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JPS60193928A - 経管栄養組成物 - Google Patents

経管栄養組成物

Info

Publication number
JPS60193928A
JPS60193928A JP4715984A JP4715984A JPS60193928A JP S60193928 A JPS60193928 A JP S60193928A JP 4715984 A JP4715984 A JP 4715984A JP 4715984 A JP4715984 A JP 4715984A JP S60193928 A JPS60193928 A JP S60193928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
composition
protein
tube feeding
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4715984A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Tanaka
善晴 田中
Kengo Toyoda
豊田 建吾
Kinichi Hasegawa
長谷川 欽一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp, Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical NOF Corp
Priority to JP4715984A priority Critical patent/JPS60193928A/ja
Publication of JPS60193928A publication Critical patent/JPS60193928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は手術前、手術後患者に対して栄養補給に使用さ
れる経管栄養組成物に関するものである。
患者の栄養補給の方法には経腸栄養法(経口栄養組成物
、経管栄養組成物)と避腸栄養法(経静脈栄養組成物)
の二つの方法がある。経腸栄養法においては大部分が経
管栄養組成物が使用されるな経管栄養組成物は■栄養成
分のバランスがとれており、しかも高カロリー゛である
こと、■消化吸収が良好であり下痢、腹部膨満感を゛起
こさないこと、■乳化安定性が良くチューブ流勢性が良
好であることなどが要求される。
現在、経管栄養組成物として種々のものが市販されてい
るが、上記の要件を十分に満足する製品はまだ見当らり
い。
経管栄養組成物におりて、脂質は糖質やたん白質にくら
べて約2倍のカロリーを有するカロリー栄養源であり、
リノール酸、リルン酸などの必須脂肪酸を供給したり、
脂溶性ビタミンの給源などの重要な機能を有している。
このように重要な栄養的機能を有する脂質について、栄
養補給に使用される従来製品についてはいくつかの問題
点がて栄養を補給しようとする場合、浸透圧が高くなも
、十分な量の脂質が配合されていないということが指摘
されている。
上記の問題は、主に脂質の良好な乳化が困難であるため
に生じるものであり、経管栄養組成物において脂質の乳
化萩態が悪いと下痢やチーーブ流動性低下の原因となる
ので、十分な量の脂質を添加することができないという
理由による。
本発明者らはこれらの問題点について鋭意研究を重ねた
結果、乳化剤として特定のポリグリセリ透圧の低下効果
に優れ、臨床における下痢゛や腹部膨満感などの副作用
が全くなく、栄養的に優れ、経管栄養組成物として従来
製品よりも優れている糖質、脂質、ビタミンおよびミネ
ラルを主成分とする経管栄養組成物において、乳化剤と
して重合ポリグリセリン脂肪酸エステルを、固形分(水
以外の全成分)に対し0.1〜10重量係含有すること
を特徴とする経管栄養組成物を提供するものである。
本発明に用いるポリグリセリン脂肪酸エステルン酸、オ
レイン酸、ラウリン酸、リノール酸などであり、リノー
ル酸を用いるものはリノール酸が必須脂肪酸であるとい
うことから栄養素成分としても有効に使用できる。ポリ
グリセリン脂肪酸エステルの例としては、テトラグリセ
リンペンタオレエート、ヘキサグリセリンモノステアレ
ート。
ヘキサグリセリンセスキステアレート、デカグリある。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは単品および二種以上を
組み合わせて使用される。好ましくは水溶性のものと油
溶性のものを組み合わせて使用することが適当である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの使用量は、栄養組成物
の固形分に対し01〜10重量係であシ、01チよシ少
ない場合は乳化機能を発揮することができず、また10
重重量上での範囲で其の機能が十分に発揮されることか
ら10重重量上シ多くの配合量は必要としない。
本発明は人体に必要な栄養分を十分に供給しうる経管栄
養組成物に関するものであり、たん白質又はその分解物
、糖質、脂質、ビタミンおよびミネラルを主成分とする
本発明に使用するたん白質又はその分解物は、消化し易
く、栄養の高いものが使用される。たとれらの酵素分解
物が使用される。また各種アミノ酸、ベプタイドを栄養
学的な設計のもとで調合したものが使用される。この使
用量は栄養組成物の固形分(以下水分以外の全成分を示
す)に対し、10〜40重量係程度である。
本発明に使用する糖質は、でん粉、デキス) IJンお
よびその加水分解物が採用される。またブドウ糖、果糖
などの単糖類、マルトース、乳糖などの三糖類なとも使
用できる。この使用量は栄養組成物の固形分に対し50
〜80重量係程度である。
本発明に使用する脂質は、リノール酸、リルン酸などの
脂肪酸、大豆油、コーン油、ナタネ油。
ヤシ油、ラード、牛脂、魚油などの動植物油脂。
中鎖脂肪酸トリグリセライド、リノール酸トリグリセラ
イドなどの加工油脂である。またこれらを有効に組み合
わせて使用される。この使用量は栄養組成分の固形分に
対し5〜3′5重量%程度である。
微量成分であるミネラル類およびビタミン類は上記配合
原料成分から由来するものもあるが栄養上必要なミネラ
ル類およびピタミーン類は適宜添加される。また必要に
応じてレシチン等の公知の乳化剤、リン酸塩、クエン酸
塩々どの塩類、果汁。
香料類を添加してもよい。
本発明の経管栄養組成物はたん白質又はその分解物、糖
質、脂質、ビタミンおよびミネラル、乳化剤、水などを
所定量配合し、攪拌、殺菌および滅菌後、均質機を用い
て均質処理し、均一な液状製品として製品化することが
できる。殺菌および滅菌には通常の各種殺菌機、滅菌機
を使用するこるのが好ましい。また製品は噴霧乾燥など
で乾燥して粉末状とすることもできる。粉末状のものは
使用時に水や温湯で溶解させ、固形分濃度を5〜40%
、通常約20〜25チ程度の濃度にて使用するとよい。
 □ 本発明の経管栄養組成物は、特殊な乳化剤の配合によシ
従来の製品にはみられない必須脂肪酸。
油脂の配合を可能にし、良好な消化、吸収性を有し、下
痢、腹部膨満感を極度に少なくすることができるなど同
種の経管栄養組成物にくらべ、以下のように幾多の利点
を有するものである。
(1)脂質成分の乳化安定性:溶液のチューブ流動性が
優れ、必要量の脂質成分の配合が容易となり、必須脂肪
酸欠乏病などをなくすることができる。
(2)乳化安定性:脂質粒子の大きさが細かく、消化、
吸収が良好で下痢がおこシにくい。
消化、吸収が良い。ま超酸性フレーバの添加することが
可能となり、経口投与が可能な場合飲みやすくなる。
5に9の水に溶解させ、この液に30J’のへキサグリ
セリンセスキステアレー)(0,3qbに相当)、1〜
のカゼインナトリウム、500J’の大豆たん白質、6
.6Kgのデキストリンを溶解させた。一方、1に9の
大豆油と500ノの中鎖脂肪酸トリグリセライドを配合
した油に100Pのテトラグリセリンベンタオレニー)
(1,0%に相当)を溶解させ、この配合した脂質を上
記の水溶液に混合し、さらに第1表に示すビタミン類お
よびミネラル類約228ノ(固形分10即当量)を混合
してグロベラ式攪拌機で予備乳化させた。この乳化液を
超高温瞬間加熱滅菌装置にて140°C,4秒間処理後
、70°Cで均質圧150Kg/’c+1で無菌的に均
質化処理を行い、20°Cに冷却し、無菌容器に無菌光
てんし、経管保養組成物を得た。
この製品の固形分100Pに対する栄養素組成を第2表
に示す。この溶液のエネルギーはI KcILt/m1
である。この組成物を6ケ月室温に放置した時に離水、
油分離は認められず、乳化安定性は良好であった。
第2表 栄養素組成(固形分100/当たシ)実施例2
.実施例1において、34.5)+の水の代シに15Y
4の水を使用した以外は実施例1と同じ原料を用い、実
施例1に準じて溶解させ、均質機を用いて乳化させた。
この乳化液を殺菌、均質化した後、噴霧乾燥して約10
に9の粉末製品を得た。なおビタミン類およびミネラル
類は第1表に示すようにそれぞれ秤量し、粉末製品と粉
−粉混合して配合した。この粉末製品は第2表に示す栄
養素組成りを有し、これを温湯で希釈して224%水溶
液とし、実施例1と同様に経管栄養組成物として用いる
ことができた。
実施例3〜7および比較例1と2 第3表に示すポリグリセリン脂肪酸エステルおよびその
他の乳化剤を用いて実施例2と同様にして経管栄養組成
物を得た。
〔性能試験〕
実施例1〜7および比較例1と2、さら如市販品A、B
を用いて、製品の乳化安定性、チューブ流動性について
性能試験をし、その結果を第3表に示した。
第3表の結果から、本発明のポリグリセリン脂肪酸エス
テルを使用した実施例のものは、乳化安定性およびチュ
ーブ流動性が著しく優れていることが明らかである。
用いて、手術後の患者5名について投与試験を行った。
第4表に7〜49日間の投与における臨床経過を示した
第4表の結果から、全部の患者について下痢および腹部
膨満感は全く認められず、その他の臨床検査項目につい
ても良好な結果が得られたことは明らかである。他に、
35名の患者について同様な臨床実験を行なったが、副
作用がなく、良好な栄養管理を行なうことができた。以
上の結果から、本発明の経管栄養組成物は、その投与に
よって副作用は全く認められず、栄養的にも優れたもの
であることが認められた。
実施例8 20.Pのクエン酸ナトリウムを343 K
9の水に溶解し、この液に15J’のデカグリセリンモ
ノステアレート(0,15%に相当)、1.5に9のカ
ゼインナトリウム、IKgの全卵酵素分解物、4.2に
9のデキストリン、2〜のマルトースを溶解した。一方
IK9175コーン油に20.Pのレシチンを溶解し、
この油を上記の水溶液に混合し、予備乳化させた。さら
にこの乳化液に第1表に示すビタミン類、ミネラル類の
それぞれ秤量したものを溶解し、均質機を用い、て均質
化処理を行ない、缶に充てんした。これを115°C1
30分間で加熱滅菌を行ない、液状の経管栄養組成物を
得た。この製品の固形分1001に対する栄養素組成を
第5表に示した。
この組成物のエネルギーはI Kcal/mJであシ、
この溶液を6力月間室温て放置した時に離水、油分離は
認められず、乳化安定性は良好であった。
実施例92.4Kgのデキストリン、7201のアミノ
酸配合物(第6表に各種アミノ酸の配合割合を示す。)
801のミネラル類(第1表の配合物)、24/′のビ
タミン類(第1表の配合物)を、13、3 Kgの70
°Cに加温した本に溶解させた。320J’のへキサグ
リセリンモノリル−ト(8チに相当)を480Pのリノ
ール酸に溶解させ、これを上記の水溶液に混合し、均質
機を用いて乳化した。この乳化液はIKcal/+II
lの経管栄養組成物として用いることができた。
この組成物は長期にわたシ乳化が維持され、良好な乳化
安定性を示した。
実施例10 第7表に示す配合物を3.4 K9の加温
した水に溶解させ、以下実施例9に準じて処理し、j 
Kcal /mlの経管栄養組成物を得た。
実施例112.76に9のデキストリンと207’のデ
カグリセリンモノラウレートを水に溶解し、この溶液を
70°Cに加温した後、801のテトラグリセ−リンペ
ンタオレエートを溶解させた240ノのリノール酸と2
40jの中鎖脂肪酸トリグリセライドを混合し、乳化さ
せた。この乳化液を殺菌、均質化した後、噴霧乾燥して
原粉を得た。この原粉を第8表に示す配合表に従って粉
−粉混合し、実施例10の経管栄養組成物の粉末製品を
得た。この粉末製品に4.5倍量の温湯を加え、溶解さ
せてI Kcal、/II+’の経管栄養組成物として
用いることができた。
第8表 この組成物を室温に24時間放置したところ、離水およ
び油分離はみられず、良好な乳化安定性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 たん白質又はその分解物、糖質、脂質、ビタミンお
    よび゛ミネラルを主成分とする経管栄養組成物において
    、乳化剤として重合度が3〜10の肪酸エステルを、固
    形分(水板外の全成分)に対し0.1〜10重量係含有
    することを特徴とする経管栄養組成物。 2 ポリグリセリン脂肪酸エステルが、テトラ、グリセ
    リンペンタオレエート、ヘキサグリセリンモノステアレ
    ート、ヘキサグリセリンセスキステアレート、デカグリ
    セリンモノステアレート、デカグリセリンモノラウレー
    トおよびデカグリセリンデーカオレエートから選ばれた
    少くとも1種である特許請求の範囲第1項記載の経管栄
    養組成物。
JP4715984A 1984-03-14 1984-03-14 経管栄養組成物 Pending JPS60193928A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5264460A (en) * 1988-05-30 1993-11-23 Deutsche Solvay-Werke Gmbh Process for preparing nonionic surfactants
EP0657105A1 (fr) * 1993-11-10 1995-06-14 Societe Des Produits Nestle S.A. Enrobage d'un produit de confiserie glacé
JP2017046688A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社みやぎヘルスイノベーション 体重増加抑制用飲料組成物

Cited By (4)

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