ス
ヤン・テイセン
ヨハネス・ヘラルダス・ホ−ヘン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stamicarbon BV
Original Assignee
Stamicarbon BV
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Filing date
Publication date
Application filed by Stamicarbon BV filed Critical Stamicarbon BV
Publication of JPS5780446A publication Critical patent/JPS5780446A/ja
Publication of JPS6036220B2 publication Critical patent/JPS6036220B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/16Homopolymers or copolymers of alkyl-substituted styrenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
    • C08L55/02ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴムにスチレン及びアクリロニトリルをグラフ
トした1種かそれ以上のグラフト共重合体及びQ−メチ
ルスチレンとアクリロニトリルの共重合体をベースとす
る熱可塑性組成物(ABSポリマー)に関する。
本発明は上記ポリマー組成物で全体または一部を構成し
た成形品にも関する。
A斑という略称はモノマ‐であるァクリロニトリル、ブ
タジェン及びスチレンの頭文字から取ったもので、原則
的にはこれらからグラフト共重合体が作られる。
熱可塑性に成形可能なA斑ポリマーは2相からなる不均
一系プラスチックである。
原則的にポリブタジェン及び/又はブタジェン共重合体
−これらの存在下でスチレン及びアクリロニトリルを共
重合した−をベースとするェラストマー材はマトリック
ス(SANマトリックス)としての熱可塑性スチレン/
アクリロニトリル共重合体は内部不連続層して分散する
。原則的には、ェラストマー材として飽和ェラストマー
を使用できる。A斑ポリマーの物体はわずか一部である
けれどもそのモノマ−成分及び/又はポリマー成分の性
質を引き継いでいる。耐衝撃性は最も重要な特性のひと
つであるが、これは硬くて脆い熱可塑性マトリックスに
埋め込まれているゴム相によって作られる二相構造によ
って定まるものである。ところが、用途によってはAB
Sポリマーの耐熱性が不十分な場合がある。これら用途
には特に自動車産業、家庭用品産業や電気機器産業が含
まれる。多くの文献から、ABS及び/又はSAN内の
スチレンの全部または一部をQーメチルスチレンによっ
て層換えると、耐熱性に明らかな効果が出ることが知ら
れてし、。
る。米国特許第3,010,936号公報には、ブタジ
ェンゴムにスチレン及びアクリロニトリルをグラフトし
たグラフト共重合体と混合された、Q−メチルスチレン
/アクリロニトリル共重合体またはQ−メチルスチレン
/スチレン/アクリロニトリルのターボリマーをベース
とする組成物が記載されている。
この公報に記載されているポリマー組成物の場合には、
耐熱性を適正化するためには、ポリマー組成物の共重合
体含有率またはターボリマー含有率を高くしなければな
らないか、この結果耐衝撃性が許容できない程低下する
という問題が生じる。加えて、このポリマー組成物の流
動性は非常に劣悪である。また、オランダ特許第123
,514号公報には、Qーメチルスチレン/アクリロニ
トリル共重合体68〜85%及びポリブタジェン50〜
6の重量部にスチレン及びアクリロニトリル40〜5の
重量部をグラフトしたグラフト共重合体32〜15%か
らなるポリマー組成物の製造方法が記載されている。こ
のポリマー組成物にもまた流動性が非常に劣悪であると
いう欠点があるが、この原因はグラフトポリマ−の高含
有率と流動性の悪い共重合体の高含有率にある。さらに
、西ドイツ特許第2,140.437号公報には、AB
S,SAN及びQ−メチルスチレン/アクリロニトリル
共重合体の混合物が記載されている。
この公報によると、A斑とQ−メチルス‐チレン/アク
リロニトリル共重合体の混合物にSANを添加すれば、
この混合物の流動性に関する問題を解決できる。ところ
が、流動性が向上するとはいっても、その程度は依然と
して低い上に、ポリマー組成物の耐熱性及び耐衛性が犠
牲になっている。耐熱性の改善されたABSの大多数の
用途においては、その程度の低い耐熱性でも十分である
が、これらはいわゆる中熱ABSクラスについていえる
ことである。
ところが、上記西ドイツ特許公報に記載されているポリ
マー組成物の耐衝撃性は特に低温でごく普通であるため
、このポリマー組成物を現実に適用できる可能性は極め
て限られている。従って、本発明の目的はゴムにスチレ
ン及びァクリロニトリルをグラフトしたグラフト共重合
体に匹適するすぐれた耐熱性をもつ上に、流動性がすぐ
れ、かつ特に低温における耐衝撃性がすぐれているポリ
マー組成物を提供することにある。
本発明のポリマー組成物は以下の成分からなることを特
徴とする。A:20〜4の重量%のアクリロニトリルと
、50〜80重量%のスチレンと、そして0〜3の重量
%の1種かそれ以上の他のモノマーとからなるモノマー
混合物20〜8の重量部を20〜8の重量部のゴムの存
在下で重合して得た1種かそれ以上のグラフト共重合体
、B:20〜4の重量%のアクリロニトリルと、50〜
80重量%のスチレンと、そして0〜3広重量%の1種
かそれ以上の他のモノマ−とからなるモノマー混合物7
5〜9の重量部を10〜25重量部のゴムの存在下で重
合して得た1種かそれ以上のグラフト共重合体、そして
C:アクリロニトリル20〜4の重量部とQーメチルス
チレン60〜8の重量部との重合によって得たQ−メチ
ルスチレン/アクリロニトリル共重合体。
本発明はまたポリマー組成物のゴム含有率を10〜3の
重量%にすると共に、該グラフト共重合体のゴム含有率
差を少なくとも5重量%にしたことも特徴とするもので
ある。驚くべきことに、本発明のポリマー組成物におい
ては、耐熱性が比較的すぐれている上に、流動性もすぐ
れ、かつ特に低温における耐衝撃性がすぐれていること
が見出された。
また、本発明ポリマー組成物は熔融シームの強度につい
て問題を起こさないのでさらに有利である。この溶融シ
ームは十分な強度をもつが、ほとんど目に付かない。こ
のひとつの理由としてすぐれた流動性が挙げられる。本
発明の好ましい実施態様の特徴はQ−メチルスチレン/
アクリロニトリル共重合体のフローインデックス(V)
が少なくとも12.5である一方、スパイラルフロ−長
さとフローインデックスの比が3.0である点にある。
より限定すれば、スパイラルフロ−長さは少なくとも6
5、好適には70である。前記共重合体のフローインデ
ックスは好適には少なくとも12.5である。
というのは、フローインデックスが小さくなる程、該共
重合体のスパイラルフロー長さの値を適正化することが
不可能になるからである。より限定して述べれば、前記
共重合体のフローインデックスの上限値は25である。
Q−メチルスチレンノアクリルニトリル共重合体のスパ
イラルフロー長さ/フローインデックス比は少なくとも
3.5であるときに、最適な結果が得られる。
フローインテックスVとは、30バールの圧力及び32
000の温度で直径1柳、長さ2肋の毛細管を流れ瞬る
ポリマーの量を意味する用語であり、単位は10‐9〆
/Sであるが、これについてはイギリス特許第1,50
0,525号公報をみられたい。
またスパイラルフローSとは、金型入口部における温度
が260ooのポリマーメルトが、742バールの初期
圧力下、幅2仇吻で厚みが3肋のダクトをもつ50qo
に維持された金型をふさぐ距離を示す用語である(フラ
ットスパイラル長さ:日.Ebnelh,K.B6hm
,Plastver戊iterl9(1968),第2
61〜269頁)。本発明による組成物は耐熱性がすぐ
れている上に、良好な流動性、耐衝撃性、曲げ強さ及び
引張り強さを併せもつものである。
Q−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体の適用
量を考えれば、特に耐衝撃性及び曲げ強さが十分でない
ことが考えられる。ところが、グラフト共重合体のゴム
含有率と上記共重合体の最小フローィンテックス及びS
/Vとの組合せにより各種の特性が最適化したポリマー
組成物が得られることが見出された。本発明による好適
なポリマー組成物の成分は次の通りである。
A+B5〜95重量%、及びC5〜95重量%。より好
適なポリマー組成物はA十Bが40〜9の重量%、そし
てCが10〜60重量%のものであるが、A:Bの重量
比は10:1〜1:10である。より限定すれば、A+
Bが40〜8の重量%、そしてCが20〜60重量%の
ものである。このポリマー組成物を用いれば、重要な各
種特性間の関係を最適化できる。ゴム含有率が10〜3
の重量%、好ましくは10〜25重量%になるようにポ
リマー組成物の組成を選ぶ。
ゴム含有率がこれらの範囲にあるならば、南寸衝撃性が
すぐれている上に、すぐれた加工特性を併せもつポリマ
ー組成物が得られる。好適な実施態様によれば、ポリマ
ー組成物はゴム含有率が20〜6の重量%のグラフト共
重合体2種とゴム含有率が10〜20重量%のグラフト
共重合体1種とを有する。
ゴムの存在下でスチレンとアクリロニトリルを重合して
得たグラフト共重合体を使用するのが好適である。
このためには、ェマルジョン重合、懸濁重合、溶液重合
などの各種公知重合方法やこれらの組合せ、例えば塊状
/懸濁重合、ェマルジョン/塊状重合及びェマルジョン
/懸濁重合が適当である。
本明細書で使用する用語「スチレン」には、芳香核にひ
とつ以上の置換基をもつスチレンやスチレンと1種かそ
れ以上の置換スチレンとの混合物も含まれていると理解
されたい。1種かそれ以上のグラフト共重合体には、ハ
ロゲン化スチレン、酢酸ビニル、無水マレイン酸、メチ
ルメタクリレート及びQーメチルスチレンからなる群か
ら選択される1種かそれ以上のモノマ−を3の重量部ま
で配合できる。
これらのモノマーを使用する場合には、グラフト共重合
体に対する相溶性を高めるので、Qーメチルスチレンが
好適である。
同じように、Q−メチルスチレン/アクリロニトリル共
重合体には、上記の群(ただし、Q−メチルスチレンの
代りにスチレンをいれる)から選択される他のモノマー
を25重量%まで配合させることができる。
好ましいモノマーはスチレンであるか、これは特にグラ
フト共重合体がスチレン及びQ−メチルスチレンを含ん
でいる場合には、Q−メチルスチレンノアクリロニトリ
ル共重合体のグラフト共重合体に対する相渚性が高まる
ためである。
Q−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体はェマ
ルジョン重合で製造するのが好ましいけれども、前述し
た他の重合方法も適用できる。
ェマルジョン重合の場合には、グラフト共重合体及びQ
−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体の両者に
対して通常の方法を取ることができる。水性ェマルジョ
ン重合の場合には、このために必要な通常の助剤、例え
ば乳化剤、苛性アルカリ溶液、塩、セッケン、過酸化物
などの開始剤、及び鎖長調節剤を使用しなければならな
い。
好適な鎖長調節剤はよく利用されているメルカブタンや
、ジアルキルキサントゲン、ジアリールスルフイド、メ
ルカブトチアゾール、テトラアルキルチウラムモノジス
ルフイド及びテトラアルキルチウラムジスルフィドなど
の有機ィオウ化合物であるが、これらは単独であるいは
混合物の形で使用するテルビノレンなどのヒドロキシ化
合物も使用できる。
加えて、比較的鎖長の長いQ−メチルスチレンまたはQ
ーアルゲンのダィマーも同様に使用できる。工業的に最
も広く使用されている鎖長調節剤は特にメルカプト化合
物であるが、これらのうち1分子につき8〜2の固の炭
素原子をもつヒドロカルビルメルカブタンが現在最も多
く利用されている。
より限定すれば、第三級アルキル基をもつメルカプタン
が好ましい。有機ィオゥ化合物の量は選択した混合物、
特定化合物、重合温度、乳化剤及び適用方法によって異
なる他のファクターに応じて広い範囲内で変えることが
できる。
(モノマー100重量部につき)0.01〜5重量部、
好ましくは0.05〜2重量部の有機ィオゥ化合物を使
用すれば良好な結果が得られる。好適な有機ィオウ化合
物にはn−オクチルメルカブタン、n−ドデシルメルカ
ブタン、第三級ドテシルメルカブタン、第三級ノニルメ
ルカブタン、第三級へキサデシルメルカブタン、第三級
オクタデシルメルカブタン、第三級エイコシルメルカブ
タン、第二級オクチルメルカブタン、第二級トリデシル
メルカブタン、シクロドテシルメルカブタン、シクロド
テカジヱニルメルカブタン、1−ナフタレンチオールな
どのアリールメルカブタン、ビスーテトラヒドロフラル
キサントゲン、ジフヱニルジスルフイド、ビス(テトラ
メチルチウラムジスルフイド)、Q−メルカブトベンザ
チアゾ−ルなどがある。これら化合物の混合物ももちろ
ん使用できる。乳化剤としては、不均化ロジンセッケン
、脂肪酸セツケン、これら化合物の混合物、アリールス
ルホネートや他の表面活性化合物、及びこれらの混合物
などの異なる各種の化合物を使用できる。
ポリェーテルやポリオールなどの非ィオノゲン性乳化剤
も使用できる。乳化剤の使用量は乳化の種類や、それに
加えて反応パラメータ及びェマルジョン重合系における
重合性モノマ−の濃度に応じて変わってくる。ェマルジ
ョン重合において好ましい遊離基形成化合物は有機過酸
化物または無機過酸化物、ヒトロベルオキシドやアゾ化
合物であるが、レドックス開始剤系もまたそうである。
これら化合物は重合開始時に添加できる。重合開始時に
一部を添加し、残りを重合中に添加することも可能であ
る。開始剤としては、アルカリ過酸塩またはアンモニウ
ム過酸塩及び/又はレドックス系を選択するのが好まし
い。特に挙げなければならないのは、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム及び過硫酸ナトリウムである。好適
なしドツクス系の例には過酸塩(例えば過塩素酸塩や過
硫酸塩)、第三級ブチルヒドロベルオキシド、クメンヒ
ドロベルオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒドロオキ
シド及びメチルシクロヘキシルヒドロベルオキシドがあ
るが、これらは低原子価状態でィオウを含有する酸をベ
ースとする還元剤、例えばナトリウムホルムアルテ、ヒ
ドスルホキシレート、ビスルフイド、ヒーロスルフイド
や、トリエタトルアミンなどの有機塩基、あるいはテキ
ストロース(石旋糖)、ピロ硫酸ナトリウム及びメルカ
ブタン、あるいはこれらを細合せたものと一緒に使用す
るか、場合によっては硫酸第一鉄などの金属塩と一緒に
使用してもよい。これら開始剤または開始剤系は一度に
添加してもよいし、あるいは2回以上に分けて添加する
こともできるが、場合によっては徐々に加えてもよい。
懸濁重合によってQ−メチルスチレン/アクリロニトリ
ル共重体を製造する場合には、通常の懸濁安定剤例えば
ポリビエルアルコールまたは部分加水分解酢酸ポリビニ
ルや灘溶性金属リン酸塩を使用することが可能である。
スパイラルフロー長さ、フローィンテツクス及びS/V
比を特定した好ましい実施態様に従ってQ−メチルスチ
レン/アクリロニトリル共重合体を使用する場合には、
ェマルジョン重合を適用するのが好ましい。というのは
、例えば塊状重合や溶液重合に比較した場合、前記必要
条件を満足するQーメチルスチレン/アクリロニトリル
共重合が比較的簡単な方法で得られるからである。共重
合体のェマルジョン重合の場合には、とりわけかく拝パ
ターンか、あるいはかく拝速度を変えることによって鎖
長調節剤の消費パターンを調節すればそれで十分である
。この調節において、かく梓速度を下げると、S/V比
が大きくなる。分散を適正化し、これを維持するために
必要なかく拝速度の下限があることはいうまでもない。
pH値を11未満にするか、あるいは重合開始時におけ
る鎖長調節剤の濃度を変えるか、または温度分布を調節
することによって上記パターンを調節することも可能で
ある。スパイラルフロー長さ、フローィンテックス及び
S/V比を所望通りにするためには、上記方法のほかに
、モノマー添加方法を調節するか、あるいは重合開始後
に余分な開始剤を加える方法も適用できる。
さらに、重合がし‘まらく続いた後に鎖長調節剤を添加
することも可能である。加えて、前記方法を2種以上組
合せて適用することも可能である。所望の特性をもつQ
−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体を作る別
な方法では、ピーク数か2つ以上の分子量分布が得られ
るように重合方法を調節するか、あるいは2種類の重合
方法を粗合せる。
所望ならば、共重合体には少量の1種かそれ以上のモノ
マ−も添加できる。
これらモノマ−の量は共重合体に対して6重量%未満、
より限定すれば2重量%未満であるのが好ましい。本発
明のポリマー組成物に成分Cとして使用できる共重合体
については、未公開オランダ特許出願第8003798
号明細書をみられたい。
グラフト共重合体用のゴムとしては原則的にはあらゆる
種類のゴムが使用できるが、ガラス転移温度が−500
0未満のものが好ましい。ポリブタジエンゴム、プタジ
エン/スチレンゴム、ブタジェン/アクリロニトリルゴ
ム、及び/又はブタジェン/アクリレートゴムなどのブ
タジェン系のゴムが好ましい。耐衝撃性のすぐれたポリ
マー組成物を得るためには、出発物質として重量平均粒
度(d50,電子顕微鏡で測定)か0.04〜0.70
山mのゴムラテツクスを使用するのが好ましい。いいか
えれば、これはグラフト共重合体の製造は少ななくとも
部分的にェマルジョン中で行うことを意味する。
ゴムラテックスの製造方法は架橋度の高い製品が得られ
るように調節するのが好ましい。ゲル含有率は好ましく
は(メチルエチルケトンかトルェン中で測定して)7の
重量%以上でなければならない。ブタジェン含有率の高
いゴムを用いる場合には、高転化率まで重合するか、ジ
ビニルベンゼンまたはエチレングリコールジメタクリレ
ートなどの多官能性モノマ−である架橋剤を用いれば架
橋度を高くできる。グラフト共重合のためにェマルジョ
ン重合を適用しない場合には、ゴムの有機溶剤溶液から
得たゴムを使用できる。
ただし、この場合には、例えば塊状/懸濁重合反応の形
でグラフト共重合反応を実施するのが望ましい。ェマル
ジョン重合によってゴムを作る場合には、Q−メチルス
チレン/アクリロニトリル共重合体の製造に使用されて
いる乳化剤、活性剤及び重合助剤を適用できる。
グラフト化反応の前に、未転化反応によって開始される
望ましくない反応を抑制するために、ゴムラテックスを
ガス抜きしなければならない。ブタジェン含有率が6の
重量%以上のポリブタジェンホモポリマーかブタジヱン
共重合体を使用するのが好ましい。
コーモノマーとしてイソプレンなどの他のジヱンか、あ
るいは低級アルキルェステルまたはアクリル酸を使用す
る場合には、ゴムのブタジェン含有率を3の重量%まで
下げても、ポリマー組成物の特性に何ら悪影響が出ない
。原則的には、飽和ゴム例えば酢酸ビニル含有率が50
%未満のエチレン/ビニルアセテート共重合体かあ*る
し・はエチレン/プロピレン/ジエンターポリマ−(ジ
ェンは非共役であって、例を挙げれば1,4−へキサジ
エン、エチリテンノルボルネン、シシクロベンタジェン
がある)、アクリルゴム、塩素化ポリエチレンゴムまた
はクロロフレンゴムから本発明によるグラフトポリマを
製造することも可能である。これらゴム2種類以上の混
合物も使用できる。本発明のポリマー組成物には酸化防
止剤、顔料、加工肋剤、フィラー、帯電防止剤、灘燃剤
などの通常の添加剤を配合することも一般には可能であ
る。
前に述べたように、本発明は以上説明してきたポリマー
組成物で全体または一部を構成した物品にも関する。
次に、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例 1〜W 70′30の重量比でポリブタジェンにグラフトしたス
チレンとアクリロニトリルからなる2種類の汎用ABS
グラフト共重合体、そして各種の。
−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合をベースに
して、ポリマー組成物を作った。使用したグラフト共重
合体の特性は次の通りである。表1 表 2 前記グラフト共重合体及び2に示した各成分を異なる量
で含むポリマー組成物を作った。
こらに、別に所定量の滑剤を含有する2種類の組成物を
作った。最後に述べた2種類の組成物を除いて、すべて
の組成物はほぼ1重量%の1種かそれ以上の安定剤と、
そして0.5重量%の滑剤を含有していた。
これら組成物は憾核的特性と一緒に表3にまとめて示し
ておく。表 3一1 1)表1参照 2) ASTMD256に従って23℃で測定したノッ
チ付耐衝撃度3)ASTM648による刀醇熟鏡み温度
(暁もとし)4) フローインデックスM定義は本文に
記載した通り5)表2参照表 3−2 1−5)表3−1参照 表 3−3 1−5)表3一1参照 本発明によらない組成物を表4に示す。
表 4 1−5)表3−1参照 表3の実施例及び表4の比較実施例から判るように、本
発明の組成物の方が各特性間のバランスが最適化されて
いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴムにスチレン及びアクリロニトリルをグラフトし
    た1種かそれ以上のグラフト共重合体及びα−メチルス
    チレンとアクリロニトリルの共重合体をベースとするポ
    リマー組成物において、A:20〜40重量%のアクリ
    ロニトリルと、50〜80重量%のスチレンと、そして
    0〜30重量%の1種かそれ以上の他のモノマーとから
    なるモノマー混合物20〜80重量部を(グラフト共重
    合体100重量部に対して)20〜80重量部のゴムの
    存在下で重合して得た1種かそれ以上のグラフト共重合
    体、B:20〜40重量%のアクリロニトリルと、50
    〜80重量%のスチレンと、そして0〜30重量%の1
    種かそれ以上のモノマーとからなるモノマー混合物75
    〜90重量部を(グラフト共重合体100重量部に対し
    て)10〜25重量部のゴムの存在下で重合して得た1
    種かそれ以上のグラフト共重合体、そしてC:α−メチ
    ルスチレン60〜80重量部とアクリロニトリル20〜
    40重量部を重合して得たα−メチルスチレン/アクリ
    ロニトリル共重合体からなり、ゴム含有率が10〜30
    重量%で、上記グラフト共重合体のゴム含有率差が少な
    くとも5重量%であることを特徴とするポリマー組成物
    。 2 上記α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合
    体のフローインデツクスが少なくとも12.5で、スパ
    イラルフロー長さとフローインデツクスの比が少なくと
    も3.0である特許請求の範囲第1項に記載のポリマー
    組成物。 3 使用する上記共重合体のスパイラルフロー長さが少
    なくとも65、より限定すれば70である特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載のポリマー組成物。 4 A+Bが5〜95重量%で、Cが5〜95重量%で
    ある特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1
    項に記載のポリマー組成物。 5 A+Bが40〜90重量%で、Cが10〜60重量
    %、そしてA:Bの重量比が1:10〜10:1である
    特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に
    記載のポリマー組成物。 6 A+Bが45〜85重量%で、Cが15〜55重量
    %である特許請求の範囲第5項に記載のポリマー組成物
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