JPS58141398A - 良深絞り性耐食電気亜鉛合金メツキ鋼板及びその製造法 - Google Patents
良深絞り性耐食電気亜鉛合金メツキ鋼板及びその製造法Info
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- JPS58141398A JPS58141398A JP2124082A JP2124082A JPS58141398A JP S58141398 A JPS58141398 A JP S58141398A JP 2124082 A JP2124082 A JP 2124082A JP 2124082 A JP2124082 A JP 2124082A JP S58141398 A JPS58141398 A JP S58141398A
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- Japan
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- zinc alloy
- plating
- steel plate
- corrosion
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- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は良加工性耐食電気亜鉛合金メッキ鋼板及びその
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
すでに冷延鋼板の耐食性、塗装後の耐食性の向上及び加
工性を損なわず量産化できる表面処理鋼板としては電気
亜鉛メッキ鋼板が汎用されていることは周知である。
工性を損なわず量産化できる表面処理鋼板としては電気
亜鉛メッキ鋼板が汎用されていることは周知である。
ところが近年では寒冷地帯における冬期の道路凍結防止
用の散布塩に対する自動車の防錆鋼板として亜鉛メッキ
鋼板の使用が試みられ、苛酷な腐食環境での耐食性の要
求が増加する傾向にある。
用の散布塩に対する自動車の防錆鋼板として亜鉛メッキ
鋼板の使用が試みられ、苛酷な腐食環境での耐食性の要
求が増加する傾向にある。
これら亜鉛メッキ鋼板の耐食性の向上要求に対して亜鉛
のメッキ量(付着量)による耐食性の向上が知られてい
るが、メッキ量の増加以外の方法として亜鉛自身の溶解
を抑制するための合金メッキが提案されている。例えば
特開昭55−50484号公報では、亜鉛メッキ浴中に
ニッケルイオン、クロムイオンを併存含有させて、電気
メッキによりメッキ層をN 1−Zn合金組成として耐
食性を向上することが提案されているが、Niの濃度上
昇にともない、加工性特に、深絞り加工に際するメッキ
層の割れが発生するため、実際に無加工時の様な高い耐
食性が得られていない。
のメッキ量(付着量)による耐食性の向上が知られてい
るが、メッキ量の増加以外の方法として亜鉛自身の溶解
を抑制するための合金メッキが提案されている。例えば
特開昭55−50484号公報では、亜鉛メッキ浴中に
ニッケルイオン、クロムイオンを併存含有させて、電気
メッキによりメッキ層をN 1−Zn合金組成として耐
食性を向上することが提案されているが、Niの濃度上
昇にともない、加工性特に、深絞り加工に際するメッキ
層の割れが発生するため、実際に無加工時の様な高い耐
食性が得られていない。
又電気亜鉛メッキの耐食性を高めるため、crをZnと
共析させる検討が種々行われてきたが、亜鉛メッキ浴中
にCr+6tたはCr”を添加すると、プレス加工時の
パウダリング性が悪くなシ、かつメッキ電流効率の低下
が大きいため、工業的規模にZn−Cr合金メッキを行
うことは困難であった。
共析させる検討が種々行われてきたが、亜鉛メッキ浴中
にCr+6tたはCr”を添加すると、プレス加工時の
パウダリング性が悪くなシ、かつメッキ電流効率の低下
が大きいため、工業的規模にZn−Cr合金メッキを行
うことは困難であった。
本発明は従来における上述の課題を解決するものであっ
て、第1発明の要旨は9〜20重量%のニッケルと0.
01〜0.5重量%のクロム及び0.5〜2.8重量%
の鉄を含有する電気亜鉛合金メッキ層を表面に形成して
な、る良加工性耐食電気亜鉛合金メッキ鋼板にある。
て、第1発明の要旨は9〜20重量%のニッケルと0.
01〜0.5重量%のクロム及び0.5〜2.8重量%
の鉄を含有する電気亜鉛合金メッキ層を表面に形成して
な、る良加工性耐食電気亜鉛合金メッキ鋼板にある。
更に第2発明の要旨は50f/l−3501/!1の硫
酸イオンと20 f/12−60 f/13のニッケル
イオンと5f/l〜18 f/lの鉄イオン及び3価ク
ロムイオンを3〜32 f/l含んだ電気亜鉛メッキ浴
をpH1,672,6に保、持しつ\該電気亜鉛メッキ
浴中で鋼板に電気メ’、jay ””:キを行う点に6
る。
酸イオンと20 f/12−60 f/13のニッケル
イオンと5f/l〜18 f/lの鉄イオン及び3価ク
ロムイオンを3〜32 f/l含んだ電気亜鉛メッキ浴
をpH1,672,6に保、持しつ\該電気亜鉛メッキ
浴中で鋼板に電気メ’、jay ””:キを行う点に6
る。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。第1図は鉄
をまったく含有しないメッキ層と、鉄を1%含んだメッ
キ層のニッケル含有率と赤錆発生率オよびカップ絞シに
よる深絞り加工性のグラフである。
をまったく含有しないメッキ層と、鉄を1%含んだメッ
キ層のニッケル含有率と赤錆発生率オよびカップ絞シに
よる深絞り加工性のグラフである。
第1図において、
Aは鉄を含有しないメッキ層中のNi濃度と塩水噴霧試
験(JIS Z2371)100時間での赤錆面積(チ
)との関係を示す曲線 Bは鉄を含有しないメッキ層のNi濃度とカップ絞シセ
ロテープテストでの黒化度との関係を示す曲線 Cは鉄を1%含有せたメッキ層中のNi濃度とカップ絞
シセロテープテストでの黒化度との関係を示す曲線 りは鉄を1−含有させたメッキ層中のメッキ層中のNi
濃度と塩水噴霧試験(JIS z2371)100時間
での赤錆面積(チ)との関係を示す曲線である。
験(JIS Z2371)100時間での赤錆面積(チ
)との関係を示す曲線 Bは鉄を含有しないメッキ層のNi濃度とカップ絞シセ
ロテープテストでの黒化度との関係を示す曲線 Cは鉄を1%含有せたメッキ層中のNi濃度とカップ絞
シセロテープテストでの黒化度との関係を示す曲線 りは鉄を1−含有させたメッキ層中のメッキ層中のNi
濃度と塩水噴霧試験(JIS z2371)100時間
での赤錆面積(チ)との関係を示す曲線である。
第2図はニッケル含有率を変化させたメッキ層のX線回
折のグラフである。
折のグラフである。
第2図において、
曲線1は亜鉛メッキ鋼板のX線折像
曲線2はZn−Ni合金メッキ鋼板のX線回折像(6,
9Ni −93,1Zn ) 、 曲線3はZn−Ni合金メッキ鋼板のX線回折像(
8,6Ni −9,4Zn ) 曲線4はZn−Ni合金メッキ鋼板のX線回折像(11
,6Ni−88,4Zn ) 曲線5はZn −N i合金メッキ鋼板のX線回折像(
14Ni −86Zn ) である。
9Ni −93,1Zn ) 、 曲線3はZn−Ni合金メッキ鋼板のX線回折像(
8,6Ni −9,4Zn ) 曲線4はZn−Ni合金メッキ鋼板のX線回折像(11
,6Ni−88,4Zn ) 曲線5はZn −N i合金メッキ鋼板のX線回折像(
14Ni −86Zn ) である。
図中(イ)Zn (002)面、(ロ)Zn(100)
面。
面。
(ハ)Zn (101)面、に)鉄(100)面、(ホ
)Ni5Zn2、(321)面、 (iNisZn2t
(411、330)を示す。
)Ni5Zn2、(321)面、 (iNisZn2t
(411、330)を示す。
第3図はメッキ層の陽極溶解曲線のグラフでおる。
第3図において、
(6)は亜鉛メッキ鋼板の陽極溶解曲線(7)は88
Zn −12Ni合金メッキ鋼板の陽極溶解曲線 (8)は87Zn−12Ni−1re合金メッキ鋼板の
陽極溶解曲線 (9)は80Zn−12Ni−8Fe合金メッキ鋼板の
陽、極溶解曲線 である。
Zn −12Ni合金メッキ鋼板の陽極溶解曲線 (8)は87Zn−12Ni−1re合金メッキ鋼板の
陽極溶解曲線 (9)は80Zn−12Ni−8Fe合金メッキ鋼板の
陽、極溶解曲線 である。
第4図はクロムをまったく含有しないで12%のニッケ
ルを含むメッキ層と、cTを0.07±0.02チおよ
びニッケルを12チ含んだメッキ層の鉄含有率と赤錆発
生率およびカップ絞りによる深絞り加工性のグラフであ
る。
ルを含むメッキ層と、cTを0.07±0.02チおよ
びニッケルを12チ含んだメッキ層の鉄含有率と赤錆発
生率およびカップ絞りによる深絞り加工性のグラフであ
る。
第4図において、
EはNi12%含有亜鉛合金メッキ鋼板のカップ絞シに
よるセロテープテストでの黒化度(チ)と鉄含有率(チ
)の関係を示す曲線。
よるセロテープテストでの黒化度(チ)と鉄含有率(チ
)の関係を示す曲線。
F、はNi12%含有亜鉛合金メッキ鋼板のリン酸処理
後の耐食性〔塩水噴霧試験(JIS Z2371)10
0時間後の赤錆発生面積チ〕と鉄含有率(チ)の関係を
示す曲線。
後の耐食性〔塩水噴霧試験(JIS Z2371)10
0時間後の赤錆発生面積チ〕と鉄含有率(チ)の関係を
示す曲線。
F2はNi12%含有亜鉛合金メッキ鋼板の無処理での
耐食性〔塩水噴霧試験(JIS Z2371)100時
間後の赤錆発生、面積チ〕と鉄含有率優)の関係を示す
曲線。
耐食性〔塩水噴霧試験(JIS Z2371)100時
間後の赤錆発生、面積チ〕と鉄含有率優)の関係を示す
曲線。
GはNi12%含有亜鉛合金メッキ鋼板において、Cr
を0.07±0.02%含有させながら鉄の含有率を変
化させた場合のリン酸処理後の耐食性〔塩水噴霧試験(
JIS Z2371)100時間後の赤錆発生面積(@
〕と鉄含有率優)の関係を示す曲線。
を0.07±0.02%含有させながら鉄の含有率を変
化させた場合のリン酸処理後の耐食性〔塩水噴霧試験(
JIS Z2371)100時間後の赤錆発生面積(@
〕と鉄含有率優)の関係を示す曲線。
である。
第5図はニッケル12チ、鉄1%を含むメッキ層の、ク
ロム含有率と赤錆発生率およびメッキ外観不良域を示す
グラフである。
ロム含有率と赤錆発生率およびメッキ外観不良域を示す
グラフである。
第5図において、
HはNi12 % 、 Fe 1%含有亜鉛合金メッキ
鋼板の耐食性〔塩水噴霧(JIS Z2371)100
時間後の赤錆〕に対するCrの添加効果、Jはメツキネ
良範囲 い1: である。
鋼板の耐食性〔塩水噴霧(JIS Z2371)100
時間後の赤錆〕に対するCrの添加効果、Jはメツキネ
良範囲 い1: である。
亜鉛メッキ鋼板の耐食性向上を目的に、Niを添加する
と、第1図の曲線人に示した、リン酸塩処理(日本バー
カー製Bt3004,2f/rr?)後の耐食性が示す
ごとく、9チ以上で、塩水噴霧試験100時間での赤錆
発生率が1(l以下に改善される。
と、第1図の曲線人に示した、リン酸塩処理(日本バー
カー製Bt3004,2f/rr?)後の耐食性が示す
ごとく、9チ以上で、塩水噴霧試験100時間での赤錆
発生率が1(l以下に改善される。
ところが第1図の曲線Bに示すごとく加工性はNiが5
%近くまでは向上するが5%を越すと低下し、9チ近傍
で亜鉛メッキと同等になり、更にNiの含有量が増すと
いちぢるしく低下する。この理由は、第2図に示したメ
ッキ層のX線回折結果から次の様に考えられる。すなわ
ち、第2図の曲線1に示す亜鉛の回折像に比較して、N
iの含有量が6,5%を越すとN輸Zn21のX線像に
変シ、(321)の面と(411,330)の面の結果
が混じって現われる。とのNLの濃度で、第1図の耐食
性を示す曲線AにもA、の折れ曲シが現われ性質に変化
があったことが推論される。
%近くまでは向上するが5%を越すと低下し、9チ近傍
で亜鉛メッキと同等になり、更にNiの含有量が増すと
いちぢるしく低下する。この理由は、第2図に示したメ
ッキ層のX線回折結果から次の様に考えられる。すなわ
ち、第2図の曲線1に示す亜鉛の回折像に比較して、N
iの含有量が6,5%を越すとN輸Zn21のX線像に
変シ、(321)の面と(411,330)の面の結果
が混じって現われる。とのNLの濃度で、第1図の耐食
性を示す曲線AにもA、の折れ曲シが現われ性質に変化
があったことが推論される。
さらにNiの濃度を上昇させると9チ以上でNi1Zn
11の(321)面の像が消え、(4,11。
11の(321)面の像が消え、(4,11。
330)面の儂のみ′1になる。第2図の曲線4はNi
が11.6%の場合を示す。この様にNi濃度の上昇に
ともないメッキ層の結晶構造が簡単化すると、メッキ層
の欠陥が無くなるため耐食性が第1図の曲線Aに示すご
とく改善されるが、50W1mの径のカップを、ポンチ
の背半径10朋、ダイスの背半径5 armで、絞り上
61.7で絞った時の粉吹き()ξラダリング性)を示
した第1図の曲線Bが示すごとく加工性は著しく低下す
る。これはメッキ層が均一化するに従い、メッキ層内の
スベリ発生点になる欠陥点が少なくなるためと考えられ
る。
が11.6%の場合を示す。この様にNi濃度の上昇に
ともないメッキ層の結晶構造が簡単化すると、メッキ層
の欠陥が無くなるため耐食性が第1図の曲線Aに示すご
とく改善されるが、50W1mの径のカップを、ポンチ
の背半径10朋、ダイスの背半径5 armで、絞り上
61.7で絞った時の粉吹き()ξラダリング性)を示
した第1図の曲線Bが示すごとく加工性は著しく低下す
る。これはメッキ層が均一化するに従い、メッキ層内の
スベリ発生点になる欠陥点が少なくなるためと考えられ
る。
これを改善するために鉄を少量共析させると、第2図の
曲線4や曲線5に示したX線回折像をくずすことなく、
第1図の曲線Cに示すごとく加工性を向上させることが
出来る。しかし、鉄の含有量が2,8チを越すと、第4
図の曲線Eに示すごとく加工性が低下する。この理由第
3図に示す39!I食塩水中での陽極溶解曲線で、Fe
の含有量が2.8%までは第3図の曲線(8)の87Z
n−12Ni−IFeの溶解電位が第3図の曲#i!(
力の882n−12Niと同じであるのにたいし、2.
8%を越すと第3図の曲線(9)の80Zn−12Ni
−8Feの溶解電位が示すごとく貴に移ることからFe
が2.8%を越すとZn6−NiHの構造がくずれるこ
とによると考えられる。
曲線4や曲線5に示したX線回折像をくずすことなく、
第1図の曲線Cに示すごとく加工性を向上させることが
出来る。しかし、鉄の含有量が2,8チを越すと、第4
図の曲線Eに示すごとく加工性が低下する。この理由第
3図に示す39!I食塩水中での陽極溶解曲線で、Fe
の含有量が2.8%までは第3図の曲線(8)の87Z
n−12Ni−IFeの溶解電位が第3図の曲#i!(
力の882n−12Niと同じであるのにたいし、2.
8%を越すと第3図の曲線(9)の80Zn−12Ni
−8Feの溶解電位が示すごとく貴に移ることからFe
が2.8%を越すとZn6−NiHの構造がくずれるこ
とによると考えられる。
この様に、Zn−Ni合金の加工性を向上させる目的で
、Feを05〜2.8Jの範囲で含有させ、メッキ層に
不均一性を誘起させると、N112%含有の場合リン酸
塩処理後の塩水噴霧試験性第4図の曲線F1や、無処理
材の塩水噴霧性第4図の曲線P、が示すごとく耐食性が
低下す−る。この改善としてCrを添加するのが本発明
で、このCrの添加量を0.01〜0,5チに入れるこ
とによシ、第5図に示すごとく、メッキ層の荒れ(第5
図の範囲J)および硬度増加を起こさず、その結果加工
性の低下を起こさずに、耐食性が第5図の曲線Hに示す
ごとく向上する。その結果Crの添加によって、第4図
の5曲線Gに示すCr0.07%添加例が示すごとく、
Feの添加量0.5〜2.8チの範囲のZn−Ni−F
e合金の耐食性を向上させることが出来る。
、Feを05〜2.8Jの範囲で含有させ、メッキ層に
不均一性を誘起させると、N112%含有の場合リン酸
塩処理後の塩水噴霧試験性第4図の曲線F1や、無処理
材の塩水噴霧性第4図の曲線P、が示すごとく耐食性が
低下す−る。この改善としてCrを添加するのが本発明
で、このCrの添加量を0.01〜0,5チに入れるこ
とによシ、第5図に示すごとく、メッキ層の荒れ(第5
図の範囲J)および硬度増加を起こさず、その結果加工
性の低下を起こさずに、耐食性が第5図の曲線Hに示す
ごとく向上する。その結果Crの添加によって、第4図
の5曲線Gに示すCr0.07%添加例が示すごとく、
Feの添加量0.5〜2.8チの範囲のZn−Ni−F
e合金の耐食性を向上させることが出来る。
以上説明した観点から、本発明の亜鉛合金めっきの組成
として9〜20重量%のニッケルと0.5〜2.8%重
量の鉄および0.01〜0.54重量%のクロムを限定
した。さらにまた、該組成の合金メツキ組成を得るのに
、亜鉛メッキ浴に添加される成分の含有量として硫酸イ
オン50〜350 f/11ニッケルイオン2.0〜6
09/l、鉄イオン5〜18f/l、3価クロムイオン
3〜32 f/l!が最適である。すなわちメッキ層中
にニッケル9〜20重tS含有させるためには、メッキ
浴にニッケルイオンとして20〜60 f/l添加する
ことを必要とし、メッキ層中に鉄0.5〜2.8重量%
含有させるためにはメッキ浴に鉄イオンとして5〜18
9/l添加することを必要とし、メッキ層中にクロム0
.01〜0.5重量%含有させるためにはメッキ浴に3
価クロムイオンとして3〜32 f/1添加することを
必要とする。
として9〜20重量%のニッケルと0.5〜2.8%重
量の鉄および0.01〜0.54重量%のクロムを限定
した。さらにまた、該組成の合金メツキ組成を得るのに
、亜鉛メッキ浴に添加される成分の含有量として硫酸イ
オン50〜350 f/11ニッケルイオン2.0〜6
09/l、鉄イオン5〜18f/l、3価クロムイオン
3〜32 f/l!が最適である。すなわちメッキ層中
にニッケル9〜20重tS含有させるためには、メッキ
浴にニッケルイオンとして20〜60 f/l添加する
ことを必要とし、メッキ層中に鉄0.5〜2.8重量%
含有させるためにはメッキ浴に鉄イオンとして5〜18
9/l添加することを必要とし、メッキ層中にクロム0
.01〜0.5重量%含有させるためにはメッキ浴に3
価クロムイオンとして3〜32 f/1添加することを
必要とする。
クロムイオンは6価クロムイオンの形態でメッキ浴中に
1t/1以上存在すると、メッキ層中にクロム酸化物と
して析出し外観不良の原因となシ好ましくないので3価
クロムイオンを必要とする。
1t/1以上存在すると、メッキ層中にクロム酸化物と
して析出し外観不良の原因となシ好ましくないので3価
クロムイオンを必要とする。
3価クロムイオンからはメッキ浴pH1,6以上、メッ
キ電流密度50 A / dm”以上で金属クロムがメ
ッキ層中に析出する。但しメッキ浴の−が2.6′をメ
ッキ層中に析出しメッキ層がもろくなるので、メッキ浴
のpHは1,6〜2.6を保持しなければならない。ま
た電流密度も350 A / dm2を超えると、メッ
キ面の荒れが生じるので、メッキの電流密度は50〜3
50 A/ dm”に保持しなければならない。
キ電流密度50 A / dm”以上で金属クロムがメ
ッキ層中に析出する。但しメッキ浴の−が2.6′をメ
ッキ層中に析出しメッキ層がもろくなるので、メッキ浴
のpHは1,6〜2.6を保持しなければならない。ま
た電流密度も350 A / dm2を超えると、メッ
キ面の荒れが生じるので、メッキの電流密度は50〜3
50 A/ dm”に保持しなければならない。
5O4−Z (硫酸イオン)は70−370 f/lを
添加するが、添加量が70971未満では金属塩類低下
となり、メッキ外観が低下し、更に電気伝導度が低下し
、メッキ電圧が上昇することによる電力費の増加となっ
て好ましく々い。又添加量が370f/lを超えると、
メッキ浴中の硫酸濃度が上昇″し、金属塩類が溶解しま
いので配管づまりの原因となり、押しきすが発生して製
品価値を減する。
添加するが、添加量が70971未満では金属塩類低下
となり、メッキ外観が低下し、更に電気伝導度が低下し
、メッキ電圧が上昇することによる電力費の増加となっ
て好ましく々い。又添加量が370f/lを超えると、
メッキ浴中の硫酸濃度が上昇″し、金属塩類が溶解しま
いので配管づまりの原因となり、押しきすが発生して製
品価値を減する。
又メッキ浴温は30℃未満になるとクロム析出の電流効
率が低く耐食性が向上しないので、3“03以上に保持
することが好ましい。
率が低く耐食性が向上しないので、3“03以上に保持
することが好ましい。
第1表に実施例−を示す。
メッキ浴温は40〜60℃
メッキ浴流速は30〜80 mpmで実施した。
上述の実施例は本発明のものを示しているが、比較例に
比して、耐食性及び深絞り加工性に優れていることが明
らかであって、本発明の工業的効果は大である。
比して、耐食性及び深絞り加工性に優れていることが明
らかであって、本発明の工業的効果は大である。
第1図は鉄をまったく含有しないメッキ層と鉄を1チ含
んだメッキ層のニッケル含有率と赤錆発生率およびカッ
プ絞りによる深絞シ加工性のグラフ 第2図はニッケル含有率を変化させたメッキ層のX線回
折のグラフ 第3図はメッキ層の陽極溶解曲線のグラフ第4図はクロ
ムをまったく含有しないで12チのニッケルを含むメッ
キ層と、Crを0.07±0.02%およびニッケルを
12チ含んだメッキ層の鉄含有11 率と赤錆発生率およびカツラ絞りによる深絞シ加工性の
グラフ 第5図はニッケル12チ鉄1チを含むメッキ層の、クロ
ム含有率と赤錆発生率およびメッキ外観不良域を示すグ
ラフである。 θ to
2θ/Ji(’/、) 35 4θ
45Zθ(deノン
んだメッキ層のニッケル含有率と赤錆発生率およびカッ
プ絞りによる深絞シ加工性のグラフ 第2図はニッケル含有率を変化させたメッキ層のX線回
折のグラフ 第3図はメッキ層の陽極溶解曲線のグラフ第4図はクロ
ムをまったく含有しないで12チのニッケルを含むメッ
キ層と、Crを0.07±0.02%およびニッケルを
12チ含んだメッキ層の鉄含有11 率と赤錆発生率およびカツラ絞りによる深絞シ加工性の
グラフ 第5図はニッケル12チ鉄1チを含むメッキ層の、クロ
ム含有率と赤錆発生率およびメッキ外観不良域を示すグ
ラフである。 θ to
2θ/Ji(’/、) 35 4θ
45Zθ(deノン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (]) 99〜20重量のニッケルと0.01〜0.5
重量%のクロム及び0.572.8重量%の鉄を含有す
る電気亜鉛合金メッキ層を表面に形成してなる良深絞シ
性耐食電気亜鉛合金メッキ鋼板。 (2) 50〜35o?/lの硫酸イオンと20〜60
t/lのニッケルイオンと5〜18 t/lの鉄イオ
ン及び3〜321/lの3価クロムイオンを含んだ電気
亜鉛メッキ浴を−=1.6〜2,6に保持して、該電気
亜鉛メッキ浴で50〜350 Vdm2の電流密度で、
鋼板を電気メッキを行うことを特徴とする良深絞シ性耐
食電気亜鉛合金メッキ鋼板を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124082A JPS58141398A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 良深絞り性耐食電気亜鉛合金メツキ鋼板及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124082A JPS58141398A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 良深絞り性耐食電気亜鉛合金メツキ鋼板及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58141398A true JPS58141398A (ja) | 1983-08-22 |
JPH0329878B2 JPH0329878B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=12049523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2124082A Granted JPS58141398A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 良深絞り性耐食電気亜鉛合金メツキ鋼板及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58141398A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60121579A (ja) * | 1983-12-06 | 1985-06-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 磁気テ−プ収納容器 |
JPS6479393A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-24 | Nippon Steel Corp | Production of zinc-chromium electroplated steel sheet |
FR2623822A1 (fr) * | 1987-11-26 | 1989-06-02 | Nippon Steel Corp | Tole d'acier electroplaquee a placage composite a base zn-ni et son procede de fabrication |
JPH04224692A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Nippon Steel Corp | 高耐食性Zn系電気めっき鋼板の製造方法 |
-
1982
- 1982-02-15 JP JP2124082A patent/JPS58141398A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60121579A (ja) * | 1983-12-06 | 1985-06-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 磁気テ−プ収納容器 |
JPH0429149B2 (ja) * | 1983-12-06 | 1992-05-18 | ||
JPS6479393A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-24 | Nippon Steel Corp | Production of zinc-chromium electroplated steel sheet |
FR2623822A1 (fr) * | 1987-11-26 | 1989-06-02 | Nippon Steel Corp | Tole d'acier electroplaquee a placage composite a base zn-ni et son procede de fabrication |
JPH04224692A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Nippon Steel Corp | 高耐食性Zn系電気めっき鋼板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329878B2 (ja) | 1991-04-25 |
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