JPS5913197B2 - 胆汁酸の測定法 - Google Patents
胆汁酸の測定法Info
- Publication number
- JPS5913197B2 JPS5913197B2 JP5157577A JP5157577A JPS5913197B2 JP S5913197 B2 JPS5913197 B2 JP S5913197B2 JP 5157577 A JP5157577 A JP 5157577A JP 5157577 A JP5157577 A JP 5157577A JP S5913197 B2 JPS5913197 B2 JP S5913197B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bile acids
- absorbance
- added
- acid
- nad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/26—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
- C12Q1/32—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving dehydrogenase
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は胆汁酸の測定法に関する。
さらに詳しくは、本発明は胆汁酸を含む試料を酸性にし
て処理し、ついで3α一 ・・イドロキシステロイド・
デハイドロゲナーゼ(以下3α−HSDと略す)、ジア
ホラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以
下NADと略す)、テトラゾリウム塩および塩基あるい
は緩衝剤を加え、試料をアルカリ性にし、生成する色素
化合物を吸光分析法により測定することを特徴とする胆
汁酸の測定法に関c する。従来、胆汁酸の測定法とし
ては、ガスクロマトグラフィーや酵素を使用して行なう
方法が知られている。
て処理し、ついで3α一 ・・イドロキシステロイド・
デハイドロゲナーゼ(以下3α−HSDと略す)、ジア
ホラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以
下NADと略す)、テトラゾリウム塩および塩基あるい
は緩衝剤を加え、試料をアルカリ性にし、生成する色素
化合物を吸光分析法により測定することを特徴とする胆
汁酸の測定法に関c する。従来、胆汁酸の測定法とし
ては、ガスクロマトグラフィーや酵素を使用して行なう
方法が知られている。
以下に、酵素を使用する方法について詳述する。
0 例えば、血清中の胆汁酸をアンパーライトXAD−
2を詰めたカラムで分離し、溶出液を蒸発乾固後、メタ
ノールで抽出する。
2を詰めたカラムで分離し、溶出液を蒸発乾固後、メタ
ノールで抽出する。
このメタノール抽出液に3α−HSD’を添加し、この
時、生成するコレステノンを螢光物質(例えばヒドラジ
ン・・イド15 レート)と反応させた後、螢光分析に
より定量する方法が知られている〔第22回日本臨床病
理学会総会抄録91頁(1975)〕。しかしながら、
該方法を用いて血清中の胆汁酸を定量する場合には血清
がlml以上必要でありかつ蒸発乾固、抽出90という
煩雑な操作が必要である等の欠点がある。更に、上記諸
欠点を改良した螢光分析法による胆汁酸の測定法が知ら
れている。〔臨床化学、第4巻、第3、4合併号、31
2〜318頁(1976)〕この改良方法によれば、血
清0.2ゴをまず高温25処理(例えば67℃、20分
間)する。冷却後、この液に3α−HSDジアホラーゼ
、NADおよびレザズリンをO、IM−トリス塩酸緩衝
液(pH9、O)に溶解した液を加える。そして該混合
液を室温処理(例えば20℃、40分間)したのち、3
0その処理液を螢光波長580nmで測定する方法であ
る。しかしながら、この改阜方法においても胆汁酸の回
収率はたかだか90%程度にすぎず、かつ胆汁酸を測定
する為に螢光物質を使用しているため、試料中の不純物
や用いる試薬により測定35上の妨害をうけやすく測定
値のバラツキも大きい。又、螢光分析器という複雑な機
器をも必要としている。本発明者らは、胆汁酸の回収率
を上げて分析精度もよくかつ測定用の螢光物質も必要と
せす、簡卑な機器を使用して胆汁酸の分析を行なうこと
を目的として種々検討した結果、胆汁酸を含有する生体
成分を酸性にして処理し、ついで3α−HS仄ジアホラ
ーゼ、NADlテトラゾリウム塩および塩基あるいは緩
衝剤を加えアルカリ性にし、生成する色素化合物を可視
部吸光分析法によジ測定するという胆汁酸の回収率の高
いかつ分析精度の良い方法を見出し本発明を完成した。
時、生成するコレステノンを螢光物質(例えばヒドラジ
ン・・イド15 レート)と反応させた後、螢光分析に
より定量する方法が知られている〔第22回日本臨床病
理学会総会抄録91頁(1975)〕。しかしながら、
該方法を用いて血清中の胆汁酸を定量する場合には血清
がlml以上必要でありかつ蒸発乾固、抽出90という
煩雑な操作が必要である等の欠点がある。更に、上記諸
欠点を改良した螢光分析法による胆汁酸の測定法が知ら
れている。〔臨床化学、第4巻、第3、4合併号、31
2〜318頁(1976)〕この改良方法によれば、血
清0.2ゴをまず高温25処理(例えば67℃、20分
間)する。冷却後、この液に3α−HSDジアホラーゼ
、NADおよびレザズリンをO、IM−トリス塩酸緩衝
液(pH9、O)に溶解した液を加える。そして該混合
液を室温処理(例えば20℃、40分間)したのち、3
0その処理液を螢光波長580nmで測定する方法であ
る。しかしながら、この改阜方法においても胆汁酸の回
収率はたかだか90%程度にすぎず、かつ胆汁酸を測定
する為に螢光物質を使用しているため、試料中の不純物
や用いる試薬により測定35上の妨害をうけやすく測定
値のバラツキも大きい。又、螢光分析器という複雑な機
器をも必要としている。本発明者らは、胆汁酸の回収率
を上げて分析精度もよくかつ測定用の螢光物質も必要と
せす、簡卑な機器を使用して胆汁酸の分析を行なうこと
を目的として種々検討した結果、胆汁酸を含有する生体
成分を酸性にして処理し、ついで3α−HS仄ジアホラ
ーゼ、NADlテトラゾリウム塩および塩基あるいは緩
衝剤を加えアルカリ性にし、生成する色素化合物を可視
部吸光分析法によジ測定するという胆汁酸の回収率の高
いかつ分析精度の良い方法を見出し本発明を完成した。
以}、本発明を詳細に説明する。
まず本発明の原理について述べる。
胆汁酸とNADとが、3α−HSDの存在下に反応する
ことによV)3−ケトステロイドと還元型NAD(以下
NADH2と略す)とが生成する。
ことによV)3−ケトステロイドと還元型NAD(以下
NADH2と略す)とが生成する。
ついで、この生成したNADH2とテトラゾリウム塩が
ジアホラーゼの存在下に反応することによりNADと色
素化合物とが生成する。胆汁酸1モルに対し1モルある
いは1/2モル生成するこの色素化合物の可視部(波長
400−ニ600nm)での吸光度を測定することによ
り対応する生体成分中の胆汁酸を定量することができる
。
ジアホラーゼの存在下に反応することによりNADと色
素化合物とが生成する。胆汁酸1モルに対し1モルある
いは1/2モル生成するこの色素化合物の可視部(波長
400−ニ600nm)での吸光度を測定することによ
り対応する生体成分中の胆汁酸を定量することができる
。
尚、胆汁酸とNADとの反応の際に、血中酵素(例えば
ラクチック・デハイドロゲナーゼ、マレ[■■・・イド
ロゲナーゼ等)がこの反応の妨害酵素となるので、これ
らの血中酵素を何んらかの処理によシ失活させておく必
要がある。
ラクチック・デハイドロゲナーゼ、マレ[■■・・イド
ロゲナーゼ等)がこの反応の妨害酵素となるので、これ
らの血中酵素を何んらかの処理によシ失活させておく必
要がある。
本発明においては、酸性で而中酵素を失活させるか、失
活した血中酵5素を、さらに酵素(例えば酸性プロテア
ーゼ、ペプチダーゼ等)で分解させる。本発明方法によ
ると、生体成分を酸性(PHO.l〜6.0)にし、熱
処理(温度20〜45℃、時間1〜30分間)する。
活した血中酵5素を、さらに酵素(例えば酸性プロテア
ーゼ、ペプチダーゼ等)で分解させる。本発明方法によ
ると、生体成分を酸性(PHO.l〜6.0)にし、熱
処理(温度20〜45℃、時間1〜30分間)する。
この処理により、生体成分5中の血中酵素は失活する。
さらに望ましくはこの処理時に、酸性で有効な酵素(例
えば酸性プロテアーゼ、ペプチダーゼ等を加えることに
より1生体成分中の失活した血中酵素をさらに分解させ
ておくことがよい。 4
上記熱処理された液に例えばジアホラーゼNAD、テト
ラゾリウム塩、界面活性剤および緩衝剤から成る発色試
薬液を加え、さらに熱処理(温度20〜50℃、時間1
〜30分間)する。
さらに望ましくはこの処理時に、酸性で有効な酵素(例
えば酸性プロテアーゼ、ペプチダーゼ等を加えることに
より1生体成分中の失活した血中酵素をさらに分解させ
ておくことがよい。 4
上記熱処理された液に例えばジアホラーゼNAD、テト
ラゾリウム塩、界面活性剤および緩衝剤から成る発色試
薬液を加え、さらに熱処理(温度20〜50℃、時間1
〜30分間)する。
この場合、固体の発色試薬に上記熱処理された液を加え
て溶解し、さらに熱処理してもよい。ついで、この混合
液に3α−HSDを加えたのちPHをアルカリ性(PH
7.5〜12.5)に調整する。無論、3α−HSDを
含有するアルカリ溶液を用いてもよい。その後、この液
の吸光度を波長400〜600nmで測定する。生体成
分中の胆汁酸の量は発色剤の分子吸光係数あるいは検量
線を用いて算出することができる。又、本発明において
発色試薬液に3α−HSDを一緒に混合して使用しても
よい。
て溶解し、さらに熱処理してもよい。ついで、この混合
液に3α−HSDを加えたのちPHをアルカリ性(PH
7.5〜12.5)に調整する。無論、3α−HSDを
含有するアルカリ溶液を用いてもよい。その後、この液
の吸光度を波長400〜600nmで測定する。生体成
分中の胆汁酸の量は発色剤の分子吸光係数あるいは検量
線を用いて算出することができる。又、本発明において
発色試薬液に3α−HSDを一緒に混合して使用しても
よい。
本発明で対象となる胆汁酸を含有する生体成分としては
例えば血清、尿、胆汁等が挙げられる。
例えば血清、尿、胆汁等が挙げられる。
もちろん対象となる試料としては胆汁酸を含むものであ
ればいずれでもよい。定量に際して用いられる生体成分
量としては、血情、尿で0.01〜1m11胆汁で0.
001〜0.1m1の範囲が好ましい。
ればいずれでもよい。定量に際して用いられる生体成分
量としては、血情、尿で0.01〜1m11胆汁で0.
001〜0.1m1の範囲が好ましい。
生体成分を酸性にする為に使用される酸としては、例え
ば塩酸、硫酸等の鉱酸あるいはクエン酸、リンゴ酸等の
有機酸等が挙げられる。
ば塩酸、硫酸等の鉱酸あるいはクエン酸、リンゴ酸等の
有機酸等が挙げられる。
発色試薬液に用いられるテトラゾリウム塩(発色剤)と
しては、例えば3−(p−ヨードフェニル)−2−(p
−ニトロフエニル)−5−フエニル一2H1テトラゾリ
ウム・クロライド(以下INTと略する)、3,35−
(3,35−ジメトキシ−4,4しビフエニレン)−ビ
ス〔2−(p−ニトロフエニル)−5−フエニル一2H
eテトラゾリウム・クロライド〕(以下NTBと略す)
等が挙げられる。
しては、例えば3−(p−ヨードフェニル)−2−(p
−ニトロフエニル)−5−フエニル一2H1テトラゾリ
ウム・クロライド(以下INTと略する)、3,35−
(3,35−ジメトキシ−4,4しビフエニレン)−ビ
ス〔2−(p−ニトロフエニル)−5−フエニル一2H
eテトラゾリウム・クロライド〕(以下NTBと略す)
等が挙げられる。
発色試薬液に用いられる界面活性剤としては例えばトリ
トンX−100(ロームアンドハウス社製)等が挙げら
れる。
トンX−100(ロームアンドハウス社製)等が挙げら
れる。
発色試薬液に用いられる緩衝液としては、例えばホウ酸
緩衝液、トリス緩衝液等が挙げられる。
緩衝液、トリス緩衝液等が挙げられる。
又、この発色試薬液を構成する各成分の濃度は次の通シ
である。ジアホラーゼの濃度としては0.11U〜10
万IU/tの範囲が好ましい。
である。ジアホラーゼの濃度としては0.11U〜10
万IU/tの範囲が好ましい。
NADの濃度としては0.1mM〜50mMの範囲が好
ましい。
ましい。
テトラゾリウム塩の濃度としては0.1n1M〜50m
Mの範囲が好ましい。
Mの範囲が好ましい。
界面活性剤の濃度としては0.001〜5%の範囲が好
ましい。
ましい。
3α−HSDの濃度としては、反応完丁時間により適宜
選択できるが例えば0.00011U〜1001u/t
の範囲が好ましい。
選択できるが例えば0.00011U〜1001u/t
の範囲が好ましい。
測定液をアルカリ性にする塩基としては例えば苛性ソー
ダ、苛性カリ等が挙げられる。
ダ、苛性カリ等が挙げられる。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 1
1試薬
発色試薬液:0.1Mホウ酸緩衝液(PH9.O)中に
次の4成分を下記の割合で含む。
次の4成分を下記の割合で含む。
ジアホラーゼ(ウオーシントン・バイオケミカル社製、
301U/ワ) 0.0055%@/v)NAD(協
和醗酵社製) 0.32%(w/v)INT(シグマ
社製) 0.026%(w/v)トリトンX(商品
名、ローム・ア,ンド・ハウス社製) 0.1%
(w/v)2操作 肝硬変患者の血晴0.2m1ずつ採取し、被験液とし、
それぞれに0.1N−HCtO.2mlと蒸留水0.3
m1を加えて3rCで10分間加温する。
301U/ワ) 0.0055%@/v)NAD(協
和醗酵社製) 0.32%(w/v)INT(シグマ
社製) 0.026%(w/v)トリトンX(商品
名、ローム・ア,ンド・ハウス社製) 0.1%
(w/v)2操作 肝硬変患者の血晴0.2m1ずつ採取し、被験液とし、
それぞれに0.1N−HCtO.2mlと蒸留水0.3
m1を加えて3rCで10分間加温する。
次いで、これら処理済被験液に上記発色試薬液2.0m
1を加えたのち、一方には0.1Mホウ酸緩衝液(PH
9.O)に溶解した3α−HSD(協和醗酵社製,0.
9841U/M9)〔0.1%(蹄4)〕0.3m1を
加えて検体とし、又、一方には蒸留水0.3m1を加え
ブランクとする。ついで37℃で15分間加渦したのち
ブランクを対照として500nmでの吸光度を測定し、
0.352を得た。血清中の胆汁酸の濃度は上記の吸光
度と発色剤1NTの500nmにおける分子吸光係数(
1.5×104)より算出され352μMであつた。
1を加えたのち、一方には0.1Mホウ酸緩衝液(PH
9.O)に溶解した3α−HSD(協和醗酵社製,0.
9841U/M9)〔0.1%(蹄4)〕0.3m1を
加えて検体とし、又、一方には蒸留水0.3m1を加え
ブランクとする。ついで37℃で15分間加渦したのち
ブランクを対照として500nmでの吸光度を測定し、
0.352を得た。血清中の胆汁酸の濃度は上記の吸光
度と発色剤1NTの500nmにおける分子吸光係数(
1.5×104)より算出され352μMであつた。
実施例 2
実施例1において肝硬変患者の血清0.2m1の代わり
に同じ肝硬変患者の血清10m1に標準物質のグリココ
ール酸(C26H43NO6・1.5He0ツM7二4
93)0.493η(濃度100μM)を加えたものか
ら検体およびブランクとしてそれぞれ0.2m1ずつ採
取した他は実施例1の操作と同様の操作を行ない吸光度
として0.447の値を得た。
に同じ肝硬変患者の血清10m1に標準物質のグリココ
ール酸(C26H43NO6・1.5He0ツM7二4
93)0.493η(濃度100μM)を加えたものか
ら検体およびブランクとしてそれぞれ0.2m1ずつ採
取した他は実施例1の操作と同様の操作を行ない吸光度
として0.447の値を得た。
したがつてグリココール酸による吸光度の上昇分は検体
に一定の標品を添加した時の吸光度(本実施例によつて
得られた値)と検体に標品未添加の時の吸光度(実施例
1によつて得られた値)とΩ差(即ち0.447−0.
352)より0.095として算出された。したがつて
検出されたグルココール酸の濃度は95μMである。よ
つてグリココール酸の回収率は次の様になる。グリココ
ール酸の回収率 実施例 3 1試薬 発色試薬液:0.1Mホウ酸緩衝液(PH9.O)中に
次の5成分を下記の割合で含む。
に一定の標品を添加した時の吸光度(本実施例によつて
得られた値)と検体に標品未添加の時の吸光度(実施例
1によつて得られた値)とΩ差(即ち0.447−0.
352)より0.095として算出された。したがつて
検出されたグルココール酸の濃度は95μMである。よ
つてグリココール酸の回収率は次の様になる。グリココ
ール酸の回収率 実施例 3 1試薬 発色試薬液:0.1Mホウ酸緩衝液(PH9.O)中に
次の5成分を下記の割合で含む。
ジアホラーゼ(ウオーシントン・バイオケミカル社製,
301し〜)0.0055%(w/v) NTB(シグマ社製) 0.026%(w/v)NA
D(?和醗酵社製) 0.32%(w/v)3α−HS
D(?和醗酵社製、0.9841し〜)0.1%(w/
v)トリトンX(商品名、ローム・アンド・ハウス社製
) 0.1%(w/v)2操作 肝硬変患者の血清0.2m1を採取し、被験液として、
これにペプシン(ウオーシントン・バイオケミカル社製
,25001UA)0.1%(w/v)を含有する0.
01N−HCtO.8mlを加え、37℃で10分間加
温した。
301し〜)0.0055%(w/v) NTB(シグマ社製) 0.026%(w/v)NA
D(?和醗酵社製) 0.32%(w/v)3α−HS
D(?和醗酵社製、0.9841し〜)0.1%(w/
v)トリトンX(商品名、ローム・アンド・ハウス社製
) 0.1%(w/v)2操作 肝硬変患者の血清0.2m1を採取し、被験液として、
これにペプシン(ウオーシントン・バイオケミカル社製
,25001UA)0.1%(w/v)を含有する0.
01N−HCtO.8mlを加え、37℃で10分間加
温した。
ついで、この混合液に上記発色試薬液2m1を加え、さ
らに37℃で15分間加温した。肝硬変患者の血清の代
わりに蒸留水0.2m1をとv、以下検体と同様に処理
したものをプランクとした。この反応液のブランクを対
照にした550nmでの吸光度は0.230であつた。
血清中の胆汁酸の量は得られた吸光度および発色剤NT
Bの550nmでの分子吸光係数(3.64×104)
とから算出され、1901tMであつた。実施例 4 実施例3において肝硬変患者の血清0.2WL1の代わ
りに同じ肝硬変患者の血清10−に標準物質のグリココ
ール酸(C26Hl3NO6・1.5H20,Mw=4
93)0.493η(濃度100μM)を加えたものか
ら検体およびブランクとしてそれぞれ0.2m1ずつ採
取した他は実施例3の操作と同様の操作を行ない吸光度
として0.348の値を得た。
らに37℃で15分間加温した。肝硬変患者の血清の代
わりに蒸留水0.2m1をとv、以下検体と同様に処理
したものをプランクとした。この反応液のブランクを対
照にした550nmでの吸光度は0.230であつた。
血清中の胆汁酸の量は得られた吸光度および発色剤NT
Bの550nmでの分子吸光係数(3.64×104)
とから算出され、1901tMであつた。実施例 4 実施例3において肝硬変患者の血清0.2WL1の代わ
りに同じ肝硬変患者の血清10−に標準物質のグリココ
ール酸(C26Hl3NO6・1.5H20,Mw=4
93)0.493η(濃度100μM)を加えたものか
ら検体およびブランクとしてそれぞれ0.2m1ずつ採
取した他は実施例3の操作と同様の操作を行ない吸光度
として0.348の値を得た。
したがつてグリココール酸による吸光度の上昇分は検体
に一定の標品を添加した時の吸光度(本実施例によつて
得られた値)と検体に標品未添加の時の吸光度(実施例
3によつて得られた値)との差(即ち、0.348−0
.230)より0.118として算出された。したがつ
て、検出されたグリココール酸の濃度は971tMであ
る。よつてグリココール酸の回収率は次の様になる。グ
リココール酸の回収率 実施例 5 発色試薬液(実施例1において用いられたのと同じもの
)2m110.1Mホウ酸緩衝液(PH9.O)0.5
wL1および3α−HSD(0.9841U/Rflg
)0.1%(w/v)を含有する0.1Mホウ酸緩衝液
(PH9.O)0.3m1を混合し、37℃で10分間
加温した。
に一定の標品を添加した時の吸光度(本実施例によつて
得られた値)と検体に標品未添加の時の吸光度(実施例
3によつて得られた値)との差(即ち、0.348−0
.230)より0.118として算出された。したがつ
て、検出されたグリココール酸の濃度は971tMであ
る。よつてグリココール酸の回収率は次の様になる。グ
リココール酸の回収率 実施例 5 発色試薬液(実施例1において用いられたのと同じもの
)2m110.1Mホウ酸緩衝液(PH9.O)0.5
wL1および3α−HSD(0.9841U/Rflg
)0.1%(w/v)を含有する0.1Mホウ酸緩衝液
(PH9.O)0.3m1を混合し、37℃で10分間
加温した。
その後、この液に標準物質のソジウム・デオキシコレー
ト(233.4μM)(以下SDと略す)、キノデオキ
シコレート(211.4μM)(以下CDCと略す)、
グリココール酸(209.1μM)(以下GCAと略す
)およびソジウム・タウロコレート(196.3μM)
(以下STCと略す)の各溶液を0.2m1ずつ加え、
それぞれ37℃で5分間加温した各液の500nmでの
吸光度(測定値および理論値)および回収率は次の通り
である。実施例 6 健常成人男子の尿7aを酢酸でPH5とし、これにβ−
グルクロニダーゼ(ベーリンガ一・マンハイム社製,3
1U/η)0.251Uを加え50℃で15時間加温し
た。
ト(233.4μM)(以下SDと略す)、キノデオキ
シコレート(211.4μM)(以下CDCと略す)、
グリココール酸(209.1μM)(以下GCAと略す
)およびソジウム・タウロコレート(196.3μM)
(以下STCと略す)の各溶液を0.2m1ずつ加え、
それぞれ37℃で5分間加温した各液の500nmでの
吸光度(測定値および理論値)および回収率は次の通り
である。実施例 6 健常成人男子の尿7aを酢酸でPH5とし、これにβ−
グルクロニダーゼ(ベーリンガ一・マンハイム社製,3
1U/η)0.251Uを加え50℃で15時間加温し
た。
この液を水で10m1に希釈し、その0.2m1を採取
し、以下実施例3と同様に行ない550nmでの吸光度
を測定した。その値は0.045であり、これから尿中
の胆汁酸の量は53μMと算出された。実施例 7
測定値の再現性試験 実施例3において肝硬変患者の血清0.2dの代わりに
他の肝硬変患者の血清0.2TfL1.ずつ10検体を
用いた他は実施例3と同様に行ない、下記の10回の測
定値を得た。
し、以下実施例3と同様に行ない550nmでの吸光度
を測定した。その値は0.045であり、これから尿中
の胆汁酸の量は53μMと算出された。実施例 7
測定値の再現性試験 実施例3において肝硬変患者の血清0.2dの代わりに
他の肝硬変患者の血清0.2TfL1.ずつ10検体を
用いた他は実施例3と同様に行ない、下記の10回の測
定値を得た。
上記の値から平均値、標準偏差および変動係数は次の通
りである。
りである。
平均値(マ) :75.2μM
標準偏差(SD):1.032
変動係数(C):1.3%
参考例 1
本発明法と螢光法によつて得られた胆汁酸の測定値の相
関を調べた。
関を調べた。
各種血清10検体を用い、実施例3と同様に実験を行な
つた。
つた。
螢光法の測定は大管らの文献によつた。
〔臨床化学・第4巻・第3・4合併号、312〜 31
8頁(1976)〕上記の表から、本発明法(y)と蛍
光法(x)との相関係数および回帰直線は次の様になる
。
8頁(1976)〕上記の表から、本発明法(y)と蛍
光法(x)との相関係数および回帰直線は次の様になる
。
相関係数:0.99
回帰直線:y=1.01x−0.35
Claims (1)
- 1 胆汁酸を含有する試料を酸性とし、熱処理した後、
胆汁酸とニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下
NADという)とを3α−ハイドロキシステロイド・デ
ハイドロゲナーゼと反応せしめ3−ケトステロイド及び
還元型NAD(以下NADHという)を生成せしめ、生
成したNADHとテトラゾリウム塩とをジアホラーゼの
存在下に反応せしめて色素化合物を生成せしめ、該色素
に基ずく反応液の可視部における吸光度を測定すること
を特徴とする胆汁酸の測定法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157577A JPS5913197B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 胆汁酸の測定法 |
DE19782818327 DE2818327A1 (de) | 1977-05-04 | 1978-04-26 | Verfahren zur quantitativen bestimmung des gesamten gallensaeuregehalts einer analysenprobe |
FR7812431A FR2389892A1 (en) | 1977-05-04 | 1978-04-26 | Colorimetric assay of total bile acid content - of blood, urine or bile, by reducing tetrazolium salt to formazan |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157577A JPS5913197B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 胆汁酸の測定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53136893A JPS53136893A (en) | 1978-11-29 |
JPS5913197B2 true JPS5913197B2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=12890739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5157577A Expired JPS5913197B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 胆汁酸の測定法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913197B2 (ja) |
DE (1) | DE2818327A1 (ja) |
FR (1) | FR2389892A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56144096A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-10 | Nyegaard & Co As | Diagnosis method and reagent system thereof |
CA1163907A (en) * | 1980-04-09 | 1984-03-20 | Manabu Yamanaka | Method for the estimation of hydroxysteroids and reagent system therefor |
JPS5754598A (en) * | 1980-09-16 | 1982-04-01 | Sugiura Mamoru | Measurement of bile acid, measuring reagent, and measuring reagent kit |
DE3236388A1 (de) * | 1982-10-01 | 1984-04-05 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Verfahren zur selektiven herstellung reduzierter sauerstoffspezies und hierfuer geeignete reagentien |
WO2002027012A1 (fr) * | 2000-09-28 | 2002-04-04 | Arkray, Inc. | Procede de production de produits de degradation de proteines |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2053897A5 (en) * | 1969-07-09 | 1971-04-16 | American Hospital Supply Corp | Dehydrogenase activity determination with - dyeing composition |
-
1977
- 1977-05-04 JP JP5157577A patent/JPS5913197B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-04-26 DE DE19782818327 patent/DE2818327A1/de not_active Withdrawn
- 1978-04-26 FR FR7812431A patent/FR2389892A1/fr not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2818327A1 (de) | 1978-11-16 |
FR2389892A1 (en) | 1978-12-01 |
JPS53136893A (en) | 1978-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0764986B2 (ja) | 新規な発色試薬 | |
JPS584918B2 (ja) | グルタメ−ト−オキザロアセテ−ト−トランスアミナ−ゼ及びグルタメ−ト−ピルベ−ト−トランスアミナ−ゼの測定法 | |
JPS5913197B2 (ja) | 胆汁酸の測定法 | |
JPH0532040B2 (ja) | ||
JPH01128797A (ja) | 酵素活性の定量法 | |
JPS59140899A (ja) | オキシダ−ゼによる基質の新規定量法 | |
JP2516381B2 (ja) | 過酸化水素の定量方法及びその定量用試薬 | |
JPS61225000A (ja) | 3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬 | |
Kamoun et al. | Ultramicromethod for determination of plasma uric acid. | |
JPH0576397A (ja) | 物質の測定法 | |
JP2015042156A (ja) | 血液検体のatp測定方法及びキット | |
EP0702088A1 (en) | Method of determining sodium ion | |
JP2761768B2 (ja) | Nadhの定量法及びそれを用いた胆汁酸の定量法 | |
JP3078881B2 (ja) | 生体試料中の成分測定法 | |
JP3415873B2 (ja) | 1,5−アンヒドログルシトールの定量法 | |
JPH06237794A (ja) | 1,5−アンヒドログルシトールの定量法 | |
JPS60238000A (ja) | 新規なコリンエステラ−ゼ活性測定法 | |
JPH0698035B2 (ja) | 体液中のカルシウム測定方法 | |
JPH06237795A (ja) | 1,5−アンヒドログルシトールの定量法 | |
JPH06269299A (ja) | 物質の測定法 | |
JPH0650997B2 (ja) | コリンエステラ−ゼ活性の新規測定方法 | |
JPS6219100A (ja) | 胆汁酸の定量法 | |
NO753268L (ja) | ||
JPH09168397A (ja) | 硫酸抱合型胆汁酸の定量法及びそのキット | |
JPH07170999A (ja) | カルシウムイオン測定用試薬 |