JPS603201Y2 - パネル接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパネル接続装置、さらに詳しくは、隣合う一対
のパネル本体を縦横に接続するパネル接続装置に関する
ものである。

従来、パネルを複数枚接続して建築物の外壁や間仕切部
を形成する場合、相隣接するパネル同志を接合金物を用
いて接続するため、旋工に時間がかかりコスト的にも高
価となる欠点があった。

本考案は上述の点に鑑み、パネル本体の四周に装着され
た型枠に接続突起を形成し、その接続突起を隣接するパ
ネル本体型枠の接続突起と係合接続するだけでパネル同
志の接続をすることができ、パネルの接続が容易で手間
がかからず、従って旋工時間が短くて安価に旋工できる
パネル接続装置を提供するのを目的とする。

本考案を図面により詳述する。

第１図は本考案の一実施例を示す。

１は建築物の外壁や間仕切部等に使用される矩形の平板
状パネル本体であって、このパネル本体１は四周に後述
する型枠２が装着されている。

前記型枠２は四隅が第１図すに示すように嵌着されてい
るものであり、パネル本体１の一方の側端に装着される
型枠２は断面コ字状の金属製の長尺部材で形成されてい
る。

３は上記型枠２の外周面に形成されたＬ型の接続突起で
あり、この接続突起３は型枠２の外側面の一部を短手方
向に平行な折曲部３ｃにて切起した水平片３ａと、この
水平片３ａの先端を下方に垂下した突片３ｂとを有して
おり、型枠２の長手方向に複数個設けられている。

勿論パネル本体１の他方の外側端にも同様の接続突起３
を有する型枠２が装着されている。

しかして、上述のように構成されたパネル本体１同志を
連結するには、隣合う一対のパネル本体１にそれぞれ形
成された接続突起３をその突片３ａの突出向きが互いに
逆になるように、すなわち、第２図に示すように、パネ
ル本体１を立てた状態では上下逆向きとなるように配置
し、一方のパネル本体１に設けた型枠２から延出する突
片３ａが、他方のパネル本体１に設けた型枠２とその型
枠２から延出する突片３ａとの間に挾装される形に互い
の接続突起３同志を噛合させ、さらに両突片３ａを通し
てボルト４を挿入することにより両パネル本体１を接続
することができるものである。

なお、１枚のパネル本体１に係合する別のパネル本体１
の係合配設する方向は、予め設置されているパネル本体
１の前面、後面のうちいずれの方向からでも良いもので
ある。

本考案は上述のように、隣合うパネル本体のうちの一方
のパネル本体の型枠の突片が他方のパネル本体の型枠と
突片との間に挟装される形で互いの接続突起同志が噛合
することにより両パネル本体が接続されるので、ボルト
で突片同士を連結する前に接続突起同士が噛合している
こと杏、こより、パネル本体同士を一時的に仮連結する
ことができ、パネル本体の連結作業が容易になるもので
あり、また、ボルトによって接続突起が連結されるばか
りでなく、接続突起同士が互いに噛合していることによ
り、接続強度が大きくとれるという利点を有するもので
ある。

さらに、１枚のパネル本体への隣接する別のパネル本体
の係合方向は予め設置されているパネル本体の前面、後
面のいずれでも良く、パネルの接続が容易で手間がかか
らず、従って旋工時間を従来に比べて短縮することがで
き、旋工価格の節減が可能であるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、 ｂは本考案の一実施例の斜視図、分解斜視
図、第２図は同上の接合状態を示す断面図であって、１
はパネル本体、２は型枠、３は接続突起、３ａは水平片
、３ｂは突片を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パネル本体の両側端に装着される型枠の外側面に、外側
   面より延出する水平片の先端から型枠の長手方向に沿っ
   て突片が延設された形状となった接続突起が形成され、
   隣合うパネル本体のうちの一方のパネル本体の型枠の突
   片が他方のパネル本体の型枠と突片との間に挾装される
   形で互いの接続突起同士が噛合することにより両パネル
   本体が接続されて戒るパネル接続装置。