JPS5858814B2 - 絶縁ゲ−ト半導体装置の製造法 - Google Patents
絶縁ゲ−ト半導体装置の製造法Info
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- JPS5858814B2 JPS5858814B2 JP52005961A JP596177A JPS5858814B2 JP S5858814 B2 JPS5858814 B2 JP S5858814B2 JP 52005961 A JP52005961 A JP 52005961A JP 596177 A JP596177 A JP 596177A JP S5858814 B2 JPS5858814 B2 JP S5858814B2
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- insulating film
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシリコンゲート型半導体装置の製造方法に関す
るものである。
るものである。
シリコンゲート型半導体装置例えばMIS型電界効果半
導体装置はゲート電極にシリコン(Si)を使用し、二
酸化シリコン等の絶縁膜を介して半導体基板上に形成す
るもので、アルミニウム(/V)等の金属をゲートとす
る一般のMIS型電界効果トランジスタに比較して閾電
圧値を低くでき、消費電力が小さい等電気的特性に優れ
、信頼性も高いことから最近多く採用されている。
導体装置はゲート電極にシリコン(Si)を使用し、二
酸化シリコン等の絶縁膜を介して半導体基板上に形成す
るもので、アルミニウム(/V)等の金属をゲートとす
る一般のMIS型電界効果トランジスタに比較して閾電
圧値を低くでき、消費電力が小さい等電気的特性に優れ
、信頼性も高いことから最近多く採用されている。
上記Siゲート型MIS型電界効果半導体装置(以下M
ISFETと称する)の製造方法は、単結晶Si基板上
にその酸化膜を形成し、該酸化膜上に多結晶Si2層を
成長させ、ゲートとなる所定部分を残して上記酸化膜お
よびSi層の一部をエツチングしてSj基板の一部を露
出させた後、不純物拡散して該基板上にソース、ドレイ
ン領域を形成し、次に気相化学反応により生成した5i
02膜(以下CVD膜と称する)を表面全面に形成した
のち、不必要なこのCVD膜をエツチングした後金属蒸
着により上記ゲートおよびソース、ドレイン各領域に対
し電極配線をするのが最も一般的である。
ISFETと称する)の製造方法は、単結晶Si基板上
にその酸化膜を形成し、該酸化膜上に多結晶Si2層を
成長させ、ゲートとなる所定部分を残して上記酸化膜お
よびSi層の一部をエツチングしてSj基板の一部を露
出させた後、不純物拡散して該基板上にソース、ドレイ
ン領域を形成し、次に気相化学反応により生成した5i
02膜(以下CVD膜と称する)を表面全面に形成した
のち、不必要なこのCVD膜をエツチングした後金属蒸
着により上記ゲートおよびソース、ドレイン各領域に対
し電極配線をするのが最も一般的である。
ところで上記製造方法によると、ソース、ドレイン各領
域拡散の前になされるエツチング工程に於いて、多結晶
Si層下の酸化膜がサイドエツチングされるという現象
が生じた。
域拡散の前になされるエツチング工程に於いて、多結晶
Si層下の酸化膜がサイドエツチングされるという現象
が生じた。
すなわち第1図に示すようにSi基板1上において多結
晶Si層3および酸化膜2の側面部上縁が深くエツチン
グされて鋭角状縁片3aが形成されるため、後の工程で
Si縁片が衝撃等により点線で示すように崩れて破砕片
3bとなり、しかも下側の酸化膜2の厚さは約0.1μ
ときわめて薄いためにゲートと基板とが短絡するという
おそれがあった。
晶Si層3および酸化膜2の側面部上縁が深くエツチン
グされて鋭角状縁片3aが形成されるため、後の工程で
Si縁片が衝撃等により点線で示すように崩れて破砕片
3bとなり、しかも下側の酸化膜2の厚さは約0.1μ
ときわめて薄いためにゲートと基板とが短絡するという
おそれがあった。
また、上記した従来の製造方法によればソースドレイン
各領域形成後にCVD方法により形成される酸化膜と最
初の熱酸化により形成されたゲート酸化膜2側面との間
に空隙を生じてこれが絶縁不良の原因となり、さらに上
記CVD酸化膜は多孔性(porous )で、ピンホ
ール等が生じ易く、その上にアルミニウム配線を形成し
た場合に特にSiゲートの段差部に於いて確実に絶縁性
を保持することは困難であった。
各領域形成後にCVD方法により形成される酸化膜と最
初の熱酸化により形成されたゲート酸化膜2側面との間
に空隙を生じてこれが絶縁不良の原因となり、さらに上
記CVD酸化膜は多孔性(porous )で、ピンホ
ール等が生じ易く、その上にアルミニウム配線を形成し
た場合に特にSiゲートの段差部に於いて確実に絶縁性
を保持することは困難であった。
このような半導体装置製造工程における絶縁不良によっ
て半導体製品の不良率を高め製造価格の低減が困難とな
る大きな原因となっていた。
て半導体製品の不良率を高め製造価格の低減が困難とな
る大きな原因となっていた。
従って本発明は、SiゲートMISFETの製造に於い
て、Siゲートの絶縁性を保持して不良率を低減し、信
頼性の高い高品質の半導体装置を提供することを目的と
する。
て、Siゲートの絶縁性を保持して不良率を低減し、信
頼性の高い高品質の半導体装置を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するため本発明は、一導電型の半導体基
板の一生表向の所定部に設けられた薄いゲート絶縁膜、
このゲート絶縁膜上に設けられたシリコンの如き半導体
層、及びこの半導体層をマスクとして上記絶縁膜をエツ
チングした際に上記ゲート絶縁膜のサイドエツチングに
より生じた上記半導体層の縁片直下の間隙を補填する第
2の絶縁膜とからなる絶縁ゲート半導体装置を提供する
ものであり、かかる半導体装置は、一導電型の半導体基
板の一生表向の所定部に薄いゲート絶縁膜を設け、この
上に所定形状の半導体層を設け、この半導体層をマスク
にして前記絶縁膜をエツチングし、前記半導体層下の過
剰にエツチングされた絶縁膜を第2の絶縁膜によって補
填することによって得ることができる。
板の一生表向の所定部に設けられた薄いゲート絶縁膜、
このゲート絶縁膜上に設けられたシリコンの如き半導体
層、及びこの半導体層をマスクとして上記絶縁膜をエツ
チングした際に上記ゲート絶縁膜のサイドエツチングに
より生じた上記半導体層の縁片直下の間隙を補填する第
2の絶縁膜とからなる絶縁ゲート半導体装置を提供する
ものであり、かかる半導体装置は、一導電型の半導体基
板の一生表向の所定部に薄いゲート絶縁膜を設け、この
上に所定形状の半導体層を設け、この半導体層をマスク
にして前記絶縁膜をエツチングし、前記半導体層下の過
剰にエツチングされた絶縁膜を第2の絶縁膜によって補
填することによって得ることができる。
更に具体的には、Siゲート型半導体装置の製造にあた
っては、半導体基板上に酸化膜及びSiからなるゲート
を形成し、該ゲートをマスクとして酸化膜に開口部を設
け、この開口部を通して基板内に不純物を導入し、Si
基板および上記Siゲート表面に熱酸化による酸化膜を
形成し、この酸化膜を介して全面にCVD法による酸化
膜を形成することによって製造することができる。
っては、半導体基板上に酸化膜及びSiからなるゲート
を形成し、該ゲートをマスクとして酸化膜に開口部を設
け、この開口部を通して基板内に不純物を導入し、Si
基板および上記Siゲート表面に熱酸化による酸化膜を
形成し、この酸化膜を介して全面にCVD法による酸化
膜を形成することによって製造することができる。
このようにCVD酸化膜形成前に熱酸化することにより
、Siゲート縁片やその破片をち密なシリコン酸化膜に
変え、同時にSiゲート、ソース、ドレイン表面をち密
な酸化膜で覆うことになり、次のCVD工程で形成され
る多孔質性の酸化膜の不完全な絶縁性をも補うことにな
りSiゲートの絶縁性を確実に保持する効果をもたらす
のである。
、Siゲート縁片やその破片をち密なシリコン酸化膜に
変え、同時にSiゲート、ソース、ドレイン表面をち密
な酸化膜で覆うことになり、次のCVD工程で形成され
る多孔質性の酸化膜の不完全な絶縁性をも補うことにな
りSiゲートの絶縁性を確実に保持する効果をもたらす
のである。
以下本発明を実施例により説明する。
第2図はSiゲー)MI 5FETを製造する場合の態
様を工程順に示すものである。
様を工程順に示すものである。
(a) N型Si半導体基板1(厚250μ、2〜4
Ωcm)を約1200℃の酸化雰囲気中にて加熱するこ
とにより約0.5μの酸化膜2を形成する。
Ωcm)を約1200℃の酸化雰囲気中にて加熱するこ
とにより約0.5μの酸化膜2を形成する。
(1次酸化)
(b) 能動領域すなわちソース、ドレイン、ゲート
となる部分の上記酸化膜2をフォトエツチングにより除
去する。
となる部分の上記酸化膜2をフォトエツチングにより除
去する。
(c) 基板1を再び約1200℃の酸化雰囲気中に
て加熱し、上記除去部分に約0.1μの熱酸化膜2aを
形成する。
て加熱し、上記除去部分に約0.1μの熱酸化膜2aを
形成する。
(2次酸化)(d) 基板1上の酸化膜2全面KSi
のハロゲン化合物と水素との反応により、Siを成長さ
せて多結晶Si層3(厚さ1μ)を形成する。
のハロゲン化合物と水素との反応により、Siを成長さ
せて多結晶Si層3(厚さ1μ)を形成する。
(e) 基板1上の酸化膜2aおよびこの上の多結晶
Si層3のソース、ドレインとなるべき部分をフォトエ
ツチングにより除去して基板1を露出させると共に、S
iゲート3′部を形成する。
Si層3のソース、ドレインとなるべき部分をフォトエ
ツチングにより除去して基板1を露出させると共に、S
iゲート3′部を形成する。
(f) P型不純物例えばほう素を基板1露出部に拡
散して基板1にソース4およびドレイン5の各領域を形
成する。
散して基板1にソース4およびドレイン5の各領域を形
成する。
(g) 半導体基板1を酸化雰囲気中にて1100℃
に加熱して0.1μの熱酸化膜6を形成する。
に加熱して0.1μの熱酸化膜6を形成する。
上記加熱温度を1100℃と比較的低くしたのは、ソー
ス4、ドレイン5領域が形成された後であるため、それ
への影響を少なくするためである。
ス4、ドレイン5領域が形成された後であるため、それ
への影響を少なくするためである。
(第3次酸化)(h) 半導体基板1表面にCVD法
例えばモノシラン(SiH4)の低温酸化等により5i
02膜7(0,5μ)を形成する。
例えばモノシラン(SiH4)の低温酸化等により5i
02膜7(0,5μ)を形成する。
(i) 電極形成部分の5i02膜7をフォト・エツ
チングにより除去し、次いでA18を真空蒸着により形
成し、フォト・エツチングにより不必要部分を除去し、
ゲートG、ソースS1およびドレインDの各電極を形成
して素子を完成する。
チングにより除去し、次いでA18を真空蒸着により形
成し、フォト・エツチングにより不必要部分を除去し、
ゲートG、ソースS1およびドレインDの各電極を形成
して素子を完成する。
このように形成された半導体装置においては、(g)工
程で述べたように81ゲートを含むSi基板表面に密度
の高い熱生成酸化膜6を形成し、この後(h)工程でC
VD酸化酸化膜形成するから、エツチングの際Siゲー
ト部が崩れるようなことはなくなりSiゲート周辺や基
板の表函絶縁性を向上させることになった。
程で述べたように81ゲートを含むSi基板表面に密度
の高い熱生成酸化膜6を形成し、この後(h)工程でC
VD酸化酸化膜形成するから、エツチングの際Siゲー
ト部が崩れるようなことはなくなりSiゲート周辺や基
板の表函絶縁性を向上させることになった。
以上実施例で述べたように本発明により絶縁性が良好で
信頼性の高いSiゲート型半導体装置を提供することが
できるようになった。
信頼性の高いSiゲート型半導体装置を提供することが
できるようになった。
第1図はエツチングにより形成されるシリコン、絶縁酸
化膜との状態を示す断面図、第2図は本発明の実症例を
工程順に示す断面図である。 符号の説明 1・・・半導体基板、2・・・酸化膜、3
・・・多結晶シリコン層、3′・・・シリコン・ゲート
。 4・・・ソース、5・・・ドレイン、6・・・第3次酸
化により形成された酸化膜、7・・・CVD法により形
成された酸化膜、8・・・アルミニウム電極。
化膜との状態を示す断面図、第2図は本発明の実症例を
工程順に示す断面図である。 符号の説明 1・・・半導体基板、2・・・酸化膜、3
・・・多結晶シリコン層、3′・・・シリコン・ゲート
。 4・・・ソース、5・・・ドレイン、6・・・第3次酸
化により形成された酸化膜、7・・・CVD法により形
成された酸化膜、8・・・アルミニウム電極。
Claims (1)
- 1 シリコン基板の一生表面に絶縁膜を形成する工程、
該絶縁膜上にゲート電極用シリコン層を部分的に形成す
る工程、上記ゲート電極用シリコン層をマスクとして上
記絶縁膜を部分的にエツチング除去することによって上
記ゲート電極用シリコン層下にゲート絶縁膜を形成する
工程、上記絶縁膜をエツチング除去する上記ゲート絶縁
膜の形成工程において上記ゲート電極用シリコン層下の
過剰にエツチング除去されたゲート絶縁膜を補填するた
めに、上記ゲート絶縁膜から露出された上記ゲート電極
用シリコン層下の上記シリコン基板主表面上に、上記シ
リコン基板および上記ゲート電極用シリコン層を酸化さ
せることによってシリコン酸化膜を形成する工程とから
なることを特徴とする絶縁ゲート半導体装置の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52005961A JPS5858814B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 絶縁ゲ−ト半導体装置の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52005961A JPS5858814B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 絶縁ゲ−ト半導体装置の製造法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329371A Division JPS5112507B2 (ja) | 1971-10-22 | 1971-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52151572A JPS52151572A (en) | 1977-12-16 |
JPS5858814B2 true JPS5858814B2 (ja) | 1983-12-27 |
Family
ID=11625473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52005961A Expired JPS5858814B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 絶縁ゲ−ト半導体装置の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858814B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789258A (en) * | 1980-11-26 | 1982-06-03 | Seiko Epson Corp | Manufacture of semiconductor device |
-
1977
- 1977-01-24 JP JP52005961A patent/JPS5858814B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52151572A (en) | 1977-12-16 |
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