JPS643289Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS643289Y2 JPS643289Y2 JP1981189868U JP18986881U JPS643289Y2 JP S643289 Y2 JPS643289 Y2 JP S643289Y2 JP 1981189868 U JP1981189868 U JP 1981189868U JP 18986881 U JP18986881 U JP 18986881U JP S643289 Y2 JPS643289 Y2 JP S643289Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- rotary
- ridge
- solenoid
- tractor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 3
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 3
- 241001063191 Elops affinis Species 0.000 description 1
- 235000002756 Erythrina berteroana Nutrition 0.000 description 1
- HKPHPIREJKHECO-UHFFFAOYSA-N butachlor Chemical compound CCCCOCN(C(=O)CCl)C1=C(CC)C=CC=C1CC HKPHPIREJKHECO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、トラクタ本体に、油圧によりトラク
タ本体に対して左右方向に移動自在となつたロー
タリを連結したトラクタに関し、更に詳述すれ
ば、ロータリを畦に倣うように移動制御すると共
に、ロータリの前方に位置する障害物等をよける
ように移動制御せしめて、作業性、安全性の向上
を図つたトラクタを提案したものである。
タ本体に対して左右方向に移動自在となつたロー
タリを連結したトラクタに関し、更に詳述すれ
ば、ロータリを畦に倣うように移動制御すると共
に、ロータリの前方に位置する障害物等をよける
ように移動制御せしめて、作業性、安全性の向上
を図つたトラクタを提案したものである。
本考案に係るトラクタは、トラクタ本体に、油
圧装置によりトラクタ本体に対して左右方向に移
動可能としたロータリを連結してなるトラクタに
おいて、いずれも畦に摺接してロータリから畦ま
での距離を検出する第1のセンサ及び第1のセン
サの検知域より前方であつて、ロータリ中心寄り
の領域を検知域とする第2のセンサをロータリに
設けてあり、第1のセンサが検出した距離が所定
値以上である場合に畦へ接近させ、第2のセンサ
が検出した距離が所定値以下である場合に第1の
センサの検出距離に拘らず、畦から離反させるべ
くロータリを移動制御するように構成したことを
特徴とする。
圧装置によりトラクタ本体に対して左右方向に移
動可能としたロータリを連結してなるトラクタに
おいて、いずれも畦に摺接してロータリから畦ま
での距離を検出する第1のセンサ及び第1のセン
サの検知域より前方であつて、ロータリ中心寄り
の領域を検知域とする第2のセンサをロータリに
設けてあり、第1のセンサが検出した距離が所定
値以上である場合に畦へ接近させ、第2のセンサ
が検出した距離が所定値以下である場合に第1の
センサの検出距離に拘らず、畦から離反させるべ
くロータリを移動制御するように構成したことを
特徴とする。
以下本考案をその実施例を示す図面に基いて詳
述する。
述する。
第1図は本考案に係るトラクタ(以下本案機と
いう)を略示する左側面図、第2図はその要部を
略示する一部破断平面図である。トラクタ本体A
の後部にはロータリ1が1本のトツプリンク2
1、左右各1本のロワリンク22,22を用いて
連結され、またトラクタ本体AのPTO軸23と
ロータリ1のドライブシヤフト13とが自在継手
24を用いて連動連結されている。
いう)を略示する左側面図、第2図はその要部を
略示する一部破断平面図である。トラクタ本体A
の後部にはロータリ1が1本のトツプリンク2
1、左右各1本のロワリンク22,22を用いて
連結され、またトラクタ本体AのPTO軸23と
ロータリ1のドライブシヤフト13とが自在継手
24を用いて連動連結されている。
而してトツプリンク21と連結されるロータリ
1側のアツパアーム11の基端部は、ロータリカ
バ15の前斜部15aの上面左右に適長離隔させ
て対設した一対の支持部材16,16間に平行的
に跨設した支持軸18に外嵌してあり、またロワ
リンク22,22の先端部間には複動型の油圧シ
リンダ101が取付けられており、その両側から
突出したピストンロツド101aの各先端にロー
タリカバ15の前斜部15aの上面左右に適長離
隔させて対設した支持部材17,17が固着され
ている。
1側のアツパアーム11の基端部は、ロータリカ
バ15の前斜部15aの上面左右に適長離隔させ
て対設した一対の支持部材16,16間に平行的
に跨設した支持軸18に外嵌してあり、またロワ
リンク22,22の先端部間には複動型の油圧シ
リンダ101が取付けられており、その両側から
突出したピストンロツド101aの各先端にロー
タリカバ15の前斜部15aの上面左右に適長離
隔させて対設した支持部材17,17が固着され
ている。
従つてアツパアーム11をトツプリンク21に
連結すると、ロータリカバ15は、トツプリンク
21と連結されたアツパアーム11及びロワリン
ク22,22に取付けられた油圧シリンダ101
に対してトラクタ本体Aの機体に対して第2図中
2点鎖線で示す如き位置迄左右横方向に移動し得
ることとなる。
連結すると、ロータリカバ15は、トツプリンク
21と連結されたアツパアーム11及びロワリン
ク22,22に取付けられた油圧シリンダ101
に対してトラクタ本体Aの機体に対して第2図中
2点鎖線で示す如き位置迄左右横方向に移動し得
ることとなる。
更に、PTO軸23と連動連結されたドライブ
シヤフト13は、ロータリカバ15が前述の如く
横移動する場合でもトラクタ本体Aとの相対的な
位置関係は変化されず、しかもロータリ刃14を
回転駆動し得るようにしてある。即ち、左右のロ
ワリンク22,22を連結している連結杆12a
に支承されているハウジング内にはドライブシヤ
フト13と直交する伝動軸102に対してドライ
ブシヤフト13の回転を伝達するギヤ群(図示せ
ず)が収納されており、これら連結杆12a、ハ
ウジング、ギヤ群はトラクタ本体Aの機体に対し
ての左右方向の位置を変じることはない。伝動軸
102のギアケース15a側端末の表面にはスプ
ライン溝が形成されており、この部分にはロータ
リカバ15、チエインケース15b、更にはロー
タリ刃14と共に左右に移動し得る連結スリーブ
103が外嵌されている。この連結スリーブ10
3はチエインケース15b内のスプロケツト15
cに連結されており、該スプロケツト15cの回
転はチエイン15dを介してロータリシヤフト1
4bに外嵌したスプロケツト14cに伝動され、
上記ロータリシヤフト14b及びこれに取付けた
ナタ爪14a等よりなるロータリ刃14を回転さ
せて耕耘を行わせるようにしてある。以上の構成
により油圧シリンダ101を作動せしめて、その
ピストンロツド101aを右方へ移動させた場合
はロータリカバ15、ロータリ刃14等が右方へ
移動し、またピストンロツド101aを左方へ移
動させた場合はロータリカバ15、ロータリ刃1
4等が左方へ移動し、且つ伝動軸102とをスプ
ライン嵌合したことにより、この左右への移動に
よつてもロータリ刃14への伝動が支障なく行わ
れるようにしてある。そしてこの油圧シリンダ1
01は後述するセンサ3,4の検知結果に基きピ
ストンロツド101aの進退及びその量が制御さ
れてロータリ1を横移動せしめる。なお尾輪2
6,26はロータリカバ15と一体的に移動せし
められるようになつている。また27は油圧シリ
ンダ101への圧油送給のためのフレキシブルパ
イプである。
シヤフト13は、ロータリカバ15が前述の如く
横移動する場合でもトラクタ本体Aとの相対的な
位置関係は変化されず、しかもロータリ刃14を
回転駆動し得るようにしてある。即ち、左右のロ
ワリンク22,22を連結している連結杆12a
に支承されているハウジング内にはドライブシヤ
フト13と直交する伝動軸102に対してドライ
ブシヤフト13の回転を伝達するギヤ群(図示せ
ず)が収納されており、これら連結杆12a、ハ
ウジング、ギヤ群はトラクタ本体Aの機体に対し
ての左右方向の位置を変じることはない。伝動軸
102のギアケース15a側端末の表面にはスプ
ライン溝が形成されており、この部分にはロータ
リカバ15、チエインケース15b、更にはロー
タリ刃14と共に左右に移動し得る連結スリーブ
103が外嵌されている。この連結スリーブ10
3はチエインケース15b内のスプロケツト15
cに連結されており、該スプロケツト15cの回
転はチエイン15dを介してロータリシヤフト1
4bに外嵌したスプロケツト14cに伝動され、
上記ロータリシヤフト14b及びこれに取付けた
ナタ爪14a等よりなるロータリ刃14を回転さ
せて耕耘を行わせるようにしてある。以上の構成
により油圧シリンダ101を作動せしめて、その
ピストンロツド101aを右方へ移動させた場合
はロータリカバ15、ロータリ刃14等が右方へ
移動し、またピストンロツド101aを左方へ移
動させた場合はロータリカバ15、ロータリ刃1
4等が左方へ移動し、且つ伝動軸102とをスプ
ライン嵌合したことにより、この左右への移動に
よつてもロータリ刃14への伝動が支障なく行わ
れるようにしてある。そしてこの油圧シリンダ1
01は後述するセンサ3,4の検知結果に基きピ
ストンロツド101aの進退及びその量が制御さ
れてロータリ1を横移動せしめる。なお尾輪2
6,26はロータリカバ15と一体的に移動せし
められるようになつている。また27は油圧シリ
ンダ101への圧油送給のためのフレキシブルパ
イプである。
本案機は右基準としてロータリ1の移動制御を
行うようになつており、ロータリカバ15の前縁
部の右端寄りの位置には前方に向けてアーム25
が突設されており、該アーム25の先端右側に
は、前記第2のセンサであるセンサ3のセンサボ
ツクス31が固着されている。センサボツクス3
1には、先端を機体右側後方に向けて凸状に張出
した弓形のセンサアーム32の基端が枢支されて
おり、またセンサアーム32の先端寄りの位置の
左側とアーム5の右側との相対向する位置間には
押しばね33が介設されていて、センサアーム3
2の先端を機体右方の適当な位置にまで付勢して
おり、センサアーム32に畦、障害物等が当接す
るとセンサアーム32は左方に回動する。センサ
ボツクス31内には、このセンサアーム32が所
定量左方へ回動した位置で動作するマイクロスイ
ツチ8(第4図参照)が収納されていて、このマ
イクロスイツチ8が動作する位置はロータリ1の
右側面より稍々右方の前方となつている。
行うようになつており、ロータリカバ15の前縁
部の右端寄りの位置には前方に向けてアーム25
が突設されており、該アーム25の先端右側に
は、前記第2のセンサであるセンサ3のセンサボ
ツクス31が固着されている。センサボツクス3
1には、先端を機体右側後方に向けて凸状に張出
した弓形のセンサアーム32の基端が枢支されて
おり、またセンサアーム32の先端寄りの位置の
左側とアーム5の右側との相対向する位置間には
押しばね33が介設されていて、センサアーム3
2の先端を機体右方の適当な位置にまで付勢して
おり、センサアーム32に畦、障害物等が当接す
るとセンサアーム32は左方に回動する。センサ
ボツクス31内には、このセンサアーム32が所
定量左方へ回動した位置で動作するマイクロスイ
ツチ8(第4図参照)が収納されていて、このマ
イクロスイツチ8が動作する位置はロータリ1の
右側面より稍々右方の前方となつている。
ロータリカバ15の右側外側面には、前記第1
のセンサであるセンサ4のボツクス41が固着さ
れており、該センサボツクス41には前述したセ
ンサ3のセンサアーム32と同様のセンサアーム
42が枢支されている。即ち、先端を機体右側後
方に向けて凸状に張出した弓形のセンサアーム4
2の基端がセンサボツクス41に枢支されてい
る。センサアーム42の先端寄りの位置の左側と
ロータリカバ15の右側の相対向する位置間には
押ばね43が介設されていて、センサアーム42
の先端を機体右方の適当な位置にまで付勢してお
り、センサアーム42に畦等が摺接するとセンサ
アーム42先端は左方に回動する。センサボツク
ス41内には、このセンサアーム42の先端が所
定量左方へ回動した位置で動作するマイクロスイ
ツチ9(第4図参照)が収納されている。
のセンサであるセンサ4のボツクス41が固着さ
れており、該センサボツクス41には前述したセ
ンサ3のセンサアーム32と同様のセンサアーム
42が枢支されている。即ち、先端を機体右側後
方に向けて凸状に張出した弓形のセンサアーム4
2の基端がセンサボツクス41に枢支されてい
る。センサアーム42の先端寄りの位置の左側と
ロータリカバ15の右側の相対向する位置間には
押ばね43が介設されていて、センサアーム42
の先端を機体右方の適当な位置にまで付勢してお
り、センサアーム42に畦等が摺接するとセンサ
アーム42先端は左方に回動する。センサボツク
ス41内には、このセンサアーム42の先端が所
定量左方へ回動した位置で動作するマイクロスイ
ツチ9(第4図参照)が収納されている。
従つて前方のセンサ3の検知域は、後方のセン
サ4の検知域の前方であつてロータリ中心寄り
(左方)となつている。
サ4の検知域の前方であつてロータリ中心寄り
(左方)となつている。
第3図は本案機の油圧回路図である。油圧シリ
ンダ101とポンプPとの間には電磁弁Vが介装
されている。電磁弁Vは4ポート3位置切換型の
方向制御弁であり、そのソレノイドSr(又はSl)
が励磁された図示の(又は)の位置において
は、油圧ポンプPからの圧油は油圧シリンダ10
1の左側(又は右側)油室に供給されると共に、
右側(又は左側)油室の圧油はタンクに還流され
てピストンロツド101aは右方(又は左方)に
移動する。また両ソレノイドSr,Slが消磁された
図示の中立位置においては、油圧ポンプPからの
圧油はタンクに還流されると共にシリンダ101
の両油室は封じられて、ロータリ1は電磁弁Vが
切換つた時点における位置を保持する。
ンダ101とポンプPとの間には電磁弁Vが介装
されている。電磁弁Vは4ポート3位置切換型の
方向制御弁であり、そのソレノイドSr(又はSl)
が励磁された図示の(又は)の位置において
は、油圧ポンプPからの圧油は油圧シリンダ10
1の左側(又は右側)油室に供給されると共に、
右側(又は左側)油室の圧油はタンクに還流され
てピストンロツド101aは右方(又は左方)に
移動する。また両ソレノイドSr,Slが消磁された
図示の中立位置においては、油圧ポンプPからの
圧油はタンクに還流されると共にシリンダ101
の両油室は封じられて、ロータリ1は電磁弁Vが
切換つた時点における位置を保持する。
第4図は本案機の電気回路図である。負極をボ
デイアースされたバツテリ5の正極には自動−手
動切換操作用のスイツチ6の共通端子61が接続
されている。スイツチ6の切換側は3つの端子6
2,63,64を備え、手動操作時に共通端子6
1と接続される手動端子62は手動操作用のスイ
ツチ7の共通端子71に接続され、停止時に接続
されるオフ端子63は空端子となつている。さら
にセンサ3,4による自動制御時に接続される自
動端子64は、前方に位置するセンサ3のセンサ
ボツクス31に設けられた常開接点8aを介して
電磁弁VのソレノイドSlに接続されると共に、マ
イクロスイツチ8の常閉接点8b、後方に位置す
る操向センサ4のセンサボツクス41に設けられ
たマイクロスイツチ9の常閉接点9bを経て電磁
弁VのソレノイドSrに接続されている。手動操
作用のスイツチ7の切換側は、3つの端子72,
73,74を有し、端子72は電磁弁のソレノイ
ドSlへ接続され、端子73は空端子となり、さら
に端子74は電磁弁VのソレノイドSrへ接続さ
れている。
デイアースされたバツテリ5の正極には自動−手
動切換操作用のスイツチ6の共通端子61が接続
されている。スイツチ6の切換側は3つの端子6
2,63,64を備え、手動操作時に共通端子6
1と接続される手動端子62は手動操作用のスイ
ツチ7の共通端子71に接続され、停止時に接続
されるオフ端子63は空端子となつている。さら
にセンサ3,4による自動制御時に接続される自
動端子64は、前方に位置するセンサ3のセンサ
ボツクス31に設けられた常開接点8aを介して
電磁弁VのソレノイドSlに接続されると共に、マ
イクロスイツチ8の常閉接点8b、後方に位置す
る操向センサ4のセンサボツクス41に設けられ
たマイクロスイツチ9の常閉接点9bを経て電磁
弁VのソレノイドSrに接続されている。手動操
作用のスイツチ7の切換側は、3つの端子72,
73,74を有し、端子72は電磁弁のソレノイ
ドSlへ接続され、端子73は空端子となり、さら
に端子74は電磁弁VのソレノイドSrへ接続さ
れている。
従つて、スイツチ6を操作して端子61と端子
64を接続した自動制御時には、前方に位置する
マイクロスイツチ8がオンして常開接点8aが閉
路するとソレノイドSlが励磁され、この場合マイ
クロスイツチ8の常閉接点8bが開路してソレノ
イドSrは励磁されず、また前方及び後方に位置
するマイクロスイツチ8及び9がオフするとマイ
クロスイツチ8の常開接点8aが開路、常閉接点
8bが閉路、マイクロスイツチ9の常閉接点9b
が閉路してソレノイドSlが消磁、ソレノイドSrが
励磁される。またスイツチ6を操作して端子61
と62を接続した手動制御時には、スイツチ7の
切換操作により、即ち端子71と72又は71と
74とを接続することによりソレノイドSl又はSr
が直接励磁される。
64を接続した自動制御時には、前方に位置する
マイクロスイツチ8がオンして常開接点8aが閉
路するとソレノイドSlが励磁され、この場合マイ
クロスイツチ8の常閉接点8bが開路してソレノ
イドSrは励磁されず、また前方及び後方に位置
するマイクロスイツチ8及び9がオフするとマイ
クロスイツチ8の常開接点8aが開路、常閉接点
8bが閉路、マイクロスイツチ9の常閉接点9b
が閉路してソレノイドSlが消磁、ソレノイドSrが
励磁される。またスイツチ6を操作して端子61
と62を接続した手動制御時には、スイツチ7の
切換操作により、即ち端子71と72又は71と
74とを接続することによりソレノイドSl又はSr
が直接励磁される。
叙上の如く構成された本案機によりロータリ耕
耘を行う場合は、畦際までの耕耘が自動的に行え
る。即ち耕耘に際して本案機を畦際に寄せて後方
に位置するセンサ4のセンサアーム42が畦に当
接するようにし、スイツチ6の端子61と64を
接続させる。この場合、ロータリ1が畦より離隔
すると、前方及び後方に位置するセンサアーム3
2及び42が機体外側方(右方)に回動して両マ
イクロスイツチ8及び9がオフとなり、その常閉
接点8b及び9bが閉路して電磁弁Vのソレノイ
ドSrが励磁される。これにより油圧シリンダ1
01のピストンロツド101aが右方に移動して
ロータリ1を右方に移動させる。そしてロータリ
1が移動して、後方に位置するセンサアーム42
が畦に当接して機体内側方(左方)に回動する
と、マイクロスイツチ9がオンしてその常閉接点
9bが開路し、ソレノイドSrが消磁してロータ
リ1の移動は停止する。従つてロータリ1は、後
方に位置するセンサアーム42が畦に当接してマ
イクロスイツチ9がオンするまで移動し、換言す
ればこのマイクロスイツチ9が常にオンするよう
にロータリ1は畦に倣つて移動する。
耘を行う場合は、畦際までの耕耘が自動的に行え
る。即ち耕耘に際して本案機を畦際に寄せて後方
に位置するセンサ4のセンサアーム42が畦に当
接するようにし、スイツチ6の端子61と64を
接続させる。この場合、ロータリ1が畦より離隔
すると、前方及び後方に位置するセンサアーム3
2及び42が機体外側方(右方)に回動して両マ
イクロスイツチ8及び9がオフとなり、その常閉
接点8b及び9bが閉路して電磁弁Vのソレノイ
ドSrが励磁される。これにより油圧シリンダ1
01のピストンロツド101aが右方に移動して
ロータリ1を右方に移動させる。そしてロータリ
1が移動して、後方に位置するセンサアーム42
が畦に当接して機体内側方(左方)に回動する
と、マイクロスイツチ9がオンしてその常閉接点
9bが開路し、ソレノイドSrが消磁してロータ
リ1の移動は停止する。従つてロータリ1は、後
方に位置するセンサアーム42が畦に当接してマ
イクロスイツチ9がオンするまで移動し、換言す
ればこのマイクロスイツチ9が常にオンするよう
にロータリ1は畦に倣つて移動する。
而して、ロータリ1が畦に接近しすぎたり、畦
際に障害物が存在すると、前方に位置するセンサ
3のセンサアーム32が畦等に当接して機体内側
方(左方)に回動し、マイクロスイツチ8がオン
する。これによりその常開接点8aが閉路して電
磁弁VのソレノイドSlが励磁され、油圧シリンダ
101のピストンロツド101aが左方に移動
し、ロータリ1は左方に移動する。そして、ロー
タリ1の移動はセンサアーム32が右方に回動し
てマイクロスイツチ8がオフするまで継続する。
この場合、マイクロスイツチ8がオンすると、そ
の常閉接点8bも開路するため、ソレノイドSr
は確実に消磁され、例えばロータリ1が畦より離
隔してマイクロスイツチ9がオンしてソレノイド
Srが励磁されていて、ロータリ1が右方に移動
している状態で、畦際に障害物等が存在するよう
な場合にも、該障害物等にセンサアーム32が当
接してマイクロスイツチ8がオンし、ソレノイド
Srが消磁されるとともにソレノイドSlが励磁され
てロータリ1は左方に移動し、障害物等に接触す
ることはない。
際に障害物が存在すると、前方に位置するセンサ
3のセンサアーム32が畦等に当接して機体内側
方(左方)に回動し、マイクロスイツチ8がオン
する。これによりその常開接点8aが閉路して電
磁弁VのソレノイドSlが励磁され、油圧シリンダ
101のピストンロツド101aが左方に移動
し、ロータリ1は左方に移動する。そして、ロー
タリ1の移動はセンサアーム32が右方に回動し
てマイクロスイツチ8がオフするまで継続する。
この場合、マイクロスイツチ8がオンすると、そ
の常閉接点8bも開路するため、ソレノイドSr
は確実に消磁され、例えばロータリ1が畦より離
隔してマイクロスイツチ9がオンしてソレノイド
Srが励磁されていて、ロータリ1が右方に移動
している状態で、畦際に障害物等が存在するよう
な場合にも、該障害物等にセンサアーム32が当
接してマイクロスイツチ8がオンし、ソレノイド
Srが消磁されるとともにソレノイドSlが励磁され
てロータリ1は左方に移動し、障害物等に接触す
ることはない。
このように本考案による場合は、前方に位置す
るセンサ3の検知域は後方に位置するセンサ4の
検知域より前方であつてロータリ1中心寄りにな
つているので、ロータリ1に近い位置にある障害
物等を早く検出することになり、また前方に位置
するセンサ3の検出結果が優先することになり、
障害物等を確実によけることが可能となつてロー
タリ1の破損、ビニルハウスの破損が防止できる
と共に畦、ビニルハウス等の際までの耕耘が可能
となる。
るセンサ3の検知域は後方に位置するセンサ4の
検知域より前方であつてロータリ1中心寄りにな
つているので、ロータリ1に近い位置にある障害
物等を早く検出することになり、また前方に位置
するセンサ3の検出結果が優先することになり、
障害物等を確実によけることが可能となつてロー
タリ1の破損、ビニルハウスの破損が防止できる
と共に畦、ビニルハウス等の際までの耕耘が可能
となる。
また本考案のトラクタではロータリ、ビニルハ
ウスの保護の観点から第2のセンサ3のマイクロ
スイツチ8の動作位置を設定し、本来の耕耘位置
制御の観点から第1のセンサ4のマイクロスイツ
チ9の動作位置を設定することができるので、他
方に影響されることなく自由にこれら各動作位置
を設定できる利点があるということができる。な
お両動作位置の間が不感帯となるが、不感帯に注
目すると、その設定は第2のセンサ4の動作位置
によつて自由に行える。しかも第2のセンサが前
側に位置するので、ロータリ前方の障害物を速や
かに検出してロータリを移動させ得、損傷を未然
に防止できる。
ウスの保護の観点から第2のセンサ3のマイクロ
スイツチ8の動作位置を設定し、本来の耕耘位置
制御の観点から第1のセンサ4のマイクロスイツ
チ9の動作位置を設定することができるので、他
方に影響されることなく自由にこれら各動作位置
を設定できる利点があるということができる。な
お両動作位置の間が不感帯となるが、不感帯に注
目すると、その設定は第2のセンサ4の動作位置
によつて自由に行える。しかも第2のセンサが前
側に位置するので、ロータリ前方の障害物を速や
かに検出してロータリを移動させ得、損傷を未然
に防止できる。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本案機の略示左側面図、第2図はその要部を
略示する平面図、第3図は本案機の要部油圧回路
図、第4図は本案機の電気回路図である。 A……トラクタ本体、1……ロータリ、3,4
……センサ、6,7……スイツチ、8,9……マ
イクロスイツチ、15……ロータリカバ、18…
…支持軸、32,42……センサアーム、101
……油圧シリンダ、101a……ピストンロツ
ド、V……電磁弁、Sl,Sr……ソレノイド。
図は本案機の略示左側面図、第2図はその要部を
略示する平面図、第3図は本案機の要部油圧回路
図、第4図は本案機の電気回路図である。 A……トラクタ本体、1……ロータリ、3,4
……センサ、6,7……スイツチ、8,9……マ
イクロスイツチ、15……ロータリカバ、18…
…支持軸、32,42……センサアーム、101
……油圧シリンダ、101a……ピストンロツ
ド、V……電磁弁、Sl,Sr……ソレノイド。
Claims (1)
- トラクタ本体に、油圧装置によりトラクタ本体
に対して左右方向に移動可能としたロータリを連
結してなるトラクタにおいて、いずれも畦に摺接
してロータリから畦までの距離を検出する第1の
センサ及び第1のセンサの検知域より前方であつ
て、ロータリ中心寄りの領域を検知域とする第2
のセンサをロータリに設けてあり、第1のセンサ
が検出した距離が所定値以上である場合に畦へ接
近させ、第2のセンサが検出した距離が所定値以
下である場合に第1のセンサの検出距離に拘ら
ず、畦から離反されるべくロータリを移動制御す
るように構成したことを特徴とするトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18986881U JPS5894310U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18986881U JPS5894310U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5894310U JPS5894310U (ja) | 1983-06-27 |
JPS643289Y2 true JPS643289Y2 (ja) | 1989-01-27 |
Family
ID=30103593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18986881U Granted JPS5894310U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5894310U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6233527Y2 (ja) * | 1980-01-18 | 1987-08-27 |
-
1981
- 1981-12-19 JP JP18986881U patent/JPS5894310U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5894310U (ja) | 1983-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4373603A (en) | Automatic crab steering | |
JP2007060982A (ja) | 作業車両の自動操縦装置 | |
JPH09109909A (ja) | 作業車の転舵装置 | |
JPS643289Y2 (ja) | ||
JP2585893Y2 (ja) | 作業用走行車の自動操向制御装置 | |
JPH0733973Y2 (ja) | トラクタ等移動農機におけるステアリング装置 | |
JP3651194B2 (ja) | 作業車両のトレッド変更制御装置 | |
JP3533575B2 (ja) | 作業車 | |
JP3430476B2 (ja) | 作業車 | |
JPH0367501A (ja) | 作業車の昇降制御装置 | |
JPH0153003B2 (ja) | ||
JPS6227047Y2 (ja) | ||
JPH0737451Y2 (ja) | 農業用トラクタにおける電磁油圧制御弁のリカバリ−装置 | |
JP3118856B2 (ja) | 動力車輌における操舵装置 | |
JPH085901Y2 (ja) | 自走式昇降作業台の操向切換装置 | |
JP3882289B2 (ja) | 作業機のオフセット制御装置 | |
JP3469323B2 (ja) | 移動農機における旋回装置 | |
JP2005143415A (ja) | オフセット作業機 | |
JP2534968Y2 (ja) | トラクター牽引作業機の車輪舵取り装置 | |
JPH0730419Y2 (ja) | 移動農機の回向装置 | |
JPH07101351A (ja) | 作業用走行車両の操舵制御装置 | |
JP4145247B2 (ja) | 作業機 | |
JPH0548083B2 (ja) | ||
JPH03217377A (ja) | 動力車両に於ける四輪操舵装置 | |
JPH0555807U (ja) | コンバインの操向制御装置 |