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JPS5810387B2 - 4,5,6,7テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン誘導体及びその製法 - Google Patents

4,5,6,7テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン誘導体及びその製法

Info

Publication number
JPS5810387B2
JPS5810387B2 JP53139477A JP13947778A JPS5810387B2 JP S5810387 B2 JPS5810387 B2 JP S5810387B2 JP 53139477 A JP53139477 A JP 53139477A JP 13947778 A JP13947778 A JP 13947778A JP S5810387 B2 JPS5810387 B2 JP S5810387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titrahydroimidazo
pyridine
formula
alkyl group
atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53139477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5524158A (en
Inventor
ウーゴ・スカルポニ
ジウリアナ・アルカリ
ジヨヴアンニ・フアルコニ
ルイージ・ベルナルデイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUAAMITARIA KARURO ERUBA SpA
Original Assignee
FUAAMITARIA KARURO ERUBA SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUAAMITARIA KARURO ERUBA SpA filed Critical FUAAMITARIA KARURO ERUBA SpA
Publication of JPS5524158A publication Critical patent/JPS5524158A/ja
Publication of JPS5810387B2 publication Critical patent/JPS5810387B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/02Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式: 〔式中:R1はC原子数1〜4の低級アルキル基を表わ
し、R2は水素原子又はC原子数1〜4の低級アルキル
基を表わし、R3はC原子数1〜4の飽和、直鎖又は分
枝アルキル基を表わす〕の新規4・5・6・7−チトラ
ヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジン誘導体及びその
製法に関する。
ベルギー国特許明細書第850130号に胃潰瘍及び十
二指腸潰瘍の価値の高い治療剤として一般式: 〔式中:R1、R2及びR3は上記のものを表わす〕の
4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕
ピリジンが記述されている。
同化合物は置換イミダゾ〔4・5−c〕ピリジン(IV
)を適当なイソチオシアン酸N−アルキル(V)と反応
させることにより得られる。
出発物質として使用される式(IV’)の3・4一置換
イミダゾ〔4・5−c〕ピリジンは以下の反応工程図に
示す様に4−置換又は不置換4・5・6・7−チトラヒ
ドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジン(VI)をアルキ
ル化することにより製造される: 上記の反応工程が示す様に、化合物(Vl)を先ずクロ
ル蟻酸ヘンシルと反応させて第ニアミノ窒素原子を保護
し、次いでその様に得られた式(■)の保護誘導体を強
有機塩基例えばn−ブチルリチウム又はカリウム−te
rt、−ブチラードで処理した後で適当なハロゲン化ア
ルキル又は硫酸ジアルキルを使用してアルキル化する。
アルキル化生成物をシリカゲル上でクロマトグラフィー
処理することにより精製化合物(■)を油状物として得
、これはシリカゲルプレート上での薄層クロマトグラフ
ィー分析において唯一つのスポットを示ス。
引続いてその様に得られた式(■)の3−アルキル化化
合物を触媒としてのパラジウム/カーボンを使用するか
又は酢酸中の20%臭化水素酸で処理して水素添加分解
することにより式(IV)の所望の中間生成物を得る。
これを引続いて式(V)のイソチオシアン酸アルキルと
縮合することにより式(I[)の最終生成物が形成され
る。
粗化合物(■)をクロマトグラフィー処理した際に得ら
れる最初の留分を注意深く試験するとクロロホルム−メ
タノール(9:1)系中でより大きなRf値を有する極
性のより少ない物質が存在することが示される。
これを単離すると異性l−アルキル誘導体(■つである
ことが立証される。
これを水素添加分解するか又は酢酸中の20%臭化水素
酸で処理することにより異性アミン(■′)が得られ、
この化合物(■)を種々のイソチオシアン酸アルキルと
縮合することにより式(I)の最終生成物が製造される
これは意想外にも式(n)の異性生成物に比較してより
高い薬物学的効力を有し、その上毒性が非常に低い。
更に化合物(■)はクロロホルム−メタノール(9:1
)系中で式(II)の異性体よりも常により大きなRf
値を有するために同新規化合物(I)は薄層クロマトグ
ラフィー分析において異性3−アルキル同族体(n)と
明確に区別されることが確認出来る。
又核磁気共鳴スペクトル分析においても化合物(I)と
化合物(n)とははっきりと区別される。
事実一般式(I)の化合物のC−4におけるプロトン又
はメチレン(R2=Hの場合)は一般式(n)の相当す
る化合物に比較してより強い磁場において共鳴シグナル
を生じる。
式(I)の化合物がすぐれた薬物学的性質を有すること
が確認された後で、上記の方法で製造された4・5・6
・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジン(
IV)ではなく、一般式:%式% イミダゾ〔4・5−c〕ピリジンを選択的に製造するた
めの新規方法が見出された。
同製法は本発明の更なる目的である。
出発物質として式(■)の化合物を使用し、新アルキル
化工程をベンゾ−ルー水酸化ナトリウムの18規定水溶
液の二相系中で相移行触媒例えば臭化n−テトラブチル
アンモニウム、塩化トリエチルベンジルアンモニウム又
は他の種々の第四アルキルアンモニウム塩(シンテシス (5ynthesis)、1973年441頁)の存在
下で常用のアルキル化剤(ハロゲン化フルキル、p−ド
ルオールスルホン酸アルキル、硫酸アルキル)を用いて
行う。
同条件下でアルキル化工程が高度に選択的に行われ、主
生成物として式(■′)の1−アルキル化中間生成物が
生成し、これを引続いて上記の反応工程図に従って式(
I)の新規化合物に変換する。
式(I)の最終生成物の収率は70〜75%にまで達す
る。
式(I)の新規生成物は遊離塩基としてか、又は薬物学
的に使用可能の酸の塩として単離することが出来、胃潰
瘍及び十二指腸潰瘍の治療において上記の式(n)の化
合物よりも高い薬物学的効力とより僅少な毒性を示す。
同化合物の活性をラットを使用して行った抗潰瘍試験及
び抗分泌試験で確認した。
対照物質としては抗分泌作用で知られ(ライ’) (
Wyllie )等:ブート(Gut) 1973年第
14巻424頁)、この分野における活性物質の1つと
見なされている(S、ダイ(Dai)等:ヨーロピアン
ジャーナル オブ ファーマコラジー(Eur 、 J
、 Pharm、)1975年第33巻277頁)メ
チアミド(Methiam id )を使用した。
(1)ラットにおける潰瘍抑制作用(ボンフィルス(B
onfils )等:テラピー(Therapie )
1960年第15巻1096頁) 24時間絶食させた雄のスプラグ−ドウレイ(S pr
ague −Daw leいラット(100〜120f
)を各グループ用に6匹ずつ使用した。
非可動化のために平方形の柔軟な小メツシユワイヤーネ
ットを使用した。
非可動化4時間後にラットを殺し、その胃を取出し、傷
害を創見顕微鏡で数えた。
得られた結果を第1表に示す。
数値はED5゜(50%に有効な量)として挙げられて
いる。
各化合物は非可動化の直前に皮下(s、 c、 )投与
、又は1時間前に経口(os)投与された。
(2)ラットにおける胃液分泌抑制作用(シエイ(5h
ay ) :ガストロエンテロロジー(Gastroe
nterology ) 1945年第43巻5頁) 抗胃液分泌作用をラットを用い幽門結紮技術により確認
した。
雄のスプラグ−ドウレイ(Sprague −Dawl
ey)ラット(110〜130グ)を各グループ用に6
匹ずつ使用した。
試験の24時間前から飼料を全然与えなかったが、その
保水量は保持した。
手術の日にエーテル麻酔をかげて幽門を結紮した。
結紮4時間後にラットを殺し、胃分泌物を集め、10分
間3500回転/分で遠心分離し、次いで容量−沈降物
を測定した。
胃液中の遊離塩酸の量をドブファー(Topfer)−
指示薬を使用し0.01規定の水酸化ナトリウムに対し
て滴定することにより測定した。
各化合物は結紮の時点で皮下注入された。
(3)ラットにおける抗コリン作働作用 多くの抗潰瘍剤、例えばアトロピンは望ましからざる抗
コリン作働作用を明白に示すことを考慮に置いて、ラッ
トにおいてカルバコリンにより誘発される血涙症に対す
るいくつかの誘導体の拮抗作用を試験した(ヴインブル
ク (W inburg ) Ml等:ジャーナル オブ
7フーマコラシー アンド エクスペリメンタルテラピ
ュウテイツクス(J、Pharm、Exp。
Therap、) 1949年第95巻53頁)。
体重250vの雄のスプラグ−ドウレイ (Sprague−Dawley)ラットを各グループ
用に3〜5匹ずつ使用した。
第1表に得られた結果をED5oとして示す。
アセチルサリチル酸で誘発された潰瘍及びシスタミンで
誘発された潰瘍に対する4種の化合物の拮抗作用を試験
し、更にマウスにおけるその毒性を確めた。
(4)ラットにおけるアセチルサリチル酸で誘発された
胃潰瘍に対する抑制作用 雄のスプラグ−ドウレイ(Sprague −Dawl
ey)ラット(200〜250si’)を各グループ用
に6匹ずつ使用した。
試験の24時間前から飼料は全然与えなかったが、その
保水量は保持した。
5%のアラビヤゴム溶液中に懸濁させたアセチルサリチ
ル酸(1oOダ/kg)をラットに経口投与した。
拮抗剤はアセチルサリチル酸処理の60分前に3用量を
経口で、又30分前に皮下注入で投与した。
拮抗剤投与4時間後に動物を殺し、胃を取出し、軽く吹
き膨らませ、1%のホルマリン溶液中に10分間浸漬し
て固定した。
次いで胃を大湾曲に沿って切り込み、平方格子を有する
創見顕微鏡(IOX)で傷害の長さを測定した。
一匹のラット当りの傷害の長さくmm)の計を潰瘍指数
として使用した。
対照グループの潰瘍指数に対する抑制百分率を計算した
(5)ラットにおけるシステアミンにより誘発された十
二指腸の病変に対する抑制作用 雄のスプラグ−ドウレイ(SpragHe −Dawl
ey)ラット(200〜225P)を各グループ用に6
匹ずつ使用した。
試験の24時間前から飼料は全然与えなかったが、水は
自由に飲ませた。
生理的食塩水に溶かしたシステアミン、HCl (4
00ダ/kg)を皮下注入した。
拮抗剤はシステアミン処哩60分前に経口で、又30分
前に皮下注入した。
システアミン処理後18〜24時間は動物を完全に断食
させ、次いでエーテル過量投与により殺した。
各ラットの胃と十二指腸とを切り取り、胃−十二指腸路
の傷害の存在を測定した。
各ラットにおける傷害の表面積(−)の計を平方格子を
有する創見顕微鏡(1OX)で測定し、潰瘍指数として
使用した。
対照グループの潰瘍指数に対する抑制百分率を計算した
試験結果を第■表に示す。
第1表及び第■表のデータから、式(I)の化合物は対
照化合物よりもより高い抗潰瘍−及。
び拮分泌作用を有することが明らかである。
その上1−アルキル置換を有する化合物(式■)は相当
スる3−アルキル誘導体(式■)よりも抗潰瘍剤として
も又拮分泌剤としてもより高い効力を示す。
又不快な副作用を惹起させるために望ましくない抗コリ
ン作働作用もl−アルキル誘導体(式■)の場合には3
−アルキル誘導体(式■)の場合よりも少ないことが認
められる。
更にアセチルサリチル酸並びにシステアミンによりそれ
ぞれ誘発された潰瘍に対する1−アルキル誘導体及び3
−アルキル誘導体の抑制作用の比較(第■表)から、1
−アルキル誘導体(式■)が相当する3−アルキル誘導
体(式■)よりも明確にすぐれていることが認められる
更に1−アルキル誘導体は3−アルキル誘導体よりも毒
性が少なく、従ってその治療指数は著しく改善されてい
る。
以下の実施例は本発明を詳述するものである。
例1 1・4−ジエチル−5−(N−イソプロピルチオカルバ
モイル)−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4
・5−c〕ピリジン 4−エチル−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔
4・5−c)ピリジン(ファルマコ、エディチオン サ
イエンテイフイカ(Farmaco、Ed、Sci、)
1967年第22巻821頁)3.024グ、炭酸カリ
ウム5.80g、水30m1及びクロロホルム22m1
からなる混合物を氷水で冷却し、強力に攪拌する。
クロロホルム30m1中のクロル蟻酸ベンジル7.16
5fの溶液を約8時間の間に添加する。
次いで氷浴を除去し、混合物を室温において1晩攪拌す
る。
有機層を分離し、乾燥し、真空中で蒸発濃縮し、油状残
渣をメタノール60m1中に溶。
かし、そこに2規定の水酸化ナトリウム20m1を攪拌
しながら添加する。
1時間後に同溶液を中和し、繰返しクロロホルムで抽出
する。
一緒に合せた抽出物を乾燥し、真空中で蒸発濃縮し、残
渣を1規定の塩酸20m1中に溶かす。
次いで同塩酸溶液を蒸発乾個し、残渣をエチルエーテル
と酢酸エチル(95:5v/v)との混合物30rnl
Q処理すると4−エチル−5−ベンジルオキシカルボニ
ル−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−
c〕ピリジン塩酸塩が沈殿する。
それを濾過ニし、乾燥することにより融点162℃の生
成物5.391を得る。
同塩酸塩を水25m1中に溶かし、同溶液を中和し、繰
返しクロロホルムで抽出する。
一緒に合せた抽出物を乾燥し、真空中で蒸発濃縮し、油
状残。
渣をペンゾール72m1中に溶かす。
同溶液に18規定の水酸化ナトリウム10.8mlを攪
拌しながら添加し、得られた混合物に臭化n−テトラブ
チルアンモニウム0.468S’と臭化エチル2.18
fを順次強力に攪拌1−ながら添加する。
4時間後に臭。化エチルを更に1.09f添加する。
8時間後に有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し、真空
中で蒸発濃縮する。
■・4−ジエチル−5−カルボベンジルオキシ−4・5
・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジ
ン(クロロホルム:メタノール(9:1)系中でのRf
=0.54 )と少量の3・4−ジエチル−5−カル
ボベンジルオキシ−4・5・6・7−チトラヒドロイミ
ダゾ〔4・5−c〕ピリジン(同系中でのRf=0.4
5)とからなる油状残渣をシリカゲルカラム上でクロマ
トグラフィー処理することにより、■・4−ジエチル−
5−カルボベンジルオキシ−4・5・6・7−チトラヒ
ドロイミダゾ〔4・5−C〕ピリジン(■′:R1−R
2−C2H3)4.81を油状物として得る。
核磁気共鳴スペクトル(CDC13): 1.05δ(
三重環、CH3−C(H2)−C)、1.40δ(三重
環、CH3−C(H2) −N) 、3.86δ(四重
環、C(H3) −CH,N)、5.19δ(単項、C
00CH2)、 7,36δ(単項、芳香族及びイミダ
ゾールプロトン)。
この油状物(A)を氷酢酸中のHBr の20%溶液5
7rnl中に溶かし、1時間室温で放置する。
引続いて同溶液を真空中で蒸発濃縮し、残渣を水に溶か
す。
それで得られた水溶液を2度エーテルで洗浄し、蒸発乾
個し、固体残渣を2規定の水酸化ナトリウム18I71
1中に溶かし、同溶液を蒸発乾個する。
残渣をクロロホルム中に入れ、分離した臭化ナトリウム
を濾別し、濾液を乾燥し・、真空中で蒸発濃縮すると油
状残渣が得られる。
又は上記油状物穴をエタノールに溶かし、圧力約2.1
バール及び温度55〜60℃において4〜5時間の間触
媒としての10%のPd/C上で水素添加する。
溶剤の蒸発除去後、■・4−ジエチル−4・5・6・7
−イミダソ゛〔4・5−C〕ピリジン(■仕R1=R2
−C2H5)を油状物の形で得る。
核磁気共鳴スペクトル(CDC15): 1.05δ(
三重環、CHa C(H2) C)、■、38δ(
三重環、CH3−C(H2)−N)、1.95δ(単項
、NH)、3.86δ(四重環、C(H3)−CH2N
)、7.35δ(単項、イミダゾールプロトン)。
この油状物を無水アセトニトリル27rnl中に溶かし
、イソチオシアン酸イソプロピル2.71で処理し、7
時間還流下に保持し、1晩−15℃で放置し、次いで濾
過することにより融点196℃の1・4−ジエチル−5
−(N−イソプロピルチオカルバモイル)−4・5・6
・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジン3
.88S’を得る。
核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6):0.93δ
(三重環、CH3−C(H2)−C−4)、■、08δ
(三重環、イソプロピルCH3)、■、23δ(三重環
、CH3−C(H2)−N)、5.52δ(三重環、C
−4−H)、7.44δ(単項、C−2−H)。
比較として公知の3・4−ジエチル−5−(N−イソプ
ロピルチオカルバモイル)−4・5・6・7−チトラヒ
ドロイミダゾ〔4・5−C〕ピリジンの核磁気共鳴スペ
クトルは以下の様である。
核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6) : 0.8
9δ(三重環、CH3−C(H2)−C−4)、1.1
0δ(三重環、イソプロピルCH3)、■、30δ(三
重環、CH3−C(H2)−N)、6.16δ(三重環
、C−4−H)、7,45δ(単項、C−2−H’)。
例2 1−メチル−4−エチル−5−(N−イソプロピルチオ
カルバモイル)−4・5・6・7−チトラヒドロイミダ
ゾ〔4・5−C〕ピリジン沃化メチルを使用し、その他
の条件は例1と同様に作業する。
上記の化合物を収率76%で得る、融点186℃。
核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d、):0.93δ
(三重環、エチルCH3)、1.10δ(三重環、イソ
プロピルCH3)、3.46δ(単項、CH3−N)、
5,55δ(三重環、C−4−H)、7.39δ(単項
、C−2−H)。
比較として公知の3−メチル−4−エチル−5−(N−
イソプロピルチオカルバモイル)−4・5・6・7−チ
トラヒドロイミダゾ〔4・5−C〕ヒリジンの核磁気共
鳴スペクトルは以下の様である。
核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6):0.90δ
・(三重環、エチルCH3)、1.12δ(三重環、イ
ソプロピルCH3)、3,50δ(単項、CH3−N)
、6.01δ(三重環、C−4−H)、7.27δ(単
項、C−2−H)。
例3 1−メチル−5−(N−イソプロピルチオカルバモイル
)−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−
c〕ピリジン 4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕
ピリジンを出発物質とし、沃化メチルを使用した他は例
1と同じ条件下で作業して上記の化合物を収率75%で
得る、融点200℃。
核磁気共鳴スペクトル(CDC12) : 1.27δ
(三重環、CH3インプロピル)、3.57δ(単項、
CH3−N)、4.55δ(単項、C−4−H2’)、
7.38δ(単項、C−2−H)。
比較として公知の3−メチル−’5− (N−イソプロ
ピルチオカルバモイル)−4・5・6・7−チトラヒド
ロイミダゾ〔4・5−C〕ピリジンの核磁気共鳴スペク
トルは以下の様である。
核磁気共鳴スペクトル(CDC12):1.25δ(三
重環、イソプロピルCH3)、3.58δ(単項、CH
3−N)、5.00δ(単項、C−4−H2)、7.3
8δ(単項、C−2−H)。
例4 1−メチル−5−(N−メチルチオカルバモイル)−4
・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピ
リジン 4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕
ピリジンと沃化メチルとから出発した他は例1と同条件
下で作業し、中間生成物として1−メチル−4・5・6
・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジンを
得、引続いてこれをイソチオシアン酸メチルと反応させ
て上記の化合物を収率78%で得る、融点23.8℃。
塩酸塩の核磁気共鳴スペクトル(D20中):2.81
δ(三重環、C−6−H2)、 3.00δ(単項、C
H3−NH)、3.78δ(単項、CH3−N−1)、
4.12δ(三重環、C−7−H2)、 4,64δ(
単項、C−4−H2)、8.46δ(単項、C−2−H
)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中:R1はC原子数1〜4の低級アルキル基を表わ
    し、R2は水素原子又はC原子数1〜4の低級アルキル
    基を表わし、R3はC原子数1〜4の飽和、直鎖又は分
    枝アルキル基を表わす〕の4・5・6・7−チトラヒド
    ロイミダゾ〔4・5−C〕ピリジン誘導体。 21・4−ジエチル−5−(N−イソプロピルチオカル
    バモイル)−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔
    4・5−c〕ピリジンである特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 31−メチル−4−エチル−5−(N−イソプロピルチ
    オカルバモイル)−4・5・6・7−チトラヒドロイミ
    ダゾ〔4・5−c〕ピリジンである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 41−メチル−5−(N−イソプロピルチオカルバモイ
    ル)−4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5
    −c〕ピリジンである特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 51−#ルー5−(N−メチルチオカルバモイル)−4
    ・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピ
    リジンである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 6 一般式: 〔式中:R1はC原子数1〜4の低級アルキル基を表わ
    し、R2は水素原子又はC原子数1〜4の低級アルキル
    基を表わし、R3はC原子数1〜4の飽和、直鎖又は分
    枝アルキル基を表わす〕の4・5・6・7−チトラヒド
    ロイミダゾ〔4・5−C〕ヒリジン誘導体を製造するに
    当り、一般式:〔式中:R2は上記のものを表わす〕の
    公知の4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5
    −c〕ピリジンをショツテン−バウマン反応によりクロ
    ル蟻酸ベンジルと反応させ、その様に得られた5−N−
    カルボベンズオキシ誘導体をペンゾール−水酸化ナトリ
    ウムの18規定水溶液の二相系中で相移行触媒例えば臭
    化n−テトラブチルアンモニウム、塩化トリエチルベン
    ジルアンモニウム又は別の種々のアンモニウム塩の存在
    下でアルキル化又はR,0−8o2−OR1(式中:R
    1は上記のものを表わし、Xは塩素原子、臭素原子又は
    沃素原子を表わす〕を用いてアルキル化し、その際選択
    的に得られた式: 〔式中:R1及びR2は上記のものを表わす〕の1−ア
    ルキル化中間生成物を氷酢酸中の無水HBr の20%
    溶液で室温において1時間処理してカルボベンズオキシ
    −N−保護基を除去することによるか又はエタノール溶
    液中で温度55〜60℃、圧力2.1バールにおいて触
    媒としての10%Pd/C上で4〜5時間水素添加分解
    することにより式: 〔式中:R1及びR2は上記のものを表わす〕の中間生
    成物4・5・6・7−チトラヒドロイミダゾ〔4・5−
    c〕ピリジンを得、引続いてこれを無水アセトニ) I
    Jル中で式:R3NC8〔式中:R3は上記のものを表
    わす〕のイソチオシアン酸N−アルキルと還流温度にお
    いて数時間反応させることを特徴とする4・5・6・7
    −チトラヒドロイミダゾ〔4・5−c〕ピリジン誘導体
    の製法。
JP53139477A 1978-08-07 1978-11-14 4,5,6,7テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン誘導体及びその製法 Expired JPS5810387B2 (ja)

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