JPS60174858A - コンプレツサのベ−ン部材用Fe基焼結合金 - Google Patents
コンプレツサのベ−ン部材用Fe基焼結合金Info
- Publication number
- JPS60174858A JPS60174858A JP3128384A JP3128384A JPS60174858A JP S60174858 A JPS60174858 A JP S60174858A JP 3128384 A JP3128384 A JP 3128384A JP 3128384 A JP3128384 A JP 3128384A JP S60174858 A JPS60174858 A JP S60174858A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- wear resistance
- oil
- martensite
- porosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、コンプレッサ、特にロータリ型コンプレッ
サのベーン部材として用いた場合に、すぐれた耐摩耗性
と自己潤滑性を示すFe基焼結合金に関するものである
。
サのベーン部材として用いた場合に、すぐれた耐摩耗性
と自己潤滑性を示すFe基焼結合金に関するものである
。
従来、一般に、ロータリコンプレッサの構造部材におい
て、著しく高速での往復摺動作用を受けるベーン部材の
製造には、JISに5up(ばね銅鋼材)、5UJ(高
炭素クロム軸受銅鋼材)。
て、著しく高速での往復摺動作用を受けるベーン部材の
製造には、JISに5up(ばね銅鋼材)、5UJ(高
炭素クロム軸受銅鋼材)。
および5KH(高速度工具鋼鋼材)などとして規格化さ
れている鋼材や、特殊鋳鉄などが用いられているが、前
者の鋼材は、熱処理によって高硬度を付与せしめること
ができるので、実用に際してはすぐれた耐摩耗性を示す
が、自己潤滑性に劣るものであるため、相手部材を損傷
し、場合によって、゛かじシ現象″や焼付きなどの問題
が生じ、かつ製造コストの高いものであシ、また、後者
の特殊鋳鉄は、自己潤滑性にすぐれているものの。
れている鋼材や、特殊鋳鉄などが用いられているが、前
者の鋼材は、熱処理によって高硬度を付与せしめること
ができるので、実用に際してはすぐれた耐摩耗性を示す
が、自己潤滑性に劣るものであるため、相手部材を損傷
し、場合によって、゛かじシ現象″や焼付きなどの問題
が生じ、かつ製造コストの高いものであシ、また、後者
の特殊鋳鉄は、自己潤滑性にすぐれているものの。
耐摩耗性に劣るなどの問題がある。
そこで、本発明者等は、コンプレッサのベーン部材とし
て用いるのに適した材料を開発すべく研究を行なった結
果、重量%(以下、単にチの表示は重量%を意味する)
で、 C:0.4〜2チ。
て用いるのに適した材料を開発すべく研究を行なった結
果、重量%(以下、単にチの表示は重量%を意味する)
で、 C:0.4〜2チ。
Cu:0.5〜10%。
Ni’:0.5〜20チ。
Mo: 0.1〜5 % 。
Cr: 0.5〜10 %。
S:0.1〜2%。
P:0.05〜2 %。
を含有し、さらに必要に応じて、
Sn: 0.05〜”3 % 。
B:O,001〜05%。
を含有し、残シが’Feと不可避不純物からなる組成、
並びに主としてマルテンサイトからなる素地中に金属炭
化物と金属硫化物とが均一に分散した組織を有し、さら
に多孔率:5〜30容量チの含油孔を有するFe基焼結
合金は、これをコンプレッサ、特にロータリ型コンプレ
ッサのベーン部材の製造に用いた場合、その実用に際し
て、前記上としてマルテンサイトからなる素地と、素地
中に均一に分散した金属炭化物によってすぐれた耐摩耗
性が確保され、一方同じく素地中に均一に分散する金属
硫化物と含油孔によってすぐれた自己潤滑性が確保され
ることから、″かじシ″′や焼付きの発生がなく、また
相手部材に対する損傷もない状態で、著しく長期に亘る
使用を可能にするという知見を得たのである。
並びに主としてマルテンサイトからなる素地中に金属炭
化物と金属硫化物とが均一に分散した組織を有し、さら
に多孔率:5〜30容量チの含油孔を有するFe基焼結
合金は、これをコンプレッサ、特にロータリ型コンプレ
ッサのベーン部材の製造に用いた場合、その実用に際し
て、前記上としてマルテンサイトからなる素地と、素地
中に均一に分散した金属炭化物によってすぐれた耐摩耗
性が確保され、一方同じく素地中に均一に分散する金属
硫化物と含油孔によってすぐれた自己潤滑性が確保され
ることから、″かじシ″′や焼付きの発生がなく、また
相手部材に対する損傷もない状態で、著しく長期に亘る
使用を可能にするという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に成分組成を上記の通シに眼定した理由を説明
する。
て、以下に成分組成を上記の通シに眼定した理由を説明
する。
(a) C
C成分には、素地に固溶して、これを強化するほか、素
地の主体であるマルテンサイト(パーライトおよびフェ
ライトのいずれか、あるいは両方が共存する場合がある
)、並びにこの素地に均一に分散する金属炭化物を形成
して、合金の強度および耐摩耗性を向上させる作用があ
るが、その含有量がO,+4未満では素地におけるフェ
ライトの形成量が多くなり、所望のすぐれた耐摩耗性を
確保することができず、一方2%を越えて含有させると
、セメンタイトやCr炭化物の析出量が多くなシすぎて
相手部材への攻撃性が増大するようになることから、そ
の含有量を04〜2%と定めた。
地の主体であるマルテンサイト(パーライトおよびフェ
ライトのいずれか、あるいは両方が共存する場合がある
)、並びにこの素地に均一に分散する金属炭化物を形成
して、合金の強度および耐摩耗性を向上させる作用があ
るが、その含有量がO,+4未満では素地におけるフェ
ライトの形成量が多くなり、所望のすぐれた耐摩耗性を
確保することができず、一方2%を越えて含有させると
、セメンタイトやCr炭化物の析出量が多くなシすぎて
相手部材への攻撃性が増大するようになることから、そ
の含有量を04〜2%と定めた。
(b) Cu
CU酸成分は、素地に固溶して、これを硬化し、素地の
耐摩耗性を向上させるほか、S成分と結合してCu硫化
物を形成し、この素地中に均一に分散析出した金属硫化
物によって合金の自己潤滑性およびなじみ性を向上させ
る作用があるが、その含有量が0.5−未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方10%を越えて含有さ
せると、素地中に多量の金属Cuが分散するようになっ
て合金の耐摩耗性が劣化するようになることから、その
含有量を05〜10チと定めた。
耐摩耗性を向上させるほか、S成分と結合してCu硫化
物を形成し、この素地中に均一に分散析出した金属硫化
物によって合金の自己潤滑性およびなじみ性を向上させ
る作用があるが、その含有量が0.5−未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方10%を越えて含有さ
せると、素地中に多量の金属Cuが分散するようになっ
て合金の耐摩耗性が劣化するようになることから、その
含有量を05〜10チと定めた。
(c) Ni
N1成分にも、素地に固溶して、これを強化し、もって
合金の強度および耐摩耗性を向上させる作用があるが、
その含有量が0.5%未満では所望の強度および耐摩耗
性を確保することができず、一方20%を越えて含有さ
せると、素地が軟化するようになって耐摩耗性の劣化を
きたすことから、その含有量を05〜20%と定めた。
合金の強度および耐摩耗性を向上させる作用があるが、
その含有量が0.5%未満では所望の強度および耐摩耗
性を確保することができず、一方20%を越えて含有さ
せると、素地が軟化するようになって耐摩耗性の劣化を
きたすことから、その含有量を05〜20%と定めた。
(d) M。
Mo成分には、素地に固溶し、特にCUおよびN1−と
の共存において、これを相剰的に強化し、もって合金の
強度および耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含
有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方5チを越えて含有させると、合金強度が低下す
るようKなることから。
の共存において、これを相剰的に強化し、もって合金の
強度および耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含
有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方5チを越えて含有させると、合金強度が低下す
るようKなることから。
その含有量を0.1〜5’%と定めた。
(e) S
S成分には、主としてFeおよびCr成分と反応して金
属硫化物を形成し、もって合金の自己潤滑性を向上させ
るほか、相手部材に対する攻撃性を著しく緩和する作用
があるが、その含有量が0.1%未満では金属硫化物の
形成量が少なすぎて前記作用に所望の効果が得られず、
一方2飴を越えて含有させると5金属硫化物の形成量が
多くなりすぎて強度低下をきたすようになることから、
その含有量を0.1〜2%と定めた。
属硫化物を形成し、もって合金の自己潤滑性を向上させ
るほか、相手部材に対する攻撃性を著しく緩和する作用
があるが、その含有量が0.1%未満では金属硫化物の
形成量が少なすぎて前記作用に所望の効果が得られず、
一方2飴を越えて含有させると5金属硫化物の形成量が
多くなりすぎて強度低下をきたすようになることから、
その含有量を0.1〜2%と定めた。
(f) ’C’r
Cr成分には、素地に固溶して組織を微細化するほか、
合金強度を向上させ、さらにC成分と結合して素地中に
均一に分散したCr炭化物を形成し、合金の耐摩耗性を
向上させる作用があるが、その含有量が0.5%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方10%を越え
て含有させると、Cr炭化物の量が多くなシすぎて相手
攻撃性が急激に増大するようになることから、その含有
量を05〜10%と定めた。
合金強度を向上させ、さらにC成分と結合して素地中に
均一に分散したCr炭化物を形成し、合金の耐摩耗性を
向上させる作用があるが、その含有量が0.5%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方10%を越え
て含有させると、Cr炭化物の量が多くなシすぎて相手
攻撃性が急激に増大するようになることから、その含有
量を05〜10%と定めた。
(リ P
P成分には、焼結を活性化して、C,Ni、Cu。
Cr、およびMoなどの合金成分の素地への固溶拡散を
促進すると共に、マルテンサイト相の形成およびPの共
晶の析出を促進し、もって合金の強度および耐摩耗性を
著しく向上させる作用があるが、その含有量が0.05
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方2%
を越えて含有させると、合金に脆化傾向が現われるよう
になることから、その含有量を0.05〜2%と定めた
。
促進すると共に、マルテンサイト相の形成およびPの共
晶の析出を促進し、もって合金の強度および耐摩耗性を
著しく向上させる作用があるが、その含有量が0.05
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方2%
を越えて含有させると、合金に脆化傾向が現われるよう
になることから、その含有量を0.05〜2%と定めた
。
(b) 5n
Sn成分には、素地に固溶して合金の強度と硬さを一段
と向上させる作用があるので、特にこれらの特性が要求
される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.05%未満では前記特性に所望の向上効果が得られ
ず、一方3%を越えて含有させると、素地が硬くなりす
ぎて脆化するようになることから、その含有量を005
〜3%と定めた。
と向上させる作用があるので、特にこれらの特性が要求
される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.05%未満では前記特性に所望の向上効果が得られ
ず、一方3%を越えて含有させると、素地が硬くなりす
ぎて脆化するようになることから、その含有量を005
〜3%と定めた。
(i) B
B成分には、素地に固溶して焼結を活性化し、C,Ni
、Cu、Cr、およびMoなどの合金成分の素地への固
溶拡散を促進して合金の強度と硬さを一段と向上させる
作用があるので、これらの特性が要求される場合に必要
に応じて含有されるが、その含有量がO,OO11未満
では前記作用に所望の向上効果が得られず、一方0.5
%を越えて含有させてもより一層の向上効果が現われな
いことから、その含有量を0001〜0.5%と定めた
。
、Cu、Cr、およびMoなどの合金成分の素地への固
溶拡散を促進して合金の強度と硬さを一段と向上させる
作用があるので、これらの特性が要求される場合に必要
に応じて含有されるが、その含有量がO,OO11未満
では前記作用に所望の向上効果が得られず、一方0.5
%を越えて含有させてもより一層の向上効果が現われな
いことから、その含有量を0001〜0.5%と定めた
。
(j) 多孔率
その多孔率が5%未満では、過酷な使用条件下では摺動
面に油膜切れ現象が発生しゃすくなシ。
面に油膜切れ現象が発生しゃすくなシ。
この結果金属接触を起して凝着摩耗を起し、耐摩耗性の
著しい低下をきたすようになるので、多孔率を5チ以上
にして、ベーン部材と相手部材との摺動面には常に含油
孔から油が供給されるようにしなければならないが、多
孔率が30%を越えると合金の強度低下が著しくなるこ
とから、その多孔率を5〜30俤と定めた。
著しい低下をきたすようになるので、多孔率を5チ以上
にして、ベーン部材と相手部材との摺動面には常に含油
孔から油が供給されるようにしなければならないが、多
孔率が30%を越えると合金の強度低下が著しくなるこ
とから、その多孔率を5〜30俤と定めた。
つぎに、この発明のFe基焼結合金を実施例によシ具体
的に説明する。
的に説明する。
実施例
原料粉末として、いずれも粒度−100meshを有す
る、S二〇、27チ含有のFe−8合金粉末、S:1.
45%含有のFe−8合金粉末、S:5.82%含有の
Fe−8合金粉末、 Fe粉末、黒鉛粉末、 Cu粉末
、 Ni粉末、 Mo粉末、 Cr粉末、P:8.4%
含有のCu−’P合金粉末、P:17%含有のCu−P
合金粉末、 Sn粉末、およびB : 20%含有のF
e−8合金粉末を用意し、・これら原料粉末をそれぞれ
第1表に示される配合組成に配合し、通常の条件で混合
した後、これら混合粉末を3〜6 t、on/crlの
範囲内の所定の圧力でプレス成形して幅:20mmX長
さ:30wILX厚さ:411L11の寸法をもったベ
ーン部材用圧粉体に成形し、引続いて、これら圧粉体を
、アンモニア分解ガス雰囲気中、:LO60〜1170
℃の範囲内の所定温度に15分間保持の条件で焼結する
ことによって、実質的に配合組成と同一の成分組成、並
びに第1表に示される割合のマルテンサイト相および多
孔率をもった焼結体とし、さらに、この焼結体に、通常
の条件で真空含油処理を施して、本発明Fe基燻焼結合
金製ベーン部材〜24をそれぞれ製造した。
る、S二〇、27チ含有のFe−8合金粉末、S:1.
45%含有のFe−8合金粉末、S:5.82%含有の
Fe−8合金粉末、 Fe粉末、黒鉛粉末、 Cu粉末
、 Ni粉末、 Mo粉末、 Cr粉末、P:8.4%
含有のCu−’P合金粉末、P:17%含有のCu−P
合金粉末、 Sn粉末、およびB : 20%含有のF
e−8合金粉末を用意し、・これら原料粉末をそれぞれ
第1表に示される配合組成に配合し、通常の条件で混合
した後、これら混合粉末を3〜6 t、on/crlの
範囲内の所定の圧力でプレス成形して幅:20mmX長
さ:30wILX厚さ:411L11の寸法をもったベ
ーン部材用圧粉体に成形し、引続いて、これら圧粉体を
、アンモニア分解ガス雰囲気中、:LO60〜1170
℃の範囲内の所定温度に15分間保持の条件で焼結する
ことによって、実質的に配合組成と同一の成分組成、並
びに第1表に示される割合のマルテンサイト相および多
孔率をもった焼結体とし、さらに、この焼結体に、通常
の条件で真空含油処理を施して、本発明Fe基燻焼結合
金製ベーン部材〜24をそれぞれ製造した。
つぎに、この結果得られた本発明Fe基燻焼結合金製ベ
ーン部材〜24について、耐摩耗性を評価する。目的で
ビッカース硬さを測定し、さらにこれらベーン部材をコ
ンプレッサシュミレー)試験機に組み込み、回転子の周
速: 4 m /see 、試験時間=lO時間の条件
でシュミレート試験を行ない、ベーン部材および相手部
材である回転子の摺動面における最大摩耗深さを測定し
た。これらの測定結果を第1表に示した。また、第1表
には、それぞれ、5tLJ−2,5KH−9,および特
殊鋳鉄(C:3.Oチ、Si:1.7チ含有)で製造さ
れた従来ベーン部材1〜3の同一条件での試験結果を示
した。
ーン部材〜24について、耐摩耗性を評価する。目的で
ビッカース硬さを測定し、さらにこれらベーン部材をコ
ンプレッサシュミレー)試験機に組み込み、回転子の周
速: 4 m /see 、試験時間=lO時間の条件
でシュミレート試験を行ない、ベーン部材および相手部
材である回転子の摺動面における最大摩耗深さを測定し
た。これらの測定結果を第1表に示した。また、第1表
には、それぞれ、5tLJ−2,5KH−9,および特
殊鋳鉄(C:3.Oチ、Si:1.7チ含有)で製造さ
れた従来ベーン部材1〜3の同一条件での試験結果を示
した。
第1表に示される結果から明らかなように、本発明Fe
基燻焼結合金製ベーン部材〜24は、いずれもすぐれた
耐摩耗性を有し、かつ自己潤滑性にもすぐれているので
、著しく低い相手攻撃性を示すのに対して、従来ぺ一7
部材1−3は、これら両特性のうちいずれかの特性が劣
るものになっている。
基燻焼結合金製ベーン部材〜24は、いずれもすぐれた
耐摩耗性を有し、かつ自己潤滑性にもすぐれているので
、著しく低い相手攻撃性を示すのに対して、従来ぺ一7
部材1−3は、これら両特性のうちいずれかの特性が劣
るものになっている。
上述のように、この発明のFe基焼結合金は、素地を構
成するマルテンサイト相と素地中に均一に分散する金属
炭化物相によって、すぐれた耐摩耗性が確保され、一方
同じく素地中に均一に分散する金属硫化物相と含油孔に
よって、すぐれた自己潤滑性が確保されるので、これを
ロータリコンプレッサのベーン部材の製造に用いた場合
には、相手部材を損傷せしめることなく、著しく長期に
亘っての安定的使用を可能とするのである。
成するマルテンサイト相と素地中に均一に分散する金属
炭化物相によって、すぐれた耐摩耗性が確保され、一方
同じく素地中に均一に分散する金属硫化物相と含油孔に
よって、すぐれた自己潤滑性が確保されるので、これを
ロータリコンプレッサのベーン部材の製造に用いた場合
には、相手部材を損傷せしめることなく、著しく長期に
亘っての安定的使用を可能とするのである。
出願人 三菱金属株式会社
代理人 富 1) 和 夫 外1名
手 続 補 正 書 (自 発) (
昭和59年4月11日
特許庁長官 若 杉 和 夫 殿
1、事件の表示
特願昭59−31283号
2、発明の名称
コンプレッサのベーン部材用Fe基焼結合金3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区大手町−丁目5番2号氏名(名称
) (626)三菱金属株式会社代表者 永 野 健 4、代理人 住所 東京都千代田区神田錦町−丁目23番地宗保第二
ビル8階 〒101 電話(03) 233−1676・1611
明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 別紙の通り 第10行、 1’p:17%含有のCu−P合金」とあるを、rP:
17%含有のl”e−p合金」と訂正する。
する者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区大手町−丁目5番2号氏名(名称
) (626)三菱金属株式会社代表者 永 野 健 4、代理人 住所 東京都千代田区神田錦町−丁目23番地宗保第二
ビル8階 〒101 電話(03) 233−1676・1611
明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 別紙の通り 第10行、 1’p:17%含有のCu−P合金」とあるを、rP:
17%含有のl”e−p合金」と訂正する。
以上
Claims (4)
- (1)C:0.4〜2チ。 Cu:05〜10%。 Ni:0.5〜20%。 Mo:0.1〜5チ。 Cr: O,り 〜10 s。 S:0.1〜2%。 P:0.05〜2チ。 を含有し、残りがFeと不可避−不純物からなる組成(
以上重量%)、並びに主としてマルテンサイトからなる
素地に金属炭化物と金属硫化物が均一に分散した組織を
有し、さらに多孔率:5〜30容量チの含油孔を有する
ことを特徴とする自己潤滑性および耐摩耗性のすぐれた
コンプレッサのベーン部材用Fe基焼結合金。 - (2)C:0.4〜2%。 Cu:0.5〜10%。 Ni:0.5〜20%。 Mo:O,1〜5チ。 Cr二05〜10%。 S:01〜2チ。 P:0.05〜2%。 を含有し、さらに、 Sn:0.05〜3%。 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、並びに主としてマルテンサイトからなる素
地に金属炭化物と金属硫化物が均一に分散した組織を有
し、さらに多孔率=5〜30容量チの含油孔を有するこ
とを特徴とする自己潤滑性および耐摩耗性のすぐれたコ
ンプレッサのベーン部材用Fe基焼結合金。 - (3)C:0.4〜2%。 Cu: 0.5〜10 s。 Ni:0.5〜20チ。 Mo:O,1〜5 %。 Cr’+ 0.5〜1 0 %。 S:0.1〜2チ。 P:0.05〜2チ。 を含有し、さらに、 B:O,001〜05%。 を含有し、残シがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、並びに主としてマルテンサイトからなる素
地に金属炭化物と金属硫化物が均一に分散した組織を有
し、さらに多孔率:5〜3o容量チの含油孔を有するこ
とを特徴とする自己潤滑性および耐摩耗性のすぐれたコ
ンプレッサのベーン部材用Fe基焼結合金。 - (4) C:0.4〜2%。 Cu:0.5〜10%。 Ni : 0.5〜20%。 Mo :、 0.1〜5チ。 Cr:0.5〜10%。 S:0.1〜2チ。 P:0.05〜2チ。 を含有し、さらに、 Sn:0.05〜3%。 B:O,001〜05%。 を含有し、残シがFeと不可避不純物からなる組成(以
上重量%)、並びに主としてマルテンサイトからなる素
地に金属・炭化物と金属硫化物が均一に分散した組織を
有し、さらに多孔率:15〜3o容量チの含油孔を有す
ることを特徴とする自己潤滑性および耐摩耗性のすぐれ
たコンプレッサのベーン部材用Fe基焼結合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128384A JPS60174858A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | コンプレツサのベ−ン部材用Fe基焼結合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128384A JPS60174858A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | コンプレツサのベ−ン部材用Fe基焼結合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60174858A true JPS60174858A (ja) | 1985-09-09 |
Family
ID=12326985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128384A Pending JPS60174858A (ja) | 1984-02-21 | 1984-02-21 | コンプレツサのベ−ン部材用Fe基焼結合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60174858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000160307A (ja) * | 1998-11-19 | 2000-06-13 | Eaton Corp | 粉末冶金バルブシ―トインサ―ト |
-
1984
- 1984-02-21 JP JP3128384A patent/JPS60174858A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000160307A (ja) * | 1998-11-19 | 2000-06-13 | Eaton Corp | 粉末冶金バルブシ―トインサ―ト |
JP2010216016A (ja) * | 1998-11-19 | 2010-09-30 | Eaton Corp | 粉末冶金用混合物及びこれを用いた粉末冶金部品の製造方法 |
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