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JPS60181389A - 改良された高収率パルプの製造方法 - Google Patents

改良された高収率パルプの製造方法

Info

Publication number
JPS60181389A
JPS60181389A JP60024273A JP2427385A JPS60181389A JP S60181389 A JPS60181389 A JP S60181389A JP 60024273 A JP60024273 A JP 60024273A JP 2427385 A JP2427385 A JP 2427385A JP S60181389 A JPS60181389 A JP S60181389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
fiber
fraction
screening means
fiber fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60024273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0157196B2 (ja
Inventor
ヨナス、アルネ、イングバル、リンダール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mo och Domsjo AB
Original Assignee
Mo och Domsjo AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mo och Domsjo AB filed Critical Mo och Domsjo AB
Publication of JPS60181389A publication Critical patent/JPS60181389A/ja
Publication of JPH0157196B2 publication Critical patent/JPH0157196B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp

Landscapes

  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 J幻わパL 本発明はチップの形の木材から改良された高収率パルプ
を製造する方法に関する。高収率パルプとは、木材の元
の重量の65〜95%の収率で得られるパルプを意味す
る。そのようなパルプの例は、リファイナーメカニカル
パルプ、サーモメカニカルパルプおよびケミメカニカル
パルプである。
ケミメカニカルパルプの−っのタイプがケミサーモメカ
ニカルパルプ(CTMP)である。
宜旦肢街 ケミメカニカルパルプの製造に畜いては、木材チップが
最初に薬品で含浸され、次に高温度へ加熱(プレクツキ
ング)される。この処理は仕込んだ木材の重量に対して
約65%ないし約95%の収率を生ずる。加熱した後チ
ップはディスクリファイナ−中で解繊される。2番目の
ディスクリファイナ−内においてチップをさらに解繊し
、離解するのが普通である。得られるパルプは完全に解
繊されておらず、繊維ノットおよびいわゆるシャイブを
含有する。シャイブとは、通常実験室スクリーンでスク
リーンした時、スロット幅0.15 amを有するスク
リーニングプレートを通過できない材料であると定義さ
れる。パルプ繊維からシャイブを分離する目的のため、
パルプはこの処理中に大量の水で希釈される。得られる
懸濁液のパルプ濃度は通常0.5〜3%である。繊維懸
濁液(インジェクト)はどれかのスクリーニング装置、
例えば遠心スクリーンへ送られ、そこで繊維懸濁液は二
つの分流に分けられる。一方の分流はアクセプトと呼ば
れ、インジェクトよりもきれいである。
他方の分流はりジェツトと呼ばれ、シャづブに冨む。ア
クセプトはさらにきれいにするためポルテックスクリー
ナーへ送られる。遠心スクリーンおよびポルテックスク
リーナーで得られたりジェツトはディスクリファイナ−
へ送られ、そこでパルプ繊維へ解繊され、離解される。
通常これらの繊維は前述の遠心スクリーンへ送られる。
遠心スクリーンおよびポルテックスクリーナーからのア
クセプトは漂白後ウェットマシンまたは製紙機械へ送ら
れる。
サーモメカニカルパルプを製造する時は、予熱チップが
ディスクリファイナ−中で解繊され、そしてケミサーモ
メカニカルパルプを製造する時は、薬品を含浸した加熱
チップがディスクリファイナ−中でPAi繊される。
高収率パルプは、パルプ繊維が必須成分を構成するすべ
ての製品に使用することができる。広い製品範囲は、特
に、吸収材製品製造のための毛羽室てパルプ、そして板
紙、新聞紙および他の印刷用紙およびティッシュペーパ
ーのためのパルプよりなる。印刷用紙の製造においては
、低シャイブ含量の高い要求が重要であり、そしてパル
プは低い粗さと高い不透明の紙を形成可ス1シでなけれ
ばならない。高収率ケミメカニカルパルプの製造におい
て遭遇する重大な問題は、得られる製品が高い表面粗さ
と比較的低い透明性を有することである。
後者の欠点を有するケミメカニカルパルプの一タイプは
、通常パルプ収率92〜95%で得られるケミサーモメ
カニカルパルプである。印刷用紙用のCTMPを製造す
る時は、消費電気エネルギーが高い。このため、カナデ
ィアン、スタンダード、フリーネス(C3F)約100
献のフリーネスを有するパルプ1tの製造に消費される
電気は2〜2.5MWhに達する。パルプを−または数
個のディスクリファイナ−で解離する時の高い電気エネ
ルギー人力にもかかわらず、ケミカルパルプまたは砕木
パルプよりも悪い紙表面層がCTMPによって得られる
n−扱一抜 本発明は前記の課題を解決し、そして解繊または離解さ
れたパルプがスクリーニングされ、そして相互に異なる
繊維組成を有する少なくとも二分画に分けられる、ケミ
メカニカルまたはケミサーモメカニカルタイプの改良さ
れた高収率パルプの製造方法に関する。本発明方法は、 a)解繊または離解したパルプが第1のスクリーニング
手段においてパルプを第1の長繊維分画と第1の細小繊
維分画とに分けるように処理され、その時第1のスクリ
ーニング手段へ入って来る繊維の量の少なくとも30重
量%が長繊維分画として取り出され、 b)第1の細小繊維分画が第2のスクリーニング手段に
おいて前記第1の細小繊維分画を第2の長繊維分画およ
び第2の細小繊維分画とに分けるために処理され、 C)第1および第2の長繊維分画が改良された長繊維分
画を形成するように合体され、脱水され、そしてプロセ
スから取り出され、 d)第2の改良された細小繊維分画が脱水され、プロセ
スから取り出されることの結合を特徴とする。
本発明によれば、プロセスから取り出される長繊維分画
および細小繊維分画の繊維組成が、第1のスクリーニン
グ手段の穴またはスロットの面積を調節することにより
、および/またはそこからの流れを制御することにより
、実質上一定にそして第1のスクリーニング手段へ入っ
て来る繊維懸濁液の繊維組成に関係なく維持される時に
、特別の利益かられる。好ましくは、このプロセスは、
プロセスから取り出される長繊維分画の組成は繊維のO
ないし15%が59開口/ cmを有するBauerM
cNe t tスクリーン(15oメソシユ)を通過す
るようなものであるが、プロセスから取り出される細小
繊維分画は30ないし60%、好ましくは35ないし4
5%が59開口/c+nを有するBauerMcNe 
t tスクリーン(15oメツシユ)を通過するような
繊維組成を与えられるように調節される。
本発明によれば、解繊、解離およびスクリーニングは、
プロセスから取り出される細小繊維分画が0、O1〜0
.05%のシャイブ含量を持つように制御することがで
きる。
本発明を実施する時、第1のスクリーニング手段におけ
るリジェクトパルプの選択は、好ましくは未スクリーニ
ングパルプに関し、低フリーネスパルプよりも高フリー
ネスパルプについてより多い量のりジェツトが取り出さ
れるように制御される。この点に関し、パルプが400
dC3F以上のフリーネスを有する時は、未スクリーン
パルプの少なくとも40重量%がリジェクトとして第1
のスクリーニング手段において取り出され、そして前記
パルプが4007dC3F以下のフリーネスを有する時
は、未スクリーンパルプの少なくとも30重景%がリジ
ェクトとして第1のスクリーニング手段において取り出
されることが特に有利であることが判明した。
好ましくは、第2のスクリーニング手段において得られ
る第2の長繊維分画は、入って来るパルプ懸濁液含量の
5〜20重量%を占める。
■−−益 本発明方法は、低エネルギー消費をもって実際上シャイ
ブを含まないケミメカニカル性質の高収率パルプを提供
する。該パルプはLWC紙(LWC=軽量コート)の製
造に適した、均一品質の低表面粗さおよび高不透明性の
紙を提供し、そして品質に高度の要請が存在する時他の
印刷用紙との混合のために適している。本発明方法はケ
ミメカニカルパルプ、例えばCTMPに砕木パルプ並の
特別の性質を与えることを可能とする。アクセプトパル
プについてのこれらの利益に加え、低樹脂含量および低
パルプ密度(高いかさ)の長繊維分画が得られる。この
パルプは吸収性製品、例えばおしめへの変換に特に良く
適している。そのような製品の製造は高いかさと、液体
吸収に関して高い吸収速度および高い吸収容量のパルプ
を必要とする。該長繊維分画はまた、板紙およびティッ
シュペーパーの製造の出発原料として使用するのに適し
ている。
図fifllη昧呪 第1図は、公知技術による高収率パルプ製造を図示する
簡単なブロック図であり、第2図は本発明を図示するブ
ロック図である。
鉦裏互公共体週 第1図による公知方法を実施する時は、木材チップは容
器l (含浸部)において薬品で含浸される。CT M
 Pを製造する時は、システムへ仕込まれるNa1lS
O3/ Na2S 03の量は木材乾燥重量に対して約
2%に達する。含浸したチップは容器2(蒸IW部)に
おいて約130℃の温度へ加熱される。容器2中に3〜
10分間保持した後、チップはスクリューコンベア3に
より解繊手段4 (ディスフリップイナー)へ移され、
そこでのエネルギー人力は乾燥パルプを当たり約100
0kllbである。パルプは通常それ以上のディスクリ
ファイナ−(図示せず)で処理される。解繊手段4を通
過後、パルプ濃度は通常20〜40%である。パルプの
フリーネスは100から700dcsPの間を変化し、
そしてそのシャイブ含量は約0.2ないし2%の間にあ
る。シャイブ、それにある程度繊維ノット(2〜4本の
繊維の束)を分離するため、パルプをスクリーニングす
ることが必要である。そのためパルプは導管5を通って
容器6へ送られ、水で希釈され、パルプ濃度は約2%へ
調節される。パルプ懸濁液は次に導管7を通って過圧で
作動している閉鎖スクリーニング手段8 (遠心スクリ
ーン)へ送られる。しかながら大気圧で作動される遠心
スクリーン、カーブしたスクリーン等のような他のスク
リーニング手段も使用できる。リジェクトパルプは導管
9を通ってそれ以上の解繊手段IO(ディスクリファイ
ナ−)へ送られ、そこでシャイブおよび解繊の束が単繊
維に解繊される。解繊手段IOを出た繊維懸濁液は導管
11を通って再スクリーニングのために容器6へ送られ
る。スクリーン8を出たアクセプトは導管12を通って
さらに精製のため第2のスクリーニング手段13゜例え
ばポルテックスクリーナーへ送られる。シャイブのほか
、樹皮および砂粒子のような不純物が装置27内で懸濁
液から分離され、そして導管14を通ってシステムから
排出される。ポルテックスクリーナーから出た繊維リジ
ェクトは導管15および28を通ってディスクリファイ
ナ−10へ送られ、そこでスクリーン8から得られたり
ジェツトと一緒に処理される。通常ディスクリファイナ
−10へ仕込まれるリジェクトパルプの全量は、導管7
を通過する繊維懸濁液の約20重量%に達する。繊維リ
ジェクトをディスクリファイナ−10で処理する時に消
費されるエネルギーは、パルプを当たり500ないし1
200kWhである。ポルテックスクリーナーから得ら
れたアクセプトは導管16を通って、場合により漂白後
、製紙機械またはウェットマシン17へ送られる。
本発明に従ってCTMPを製造する時、チップおよび得
られたパルプはスクリーニング手段8までは第1図に関
して記載したものと類似の態様で処理される(第2図を
見よ。)。容器6中の繊維広濁液は0.5〜6.0%、
好ましく0.8〜3.0%のパルプ濃度を持つ。繊維懸
濁液は導管7を通って第1のスクリーニング手段(閉鎖
または解放遠心スクリーン)へ送られ、そしてそこで導
管18を通って取り出される第1の長繊維分画と、導管
19を通って取り出される第1の細小繊維分画とに分け
られる。この分画操作は他のスクリーニング手段、例え
ばカーブしたスクリーンによっても実施することができ
る。前述の繊維懸濁液を分画する時は、スクリーン8の
穴またはスロットの面積および/またはそこから導管1
8および19へ出て行く流れは、プロセスから除去され
る長繊維分画および細小繊維分画が実質上コンスタント
な繊維組成を持つように調節され、制御される。長繊維
分画対細小繊維分画の分布割合は、導管7を通ってスク
リーニング手段へ送られる繊維懸濁液のフリーネスに依
存する。このように該繊維懸濁液のフリーネスが400
成以上である時は、全パルプ流の少なくとも40重量%
、好ましくは少なくとも50重量%が長繊維分画(リジ
ェクト)として取り出されるであろう。繊維懸濁液が4
00献より低いフリーネスを持つ時は、全繊維懸濁液流
の少なくとも30重量%が長繊維分画として取り出され
る。各分画の所望の採取量はスクリーニングプレートの
スロットまたは穴寸法の適当な調節によって実施される
。所望のパルプ量も導管7中の注入パルプの濃度を変え
ることによって制御することができる。例えばパルプ2
0および/バルブ21を調節することにより、それぞれ
の品質のパルプの割合をある程度制御することも可能で
ある。導管18中の長繊維分画は、導管22を通って場
合により漂白後ウェットマシンまたは板紙マシン26へ
送られる。導管19中の細小繊維分画は、導管23およ
びパルプ21を通ってポルテックスクリーナー13の形
の第2のスクリーニング手段へ送られる。第2の長繊維
分画の与えられた量が導管24を通ってポルテックスク
リーナーから除去され、そして第2の細小繊維分画が導
管25を通って除去される。この点に関し、除去される
長繊維分画の割合は、導管23を通ってポルテックスク
リーナーへ送られる繊維懸濁液中のパルプの全量の5〜
20重量%である。第2の長繊維分画は導管24を通り
、場合により漂白後、ウェットマシンまたは板紙マシン
26へ送られる。細小繊維分画は導管25を通って、場
合により漂白後、ウェットマシンまたは製紙マシン17
へ送られる。
本発明に従って導管25を通って取り出される細小繊維
分画は、0.01%ないし0.05%の範囲にある極め
て低いシャイブ含量を有する。BauerMcNett
に従って分画する時、上述の細小繊維分画は、匹敵する
フリーネスにおいて対応するタイプ(’CT M P 
)の既知のパルプの繊維組成とは著しく異なる繊維組成
を有する。この短繊維分画は、Bauer McNet
tに従い、59開口/Cm(150メ・ノシュ)を持つ
金網を通過する繊維を少なくとも30%含有している。
そのような繊維組成の細小繊維分画は、CTMPのよう
な普通のケミメカニカルパルプから製造した紙と比較し
て、均一な顔料吸収および高い不透明性をもたらす低表
面粗さの印刷用紙を提供するであろう。それは印刷用紙
製造用に特別に製造された砕木パルプとさえ完全に匹敵
し得る。
導管22および24を通って採取される長繊維分画は高
いフリーネス(200〜750献C3F)と、0.3%
DKM (0,15DKM以下へ漂白後)の低い樹脂含
量を有し、そして59開口/cR1,(150メソシユ
)を有するBauer McNettスクリーンを通過
しない繊維85〜100%を含んでいる。この分画は吸
収性製品製造の原料として極めて良く通しており、そし
て高いかさと、良好な吸収速度と、そして極めて高い吸
収容量を提供する。
このように本発明を実施する時、単一のケミメカニカル
パルプの代わりに、めいめいが極めて良い性質を有する
少なくとも2種類の製品を低エネルギー消費をもって製
造することが可能である。
本発明により、導管18内の長繊維分画に関して消費さ
れる全エネルギー量は乾燥パルプを当たり400〜60
0 kwhであるが、相当する品質の普通のCTMPパ
ルプに関してエネルギー消費は乾燥バルブL当たり約1
000kWhである。導管19および25内にant小
繊維分画を製造する時に消費されるエネルギーは乾燥パ
ルプを当たり1800〜2000kWhであるが、相当
する品質の普通のCTMPに関する対応する値は乾燥パ
ルプを当たり約2300に騙りである。
本発明に従って製造される長繊維分画は、ザルファイト
パルプおよびサルフェートパルプのような他のパルプと
混合するのに高度に適している。
該分画は板紙および吸収製品の製造の原料としても極め
て良く適している。故紙、ピート繊維および合成繊維の
ような他の繊維祠料も長繊維分画と混合することができ
る。
本発明は以下の実施例によって例証される。
実施例1 ケミメカニカルとうひパルプCTMP約10tをパイロ
ットプラントにおいて公知技術により製造し、工場へ輸
送し、スクリーニングした。スクリーニングしたパルプ
は過酸化物で漂白し、実験用M紙機械で紙の製造に使用
した。この時、とうひ木材は長さ30〜50龍2幅10
〜2(Jamおよび厚み1〜2鶴のチップにチッパ−で
細断し、該チップはスクリューフィーダーによって容器
l (第1図を見よ)へ送られた。該容器はp H7,
5を有する亜硫酸塩溶液で満たされた。二酸化イオウ含
量は5 g / 12であり、水酸化ナトリウム含量は
6.5g/βであった。含浸プロセスの間、チップは乾
燥チップkg当たり平均1.16の亜硫酸塩溶液を吸収
した。このように、吸収した二酸化イオウは1. I 
X ’5 = 5.5 g / kg + ツブまたは
0.55%であった。含浸チャンバー1は132℃の温
度に保たれ、そこでのチップの滞留時間は約2分であっ
た。木材原料は容器1中のその滞留時間の間に弱くスル
ボン化された。含浸チップは容器2(蒸解部)へ送られ
、132℃の温度になるようにそこへ飽和水蒸気が送り
込まれた。蒸解部におけるチップの滞留時間は4分であ
った。含浸チャンバー内のチップの滞留時間を名慮に入
れると、全スルボン化時間は6分であった。チップは蒸
解部2の底から取り出され、スクリューコンベア3によ
ってディスクリファイナ−4へ送られ、そこでチップは
最終パルプ製造のため解繊され、離解された。
ディスクリファイナ−の中心における固形分含量は30
%であり、ディスクリファイナ−の周辺におけるパルプ
濃度は32%であった°。この解繊プロセス中のエネル
ギー人力は、製造した絶乾パルプを当たり1850kW
hと測定された。解繊されたパルプはサイクロン(図示
せず)中へ吹き込まれ、その中で余分の水蒸気がパルプ
繊維から分離された。パルプ繊維はスキップ中に集めら
れ、トランクに積み、パルプ工場へ運ばれ、さらに処理
された。工場に到着した時、パルプは容器6のパルパー
へあけられ、そこでパルプは水でパルプ濃度1.2%へ
希釈された。測定は、パルプが165d C3Fのフリ
ーネスを持っていることを示した。
得られた繊維懸濁液は導管7を通って固定円筒形スクリ
ーニングバスケットを備えた与圧スクリーン8へ送られ
、繊維懸濁液は前記バスケットの内側円筒形表面へ過圧
下に供給された。該スクリーンは内部の回転しそして脈
動するスクレーパ一手段を備える。与圧スクリーンの穴
あきスクリーニンググプレートの穴は2.1鶴の直径を
有していた。
与圧スクリーンへの繊維懸濁液の流れは、供給した繊維
懸濁液の繊維含量の15重量%がスクリーンプレート上
に残り、そしてパルプ20および導管9を通ってリジェ
クトとしてさらに処理するためディスクリファイナ−1
0へ送られるように制御された。ディスクリファイナ−
中で処理されたパルプは導管11を通ってパルパー6へ
送られた。
与圧スクリーン8で得られたアクセプトは1.0%のパ
ルプ濃度を有し、そして導管12を通って取り出され、
ポルテックスクリーナー13中でさらに′JriMされ
た。ポルテックスクリーナーで得られたアクセプトパル
プは導管16を通ってウェットマシン17を送られた。
導管またはライン15中のりジェクトバルブは入って来
るパルプの10%までを占め、そしてポルテックスクリ
ーナー(図示せず)においてさらにきれいにされ、その
時砂および樹脂のような望ましくない不純物が装置27
中でパルプから分離され、導管14を通って排出された
。精製したりジェクトパルプは導管28を通っ”Cリジ
ェクトリファイナー10へ送られた。中でもフリーネス
、繊維組成を測定し、そして紙の技術的性質を分析する
ため、ウェットマシン17の上のパルプからサンプル、
参照サンプルAが採取された。
本発明に従い、CTMPの製造は、ディスクリファイナ
−4中の解繊および離解段階へのエネルギー人力をパル
プを当たり1850kWhから900 kWhへ減らず
ことにより変更された。その結果5707dC3Fを有
する粗大パルプであった。該パルプは工場においてさら
に処理し、そして容器6(第2図を見よ)へ導入するた
めトラックで運ばれた。0.95%のパルプ濃度を持つ
パルプ懸濁液はパルパー6から導管7を通って与圧スク
リーン8へ送られた。そのスクリーニングプレートは前
のプレートの直径2.1鰭の穴の代わりに、直径1゜9
鶴の穴を持つプレートに代えられた。同時にパルプ21
の開きを減らし、パルプ20を前の場合よりも大きく開
き、第1の長繊維分画である導管またはライン18中の
りジェクトパルプの量を入って来る繊維懸濁液の繊維含
量の50重量%へ上げた。
第1の細小繊維分画である、与圧スクリーン8で得られ
たアクセプトパルプは導管19.パルプ21および導管
23を通ってポルテックスクリーナーへ送られた。導管
23中の細小繊維分画のパルプ濃度は0.70%であっ
た。第2の長繊維分画である、ポルテックスクリーナー
でのりジェクトバルブの量は、ポルテックスクリーナー
へ入って来る繊維の全量の8%へ上昇した。このパルプ
は導管24を通ってウェットマシン26へ送られ、その
すぐ上流で導管22を通って送られる長繊維分画と混合
された。得られたパルプ混合物からサンプルBと呼ばれ
るサンプルが採取され、このサンプルはとりわけその吸
収性について分析された。
導管24中のりジェクトパルプをウェットマシンへ送る
前に、この分画は次のポルテックスクリーナ一段階27
において精製され、その時砂や樹皮片が精製部へ送られ
るため排出導管14を通って排出された。第2の細小繊
維分画である、ポルテックスクリーナー13で得られた
アクセプトパルプは導管25を通ってウェットマシン1
7へ送られ、それからサンプルCと呼ぶサンプルが評価
のため採取された。
もう一つのテストが本発明に従って実施された。 ゛こ
のテストにおいては、リファイナー4への電気エネルギ
ー人力は1300. kWh/lであった。この電気エ
ネルギー消費は325dC5Fの最終フリーネスを有す
るパルプをもたらした。このパルプはさらに処理するた
め前のテストにおいて述べた同シ工場へ運ばれた。パル
パー6において得られたパルプ懸濁液は0.95%のパ
ルプ濃度を有し、そして導管7を通って与圧スクリーン
8へ送られた。そのスクリーニングプレートは直径1.
91−の穴を持っていた。サンプルBおよびサンプルC
のスクリーニングに比較して、パルプ21の開度は減ら
され、そのためリジェクトパルプの量は与圧スクリーン
中の繊維の全量の35%であった。導管18中の得られ
た長繊維分画は600dC3Fのフリーネスを持ってい
た。この分画は導管18、パルプ20および導管22を
通ってウニ・ノドマシン26へ送られた。このマシンは
サンプルBおよび前記長繊維分画の場合スクリュープレ
スの形を持っていた。与圧スクリーン8で得られたアク
セプトパルプは導管19、パルプ21および導管23を
通ってポルテックスクリーナー13へ送られた。ポルテ
ックスクリーナーへ入る繊維懸濁液のパルプ濃度は0.
75%であった。リジェクトパルプの量はポルテックス
クリーナーへ入る繊維の全量の9%に達し、このパルプ
は導管24を通ってウェットマシン26へ送られた。該
パルプはウェットマシンのすぐ上流で導管22を通って
供給される長繊維分画と混合された。得られたパルプ混
合物から参照サンプルDが採取され、その吸収性につい
て分析された。ウェットマシンへ送られる前に、ポルテ
ックスクリーナー13で得られたサンプルDに相当する
りジエクトパルプはもう一つのポルテックスクリーナー
27において精製され、その時砂および樹脂片が導管1
4を通って廃物出口および精製プラントへ排出された。
ポルテックスクリーナー13で得られたアクセプトパル
プは導管25を通ってウェットマシン17へ送られた。
サンプルEがこのマシンから評価のために採取された。
前述のサンプルのすべてが過酸化水素で漂白され、水洗
され、乾燥固形分90%へ乾燥された。
漂白したパルプのフリーネス、シャイブ含量、繊維組成
および光学的性質を表1に示す。
(以下余白) 表1から見られるように、長繊維分画(サンプルBおよ
びD)は出発パルプのフリーネスに関係な(均一な繊維
組成分布を有する。細小繊維分画(サンプルCおよびE
)中の繊維分布も驚(はど均一である。加えて、細小繊
維分画は驚くほど低いシャイブ含量(ツマ−ビルスクリ
ーンにおいてスロット幅0.15n+)を有する。
乾燥したサンプルA、BおよびDを毛羽室てパルプを得
るためディスクリファイナ−中で粉砕した。これらサン
プルはそれらのかさ、吸収速度および吸収容量を測定す
るため検査した。得られた結果を表2に示ず5゜サンプ
ルFは化学パルプ、すなわちサルフェートパルプに関す
る。
A 14.9 7.1 9.7 B 20.2 7.4 10.5 C20,7B、1 10.7 0 18.1 6.7 10.3 1) 5CAN−C3a:aoによる。
表2から、本発明に従って製造した長繊維分画(Bおよ
びD)は、出発パルプのフリーネスに関係なく極めて高
いかさを持っていた。これらサンプルはまた極めて良い
吸収速度および吸収容量を示した。
サンプルA、CおよびEを水にとかし、そして繊維懸濁
液から紙をつくり、紙の技術的性質を評価した。結果を
表3に示す。
引張り指数、 Nm/g 37.5 41.5 43.
7引裂き指数、 mN−n(/g 7.6 5.9 5
.8光散乱係数、 rd/g ’ 41.6 5B、0
 59.5不透明度1% 81.2 89.0 89.
3粗さ+ 1lendLsen+ ae/分 350 
200 195ウエブ形成指数 5.5 10.0 1
0.0表3から見られるように、本発明に従って製造し
た比較的高い細小繊維含量のパルプ(CおよびE)は高
い引張り指数を持っていた。これらパルプの高い光散乱
係数および不透明度は特に有益である。紙の低い粗さは
高品質印刷用紙を製造する時特に価値ある他の性質であ
る。表3から見られるように、サンプルCおよびEは大
きく改良されたウェブ形成性(表3においてウェブ形成
指数として示す)をもたらした。
驚くべき特徴の一つは、本発明方法が出発パルプの種々
のフリーネスにもかかわらず、予期できない均一な品質
の紙をもたらしたことである。
本発明方法を実施する時、木材チップからディスクリフ
ァイナ−においてパルプを製造することにより、普通よ
りも低い電気エネルギー消費量において、高級印刷用紙
製造用のパルプや、毛羽および板紙製造用のパルプのよ
うな、広く異なった目的のための改良された製品を製造
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知技術による高収率パルプ製造のブロック図
、第2図は本発明による高収率パルプ製造のブロック図
である。 1は含浸容器、2は蒸解容器、4ばディスクリファイナ
−18はスクリーニング手段、13はポルテックスクリ
ーナー、17.26はウェットマシンである。 代理人 弁理士赤岡辿゛夫′1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11解繊または離解されたパルプをスクリーニングし
    、そして相互に異なる繊維組成を有する少なくとも二つ
    の分画に分けることを含むケミメカニカルまたはケミサ
    ーモメカニカルタイプの改良された高収率パルプを製造
    する方法であって、a)前記解繊または離解されたパル
    プを、第1の長繊維分画と第1の細小繊維分画とを得る
    ように第1のスクリーニング手段において分け、該第1
    のスクリーニング手段へ入って来る繊維量の少なくとも
    30重量%を該長繊維分画として取り出し、b)前記第
    1の細小繊維分画を第2の長繊維分画と第2の細小繊維
    分画とに分けるように前記第1の細小前記分画を第2の
    スクリーニング手段において処理し、 C)前記第1および第2の長繊維分画を改良された長繊
    維分画を得るように合体し、 d)前記改良された長繊維分画を脱水し、そしてそれを
    プロセスから取り出し、 e)前記第2の細小繊維分画を脱水し、そしてそれをプ
    ロセスから取り出すことを特徴とする前記方法。 (2) プロセスから取り出される前記長繊維および細
    小繊維分画の繊維組成を、第1のスクリーニング手段の
    穴またはスロット面積を調節および/またはそこから出
    て行く流れを制御することにより、実質上コンスタント
    にかつ第1のスクリーニング手段へ入って来る繊維懸濁
    液の繊維組成に関係なく維持することを特徴とする第1
    項の方法。 (3)プロセスから取り出される前記長繊維分画は、繊
    維の0〜15%が59藺口/Cm(150メ・ノシ\ ユ)のバウアー・マッグ禾ソトスクリーンを通過する組
    成を持っていることを特徴とする第1項または第2項の
    方法。 (4) プロセスから取り出される前記ミル繊維分画は
    、繊維の30〜60%、好ましくは35〜45%が59
    開口/cm(150メツシユ)のバウアー・マンクネソ
    トスクリーンを通過する繊維組成を持っていることを特
    徴とする第1項ないし第3項のいずれかの方法。 (5)プロセスから取り出される前記細小繊維分画がシ
    ャイブ含量0.01〜0.05%を持つように、解繊、
    離解およびスクリーニング操作を制御することを特徴と
    する第1項ないし第4項のいずれかの方法。 (6)高いフリーネスの場合は低いフリーネスの場合よ
    りも多量のりジェツトバルブを取り出すように、第1の
    スクリーニング手段におけるリジェクトパルプの除去量
    を未スクリーニングパルプのフリーネスに応じて制御す
    ることを特徴とする第1項ないし第5項のいずれかの方
    法。 (714007d C’SF以上のフリーネスの場合、
    未スクリーニングパルプの少なくとも40重量%をリジ
    ェクトパルプとして第1のスクリーニング手段において
    取り出すことを特徴とする第6項の方法。 +81 400d C3F以下のフリーネスの場合、未
    スクリーニングパルプの少なくとも30重量%をリジェ
    クトパルプとして第1のスクリーニング手段において取
    り出すことを特徴とする第6項の方法。 (9)前記細小繊維分画は、第2のスクリーニング手段
    へ導入される繊維懸濁液中のパルプの全量の5〜20%
    を占める第1項ないし第8項のいずれがの方法。
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