JPS59196120A - スパイラルタツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスパイラルタップに関する。

従来のスパイラルタップの一例を第１図に基づいて説明
する。ｆＡ）ｆは食付き部、（Ｂ）は完全山部であって
、４・条のねじれ溝ｔｃ）を有し、スパイラル角（α）
は３５°である。また食付き角ψ）は１７°になってお
シ、食付き部囚の山数は２．５山である。したがって食
付き部（Ｎの切刃中１）〜■１０）は２゜５Ｘ４＝１０
となる。

上記構成のスパイラルタップによシ第２図およびｉ８３
図に示すごとく被加工物ｔＥ）に対しタッピングをおこ
なうと、各切刃（Ｄｌ）〜（Ｄｌｏ）が順番に切込んで
第４図に示すごとく、ねじ溝ｔＦ）が１０回にわたりて
切削され、第２図の如くその゛切削によって生じたーね
じれ溝当シ一本または二本の切屑（Ｇｌはスパイラル状
となってねじれ溝（Ｃ）内を上方へと流れていき、外部
へ排出される。ここで切屑ｔＧ）のピッチ（Ｏとスパイ
ラル角（α）とねじ山深さくＺ）との関係は第５図の如
く Ｚ＝ｌ−公α となる。

ところで従来のスパイラルタップにおいて最大の問題と
なっているのは、タッピング中に切屑（Ｇ）が完全山部
の切刃と被加工物との間にかみ込まれて、その切刃を欠
損させる事故がしばしばおこるということである。この
ため完全自動タッピング装置においても、切刃の欠損が
生じた場合にただちに機械を止めるため、作業員が常時
監視しておシ、省人化の大きなネックに々っていた。本
発明者が切刃の欠損箇所がどこに生じているかを統計を
とって調べてみると、第６図のようになった。

この第６図から明らかなように欠損切刃は７〜１０山目
の完全山部ｆＢｌに多く発生していることがわかりた。

その７〜ｌＯ山目と切屑（Ｇｌとの関係を調べてみると
、切屑向のピッチ（粉と７〜１０山日とが（１）式の関
係で一致するのがわかった。このことから、切屑（Ｇｌ
が発生して３６０°回転したところ、すなわち第５図の
（Ｉ（）で示す部分が切刃と被加工物ｆＥｌとの間にか
み込むものと想像される。

かかる刃先の欠損を解決するためには、完全山部ｆＢ）
の山数を少なくし、またスパイラル角（α）と食付き角
ψ）とを大きくとって第１１図のごとくタッグ軸中心に
対する切屑流出角（θ）を小さくして切屑（Ｇ）のピッ
チ（Ｉｌ）を大きくし、これによって切屑（Ｇ）の（６
）部分が第１１図に示すように完全山部（Ｂｌの終端部
（Ｂ′）から出てしまうようにすればよい。しかしスパ
イラル角（α）を大きくしていくと、各切刃（Ｄｌ）〜
（Ｄｌｏ）の被加工物ｔＥｌに対する接触面積が小さく
なっていき、各切刃（Ｄｌ）〜（Ｄｌｏ）の刃先に応力
集中が生じ、各切刃（Ｄｌ）〜（ＤＩＯ）が欠損しやす
くなる。したがってスパイラル角（α）を無制限に大き
くすることはできない。また食付き角ψ）についても、
従来の市販品では、各切刃（Ｄｌ）〜（Ｄｉｏ）の稜線
ｆＩ）が第７図に示すごとく大きな砥石（Ｊｌで一度に
研磨する関係から同一延長線上にあシ、このため食付き
角（ｐ）を大きくとると、食付き部（５）の山数が減少
してしまうものである。たとえば第８図に示すごとく食
付き部内の食付き角ψ）を２４°にして、その山数を１
．５山とし、ねじれ溝ｔｃ）の数を４条とすると、食付
き部内の切刃（Ｄｌ）〜（Ｄａ）の数は６となる。そし
てその切刃（ＤＩ）〜（Ｄａ）でタッピングをおこなう
と、第９図に示すごとく、ねじ溝（Ｐ）が６回にわたっ
て切削され、その切削量は食付き角ψ）が１７°の場合
に比べて大きくなシ、各切刃（ＤＩ）〜（Ｄａ）に大き
な負荷がかかつて刃先が早く摩耗したシ、欠損させられ
たシしやすいものである。したがって各切刃（Ｄｌ）〜
（Ｄｉｏ）の稜線−（Ｉ）が同一線にある形状において
食付き角Ｃ）を大きくとることは実！際上、不可能であ
る。さらに完全山部（Ｂｌの山数を少なくしすぎると、
タッピングのときの真直精度が悪くなったシ、また切刃
を研磨して再使用する回数、すなわち再研磨回数が少な
くなるためタップは比較的早く使用不可能となる。

したかつか完全山部ｆＢｌの山数をむやみに少なくする
ことはできない。

本発明はかかる事実に鑑みてなされたものであシ、その
特徴とするところは、食付き部の冬山の稜線を、後側１
の切刃はど前側の切刃の稜線の延長線よシもタップ中心
側に位置させたことにある。

かかる構成によれば、食付き角を大きくして切屑のピッ
チを大きくすることができるものであり、たとえば切屑
が発生して３６０°回転した部分カニ食付き角を大きく
することによシ、１１山付近にくるようになったならば
、タップの山数を１０にすることによって、上記のくい
込みやすい部分を完全１１１　ＦＪから出てしまうこと
ができ、これによって従来しばしば生じていた切屑のく
い込みによる切刃の欠損をなくすることができるもので
ある。まプヒ食付き角を大きくしても、食付き部の山数
を従来と口ｌじ程度にすることができるから、ねじ溝を
従来と同じ回数で切削することができ、食付き部の各切
刃の刃先が大きな負荷によって早く摩耗させられるとい
うことはない。

製下、本発明の一実施例を第１ｚ図および第１８図に基
づいて説明する。すなわち１食付き部内の各切刃（ＤＩ
）αのｌｏ）の稜線（Ｉ）を、後側の切刃（中６）〜■
８）および（Ｄ９）（ＤＩＯ）＞＞はど前側の切刃（中
１）〜（Ｄ４）および（Ｄｓ）〜（Ｄｓ）＞＞の稜線（
Ｉｌの延長線（Ｋｌ　ｆＬ＋よυもタッグ中心側に位置
させたことにある。

上記した構成であることから、食付き角０をたとえば２
４°にしても、食付き部（４）を２．５山で１０の切刃
ｃＤｌ）〜（Ｄｌｏ）にすることができる。

上記構成の作用を説明する。たとえば食付き角ψ）ヲ２
４°、食付％　１ｆｆ（Ａｌヲ２．５　山ｆｌＯ）＋２
刃（Ｄｉ）〜（Ｄｌ＆と踵スパイフル角（α）を８５°
、完全山部ＦＢ＋を７．５山とした場合において、タッ
ピングをおこなったところ、切屑ＩＧＩのピッチ（功が
従来よシ大きくなυ、切屑（Ｇ）が発生して３６０°回
転した部分が完全山部ｆＢｌから出ていくことが確認で
きた。

各切刃（Ｄｉ）〜ＩＴｈｏ）を再研磨する場合には、第
１３図に示すごとく、表面が階段状の砥石（Ｊ）を用い
る７５１、各切刃（Ｄｌ）〜（ＤＩＯ）ごとに・トさな
巾の砥石を用いて研磨すればよい。

以上述べたごとく本発明によれば、食付き角を大きくし
て切屑のピッチを大きくすることができるものであシ、
たとえば切屑が発生して３６００回転した部分が食付き
角を大きくすることによシ、１１山付近にぐるようにな
ったならば、タップの山数を１０にすることによって、
上記のくい込みやすい部分を完全山部から出てしまうこ
とができ、これによって従来しばしば生じていた切屑の
くい込みによる切刃の欠損をなくすることができるもの
である。また食付き角“ｋ大きく（−でも、＊　［、ｔ
き部の山数を従来と同じ程度にすることができることか
ら、ねじｔ荷を従来と同じ回数で切ｔ’ｉｌｌすること
ができ、食付ぎ部の各切刃の刃先が大きな負荷してよっ
て早く摩耗させられるというととはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の７パイラルタツプの正面図、第２図は同
タップによる切削’＋）Ｓ　態を示す要１４βの正面図
、第８図（イ）〜に）は同タップの食付き部の概Ｉ略図
、第４図はねじ溝切削手順を示す横断面図、第５図は切
屑の正面図、第６図は上記タップによる欠損山部のヒス
トグラム、第７図は同タップの再研磨状態を示す概略図
、第８図は食付き′角を大きくした場合の概略図、第９
図は同場合におけるねじ溝切削手順を示す横断面図であ
る。第１０図は理想的な状態を示す要部の正面図、第１
１図は同状態の正面図である。第１２図および第１８図
は本発明の一実施例を示し、第１ｚ図馨〉〜に）はスパ
イラルタップの食付き部の概略図、第１３図は同タップ
の再研磨状態を示す概略図である。 Ａ・−・食付き部、Ｂ・・一完全山部、Ｃ−・・ねじれ
溝、ＤＩ　””ＤＩＯ＝’切刃、Ｅ−・被加工物、Ｆ’
　、、、ねじ溝、Ｇ　、−切屑、Ｈ・・−切屑のくい込
みやすい部分、■・・・稜線、Ｊ・−・砥石、Ｋ、Ｌ−
・延長線、α・・・ヌバイラル角、β・・・食付き角、
β−・切屑ｔＧ）のピッチ、Ｚ・・・ねじ山深さ。 代理人　　　　森　　　本　　　義　　　私用１図 第２図 （イ２　　　　（す Ｅ　　　　　　　Ｅ 第７図 欠損山、＠ｆ）ヒ又ドブ°ヲム 第２図 二。 第１２図 第７３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　食付き部の各切刃の稜線を、後側の切刃はど前側
   の切刃の稜線の延長線よシもタップ中心側に位置させた
   ことを特徴とするスパイラルタップ。