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JPS5840580B2 - ガンハロゲンジユシソセイブツ - Google Patents

ガンハロゲンジユシソセイブツ

Info

Publication number
JPS5840580B2
JPS5840580B2 JP10628075A JP10628075A JPS5840580B2 JP S5840580 B2 JPS5840580 B2 JP S5840580B2 JP 10628075 A JP10628075 A JP 10628075A JP 10628075 A JP10628075 A JP 10628075A JP S5840580 B2 JPS5840580 B2 JP S5840580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
ether
weight
parts
epoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10628075A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5229846A (en
Inventor
源信 皆川
鉄雄 関口
宏二 釣賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Argus Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adeka Argus Chemical Co Ltd filed Critical Adeka Argus Chemical Co Ltd
Priority to JP10628075A priority Critical patent/JPS5840580B2/ja
Publication of JPS5229846A publication Critical patent/JPS5229846A/ja
Publication of JPS5840580B2 publication Critical patent/JPS5840580B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属塩及びエポキシ化合物の水和物を含有して
なる安定化された含ハロゲン樹脂組成物に関する。
更に詳しくは、含ハロゲン樹脂に、該樹脂100重量部
に対してa)亜鉛、カルシウム、バリウム又はマグネシ
ウムのカルボキシレートあるいはフェルレート及びアル
キル錫カルボキシレートから選ばれた金属塩の少なくと
も一種0.01〜5重量部及びb)分子内に少なくとも
1個のエステル結合若しくはエーテル結合を有し、かつ
少なくとも1個のエポキシ基を有するエポキシ化合物の
水和物又は分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有す
る脂肪族若しくは脂環式炭化水素の水和物0.01〜5
重量部を添加してなる安定化された含ハロゲン樹脂組成
物に関するものである。
一般に含ハロゲン樹脂は熱および光に対する安定性に劣
り、加熱成形加工を行なう際に主として脱ハロゲン化水
素に起因する熱分解を起し易い。
このため加工製品の機械的性質の低下や色調の悪化を生
じ著しい不利益をまねく。
かかる欠点をさけるために、一種又は、数種の熱安定剤
を該合成樹脂に添加し、その加工工程における熱劣化を
抑制する必要がある。
この目的のために多くの金属石鹸が使用されており、こ
れにより熱安定性の面ではほぼ満足すべき結果が得られ
ている。
しかし、これらの金属石鹸の内、カドミウム石鹸、鉛石
鹸等は毒性が強く、現在ではその使用は大きく制限され
ている。
従って必然的にカドミウム又は鉛石鹸以外の金属石鹸又
は非金属系安定剤を用いて満足すべき熱安定性を得ねば
ならない。
このために二種以上の無毒の金属石鹸又は、それらと非
金属安定剤とを組み合せることによりそれらの相剰効果
を狙う方法が考えられてきた。
しかし、これらの方法による場合、ある程度の熱安定性
は得られるが、カドミウム又は鉛石鹸を用いた場合にく
らべて、熱安定効果が相当劣っており、更に新たに別の
欠点が生じるため、上記方法は、安定剤としての技術的
課題を満足させるには不十分である。
例工ば、カルシウム、亜鉛、マグネシウム又はバリウム
等の金属石鹸と多価アルコール、ジフェニルナオ尿素又
はトリスノニルフェニルホスファイトの組み合せは安定
化効果が不十分であり実用に耐え得るものではない。
また上記金属石鹸とエポキシ化大豆油との組み合せはあ
る程度の熱安定化効果をもたらすが、硬質樹脂の配合時
に軟化点を低下させる欠点を有する。
更にアミノクロトン酸エステルは含ハロゲン樹脂との相
溶性が非常に悪く、特に懸濁重合によって得られた塩化
ビニル樹脂に対してはその効果は不十分である。
更にまたデヒドロ酢酸は初期着色は改良するが、長期に
わたる安定化効果を有しない。
また成形加工の際においても実用上十分とは言えない。
例をカレンダーロール法にとると、ロール表面にプレー
トアウト現象が起り、成形品の表面形状を害し、加工能
率を著しく低下させる。
かかるプレートアウトなる現象はカレンダーロール法以
外の加工工程においてもほぼ同様に認められ、これが金
属石鹸類を用いて含ハロゲン樹脂を安定化する場合の欠
点となっている。
従来の安定剤に附随するかかる欠点をカドミウム、鉛板
外の金属石鹸を用いて解決するために、本発明者らは長
年研究を重ねた結果、光及び熱による劣化に対して秀れ
た安定性を有する安定剤を開発することに成功したもの
である。
即ち、本発明は含ハロゲン樹脂に、該樹脂100重量部
に対して、 a)亜鉛、カルシウム、バリウム又はマグネシウムのカ
ルボキシレートあるいはフェルレート及びアルキル錫カ
ルボキシレートから選ばれた金属塩の少なくとも一種o
、oi〜5重量部及びb)分子内に少なくとも1個のエ
ステル結合若しくはエーテル結合を有し、かつ少なくと
も2個のエポキシ基を有するエポキシ化合物の水和物又
は分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する脂肪族
若しくは脂環式炭化水素の水利物0,01〜5重量部を
添加してなる安定化された含ハロゲン樹脂組成物を提供
するものである。
本発明に係るエポキシ化合物の水和物は水溶媒および/
または水溶性有機溶媒中で無触媒または有機若しくは無
機の酸および塩基を触媒としてエポキシ化合物を水と反
応させることによって容易に得られる。
本発明のエポキシ化合物の水和物としては、例えば、ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジ−β
−メチルグリシジルエーテル、ビスフェノールAプロピ
レンオキサイド付加体ジグリシジルエーテル、水添ビス
フェノールAプロピレンオキサイド付加体ジグリシジル
エーテル、フタル酸ビスフェノールAグリシジルエステ
ルエーテル、p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエ
ステル、テトラキスヒドロキシフェニルエタンテトラグ
リシジルエーテル、トリスヒドロキシフェニルメタント
リグリシジルエーテル、テトラキスヒドロキシフェニル
メタンテトラグリシジルエーテル、トリスヒドロキシフ
ェニルプロパントリグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルFジグリシジルエーテル、フェノールノボラックポリ
グリシジルエーテル、クレゾールノボラックポリグリシ
ジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、
レゾルシノールジーβ−メナルクリシジルエーテル、カ
テコールジグリシジルエーテル、ハイドロキノンジグリ
シジルエーテル、2−グリシジルフェニルグリシジルエ
ーテル、2,6−ジクリシジルフエニルグリシジルエー
テル、シクロヘキセンジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールAビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
)ジカルボネート、ペンタエリスリトールビス(3゜4
−エポキシジクロヘキシル)アセタール、ジグリシジル
フタレート、ジ−β−メチルグリシジルフタレート、ジ
グリシジルへキサヒドロフタレート、ジグリシジルテト
ラヒドロフタレート、テトラグリシジルトリメリテート
、トリメリット酸ビスフェノールAプロピレンオキサイ
ド付加体テトラグリシジルエステル、ジグリシジルシク
ロペンクン−1,3−ジカルボキシレート、ジグリシジ
ルシクロプロパン−1,3−ジカルボキシレート、α、
ω−ドデカンジオキサイド、トリヒドロキシジフェニル
ジメチルエタンジグリシジルエーテル、エナレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグ
リシジルエーテル、トリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレン(n=4〜200 )グリコ
ールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ポリプロピレン(n−2〜10)グ
リコールジグリシジルエーテル、ネオペンナルグリコー
ルジグリシジルエーテル、■、4−ブタンジオールジグ
リシジルエーテル、■、6−ヘキサンシオールジグリシ
ジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリ
セリントリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
ジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ポリオキシメナレングリコールジグ
リシジルエーテル、ペンタエリスリトールプロピレンオ
キサイド付加体テトラグリシジルエーテル、ソルビトー
ルプロピレンオキサイド付加体グリシジルエーテル、ト
リメナロールプロパントリグリシジルエーテル、トリノ
ナロールプロパンジグリシジルエーテル、マロン酸ジグ
リシジルエステル、コハク酸ジグリシジルエステル、ア
ジピン酸ジグリシジルエステル、マレイン酸ジグリシジ
ルエステル、イタコン酸ジグリシジルエステル、ダイマ
ー酸ジグリシジルエステル、3,4−エポキシ−6−メ
チルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メ
チルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキ
シシクロヘキシルメチル−3゜4−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−
メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,
4−エポキシシクロペンナル)エーテル、エポキシ化ポ
リブタジェン、エポキシ化大豆油、アロオシメンジオキ
サイド、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジシク
ロペンタジェンジオキサイド、リモネンジオキサイド、
ブタジェンジオキサイド、ジメナルペンクンジオキサイ
ド、ジビニルベンゼンジオキサイド、などの水和物があ
げられる。
また本発明に併用される金属塩としては、亜鉛カルシウ
ム、バリウム又はマグネシウムのカルボキシレートある
いはフェルレート及びアルキル錫カルボキシレートがあ
げられる。
上記カルボキシレート類を得るために使用され得るカル
ボン酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、
ネオ酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリ
スチン酸、パルミテン酸、イソステアリン酸、ステアリ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モン
タン酸、安息香酸、モノクロル安息香酸、p−tert
−ブナル安息香酸、ジメナルヒドロキシ安息香酸、3,
5−ジtert−ブナルー4−ヒドロキシ安息香酸、ト
ルイル酸、ジメナル安息香酸、エナル安息香酸、クミン
酸、n−プロピル安息香酸、アミノ安息香酸、N、N−
ジメナル安息香酸、アセトキシ安息香酸、サリナ”酸、
p tert−オクナルサリナル酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、リノール酸、リルン酸、ナオグリコール酸
、メルカプトプロピオン酸、オクナルメルカブトプロビ
オン酸なとのm個カルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セパチン酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、オキシフタル酸、クロルフタル酸
、アミノフタル酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコ
ン酸、メタコン酸、イタコン酸、アコニット酸、ナオジ
プロピオン酸なとの二価カルボン酸のモノエステル又は
モノアマイド化合物、ヘミメリット酸、トリメリット酸
、メロファン酸、ピロメリット酸、メリット酸なとの三
価又は四価カルボン酸のジ又はトリエステル化合物をあ
げることができる。
また、上記フェルレート類を得るためのフェノールとし
ては、種々の置換基を有するフェノールを用いることが
でき、例えばtert−ブナルフェノール、ノニルフェ
ノール、ジノニルフェノール、シクロヘキシルフェノー
ル、フェニルフェノール、オフナルフェノール、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、n−ブナルフェノー
ル、イソアミルフェノール、エチルフェノール、インプ
ロピルフェノール、インオフナルフェノール、2−エチ
ルヘキシルフェノール、tert−ノニルフェノール、
デシルフェノール、tert−オフナルフェノール、イ
ソヘキシルフェノール、オクタデシルフェノール、シイ
ツブナルフェノール、メチルプロビルフェノール、シア
ミルフェノール、メチルイソヘキシルフェノール、メチ
ル−tert−オフナルフェノールなどをあげることが
できる。
また本発明に使用するアルキル錫カルボキシレートの例
としては、次のものがあげられる。
即ち、ジブナル錫ラウレート、ジブナル錫ステアレート
、ジオクナル錫ジオレート、ジブナル錫塩基性ラウレー
ト、ジブナル錫ジクロトネート、シフチル錫ビス(ブト
キシジエナレングリコールマレート)、ジブナル錫ジメ
タクリレート、ジブナル錫ジシンナメート、ジオクナル
錫ビス(オレイルマレート)、シフチル錫ビス(ステア
リルマレート)ジブチル錫イタコネート、ジオクチル錫
マレート、ジオクチル錫マレート、シアミル錫ビス(シ
クロへキシルマレート)、ジメチル錫シクロトネート、
ジエチル錫ビス(イソオクチルシトラコネート)、シフ
ロピル錫ビス(ベンジルマレート)、ジインブチル錫ビ
ス(プロピルマレート)、ジシクロヘキシル錫マレート
、ジオクナル錫ビス(ブチルマレート)、ジブナル錫ビ
ス(エチルセルソロブマレート)、ビス(ジオクナル錫
ラウレート)マレート、ビス(ジオクチル錫ブナルマレ
ート)マレートなどがあげられる。
次に上記エポキシ化合物の水和物の具体的な合成例を記
す。
これらの方法は飽く迄合成例であり記述以外の方法によ
っても合成は可能であり、本発明のエポキシ水和物はこ
れらの合成法によって何等制限をうけるものではない。
合成例 1 ビスフェノールAジグリシジルエーテル水和物の合成 ビスフェノールAジグリシジルエーテル27.!9、水
100g及び触媒として濃硫酸1.0.9を計算し、こ
の混合物を還流下(98〜too’c)で約10時間攪
拌反応させた。
静置抜水不溶部をデカンテーションにより分離し、温水
で数回洗浄し、減圧乾燥後粉砕して融点88〜95℃の
白色粉末26、IJを得た。
この白色粉末は、1.R,スペクトルにより920cm
−1のエポキシ基による吸収がほぼ完全に消失し、33
00cIrL−1にヒドロキシル基による大きなブロー
ドな吸収が現われること、及びその水酸基価は516(
計算価577)、オキシラン酸素は0.05%であるこ
とから、目的物と確認された。
合成例 2 グリセリ、ントリグリシジルエーテル水和物の合成 グリセリントリグリシジルエーテル26.0g、水50
9及び触媒として0.3gの濃硫酸を計量し、この混合
物を還流下(98〜100℃)で約10時間攪拌させた
反応初期は懸濁状態であったが、反応進行とともに均一
透明状態に変化した。
次に計算量の水酸化カリウムを加えて中和し、減圧脱水
後メタノールに溶解して不溶物(K2804)を除去し
、脱メタノールして黄色の粘稠物を得た。
この粘稠物は、1.Rスペクトルによると920CIr
L−1のエポキシ吸収は消失し、代りに3300cIr
L−1のヒドロキシ吸収が現われること、及び水酸基価
=805(計算価=947)、オキシラン酸素−0,1
9%であることから目的物と確認された。
合成例 3 p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエステル水和物
の合成 p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエステル64g
、水200g及び触媒として濃硫酸1.7gを計算し、
この混合物を約5時間40〜45℃(最高温度50℃)
で攪拌反応させた。
溶液は初期には白濁状態であったが反応進行とともに均
一相に変化した。
反応を完全にするために均一状態に変化してから更に2
時間反応させた。
この後水酸化すt−IJウムで中和し、減圧脱水して淡
黄色透明高粘稠物を得た。
この粘稠物は、1.R,スペクトルによるエポキシ吸収
の消失及びヒドロキシ吸収の現出、及び水酸基価−68
6(計算値−719)、オキシラン酸素−0,31であ
ることから目的物であることが確認された。
合成例 4 ジグリシジルアジペート水和物の合成 ジグリシジルアジペート25.8g、水120g及び触
媒として濃硫酸0.4gを計算し、この混合物を50’
Cで10時間反応させた。
反応液は反応が進行するとともに均一相に変化した。
水酸化ナトリウムで中和し、減圧脱水し、メタノール不
溶部を除去し、無色透明粘稠物を得た。
この粘稠物は、1.R,スペクトルによるエポキシ吸収
の消失とヒドロキシ吸収の現出、及び水酸基価−630
(計算値−674)、オキシラン酸素=0.06%であ
ることから目的物であることが確認された。
合成例 5 ジグリシジルフタレート水和物の合成 ジグリシジルフタレート32g1水80g及びジオキサ
ン50gを計算し、この混合物に触媒としてBF3・(
Et)201.5TrLlを加え、50℃で11時間攪
拌反応した。
反応液は反応の進行とともに不均一相から透明な均一相
に変化した。
生成物は、IRスペクトル、水酸基価及びオキシラン酸
素の測定から目的物であることが確認された。
水酸基価=633(計算値=685)、オキシラン酸素
0.18%であった。
本発明に用いられるハロゲンを含有する重合体としては
次のようなものがある。
例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩
素化ポリプロピレン、臭素化ポリエチレン、塩化ゴム、
エピクロルヒドリンゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−プ
ロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩
化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイ
ン酸三元共重合体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、塩化ビニル−ブタジェン共重合体、塩
化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル−塩素化プ
ロピレン共重合体、塩化ビーレー塩化ビ’= IJブテ
ン酢酸ビ勾し三元共重合体、塩化ビ即レーアクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重
合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニルーアクリロニl−IJル共重合体、内部可塑化
ポリ塩化ビニルなどの含ハロゲン合成樹脂、あるいはこ
れら含ハロゲン樹脂とポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリ−3−メチルブテンなとのα−オレフ
ィン重合体又はエチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体などのポリオレフィン及びこれら
の共重合体、ポリスチレン、アクリル樹脂、スチレンと
他の単量体(例えば無水マレイン酸、ブタジェン、アク
リロニトリルなど)との共重合体、アクリロニトリル−
ブタジェン−スチレン共重合体、アクリル酸エステル−
ブタジェン−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル
−ブタジェン−スチレン共重合体とのブレンド品、ブロ
ック共重合体又はグラフト共重合体などをあげることが
できる。
本発明の重合体組成物にはフタール酸エステル系可塑剤
もしくはその他のエステル可塑剤、又はポリエステル系
可塑剤、燐酸エステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、塩
素系可塑剤、その他の可塑剤などが用途に応じて適宜使
用できる。
本発明の重合体組成物に酸化防止剤を添加することは該
重合体組成物の酸化劣化防止性を増大させ得るので、使
用目的に応じて適宜使用できる。
これらの酸化防止剤には、フェノール系酸化防止剤、ホ
スファイト系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、含硫黄
化合物などが含まれ、具体的にはたとえば特開昭49−
78692号公報に開示されている。
本発明の重合体組成物に紫外線吸収剤を添加するならば
、光安定性を向上させ得るので、使用目的に応じて適宜
これらを選択して使用することが可能である。
これらにはベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
サリシレート系、置換アクリロニトリル系、各種の金属
塩又は金属キレート、特にニッケル又はクロムの塩又は
キレート類、トリアジン系、ピペリジン系などが現金さ
れ、具体的にはたとえば特開昭49−78692号公報
に開示されている。
その他必要に応じて、例えば顔料、充填剤、発泡剤、帯
電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止剤、表面処理剤
、滑剤、難燃剤、螢光剤、防黴剤、殺菌剤、金属不活性
化剤、光劣化剤、非金属安定化剤、硼酸エステル、ナオ
尿素誘導体、加工助剤、離型剤、補強剤などを泥倉させ
ることができる。
次に実施例によって具体的に説明する。
しかしながら本発明は次に挙げられた実施例によって限
定されるものではない。
実施例 1 本発明組成物の熱安定性等の効果をみるために次の配合
に従いカレンダー加工、熱プレス加工によって試料を作
成し、熱老化試験機による熱安定性、熱プレス加工によ
る透明性および初期着色性を測定した。
その結果を第1表に示す。なお初期着色に関してはハン
ター比色計を用い黄色度を下式に従って求め比較した。
6〉 、非常に秀れている 6〜12.良好〜やや良好 12〜15.普通 15〜20.やや劣る 〉20.不良 く配合〉 ポリ塩化ビニル樹脂 ジー2−エナルヘキシルフタレート Zn−オクトエート Ba−ノニルフェル−ト ステアリン酸 試 料 100 重量部 50 重量部 i、o重量部 1.0重量部 0.5重量部 i、o重量部 実施例 2 本発明組成物の熱安定性等の効果を見るために次の硬質
配合で実施例−1と同様の試験を行なった。
その結果を次の第2表に示す。く配合〉 ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部Ca−ス
テアレート Zn−ステアレート テトラC1□ル15混合アルキル ビスフェノールA・ジホスファイト 滑剤(クエン酸ステアリルエステル) 試料 1.0重量部 1.0〃 0.5 0.5 1、O 実施例 3 本発明組成物の熱安定性等の効果をみるために次の配合
で実施例−1と同様な操作で試験を行なった。
その結果を次の第3表に示す。く配合〉 ポリ塩化ビニル樹脂 1.00 重量部エポ
キシ化大豆油 3.0〃Ca−ステアレ
ート Zn−ステアレート テトラC12〜1.混合アルキル ビスフェノールA・ジホスファイト ステアリン酸 試料 0.15重量部 0.3〃 0.5 0.5 1.0 実施例 4 本発明に係る化合物のポリ塩化ビニル−アクリロニトリ
ル・ブタジェン・スナレン共重合体(ABS樹脂)ブレ
ンド品に対する熱安定性等の効果をみるために、次の配
合で実施例−1と同じ操作により試料を作成し試験を行
なった。
その結果を次の第4表に示す。
く配合〉 。
ォ ポリ塩化ビニル樹脂 ABS樹脂 ジー2−エチルへキシルフタレート Ba−ノニルフェルレート Zn−オクトエート エポキシ化大豆油 試料 80 重量部 0 0 0.7 0.7 2.0 1.0 実施例 5 本発明組成物に他の添加剤を加えた場合の併用効果をみ
るために、次の配合により実施例−1と同様な試験を行
なった。
その結果を次の第5表に示す。
く配合〉 ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部ジー2−
エチルへキシルフタレート エポキシ化大豆油 Ca−ベンゾエート Mg−ステアレート Zn−ステアレート グリセリントリグリシンルエーテル水和物他の添加剤(
第5表) 48 重量部 2.0〃 0.7〃 0.7〃 0.7〃 1、Q 〃 0.3〃 実施例 6 本発明組成物の熱安定等の効果をみるため、次の配合に
より、ミキシングロール上で210℃3分間混練し、板
状の試料を作成する。
この試料板をクロムメッキ鋼板にはさみ100 kg/
ff1.250℃で5分間プレスした。
得られたシートの状態を※※被観察、その結果を第6表
に示す。
く配合〉 ポリフッ化ビニル樹脂 100 重量部Ca−
ステアレート 0.1〃試料
l、Q tt 実施例 7 本発明組成物の熱安定性等の効果をみるために次の錫配
合で実施例−1と同様に性能試験を行なった。
その結果を第7表に示す。〈配合〉 ポリ塩化ビニル樹脂 ジオクナル錫ビス (ブナルマレート) ステアリン酸 試料(第7表) 00 重量部 1.5 0.5 1.0 また、タルク、アスベスト、炭酸カルシウム、クレイ、
チタンホワイトナどの充填剤を配合したポリ塩化ビニル
樹脂組成物およびアルミニウム粉銅粉、ブロンズ粉など
の顔料を配合したポリ塩化ビニル樹脂組成物に、安定剤
として本発明に係るエポキシ水和物を添加使用した組成
物はすぐれた安定化効果を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 含ハロゲン樹脂に、該樹脂100重量部に対して、 a)亜鉛、カルシウム、バリウム又はマグネシウムのカ
    ルボキシレートあるいはフェルレート及びアルキル錫カ
    ルボキシレートから選ばれた金属塩の少なくとも一種0
    .01〜5重量部及びb)分子内に少なくとも一個のエ
    ステル結合若しくはエーテル結合を有し、かつ少なくと
    も2個のエポキシ基を有するエポキシ化合物の水和物又
    は分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する脂胞族
    若しくは脂環式炭化水素の水和物0.01〜5重量部を
    添加してなる安定化された含ハロゲン樹脂組成物。
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