JPS5832595Y2 - 脱穀機 - Google Patents
脱穀機Info
- Publication number
- JPS5832595Y2 JPS5832595Y2 JP15353777U JP15353777U JPS5832595Y2 JP S5832595 Y2 JPS5832595 Y2 JP S5832595Y2 JP 15353777 U JP15353777 U JP 15353777U JP 15353777 U JP15353777 U JP 15353777U JP S5832595 Y2 JPS5832595 Y2 JP S5832595Y2
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- JP
- Japan
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- handling
- culm
- straw
- cylinder
- handling chamber
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は機体の前後方向に沿う扱胴を扱室内に軸架して
なる脱穀機に関する。
なる脱穀機に関する。
従来、扱室から稈を抜出す位置で藁屑を排出していたの
で、排藁に含まれる穀粒及び藁屑を容易に除去し難く、
また扱室からの藁屑排出を排藁によって阻害される欠点
があった。
で、排藁に含まれる穀粒及び藁屑を容易に除去し難く、
また扱室からの藁屑排出を排藁によって阻害される欠点
があった。
本考案は上記の従来欠点を解消するものであり、扱胴後
部に一体連設する排塵胴を扱室後側の仕切板外側に設け
、前記仕切板上端側を介して扱室から排塵胴部に藁屑を
排出すると共に、前記排塵胴外周に攪拌羽根を取付けて
鉄部に至る藁屑を略均−分散させる脱穀機において、前
記仕切板の一側延設部と機筺側面部とで形成する四番樋
に稈出口を介して扱室後側を連通させ、前記攪拌羽根に
至る直前で稈出口を介して扱室から稈を抜出すもので、
前記中切板の案内によって扱室から抜出す稈が前記攪拌
羽根に当接するのを防止し得、前記羽根による藁屑分散
を良好に行い得ると共に、前記扱胴による脱粒直後に藁
屑と異なる経路で稈を扱室から扱出すことにより、其の
稈即ち排藁に含まれる穀粒及び藁屑を激減し得、四番損
失並びに排藁乱れ等を防いで排藁処理を容易に行えるよ
うにした脱穀機を提供しようとするものである。
部に一体連設する排塵胴を扱室後側の仕切板外側に設け
、前記仕切板上端側を介して扱室から排塵胴部に藁屑を
排出すると共に、前記排塵胴外周に攪拌羽根を取付けて
鉄部に至る藁屑を略均−分散させる脱穀機において、前
記仕切板の一側延設部と機筺側面部とで形成する四番樋
に稈出口を介して扱室後側を連通させ、前記攪拌羽根に
至る直前で稈出口を介して扱室から稈を抜出すもので、
前記中切板の案内によって扱室から抜出す稈が前記攪拌
羽根に当接するのを防止し得、前記羽根による藁屑分散
を良好に行い得ると共に、前記扱胴による脱粒直後に藁
屑と異なる経路で稈を扱室から扱出すことにより、其の
稈即ち排藁に含まれる穀粒及び藁屑を激減し得、四番損
失並びに排藁乱れ等を防いで排藁処理を容易に行えるよ
うにした脱穀機を提供しようとするものである。
以下、小型コンバインに搭載した脱穀機を例にあげ、本
考案の一実施例を図面にしたがって詳述する。
考案の一実施例を図面にしたがって詳述する。
第1図は本考案に係る脱穀機を備えた刈取回動型のコン
バインを示す側面図、第2図はその平面図であって、図
中、1は機台、2は一対の走行うローラ3,3を左右両
側に装備させたトラックフレーム、4は昇降部Aを支持
する刈取主フレーム、5はこの主フレーム4とトラック
フレーム2との間に張架した刈取部昇降用の油圧シリン
ダ、6は前記機台1上に搭載した下級ぎ軸流タイプの脱
穀機で、その内部には扱胴7(第3図参照)を前記機台
1の前後方向に沿わせて軸架している。
バインを示す側面図、第2図はその平面図であって、図
中、1は機台、2は一対の走行うローラ3,3を左右両
側に装備させたトラックフレーム、4は昇降部Aを支持
する刈取主フレーム、5はこの主フレーム4とトラック
フレーム2との間に張架した刈取部昇降用の油圧シリン
ダ、6は前記機台1上に搭載した下級ぎ軸流タイプの脱
穀機で、その内部には扱胴7(第3図参照)を前記機台
1の前後方向に沿わせて軸架している。
8は2条刈り用の刈取装置で、この刈取装置8は複数の
分草板9・・・・・・と刈取10とE字型の刈取フレー
ム11とから構成したものである。
分草板9・・・・・・と刈取10とE字型の刈取フレー
ム11とから構成したものである。
12は殻稈挟把移送装置で、この装置12はフイ−ドチ
ェーン13と挟把杆14とから構成されていて、前記脱
穀機6の左側でその扱口に沿って張架したものである。
ェーン13と挟把杆14とから構成されていて、前記脱
穀機6の左側でその扱口に沿って張架したものである。
また、15は脱穀機6の右側前部に位置するステップ、
16は該ステップ15後部における機台1上に搭載した
ガソリンエンジンで、該エンジン16のエンジンカバー
上には運転席(つまりシート)17を上載すると共に、
この運転席17の前部に運転操作部18を形成している
。
16は該ステップ15後部における機台1上に搭載した
ガソリンエンジンで、該エンジン16のエンジンカバー
上には運転席(つまりシート)17を上載すると共に、
この運転席17の前部に運転操作部18を形成している
。
つまり前記ステップ15上に操作コラム19を立設固定
すると共に、該コラム19内から操作パネル面19a上
に左右のサイドクラッチレバ−20,21゜脱穀クラッ
チレバ−22および刈取りラッチレバー23を延出し、
かつ該操作コラム19の左側部におけるステップ15に
主クラツチペダル24を設けて運転操作部18を構成し
たものである。
すると共に、該コラム19内から操作パネル面19a上
に左右のサイドクラッチレバ−20,21゜脱穀クラッ
チレバ−22および刈取りラッチレバー23を延出し、
かつ該操作コラム19の左側部におけるステップ15に
主クラツチペダル24を設けて運転操作部18を構成し
たものである。
さらに、25は脱穀機6の右側で且つエンジン16の後
部に設けた籾受台で、この籾受台25の上方部には2つ
の籾投口26.26を備えた穀粒出口体27を臨ませて
いる。
部に設けた籾受台で、この籾受台25の上方部には2つ
の籾投口26.26を備えた穀粒出口体27を臨ませて
いる。
この出口体27は一番口から精粒を取り出すための揚穀
コンベア装置28の上端投口に連結したもので、該出口
体27にはその操作握り部を運転席17側へ向けた籾出
口切換レバー29を設けている。
コンベア装置28の上端投口に連結したもので、該出口
体27にはその操作握り部を運転席17側へ向けた籾出
口切換レバー29を設けている。
さらにまた、30は脱穀機6の後部に装設した排藁処理
装置で、この処理装置30は排藁を掻き込んで゛切断す
るためのシリンダカッター31と、同カッター31のケ
ーシングに取り付けたコ字状のブラケット32と、この
ブラケット32に連結する集束杆33を含む排藁集束装
置と、前記カッター31の上部開口を閉鎖する開閉プレ
ート34とを含み、排藁を切断もしくは集束処理すべく
構成している。
装置で、この処理装置30は排藁を掻き込んで゛切断す
るためのシリンダカッター31と、同カッター31のケ
ーシングに取り付けたコ字状のブラケット32と、この
ブラケット32に連結する集束杆33を含む排藁集束装
置と、前記カッター31の上部開口を閉鎖する開閉プレ
ート34とを含み、排藁を切断もしくは集束処理すべく
構成している。
また、前記排藁処理装置30の上方部にはフィードチェ
ーン13に対して略直角に配置させた排藁チェーン35
を張架すると共に、このチェーン35の排藁搬送速度よ
りも高速で駆動する排藁搬送ベルト36を同チェーン3
5の上方部にこれと平行に張架している。
ーン13に対して略直角に配置させた排藁チェーン35
を張架すると共に、このチェーン35の排藁搬送速度よ
りも高速で駆動する排藁搬送ベルト36を同チェーン3
5の上方部にこれと平行に張架している。
一方、37は走行うローラ3用の駆動スプロケットで、
このスプロケット37はファイナルケースを介して走行
用ミッション(図示せず)に連結している。
このスプロケット37はファイナルケースを介して走行
用ミッション(図示せず)に連結している。
また、38は前記スプロケット37と共に、走行うロー
ラ3の端部を支持するアイドルローラ、39は前記走行
うローラ3の下部内面に摺接させる複数のトラックロー
ラである。
ラ3の端部を支持するアイドルローラ、39は前記走行
うローラ3の下部内面に摺接させる複数のトラックロー
ラである。
なお、第2図における40は走行変速レバー、41は刈
取部昇降レバー、42は排藁処理装置、30への動力伝
達をオン・オフ操作するためのクラッチレバ−で゛ある
。
取部昇降レバー、42は排藁処理装置、30への動力伝
達をオン・オフ操作するためのクラッチレバ−で゛ある
。
次いで、殻稈搬送装置について説明すると、前記刈取装
置8における刈刃10の上方部にはウオームケース43
を装設していて、このウオームケース43上には殻稈の
根元側を掻き込む原動側のスターホイル44を回動駆動
自在に装備し、このスターホイル44に従動する別のス
ターホイル45を前記ホイル44の右側に設けている。
置8における刈刃10の上方部にはウオームケース43
を装設していて、このウオームケース43上には殻稈の
根元側を掻き込む原動側のスターホイル44を回動駆動
自在に装備し、このスターホイル44に従動する別のス
ターホイル45を前記ホイル44の右側に設けている。
そして、これらの各スターホイル44.45は左右の殻
稈引起装置46゜47に対応させて装備したものであり
、これらの各引起装置46.47は二つ割りの引起しケ
ースと、0起しチェーンと、引起しタインとから構成し
たことは云うまでもない。
稈引起装置46゜47に対応させて装備したものであり
、これらの各引起装置46.47は二つ割りの引起しケ
ースと、0起しチェーンと、引起しタインとから構成し
たことは云うまでもない。
前記スターホイル44.45の後方上部と殻稈挟把移送
装置12におけるフィードチェーン13の送り始端部と
の間には長短稈調節可能な縦搬送装置48を傾斜状に張
架している。
装置12におけるフィードチェーン13の送り始端部と
の間には長短稈調節可能な縦搬送装置48を傾斜状に張
架している。
この縦搬送装置48はその上端部を揺動支点として長短
稈調節を行なうように構成したもので、該装置48の上
端下部は縦搬送駆動ベベルケース49に支持させる一方
、同装置48の下端上部には長短稈(扱深さ)調節レバ
ー50を取り付けて、右側の引起しケースの背部に長短
稈調節用のガイドプレートを固定し、このガイドプレー
I・の調節ノツチに前記レバー50の中間を支持させる
ように構成している。
稈調節を行なうように構成したもので、該装置48の上
端下部は縦搬送駆動ベベルケース49に支持させる一方
、同装置48の下端上部には長短稈(扱深さ)調節レバ
ー50を取り付けて、右側の引起しケースの背部に長短
稈調節用のガイドプレートを固定し、このガイドプレー
I・の調節ノツチに前記レバー50の中間を支持させる
ように構成している。
次に、第3図乃至第4図を参照して脱穀機6の内部構造
について述べる。
について述べる。
この脱穀機6は機筺51内の上部に形成した扱室52内
に多数の扱歯53,53・・・・・・を有する扱胴7を
軸架し、該扱胴7の軸芯方向に扱口54を形成すると共
に、該扱室52の下方部に網受55および仕切板56を
介して受網57を張設し、さらに前記扱室52の下部に
は扱胴7の軸方向にほぼ平行な揺動選別装置58を設け
たものである。
に多数の扱歯53,53・・・・・・を有する扱胴7を
軸架し、該扱胴7の軸芯方向に扱口54を形成すると共
に、該扱室52の下方部に網受55および仕切板56を
介して受網57を張設し、さらに前記扱室52の下部に
は扱胴7の軸方向にほぼ平行な揺動選別装置58を設け
たものである。
この選別装置58は流下樋59と、該流下樋59の先端
に続き多数の貫通孔をもった選別盤つまりチャフシーブ
60と、このチャフシーブ60の先端上方部に形成した
蝦口状のストロークラック61と、該ストロークラック
61の先端に取り付けた篩線97とによって構成したも
ので、適宜駆動源に連動して揺動する揺動アーム62に
連結され前記扱胴7の軸線と同方向に揺動すべく構成し
ている。
に続き多数の貫通孔をもった選別盤つまりチャフシーブ
60と、このチャフシーブ60の先端上方部に形成した
蝦口状のストロークラック61と、該ストロークラック
61の先端に取り付けた篩線97とによって構成したも
ので、適宜駆動源に連動して揺動する揺動アーム62に
連結され前記扱胴7の軸線と同方向に揺動すべく構成し
ている。
また、前記の揺動選別装置58の下方には一番流穀板6
3及び一番スクリユーコンベア64からなる一番穀物取
出部65と、二番樋66及び二番スクリューコンベア6
7からなる二番穀物取出部68とを有する選別風路69
を形成していて、該風路69の起風側には横断流ファン
(圧風ファン)よりなる唐箕装置70を設けて、この唐
箕装置70からの気流が整流板71によって整流された
後に風路69内を通って排風されるように構成している
。
3及び一番スクリユーコンベア64からなる一番穀物取
出部65と、二番樋66及び二番スクリューコンベア6
7からなる二番穀物取出部68とを有する選別風路69
を形成していて、該風路69の起風側には横断流ファン
(圧風ファン)よりなる唐箕装置70を設けて、この唐
箕装置70からの気流が整流板71によって整流された
後に風路69内を通って排風されるように構成している
。
さらにまた、前記節線97の上方部にはその吸引ロア2
を機筺51内と連通させた吸排藁装置73を装備してい
て、排塵をその排風ロア4を介して機外へ放出すべく構
成している。
を機筺51内と連通させた吸排藁装置73を装備してい
て、排塵をその排風ロア4を介して機外へ放出すべく構
成している。
また、前記二番穀物取出部68の右側端部には二番スロ
ワ−羽根75、二番スロワ−ケース76および二番スロ
ワ−筒77からなる二番還元装置78を取り付けていて
、該装置78の二番還元ロア9を扱胴7後部の仕切板5
6前面に開口し、二番還元物を扱室52に還元すべく構
成している。
ワ−羽根75、二番スロワ−ケース76および二番スロ
ワ−筒77からなる二番還元装置78を取り付けていて
、該装置78の二番還元ロア9を扱胴7後部の仕切板5
6前面に開口し、二番還元物を扱室52に還元すべく構
成している。
一方、フィードチェーン13の送り終端部と排藁チェー
ン35の送り始端部とに沿う上端開口部をもった四番樋
80(第3図参照)を脱穀機機筺51の左側部に形成し
、脱穀済みの稈つまり排藁の穂先部分を四番樋80に入
れた状態で、この排藁をフィードチェーン13から順次
排藁チェーン35へ受は継がせるようになっている。
ン35の送り始端部とに沿う上端開口部をもった四番樋
80(第3図参照)を脱穀機機筺51の左側部に形成し
、脱穀済みの稈つまり排藁の穂先部分を四番樋80に入
れた状態で、この排藁をフィードチェーン13から順次
排藁チェーン35へ受は継がせるようになっている。
また二番スクリューコンベア67の始端部を四番樋80
に臨ませて、この四番樋80に落下する刺り粒を二番穀
物取出部68および二番還元装置78を介して扱室52
へ還元すべく構成している。
に臨ませて、この四番樋80に落下する刺り粒を二番穀
物取出部68および二番還元装置78を介して扱室52
へ還元すべく構成している。
さらに、扱胴カバー81の内面には送塵調節弁82と排
塵案内弁83.84とを取り付ける一方、三番室85の
上端開口を燃料タンク86によって閉・鎖している。
塵案内弁83.84とを取り付ける一方、三番室85の
上端開口を燃料タンク86によって閉・鎖している。
前記扱胴7は入口ホイル87と3枚の円弧状の扱胴体8
8・・・・・・とからなり、この扱胴7の後部に円錐台
状の第1排塵胴89を介して該扱胴7よりも小径の第2
排塵胴90を連結している。
8・・・・・・とからなり、この扱胴7の後部に円錐台
状の第1排塵胴89を介して該扱胴7よりも小径の第2
排塵胴90を連結している。
そして、一方の排塵胴89の外周面には扱胴バランサを
兼ねる扱胴スクレーパ91をビス止めし、他方の排塵胴
90の外周面には夾雑物を攪拌し該夾雑物が一個所に集
束落下するのを防止するために台形状の夾雑物攪拌羽根
92をカシメ止めしている。
兼ねる扱胴スクレーパ91をビス止めし、他方の排塵胴
90の外周面には夾雑物を攪拌し該夾雑物が一個所に集
束落下するのを防止するために台形状の夾雑物攪拌羽根
92をカシメ止めしている。
この羽根92は第5図に断面して示す如く補強用リブ9
3を一体形成したもので、この羽根92の反回転方向側
(後行側)の傾面には3つの塵抜き穴94・・・・・・
を突設し7ている。
3を一体形成したもので、この羽根92の反回転方向側
(後行側)の傾面には3つの塵抜き穴94・・・・・・
を突設し7ている。
そして、この実施例においては羽根92を1枚だけカシ
メ止めしている。
メ止めしている。
これは、羽根の枚数が多いと、多数の羽根の回転によっ
て起風される風が横断流ファン70からの選別風を乱す
恐れが生ずるのを防ぐためである。
て起風される風が横断流ファン70からの選別風を乱す
恐れが生ずるのを防ぐためである。
なお、第4図における95はフレーム96と仕切板56
との間に形成した扱室排塵口である。
との間に形成した扱室排塵口である。
前記節線97はストロ−ラック61から受は継いだ二番
物および三番物を該節線97の揺動によって、もみほぐ
しながら選別し、二番物は二番スクリューコンベア67
上へ落下させ、三番物は吸排座装置73の吸引ロア2へ
吸引させる作用効果を奏するものである。
物および三番物を該節線97の揺動によって、もみほぐ
しながら選別し、二番物は二番スクリューコンベア67
上へ落下させ、三番物は吸排座装置73の吸引ロア2へ
吸引させる作用効果を奏するものである。
一方、排塵胴90軸架位置に対応する機筺51には第3
図および第5図に示す如く節線98を取り付けている。
図および第5図に示す如く節線98を取り付けている。
この節線98は次のような作用を奏するものである。
つまり、扱室52によって生じた藁屑等の夾雑物が仕切
板55上を通って排塵胴90を軸架した室(いわゆる排
塵室)に至り、この夾雑物が排塵胴90の一定方向の回
転によって片寄った位置へのみ落下するのを抑制し、前
記羽根92の作用と相俟って夾雑物を均等に落下制御す
るためのものである。
板55上を通って排塵胴90を軸架した室(いわゆる排
塵室)に至り、この夾雑物が排塵胴90の一定方向の回
転によって片寄った位置へのみ落下するのを抑制し、前
記羽根92の作用と相俟って夾雑物を均等に落下制御す
るためのものである。
なお、第5図における99は扱室52と四番樋80とを
連通させるための稈出口である。
連通させるための稈出口である。
本考案は上記の如く構成するものにして、以下、作用を
説明する。
説明する。
縦搬送装置48からフィードチェーン13に受は継がれ
た殻稈は扱口54から扱室52内にその穂先部が挿入さ
れ、扱胴7の扱歯53によって脱粒され、次いで稈出口
99を介して四番樋80内に至る。
た殻稈は扱口54から扱室52内にその穂先部が挿入さ
れ、扱胴7の扱歯53によって脱粒され、次いで稈出口
99を介して四番樋80内に至る。
殻稈は扱胴7の回転によって上述の如く脱粒されると同
時に、この扱室52内では藁屑等の夾雑物が生じ、この
夾雑物の一部は受網57を介して揺動選別装置58上に
、また夾雑物の大部分は仕切板55上を通って排塵胴9
0を軸架した室(いわゆる排塵室)に至る。
時に、この扱室52内では藁屑等の夾雑物が生じ、この
夾雑物の一部は受網57を介して揺動選別装置58上に
、また夾雑物の大部分は仕切板55上を通って排塵胴9
0を軸架した室(いわゆる排塵室)に至る。
このようにして鉄基に至った夾雑物は羽根92の回転に
よって攪拌されると共に、節線98の落下抑制作用によ
って、−個所に片寄ることなくほぼ均等に分散された状
態でストロ−ラック61上に落下するので選別効果の向
上を図ることかで゛きるものである。
よって攪拌されると共に、節線98の落下抑制作用によ
って、−個所に片寄ることなくほぼ均等に分散された状
態でストロ−ラック61上に落下するので選別効果の向
上を図ることかで゛きるものである。
本考案は以上詳述したように、扱胴7後部に一体連設す
る排塵胴90を扱室52後側の仕切板56外側に設け、
前記仕切板56上端側を介して扱室52から排塵胴90
部に藁屑を排出すると共に、前記排塵胴90外周に攪拌
羽根92を取付けて鉄部に至る藁屑を略均−分散させる
脱穀機において、前記仕切板56の一側延設部と機筺5
1側面部とで形成する四番樋80に稈出口99を介して
扱室52後側を連通させ、前記攪拌羽根92に至る直前
で稈出口99を介して扱室52から稈を抜出すもので、
前記仕切板56の案内によって扱室52から抜出す稈が
前記攪拌羽根92に当接するのを防止でき、前記羽根9
2による藁屑分散を良好に行うことができると共に、前
記扱胴7による脱粒直後に藁屑と異なる経路で稈を扱室
52から抜出すことにより、其の稈即ち排藁に含まれる
穀粒及び藁屑を激減でき、四番損失並びに排藁乱れ等を
防いで排藁処理を容易に行うことができる等の顕著な効
果を奏するものである。
る排塵胴90を扱室52後側の仕切板56外側に設け、
前記仕切板56上端側を介して扱室52から排塵胴90
部に藁屑を排出すると共に、前記排塵胴90外周に攪拌
羽根92を取付けて鉄部に至る藁屑を略均−分散させる
脱穀機において、前記仕切板56の一側延設部と機筺5
1側面部とで形成する四番樋80に稈出口99を介して
扱室52後側を連通させ、前記攪拌羽根92に至る直前
で稈出口99を介して扱室52から稈を抜出すもので、
前記仕切板56の案内によって扱室52から抜出す稈が
前記攪拌羽根92に当接するのを防止でき、前記羽根9
2による藁屑分散を良好に行うことができると共に、前
記扱胴7による脱粒直後に藁屑と異なる経路で稈を扱室
52から抜出すことにより、其の稈即ち排藁に含まれる
穀粒及び藁屑を激減でき、四番損失並びに排藁乱れ等を
防いで排藁処理を容易に行うことができる等の顕著な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る脱穀機を搭載したコンバインの側
面図、第2図はその平面図、第3図は脱穀部を断面して
示す平面視図、第4図は脱穀機6の縦断面図、第5図は
第4図のv−■線に沿う要部矢視図である。 6・・・・・・脱穀機、7・・・・・・扱胴、52・・
・・・・扱室、90・・・・・・排塵胴、92・・・・
・・羽根。
面図、第2図はその平面図、第3図は脱穀部を断面して
示す平面視図、第4図は脱穀機6の縦断面図、第5図は
第4図のv−■線に沿う要部矢視図である。 6・・・・・・脱穀機、7・・・・・・扱胴、52・・
・・・・扱室、90・・・・・・排塵胴、92・・・・
・・羽根。
Claims (1)
- 扱胴7後部に一体連設する排塵胴90を扱室52後側の
仕切板56外側に設け、前記仕切板56上端側を介して
扱室52から排塵胴90部に藁屑を排出すると共に、前
記排塵胴90外周に攪拌羽根92を取付けて鉄部に至る
藁屑を略均−分散させる脱穀機において、前記仕切板5
6の一側延設部と機筺51側面部とで形成する四番樋8
0に稈出口99を介して扱室52後側を連通させ、前記
攪拌羽根92に至る直前で稈出口99を介して扱室52
から稈を抜出すように構成したことを特徴とする脱穀機
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15353777U JPS5832595Y2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 脱穀機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15353777U JPS5832595Y2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 脱穀機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5478666U JPS5478666U (ja) | 1979-06-04 |
JPS5832595Y2 true JPS5832595Y2 (ja) | 1983-07-20 |
Family
ID=29140808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15353777U Expired JPS5832595Y2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 脱穀機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832595Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-15 JP JP15353777U patent/JPS5832595Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5478666U (ja) | 1979-06-04 |
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