JPS594730Y2 - 気液分離器 - Google Patents
気液分離器Info
- Publication number
- JPS594730Y2 JPS594730Y2 JP2094779U JP2094779U JPS594730Y2 JP S594730 Y2 JPS594730 Y2 JP S594730Y2 JP 2094779 U JP2094779 U JP 2094779U JP 2094779 U JP2094779 U JP 2094779U JP S594730 Y2 JPS594730 Y2 JP S594730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- packet
- liquid
- main body
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は気液分離器に関し、さらに詳しくは、本体の内
部に設置した、底部に傾斜板を有するパケットの作用に
より、気液二相流を気体と液体とに分離する気液分離器
に関する。
部に設置した、底部に傾斜板を有するパケットの作用に
より、気液二相流を気体と液体とに分離する気液分離器
に関する。
従来のこの種気液分離器の例を第1図に示す。
円筒型で上下が閉塞された本体1には流入口2と流出口
3とを設けてあり、この本体1の内部に、円筒型であっ
て上方が開放された入口4と、底部に傾斜板5とを有す
るパケット6を設置しである。
3とを設けてあり、この本体1の内部に、円筒型であっ
て上方が開放された入口4と、底部に傾斜板5とを有す
るパケット6を設置しである。
流入口2はパケット6の傾斜板5に対向する位置に設け
られ、他方、流出口3はパケット4内から、本体1を貫
通して本体1外部へ延設されている。
られ、他方、流出口3はパケット4内から、本体1を貫
通して本体1外部へ延設されている。
以上の構成からなるパケット式気液分離器において、流
入口2から本体1内へ導入された気液二相流は、パケッ
ト6の傾斜板5に突き当たった後、上向き流れとなり、
本体1の内側面とパケット6の外側面との間に形成され
た環状通路7を通って上昇し、入口4からパケット6内
に流入する。
入口2から本体1内へ導入された気液二相流は、パケッ
ト6の傾斜板5に突き当たった後、上向き流れとなり、
本体1の内側面とパケット6の外側面との間に形成され
た環状通路7を通って上昇し、入口4からパケット6内
に流入する。
このとき比重の小さな上昇し易い気体はパケット6内に
流入せず、上昇し続け、液体から分離され、液体のみが
流出口3を通って外部へ排出される。
流入せず、上昇し続け、液体から分離され、液体のみが
流出口3を通って外部へ排出される。
他方、分離された気体は上昇して本体1の内部上方の空
間8へ集められる。
間8へ集められる。
この空間8の体積が大きくなり、液面の降下につれてフ
ロート9が降下すると、フロート9と連動するバルブ1
0が開かれ、空間8内の気体は排出される。
ロート9が降下すると、フロート9と連動するバルブ1
0が開かれ、空間8内の気体は排出される。
空間8の気体量が少なくなるにつれて、液面が回復し、
フロート9は上昇してバルブ10が閉じられる。
フロート9は上昇してバルブ10が閉じられる。
以上の動作が繰り返されて、気液の分離が継続して行わ
れる。
れる。
以上の構成では、気液二相流に含まれる気泡を強制的に
大きくする機能はほとんどなく、流入して来る気液二相
流の流動形態、つまり、流入口2に連なる水平管内を気
体と液体とが上下二相に分かれて流動する波状流、気体
が液体中で大きなピストン状となって流動するピストン
流、気体が液体中で気泡となって流動する気泡流、気体
が液体中に一様に分散して流動する一様流のごとき流動
形態が、そのまま分離性能に大きく影響し、気泡流や一
様流のごとき微細な気泡はほとんど分離できなかった。
大きくする機能はほとんどなく、流入して来る気液二相
流の流動形態、つまり、流入口2に連なる水平管内を気
体と液体とが上下二相に分かれて流動する波状流、気体
が液体中で大きなピストン状となって流動するピストン
流、気体が液体中で気泡となって流動する気泡流、気体
が液体中に一様に分散して流動する一様流のごとき流動
形態が、そのまま分離性能に大きく影響し、気泡流や一
様流のごとき微細な気泡はほとんど分離できなかった。
また、環状通路7を上昇した気液二相流の流れは十分に
整流されず、流れが乱れているため、下降流となる流体
中に気体がまき込まれてしまうという欠点があった。
整流されず、流れが乱れているため、下降流となる流体
中に気体がまき込まれてしまうという欠点があった。
本考案は前記した従来型の問題点に鑑み、本体の内側面
とパケットの外側面との間に形成される環状の通路を多
数の直線状流体通路で画威し、これら流体通路により、
気泡を生長させるように構成したことを特徴とする。
とパケットの外側面との間に形成される環状の通路を多
数の直線状流体通路で画威し、これら流体通路により、
気泡を生長させるように構成したことを特徴とする。
以下具体例を図面に基づいて説明する。
本考案においては、第2図に示すように、環状の通路7
を多数の細管11で画成して直線状の流体通路とし、上
昇流れを整流するように構威しである。
を多数の細管11で画成して直線状の流体通路とし、上
昇流れを整流するように構威しである。
ここで直線状の流体通路とは、第3図に示すように、細
管11.11・・・・・・相互をその軸心に沿って互い
に固定する場合の外、パケット6と同心円状に多数の円
筒を配設し、これら円筒相互はパケット6の外側面から
半径方向に突設した1つまたは複数の支え部材により固
定する場合も含み、あるいは同心円状の円筒を配設し、
これら円筒の全長にわたる平板をパケット6の外側面か
ら半径方向へ等間隔で突設し、いわば平面形状がほは゛
格子状となるごとく形成する場合も含む意味である。
管11.11・・・・・・相互をその軸心に沿って互い
に固定する場合の外、パケット6と同心円状に多数の円
筒を配設し、これら円筒相互はパケット6の外側面から
半径方向に突設した1つまたは複数の支え部材により固
定する場合も含み、あるいは同心円状の円筒を配設し、
これら円筒の全長にわたる平板をパケット6の外側面か
ら半径方向へ等間隔で突設し、いわば平面形状がほは゛
格子状となるごとく形成する場合も含む意味である。
なお第3図の場合には、各細管11の径は極端に細すぎ
ると抵抗の増大をきたすので、lQmm以上にとる。
ると抵抗の増大をきたすので、lQmm以上にとる。
このような細管11.11・・・・・・の間に1或され
た空間12も流体の通路となっているが、これは10m
mより少ない間隔であってもよい。
た空間12も流体の通路となっているが、これは10m
mより少ない間隔であってもよい。
細管11゜11・・・・・・は、図示のように、内側か
ら外側へ位置するに従って、その上端11 aが同一の
水平面から遠方に位置するように、つまり外側の細管は
ど長くなるように形成すると、パケット6の入口4へ流
体が滑らかに流れ込む上に、整流効果がより大きくなる
ので好ましい。
ら外側へ位置するに従って、その上端11 aが同一の
水平面から遠方に位置するように、つまり外側の細管は
ど長くなるように形成すると、パケット6の入口4へ流
体が滑らかに流れ込む上に、整流効果がより大きくなる
ので好ましい。
また、細管11.11・・・・・・の下端11bは流入
口2よりわずかに上方に位置させ、同一水平面に配置す
る。
口2よりわずかに上方に位置させ、同一水平面に配置す
る。
なお図中15は安全弁、16はのぞき窓である。
前記のように、環状通路7を多数の直線状流体通路によ
って画成すると、この環状通路7内の有効断面積は小さ
くなす、シたがって流体の上昇速度はわずかに大きくな
るが、各細管11の流体の通路面積は小さいため整流作
用が大きく、気泡は結合し、生長することとなる。
って画成すると、この環状通路7内の有効断面積は小さ
くなす、シたがって流体の上昇速度はわずかに大きくな
るが、各細管11の流体の通路面積は小さいため整流作
用が大きく、気泡は結合し、生長することとなる。
このように気泡が大きく生長すると、上昇速度が大きく
なって分離し易いことは一般に知られているところであ
る。
なって分離し易いことは一般に知られているところであ
る。
本考案によれば、従来のパケット式気液分離器によって
は期待できない気泡の生長を、極めて簡単な構造によっ
て遠戚するものである。
は期待できない気泡の生長を、極めて簡単な構造によっ
て遠戚するものである。
また、整流作用によって、流れに乱れを起こさないので
、上昇する気泡を液体中に巻き込んでしまうということ
はない。
、上昇する気泡を液体中に巻き込んでしまうということ
はない。
本考案はその他の構成は、従来のパケット式気液分離器
と同じであっても全く支障ないが、本例においては、フ
ロート13は、第1図のフロート9とは異なる構成であ
る。
と同じであっても全く支障ないが、本例においては、フ
ロート13は、第1図のフロート9とは異なる構成であ
る。
フロート13の直径dは本体1の内径りの0.5〜0.
8倍程度の大きさとし、しかもこのフロート13には液
体中から上昇して来る気泡を通過させるための複数の孔
14を設けである。
8倍程度の大きさとし、しかもこのフロート13には液
体中から上昇して来る気泡を通過させるための複数の孔
14を設けである。
このように形成すると、本体1側に至るほど高くした細
管11との組み合わせにより、流体が滑らかにパケット
6内へ流れ込むようになる。
管11との組み合わせにより、流体が滑らかにパケット
6内へ流れ込むようになる。
従来の場合に、環状通路7から気液二相流が上向きに吹
き上げていたために、液体と気体との界面に大きな乱れ
を生じ、分離した気体が液体中に再度混入してしまうお
それがあった。
き上げていたために、液体と気体との界面に大きな乱れ
を生じ、分離した気体が液体中に再度混入してしまうお
それがあった。
そこでこれを防止するべく、液面をパケット6の入口4
よりも相当上方に保持するようにし、このため本体1そ
のものを大きく形成していたが、本例によれば、界面の
乱れは少ないので、本体1そのものの大きさを小さくで
きることとなる。
よりも相当上方に保持するようにし、このため本体1そ
のものを大きく形成していたが、本例によれば、界面の
乱れは少ないので、本体1そのものの大きさを小さくで
きることとなる。
第1図は従来のパケット式気液分離器の垂直断面図、第
2図は本考案気液分離器の垂直断面図、第3図は細管に
よって形成した流体通路の水平断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・流入口、3・・・
・・・流出口、5・・・・・・傾斜板、6・・・・・・
パケット、7・・・・・・環状通路、11・・・・・・
細管。
2図は本考案気液分離器の垂直断面図、第3図は細管に
よって形成した流体通路の水平断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・流入口、3・・・
・・・流出口、5・・・・・・傾斜板、6・・・・・・
パケット、7・・・・・・環状通路、11・・・・・・
細管。
Claims (1)
- 本体内部に設けられ、上方は開放され、底部は傾斜板で
閉塞されたパケットと、本体内への流入流体が前記傾斜
板に衝突するように本体側面に設けられた流入口と、パ
ケット内から本体を貫通して本体外へ延設された流出口
と、パケットと本体との間に設けられた多数の直線状流
体通路とからなる気液分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094779U JPS594730Y2 (ja) | 1979-02-20 | 1979-02-20 | 気液分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094779U JPS594730Y2 (ja) | 1979-02-20 | 1979-02-20 | 気液分離器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55122805U JPS55122805U (ja) | 1980-09-01 |
JPS594730Y2 true JPS594730Y2 (ja) | 1984-02-13 |
Family
ID=28852893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094779U Expired JPS594730Y2 (ja) | 1979-02-20 | 1979-02-20 | 気液分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594730Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-20 JP JP2094779U patent/JPS594730Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55122805U (ja) | 1980-09-01 |
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