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JPS60234142A - 回動体のダンパ装置 - Google Patents

回動体のダンパ装置

Info

Publication number
JPS60234142A
JPS60234142A JP8834784A JP8834784A JPS60234142A JP S60234142 A JPS60234142 A JP S60234142A JP 8834784 A JP8834784 A JP 8834784A JP 8834784 A JP8834784 A JP 8834784A JP S60234142 A JPS60234142 A JP S60234142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
piston
rotating body
speaker box
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8834784A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Motosawa
養樹 本澤
Hitoshi Kato
均 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP8834784A priority Critical patent/JPS60234142A/ja
Publication of JPS60234142A publication Critical patent/JPS60234142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/346Throttling passages in the form of slots arranged in cylinder walls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、回動体の回動を緩やかにさせるためのダンパ
装置に関するもので、特に、車両のルーフ下面に取り4
=1けられる回動式ルーフボックスのような、自重によ
って回動下降する回動体のためのダンパ装置に関するも
のである。
(発明の背景及び従来技術の問題点) 例えば、ハイルーフ型の自動車においては、車室内のル
ーフ下部のスペースを利用して、ルーフ下面に沿って大
型のコンソールボックスや小物入れ等を設置することが
考えられる。その場合、コンソールボックスの蓋体ある
いは小物入れの箱本体等は、上下方向に回動させること
によってその開閉ができるようにする。
また、自動車に設けられるスピーカボックスも、車室内
のルーフ下面に沿って取り付けるようにすれば、そのス
ピーカボックスを大型のものとして、音響効果に優れた
ものとすることができる。特にハツチバック車の場合に
は、そのスピーカボックスの後端側を上下方向に回動可
能に軸支するようにしておけば、例えば実開昭5B−1
1570号公報にも示ネれているように、そのスピーカ
ボックスを車内用及び車外用に兼用することができるよ
うになる。
このように車体のルーフ下面に取り伺けられ、−■−下
方向に回動自在に支持される回動式ルーフボックスは、
通常はルーフド面に沿った収納位置でロックされるよう
にしておき、ド降させるときには自重によって回動下降
するようにしておくことが望ましい。しかしながら、自
重によって自由に回動下降するようにされていると、そ
のルーフボックスは、ロングを列したとき、手で支えて
いない限り急速に落下することになる。特にスピーカボ
ックスのように、外板が合成樹脂等の助板で形成され、
内部にスピーカ等の重い電気部品が収容されているもの
の場合には、そのように急速に落下すると、そのときの
衝撃等によって破損してしまう恐れがある。したがって
、このような回動式ルーフボックスを自重によって下降
させるようにする場合には、ダンパを設けて、その下方
への回動がゆつくりと滑らかに行われるようにする必要
がある。
このように、回動式ルーフボックス等の回動体の回動速
度をダンパによって減衰させようとする場合、そのダン
パとしては、設計自由度の大きいピストン型のものが用
いられることが多い。その場合、そのピストン型ダンパ
は、両端がそれぞれ固定部と回動体とに連結され、その
回動体の回動に伴って伸縮するようにされる。
ところで、ピストン型ダンパは、その伸縮時に内部のビ
ス!・ンが摺動し、その両側のシリンダ室間で作動油等
の流体が抵抗を受けながら流動することによって、ダン
パ作用を生ずるものである。通常のピストン型ダンパに
おいては、その流体は、ピストンに形成されたオリフィ
スを通して流動することによって流動抵抗を受けるよう
になっており、したがって、ピストンの全ストローク間
にわたってほぼ一定のダンパ作用が得られるようになっ
ている。
一方、上述のような、車体のルーフ下面に回動自在に取
すイ」けられ、自重によって回動下降するようにされた
回動式スピーカボックス等の回動体においては、水平に
近い位置にあるときには自重によって大きな回動モーメ
ントを受けるので、その回動を減衰させるダンパとして
、強いダンパ作用が得られるものを用いる必要がある。
しかも、その回動体及びダンパが設置されるルーフ下方
のスペースは、特にその高さが限られているので、ピス
トン型ダンパを用いる場合には、そのダンパの軸線が回
動体の面とほぼ平行になるようにして取り付けざるを得
ない。そのために、そのダンパはどうしてもストローク
の小さなものとなってしまうので、そのダンパとして、
一層強力なダンパ作用の得られるものが必要となる。
しかしながら、上述のような自重によって回動する回動
体においては、その回動体が垂直に近い位置にあるとき
には、その自重による回動モーメントが小さいので、そ
のように強力なダンパを用いると、垂直に近い位置にあ
るときの回動速度は著しく小さなものになってしまう。
その結果、回動体がほぼ水平な位置からほぼ垂直な位置
まで回動するのに要する時間が、極めて長いものとなっ
てしまう。
(発明の目的) 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、自重によって回動する回動体の回動速
度をピストン型ダンパによって減衰させるようにしなが
ら、その回動体が、水平に近い位置にあるときにも垂直
に近い位置にあるときにも、同程度の速度で回動するよ
うにすることである。
(発明の特徴) この目的を達成するために、本発明では、ピストン型ダ
ンパに、そのピストンの摺動に伴って流動する流体の流
動抵抗が、回動体が垂直に近い位置にあるときには水平
に近い位置にあると5より小さくなるようにする、流路
拡大手段を設けている。
このようにすることによって1回動体が水平に近い位置
にあるときには、ダンパ内の流体が所定の大きさの流動
抵抗を受けるので、所定のダンパ作用が得られるととも
に、垂直に近い位置にあるときには、流体がより大きな
面積の波路を通って流動するようになるので、ピストン
の摺動に対する抵抗が小さくなり、ダンパのより速やか
な伸縮が許容されるようになる。したがって、回動体の
回動が、水平に近い位置においても垂直に近い位置にお
いても、同程度の速度で行われるようになる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1〜4図は、本発明を自動車の回動式スピーカボック
スに適用した一実施例を示すもので、第1図はそのダン
パ装置に用いられるピストン型タンパの縦断面図であり
、第2図(A)。
(B)はそれぞれ第1図のA−A線、B−B線による横
断面図である。また、第3図はそのダンパ装置の作動を
説明するための説明図であり、第4図はそのスピーカボ
ックスを備えた自動車の概略側面図である。
まず、その回動式スピーカボックスの概要について説明
すると、第4図から明らかなように、この自動車lはハ
イルーフ型のハツチバック車であって、上下方向に回動
されるテールゲート2によって、車体の後面開口3が開
閉されるようになっている。この自動車lのルーフ4の
後部下面には、大型のスピーカボックス5を収納する収
納ボックス6が、ルーフ4下面に沿うようにして取り付
けられている。このスピーカボックス5の後端側は、収
納ボックス6の後端下部に設けられた水平方向の軸線を
有するとンジ軸7によって軸支されており、それによっ
てこのスピーカボックス5を、第4図に実線で示すほぼ
水平な位置と仮想線で示すほぼ垂直な位置との間で上下
方向に回動させ得るようになっている。スピーカボック
ス5の前端部には、スピーカボックス5をほぼ水平な位
置において車体側に固定するためのロック装置(図示せ
ず)が設けられている。
スピーカボックス5の内部には、左右にそれぞれスピー
カ8.8が設けられており、自動車1の通常走行時には
、そのスビーカポ、2クス5がルーフ4の下面に沿って
ほぼ水平に支持される位置、すなわち第4図に実線で示
す車内使用位置ニ収納され、スピーカ8が車室9側に向
くようにして、車内用スピーカ装置として使用されるよ
うになっている。スピーカボックス5をその車内使用位
置から下降させたときには、スピーカボックス5は、そ
の自重によって最も下降した位置で保持されるようにな
っている。したがって、そのときスピーカボックス5は
、車室9の後端部、すなわち車体後面間r+ 3に近接
した位置でヒンジ軸7によってほぼ垂直に懸吊されて支
持される。そして、このような状態、すなわち第4図に
仮想線で示す車外使用位置では、スピーカ8が車外後方
に向くので、車外用スピーカ装置として使用されるよう
になる。
第3図、から明らかなように、スビーカポツクス5の上
面中央後半部には、上方及び後方に開く凹溝5aが形成
されている。そして、この凹溝5a内に、ピストン型の
ダンパ10が収容されるようになっている。このダンパ
10は、シリンダ11とその内部を摺動するピストン1
2とからなるもので、そのシリンダll側の基端部は、
車体側に固定された収納ボックス6の後端1一部に設け
られる水平軸13によって、上下方向に回動自在に支持
されるようになっている。この水平軸13は、スピーカ
ボックスlの回動中心となるヒンジ軸6の近傍で、それ
より前方かつ上方に位置するようにされている。また、
ダンパlOのピストン12側の先端部は、スピーカボッ
クス5の重心近傍の凹溝5a前端部に設けられた水平軸
14によって、スピーカボックス5に対して上下方向に
回動自在に連結されている。
このようにして、スピーカボックス5は、はぼ水平な位
置からほぼ垂直な位置まで、自重によって回動し得るよ
うにされ、それに伴ってピストン型ダンパ10が、最も
収縮した状態から最も伸長した状態まで伸長するように
されている。
第1,2図に示されているように、ピストン型ダンパ1
0のシリンダ11の内部には、ピストン12によって二
つのシリンダ室15a。
15bが区画形成されるようになっている。そして、ピ
ストン12には、これらのシリンダ室15a、15b間
を結ぶ小径の貫通孔16と逆止弁17aを有する比較的
大径の貫通孔17とが設けられている。この小径の貫通
孔16は、シリンダ11内に満たされている作動油が二
つのシリンダ室15a、15b間で流動するときに、オ
リフィスとして作用するものである。また、逆止弁17
aは、ダンパ10が伸び行程にあるとき貫通孔17を閉
じ、縮み行程にあるとき貫通孔17を開くものである。
ピストン12が摺接するシリンダllの内面11aには
、ダンパlOが所定の長さ以上に伸びた状態にあるとき
ピストン12が位置する部1 分に、軸方向の溝状流路18が形成されている。この溝
状流路18は、第2図(A)に示すようにシリンダ11
の周方向に適宜の間隔を置いて複数本設けられており、
その全横断面積が、ピストン12に設けられている小径
の貫通孔16に比較して十分大きくなるようにされてい
る。
次に、このように構成された回動式スピーカボックスの
ダンパ装置の作用について説明する。
スピーカボックス5がほぼ水平に支持された市内使用位
置にあるときには、第3図に実線で示すようにダンパl
Oは最も収縮しており、そのダンパlOのピストン12
は第1図に一点鎖線で示す位置■にある。この状態で、
スピーカボックス5を固定保持しているロック装置を外
すと、スピーカボックス5は、その自重によりヒンジ軸
7を中心として下方に回動する。このとき、・端がヒン
ジ軸7より前方かっ」一方の位置で111体側の固定部
に軸支され、他端がスビー2 カボックス5に軸支されているダンパlOは、その回動
に伴って引張力を受ける。それによって、ピストン12
には、第1図で左方向に移動させようとする力が加えら
れる。ピストン12がこの方向に移動するときには、逆
止弁17aが閉じられるので、ピストン12の移動方向
側に位置するシリンダ室15a内の作動油は、小径の貫
通孔16のみを通して反対側のシリンダ室15b内に流
入することになる。したがって、ピストン12は大きな
抵抗を受け、その移動速度が抑制される。その結果、ダ
ンパ10の伸長が徐々に行われるようになるので、スピ
ーカボックス5の回動は緩やかなものとなる。
このように作動油がピストン12の小1¥の貫通孔16
のみを通して流動する状態は、スピーカボックス5が水
平に近い位置にある限り維持される。この間においては
、スピーカボックス5の回動中心であるヒンジ軸7のま
わりの、スピーカボックス5の自重による回動モーメン
トが大きいので、このようにすることによってスビー力
ボックス5の回動速度を適切なものとすることができる
スピーカボックス5が下方に回動するにつれて、その回
動モーメントは小さくなる。例えばスピーカボックス5
が水平面から60度下方に回動したとすると、そのとき
の回動モーメントはスピーカボックス5が水平状態にあ
るときの坏となる。そこで、スピーカボックス5が所定
の角度回動して、ダンパ10が所定の長さまで伸長した
ときには、ピストン12が、シリンダ11の内面11a
の溝状流路18と接する第1図に実線で示す位置Hに達
するようになっている。ピストン12がこの位置にある
ときには、シリンダ室15a内の作動油は、ピストン1
2の小径貫通孔16のほか、この溝状流路18をも通し
てシリンダ室15b側へ流動するようになる。すなわち
、作動油の流路は、この溝状流路18によって拡大され
ることになる。そして、この溝状流路18の流路面積は
十分に大きくされているので、ここを流れる作動油に対
する流動抵抗は小さい。したがって、ピストン12はよ
り速く移動することができるようになり、ダンパ10が
スピーカボックス5の速やかな回動を許容するようにな
る。
こうして、スピーカボックス−5は、垂直に近い位置、
すなわち回動モーメントが小さい範囲でも、十分な速度
をもって回動するようになる。そして、スピーカポ・ン
クス5は最も下降して、はぼ垂直に懸吊される車外使用
位置に達し、その状態で保持ぎれる。この状態にあると
きには、第3図に二点鎖線で示すようにダンパ10は最
も伸長しており、そのピストン12は第1図に二点鎖線
で示す位置■に達している。
車外使用位置にあるスピーカボックス5を収納するとき
には、スピーカボックス5を押し−Lげて、ヒンジ軸7
のまわりに回動させる。このときには、ダンパlOはそ
の回動に伴って圧縮力を受ける。それによってピストン
12が第1図の位置■から右方向に移動するが、このと
きには逆止弁17aが開くので、シリンダ室155 b内の作動油は、大径の貫通孔17を通してシリンダ室
15aにほとんど抵抗なく流れる。したがって、ダンパ
lOのダンパ作用は働かず、スピーカボックス5は軽く
上方に回動されるようになる。
このようにして、一つのピストン型ダンパ10によって
、スピーカボックス5が回動モーメントの大きな水平に
近い位置にあるときには強いダンパ作用が働き、回動モ
ーメントの小さな垂直に近い位置にあるときにはそのダ
ンパ作用が弱くなる、回動式スピーカボックスの可変ダ
ンパ装置を得ることができる。そのダンパ特性は、ピス
トン12の両側のシリンダ室15a。
15b間を流動する作動油の流路面積、すなわち、ピス
トン12に設けられる小径の貫通孔16の径、及びシリ
ンダitの内面11aに形成される溝状流路18の数、
深さ、幅等によって調整することができる。したがって
、そのダンパ特性は、より多くの段階で変化させるよう
にすることもできる。
6 第5図は、そのダンパ特性が連続的に変化するようにし
た、本発明の他の実施例によるピストン型ダンパの縦断
面図を示すものである。この図から明らかなように、こ
の実施例においては、ピストン型ダンパ20のシリンダ
21の内面21aに、その全長にわたって軸方向に伸び
る溝状流路28が形成されている。この溝状流路28は
、ダンパ20が伸長するときビスI・ン22が移動する
方向に向かって、深さが徐々に大きくなるようにされて
いる。ピストン22には前記実施例のような小径貫通孔
16は設けられておらず、ビスI・ン22の一側に形成
されるシリンダ室25a内の作動流体は、溝状流路28
を通って他側のシリンダ室25b内に流入するようにな
っている。
したがって、ダンパ20が収縮しているとき、すなわち
スピーカボックス5が水平に近い位置にあるときには、
その流体の流動が溝状流路28の浅い部分、すなわち流
路面積の小さな部分を通して行われるので、大きな流動
抵抗を受け、強いダンパ作用が与えられる。そして、ダ
ンパ20が伸長するにつれて、すなわちスピーカボック
スが垂直に近づくにつれて、ビスi・ン22が溝状流路
28の深い部分に位置するようになり、流体の流動がよ
り大きい面積の流路28を通して行われるようになるの
で、そのダンパ作用は徐々に弱くなる。
このようにすることによって、スピーカボックス5に加
えられる回動モーメントの減少に伴い、ピストン型ダン
パ20によるダンパ作用が弱くなるので、スピーカボッ
クス5の回動速度をどの位置でもほぼ一定となるように
することが可能となる。
なお、これらの実施例においては、いずれもスピーカボ
ックス5が下方に回動するときにはダンパ10,20が
伸長するものとしているが、ダンパto、20の取付位
置によっては、その下方回動時にダンパto、20が収
縮することもある。そのような場合には、溝状流路18
等の位置を、シリンダll内の第1図で右側等に適宜設
定することによって、スピーカボックス5が垂直に近い
位置にあるときに、ダンパ10内の作動流体の流路が拡
大されるようにすることができる。
上記実施例のように、作動流体の流路拡大手段として溝
状流路18.28を利用するようにすれば、その加工も
極めて簡単で、ダンパ10゜20の体積を増加させる必
要もない。しかしながら、その他にも種々の手段が考え
られる。例えば、作動流体が一方のシリンダ室15bと
外部のリザーバとの間で流動するようにする場合には、
そのリザーバとシリンダ室15bとを結ぶ小径流路のほ
かに大径のバイパス流路を設けておき、スピーカボック
ス5が水平に近い位置にある間はそのバイパス流路がピ
ストン12によって閉じられるようにし、スピーカボッ
クス5が垂直に近い位置に達したときに、そのピストン
12の移動によってバイパス流路が開かれて、多量の作
動流体がシリンダ室15b内に流入されるような手段を
採ることもできる。
9 以上の実施例の説明では、自動車1のルーフ4下面に取
り付けられる回動式スピーカボックス5に適用したダン
パ装置についてのみ述べたが、本発明は、このような水
平状態から垂直懸吊状態まで回動する回動体に限らず、
垂直起立状JIBから水平状態、さらには垂直懸吊状態
まで自重によって回動下降する回動蓋などのような回動
体にも適用することができるものであることは明らかで
あろう。
(発明の効果) 以にの説明から明らかなように、本発明によれば、ピス
トン型ダンパの伸縮に伴って流動する作動流体を、回動
体が大きな回動モーメントを受ける水平に近い位置にあ
るときには、小面積の流路な通して流動させ、回動体が
小さな回動モーメントを受ける垂直に近い位置にあると
きには、大面積の流路な通して流動させるようにしてい
るので、回動体の回動モーメントが大きいときには強い
ダンパ作用が得られるとともに、回動モーメントが小さ
いときには弱いダン0 パ作用が得られるようになり、その回動体の回動速度を
ほぼ一定となるようにすることができる。そして、それ
によって、回動体が水平に近い位置にあるとき強力なダ
ンパ作用が得られるダンパを用いることができるように
なるので、回動体の面とダンパの軸線とがなす角を小さ
くすることができ、自動車のルーフ下面にほぼ水平に支
持される回動式スピーカボックスのような、高さ方向の
設置スペースに余裕がない回動体に適したダンパ装置と
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による回動体のダンパ装置に用いられ
るビスI・ン型ダンパの一実施例を示す縦断面図、 第2図(A)、(B)は、それぞれ第1図のA−A線、
l3−B線による横断面図、第3図は、本発明による回
動体のダンパ装置の一実施例を、その異なる作動状態と ともに示す側面図、 第4図は、本発明が適用される回動式スビーカボックス
を備えた自動車の概略側面 図、 第5図は、本発明の他の実施例によるピストン型タンパ
を示す、第1図と同様の縦 断面図である。 ■・・・自動車 2・・・テールゲート3・・・車体後
面開口 4・・・ルーフ5・・・スピーカボックス(回
動体) 7・・・ヒンジ軸 IO・・・ピストン型ダンパ11・
・・シリンダ −la・・・シリンダ内面12・・・ビ
ス!・ン 15a、15b・・・シリンダ室 18・・・溝状流路(流路拡大手段) 20・・・ピストン型ダンパ 21・・・シリンダ 22・・・ピストン28・・・溝
状流路(流路拡大手段) 3 図面の浄側内容に変更なしフ 第1図 第2図 (A) (B) 9r 第5図 20 手続補正書(自発) 昭和58年 5月25日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第88347号 2、発明の名称 回動体のダンパ装置 3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 (532’) 本田技研工業株式会社 4、代 理 人 〒105 住 所 東京都港区虎ノ門3丁目18番12号ステユデ
ィ才虎ノ門 1102号室 電話 (434) 8890 氏 名 (8913)弁理士 森 下 端 侑□11 5、補正の対象 図 面 6、補正の内容 別紙のとおり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自重によりほぼ水平方向の軸線のまわりを回動し
    得るように軸支された回動体(5)に、一端が固定部に
    回動自在に支持されたピストン型ダンパ(10)の他端
    を回動自在に連結し、前記回動体(5)の回動に伴う前
    記ピストン型ダンパ(10)の伸縮により、その回動体
    (5)の回動にダンパ作用を与えるようにした回動体の
    ダンパ装置において; 前記ピストン型ダンパ(10)が、前記回動体(5)が
    垂直に近い位置にあるときには水平に近い位置にあると
    きより大きな面積の流路を通して内部の作動流体を流動
    させる流路拡大手段(18)を備えていることを特徴と
    する、回動体のダンパ装置。
  2. (2)前記ピストン型ダンパ(lO)の流路拡大手段が
    、そのダンパ(lO)のシリンダ(11)の内面(ll
    a)の、前記回動体(5)が垂直に近い位置にあるとき
    にピストン(12)が摺接する部分に形成された軸方向
    の溝状流路(18)であることを特徴とする 特許請求の範囲第1項記載の回動体のダンパ装置。
  3. (3)前記回動体(5)が、車体のルーフ(4)下面に
    沿ってほぼ水平に支持される車内使用位置から車体後面
    開口(3)に近接してほぼ垂直に懸吊される車外使用位
    置まで、ヒンジ軸(7)のまわりに回動される車内車外
    両用のスピーカボックス(5)であり、 前記ピストン型ダンパ(lO)の一端を回動自在に支持
    する固定部が、前記ヒンジ軸(7)の近傍に位置する車
    体側固定部であることを特徴とする 特許請求の範囲第1項記載の回動体のダンパ装置。
JP8834784A 1984-05-04 1984-05-04 回動体のダンパ装置 Pending JPS60234142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8834784A JPS60234142A (ja) 1984-05-04 1984-05-04 回動体のダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8834784A JPS60234142A (ja) 1984-05-04 1984-05-04 回動体のダンパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60234142A true JPS60234142A (ja) 1985-11-20

Family

ID=13940299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8834784A Pending JPS60234142A (ja) 1984-05-04 1984-05-04 回動体のダンパ装置

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JP (1) JPS60234142A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990049121A (ko) * 1997-12-11 1999-07-05 오상수 가스 스프링
JP2015010650A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社大林組 オイルダンパー、及び、ダンパーシステム
US20190116948A1 (en) * 2016-04-12 2019-04-25 Royal Botania Strutless umbrella frame for supporting a canopy

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