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JPS6017377B2 - 重合性オルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

重合性オルガノポリシロキサンの製造方法

Info

Publication number
JPS6017377B2
JPS6017377B2 JP54097587A JP9758779A JPS6017377B2 JP S6017377 B2 JPS6017377 B2 JP S6017377B2 JP 54097587 A JP54097587 A JP 54097587A JP 9758779 A JP9758779 A JP 9758779A JP S6017377 B2 JPS6017377 B2 JP S6017377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mol
methacrylic acid
reaction
acrylic acid
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54097587A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5622325A (en
Inventor
稔 高見沢
凱夫 井上
俊文 猪ノ坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP54097587A priority Critical patent/JPS6017377B2/ja
Publication of JPS5622325A publication Critical patent/JPS5622325A/ja
Publication of JPS6017377B2 publication Critical patent/JPS6017377B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Silicon Polymers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重合性オルガノポリシロキサン、詳しくは一般
式〔式中、RIは一価炭化水素基、R2は水素原子また
はメチル基、Bは一価炭化水素基または式(ここにRI
およびR2は前記と同じ意味である)で示される基を表
わす。
aは0,1または2、mは1〜4の整数、nは1〜5の
整数である。〕で示されるオルガノポリシロキサンの製
造方法に関するものである。上記した一般式(1)で示
される重合性オルガノポリシロキサンは公知であり、従
来このオルガノポリシロキサンの製造方法としては、例
えば一般式で示される基を表す。
aは0,1または2、pは1〜4の整数、qは0〜5の
整数である)で示されるェボキシ結合含有オルガノシラ
ンまたはシロキサンとアクリル酸またはメタクリル酸と
を単に混合したのち加熱し反応を行う方法あるいは両者
を水酸化ナトリウム、水酸化リチウムもしくは水酸化カ
リウムなどのようなアルカリ性物質の存在下で必要に応
じて加熱し反応させる方法が知られている。しかしなが
ら前者の方法には、反応速度が遅く、かつ反応を良好に
進行させようとする場合には反応温度を130〜15ぴ
Cの高温とする必要があり、このような高温は副生成物
が生成し収率が低下するため上記したような一般式(1
)で示される重合性オルガノシロキサンの製造には不適
当であるという不利があった。
また、後者のアルカリ性物質を使用する方法は、該反応
を70〜10000の比較的低い反応温度で行わせるこ
とができるが、これには一般に反応に要する時間が長く
なり、しかも副生成物が多量に生成し、たとえ分子蒸留
などの処理を行って精製しても最終目的物を高純度、高
収率で得ることが困難であるといいう欠点があった。
本発明は上記したような従来方法における不利および欠
点を除去した上記一般式(1)で示される重合性オルガ
ノポリシロキサンの新規な製造方法を提供しようとする
ものであって、これは一般式で示されるェポキシ結合含
有オルガノポリシロキサンとアクリル酸またはメタクリ
ル酸とをアクリル酸またはメタクリル酸のアルカリ金属
塩の存在下で反応させることを特徴とするものである。
含有オルガノポリシロキサンとアクリル酸またはメタク
リル酸とを反応させ上記した一般式(1)で示される重
合性オルガノポリシロキサンを製造する方法について鋭
意研究を重ねた結果、これには該反応をアクリル酸また
はメタクリル酸のアルカリ金属塩の存在下で行うことが
きわめて有効であることを見出し本発明を完成したもの
であって、これによれば、副生成物の生成もなく、また
高度な精製技術を採用することなく、高純度、高収率で
上記した一般式(1)で示される重合性オルガノポリシ
ロキサンを製造することができ、さらに前記反応を行う
にあたっては有機溶媒を使用する必要が全くないという
顕著な効果が与えられる。つぎに本発明方法をさらに詳
細に説明する。
まず、本発明において始発原料として使用されるェポキ
シ結合含有オルガノポリシロキサンは上託した一般式(
0)で示されるものであって、該式中RIは一価炭化水
素基を表わし、これには例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基あるいはブチル基などのアルキル基、シクロベ
ンチル基あるいはシクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基、フェニル基、トリル基あるいはキシリル基などの
アリール基、またはこれらの基の水素原子が部分的にハ
ロゲン原子などで置換された基などがあげられる。なお
、本発明においては、上記RIが炭素原子数1〜4のア
ルキル基またはフェニル基から選択される基であること
が反応性あるいは収率などの点から望ましい。
また、Aは一価炭化水素基または上託した式(ii}で
示される基を表わす。
a,mおよびnは前述の通りである。
このようなェポキシ結合含有オルガノボリシロキサンは
従来から知られている方法により合成することができ、
該オルガノポリシロキサンとしては具体的には下記に示
すような化合物があげられる。
つぎに、本発明において、使用されるアクリル酸または
メタクリル酸のアルカリ金属塩としては例えば下記のよ
うな化合物があげられる。
本発明の方法は、上記した一般式(D)で示されるェポ
キシ結合含有オルガノポリシロキサンとアクリル酸また
はメタクリル酸とを、アクリル酸またはメタクリル酸の
アルカリ金属塩の存在下で反応させるのであるが、始発
原料である両者の使用割合は、一般式(0)で示される
ポリシロキサン中のェポキシ結合1個に対してアクリル
酸またはメタクリル酸を1.0〜3.0モルの範囲で使
用することがよく、とくにアクリル酸またはメタクリル
酸の使用量を1.3モル以上とすれば反応時間を短縮す
ることができるとともに未反応のポリシロキサンの残存
がみられず好都合である。
該アクリル酸またはメタクリル酸の使用量が1.0モル
味満では反応を完結するのに要する時間が長くなるほか
味反応のポリシロキサンが残り目的物を高純度で得るこ
とが困難となり、他方、3.0モル以上使用してもとく
に前記したような問題はないが経済的に不利となる。ま
た、アクリル酸またはメタクリル酸のアルカIJ金属塩
の使用量は、一般式(0)で示されるポリシロキサン中
のヱポキシ結合1個に対して0.05〜0.20モルの
範囲で使用することが好ましい。
さらに反応温度については70〜13000、好ましく
は90〜110qoの範囲とすることがよい。なお、本
発明においては重合禁止剤を使用することが好ましく、
具体的にはハイドロキノン、メトキシハイドロキノン、
4ーメトキシフエノ−ル、2,6ージ−teれ−ブチル
ー4−クレゾール、2,5−ジー企てt−ブチルハイド
ロキノンなどの一般に重合禁止剤として知られているも
のを使用することができ、この重合禁止剤の使用量はア
クリル酸またはメタクリル酸1モルに対して0.001
〜0.1モルは範囲とすれば充分である。他方、本発明
方法を実施するに際しては、溶媒とくにnーヘキサン、
ベンゼン、トルエンあるいはキシレンなどの非樋性溶媒
の使用は禁物であり、これらを使用した場合には収率の
低下あるいは不純物を増加させるほか、系全体をゲル化
させるおそれが生じる。本発明方法で得られる上記一股
式(1)で示される重合性オルガノポリシロキサンとし
ては例えば下記に示すようなものがあげられる。
上述のようにして得られる一般式(1)で示される重合
性オルガノポリシロキサンは反応性中間体として各種の
共重合体の製造に応用することができる。
例えば単独もしくは、アクリル酸、メタクリル酸あるい
はこれらの譲導体と公知の方法に準じて重合させること
ができ、このようにして得られる重合体はコーティング
剤、サィジング剤、縦水剤、雛形剤、隣脂改質剤あるい
は潤滑剤などに広く応用可能である。つぎに本発明の実
施例および比較例をあげる。
実施例 1内容積1そのセパラフラスコに、メタクリル
酸17滋(2モル)、メタクリル酸ナトリウム16.彼
(0.15モル)および4ーメトキシハイドロキノン1
8.舷(0.15モル)を仕込み、内温が90℃になる
まで加熱し、ついで式で示されるシロキサン35蟹(1
モル)を滴下した。
滴下終了後、温度90〜95℃で2q時間反応させたと
ころ、反応生成物が得られた。つぎに上記で得た反応生
成物を溶剤で稀釈したのちアルカリ洗浄し、ついで重合
禁止剤および溶剤を除去したところ、粘度30.次S(
25℃)、屈折率1.4380(25℃)の下記式で示
される重合性オルガ/ポリシロキサンが得られ、このも
のの純度(ガスクロマトグラフイ‐分析による。
以下同様)は職.4%であり、収率は87.5%であっ
た。実施例 2内容銭1そのセパラフラスコに、アクリ
ル酸13雌(1.8モル)、アクリル酸カリウム11g
(0.10モル)およびハイドロキノン5.鴇(0.0
5モル)を仕込み内温が860になるまで加熱し、つい
で式で示されるシロキサン24滋(1モル)を滴下した
滴下終了後温度85〜90℃で2虫時間反応させたとこ
ろ、反応生成物が得られた。つぎに上記で得られた生成
物を実施例1と同様の方法で処理したところ、粘度21
.枕S(25℃)、屈折率1.4370(25℃)の下
記式で示される重合性オルガノポリシロキサンが得られ
、このものの純度は98.6%であり、収率は86.4
%であった。
実施例 3内容積1そのセパラフラスコにメタクリル酸
43咳(4.0モル)、メタクリル酸ナトリウム2を(
0.25モル)および4−メトキシフエノール37.衣
(0.3モル)を仕込み、内温が90℃になるまで加熱
し、ついで式で示されるシロキサン36雄(1モル)を
滴下した。
滴下終了後、温度95qoで2幼時間反応させたところ
、反応生成物が得られた。
つぎに上記で得た生成物を実施例1と同様の方法で処理
したところ、粘度21次S(25℃)、屈折率1.46
70(2ず0)の下記分子式で示される重合性オルガノ
ポリシロキサンが得られ、このものの純度は98.7%
であり、収率は89.4%であった。
実施例 4内容積1そのセパラフラスコに、メタクリル
酸17後(2.0モル)、メタクリル酸ナトリウ,ム1
6.彼(0.15モル)および4ーメトキシフエニール
18.鍵(0.15モル)を仕込み、内温が90ooに
なるまで加熱し、ついで式で示されるシロキサン33舷
(1モル)を滴下した。
滴下終了後、温度90〜95qoで2曲時間反応させた
ところ、反応生成物が得られた。
つぎに上記で得た生成物を実施例1と同様の方法で処理
したところ、粘度25.7cS(2500)、屈折率1
.4369(25qo)の下記分子式で示される重合性
オルガノポリシロキサンが得られ、このものの純度は9
8.9%であり、収率は別87%であった。
比較例内容積IZのセパラフラスコに、メタクリル酸】
7滋(20モル)、水酸化ナトリウム能(0.15モル
)および4ーメトキシフエノール18.股(0.15モ
ル)を仕込み、内温が90qoになるまで加熱し、つい
で式で示されるシロキサン336g(1モル)を滴下し
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるエポキシ結合含有オルガノポリシロキサンと
    アクリル酸またはメタクリル酸とを、アクリル酸または
    メタクリル酸のアルカリ金属塩の存在下で反応させるこ
    とを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等がありま
    す▼で示される重合性オルガノポリシロキサンの製造方
    法。 ▲数式、化学式、表等があります▼
JP54097587A 1979-07-31 1979-07-31 重合性オルガノポリシロキサンの製造方法 Expired JPS6017377B2 (ja)

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JPS5622325A JPS5622325A (en) 1981-03-02
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