JPH1182887A - 圧力容器 - Google Patents
圧力容器Info
- Publication number
- JPH1182887A JPH1182887A JP26099597A JP26099597A JPH1182887A JP H1182887 A JPH1182887 A JP H1182887A JP 26099597 A JP26099597 A JP 26099597A JP 26099597 A JP26099597 A JP 26099597A JP H1182887 A JPH1182887 A JP H1182887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- pressure vessel
- flange portion
- sealing material
- pressure valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力容器において、合成樹脂製のライナーと
金属製の口金との間の気密シールの信頼性を高める。 【解決手段】 合成樹脂製のライナー2と金属製の口金
本体10とを備える圧力容器において、ボス部11がラ
イナー2を貫通するとともにフランジ部12がライナー
2の内面側に位置するように口金本体10を配設する。
フランジ部12に一端がライナー2の内部に連通し他端
がフランジ部12のライナー向き面12aに開口する通
気孔19を形成する。ライナー向き面12aに通気孔1
9の他端開口を覆うように環板状の気圧バルブ26を添
設し、ライナー向き面12aに気圧バルブ26を覆うよ
うに環板状の弾性シール材18を付設し、充填したCN
Gの内圧により弾性シール材18をライナー2の内面に
強く押し当てる。
金属製の口金との間の気密シールの信頼性を高める。 【解決手段】 合成樹脂製のライナー2と金属製の口金
本体10とを備える圧力容器において、ボス部11がラ
イナー2を貫通するとともにフランジ部12がライナー
2の内面側に位置するように口金本体10を配設する。
フランジ部12に一端がライナー2の内部に連通し他端
がフランジ部12のライナー向き面12aに開口する通
気孔19を形成する。ライナー向き面12aに通気孔1
9の他端開口を覆うように環板状の気圧バルブ26を添
設し、ライナー向き面12aに気圧バルブ26を覆うよ
うに環板状の弾性シール材18を付設し、充填したCN
Gの内圧により弾性シール材18をライナー2の内面に
強く押し当てる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CNG(圧縮天然
ガス)等の各種圧縮ガス、LNG(液化天然ガス)、L
PG(液化石油ガス)等の各種液化ガス、その他の各種
加圧物質を充填するための圧力容器に関するものであ
る。
ガス)等の各種圧縮ガス、LNG(液化天然ガス)、L
PG(液化石油ガス)等の各種液化ガス、その他の各種
加圧物質を充填するための圧力容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CNG用の圧力容器60として、
図9に示すように、CNGを透過させない合成樹脂製の
ライナー61と、耐圧性を高めて600kg/cm2 の
耐圧規格を満たす外層のFRP(繊維強化樹脂)補強層
65とからなるものが考えられており、両層の役割分担
により軽量化が図られている。ライナー61は、筒状の
周壁部62とその両端を閉鎖する湾曲面状の端壁部63
とを合成樹脂により一体形成してなる。ライナー61に
継目なしが要求される場合、ライナー成形方法は回転成
形又はブロー成形に限定される。
図9に示すように、CNGを透過させない合成樹脂製の
ライナー61と、耐圧性を高めて600kg/cm2 の
耐圧規格を満たす外層のFRP(繊維強化樹脂)補強層
65とからなるものが考えられており、両層の役割分担
により軽量化が図られている。ライナー61は、筒状の
周壁部62とその両端を閉鎖する湾曲面状の端壁部63
とを合成樹脂により一体形成してなる。ライナー61に
継目なしが要求される場合、ライナー成形方法は回転成
形又はブロー成形に限定される。
【0003】一方の端壁部63の中心部には、配管接続
用のジョイント(図示略)を接続するための金属製の口
金70が取付けられている。口金70は、ライナー61
を貫通するボス部71と、ボス部71の内端側外周に突
設されたフランジ部72と、ボス部71の内周に螺合さ
れた締付部材73とからなる。ライナー61が口金70
に接着成形されることにより、両者61,70間の気密
シールを図っている。また、ボス部71の内周には段部
74があり、該段部74に回り込んだライナー61の端
部を締付部材73で締付けることにより、気密シールの
向上を図っている。
用のジョイント(図示略)を接続するための金属製の口
金70が取付けられている。口金70は、ライナー61
を貫通するボス部71と、ボス部71の内端側外周に突
設されたフランジ部72と、ボス部71の内周に螺合さ
れた締付部材73とからなる。ライナー61が口金70
に接着成形されることにより、両者61,70間の気密
シールを図っている。また、ボス部71の内周には段部
74があり、該段部74に回り込んだライナー61の端
部を締付部材73で締付けることにより、気密シールの
向上を図っている。
【0004】前記ライナー61を回転成形するには、ま
ず、図10に一部を示すように、金型66に口金70を
セットし、金型66を炉(図示略)により加熱する。6
8は口金70のメクラ栓である。金型66を回転させな
がらその内部にポリエチレン又はナイロンの合成樹脂パ
ウダーを投入し、該合成樹脂パウダーを金型66及びフ
ランジ部72の内面に付着させて溶融させ、ライナー6
1を回転成形する。ライナー61が冷却により硬化した
ら、口金70付きのライナー61を脱型して、図9に示
すように、段部74に回り込んだライナー61の端部を
精密に切削加工して仕上げた後、締付部材73で締付け
る。ライナー61の外周にガラス繊維をヘリカル巻き及
びフープ巻きし、エポキシ樹脂で含浸固定することによ
りFRP補強層65を形成すれば、圧力容器60が完成
する。
ず、図10に一部を示すように、金型66に口金70を
セットし、金型66を炉(図示略)により加熱する。6
8は口金70のメクラ栓である。金型66を回転させな
がらその内部にポリエチレン又はナイロンの合成樹脂パ
ウダーを投入し、該合成樹脂パウダーを金型66及びフ
ランジ部72の内面に付着させて溶融させ、ライナー6
1を回転成形する。ライナー61が冷却により硬化した
ら、口金70付きのライナー61を脱型して、図9に示
すように、段部74に回り込んだライナー61の端部を
精密に切削加工して仕上げた後、締付部材73で締付け
る。ライナー61の外周にガラス繊維をヘリカル巻き及
びフープ巻きし、エポキシ樹脂で含浸固定することによ
りFRP補強層65を形成すれば、圧力容器60が完成
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記圧力容器
60においては、ライナー61の回転成形時における合
成樹脂の圧力が小さいことや、該ライナー61に使用す
るポリエチレン又はナイロンが金属製の口金70との接
着性に欠け、後述する回転成形後の材料収縮差により接
着面が剥離するおそれがあることや、締付部材73によ
るライナー61の締付け部分がわずかしかなく締め代の
加減が難しいこと等により、ライナー61と口金70と
の間の気密シールの信頼性に欠けていた。
60においては、ライナー61の回転成形時における合
成樹脂の圧力が小さいことや、該ライナー61に使用す
るポリエチレン又はナイロンが金属製の口金70との接
着性に欠け、後述する回転成形後の材料収縮差により接
着面が剥離するおそれがあることや、締付部材73によ
るライナー61の締付け部分がわずかしかなく締め代の
加減が難しいこと等により、ライナー61と口金70と
の間の気密シールの信頼性に欠けていた。
【0006】また、合成樹脂製のライナー61の熱膨張
率は金属製の口金70の熱膨張率より一桁大きいため、
ライナー61のうちのフランジ部72に付着した部分に
は、回転成形後の冷却における大きな温度落差により、
フランジ部72との大きな材料収縮差が生じ、引張方向
の残留歪・残留応力が内在される。このため、圧力容器
60の使用時(特に低温での使用時)において、気温の
変化による温度差が繰返しかかると、図11に示すよう
に、ライナー61の同部分にクラック67が発生するお
それがあり、該クラック67は気密シールを実質的に失
わせるという問題があった。
率は金属製の口金70の熱膨張率より一桁大きいため、
ライナー61のうちのフランジ部72に付着した部分に
は、回転成形後の冷却における大きな温度落差により、
フランジ部72との大きな材料収縮差が生じ、引張方向
の残留歪・残留応力が内在される。このため、圧力容器
60の使用時(特に低温での使用時)において、気温の
変化による温度差が繰返しかかると、図11に示すよう
に、ライナー61の同部分にクラック67が発生するお
それがあり、該クラック67は気密シールを実質的に失
わせるという問題があった。
【0007】また、回転成形時に段部74に回り込んだ
ライナー61の端部は、そのままでは形状精度が低く、
締付部材73で緊密に締付けられないので、該端部を精
密に切削加工する必要があった。また、その際の切削屑
はどうしてもライナー61内に入るため、面倒な除去作
業が必要になるという問題もあった。
ライナー61の端部は、そのままでは形状精度が低く、
締付部材73で緊密に締付けられないので、該端部を精
密に切削加工する必要があった。また、その際の切削屑
はどうしてもライナー61内に入るため、面倒な除去作
業が必要になるという問題もあった。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決し、合成
樹脂製のライナーと金属製の口金との間の気密シールの
信頼性を高めることができる圧力容器を提供することに
ある。
樹脂製のライナーと金属製の口金との間の気密シールの
信頼性を高めることができる圧力容器を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る圧力容器は、合成樹脂製のライナー
と、筒状のボス部及び該ボス部の外周に突設されたフラ
ンジ部を含む口金本体とを備え、ボス部がライナーを貫
通するとともにフランジ部がライナーの内面側に位置す
るように口金本体が配設される圧力容器であって、フラ
ンジ部に一端がライナーの内部に連通し他端がフランジ
部のライナー向き面に開口する通気孔を形成し、フラン
ジ部のライナー向き面に通気孔の他端開口を覆うように
環板状の気圧バルブを添設し、フランジ部のライナー向
き面に気圧バルブを覆うように環板状の弾性シール材を
付設し、弾性シール材をライナーの内面に当接させたこ
とを特徴とする。
に、本発明に係る圧力容器は、合成樹脂製のライナー
と、筒状のボス部及び該ボス部の外周に突設されたフラ
ンジ部を含む口金本体とを備え、ボス部がライナーを貫
通するとともにフランジ部がライナーの内面側に位置す
るように口金本体が配設される圧力容器であって、フラ
ンジ部に一端がライナーの内部に連通し他端がフランジ
部のライナー向き面に開口する通気孔を形成し、フラン
ジ部のライナー向き面に通気孔の他端開口を覆うように
環板状の気圧バルブを添設し、フランジ部のライナー向
き面に気圧バルブを覆うように環板状の弾性シール材を
付設し、弾性シール材をライナーの内面に当接させたこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、次の手段(1)〜(4)を加える
ことが好ましい。 (1)気圧バルブのフランジ部向き面に環状溝を設ける
こと。 (2)気圧バルブの弾性シール材向き面に環状突条を設
けること。 (3)弾性シール材の内外周を気圧バルブより一回り大
きく設け、該気圧バルブよりはみ出した該弾性シール材
の内外周縁部をフランジ部のライナー向き面に接合する
こと。 (4)ボス部の外周に外挿されてライナーの外面に当接
するリングプレートを設け、リングプレートをライナー
を介してフランジ部に締付けること。
ことが好ましい。 (1)気圧バルブのフランジ部向き面に環状溝を設ける
こと。 (2)気圧バルブの弾性シール材向き面に環状突条を設
けること。 (3)弾性シール材の内外周を気圧バルブより一回り大
きく設け、該気圧バルブよりはみ出した該弾性シール材
の内外周縁部をフランジ部のライナー向き面に接合する
こと。 (4)ボス部の外周に外挿されてライナーの外面に当接
するリングプレートを設け、リングプレートをライナー
を介してフランジ部に締付けること。
【0011】気圧バルブは、厚さ0.1〜0.5mm程
度の金属板で形成したものが好ましく、さらに不錆性の
ステンレス鋼板等で形成したものが好ましい。弾性シー
ル材としては、シリコンゴム、EPDMゴム、フッ素ゴ
ム等の耐熱・耐ガス透過性ゴムや、硬化後も弾力性があ
る接着剤等を例示できる。
度の金属板で形成したものが好ましく、さらに不錆性の
ステンレス鋼板等で形成したものが好ましい。弾性シー
ル材としては、シリコンゴム、EPDMゴム、フッ素ゴ
ム等の耐熱・耐ガス透過性ゴムや、硬化後も弾力性があ
る接着剤等を例示できる。
【0012】ライナーの成形方法は、特に限定されない
が、継目なしのライナーが要求される場合には、回転成
形又はブロー成形が採用される。ライナーを成形する合
成樹脂は、特に限定されないが、ポリエチレン、ナイロ
ン、ポリプロピレン、ABS、飽和ポリエステル、ポリ
アミド、ポリカーボネート等、又はこれらに強化繊維を
混合したものを例示できる。
が、継目なしのライナーが要求される場合には、回転成
形又はブロー成形が採用される。ライナーを成形する合
成樹脂は、特に限定されないが、ポリエチレン、ナイロ
ン、ポリプロピレン、ABS、飽和ポリエステル、ポリ
アミド、ポリカーボネート等、又はこれらに強化繊維を
混合したものを例示できる。
【0013】ライナーは、その外面全体をFRP補強層
等の補強層で覆われて補強されることが好ましい。FR
P用の繊維の材料は、補強性のあるものであれば、特定
のものに限定されず、ガラス、カーボン、ポリ−p−フ
ェニレンテレフタルアミド、ナイロン、ポリエチレン、
ポリエステル等を例示できる。同繊維の含浸固定用の合
成樹脂としては、エポキシ、ビニルエステル、不飽和ポ
リエステル等を例示できる。
等の補強層で覆われて補強されることが好ましい。FR
P用の繊維の材料は、補強性のあるものであれば、特定
のものに限定されず、ガラス、カーボン、ポリ−p−フ
ェニレンテレフタルアミド、ナイロン、ポリエチレン、
ポリエステル等を例示できる。同繊維の含浸固定用の合
成樹脂としては、エポキシ、ビニルエステル、不飽和ポ
リエステル等を例示できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をCNG用の圧力容
器に実施した形態例について、図1〜図8を参照して説
明する。本実施形態の圧力容器1は、図1に示すよう
に、合成樹脂製のライナー2と、ライナー2の両側の端
壁部4に取付けられた口金6,7と、ライナー2の外面
全体を覆って補強するFRP補強層8とを備えている。
器に実施した形態例について、図1〜図8を参照して説
明する。本実施形態の圧力容器1は、図1に示すよう
に、合成樹脂製のライナー2と、ライナー2の両側の端
壁部4に取付けられた口金6,7と、ライナー2の外面
全体を覆って補強するFRP補強層8とを備えている。
【0015】圧力容器1の内層をなすライナー2は、図
1に示すように、円筒状の周壁部3とその両端を閉鎖す
る湾曲面状の端壁部4とがポリエチレン樹脂により継目
なしで一体成形されたものである。ライナー2の寸法
は、例えば、内径220mm、内法長900mmであ
る。
1に示すように、円筒状の周壁部3とその両端を閉鎖す
る湾曲面状の端壁部4とがポリエチレン樹脂により継目
なしで一体成形されたものである。ライナー2の寸法
は、例えば、内径220mm、内法長900mmであ
る。
【0016】右側及び左側の端壁部4の中心部には金属
製の口金6,7が取付けられている。右側の口金6は、
CNG配管の端部に取付けられたジョイント(図示略)
を外部から接続する側であり、左側の口金7は、該ジョ
イントを接続しない側である。
製の口金6,7が取付けられている。右側の口金6は、
CNG配管の端部に取付けられたジョイント(図示略)
を外部から接続する側であり、左側の口金7は、該ジョ
イントを接続しない側である。
【0017】右側の口金6は、ライナー2(端壁部4)
を貫通する円筒状のボス部11及びボス部11の内端側
外周に突設されてライナー2の内面側に位置するフラン
ジ部12を含む金属製の口金本体10と、ボス部11の
外周に外挿されてライナー2の外面に当接するリングプ
レート13と、ボス部11の外端側外周に形成された雄
ネジ部14に螺合されてリングプレート13をライナー
2を介してフランジ部12に締付けるロックナット15
とを備えている。ボス部11の内周はCNG通路16と
なっており、外端側内周には前記ジョイントを接続する
ための雌ネジ部17が形成されている。
を貫通する円筒状のボス部11及びボス部11の内端側
外周に突設されてライナー2の内面側に位置するフラン
ジ部12を含む金属製の口金本体10と、ボス部11の
外周に外挿されてライナー2の外面に当接するリングプ
レート13と、ボス部11の外端側外周に形成された雄
ネジ部14に螺合されてリングプレート13をライナー
2を介してフランジ部12に締付けるロックナット15
とを備えている。ボス部11の内周はCNG通路16と
なっており、外端側内周には前記ジョイントを接続する
ための雌ネジ部17が形成されている。
【0018】フランジ部12には、一端が口金本体10
の内周に開口してライナー2の内部に連通し、他端がフ
ランジ部12のライナー向き面12aに開口する通気孔
19が、例えば120度間隔で3つ形成されている。フ
ランジ部12のライナー向き面12aには、通気孔19
の他端開口を覆うように環板状の気圧バルブ26が添設
され、さらに気圧バルブ26を覆うように環板状の弾性
シール材18が型成形により付設され、弾性シール材1
8がライナー2の内面に当接している。
の内周に開口してライナー2の内部に連通し、他端がフ
ランジ部12のライナー向き面12aに開口する通気孔
19が、例えば120度間隔で3つ形成されている。フ
ランジ部12のライナー向き面12aには、通気孔19
の他端開口を覆うように環板状の気圧バルブ26が添設
され、さらに気圧バルブ26を覆うように環板状の弾性
シール材18が型成形により付設され、弾性シール材1
8がライナー2の内面に当接している。
【0019】気圧バルブ26は、例えば厚さ約0.2m
mのステンレス鋼板よりなり、3つの環状湾曲部が同心
円状に小間隔をおいてプレス加工されることにより、フ
ランジ部向き面からみると3つの環状溝27が、弾性シ
ール材向き面からみると3つの環状突条28が、それぞ
れ同時に設けられている。
mのステンレス鋼板よりなり、3つの環状湾曲部が同心
円状に小間隔をおいてプレス加工されることにより、フ
ランジ部向き面からみると3つの環状溝27が、弾性シ
ール材向き面からみると3つの環状突条28が、それぞ
れ同時に設けられている。
【0020】弾性シール材18は、例えばフッ素ゴムよ
りなり、その内外周は気圧バルブ26より一回り大きく
設けられている。気圧バルブ26よりはみ出した弾性シ
ール材18の内周縁部18aは、フランジ部12のライ
ナー向き面12aからボス部11の外周面にかけて、同
じくはみ出した外周縁部18bは、ライナー向き面12
aの外周部に設けられた突部12bからフランジ部12
の外周面にかけて、それぞれ前記型成形時に加硫接着さ
れている。その接着力は非常に強いため、フランジ部1
2と弾性シール材18との間は、完全な気密シールが図
られている。
りなり、その内外周は気圧バルブ26より一回り大きく
設けられている。気圧バルブ26よりはみ出した弾性シ
ール材18の内周縁部18aは、フランジ部12のライ
ナー向き面12aからボス部11の外周面にかけて、同
じくはみ出した外周縁部18bは、ライナー向き面12
aの外周部に設けられた突部12bからフランジ部12
の外周面にかけて、それぞれ前記型成形時に加硫接着さ
れている。その接着力は非常に強いため、フランジ部1
2と弾性シール材18との間は、完全な気密シールが図
られている。
【0021】一方、ライナー2と弾性シール材18との
間は、次の作用イ,ロ,ハの組み合わせによって、必要
十分な気密シールが図られている。 イ; 後述するライナーの回転成形時に、ライナー2を
弾性シール材18に接着する。但し、その接着力は弱い
ため、接着のみでは気密シールできない。 ロ; ロックナット15の螺合により、リングプレート
13をライナー2に押し当て、ライナー2と弾性シール
材18との間を締付ける。 ハ; ライナー2の内部にCNGを充填すると、CNG
の内圧は、3つの通気孔19を経て気圧バルブ26のフ
ランジ部向き面の一部にかかり、さらに3つの環状溝2
7を経て気圧バルブ26のフランジ部向き面の全周に達
するため、気圧バルブ26を押し上げ、もって弾性シー
ル材18を押し上げる。弾性シール材18は、内外周縁
部18a,18bがフランジ部12に加硫接着している
ので、その内外周間の中央部が張り出すように押し上げ
られてライナー2に押し当てられる。その押当力は、図
2のS部から浸入してライナー2と弾性シール材18と
の間を矢印で示すように通過しようとするCNGの圧力
(通過抵抗で圧力低下する)よりも大きい。特に、気圧
バルブ26の環状突条28によって押し上げられる弾性
シール材18の一部は、ライナー2に強く押し当てられ
るため、同部の押当力はとりわけ大きくなる。従って、
このライナー2と弾性シール材18との押当部におい
て、CNGの通過を止めることができ、もって口金6か
らのCNGの漏れを遮断することができる。
間は、次の作用イ,ロ,ハの組み合わせによって、必要
十分な気密シールが図られている。 イ; 後述するライナーの回転成形時に、ライナー2を
弾性シール材18に接着する。但し、その接着力は弱い
ため、接着のみでは気密シールできない。 ロ; ロックナット15の螺合により、リングプレート
13をライナー2に押し当て、ライナー2と弾性シール
材18との間を締付ける。 ハ; ライナー2の内部にCNGを充填すると、CNG
の内圧は、3つの通気孔19を経て気圧バルブ26のフ
ランジ部向き面の一部にかかり、さらに3つの環状溝2
7を経て気圧バルブ26のフランジ部向き面の全周に達
するため、気圧バルブ26を押し上げ、もって弾性シー
ル材18を押し上げる。弾性シール材18は、内外周縁
部18a,18bがフランジ部12に加硫接着している
ので、その内外周間の中央部が張り出すように押し上げ
られてライナー2に押し当てられる。その押当力は、図
2のS部から浸入してライナー2と弾性シール材18と
の間を矢印で示すように通過しようとするCNGの圧力
(通過抵抗で圧力低下する)よりも大きい。特に、気圧
バルブ26の環状突条28によって押し上げられる弾性
シール材18の一部は、ライナー2に強く押し当てられ
るため、同部の押当力はとりわけ大きくなる。従って、
このライナー2と弾性シール材18との押当部におい
て、CNGの通過を止めることができ、もって口金6か
らのCNGの漏れを遮断することができる。
【0022】左側の口金7は、前記ジョイントを接続し
ないので、ライナー2を貫通させる必要が無い。従っ
て、気密シールは万全であり、ライナー2と口金7との
間のシール性は問題とならないので、構造の詳細は省略
する。
ないので、ライナー2を貫通させる必要が無い。従っ
て、気密シールは万全であり、ライナー2と口金7との
間のシール性は問題とならないので、構造の詳細は省略
する。
【0023】FRP補強層8は、例えば、カーボン繊維
が両側の端壁部4にかかるようにして略軸方向にヘリカ
ル巻きされたヘリカル巻き補強層と、カーボン繊維が周
壁部3の周りに軸回り方向にフープ巻きされたフープ巻
き補強層とを含み、カーボン繊維はエポキシ樹脂で含浸
固定されている。
が両側の端壁部4にかかるようにして略軸方向にヘリカ
ル巻きされたヘリカル巻き補強層と、カーボン繊維が周
壁部3の周りに軸回り方向にフープ巻きされたフープ巻
き補強層とを含み、カーボン繊維はエポキシ樹脂で含浸
固定されている。
【0024】上記圧力容器1は、次の工程を経て製造さ
れる。 図3及び図4に示すように、口金本体10のフラン
ジ部12のライナー向き面12aに気圧バルブ26を添
設し、両者をこの状態で型(図示略)にセットして弾性
シール材18を型成形により付設し、これら10,2
6,18をアッシー化する。
れる。 図3及び図4に示すように、口金本体10のフラン
ジ部12のライナー向き面12aに気圧バルブ26を添
設し、両者をこの状態で型(図示略)にセットして弾性
シール材18を型成形により付設し、これら10,2
6,18をアッシー化する。
【0025】 図5に示すように、後述するポリエチ
レン樹脂パウダーがボス部11の雌ネジ部17に付着し
たり外部に流失したりしないよう、メクラ栓20を螺合
させる。メクラ栓20の先端部にはフッ素樹脂製の補助
栓20aがネジにより取り付けられ、この補助栓20a
はポリエチレン樹脂パウダーが通気孔19の一端開口に
入り込むのを防止する。また、ボス部11の雄ネジ部1
4に保持シャフト21の先端部の雌ネジ22を螺合させ
ることにより、口金本体10を保持シャフト21で保持
する。他方の口金7についても、同様に保持シャフト
(図示略)で保持する。 こうして保持した口金本体10及び口金7(以下、
口金7に関しては省略する。)を金型23の所定位置に
セットし、金型23を炉(図示略)により約270℃に
加熱する。金型23を回転させながらその内部にポリエ
チレン樹脂パウダーを投入し、この状態を例えば23分
間維持し、該ポリエチレン樹脂パウダーを金型23の内
面に付着させて溶融させ、ライナー2を回転成形する。
なお、金型23には、ライナー2に前記リングプレート
13を収めるための凹所29を形成するための凸所23
aが設けられている。
レン樹脂パウダーがボス部11の雌ネジ部17に付着し
たり外部に流失したりしないよう、メクラ栓20を螺合
させる。メクラ栓20の先端部にはフッ素樹脂製の補助
栓20aがネジにより取り付けられ、この補助栓20a
はポリエチレン樹脂パウダーが通気孔19の一端開口に
入り込むのを防止する。また、ボス部11の雄ネジ部1
4に保持シャフト21の先端部の雌ネジ22を螺合させ
ることにより、口金本体10を保持シャフト21で保持
する。他方の口金7についても、同様に保持シャフト
(図示略)で保持する。 こうして保持した口金本体10及び口金7(以下、
口金7に関しては省略する。)を金型23の所定位置に
セットし、金型23を炉(図示略)により約270℃に
加熱する。金型23を回転させながらその内部にポリエ
チレン樹脂パウダーを投入し、この状態を例えば23分
間維持し、該ポリエチレン樹脂パウダーを金型23の内
面に付着させて溶融させ、ライナー2を回転成形する。
なお、金型23には、ライナー2に前記リングプレート
13を収めるための凹所29を形成するための凸所23
aが設けられている。
【0026】その際に、フランジ部12がライナー2の
内面から離間するように、口金本体10は金型23の中
央側方向にやや寄せられて配設される。そして、その離
間距離を充分にとることで、ライナー2の端がボス部1
1の外周まで確実に形成されることを助ける効果があ
る。また、その離間により、ポリエチレン樹脂パウダー
の一部は、ボス部11及び保持シャフト21の外周やフ
ランジ部12(弾性シール材18)の表面にも付着して
溶融し、余剰部24となる。
内面から離間するように、口金本体10は金型23の中
央側方向にやや寄せられて配設される。そして、その離
間距離を充分にとることで、ライナー2の端がボス部1
1の外周まで確実に形成されることを助ける効果があ
る。また、その離間により、ポリエチレン樹脂パウダー
の一部は、ボス部11及び保持シャフト21の外周やフ
ランジ部12(弾性シール材18)の表面にも付着して
溶融し、余剰部24となる。
【0027】 ライナー2及び余剰部24のポリエチ
レン樹脂が、回転成形時の温度(約270℃)から好ま
しくは融点より20〜30℃程高い温度にまで冷却して
(例えば約190℃にまで冷却して)まだ溶融状態にあ
るときに、図6に示すように、保持シャフト21を引
き、口金本体10を金型23の外側方向に変位させて、
フランジ部12の弾性シール材18をライナー2の内面
に当接させ、接着させる。この変位により、ボス部11
及び保持シャフト21の外周の余剰部24はしごかれて
まとまり、フランジ部12の余剰部24とともに、ライ
ナー2の一部として吸収される。なお、金型23とフラ
ンジ部12との間に挟まれるライナー2の肉厚を所定値
に規制するために、保持シャフト21に必要以上に変位
しないようなアジャスト用のネジ機構を設けることが好
ましい。
レン樹脂が、回転成形時の温度(約270℃)から好ま
しくは融点より20〜30℃程高い温度にまで冷却して
(例えば約190℃にまで冷却して)まだ溶融状態にあ
るときに、図6に示すように、保持シャフト21を引
き、口金本体10を金型23の外側方向に変位させて、
フランジ部12の弾性シール材18をライナー2の内面
に当接させ、接着させる。この変位により、ボス部11
及び保持シャフト21の外周の余剰部24はしごかれて
まとまり、フランジ部12の余剰部24とともに、ライ
ナー2の一部として吸収される。なお、金型23とフラ
ンジ部12との間に挟まれるライナー2の肉厚を所定値
に規制するために、保持シャフト21に必要以上に変位
しないようなアジャスト用のネジ機構を設けることが好
ましい。
【0028】 ライナー2のポリエチレン樹脂が充分
に冷却して硬化した後、図7に示すように、口金本体1
0付きのライナー2を脱型して、メクラ栓20と保持シ
ャフト21とを取外す。リングプレート13をボス部1
1の外周に外挿してライナー2の外面に形成された凹所
29に嵌合させるとともに、ロックナット15をボス部
11の雄ネジ部14に螺合し、図8に示すように、リン
グプレート13及びライナー2を介してフランジ部12
に強固に機械的に締付ける。なお、締付けにおいて応力
緩和しないよう、図2のC部に示すように、口金本体1
0及びリングプレート13には互いに当接するストッパ
ー部が設けられている。
に冷却して硬化した後、図7に示すように、口金本体1
0付きのライナー2を脱型して、メクラ栓20と保持シ
ャフト21とを取外す。リングプレート13をボス部1
1の外周に外挿してライナー2の外面に形成された凹所
29に嵌合させるとともに、ロックナット15をボス部
11の雄ネジ部14に螺合し、図8に示すように、リン
グプレート13及びライナー2を介してフランジ部12
に強固に機械的に締付ける。なお、締付けにおいて応力
緩和しないよう、図2のC部に示すように、口金本体1
0及びリングプレート13には互いに当接するストッパ
ー部が設けられている。
【0029】 ライナー2の外周全体にカーボン繊維
をヘリカル巻き及びフープ巻きし、エポキシ樹脂で含浸
固定することによりFRP補強層8を形成すれば、圧力
容器1が完成する。
をヘリカル巻き及びフープ巻きし、エポキシ樹脂で含浸
固定することによりFRP補強層8を形成すれば、圧力
容器1が完成する。
【0030】本実施形態の圧力容器1によれば、ボス部
11の内端側外周に充分な面積を有するフランジ部12
を突設できることに加え、上記作用イ,ロ,ハを奏する
ので、ライナーと口金との接着のみに負っていた従来例
に比べて、ライナー2と口金6との間の気密シールの信
頼性を高めることができる。
11の内端側外周に充分な面積を有するフランジ部12
を突設できることに加え、上記作用イ,ロ,ハを奏する
ので、ライナーと口金との接着のみに負っていた従来例
に比べて、ライナー2と口金6との間の気密シールの信
頼性を高めることができる。
【0031】また、従来例と異なり、締付けるべきライ
ナー2の端部を切削加工する必要がないという利点もあ
り、従って切削屑がライナー2内に入ることもないた
め、面倒な除去作業も必要がない。
ナー2の端部を切削加工する必要がないという利点もあ
り、従って切削屑がライナー2内に入ることもないた
め、面倒な除去作業も必要がない。
【0032】また、本実施形態の圧力容器1の製造方法
によれば、ライナー2の回転成形時には、口金本体10
のフランジ部12をライナー2の内面から離間させてお
き、ライナー2のポリエチレン樹脂がある程度冷却して
まだ溶融状態にあるときに、はじめてフランジ部12を
ライナー2の内面に当接させるので、該当接後の冷却に
おける温度落差が従来より小さくなる。このため、ライ
ナー2のうちのフランジ部12に付着した部分に生じ
る、冷却によるフランジ部12との材料収縮差は従来よ
り小さくなり、残留歪・残留応力も小さくなる。このた
め、圧力容器1の使用時(特に低温での使用時)に、気
温の変化による温度差が繰返しかかっても、ライナー2
の同部分にクラックが発生するおそれはなく、気密シー
ルを維持できる。
によれば、ライナー2の回転成形時には、口金本体10
のフランジ部12をライナー2の内面から離間させてお
き、ライナー2のポリエチレン樹脂がある程度冷却して
まだ溶融状態にあるときに、はじめてフランジ部12を
ライナー2の内面に当接させるので、該当接後の冷却に
おける温度落差が従来より小さくなる。このため、ライ
ナー2のうちのフランジ部12に付着した部分に生じ
る、冷却によるフランジ部12との材料収縮差は従来よ
り小さくなり、残留歪・残留応力も小さくなる。このた
め、圧力容器1の使用時(特に低温での使用時)に、気
温の変化による温度差が繰返しかかっても、ライナー2
の同部分にクラックが発生するおそれはなく、気密シー
ルを維持できる。
【0033】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)リングプレート13及びロックナット15は、前
記実施形態では別体であったが、これらを別体形成して
から接合して一体化したり、当初から一体形成したりす
ることもできる。 (2)ライナー2をブロー成形により成形すること。 (3)CNG以外の各種加圧物質の充填用の圧力容器と
して実施すること。例えば、LNGの場合、内圧は50
kg/cm2 程度であり、LPGの場合、内圧は35k
g/cm2 程度であるから、前記実施形態より強度設計
は楽になり、容易に実施できる。
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)リングプレート13及びロックナット15は、前
記実施形態では別体であったが、これらを別体形成して
から接合して一体化したり、当初から一体形成したりす
ることもできる。 (2)ライナー2をブロー成形により成形すること。 (3)CNG以外の各種加圧物質の充填用の圧力容器と
して実施すること。例えば、LNGの場合、内圧は50
kg/cm2 程度であり、LPGの場合、内圧は35k
g/cm2 程度であるから、前記実施形態より強度設計
は楽になり、容易に実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の圧力容器に
よれば、合成樹脂製のライナーと金属製の口金との間の
気密シールの信頼性を高めることができる、という優れ
た効果を奏する。
よれば、合成樹脂製のライナーと金属製の口金との間の
気密シールの信頼性を高めることができる、という優れ
た効果を奏する。
【図1】本発明の実施形態に係る圧力容器を中間省略し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】同圧力容器の口金本体と気圧バルブとを示す斜
視図である。
視図である。
【図4】同圧力容器の口金本体と気圧バルブとを示す断
面図である。
面図である。
【図5】同圧力容器のライナーの回転成形を示す要部断
面図である。
面図である。
【図6】同回転成形後の口金本体の変位を示す要部断面
図である。
図である。
【図7】同口金本体にリングプレート及びロックナット
をあてがう時の要部断面図である。
をあてがう時の要部断面図である。
【図8】同ロックナットを締付けた状態を示す要部断面
図である。
図である。
【図9】従来の圧力容器を中間省略して示す断面図であ
る。
る。
【図10】同圧力容器のライナーの回転成形を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
1 圧力容器 2 ライナー 6 口金 10 口金本体 11 ボス部 12 フランジ部 12a ライナー向き面 13 リングプレート 15 ロックナット 18 弾性シール材 18a 内周縁部 18b 外周縁部 19 通気孔 26 気圧バルブ 27 環状溝 28 環状突条
Claims (5)
- 【請求項1】 合成樹脂製のライナーと、筒状のボス部
及び該ボス部の外周に突設されたフランジ部を含む口金
本体とを備え、前記ボス部が前記ライナーを貫通すると
ともに前記フランジ部が前記ライナーの内面側に位置す
るように前記口金本体が配設される圧力容器であって、 前記フランジ部に一端が前記ライナーの内部に連通し他
端が前記フランジ部のライナー向き面に開口する通気孔
を形成し、前記フランジ部のライナー向き面に前記通気
孔の他端開口を覆うように環板状の気圧バルブを添設
し、前記フランジ部のライナー向き面に前記気圧バルブ
を覆うように環板状の弾性シール材を付設し、前記弾性
シール材を前記ライナーの内面に当接させたことを特徴
とする圧力容器。 - 【請求項2】 前記気圧バルブの前記フランジ部向き面
に環状溝を設けた請求項1記載の圧力容器。 - 【請求項3】 前記気圧バルブの前記弾性シール材向き
面に環状突条を設けた請求項1又は2記載の圧力容器。 - 【請求項4】 前記弾性シール材の内外周を前記気圧バ
ルブより一回り大きく設け、該気圧バルブよりはみ出し
た該弾性シール材の内外周縁部を前記フランジ部のライ
ナー向き面に接合した請求項1、2又は3記載の圧力容
器。 - 【請求項5】 前記ボス部の外周に外挿されて前記ライ
ナーの外面に当接するリングプレートを設け、リングプ
レートを該ライナーを介してフランジ部に締付けた請求
項1、2、3又は4記載の圧力容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26099597A JPH1182887A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 圧力容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26099597A JPH1182887A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 圧力容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182887A true JPH1182887A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17355608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26099597A Pending JPH1182887A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 圧力容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182887A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008004249T5 (de) | 2008-11-18 | 2012-02-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hochdrucktank |
WO2014014049A1 (ja) * | 2012-07-18 | 2014-01-23 | 三菱レイヨン株式会社 | 圧力容器 |
JP2014051309A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 注出入治具及び注出入治具を備える容器 |
JP2017528666A (ja) * | 2014-07-17 | 2017-09-28 | ファーベル・インドゥストリエ・ソチエタ・ペル・アツィオーニFABER INDUSTRIE S.p.A. | 圧力容器 |
JP2022541137A (ja) * | 2019-07-17 | 2022-09-22 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 気体状の媒体を備蓄するためのタンク装置 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP26099597A patent/JPH1182887A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008004249T5 (de) | 2008-11-18 | 2012-02-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hochdrucktank |
WO2014014049A1 (ja) * | 2012-07-18 | 2014-01-23 | 三菱レイヨン株式会社 | 圧力容器 |
JP5928473B2 (ja) * | 2012-07-18 | 2016-06-01 | 三菱レイヨン株式会社 | 圧力容器 |
US9523466B2 (en) | 2012-07-18 | 2016-12-20 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Pressure vessel |
JP2017072264A (ja) * | 2012-07-18 | 2017-04-13 | 三菱レイヨン株式会社 | 圧力容器 |
JP2014051309A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 注出入治具及び注出入治具を備える容器 |
JP2017528666A (ja) * | 2014-07-17 | 2017-09-28 | ファーベル・インドゥストリエ・ソチエタ・ペル・アツィオーニFABER INDUSTRIE S.p.A. | 圧力容器 |
JP2022541137A (ja) * | 2019-07-17 | 2022-09-22 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 気体状の媒体を備蓄するためのタンク装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6227402B1 (en) | Pressure container | |
JP4193492B2 (ja) | 圧力容器 | |
US8448808B2 (en) | Pressure vessel having improved sealing arrangement | |
JPH10231997A (ja) | 圧力容器及びその製造方法 | |
JP4875915B2 (ja) | 耐圧容器 | |
JP7027439B2 (ja) | 圧力容器用の圧力ポート要素を備えるポールキャップ | |
JPH1113995A (ja) | プラスチックライナーfrp圧力容器の口金構造 | |
US7100262B2 (en) | Method of forming filament-reinforced composite thermoplastic pressure vessel fitting assembly | |
JP4392804B2 (ja) | 圧力容器 | |
US2441009A (en) | Tank fitting | |
EP1728727B1 (en) | Sealing mechanism for container opening | |
US20180266627A1 (en) | High pressure tank | |
WO1996000142A1 (en) | Polar boss attachment to composite pressure vessels | |
WO2013008719A1 (ja) | 圧力容器 | |
KR20190061607A (ko) | 차량용 고압용기 | |
JP7196871B2 (ja) | 高圧タンク | |
JPH10231998A (ja) | 圧力容器及びその製造方法 | |
JP2008101677A (ja) | 高圧ガス容器 | |
US8449705B1 (en) | Techniques for making pressure vessels as unitary structures of composite materials | |
JPH1182887A (ja) | 圧力容器 | |
JPH10332084A (ja) | 耐圧容器 | |
JPH1144399A (ja) | 耐圧容器 | |
JPH10332083A (ja) | 耐圧容器 | |
JP2005003127A (ja) | 高圧ガス用容器 | |
JP2000266289A (ja) | 圧力容器及びその製造方法 |