JPS588564B2 - グレ−ズテイコウタイノ セイゾウホウホウ - Google Patents
グレ−ズテイコウタイノ セイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS588564B2 JPS588564B2 JP49071177A JP7117774A JPS588564B2 JP S588564 B2 JPS588564 B2 JP S588564B2 JP 49071177 A JP49071177 A JP 49071177A JP 7117774 A JP7117774 A JP 7117774A JP S588564 B2 JPS588564 B2 JP S588564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antimony
- glass frit
- oxide
- resistor
- glaze
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アンチモンを含む酸化錫微粉末とガラスフリ
ットからなるグレーズ抵抗体の製造方法に関するもので
あり、その目的とするところは、酸化アンチモンを、ガ
ラスフリットの成分中に添加するかあるいは上記酸化ア
ンチモンをアンチモンを含む酸化錫微粉末とガラスフリ
ットからなるペーストに添加することによりグレーズ抵
抗体の電圧係数を大幅に改良することにある。
ットからなるグレーズ抵抗体の製造方法に関するもので
あり、その目的とするところは、酸化アンチモンを、ガ
ラスフリットの成分中に添加するかあるいは上記酸化ア
ンチモンをアンチモンを含む酸化錫微粉末とガラスフリ
ットからなるペーストに添加することによりグレーズ抵
抗体の電圧係数を大幅に改良することにある。
一般にアンチモンを含む酸化錫を用いたグレーズ抵抗体
は、まず、酸化錫と酸化アンチモンの混合粉末を約13
00℃の高温中で熱処理することにより、アンチモンを
含む酸化錫の粉末とし、これにガラスフリットを混ぜペ
ースト状にしたものを基板上に塗布し焼付けるが、ある
いはガラスフリット材科と酸化アンチモンと酸化錫とを
混合し、高温中にてガラスフリット材科を溶融したのち
、粉砕し、これをペースト状にしたものを基板上に塗布
し焼付けてグレーズ抵抗体を製造していた。
は、まず、酸化錫と酸化アンチモンの混合粉末を約13
00℃の高温中で熱処理することにより、アンチモンを
含む酸化錫の粉末とし、これにガラスフリットを混ぜペ
ースト状にしたものを基板上に塗布し焼付けるが、ある
いはガラスフリット材科と酸化アンチモンと酸化錫とを
混合し、高温中にてガラスフリット材科を溶融したのち
、粉砕し、これをペースト状にしたものを基板上に塗布
し焼付けてグレーズ抵抗体を製造していた。
このようにして得られたグレーズ抵抗体の電圧係数は、
使用するガラスフリットの種類により異なるが、通常0
.2%/V〜0.6%/Vであり、バラジウム−銀(P
d−Ag)系グレーズ抵抗体の電圧係数よりも悪いとい
う欠点があった。
使用するガラスフリットの種類により異なるが、通常0
.2%/V〜0.6%/Vであり、バラジウム−銀(P
d−Ag)系グレーズ抵抗体の電圧係数よりも悪いとい
う欠点があった。
本発明は上記欠点を解消し、電圧係数の小さいすぐれた
グレース抵抗体を製造する方法である。
グレース抵抗体を製造する方法である。
すなわち、アンチモンを含んだ酸化錫粉末とガラスフリ
ットと適当量の酸化アンチモン粉末とを混合し、有機溶
剤を用いて作成したペースト、あるいは、ガラスフリッ
ト用原科に適当量の酸化アンチモンを混ぜ、高温溶融し
たのち急冷し、微粉砕した後、アンチモンを含む酸化錫
微粉末を混合し、有機溶剤を用いて作成したペーストを
、アルミナまたはフオルステライトなどの基板上に印刷
し、焼付けでグレーズ抵抗体とする方法である。
ットと適当量の酸化アンチモン粉末とを混合し、有機溶
剤を用いて作成したペースト、あるいは、ガラスフリッ
ト用原科に適当量の酸化アンチモンを混ぜ、高温溶融し
たのち急冷し、微粉砕した後、アンチモンを含む酸化錫
微粉末を混合し、有機溶剤を用いて作成したペーストを
、アルミナまたはフオルステライトなどの基板上に印刷
し、焼付けでグレーズ抵抗体とする方法である。
このようにしで製造したグレーズ抵抗体の電圧係数は、
従来の製造方法のものより優れ、またPd−Agグレー
ズ抵抗体の電圧係数よりも小さい値となる。
従来の製造方法のものより優れ、またPd−Agグレー
ズ抵抗体の電圧係数よりも小さい値となる。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
先ず第1の実施例としでは100gの塩化第2錫と4.
5gの三塩化アンチモンの混合溶液を、水酸化カリウム
で中和しで得られた水酸化錫と水酸化アンチモンとの共
沈物を加熱し、この加熱により得られたアンチモンを含
む酸化第2錫微粉末の導電材料と、酸化バリウム(Ba
O)、酸化ケイ素( SiO2)、無水ホウ酸(B20
3)、酸化アルミニウム(Al2O3)を30:50:
10:10なる割合で含むガラスフリットと、酸化アン
チモン粉末とを、第1表に示した割合で混合し基板上に
印刷し、焼付けでグレーズ抵抗体とした。
5gの三塩化アンチモンの混合溶液を、水酸化カリウム
で中和しで得られた水酸化錫と水酸化アンチモンとの共
沈物を加熱し、この加熱により得られたアンチモンを含
む酸化第2錫微粉末の導電材料と、酸化バリウム(Ba
O)、酸化ケイ素( SiO2)、無水ホウ酸(B20
3)、酸化アルミニウム(Al2O3)を30:50:
10:10なる割合で含むガラスフリットと、酸化アン
チモン粉末とを、第1表に示した割合で混合し基板上に
印刷し、焼付けでグレーズ抵抗体とした。
尚、上記グレーズ抵抗体の焼付けは850℃でおこない
、電極は、グレーズ抵抗を印刷する前にバラジウム−銀
(Pd−Ag)を印刷し850℃で焼付けで設けた。
、電極は、グレーズ抵抗を印刷する前にバラジウム−銀
(Pd−Ag)を印刷し850℃で焼付けで設けた。
このようにして得たサンプルの電圧係数を測定した結果
は第2表の通りであった。
は第2表の通りであった。
上記第2表から明らかなように酸化アンチモン粉末を加
えることにより、その電圧係数は改善され、酸化アンチ
モンを1.4重量%加えたものでは0.007%/Vと
なった。
えることにより、その電圧係数は改善され、酸化アンチ
モンを1.4重量%加えたものでは0.007%/Vと
なった。
尚上記実施例では酸化アンチモン(Sb2O3)粉末を
ペースト作成時に混合したが、ガラスフリットを作成す
るとき混合しでも同様な効果が得られる。
ペースト作成時に混合したが、ガラスフリットを作成す
るとき混合しでも同様な効果が得られる。
それを以下に示す第2の実施例で説明する。
すなわち第2の実施例としでは酸化バリウム(Bad)
、酸化ケイ素(SiO2)、無水ホウ酸(B2O3)、
酸化アルミニウム(Al2O3)を30:50:10:
10(重量%)なる割合で混合した混合物100に対し
、酸化アンチモン(Sb203)をそれぞれ20重量%
、40重量%を混ぜ、1350℃で溶融し、急冷したの
ち、微粉砕してガラスフリフトとした。
、酸化ケイ素(SiO2)、無水ホウ酸(B2O3)、
酸化アルミニウム(Al2O3)を30:50:10:
10(重量%)なる割合で混合した混合物100に対し
、酸化アンチモン(Sb203)をそれぞれ20重量%
、40重量%を混ぜ、1350℃で溶融し、急冷したの
ち、微粉砕してガラスフリフトとした。
このおのおのガラスフリット30重量%に対し、第1の
実施例で示したアンチモンを含む酸化錫微粉末70重量
%を混ぜペースト作成した。
実施例で示したアンチモンを含む酸化錫微粉末70重量
%を混ぜペースト作成した。
これをフオルステライトやアルミナなどから成る基板上
に印刷し、850℃で焼付し、パラジウム−銀(Pb−
Ag)電極を設けて、それぞれの電圧係数を測定した結
果、酸化アンチモンを20重量%混ぜた場合は0.00
6%/V,40重量%混ぜた場合は0.010%/Vで
あった。
に印刷し、850℃で焼付し、パラジウム−銀(Pb−
Ag)電極を設けて、それぞれの電圧係数を測定した結
果、酸化アンチモンを20重量%混ぜた場合は0.00
6%/V,40重量%混ぜた場合は0.010%/Vで
あった。
以上二実施例についで示したように本発明のグレーズ抵
抗体の製造方法はアンチモンを含む酸化錫とガラスフリ
ットとからなるグレーズ抵抗体において、上記アンチモ
ンを含む酸化錫とガラスフリットとのペースト、あるい
はガラスフリツトを作成する時に、適当量の酸化アンチ
モン(Sb203)を混ぜることを特徴とするものであ
り、本製造方法により得られたグレース抵抗体の電圧係
数は改善され非常に優れた特性となるきわめて効果の大
なるものである。
抗体の製造方法はアンチモンを含む酸化錫とガラスフリ
ットとからなるグレーズ抵抗体において、上記アンチモ
ンを含む酸化錫とガラスフリットとのペースト、あるい
はガラスフリツトを作成する時に、適当量の酸化アンチ
モン(Sb203)を混ぜることを特徴とするものであ
り、本製造方法により得られたグレース抵抗体の電圧係
数は改善され非常に優れた特性となるきわめて効果の大
なるものである。
Claims (1)
- 1 アンチモンを含む酸化錫とガラスフリットからなる
ペーストを基体上に印刷した後、これを焼付けでグレー
ズ抵抗体を製造するに際し、上記ペースト中に、あるい
は上記ガラスフリットの成分中に酸化アンチモンを添加
することを特徴とするグレーズ抵抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49071177A JPS588564B2 (ja) | 1974-06-20 | 1974-06-20 | グレ−ズテイコウタイノ セイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49071177A JPS588564B2 (ja) | 1974-06-20 | 1974-06-20 | グレ−ズテイコウタイノ セイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51696A JPS51696A (en) | 1976-01-06 |
JPS588564B2 true JPS588564B2 (ja) | 1983-02-16 |
Family
ID=13453108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49071177A Expired JPS588564B2 (ja) | 1974-06-20 | 1974-06-20 | グレ−ズテイコウタイノ セイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588564B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0628201B2 (ja) * | 1988-02-18 | 1994-04-13 | 住友金属鉱山株式会社 | 抵抗被膜形成用組成物 |
JPH07109808B2 (ja) * | 1988-03-30 | 1995-11-22 | 昭栄化学工業株式会社 | 導電性複合粉末の製造方法及びその粉末を用いた抵抗組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4976096A (ja) * | 1972-10-27 | 1974-07-23 |
-
1974
- 1974-06-20 JP JP49071177A patent/JPS588564B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4976096A (ja) * | 1972-10-27 | 1974-07-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51696A (en) | 1976-01-06 |
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