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JPS6027755B2 - 塩化物浴Zn−Ni合金めつき液 - Google Patents

塩化物浴Zn−Ni合金めつき液

Info

Publication number
JPS6027755B2
JPS6027755B2 JP21062981A JP21062981A JPS6027755B2 JP S6027755 B2 JPS6027755 B2 JP S6027755B2 JP 21062981 A JP21062981 A JP 21062981A JP 21062981 A JP21062981 A JP 21062981A JP S6027755 B2 JPS6027755 B2 JP S6027755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy plating
plating solution
chloride
added
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21062981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58110688A (ja
Inventor
明 松田
敬久 吉原
肇 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP21062981A priority Critical patent/JPS6027755B2/ja
Publication of JPS58110688A publication Critical patent/JPS58110688A/ja
Publication of JPS6027755B2 publication Critical patent/JPS6027755B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面外観の優れたZn−Ni合金めつき鋼板を
得るためのZn−Ni合金めつき液に関するものである
Zn−Ni合金めつき鋼板は耐食性、溶接性、塗装性等
の優れた表面特性を有し、なかでもy単相のNi含有量
が10〜20%の合金が最も優れた耐食性が得られるこ
とがわかっている。
Zn‐Ni合金めつきを得るためのめつき格としては、
工業的には硫酸塩格と塩化物格がある。
塩化物格は硫酸塩格と比較すると、Nj含有率に対する
液流れの影響が少なく、高電流密度操業に適しており、
また液の電導度が高いので電力コストが安くなるという
長所を持っているが、一方めつき外観については良好な
ものが得られ難いといという短所がある。本発明者等は
、塩化物格から得られるZn−Ni合金めつきの外観の
改善を検討した処、Zn、Cそ2およびNiCそ2を主
成分とする格に、AそC〆3,NH4A〆C〆4 ,N
比C〆,KC〆,CaC夕2 ,斑C〆2 ,NaC〆
およびMgC夕2 より成る群から選択された少なくと
も1種の塩化物塩を0.2ho〆/そ添加することによ
り、外観の優れたZn−Ni合金めつきが得られること
を見し、出した。
しかしながら、上述した塩化物塩を添加すると、めつき
皮膜中のNi含有量は増加する額向があり、特に50A
/d〆以上の高電流密度時ではめつき中のNi含有量が
適正範囲である10〜20%を超えることがあることが
わかった。
そこで、本発明者等は、外観が良好でさらに皮膜中のN
i含有量が上記適正範囲内であるZn−Ni合金めつき
を得ることを目的として、Zn−Ni合金めつきにおけ
るめつき俗組成と析出合金組成との関連について詳細に
検討した結果、裕中のNiとZnのモル濃度の割合に対
して添加する塩化物塩の濃度に適正範囲があることを見
し、出し本発明に至った。
すなわち、めつき裕中のNiとZnの濃度の割合をNi
2十/Ni2十十Z〆十のモル濃度百分率で表わすと、
モル濃度百分率にほぼ比例して析出皮膜中のNi含有量
は増加する一方、添加する塩化物塩の濃度に比例してN
i含有量は増加する。
従って、Ni2十/N〆+Zn2十のモル濃度百分率に
対して添加する塩化物塩の濃度を適正範囲内に保つこと
により、安定して皮膜中のNi含有量を10〜20%の
適正範囲内に収め得ることがわかつた。本発明のZn−
Ni合金めつき液においては、めつき裕中のNi2十/
Ni2十十Z〆十のモル濃度百分率をx(%)とし、浴
中に添加する塩化物塩の濃度をy(moそ/そ)とした
時、下記【1}式で表わされる条件を満たす範囲内に保
つことを特長とする。
−肱川0≧y≧−0帆9.0〕,.{1,7.0≧y≧
0.2 202×之10 ここで、本発明のめつき液のZnとNiのトータル濃度
は1〜4mo夕/そが実用的である。
その理由は、lmo夕/そ未満ではめつきのやけが発生
し易く外観上好ましくなく、4moク/そを超えるとめ
つき糟からの持ち出し量が増えてコスト上不利となるか
らである。めつき液の柵と温度は任意で構わないが、p
Hは1〜6、温度は40〜7030の範囲が実用的であ
る。めつき裕中の塩化物塩がめつさ皮膜中のNi含有量
に与える影響については解明されてはいないが、以下の
ように推測される。
すなわち、Zn−Ni合金めつきは異常型析出タイプで
あり、亀着され易いNiは陰極界面のZn(OH)2の
バリア層により析出を妨害され、その結果浴中のZnと
Niのモル比が1:1であっても、Zn(OH)2のバ
リア層を介してZnの竜着が優先されるわけである。と
ころが、本発明格のように裕中にNH4Cそのような塩
化物が存在すると、陰極界面ではZn2十十幻H‐→Z
n(OH)2 N凡、十OH−→N比OH の両方の反応が起り、結果的にZn(OH)2のバリア
層は薄くなると思われる。
従って、その分Niの電着が起り易くなり、皮膜中のN
i含有率は増加すると考えられる。めつき裕中の塩化物
塩がZn−Ni合金めつきの外観に与える影響も同様に
次のように考えられる。
すなわち、C夕‐イオンの存在下ではZn−Ni合金め
つき皮膜上では、水和酸化物のようなものが生成され易
く、これには陰極界面上のOH‐イオンが寄与している
と思われる。従って、裕中にNH4Cそのような塩化物
が存在すると、NA十十OH‐→N比OH の反応によりOH‐イオンが除去されるので、有色水和
酸化物の生成がなくなり、金属光沢のある美麗なZn−
Ni合金めつきが形成されると考えられる。
以下、本発明の塩化物浴Zn−Ni合金めつき格を実施
例を挙げて具体的に説明する。
〔実施例 1〕 ZnCそ2 13略/そ(lmoそ/〆)およびNiC
そ2・母L0238g′そ(lmoそ/Z)を含み、N
i2十モル濃度百分率50に調整しためめつき液に、N
均Cそを0〜7.仇hoそ/そく0〜375g′そ)を
添加しためつき格を用い、電流密度7弘/dめでZn−
Nj合金めつきの付着量が2雌/〆となるように電解を
行った。
NH4Cその添加量とめつきの光沢度との関係および皮
膜中のNi含有量との関係を表1に示す。
これから、N比C〆無添加のものは着色し外観上好まし
くないが、N比Cそを0.2hoクノそ以上添加すると
光沢度が増え、外観上良好となることがわかった。一方
、皮膜中のNi含有率はNH4Cその添加量を増やすに
従って増加し、即o〆/Zを超えると適正含有率の10
〜20%を超えることがわかった。なお、光沢度はJI
SZ8741のGs(60)値で表わし、外観の判定は
○…金属光沢、着色やむらなし △・・・やや着色またはむらあり ×・・・着色 を基準として行った。
〔実施例 2〕 ZnC〆2とNiCそ2・細20のモル濃度百分率を変
えためつき液のそれぞれにNH4Cそを0.2〜7.肌
o〆/そ添加しためつき格を用い、電流密度75A/d
〆でZn−Ni合金めつきの付着量が2雌ノ〆となるよ
うに電解を行った。
N〆/Nj2十十Zが十のモル濃度百分率およびN比C
そ添加量と皮膜中のNi含有率との関係を第1図に示す
得られた合金めつきの外観はいずれも良好であったが、
NH4Cそ添加量を増やすに従し、Ni含有率は増加し
、N〆/Ni2十十Z〆十のモル濃度百分率に対するN
H4Cその添加量には適正範囲があることがわかった。
これを第2図に、めつき裕中のNi2十/Ni2十十Z
n2十のモル濃度百分率をx(%)とし、添加する塩化
物塩の濃度をy(mo夕/そ)として示す。第2図から
適正範囲は次式で表わされることがわかった。一0.公
十15.0≧y≧一0.公十9.07.0≧y≧0.2
202xZIO なお、ここで塩化物塩の濃度を7.仇hoぞ/ク以下と
したのは、7.仇hoと/夕が飽和濃度であるからであ
る。
〔実施例 3〕 各種塩化物を添加しためつき格のそれぞれを用いて付着
量2雌/あのZn−Nj合金めつきを鋼板上に施した。
各々の裕成分と得られためつきの光沢度、外観および皮
膜中のNi含有率について下表2に示す。表2の内、実
施例1〜10および比較例11,12を第2図中に同一
番号を以って示した。実施例1〜10についてはいずれ
も、光沢度は高く、外観は良好であり、Ni含有率は第
2図に斜線を付して示す適正範囲内に入っていた。以上
述べた処から明らかなように、本発明の塩化物格を用い
れば、外観が美麗でしかも皮膜中のNi含有率が適正範
囲(10〜20%)から外れることがなく、耐食性の優
れたZn−Nj合金めつきが容易に得られる。
表1 表2
【図面の簡単な説明】
第1図中めつき液へのN比CZの添加量と得られるZn
−Ni合金めつき皮膜中のNi含有量との関係をNi2
十/Niが十Zn2十のモル濃度百分率をパラメータと
して示すグラフ、第2図はZn−Ni合金めつき皮膜中
のNi含有量を適正範囲に収めるためのNi2十/Ni
2十十Znがのモル濃度百分率と塩化物塩添加量との関
係を示すグラフである。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ZnCl_2およびNiCl_2を主成分とする塩
    化物浴Zn−Ni合金めつき液において、めつき液中の
    Ni^2^+/Ni^2^++Zn^2^+のモル濃度
    百分率x(%)に対し、液中に添加する塩化物塩の濃度
    y(mcl/l)を次式 −0.2x+15.0≧y≧
    −0.2x+9.07.0≧y≧0.220≧x≧10 を満足する範囲内に保つことを特徴とする塩化物浴Zn
    −Ni合金めつき液。 2 添加する塩化物塩は、AlCl_3,NH4AlC
    l4,NH_4Cl,KCl,CaCl_2,BaCl
    _2,NaClおよびMgCl_2より成る群から選択
    された少なくとも1種の塩化物塩とすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の塩化物浴Zn−Ni合
    金めつき液。
JP21062981A 1981-12-25 1981-12-25 塩化物浴Zn−Ni合金めつき液 Expired JPS6027755B2 (ja)

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JPS58110688A JPS58110688A (ja) 1983-07-01
JPS6027755B2 true JPS6027755B2 (ja) 1985-07-01

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