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JPS641884B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS641884B2
JPS641884B2 JP5274579A JP5274579A JPS641884B2 JP S641884 B2 JPS641884 B2 JP S641884B2 JP 5274579 A JP5274579 A JP 5274579A JP 5274579 A JP5274579 A JP 5274579A JP S641884 B2 JPS641884 B2 JP S641884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
copper
wire
oxidizing
oxidation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5274579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55144614A (en
Inventor
Masataka Mochizuki
Michio Takaoka
Tsuneaki Motai
Seiichiro Seki
Shotaro Yoshida
Kazuo Watanabe
Shoichi Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Cable Works Ltd
Original Assignee
Fujikura Cable Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Cable Works Ltd filed Critical Fujikura Cable Works Ltd
Priority to JP5274579A priority Critical patent/JPS55144614A/ja
Publication of JPS55144614A publication Critical patent/JPS55144614A/ja
Publication of JPS641884B2 publication Critical patent/JPS641884B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電力ケーブルの素線絶縁に於て有効に
使用し得るケーブル心線に関するものである。
(従来の技術)(発明が解決すべき課題) 近時送電々圧の上昇とともに電力ケーブル用導
体も大サイズ化して2000mm2以上のものが使用され
るようになつてきている。
このような導体の大サイズ化傾向は、導体交流
実効抵抗の直流抵抗に対する増加率が益々大きく
なり、その低減が強く要求されているが、その対
策の一つとして、各素線に絶縁皮膜を施す方法が
考えられている。
ところで我々は各素線を酸化第二銅皮膜で被覆
した素線絶縁導体が交流抵抗の低減に効果のある
ことを見出した(特開昭54−153288号・特公昭60
−57165号)が、酸化第二銅皮膜の効率的な形成
方法についてはこれから解決すべき課題である。
例えば銅線表面の酸化には液体酸化、空気酸化
など種々の方法が考えられるが設備費がかから
ず、品質のよい酸化皮膜を形成するための確定的
な方法は得られていない。
又これまでの追求の多くはより線前の単線の銅
線の表面酸化であつて、より線にしたものの処理
については十分な検討がなされていない。
例えば上記特開昭54−153288号に記載のものは
銅素線の単線を酸化するために300℃以上に加熱
して表面に酸化第二銅皮膜を形成させるか、銅素
線を次亜塩素酸ナトリウムとカセイソーダの酸化
剤混合液に浸漬させるなどして、表面に酸化皮膜
を形成させる方法が記載されているが、銅より線
を一度に内部まで酸化する方法については記載が
ない。
特開昭61−93508号、特開昭61−93509号、も同
様である。
特公昭49−36520号にはNb−Ti、Nb−Zr、
Nb3Sn、V3Gaの如き超電導材料に銅を被覆した
超電導体の外側表面に酸化処理を施して酸化第二
銅皮膜とすることの記載があるが、本願のように
通常の電力ケーブルの銅より線を酸化するのとは
目的も構成も効果も異なる。
又、特公昭50−40708号は架空被覆電線におけ
る応力腐食割れを防止するために焼鈍し、より線
加工した導体又は伸線後機械的に応力緩和より線
加工した導体を化学処理液中に浸漬し表面に酸化
第二銅皮膜を形成することが記載されているが、
本発明とは目的も構成も異なり又、酸化第二銅皮
膜はより線の各素線を一本づつ被覆するのではな
しにより線最外層の表面のみ蔽えばよいものであ
る。
従つていずれも本発明とは目的を異にし、その
具体的手段が相違するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の概要はケーブル心線を構成する製造ラ
インとして焼鈍ラインに着目し、これと酸化浴と
を連続して配置し、ケーブル心線を構成する銅よ
り線を焼鈍後直ちに酸化して各素線に酸化第二銅
皮膜を形成するようにした酸化皮膜の形成方法で
ある。
(作用) 本発明によればケーブル心線を構成する素線の
1条づつを酸化処理することなしにより線となつ
た心線を一挙に酸化するので、作業能率がよく、
かつ焼鈍直後の銅線の表面が高温状態で酸化され
るので酸化反応が早く、従つて低コストで品質の
よい製品を提供することができる。
(実施例) 実施例 1 第1図に見るように、銅より線20を送出しド
ラム10から送出し、通電加熱式焼鈍装置14に
導き、ここで焼鈍して酸化浴そう16内に導く、
なおこの例では冷却水槽も兼ねている。
ここで酸化浴そう16は例えば亜塩素酸ナトリ
ウムの1〜30%水溶液とすることができる。
この酸化浴そう中で酸化された銅より線20は
巻取りドラム18に巻取られる。
上記に於て通電加熱装置14内では、およそ銅
より線20を水蒸気雰囲気中で500〜800℃に加熱
し、焼鈍されるが、ここでは銅より線は酸化され
ない。
しかし焼鈍直後の銅より線20が酸化浴そう1
6に導かれるので、銅より線が高温状態で酸化剤
と接触し直ちに酸化反応が起り、水溶液状態の酸
化剤がより線内部まで浸透するのと相俟つて、内
部の素線表面まで酸化することができる。
ここに素線表面に生成する酸化第二銅皮膜は1
〜10μm程度で、剥離のおそれなく強固に密着し
ている。又、銅より線はこの浴そうが冷却をかね
ている場合には別に冷却水を用いなくても冷却さ
れる。
この酸化浴そうで酸化第二銅皮膜を形成された
銅より線は巻取りドラムに巻取られる。
実施例 2 第2図は実施例1の通電加熱装置14に代えて
通常の焼鈍炉22を用いた場合を示し、銅より線
は各素線表面に酸化第二銅皮膜が形成された。
実施例 3 第3図は銅線を複数のドラムより送り出しより
線するより線装置24と焼鈍用の通電加熱装置1
4とをタンデムラインにした方法の概畧を示し、
酸化浴そう16に導くと高温の銅より線20は酸
化液に触れてこれが沸騰し、ガス状になつてより
線内部の隙間まで入りこみ、各素線の全表面に酸
化第二銅皮膜が形成される。
なお酸化浴そう16は第1図〜第3図のような
直線状のものに代えて、第4図のように銅より線
20を屈曲させるときは、素線間の隙間が広が
り、酸化液が銅より線の内部にまで入り易くな
り、より効果的に酸化皮膜を形成することができ
る。
なお前記各実施例では示さなかつたが、酸化浴
そうの次に水洗そう及び乾燥装置を付したり、酸
化処理手段の次にケーブル絶縁体の押出装置を設
け、酸化と押出被覆をタンデムに行なうことによ
り更に能率的に電力ケーブルを製造することがで
きる。
なお又、銅より線表面に酸化皮膜が形成される
ことによつて絶縁体を構成するプラスチツクとの
密着性が増大し、ケーブルの電気特性を向上する
ことができる。
(発明の効果) 本発明によれば、焼鈍直後の高温の銅より線を
酸化浴そうに導入するので酸化反応は極めて効果
的に行なわれ、より線の内部まで酸化液が浸透し
易く、銅より線を形成している各素線の表面がむ
らなく酸化第二銅皮膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例を示す概畧説
明図、第4図は本発明に於て焼鈍酸化段階の他の
例を示す概畧説明図である。 10……送出しリール、14……通電加熱装
置、16……酸化浴そう、18……引取りリー
ル、20……銅より線、22……焼鈍炉、24…
…より線機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーブル心線を構成する銅より線を焼鈍後直
    ちに酸化浴中を通過せしめてその各素線表面に酸
    化第二銅皮膜を形成せしめることを特徴とする銅
    より線の酸化皮膜形成方法。 2 酸化浴が冷却水中に酸化剤を溶解したものか
    らなる特許請求の範囲第1項記載の銅より線の酸
    化皮膜形成方法。
JP5274579A 1979-04-28 1979-04-28 Method of manufacturing insulating coating Granted JPS55144614A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274579A JPS55144614A (en) 1979-04-28 1979-04-28 Method of manufacturing insulating coating

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274579A JPS55144614A (en) 1979-04-28 1979-04-28 Method of manufacturing insulating coating

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55144614A JPS55144614A (en) 1980-11-11
JPS641884B2 true JPS641884B2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=12923448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5274579A Granted JPS55144614A (en) 1979-04-28 1979-04-28 Method of manufacturing insulating coating

Country Status (1)

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JP (1) JPS55144614A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58194209A (ja) * 1982-05-08 1983-11-12 三菱電機株式会社 銅又は銅合金からなる絶縁導体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55144614A (en) 1980-11-11

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